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【例文付き】自己PR動画を1分で撮影するコツ|内容や撮影のポイントも解説

「自己PR動画ってどうやって撮影したらいいの?」そう疑問に思う学生も多いはずです。従来の就活ではエントリーシートの提出が一般的でしたが、最近は自己PR動画の提出を求められるケースも増えてきました。

本記事では、そんな自己PR動画の撮影方法やコツについて、わかりやすく丁寧に解説していきます。動画撮影の手順から、好印象を残すためのポイントまで紹介します。

ぜひ自己PR動画の作り方のコツを確認し、万全の準備をして挑んでみてくださいね。

自己PR動画は選考において重要な自己紹介

自己PR動画は、単なる自己紹介だと思われがちですが、実は企業の選考で重視されている点が多数あります。しかし、多くの就活生は好印象を与えるための努力を十分にできていないのが現状です。

企業から自己PR動画の提出を求められた場合、早めの準備が大切です。内容や構成、話し方なども工夫する必要があります。

しかし、しっかりと対策をすれば、他の就活生とは一線を画せるはずです。自己PR動画は自分をアピールするまたとない機会なので、しっかりと準備をするようにしましょう。

企業が自己PR動画を取り入れる理由3つ

まずは、企業がなぜ自己PR動画の提出を求めるのかを知っておきましょう。以下の3つの理由を紹介します。

  1. 書類選考だけで見れない人柄を確認する
  2. 採用担当の負担を減らすため
  3. 書類からは伝わらない熱量を確認するため

①書類選考だけで見れない人柄を確認する

自己PR動画の提出を求められる理由は、書類選考だけでは把握できない就活生の人柄を十分に確認するためです。書類には限られた情報ししか載っていません。採用担当者は少ない情報から自社に合う人材を見つけるのが難しいのが実情です。

一方、動画であれば視聴するだけで様々な情報を得られます。書類以上に人柄が伝わってくるのが自己PR動画の魅力なのです。「実際に会って話を聞く」に近い感覚で、就活生を理解できるようになります。

そのため、優秀な人材の確保をしたい企業では、自己PR動画の導入が増えている傾向にあります。書類選考よりも正確に人物を判断できるため、採用の精度をあげられるからです

②採用担当の負担を減らすため

書類選考では得られる情報が限られており、それらを精査するのに多大な時間を要します。就活の時期には無数の書類が学生から送られてくるため、採用担当者の負担は計り知れません

一方、自己PR動画であれば短時間で多くの情報を視聴できます。本を読むよりも要約動画を見る方が手軽で理解も深まりますよね。

このように、自己PR動画なら効率よく就活生の人となりを把握できます。そのため、採用の精度向上と業務負担の軽減を目的に、企業が自己PR動画の提出を求めるケースが増えてきているのです。

③書類からは伝わらない熱量を確認するため

自己PR動画には、書類からは伝わりにくい魅力が隠されています。それは就活生の「熱量」です。書類を見て優秀だと思っても、実際に会ってみると期待を下回ることも多々あります。

熱量とは、言葉を選びながら伝える熱意や情熱のことです。書類だけでは、そうした人となりの深い部分は伝えきれません。しかし、動画であれば表情や仕草から熱量を確認できるのです。

企業が自己PR動画を求める理由の一つに、このミスマッチを事前に防ぐことがあげられます。ぜひ動画撮影時は、熱量を意識して臨んでみてください。

1分の自己PR動画の話す内容の流れ

良い自己PR動画を撮影するためには、事前に動画の構成を練っておく必要があります

  1. 氏名・出身校
  2. アピールしたい内容や人柄
  3. アピールの裏付けになるエピソード
  4. 面接に向けての熱量を伝える

①氏名・出身校

自己PR動画の冒頭で必ず伝えるべきは、あなたの名前と出身校の情報(大学・学部・学科)です。はっきりと大きな声で話し、笑顔を絶やさないことがポイントになります。

小さな声で聞き取れないのは何があっても避けたいものです。第一印象は非常に重要で、名前や大学名などの基本情報をしっかり伝えることで好印象を残せます。

動画を見る採用担当者は、この冒頭部分から評価をし始めます。そのため、力強く冒頭の自己紹介は非常に重要です。

②アピールしたい内容や人柄

自己PR動画のメインの部分は、アピールしたい内容と人柄を伝えましょう。ここで重要なのが「結論ファースト」の話し方です。

多くの就活生が、アピール内容をまとめずにだらだらと話してしまう傾向があります。事前に伝えたいことを紙に書き出し、動画撮影前に確認しておくと良いでしょう。

結論から述べることで、要点が明確になり聞く側も理解しやすくなります。

あなたの長所や希望する職種、入社理由など、アピールポイントを事前に洗い出し、話の骨組みを作っておきましょう。そうすれば自己PRの要となる部分を的確に伝えられるはずです。

③アピールの裏付けになるエピソード

自己PRでアピールポイントを伝えた後は、その根拠を説明することが大切です。採用担当者は、話の内容が事実かどうかを確認しています。

アピールだけしても、裏付けがなければ怪しく映ってしまいます。かえって不誠実な印象を与えかねません。

そこで、アピール内容に説得力を持たせるためには、具体的なエピソードを添えるようにしましょう。そうすれば、アピールの裏付けが明確になり、説得力のある自己PRになるでしょう。

④面接に向けての熱量を伝える

自己PR動画の最後は、熱量を存分に伝えるチャンスです。書面では伝えきれない情熱をここで体現すれば、他の就活生と大きく差をつけられます。

書類からは感じ取れない温度感を、動画を通して採用担当者に伝えることができるのです。多くの学生はこの部分を忘れがちですが、ここが勝負の分かれ道なのです。

「一度この子に会って話を聞いてみたい」そう思わせるくらいの熱量を込めることが重要です。最後の印象が何より大きいからこそ、終盤は熱く自己PRをまとめましょう。  

1分の自己PR動画を撮影する際のポイント

ここでは自己PR動画を実際に撮影する際に重要なポイントを解説します。

  1. 最初と最後に挨拶をする
  2. 伝えたい内容を簡潔に分かりやすく話す
  3. 動画の冒頭から全力を出す

①最初と最後に挨拶をする

自己PR動画の冒頭だけでなく、最後も同様に挨拶を忘れずに行いましょう。挨拶は社会人の基本中の基本です。

対面のコミュニケーションでは自然と挨拶が出来ますが、動画の場合は意識して行わないと抜けてしまいがちです。場合によっては、アピール内容に気を取られ、挨拶そのものを完全に忘れる可能性もあります。

②伝えたい内容を簡潔に分かりやすく話す

自己PR動画には制限時間があり、伝えたい内容をすべて詰め込むことは難しいものです。そのため、できる限り簡潔に自己PRすることが重要になります。

事前に話したい内容の優先順位を決めておけば、時間内に満足のいく自己PRができるでしょう。

また、専門用語は避け、わかりやす言葉遣いを意識するようにしてください

事前にしっかり準備をして、簡潔で聞き手に伝わりやすい自己PRを目指しましょう。

③動画の冒頭から全力を出す

自己PR動画では、第一印象がかなり重要な役割を果たします動画の冒頭で好印象を与えられれば、残りの部分も注目して見てもらえる可能性が高まります

一方で、冒頭からマイナスな印象を持たれてしまうと、採用担当者が動画を最後まで視聴してくれないリスクがあります。せっかく準備した自己PRの機会が無駄になってしまいかねません。

そのため、自己PR動画の冒頭から全力でアピールして行きましょう

冒頭でしっかりと採用担当者の心を掴めば、あとは動画の締めくくりまでしっかりと見てもらえるはずです。

自己PR動画を1分で撮影した場合の例文

初めまして、○○大学の○○と申します。よろしくお願いします。

私の長所は、チームの雰囲気を良くしながら、みんなをまとめる力です。大学のフットサルサークルで部長を務めていて、60人ほどのメンバーがいます。
最初はサークル活動に熱心に参加する人が少なかったのですが、部長になってから「人数が多いほうが楽しい」と考えるようになりました。そこで実際の活動の様子を動画で共有しました。
すると、当初5人ほどだった参加者が25人にまで増え、会場の都合で人数制限をかけるまでになりました。
チームには雰囲気作りが大切だと思います。私はサークル同様、職場でも周りを巻き込んでチームの力を高められると考えています。御社のようにチームプレーを重視する会社なら、私の力が発揮できると確信しています。

今回は貴重な機会をいただき、ありがとうございました。ぜひ一度面接の場を設けていただけますと幸いです。御社の発展に尽力する決意ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

強み診断で自分の強みを見つけよう!

自己PR動画を魅力的に仕上げるためには、まず採用担当者が飽きないよう工夫することが重要です。話の構成で問題提起を取り入れると、説得力のある自己PRになるでしょう。

また、データや具体的な数字を盛り込むことで、アピール内容に裏付けを与えられます。根拠があるからこその自己PRになり、より信頼度が増すはずです。

ただし、制限時間の1分で上手く自己PRをまとめるのは、かなり難易度が高いと言えます。内容を練り上げ、丁寧に作りこまなければ魅力が伝わらない可能性もあります。

自己PR動画に関する3つのよくある質問

ここでは、自己PR動画に関するよくある質問を紹介します。

  1. 服装は何を着ればいい?
  2. 編集をするべきか
  3. どこで撮影する?

①服装は何を着ればいい?

自己PR動画の服装は、基本的にスーツが無難です。

一方、企業から私服やオフィスカジュアルの指定があった場合は、そちらに従うようにしましょう。その際は派手すぎない、清潔感のある服装を心がけてください。

いずれの場合も、動画を見る採用担当者の目を惹きすぎず、あくまでも自己PRの内容に注目が集まるよう気を付けましょう。

服装が主役となってしまっては本末転倒です。自己PRに適した清潔感のある服装を選び、気になる部分がないよう注意を払えば、内容に集中してもらえるはずです。

②編集をするべきか

編集は必要ありません

自己PR動画で大切なのは、編集の技術や完成度ではありません。採用担当者が本当に気にかけているのは、あなたの人となりや雰囲気なのです。

無理に動画を編集しすぎると、かえって不自然な印象を与えてしまい、あなたの人柄が伝わりにくくなってしまいます。

多少の編集は構いませんが、あくまで自然な動画であることが大前提です。

③どこで撮影する?

自己PR動画の撮影では、静かな場所を選ぶことが大切です。話し声以外の雑音が入ると、採用担当者から良くない印象を持たれかねません。

また、背景についても気を配る必要があります。基本的に企業から場所の指定はないため、落ち着いた場所を選べば大丈夫です。背景が目立ちすぎると、かえって違和感を持たれてしまいます。

自己PRの内容自体に集中してもらうためにも、撮影環境には細心の注意を払いましょう。

1分の自己PR動画をではわかりやすさが重要

自己PR動画では、簡潔かつ分かりやすい内容を心がけることが重要です。設定されている1分の制限時間は、限られた条件下でどれだけパフォーマンスできるかを見極める役割もあるのです。  

そのためにも、事前に何を話すべきかを整理し、言葉を絞り込んでおく必要があります。練習を重ね、うまく1分以内に自己PRできるよう準備を重ねましょう。  

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。