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志望動機を添削したい!セルフチェックのコツ・チェックポイントを紹介

就職活動における志望動機は、自分の思いが伝わる文章に仕上げることが大切。添削を依頼できる人がいないケースでは、自分で見直す必要があるでしょう。

この記事では、志望動機の添削方法・チェックポイントなどを紹介します。自分で作った志望動機に自信がない方は、ぜひ記事を参考に添削をしてみてくださいね。

鈴木

記事の監修者

鈴木

新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。

志望動機は添削が必須!

志望動機は一度書き上げただけでは完成とは言えません。企業へ提出する前に、何度も推敲を重ね、ブラッシュアップしていく必要があります。

まず自身で50%程度の出来映えで一旦完成させ、そこから何度も改善を重ねて、より良い志望動機を作り上げていくのが賢明な方法でしょう。提出期限前まで、じっくりと推敲に費やす時間を確保してください。

完璧を目指して進まないこともあるでしょう。しかし時間ばかりが過ぎてしまうため、一度下書きを起こしてみて、そこから改善していくのがおすすめな方法です。

志望動機の効果的な添削方法4つ

では、志望動機を添削する方法を4つ紹介します。身近に頼れる人がいない場合でも添削できる方法を紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

  1. 自己添削を行う
  2. 就活経験者の先輩を頼る
  3. WEBの添削サービスを活用
  4. 大学のキャリアセンターを利用する

①自己添削を行う

最も手軽な添削方法は、自己添削です。志望動機を作成した自分が一番内容を熟知しているため、客観的な視点を持つのは難しいかもしれません。しかし、他の人の志望動機例などを参考にすれば、自身の文章の改善点が見えてくるはずです。

第三者に依頼する場合は遠慮してしまう部分もあり、添削の回数にも制約がかかりがちです。一方で自己添削なら、自分のペースで文章を磨き上げられるのが最大のメリットと言えるでしょう。  

自己添削は何度でも行い、誤字脱字や抜け漏れが無いよう徹底したチェックを行いましょう。

②就活経験者の先輩を頼る

志望動機の添削を依頼するなら、就職活動を経験した先輩に相談するのが一番良いでしょう。特に、自分が志望する業界に進んだ先輩からのアドバイスは参考になります。

同じ学部やサークルに複数の先輩がいれば、自分の目指す企業に入社した方や、熱心に就活を行った方に焦点を当てると良いかもしれません。直接アドバイスをもらえれば、志望動機をブラッシュアップする上で大変参考になるはずです。

就職経験者は、志望動機を書く際の心構えや具体的な添削ポイントをよく知っています。そういった先輩方に添削を依頼すれば、より説得力のある志望動機が書けるはずです。

頼れる先輩がいなければ、OBOG訪問を活用して大学の先輩にアドバイスをもらうこともおすすめです。

③WEBの添削サービスを活用

志望動機の添削方法として、WEB添削サービスを利用するのも一つの選択肢です。無料と有料がありますが、必ずしも有料サービスが優れているとは限りません。複数のサービスを試し、自分に合ったものを見つけるのが賢明でしょう。

最近では、生成AIが志望動機を自動生成してくれるサービスも登場しています。しかし自動生成された文章は質が決して高くはなく、機械的な文体になりがちです。あくまで参考程度に留め、自分の言葉で志望動機を綴ることが何より大切です。

WEB添削サービスの最大のメリットは、いつでも手軽に利用できる点にあります。一方で、添削者の力量次第で内容にバラつきが生じるデメリットもあるため慎重に使用してください。

最近生成AIを使用する就活生が急増しており、採用担当者もそれを把握しています。志望動機が思いつかなければ生成AIを使用するのも1つの手段ですが、添削して自然な文章に仕上げましょう

④大学のキャリアセンターを利用する

大学のキャリアセンターは、就職活動の相談を気軽にしやすくおすすめです。無料で利用でき、ベテランの相談員が丁寧に対応してくれます。志望動機の添削はもちろん、自己PRや経歴書の書き方、面接対策など、就職活動全般についてアドバイスを受けられますよ。

職員は学生への支援が仕事ですから、ぜひ積極的に相談窓口を活用しましょう。ただし、時期によっては混雑する可能性もあるため、早めの予約がおすすめです。

過去の先輩の例なども同時に紹介してくれるかもしれませんよ。

志望動機を自己添削しても平気?メリット・デメリットを紹介

「志望動機の添削は自分以外にお願いした方がいいのでは?」と疑問に思う方をいるのではないでしょうか。ここでは、自己添削のメリット・デメリットを紹介します。

①メリット

志望動機を自己添削することの最大のメリットは、時間とコストを節約できる点にあります。他者に依頼する場合は、返却を待つ間の時間的ロスが避けられません。また、無料で頼める人数には限りがあるでしょう。

一方、自己添削なら、いつでもすぐに着手でき、効率的に添削を進められますよ。特に締め切りが迫った場合は、自力で対応するのが無難な選択肢と言えるでしょう。

もちろん客観的な視点を保つことは難しいデメリットもありますが、時間とコストを気にせず、じっくりと志望動機に磨きをかけられるのが自己添削の大きな利点なのです。

なるべく早い段階で志望動機を5割書き上げ、時間に余裕を持って何度も添削してください。

②デメリット

志望動機を自己添削する際のデメリットとして、最も大きいのが客観性が欠けていることです。作者自身が文章に対して主観的な視点しか持てないため、ミスや間違いを見落とす可能性が高くなります。

さらに、自分の考えの中で完結してしまうと、志望動機の質が一人よがりなものになりかねません。客観的に見て伝わりやすい文章かを判断する材料が乏しいためです。  

このように、自己添削には大きな課題がありますが、それでも時間やコストの節約という大きなメリットがあります。上手くデメリットを補いながら、自分に適した方法を見つけていきましょう

アプリやwebサイトを通じて、過去の就活生の志望動機を読むのがおすすめです。作成した志望動機と見比べて、客観的な判断ができるようにしましょう。

【志望動機の自己添削】チェック観点を6つ紹介

いよいよ自己添削のチェック観点を6つ紹介します。自己添削をやってみようと考えている方は、以下のポイントを踏まえて添削してみてくださいね。

  1. 志望動機を冒頭で述べているか
  2. 具体性のある内容か
  3. 文章の長さは適切か
  4. 入社後の目標を述べているか
  5. 一貫性が保てた文章か
  6. 誤字脱字・記入漏れがないか

①志望動機を冒頭で述べているか

志望動機を書く上で最も重要なのは、冒頭で志望動機を明確にすることです。企業の採用担当者は数多くの応募書類を読まねばならず、冗長で要領を得ない文章には素通りしてしまうかもしれません。

ビジネスの現場では簡潔に要点を伝えることが求められますから、志望動機の文面でも実践すべきでしょう。

書き出しから志望動機を明確にできていれば、伝わりやすく読み手の関心を引きつけられます。一方で冒頭が曖昧だと、そもそも内容を読み進める価値がないと判断されかねません。分かりやすい構成で、採用担当者の興味を惹きつけることが何より大切なのです。

②具体性のある内容か

志望動機を書く上で、具体性を持たせることは非常に重要なポイントです。曖昧な表現や前後の文脈から理解しづらい比喩表現などは避けるべきでしょう。

例えば「日本の教育に貢献したい」といった壮大な志がなされても、なぜその学校を選んだのか、その思いの根源が分からなければ説得力に欠けてしまいます。具体的にどのような経験からその想いが生まれたのか、具体例を挙げながら丁寧に説明することが大切です。

具体例を交えることで志望動機の背景がはっきりとし、強い思いが伝わるはずです。書いた本人にも読み返してわかりやすくなるでしょう。

③文章の長さは適切か

志望動機を書く際、1文が長くなりすぎないよう気を付けてください。情報量が多すぎると、読み手に伝わりづらくなってしまうからです。

例えば「私が貴社を志望した理由は、コミュニケーション能力を活かし、成長して技術力を発揮しながら企業へ貢献したいためです」など、さまざまな要素を1文に詰め込みすぎると分かりにくくなります。

また、読点が連続して多用されたり、1つのことについて長々と書きすぎると要点がぼやけてしまいますよ。

志望動機は、簡潔に伝わりやすい内容であることが大切です。1文1文を簡潔明瞭に心がけ、要点を分かりやすく伝えられる文章を目指しましょう。

④入社後の目標を述べているか

志望動機には、入社後の目標やキャリアプランを必ず示しましょう。採用担当者に対し、入社後どのように会社に貢献したいのかを具体的に伝えることで、高いモチベーションとポテンシャルを実感してもらえるからです。

志望動機だけでは意欲が伝わりづらい場合もありますが、将来への具体的な抱負を示せば真剣に働く姿勢が伝わり、内定の可能性が高まるでしょう。  

就職活動は企業と学生の双方が良好な関係を保つことが重要です。志望動機で入社後のビジョンを語ることで、会社へ貢献する姿勢を伝えられます。

⑤一貫性が保てた文章か

志望動機を書く上で、何より重要なのは文章全体の一貫性です。冒頭で志望動機を明確に示し、具体例を交えながら丁寧に説明を加えても、文章全体の整合性がなければ説得力を欠いてしまいます。

まずは自分で何度も添削を重ね、一貫した論理展開になっているかどうかを確認しましょう。さらに第三者に読んでもらい、意味の通りにくい箇所や飛躍した記述がないかをチェックしてもらうのもおすすめです。

⑥誤字脱字・記入漏れがないか

志望動機を仕上げる際、誤字脱字・記入漏れチェックは必須です。たとえ内容が素晴らしくとも、ミスだらけでは不手際な印象を与えてしまいます。

企業は採用した人材が就職後、重要な書類や顧客への対応でも同じようなミスを犯さないか気になるはずです。そう考えると、志望動機での小さなミスが大きな懸念材料となり得るのです。

志望動機を作成する最終段階で、何度も入念にチェックを重ねましょう。そうすれば志望動機全体の品質が高まり、自信を持って提出できるはずです。

志望動機を自己添削する際の3つのコツ

では最後に、志望動機を自分で添削する際のコツを紹介します。

志望動機を自己添削する際には、客観性が欠けてしまいがち。なるべく質高く添削が進むようなコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

  1. 志望動機を音読する
  2. 期間を空けて添削する
  3. 信頼する相手に添削を依頼する

①志望動機を音読する

完成した志望動機を声に出して読み返すことは、とても重要なプロセスです。自分一人で黙読するだけでは気づきにくい細かなミスや、不自然な表現を発見できる可能性が高くなるからです。

文字だけを追うのではなく、実際に発声することで、構文の誤りや主語と述語のつじつまが合わないところなど、文章の破綻箇所に気づきやすくなります。また、単なる言い回しの違和感にも気づきやすくなるでしょう。  

採用担当者に印象に残る志望動機を作成するには、表面的な誤字脱字チェックだけでなく、言語の自然な流れまでを確認する必要があります。そのためにも、一度声に出して確認するステップは欠かせません。何度も丁寧に読み直し、推敲を重ねることで、より質の高い志望動機に仕上がるはずです。

②期間を空けて添削する

志望動機を推敲する際、重要なことは「時間を置いてから見直す」ことです。作成直後に添削を行っても、執筆中の思考からなかなか離れられず、客観的な視点で見つめ直すことが難しくなります。

論理的な文章を書くには相当の集中力が必要とされます。そのため、長時間作業を重ねた直後の頭は一時的にリソースが枯渇し、ミスに気づきにくい状態に陥ってしまうのです。

したがって、志望動機の完成を提出直前に予定するのは避けたいものです。遅くとも数日前には下書きを終え、十分な休息を挟んでから見直す機会を設けましょう。新鮮な目で確認することで、より多くの改善ポイントを見つけられるはずです。

書く作業と添削作業は分離して行うことが何より大切なのです。適切なタイミングで切り替えることで、より質の高い志望動機に仕上がるでしょう。

③信頼する相手に添削を依頼する

志望動機の添削を外部に依頼する際は、可能な限り信頼できる相手を選んでください。信頼関係のない人に見てもらっても、本音の指摘は期待できません。

先輩や同級生に頼む場合は、信頼を寄せられる人を選びましょう。就活を真剣に取り組んでいる人なら、添削へのアドバイスにも誠実に対応してくれるはずです。

また、キャリアセンターや就職エージェントなどの専門家に依頼する際も、できれば複数の担当者の中から一番信頼のおける人を選びましょう。

志望動機はの内容を見直してもらう際は、本音で建設的な意見をくれる、信頼できる人を選ぶことが何より大切なのです。

自己添削は客観的視点が重要!志望動機の質を上げよう

本記事では、志望動機を書き上げた後の添削方法について詳しく解説してきました。結論として、一度書いただけで完璧な志望動機ができあがることはほとんどありません。何度も添削を重ね、客観的な視点から見直しを行うことが肝心なのです。

志望動機の内容次第で印象が大きく変わってくるため、ぜひ本記事の内容を参考に企業に魅力的に映る志望動機を作成してくださいね。

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    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。