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【新卒就活の志望動機】書き方のポイント・職種別の例文も徹底解説!

就職活動で重要なのは、志望動機を自分の言葉で書くことです。履歴書やエントリーシートには必ず志望動機を記載しなければなりません。選考を通過するためにも、志望動機の書き方は肝心です。

しかし、就活を始めて間もない学生は、どんな内容を書けばよいか分からず、上手く志望理由を書けずに悩んでいることもあるのでは?

この記事では、志望動機を書く際の基本ルールや手順、注意点などをわかりやすく解説します。さらに、業界別に自然な志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

目次

志望動機はなぜ書くの?目的を解説

就職活動において、志望動機とは志望する企業で働きたい理由のことを指します。企業は就活生の志望動機から、自社を選んだ根拠や理解度を確認しているのです。

ただし、志望動機を読む際の企業の視点はそれだけではありません。なぜその企業や業界に興味を持ったのか、志望理由に明確な根拠があるかどうか、就活生と企業のマッチング度合いなども重視されます。

つまり、企業が求めているのは将来的に自社で活躍してくれる人材です。就活生の人柄や考え方が、企業の方向性と合致しているかを見極めようとしているのです。

そのため、志望動機の書き方次第で自分らしさを企業にアピールできます。志望動機は自分自身を伝える絶好の機会なのです。ぜひ、しっかりと自分の想いを込めて志望動機を書きましょう。

【新卒の志望動機】書き方を3ステップで紹介

ここでは、新卒就活で使える志望動機の書き方を3ステップで紹介します。書き方がわからず、うまく自分の思いを志望動機に書けない方はぜひ参考にしてくださいね。

  1. 志望動機は文字数を守ろう
  2. 志望動機の基本構造は3段階
  3. ③志望動機を書く際のポイント

①志望動機は文字数を守ろう

就職活動における志望動機は、文字数にも気を付ける必要があります。一般的には200字から400字程度が適切な分量と言われていますよ。企業から指定がある場合は、その8割を目安に書くとよいでしょう。

志望動機が短すぎると、その内容が薄くなる危険があります。また、熱意が低いと受け取られかねません。応募企業への高い志望度を示すには、最低限の文字数は確保しましょう。

一方で、志望動機が長すぎるのも問題。冗長な文章となり、伝えたいことが分かりづらくなってしまうからです。要点をしっかりと押さえ、簡潔に熱意を込めることが肝心ですよ。

志望動機の分量は、就活生の企業への熱い思いの表れでもあるのです。適切な文字数を心がけ、自身の気持ちを丁寧に綴ることが大切。文量を意識しながら、魂の籠った文章を書いてみてはいかがでしょうか。

②志望動機の基本構造は3段階

志望動機を書くには、基本的に3段階の構造を守るべきだと言われています。以下の3段階を守って、伝わりやすい構成を意識しましょう。

  1. 結論:自分の志望動機を書く
  2. 具体例:志望理由のきっかけ
  3. 締めくくり:入社後どう貢献するかを書く

<STEP1>結論:自分の志望動機を書く

志望動機を書く際は、まず志望理由をストレートに示すことが大切です。一文で簡潔に「私がこの企業を志望する理由は○○です」と明確に述べましょう。この一文が志望動機全体の結論となります。

企業は多くの応募書類を読むため、冒頭から伝えたいことが分かりやすい文章を意識してください。結論が不明瞭だと、真意が伝わりづらくなってしまいます。

そのため、冒頭に「貴社を志望する理由は△△からです」と理由を示し、その後で詳細を説明する書き方がおすすめです。企業の採用担当者に「この人はこういう理由で志望しているのだ」と印象付けることができるでしょう。

志望動機の書き出しで想いをストレートに伝えることが何より大切なのです。心からの思いを明確に示せば、企業への熱意が伝わり、合格に一歩近づくはずですよ。

<STEP2>具体例:志望理由のきっかけ

志望動機を書く際は、結論で示した理由に説得力を持たせることが重要です。その企業を志望するきっかけとなった出来事や背景を具体例として挙げましょう。

単に「~がしたいから」と願望を述べるだけでは不十分。企業側は採用する学生の本気度を知りたがっているため、何をきっかけにその会社に入りたいと思ったのか、具体的な経験を述べる必要があるのです。

具体例を交えることで、単なる願望ではなく熱意と入社への強い思いが伝わります。本気度が感じられる志望動機は、企業に強くアピールできるはずです。ぜひ説得力のある志望動機を書いてみてください。

<SPET3>締めくくり:入社後どう貢献するかを書く

志望動機の締めくくりとして、入社後にどう貢献するか・どんなキャリアプランを持っているかを伝えましょう。就職活動では企業への入社だけでなく、その先の将来を見据えることが重要なのです。

入社後のビジョンを明確に持っていることをアピールできれば、志望理由に説得力が生まれます。「この企業で自分の能力を活かしてどのように貢献できるか」「将来どのようなキャリアを歩みたいか」など、具体的に述べましょう。

例えば「○○の業務に従事し、将来的には部門を牽引するリーダーになりたい」など、志望企業で活躍するイメージを語ることで、将来有望な人材だと印象付けられます。

志望動機には熱意と入社後のビジョンを両方盛り込むことで、より企業に訴求力のある内容になるでしょう。

③志望動機を書く際のポイント

志望動機を書く際は、以下の6つのポイントを意識しましょう

  • 志望動機の結論→志望動機のきっかけ→入社後の展望
  • 志望動機のきっかけは具体的な経験を書く
  • 志望動機を明確にする
  • 会社の魅力に感じた点・成長意欲について書く
  • 1つの文章は40~60文字、80文字以内に収める
  • 正しい敬語を使う

この基本構造と文章のルールを押さえれば、読みやすい志望動機となるでしょう。特に具体例の部分で一文が長くなりがちですので、読みづらくならないよう気をつけてください。

書き終えたら、一度声に出して確認するのがおすすめです。そうすれば、話の流れや一文の長さなど、自然な文章になっているかがわかります。

志望動機は自身のやる気や熱意を伝える大切な機会です。上記のポイントを参考に、しっかりと下準備をして臨みましょう。

【印象に残る!】伝わりやすい志望動機の書き方のコツ

では、志望動機の実際に書く際の上手に書くコツを紹介します。どうしたら採用側の印象に残るか、細かく解説していきますよ。

  1. 周囲と差別化された内容を書く
  2. 志望度の高さを伝える
  3. オリジナルの経験を書く
  4. 何を伝えたいのかはっきりさせる

①周囲と差別化された内容を書く

志望動機は、自分自身の個性が感じられ、インパクトのある内容にする必要があります。採用担当者の記憶に残る内容でなければなりません。単に「企業理念に共感した」といった一般的な理由だけでは、他の就活生と差をつけられません。

例えば、志望のきっかけとなったエピソードを書く際に、「その時の自分の感情や気持ちを細かく書き込む」などの工夫ができます。具体的な体験談を交えれば、自然と印象に残る志望動機になるはずです。

もちろん、特別な経験がなくても大丈夫。日常の些細なことでも、それを自分なりの解釈で語ることができれば、志望動機に個性が出せますよ。

②志望度の高さを伝える

書類選考を通過するためには、志望度を伝えることが極めて重要。志望動機とは、「なぜその企業でなければならないのか」という理由と根拠を述べるものです。

単に他社でも使える志望動機の書き回しでは不十分です。面接で「他社でもできる仕事ではないか」と指摘され、企業への本気度が疑われかねません。

そこで肝心なのが、自己分析と企業研究を徹底して、その企業ならではの魅力や強みを志望理由に盛り込むこと。他社にはない特徴があるからこそ、「この会社に入りたい」と熱い思いをストレートに訴えられるのです。

志望動機には、その企業を熱心に選んだ理由と志望度の高さが感じられるべき。単なる希望ではなく、なぜその会社を選んだのかという根拠を明確に示せば、採用担当者の心に強く訴えかけられるはずです。

③オリジナルの経験を書く

志望動機を書く際は、オリジナルの経験を土台にすることが大切です。それにより、独自のオリジナリティある内容が書けるようになります。 

もちろん、OB訪問などで目にした内定者の例文を参考にするのは構いません。ただし、そのままの例文をパクることは避けるべきです。書類選考を通過しても、面接などの次の段階で志望動機を深く問われた際、うまく説明できなくなってしまうかもしれません。

一方で、自分の体験に基づくエピソードを盛り込めば、質問があってもしっかりと受け答えできるはず。経験に裏打ちされた内容だからこそ、説得力が生まれるのです。

志望動機には是非オリジナリティのある文章を書き込んでください。採用担当者の記憶に強く残りやすく、志望動機の核心は”自分らしさ”にあると言えるでしょう。

④何を伝えたいのかをはっきりさせる

志望動機を書く際、自分が何を一番伝えたいのかをはっきりさせ、それを強調することが大切。そうすれば文章がぼやけることなく、メッセージが効果的に伝わるはずです。

まずは伝えたい核心部分を見極め、それを志望動機の冒頭の結論部分に明記しましょう。例えば「私がこの企業を志望する最大の理由は○○です」といった具合です。

そして文章の構成を整えた上で、最後にもう一度、冒頭の結論を繰り返し書いてください。このように結論を2回示すことで、言わんとすることがより強調され、読み手にも分かりやすくなります

志望動機は自身のやる気や思いを伝える大切な機会です。だからこそ、本当に伝えたいことが何なのかをしっかりと押さえ、文中で強調することが肝心ですよ。

【職種別の志望動機】ポイントを踏まえた例文6つ

ここでは、上記で解説した志望動機の書き方のポイントを踏まえて書いた例文を6つ紹介します。職種ごとに書かれているので、自分が興味のある職種の例文をぜひ参考にしてくださいね。

  1. 営業職志望の例文
  2. マーケティング志望の例文
  3. 企画・制作志望の例文
  4. 事務職の志望の例文
  5. エンジニア志望の例文
  6. デザイナー志望の例文

【例文①】営業職志望

営業職を志望する私の最大の動機は、お客様に最適なソリューションを提供することで、お客様の課題解決や目標達成を全力でサポートしたいと考えているからです。

過去にアルバイト先の飲食店で接客を経験した際、お客様一人ひとりのニーズに合わせた対応の大切さを身をもって学びました。その経験から、様々なニーズを持つお客様に寄り添い、的確な提案でお役に立ちたいと強く思うようになりました。

営業職は企業とお客様の”橋渡し”を担う重要な役割だと認識しています。単に製品を売るだけでなく、お客様の課題や目標を真摯に汲み取り、解決策を一緒に見出していきたいです。お客様の立場に立って考え、お客様に寄り添うことで、信頼関係を構築したい所存です。

上記の営業職志望動機では、冒頭で志望動機を明確に述べているため、何を伝えたいのかがはっきりした伝わりやすい文章になっていますよ。自身の具体的な原体験まで述べられていて、オリジナリティある志望動機が書けています。

【例文②】マーケティング志望

マーケティング職を志望する私の最大の動機は、商品やサービスの魅力を最大限に引き出し、お客様の心に響く提案ができるようになりたいと考えているからです。大学時代、広報活動を行うサークルに所属していました。イベントの告知用チラシやポスターを自ら企画・制作した経験から、視覚的に訴求力のある表現の大切さを学びました。

さらに、販売促進を目的としたSNS運用の実践を通じ、ターゲット層の嗜好を的確に捉え、反応を引きつける投稿の重要性にも気づかされました。お客様一人ひとりの興味関心に合わせたアプローチが不可欠であることを肌で感じた次第です。

マーケティングの面白さは、このようにお客様の潜在的なニーズを発掘し、満足度の高い体験を提供できる点にあると考えています。志望企業には、そうした独自の強みと実績が存在しています。最先端のマーケティング手法を学び、お客様の心に響く提案ができるようになりたい。そのような熱意から、この会社を第一志望と決めました。

上記のマーケティング志望動機では、周囲と差別化されたオリジナルの体験を書くことで印象に残りやすい志望動機となっています。

【例文③】企画・制作志望

企画・制作職を志望する私の最大の動機は、アイデアを形にし、人々に新たな体験を提供することです。大学時代、映画サークルで企画運営に携わった経験から、作品作りの面白さに目覚めました。構想を練り上げ、メンバーとの議論を重ね、そして実際に作品化する一連のプロセスに強くひかれたのです。

また、出身地の祭りでボランティアスタッフを経験し、イベント企画における工夫の重要性も学びました。来場者の感動や笑顔を目の当たりにし、単なる企画を超えた価値ある体験を創り出す喜びを実感しました。

志望企業は長年にわたり高い評価を受けている企画力の高さに魅力を感じています。優秀な職人気質のメンバーと協力し合い、プロフェッショナルとしての技術を磨きたい。そして、お客様に新鮮な驚きと感動を提供できるクリエイターになりたい。そうした思いから、貴社を第一志望と決めました。

上記の企画・制作志望動機では、原体験から抱いたやりたいことを明確に述べ、志望度の高さをアピールしています。

【例文④】事務職志望

私は、大学時代に学生団体での活動を通じて、様々な事務作業を経験しました。その中で、チーム作業の効率化に貢献することの喜びを知り、事務職への強い興味を持つようになりました。

また、アルバイト経験からは、顧客対応の重要性と、細部にわたる注意力が身につきました。さらに、インターンシップでは、実際のビジネスシーンでのコミュニケーションスキルや問題解決能力を磨けました。

これらの経験から、事務職として必要なスキルと、チーム内での円滑なコミュニケーション能力を身につけられたと考えています。貴社で働くことで、これまで培ったスキルを活かし、さらに成長していきたいです。

また、貴社のチームワークを重視する理念に共感し、その実現に向けて貢献したいと考えている所存です。貴社の事務職として、チームの一員として活躍できるよう、精一杯努めます。

上記の事務職志望動機では、結論から述べられており、何を伝えたいのかがわかりやすい志望動機にとなっています。

また、事務職を学生団体で経験したと言うオリジナリティある経験が書かれているため、周囲の就活生と差別化された志望動機となっていますよ

【例文⑤】エンジニア志望

エンジニアを志す私の動機は、大学生活を通じて培った経験と、技術への深い興味があるためです。

学生時代、私はコンピュータサイエンスのサークルに所属し、プログラミングスキルを磨きました。そこで学んだ知識を活かし、アルバイト先でのウェブサイト開発に携わることができたのです。また、インターンシップでは、チームでのソフトウェア開発プロジェクトに参加し、実践的な問題解決能力を培えました。

これらの経験から、技術が今後社会にもたらす可能性に魅了され、エンジニアとして社会に貢献したいと強く感じています。貴社の技術革新に対する姿勢と、持続可能な開発への取り組みに共感し、そこで働くことで、私のスキルをさらに伸ばし、貴社の成長に貢献したいと考えております。

私は、新しい技術を学び、チームで協力しながら、より良い製品を創造することに情熱を持っています。貴社でのキャリアを通じて、その情熱を実現し、社会に価値を提供するエンジニアになることを目指しています。

上記の例文では、エンジニアを目指すきっかけとなった原体験を述べ、志望度の高さをアピールしています。入社後どのようなことに取り組みたいのかも述べており、活躍イメージを持ってもらえますよ。

【例文⑥】デザイナー志望

私がデザイナーを志望する理由は、自身の創造性を活かして社会貢献したいと考えているためです。

大学の授業では、人々の生活をデザインで豊かにできることを学びました。特にサークル活動では、ポスターやフライヤーを作成し、イベントの成功に貢献。この経験から、視覚情報がいかに重要かを実感しました。

また、アルバイトでのウェブデザインの仕事では、ユーザーインターフェースの重要性を学び、使いやすさと美しさのバランスを取る技術を磨きました。

さらにインターンシップでは、実際のプロジェクトに参加し、チームで協力して課題を解決する経験を積みました。そこでフィードバックをいただき、デザインスキルのさらに向上できました。

貴社で働くことにより、これまでの経験を活かし、さらに学び、成長していくことができると確信しています。貴社のデザインが社会に与える影響に魅力を感じ、その一員として貢献できることを楽しみにしています。

上記のデザイナー志望動機は、アルバイトやインターンシップの経験から磨いたスキルを活かしたいと述べています。採用側が入社後に活躍した姿を想像できるため、内定へ一歩近づきますよ。

【要注意!】新卒の志望動機でやってはいけない3つの例

新卒の志望動機でやってはいけない例はどんな内容なのでしょうか。以下の順で解説していきます。

  1. 自己成長に焦点を当てた志望動機
  2. 志望度が浅い志望動機
  3. 福利厚生を重視した志望動機

①自己成長に焦点を当てた志望動機

私の営業職への志望動機は、自己成長という目標に向かって日々前進することです。

大学時代、学生団体でのイベント企画やサークル活動を通じて、人とのコミュニケーションの重要性を学びました。アルバイトでは、顧客のニーズを理解し、それに応える経験を積むことができました。また、インターンシップでは、チームでの協力を通じて、目標達成のための戦略を練る力を養いました。

これらの経験により、営業職に必要なスキルセットを身につけられたと考えております。貴社での仕事を通じて、自分自身をさらに高め、営業としての専門性を深めていきたい所存です。さらに、貴社のビジョンに共感し、その実現に向けて自分の成長を重ねていくことで、貢献できると信じています。

上記の志望動機は、自己成長に焦点を当てすぎているため、会社を成長の場としか捉えていないのでは?と思われる可能性があります

自己成長だけでなく、会社の魅力や入社後の展望まで明確に述べるようにしましょう。

②志望度が浅い志望動機

貴社の社風に深く共感し、貴社で活躍する一員になりたいと考えております。

大学生活を通じて、様々なアルバイトやサークル活動に参加しました。これらの経験から、チームワークの重要性と、個々の貢献がいかに全体の成果に影響するかを学びました。貴社の「協力と革新」を掲げる社風は、私が学生時代に培った価値観と完全に一致しています。

また、インターンシップでは、新しいアイデアを積極的に提案し、プロジェクトを成功に導く経験をしました。その過程で、常に前進し続ける姿勢が身につきました。貴社のような環境であれば、私の持つポテンシャルを最大限に発揮できると信じています。

貴社で働くことにより、自己実現を果たし、同時に組織の成長に貢献できると考えております。この機会を通じて、さらなるスキルアップを目指し、貴社の一員として活躍したい所存です。

上記の志望動機では、社風に共感したと言う志望動機を述べていますが、これだけでは考えが浅いと捉えられることもあります。より企業研究を進め、社風以外にも魅力に感じた点をアピールしましょう。

③福利厚生を重視した志望動機

貴社の福利厚生と条件面に魅力を感じ、志望させていただきました。

大学時代、学生団体での活動を通じて、チームワークの大切さを学びました。アルバイトでは、顧客サービスの経験を積み、人との関わりが自己成長につながることを実感しました。また、インターンシップでは、実務を経験し、社会人としての基礎を築くことができました。

貴社の充実した福利厚生は、従業員が安心して長く働ける環境を提供していると感じています。また、柔軟な勤務条件は、私のような若手にとって、仕事と私生活のバランスを取りながら、キャリアを築く上で大きな支援となります。

これらの条件は、私が長期的に貴社で働き、成長していくための基盤を作るものです。貴社での経験を通じて、営業としてのスキルを磨き、貴社の発展に貢献していきたいと考えています。

上記の志望動機では、福利厚生面を最重視した志望動機となっています。働く環境は重視すべきですが、仕事で困難な状況に陥っても乗り越えられないのでは?と疑問を持たれることも。

福利厚生面だけでなく、仕事内容や事業内容への魅力も述べられると印象が良くなりますよ。

志望動機を書く際に準備すべきこと3つ

では、志望動機を書く際に準備すべきことを3つ紹介します。これから志望動機を書いてみようと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。

  1. 自己理解を深める
  2. 企業研究を進めて理解を深める
  3. 企業の説明会に参加する

①自己理解を深める

就職活動に臨む前に、まず必要なのが自己理解を深めることです。「自分は何に関心があり、どんな職種に就きたいのか」を明確にしなければ、説得力のある志望動機は書けません。

自己分析を行うことで、自身の適性や長所、希望する仕事内容などを把握できます。そしてそれが、志望する職種や企業を絞り込むきっかけにもなるのです。  

志望理由があいまいで企業への熱意が感じられない場合は、一度立ち止まり、「本当にその企業で働きたいのか」を自問自答してみましょう。自分自身をよく見つめ直し、本音の志望動機を探ることが大切です。

熱い想いを持って書かれた志望動機は、きっと採用担当者の心を動かすはずです。自己分析によって、志望する理由の核心が見えてくるでしょう。冷静に自問自答を重ね、本当の気持ちを見つめ直してみてください。

②企業研究を進めて理解を深める

自己分析が終わったら、次は企業研究を徹底的に行いましょう。業界や企業についてしっかりと調査を行うかどうかで、志望動機の内容も大きく違ってきます。

企業について深く知れば知るほど、あなたとその企業のマッチング度が分かってくるはずです。また、しっかりと下調べをした上で応募していることが伺えれば、真剣な姿勢として好印象を持たれるでしょう。

志望動機では、単に入社したいという熱意だけでなく、企業への理解度の高さも問われています。公開されている企業情報はもちろん、業界動向なども把握しておく必要がありますよ。

こうした企業研究を怠ると、志望動機の内容が希薄なものになってしまいかねません。逆に、企業について熟知していれば、志望理由に説得力が生まれるはずです。ぜひ徹底した企業研究を行い、志望動機を磨き上げていってください。

③企業の説明会に参加する

企業理解を深めるためには、企業説明会に足を運んでみましょう。企業のホームページや公開資料では、基本的な情報しか分かりません。実際の企業の雰囲気や社員の様子までは把握しづらいものです。

説明会では、インターネット上の情報だけでは得られない、企業が求める人材像や働き方などの生の声が聞けるチャンスです。事前に関心のある企業の説明会に出席するのは当然ですが、それ以外でも少しでも興味があれば積極的に参加しましょう。

新卒以外の志望動機の例文|転職・第二新卒など

ここでは、新卒以外の第二新卒・転職者に向けた志望動機の例を紹介します。志望動機が書けず、なかなか前に進めず悩んでいる方はぜひ最後まで読んでくださいね。

  1. 【中途採用向け】志望動機
  2. 【第二新卒向け】志望動機
  3. 【未経験者向け】志望動機

例文①中途採用向けの志望動機

営業職を志望する私の最大の動機は、前職で培った顧客対応とソリューション提案の経験を活かし、お客様の本当の課題に寄り添い、最適なご提案ができる営業マンになりたいと考えているためです。

前職の金融機関では、お客様の多様なニーズに耳を傾け、一人ひとりに合わせた商品やサービスを提案することを心がけてきました。その過程で、丁寧な対話を通じてお客様の潜在ニーズを掘り下げる大切さを学びました。また、単なる販売ではなく、お客様の本当の目的や課題を理解し、最適なソリューションを提供する重要性も身に付きました。

志望企業の優れた実績と高い評価を知れば知るほど、この会社で培った営業力を発揮できると確信しています。顧客対応とニーズ把握の経験を存分に活かし、お客様の本当の課題解決に尽力する営業マンを目指したいと強く思う次第です。

上記の中途採用向け志望動機では、前職経験を具体的にどう活かすかを述べられているのがポイントです。採用側が入社後の展望を想像でき、良い印象を与えられますよ。

例文②第二新卒向けの志望動機

接客職を志望する私の最大の動機は、前職の事務職経験で身に付けた対人スキルを活かし、お客様に心からの笑顔と感動を提供できるようになりたいと考えているためです。

事務職では、上司や同僚、取引先など様々な方々と円滑なコミュニケーションを心がけてきました。相手の立場に立って考え、気持ちを汲み取ることの大切さを学びました。また、困った際は最後まで粘り強く対応し、お客様視点に立った丁寧な説明を心がけてきた経験があります。

このような対人スキルと姿勢は、接客の現場でも大いに役立つはずです。志望する企業のおもてなしの心に魅力を感じ、そこで働けば、お客様一人ひとりに心からの笑顔と最高のサービスを提供できるはずです。事務職経験を活かしつつ、新たに学んだ接客の技術を身に付けることで、より一層のスキルアップを遂げたいと強く願っています。

上記の第二新卒向けの志望動機では、新卒で入社した事務職の経験を活かして接客業に転職したいと考えている内容になります。

前職で培った経験やスキルを具体的に述べることで、職種が変わっても適応できると判断されやすくなりますよ。

例文③未経験者向けの志望動機

エンジニア職を志望する私の最大の動機は、前職の営業経験で培った顧客対応力を活かし、ユーザーの本当の課題やニーズを捉え、それらを解決するソフトウェアを開発したいと考えているためです。

営業職を務める中で、お客様一人ひとりに寄り添い、要望を丁寧に汲み取ることの重要性を身に付けました。単に製品を売るのではなく、本当の課題は何かを見極め、最適なソリューションを提案することに腐心してきました。

このような経験から、ユーザー視点に立つことの大切さを学びました。
一方で、これまでソフトウェア開発の実務経験はありません。しかし、志望企業の高い技術力と豊富な実績に魅力を感じており、この分野で自分の力を発揮できると確信しています。

前職で培った顧客対応力を最大限に活かし、ユーザーにとって本当に役立つ製品を生み出していきたい。そうした熱意から、エンジニア職を志望する次第です。

上記の例文は、エンジニア未経験ながらエンジニアを志望する方の志望動機です。前職経験で培ったスキルを、未経験の職種でどう活かすかを具体的に書くのがポイントですよ。

志望動機の書き方のよくある質問2つ

最後に、新卒の志望動機を書く際によくある質問を2つ紹介します。疑問を解消して、万全の状態で志望動機を書いてみてくださいね。

  1. 面接とESに書く志望動機は違った方がいいの?
  2. 面接で志望動機を述べる際のポイントは?

質問①面接とESに書く志望動機は違った方がいいの?

志望動機については、基本的に面接と書類(履歴書やエントリーシート)で内容を変えない方が良いでしょう。一貫した理由と根拠を示すことが何より重要だからです。

面接では、あくまで書類で記載した志望動機の内容を確認する役割があります。大きく違う話をすれば、不審に思われかねません。一貫性のない志望動機は、企業への本気度を疑われてしまいます。

ただし、面接では書類の内容について掘り下げて質問されることがあります。そういった事態に備え、あらかじめ志望動機の詳細を自分なりに詰めておくといいでしょう。

志望動機は就活における重要ポイントです。面接と書類で食い違いがあれば、本気度が疑われかねません。あくまでも一貫した理由と熱意を示し続けることが肝心なのです。しっかりと準備を重ね、説得力のある志望動機を伝えましょう。

質問②面接で志望動機を述べる際のポイントは?

面接では、志望動機の内容だけでなく、その話し方や態度も見られています。就活生の人間性や本気度が問われるからです。志望動機を語る際は、以下のポイントに気をつけましょう。

  • 結論から簡潔に述べ、ゆっくり話す
  • 声のトーンを上げ、はっきり話す
  • 滑舌良く話す
  • 笑顔を心がける
  • 相手が話している時は相槌を打つ

志望動機を話す時は、真剣な眼差しとしっかりとした口調で臨むことが大切です。そうすることで、本気度が伝わり、印象も良くなるでしょう。一方で質問への応答時には、にこやかな表情を見せつつ、真摯に受け答えをすると好感が持てます。

このように、面接では内容だけでなく、話し方や態度作法など総合的に評価されます。事前に意識しておけば、自然と良い印象を残せるはずです。

書き方を理解して印象に残る志望動機を書こう

就職活動において、志望動機は選考の中で最も重要視される項目の一つです。採用担当者は、志望動機を通して応募者の企業への熱意や真剣な姿勢を見極めようしています。

志望動機の書き方に悩む方は、例文や職種別の参考例を活用するのがおすすめです。面接官の心に残る志望動機が書けるよう、基礎からしっかりと極意を学んでいきましょう。それが内定に一歩近づく第一歩となるはずですよ。

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