【例文8選】営業職の志望動機の書き方|仕事内容や求められるスキルも解説
営業職はほとんどの業界・企業に存在する職種であり、志望している就活生も多くいるのではないでしょうか。
しかし多数の志望者がいるだけに悩ましいのが、「志望動機でどう他の志望者と差別化を図るのか」ということですよね。
そこで本記事では、営業職の志望動機について作成のポイントや注意点などを幅広く紹介します。
志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ就職活動にお役立てください。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
営業職とは自社商品・サービスを売り込む専門職

営業職とは、顧客に対し自社が扱う商品やサービスを売り込む専門職です。企業の売上において、営業が獲得する契約は欠かせません。
商品・サービスを売り込む仕事は販売員と共通していますが、営業職の場合は元々購買意欲が低い人にも提案することが特徴です。
顧客が自社商品やサービスを求めていないだけでなく、存在を知らないケースも十分に考えられます。
こうした中で契約を獲得するには、顧客とコミュニケーションを取って信頼関係を構築し、課題や興味を引き出すことが必要です。
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(営業先別)営業職の種類2つ

営業職は、営業先の違いから以下の2種類に分けることが可能です。
ここでは、上記それぞれの職種の概要・特徴を解説します。
①個人営業
個人営業とは、個人の顧客を対象として営業活動をする職種です。「BtoC(Business to Customer)営業」と呼ばれることもあります。
個人営業の場合、アプローチした顧客本人が契約に関する決定権を持つことが大半です。そのため、個人営業は成約までの期間が比較的短いと言えます。
営業努力の成果がすぐ成績に結びつきやすいことから、成長や頑張りを実感しやすい営業職だと言えるでしょう。
例えば、個人向けの保険や不動産などの営業は、個人営業の一種です。
②法人営業
法人営業とは、企業を主な対象として営業活動を行う職種です。「BtoB(Business to Business)営業」と呼ばれることもあります。
取引相手が企業であることから、取り扱う金額が大きくなりやすい点が特徴的です。
また、窓口担当者と決裁者が別であるケースが通常であり、交渉から最終的な成約までにかかる時間が長い点も特徴的だと言えます。
大きなプロジェクトになることも多く、より戦略的に営業活動を行うことが求められるでしょう。
営業手法別|営業職の種類3つ

ここでは、営業職の種類を営業手法別に以下の3つに分けて解説します。
①新規開拓営業
新規開拓営業とは、これまでやり取りをしたことがない相手に対して自社の商品やサービスを売り込む仕事です。
電話でアポイントメントを取る「テレアポ営業」や、特定のエリア内に存在する見込み客の元へ訪問する「飛び込み営業」などの営業手法があります。
取引をしたことがない相手に商品やサービスを売り込むには、まずこちらのことを信用してもらわなくてはいけません。
また見込み客に関する情報収集をしっかりと行い、相手のニーズをつかむことも重要でしょう。
②ルート営業
ルート営業とは、これまでに取引がある個人・法人に対する、契約を継続してもらうためのアプローチや新たな提案を主な業務とする仕事です。
安定して売上を上げていくには、新規契約を多く獲得するだけなく、既存顧客をしっかりとグリップすることも大切だと言えます。
顧客と定期的に接点を持ち、ニーズを把握することで契約の継続や新たな提案につなげる活動が求められるでしょう。
③カウンター営業
カウンター営業とは、主に自社や店舗のカウンターで営業を行う営業のことです。内勤営業である「インサイドセールス」の一種だと言えます。
来店してきた顧客は自社の商品・サービスを既にある程度知っているケースが多く、抱えている不安や疑問を払しょくすることが契約のポイントです。
たとえば保険代理店や旅行代理店、住宅展示場などはカウンター営業が活躍する場所の定番だといえます。
商品・サービスの詳細を理解することや一定のコミュニケーション能力が求められる点は、他の営業と同様でしょう。
営業が取り扱う商材2種類

ここでは、営業担当者が扱う商材の種類を以下の2つに分けて解説します。
①有形商材
有形商材とは、実際に存在しており手で触れられる商品のことです。たとえば、食料品や調理用具、自動車、不動産などは、有形商材だと言えます。
有形商材は実物を目で見て手で触れることから、製品の特徴や魅力を伝えやすいと考えられるでしょう。
ただし競合他社の商品にも同じ特徴が当てはまることから、有形商材の営業が簡単であるとは決して言えません。
複数の商品を提案して成約率を高めるように努め、自社の業績に貢献していく必要があります。
②無形商材
無形商材とは、簡単に言うと目に見えない商品やサービスのことです。例えば、コンサルティングや金融商品などが、代表的な無形商材だと言えます。
目に見えず手に触れることもできないことから、顧客がその特徴や魅力をイメージしにくい点が大きな特徴だと言えるでしょう。
一方で原価が発生しない商品・サービスが多く、利益率が高いケースが多いことも特徴的です。
商品・サービスのイメージを持ちづらいことから、営業担当者の力量次第で成約可否が変わりやすい、やりがいのある仕事だと言えます。
営業職の仕事内容4つ

ここでは、営業職の仕事内容を以下の4段階に分けて解説します。
①アポイントメント獲得
営業職の仕事としてはまず、アポイントメントの獲得が挙げられます。営業をするにはまず、話を聞いてもらう機会を作らなくてはいけません。
電話やメールなどで顧客との最初の接点を作り、次のステップである商談を行う時間と場所の約束を取り付けます。
成約率を上げるためには、連絡をする前に購入・契約してくれそうな見込み客を探す活動も大切です。
また連絡時には相手に対して迷惑にならないように、電話やメールのマナーもしっかりと身につけておく必要があるでしょう。
②商談
見込み客にアポイントメントが取れたら、約束の日時に商談に臨みます。商談とは、商品・サービスの提案を行い購入や契約に結び付ける仕事です。
商談においては、自社の商品・サービスの特徴や魅力を最大限伝えることが大切ですが、それだけでは不十分だと言えます。
コミュニケーションを取って相手のニーズや悩みをヒアリングし、そこに対して自社の商品・サービスがどう役立つのかを伝えるスタンスが重要です。
③商品の納品やサービス提供
商談がうまくいって成約にいたったら、商品の納品やサービスの提供を行います。
有形商材であれば約束の期日までに指定の個数を指定の場所まで届ける必要があり、無形商材であれば約束通りのサービスを提供することが必要です。
約束を守らなければ、顧客からの信頼を失うだけでなく、最悪の場合は損害賠償責任が発生することも考えられます。
営業担当者だけでは納品やサービス提供ができないケースも多く、関連部署と連携を取って抜け漏れ・遅滞がないように約束を履行しましょう。
④アフターフォロー
営業社員の仕事としては、アフターフォローも重要です。営業の仕事は「契約を取れば終わり」ではありません。
納品・サービス提供後も顧客と接点を保ち定期的にフォローすることで、信頼関係を築き上げていくことが大切です。
顧客と良い関係が築ければ、契約の更新や新たな提案につながる可能性もあります。
新規契約の獲得とアフターフォローをうまく並行させられることが、「デキる営業社員」には求められると考えるべきでしょう。
営業職の魅力4つ

ここでは、営業職の魅力を以下の4点に整理して解説します。
①成長を実感しやすい
営業職の魅力としてまず挙げられるのが、成長を実感しやすい点でしょう。営業の仕事は、努力の成果が直接数字になって現れるためです。
例えば事務職の場合、自分が頑張った成果が直接的に部署や会社の売り上げにつながるわけではありません。
ただし、成果が数字に現れる点は魅力的な一方で、プレッシャーにつながる要因になりやすいと考えられます。
他の営業社員と比較されることもあり、うまくいかないことがあっても前向きに働けるように精神的なケアも重要でしょう。
②やりがいを感じやすい
仕事にやりがいを感じやすいことも、営業職の魅力の1つでしょう。営業の仕事では、顧客と直接やり取りをする機会が多いためです。
自分の仕事によって顧客の悩みや課題が解消されることで「誰かの役に立った」と実感する瞬間は、営業の仕事のだいご味だと言えます。
また顧客から直接感謝の言葉をもらえることもあり、頑張ればやりがいを感じられる場面は多数あると考えられるでしょう。
③ビジネススキルが得られる
営業職の魅力としては、ビジネススキルが得られることも挙げられます。
営業成績をあげるには、相手のニーズをつかむ力やビジネスマナー、自己管理能力などさまざまなスキルを身につけなくてはならないためです。
営業現場はビジネスの最前線であり、会社が事業を成立させるための基本を学べる仕事だと言えるでしょう。
大変なことも多い仕事ですが、その分身につくことも多いと考えられます。
④独立・転職しやすい
営業職の魅力としては、独立につなげやすい点も欠かせません。営業職は、さまざまな人と出会える仕事であるためです。
独立するうえでは、人脈作りが欠かせません。さまざま人と信頼関係を築くことで、新たなビジネスにつながることも十分に考えられます。
また営業職はほとんどの業界のほとんどの会社に必要な仕事であることから、実力がつけば転職もしやすいとも考えられるでしょう。
営業の実力をつけて実績を積み上げていくことで、今後のキャリアパスが広がっていくと考えられます。
営業職に求められるスキル

ここでは、営業の仕事に求められるスキルとして以下の4つを紹介します。
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①コミュニケーション能力
営業職に求められる能力としてまず挙げられるのが、コミュニケーション能力です。
成約につなげるためには、顧客とコミュニケーションを取って良好な関係を築く必要があるためですよ。
ひとくちにコミュニケーション能力と言っても、営業には以下のようにさまざまな能力が求められます。
- 相手の要望を聞き取る能力
- 相手の立場になって考える能力
- プレゼンテーション能力
相手の考えを引き出しこちらの提案をしっかりと伝える能力は、営業としての活躍に必須だと考えられるでしょう。
②柔軟性
営業職に求められるスキルとしては、柔軟性も挙げられます。業務を進めていくうえでは想定外の事態が発生することも多々あるためです。
直接顧客や見込み客とやり取りをしている中でトラブルが発生したら、自分で・その場で対応しないとならないことも考えられます。
顧客の信頼を獲得するには、突然の事態に対する対応力も求められるでしょう。
想定外の事態に対して柔軟に対応して成果につなげたエピソードがあれば、アピールにつなげることも選択肢だと言えます。
③行動力
行動力の高さは、営業社員が成果を出すために欠かせない要素の1つです。顧客の要望に対して早期に対応することは、信頼の獲得に欠かせません。
ビジネスはスピード勝負であることが多く、ちょっとした対応の遅れが失敗につながることも多々あります。
また積極的に行動して仕事をこなしていかないと、複数の顧客に対して並行対応することは難しいでしょう。
自己管理能力はどの仕事でも重要な能力ですが、仕事をためこまないことがスケジュール管理の鉄則であることを知っておくことが大切です。
④問題解決能力
営業にとって重要な能力としては、問題解決能力も挙げられます。営業の仕事は、顧客が抱える課題や悩みを解決・解消することであるためです。
相手のニーズをくみ取り、その解決・解消のために自社の商品・サービスを提供する必要があります。
何らかの課題や問題に直面して工夫しながら解決まで導いた経験がある場合は、就活でアピールすると良いでしょう。
アルバイトや学業、部活動など、自分なりの課題や問題に立ち向かってきた経験がある方は、多くいるはずです。
営業職の志望動機の基本構成3つ

ここでは、営業職の志望動機を作成するにあたっての基本構成を以下の3段階に整理して紹介します。
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①結論(志望理由)
志望動機を書き出すにあたってはまず、全体の結論にあたる志望理由を端的に伝えます。
結論を最初に伝えることはビジネス文書や報告における基本であり、相手に内容が伝わりやすくなる効果も期待できるためです。
結論がまず伝えられないと相手は内容を理解しにくく、こちらの話がしっかりと伝わらない可能性があります。
「私が貴社の営業職を志望するのは、〇〇からです」と、簡潔に志望理由を伝えるようにしましょう。
②エピソード(結論の根拠)
結論である志望理由を伝えたら、次にその根拠となるエピソードを盛り込みます。
エピソードを盛り込むことで具体性が増し、志望動機の説得力が高まるためです。また「結論→理由」の流れは、やはり論理的構成の基本です。
さらに、自分の体験談を盛り込むことで自然と他の志望者との差別化が図れます。
エピソードの内容はアルバイト、学業、部活動など基本的にはどんな題材でも問題ないことから、自分らしさを伝えられるものを選びましょう。
③入社後の展望(どうやって貢献するか)
志望動機の最後には、入社後の展望を伝えることも大切です。採用担当者は、その人材を採用するメリットを知りたがっています。
また、入社後の展望について伝えることで、自分がイキイキと働いている姿を採用担当者にイメ―ジしてもらうこともにつながるでしょう。
「貴社(面接の場合は御社)に入社した後は、○○の分野で○○として活躍したい」といった趣旨の文章で、志望動機を締めくくるのが基本です。
営業職の志望動機作成のポイント3つ

ここでは、営業職の志望動機を作成するにあたって押さえたいポイントとして、以下の3点について解説します。
①なぜその企業を志望するのか明確にする
志望動機を作成するにあたっては、なぜその企業を志望するか明確にすることが大切です。
「なぜ当社なのか」「なぜほかの会社ではないのか」との疑問を払しょくできなければ、志望度が低いと判断される恐れがあります。
業界研究・企業研究をしっかりと行い、応募先企業の特徴や魅力について整理しておくことが大切です。
調べる場合はその企業の特徴だけを確認するのではなく、競合他社との違いを整理することで理解が深まります。
②自分を採用するメリットを伝える
志望動機を作成するにあたっては、自分を採用するメリットを伝える意識が大切ですよ。
企業の採用担当者が求めているのは、自社にて活躍して業績に貢献する人材であるためです。
どんなに志望理由に関して熱意を持って語ったとしても、採用のメリットを感じさせなくては内定獲得につながりません。
志望企業が求める人物像を把握し、自分の強みや人柄がマッチしていることをアピールするようにしましょう。
③仕事への意欲・熱意を伝える
仕事への意欲や熱意を伝えることも、志望動機作成においては重要なポイントですよ。
企業側としては、仕事への熱意がない人材を採用して早期に退職される事態を避けたいと考えているためです。
早期退職はそれまでにかかった採用や教育のコストを回収できないまま人材を失うことになります。企業としては、できるだけ避けなくてはいけません。
企業の公式ページで事業内容をチェックすることはもちろん、説明会やOB・OG訪問なども行って使途とに関して感じたことを伝えると良いでしょう。
営業職の志望動機で避けるべき内容2つ

ここでは、営業の志望動機作成にあたって避けるべき内容として以下の2つを紹介します。
①待遇面が志望理由の中心になっている
避けるべき志望動機の内容としてはまず、待遇面が志望理由の中心になっていることが挙げられます。
待遇のことばかり話してしまうと、仕事への意欲が低いと判断される恐れがあるためです。
企業の担当者が知りたいのはあくまでもその人材を採用するメリットですが、これではメリットを感じさせることはできないでしょう。
待遇面ももちろん重要な要素ではありますが、志望動機においては盛り込まない、盛り込むとしてもメインの理由は他に用意することが大切です。
②目標達成意欲が見られない
目標達成意欲が感じられない志望動機も、営業職への応募にあたっては避けるべきだと言えます。
営業として働く以上、目標達成のための仕事は避けられないためです。目標達成のために学び、周囲の同僚と協力して活動していく必要があります。
たとえば「目標やノルマがない職場が良い」と明確に伝えてしまうと、採用においてマイナス評価を受ける可能性があるでしょう。
達成したい目標に対して一定の責任感を持って行動できる人材であることを、志望動機で印象付けることが大切です。
【営業先別】営業職の志望動機例文2つ

ここでは営業職の志望動機例文を、営業先別に以下の通り2パターン紹介します。
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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①法人営業
ここでは教育アルバイトの経験をもとに、法人営業を志望する文章の添削をしています。
法人営業を志望する場合、「なぜ営業か」だけでなく、「なぜ法人相手なのか」「どんな働き方に魅力を感じているのか」まで明確に言語化することが重要です。
【結論】 私は、人と信頼関係を築きながら課題を解決する営業職に魅力を感じ、志望いたしました。特に法人顧客の課題に対し、自ら考えて解決策を提案できる点に惹かれ、法人営業に携わりたいと考えています。 |
添削コメント|「信頼関係を築く」「課題を解決」といった表現は営業職全般に当てはまるものと言えます。そのため、添削後は法人営業に特化した視点で「自ら考えて提案できる」ことに魅力を感じたと明示しています。 |
【根拠となるエピソード】 きっかけは、大学時代の塾講師のアルバイト経験です。生徒一人ひとりの悩みや目標に向き合い、最適な勉強方法を提案する中で、 |
添削コメント|「信頼を得られた」という表現だけでは営業職との関連性が見えづらいため、「行動につなげた経験」「対人折衝への興味」といった営業に通じるエッセンスを加え、エピソードが志望動機の根拠として機能するように整えました。 |
【エピソード詳細】 特に印象的だったのは、勉強に自信のなかった中学生の担当を任されたときです。最初は学習意欲が低かったものの、課題を細分化して提案し、小さな成功体験を重ねることで自主的に学習するように変化していきました。この経験から、私には相手の話を丁寧に聞き、信頼を築いた上で提案できる強みがあり、社会でもその強みを活かしたいと考え、営業職を志望するようになりました。 |
添削コメント|なぜ営業職なのかにつながる形で、具体的に原体験を示すことでできており、特段修正の必要はありません。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は、課題解決型の提案営業に力を入れており、 |
添削コメント|もとの文章は抽象度が高く、他社でも言える内容になっていました。改善後は「法人顧客ごとの提案」「中長期的な関係構築」など、企業の営業スタイルに具体的に言及し、自分の強みとの繋がりも明示出来ています。 |
【入社後】 入社後は、丁寧なヒアリングと誠実な対応を心がけ、 |
添削コメント|「しっかりとした提案」では抽象的で伝わりにくく、どのようにして実現するかが不明瞭です。改善文では「業界理解」「課題把握」を通じた提案とし、実務に即した視点を示しています。 |
【NGポイント】
丁寧に書かれていたものの、「営業職」「法人営業」という職種への適性や自身の原体験との繋がり見えづらくなっていました。そのため、企業視点では「経験に再現性が感じられない」と判断されるでしょう。
【添削内容】
結論では法人営業への適性に特化して、エピソードには課題発見・提案・提案による行動の変容といった営業プロセスに通じる要素を補いました。また、企業選びの理由についても、他社と差別化する表現を用いています。
【どう変わった?】
趣旨が「法人営業に向いている理由」へと明確に変わり、企業側が応募者の営業職の適性を判断しやすくなりました。志望先の特徴に言及する部分も改善されており、「この会社で働きたい理由」がより伝わる構成になっています。
・法人営業の業務理解を示す ・営業職と繋がる原体験を伝える ・志望先ならではの特徴を押さえる |
②個人営業
ここでは、お客様一人ひとりに寄り添った個人営業を志望する文章の添削をしています。
抽象的な表現を避け、営業職ならではの課題解決力や提案力に焦点を当てることが、採用担当者からの評価を得るポイントになるでしょう。
【結論】 私は、 |
添削コメント|元の文章では営業職の仕事内容を汎用的な表現で言い換えているのみだったため、営業職の醍醐味である「課題解決」「意思決定支援」という具体性を加えました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、アルバイト先のアパレルショップでの接客を通じて、 |
添削コメント|元の文は状況がイメージがしにくい上、説得力が薄く、何が「信頼関係につながった」のかが明示されていませんでした。提案スキルと傾聴姿勢をセットで補い、営業に求められる資質の根拠を明確にしました。 |
【エピソード詳細】 お客様が抱える悩みや希望を丁寧に伺い、相手に合うコーディネートを提案することで、リピーターになっていただけた経験があります。特に |
添削コメント|抽象的なやりがい表現を、「提案や選択肢の提示といった行動が顧客の納得や信頼にどうつながったのか」を伝える文章に置き換えることで、より効果的に営業特性を伝えました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は個人のお客様との接点を大切にしながら、 |
添削コメント|「ニーズに寄り添った提案力」は抽象的かつ他社でも使える表現のため、個人営業に特有な「一人ひとりに合わせた提案」というキーワードに置き換えることで、志望意欲に説得力を持たせています。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「相手の立場に立つ」は頻出のありきたりな表現です。より実践的かつ営業らしい「課題の把握」「価値ある提案」という表現に置き換えることで、行動の具体性を高めました。 |
【NGポイント】
エピソードでは当時の状況や、営業職との繋ががイメージしにくい文章になっていました。また、企業選びの理由も一般的すぎて差別化できておらず、説得力に欠けていた点が課題でした。
【添削内容】
営業職に不可欠な提案力や課題解決力をキーワードに据え、具体的な行動と結果をセットで描写するよう修正しました。企業の強みや価値観と志望理由をリンクさせることで、より納得感ある構成に整えています。
【どう変わった?】
抽象的だった志望動機が、営業職の特性に沿った具体的な表現へと改善され、個人営業志望としての適性や熱意が明確になりました。企業視点でも「行動力」「傾聴力」といった強みが印象的に映るようになっています。
・志望職種ならではの行動目標を明示する ・他社と被りにくい特徴を挙げる ・営業職の適性をアピールする |
【営業手法別】営業職の志望動機例文3つ

ここでは営業職の志望動機例文を、営業手法別に以下の通り3パターン紹介します。
ここまでいくつかの志望動機例を見てきましたが、ここではまた別のテーマの例文を添削しながら解説していきます。気になる例文を見て参考にしてみてくださいね。
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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①新規営業
ここでは、アルバイト経験を軸にして、顧客対応の中で得た学びを新規営業の志望理由につなげた文章を添削しています。
営業職の中でも「新規営業」は、自ら顧客の課題を見つけて関係性を築く力が求められ、それに対する意欲や能力を持ちわせていることをアピールすることがポイントです。
【結論】 私は、人と関わる仕事を通じて多くの人の役に立ちたいという思いから、営業職に志望しています。特に新規営業として、お客様に納得できる提案を行うことで、新たな関係性を築いていくことに魅力を感じています。 |
添削コメント|もとの文章では営業職への志望理由のみになっていますが、応募の段階で新規営業を選択できる場合、結論にも新規営業に関心があることを明記しておく必要があります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代の飲食店でのアルバイト経験が、私が営業職を志望した理由の原点です。アルバイトでは、 |
添削コメント|添削前は、飲食店のスタッフとして、どういったことを意識して業務を行っていたのかが伝わりにくい文章でした。添削後はお客様の要望の把握が結果として顧客の満足につながったという構造で、営業との接続がより明確になっています。 |
【エピソード詳細】 たとえば、常連のお客様の好みに合わせた提案をしたことで「あなたがいるから来ている」と声をかけていただいたことがあります。 |
添削コメント|「より多くの人に価値を届けたい」という表現は、営業職とのつながりを感じにくい文章でした。飲食店での経験をより抽象化して、営業職(新規営業)の志望動機につながるように工夫しています。 |
【企業を選んだ理由】 中でも、貴社は課題解決型の新規営業に力を入れており、お客様との信頼関係を重視している点に共感しました。特に、顧客に深く入り込み、本質的な課題を抽出することで、中長期的な関係につなげる営業方針に、自身の経験や志向性が重なると感じました。 |
添削コメント|添削前の1文は他社の志望理由でも使いまわせる印象があるため、修正後は企業の営業スタイルと自身の経験の接点を明示することで、「なぜこの企業なのか」を明確にしました。 |
【入社後】 入社後は、目の前のお客様の声に丁寧に耳を傾け、一人ひとりに最適な提案ができる営業を目指します。 |
添削コメント|「信頼関係に貢献」という表現よりも、「課題把握→提案→信頼構築」という具体的な行動ステップを示すことで、評価者が入社後の活躍イメージを持ちやすくなり、新規営業のテーマとも合致します。 |
【NGポイント】
元の文章では、営業職に興味を持った理由や動機は示されているものの、「新規営業」に対する理解や志向が十分に表現されておらず、職種の具体的な魅力が伝わりにくい状態でした。
【添削内容】
アルバイト経験をもとに、お客様の要望を捉え提案につなげた経験を明確化し、提案が相手の満足や信頼に結びついたことを軸に修正しました。また、新規営業職への適性と企業方針との親和性を具体的に表しました。
【どう変わった?】
提案によって信頼を築いた経験が営業活動に直結する形で描かれ、職種理解と志望理由に一貫性が生まれました。企業の営業方針との接点を明確に示し、志望動機全体に説得力と個別性が加わりました。
・志望動機と原体験の一貫性を意識する ・企業の方針と自分の価値観とのマッチ度を示す ・入社後の目標は行動ベースで表現する |
②ルート営業
ここでは、サークル活動の実体験をベースに、地道な訪問や丁寧な対応が成果につながった流れを、ルート営業の志望理由につなげた文章を添削しています。
ルート営業は、信頼関係の構築と継続的な提案力が必要で、この力をどのようにアピールするかが重要です。
【結論】 私は、お客様と信頼関係を築きながら継続的に関わっていける営業職に魅力を感じ、志望いたしました。中でも既存顧客との関係を深めるルート営業は、 |
添削コメント|「やりがいを感じています」は営業職として何に魅力を感じているのかが曖昧でした。改善後はルート営業の本質である「信頼の積み重ね」や「成果へのつながり」を具体的に表現できており、職種との相性も明確です。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代に所属していたサークル活動では、広報担当として地域の商店に協賛をお願いする機会が多くありました。 |
添削コメント|「断られることも多かった」は、やや強引なやり方をしていると読まれる恐れがありました。添削後は「警戒された」という表現に抑え、相手の反応として自然でありつつも、自分の粘り強さが伝わるようになっています。 |
【エピソード詳細】 たとえば、ある文具店では、最初は門前払いでしたが、 |
添削コメント|添削前では結果にばかり焦点が当たっており、過程の工夫や営業職に通じる「提案」の要素が不足していました。改善後は「丁寧な説明」や「地域性を意識した提案」など、ルート営業に必要な姿勢や工夫が表現されており、再現性のある成長エピソードになっています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は長年にわたり、既存顧客との関係を大切にしながら、課題に寄り添った対応で顧客との信頼関係を築いてきた点に、私自身の経験とも通じるものを感じました。数字だけを追うのではなく、 |
添削コメント|「課題に寄り添う営業」は抽象的なので、営業方針の特徴や他社との違いが伝わるよう具体化しつつ、企業の文化やスタンスと自己の価値観をつなげて表現しています。 |
【入社後】 入社後は、一件一件の商談に真摯に向き合い、丁寧な対応を積み重ねることで、お客様にとって相談しやすい存在になりたいです。 |
添削コメント|従来の「信頼される営業」という表現では意欲は伝わっても、具体的な行動が見えませんでした。改善後は「定期訪問」「ヒアリング」「最適な提案」といった行動ベースでの意気込みが明確になり、入社後の活躍がイメージしやすくなっています。 |
【NGポイント】
汎用的な表現や、行動の裏にある自身の思考が文章からでは正確に伝わりにくい構成になっていました。また、行動と成果のつながりが薄く、自己経験の説得力が弱い印象でした。
【添削内容】
抽象的な表現を削除し、思考→行動→結果→学びの流れを明確にしました。特に、信頼構築に向けた継続的な取り組みと提案内容を丁寧に描くことで、ルート営業に必要な姿勢や行動が具体的に伝わるよう修正しています。
【どう変わった?】
これまでどういった思考のもと行動をとってきたのか明示することで、より営業としての資質が明確になりました。志望動機が職種と強く結びつき、採用側にも再現性の高い能力を持った人物として伝わります。
・行動の裏にある思考を明確にする ・マイナスに感じる表現は避ける ・職種と自分の経験との接点を明確にする |
③カウンター営業
ここでは、アパレルショップでのアルバイトの経験をベースに、カウンター営業の志望理由につなげた文章を添削しています。
対面での信頼構築が求められるカウンター営業では、「なぜこの営業スタイルに惹かれたのか」「その背景にある体験や価値観」が伝わる志望動機が評価されやすいです。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「寄り添う」「信頼関係を築く」といった汎用的な表現を、カウンター営業の特徴である「対面」「ヒアリング」「提案力」に落とし込むことで、志望動機の具体性と独自性が高まります。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、アパレルショップのアルバイトで、 |
添削コメント|「奥深さ」「楽しさを実感した」は感情ベースの抽象表現にとどまっているため、自分の行動と学びの具体性を示し、「だから営業職に惹かれた」という流れを作ることでエピソードの説得力を高めています。 |
【エピソード詳細】 アルバイトでは、マニュアルに沿った接客だけでなく、お客様の悩みや要望を丁寧に伺うことを意識しました。 |
添削コメント|「あなたに勧められたから買いたい」は読み手にとって「なぜそのお客様はあなたから買いたいと思ったのだろう」と思われる可能性があるため、より具体的な接客工夫やその成果に焦点を当てて添削を行なっています。 |
【企業を選んだ理由】 説明会やOB訪問を通じて、貴社ではお客様のニーズに真摯に向き合う |
添削コメント|「人対人の営業スタイル」は汎用的すぎてどの企業にも当てはまるため、カウンター営業というテーマに即した具体性(ヒアリング・対話中心)を強調する表現に修正しました。 |
【入社後】 入社後は、目の前のお客様の課題や期待に丁寧に向き合いながら、 |
添削コメント|「信頼される営業担当」は抽象的であり、どの就活生も書きがちな表現です。カウンター営業に即して「小さな不安」「最適な提案」といった具体的な姿勢を盛り込むことで、目指す営業像に具体性と独自性が加わりました。 |
【NGポイント】
抽象的な表現や語りが多く、カウンター営業の業務特性に即した具体的な要素が欠けていました。特に、アルバイト経験から得た学びと営業職の結びつきがやや弱い印象でした。
【添削内容】
表現の抽象度を下げ、実体験をもとにした言い換えや補足を行いました。特に「信頼を感じた理由」「提案の工夫」「企業の営業スタイル理解」において、カウンター営業ならではの特徴を反映するよう具体化しています。
【どう変わった?】
個別対応やヒアリングを重視するカウンター営業職の志望動機として、企業側が業務との適性を判断しやすい内容に改善されました。行動ベースで語る構成に変えることで、説得力が増し、志望度の高さや成長意欲がより伝わります。
・感情でなく行動ベースで示す ・カウンター営業ならではの特徴に即して表現する ・エピソードが志望理由に繋がる流れを意識する |
【業界別】営業職の志望動機例文3つ

ここでは営業職の志望動機例文を、業界別に以下の通り3パターン紹介します。
①不動産業界
ここでは、不動産業界の営業職の志望動機を添削しています。
不動産業界が求める「人生の節目に関わる仕事」としての責任感を土台に「住まい」という具体的な切り口を用いることで、業界特化型の志望動機にすることがポイントです。
【結論】 私は、 |
添削コメント|「人生に関わる大きな決断」は不動産以外の業界でも当てはまる表現です。「住まい」や「重要な選択」といった不動産業界特有の要素を明示することで、志望動機に具体性と独自性が生まれました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、進路に悩む友人に親身に寄り添い、情報収集や相談に乗る中で、「あなたのおかげで決められた」と感謝された経験があります。 |
添削コメント|添削部分は淡白な印象で、読み手に印象を残しにくいため、具体的な行動(くみ取る)と成果(納得のいく選択)に言い換えました。 |
【エピソード詳細】 また、ゼミで地方移住に関する研究を行った際、住まいの選択が人生設計に与える影響の大きさに気づきました。 |
添削コメント|抽象的な「人生の転機に関わる」よりも、移住研究で得た具体的な気づきを入れた方が説得力があります。原体験とそこで得た学びのつながりが明確になり、志望理由に説得力が生まれます。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は地域密着型で、 |
添削コメント|「ライフプランに寄り添う提案」は他社でも使える印象を与えるため、地域密着を具体的にどう活かしているのかを明示することで、企業研究の深さや志望度の高さを伝えています。 |
【入社後】 入社後は、丁寧なヒアリングと |
添削コメント|「人生の節目「信頼関係の構築を心がけ」は抽象的で、採用側には具体的な行動が見えません。「ヒアリング→提案→信頼獲得」といった営業の流れに落とし込むことで、入社後の活躍イメージが明確になります。 |
【NGポイント】
志望動機全体において「人生の節目」「責任とやりがい」などの抽象的な言い回しが多く、不動産業界ならではの視点がやや弱く見えていました。また、企業視点から見たときに「なぜ不動産営業なのか」が具体的に伝わりづらい構成でした。
【添削内容】
抽象的な表現を避け、「住まい」「暮らし」「移住研究」など不動産業界と接点のある具体的な言葉に置き換えました。また、過去の体験を通じて不動産営業に関心を抱いたストーリーを筋道立てて再構成しています。
【どう変わった?】
企業側に「業界理解」「職種理解」「適性」が伝わる内容へと改善されました。特に、体験を通じた価値観と営業職の姿勢が明確につながっており、他業界との差別化もできている点が高評価につながるでしょう。
・不動産業界の特徴を踏まえる ・エピソードと業界との接点をアピールする ・企業の方針と自分の将来像との一致を伝える |
②保険業界
ここでは、大学時代の経験をもとに書かれた、保険業界の営業職の志望動機を添削しています。
保険営業という職種の特徴である「寄り添い」と「提案力」を、自身の経験や企業研究を通じてどう表現するかがカギとなります。
【結論】 |
添削コメント|「人生設計に関わる提案」は曖昧で他業界にも通じてしまうため、保険営業の本質である「将来への備え」や「リスク管理」に着目し、業界特有の視点に置き換えています。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、 |
添削コメント|第三者の話を「聞いた」だけでは主体性がなく、説得力に欠けてしまいます。自分の関与や感じたことを加えることで、営業職に向いた姿勢がにじみ出る内容に改善されています。 |
【エピソード詳細】 保険の知識がまったくなかった親戚に対して、基本から分かりやすく説明し、最終的にはその家庭のライフスタイルに合った提案をしてくれたと聞きました。 |
添削コメント|「安心を届ける営業」など抽象語だけでは伝わりづらいです。説明の工夫や具体的行動に着目し、自身の感情と志望動機へとつながる構成にしたことで、印象が格段に強まりました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は幅広い保険商品を通じて、 |
添削コメント|「多様なライフプランに対応」はどの保険会社にも当てはまる凡庸な表現です。企業説明会の具体エピソードを加えたことで、自分の言葉で企業の魅力を語れており、説得力が大幅に増しました。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|「知識を身につける」は当たり前で具体性に欠ける表現です。「聞き取る姿勢」「納得感のある提案」とすることで、営業職としての方向性やスタンスが明確になり、実行しようとする意思を持つ印象を与えられます。 |
【NGポイント】
他人の体験談に依存しており、自分の関与や学びが薄くなっていました。また、「安心を届ける」や「丁寧な提案」など抽象表現も多く、読み手がイメージしづらい文章になっていた点も評価を下げていました。
【添削内容】
他人の体験談に自分がどう関わったか、何を感じたかを加えることで、主体性のあるエピソードに修正しました。さらに、抽象的な言葉に具体的な描写を添えることで、読み手が納得しやすい構成に変えています。
【どう変わった?】
体験や姿勢が明確になり、「この人は実際に保険営業に向いていそうだ」と企業側に伝わる内容に仕上がりました。結果として、人物像と職種の親和性が高く、入社後の活躍が期待してもらえる志望動機になっています。
・第三者体験だけで終わらない ・「なぜ他業界ではなく保険なのか」を明確にする ・お客様視点を大切にする姿勢をアピールする |
③医薬品業界(MR)
ここでは、医薬品業界の営業職の志望動機を添削しています。
MRは専門性が高いからこそ、単なる「人と接するのが好き」という軸ではなく、医療業界特有の役割や求められる姿勢に言及し、説得力のある動機を構築する必要があります。
【結論】 |
添削コメント|「人と信頼関係を築く力を活かし」は職種に対する特徴が不足しており、MR職の志望動機としては不十分です。医師・薬剤師など営業対象を明示し、患者貢献という職務の本質に触れることで、志望動機としての説得力と業界性が高まりました。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代の飲食店での接客アルバイトを通じて、初対面の方とも信頼関係を築く大切さと喜びを学びました。 |
添削コメント|単に「やりがい」や「再来店」に触れるのではなく、体調や嗜好に応じた配慮の行動と、それに対する具体的な反応を示すことで、営業職に求められる“相手本位の対応力”の根拠がより明確になりました。 |
【エピソード詳細】 また常連のお客様の好みを覚えて提案 |
添削コメント|「人と向き合う楽しさ」のような抽象的な感想よりも、自分の行動→相手の反応→学びの構造がはっきりしており、MRに求められる“信頼構築力”との繋がりを明確にした点が評価できます。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は医師や薬剤師といった専門職の方々との信頼構築を大切にされており、誠実な提案を通じて医療現場に貢献している点に共感しました。 |
添削コメント|「強みを活かせる」という自己目線の抽象的評価ではなく、説明会などから得た企業特性に基づいた志望理由に修正し、「この企業だからこそ応募したい」という熱意と納得感を高めました。 |
【入社後】 入社後は、相手のニーズを的確に把握し、 |
添削コメント|「本当に価値のある」は主観的かつ曖昧であり、採用担当にとって再現性が見えにくいため不適切です。「必要とされる」とすることで、相手視点の貢献する姿勢を示しています。 |
【NGポイント】
営業職への志望動機が抽象的な言葉に終始しており、医薬品業界やMR職ならではの視点や責任感が見えづらい構成になっていました。「なぜMRなのか」「なぜ当社なのか」が弱く、志望度がやや曖昧に映った可能性があります。
【添削内容】
MRにとって重要な「医師・薬剤師」への言及や、「現場主義」など企業の具体的特徴に基づいた内容を追加しました。エピソードについても、自分の行動に対する相手の反応をセットで書き、営業職に必要な姿勢を裏付ける形に調整しています。
【どう変わった?】
企業の事業理解、職種理解、応募者の貢献意欲が具体的に伝わる内容に改善されたことで、採用担当から見た志望理由の納得度が高まりました。単なる人物像ではなく、営業職としての適性と将来の活躍がイメージできる構成に仕上がっています。
・具体的な特徴を挙げて職種理解を示す ・実際に聞いた企業の特徴を踏まえてアピールする ・自分の経験と志望職種との関連性を意識する |
営業職の志望動機を練り上げましょう!

営業職は基本的にどの業界にも存在する重要な職種であり、業界や営業先によって求められる仕事も少しずつ異なります。
えば、BtoB営業では商談の規模が大きく長期的な関係構築が重要になる一方、BtoC営業では短期での成果と提案力が求められることが多いでしょう。
業界研究や企業研究をしっかりと行い、企業に自分がどんな貢献ができるのかを考えながら志望動機を練り上げてみると良いでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。