就活の自己分析のやり方5つ・メリット・気をつける点も紹介
就職活動においては、自己分析が欠かせません。自分自身の長所や短所、志向性などをしっかりと把握できていなければ、企業選びも選考対策も的確にはできません。
しかし、「自分について正直に分析する」のはとても難しいでしょう。主観が交じりがちで、客観的な自己理解ができないケースも少なくありません。
そこで重要となるのが、より良い自己分析の方法を知ることです。本記事では、就活で使う自己分析のやり方・メリット・気をつける点などを紹介します。
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記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。
自己分析はやった方がいい!おすすめな理由2つ

まず初めに、自己分析をやった方がいい理由を2つ紹介します。
①自分に合う企業を選べるため
自己分析は、企業選びにおいて大変役立ちます。それにより、自分が活き活きと働ける環境や、共に仕事をしたい人々の特性を理解できますよ。
自己分析を基に、多くの選択肢から自分に合った企業を見つけ出せます。名前だけで選んだ企業では、後で性格が合わないと感じることも。
就職活動の初期に自己分析を行うことで、自分に適した環境を見極め、入社後も充実した職場生活を送ることができるでしょう。
②自分の本音を言語化できる
自己分析には多くのメリットがありますが、特に自分自身の本音を知れる点が重要です。過去の経験から、自分に合った仕事や苦手なことを見つけ出せます。
面接やエントリーシートで求められる自己PRにも役立ちますよ。突然の質問にも、自己分析を通じて得た自己理解をもとに、自信を持って答えることができるでしょう。
自己分析は、選考の準備だけでなく、自分自身の成長にも繋がります。自己分析を行うことで、自分の強みや経験を明確にし、面接官にもしっかりと伝えられますよ。
正しい方法を理解しよう!自己分析のやり方5つ

ではここで、正しい自己分析の方法を5つ紹介します。やり方がわからず迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。
①自己分析ツールを使用する
自己分析の第一歩を踏み出すには、インターネット上の診断ツールを活用するのが手軽な方法です。自分に合った質問に答えていくだけで、強みや弱み、性格の特徴などが見えてくるでしょう。
多くのツールが基本無料で提供されているので、手間やコストをかけずに自己分析ができます。中には会員登録が必要なサービスもありますが、結果の履歴管理などの機能が付加されている点でメリットもあります。
特に自己分析に慣れていない人や時間の余裕がない人には、こうした診断ツールをまず活用することをおすすめします。
まず何からやっていいかわからない方は、インターネット上の診断ツールがおすすめです。
②自己分析結果をノートに記す
自己分析は内面と向き合う作業であり、頭の中だけでは整理しきれない部分が出てくるものです。そんな時は「自己分析ノート」を用意し、思いつくままにメモを取ることをおすすめします。
人生の経験や気づき、モチベーションの変化など、自己を構成する要素はさまざま。それらをただ頭の中で考えるだけでは混乱を招きかねません。
文字や図解として可視化することで、自分自身の実態がクリアになっていくはずです。
さらに、ノートに書くことで、自分の強みの源泉となった出来事を振り返る際、書き残された記録があれば状況をすぐに思い出せます。自己分析の深掘りにもつながるでしょう。
③人生史を作る
自己分析の有力な手段として「人生史」の作成があります。過去から現在に至るまでの経験の数々を、時系列に沿って書き留めていく作業です。
まずは年代順に自身の生活の場を横軸に並べ、縦軸には学業、部活、人間関係、夢や目標など、自分の人生に関わる要素を列挙します。そして、それぞれの軸上に、当時の体験や思い出を詳細に書き連ねていきましょう。
些細な出来事でも、自分の人格形成に影響を与えたことがあれば見落とさずに記録してください。さらに進んで、そうした経験が生き方にどう作用したかまで掘り下げられれば、自己理解は一層深まるはずです。
④モチベーショングラフを作成する
自己分析では、過去のモチベーションの変遷をグラフ化する「モチベーショングラフ」作成がおすすめです。
出来事を時系列で振り返り、それに伴うモチベーションの高低をグラフで書いていきます。例えば、コンテストで入賞してモチベーションが上がった経験や、逆に試験の失敗で一時的に落ち込んだ出来事など、自身の人生におけるターニングポイントを視覚化できますよ。
モチベーショングラフを作成することで、モチベーションを左右する環境要因が見えてきます。自分に合った企業風土は何か、どんな上司や同僚と働きたいかなど、就職先選びの軸まで見えてくるでしょう。
自分がやりがいを感じたり、楽しいと感じたりする瞬間はどこなのか把握してください。
⑤身近な人・第三者に聞いてみる
自己理解を深めたいが、自分だけでは見えない部分がある場合、周囲の人々に意見を求めるのがおすすめです。親しい友人、教授、部活動の仲間など、様々な人の意見を通じて、自分自身が気づかなかった長所や短所を発見できます。
面接時には、他者から見た自分の性格について尋ねられることもありますので、事前に他人の意見を聞いておくと良いでしょう。
早めに準備しよう!自己分析を行う時期
自己分析は、特定の時期に限定されるものではありませんが、早めに取り組むことがおすすめ。
大学三年生の4〜5月などの早期に始めることで、選考準備など他の活動に追われることなく、じっくりと自己を見つめ直す時間を持てます。
また、自己分析は繰り返し行えます。例えばインターンシップを経験した後に新たな強みを発見した場合、再度自己分析を行い、自己理解を更新することが大切ですよ。
自己分析を活かそう!自己PR・志望動機に活かす方法

続いて、自己分析を自己PR・志望動機に活かす方法を3つ紹介します。
①強み・やりたいことをノートに書いてみる
自己分析を始める際には、自分の強みや目指すべき点を明確にすることが大切です。ノートに記録することで、思いついたことを忘れずに済みますし、後で振り返りやすくなります。
たとえ小さな強みであっても、全てを書き留めておくことをおすすめします。意外と、自分が見過ごしている強みが、企業が求める資質と合致していることも少なくありませんよ。
一瞬一瞬の感情を細かく記録する期間を作ってみましょう。
②基本理念・求めている人材を把握する
自分の特長や志向を整理した後は、目指す企業理念や求める人材に目を向けましょう。採用情報ページには、そのヒントが記されています。
職種や業界に適した特性や強みがあるなら、それもリストアップすることが肝心です。自覚している強みが、実際に業界や企業が求めるものでなければ意味がありません。
だからこそ、自分の強みと企業のニーズを照らし合わせる作業が重要になるのです。
③自分と企業の共通点を探してみる
自己分析を進めながら、自身の強みと企業の理念との一致点を見つけてみましょう。自分の強みが企業にとって価値あるかを考えることが重要です。
ただし、企業の求める像に無理に合わせるのではなく、自分の経験や実績に基づいた本当の強みを伝えてください。
一見異なるように見える自分の強みも、深く掘り下げれば企業のニーズと合致する点が見つかるはずです。
自己分析で気をつけるべき3つのポイント

では最後に、自己分析で気をつけるべき3つのポイントを紹介します。
①自己分析の結果に執着しない
自己分析は、自分の過去を振り返り現在の自分を知るための良い手段ですが、未来の夢や目標に固執しすぎることは避けましょう。
自己分析の結果と将来の望みが異なることは珍しくありません。もし、自分の希望する道と自己分析の結果が一致しない場合は、それを乗り越えるための課題と捉え、努力を重ねることが大切です。
自己分析を過度に頼るのではなく、その結果を上手く活かしてください。自己分析はあくまで一つの参考に過ぎず、成長するためのステップとして利用するのがベストです。
②自己分析に時間を費やしすぎない
自己分析は就職活動における重要な一歩ですが、過度に時間を費やすことは避けましょう。早い段階で取り組むことが望ましいですが、他の準備にも手をつける必要があります。
大学生活を送りながらの就活は時間が限られているため、自己分析に固執しすぎず、一定のところで区切りをつけ、次のステップへと進むことが大切です。
自己分析は繰り返し行うことで洗練されていくものなので、初回に完璧を求める必要はありません。バランスを取りながら進めていきましょう。
③企業の求める人物像に合わせすぎない
自己分析の結果を、企業が望む人物像に無理に合わせることは避けましょう。企業の理想と異なる部分があっても、それが選考に不利になるとは限りません。
志望動機を述べる際や、自分の成長したい点を企業で伸ばす意欲を示すことが重要です。企業の理想に自分を合わせようとすると、その根拠が不明確になり、面接官にも見透かされてしまう恐れがあります。
自分らしさを大切にし、企業との共通点を自然にアピールしましょう。
無理に企業の求める人物像に合わせてしまうと、入社後に苦しんでしまうかもしれません。
自己分析を自身の就活準備に活かしましょう
本記事では、就活の自己分析のやり方・メリット・気をつけるべき点を紹介しました。
自己分析は、自分にぴったりの企業を見つけるために、早期から始めることが重要です。このプロセスを通じて、自己PRや面接での質問への対策が整います。
自己分析は一度きりではなく、継続的に行い、都度アップデートすることで、より深い自己理解に繋がります。ぜひ何度も繰り返してみてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。