【未経験者向け】エンジニアの志望動機の書き方!例文7選やアピールすべきポイントを解説
エンジニアとして企業の面接を受ける際、必ず聞かれるのが志望動機です。
志望動機は就活生が将来的に働き続けてくれるか、どの程度会社に貢献してくれるかを企業側が知るために問われます。
この記事では、エンジニアの志望動機の例文やアピールすべきポイントなどを解説します。
就活便利グッズをダウンロードしよう!
- 1志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
- 2自己PR作成ツール|自動作成
- あなたの自己PRを代わりに作成
- 3AI強み診断|自己分析
- AIがあなたの強みを診断!
- 4志望動機を添削|LINEで簡潔
- キャリアアドバイザーが添削してくれる
【未経験でも分かる】ITエンジニアの職種別業務内容
エンジニアの種類ごとに書くべき志望動機も変わってくるので、まずはエンジニアにはどのような種類があるのか、どういった業務を行っているのかを紹介します。
- システムエンジニア
- Webエンジニア
- インフラエンジニア
- セキュリティエンジニア
- アプリケーションエンジニア
- プログラマー
①システムエンジニア
システムエンジニアは、コンピュータの動作するシステムの設計やソフトウェアの設計、開発などを行う技術者を指します。
クライアントの要望をヒアリングして、クライアントが望んでいるシステムを作り上げるというのが主な業務内容です。
システムエンジニアの中でも社内システムの開発を行う社内システムエンジニアと、受託した案件の開発を行う社外システムエンジニアの2つに分かれますよ。
②Webエンジニア
Webエンジニアは、WebサイトのコーディングやECサイトで使用する機能の開発など、Webに関わるシステム全般を扱うエンジニアです。
WebエンジニアはHP関連からアプリケーション関連、ECサイトと扱う幅が広く、多分野の知識が必要になります。
クライアントが作成したいアプリケーションやHPがあった場合、その要望をヒアリングした上で、クライアントの希望に沿うようにプログラムを組んでいきますよ。
③インフラエンジニア
インフラエンジニアは、サーバーやネットワークなど、IT基盤を扱っているエンジニアです。
Webサービスなどはインターネット回線が通っているから利用でき、HPもサーバーがあるからページを作成できます。
そのため、インフラエンジニアはIT技術が発展した今の時代に欠かせない業種といっても過言ではありません。
業務内容としては、ネットワーク環境を整え、実際に繋がる状態にしたり、サーバーが正常に稼働するようメンテナンスを行ったりなどが挙げられます。
④セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃などの対策を行うエンジニアで、情報セキュリティに関する業務に特化したエンジニアです。
企業は秘匿性の高い情報を取り扱っており、外部に情報が漏れてしまったら企業として大きなダメージを受けてしまいます。
特に顧客情報などに関しては流出してしまったら企業の信頼度を一気に落としてしまいますよね。
企業に対してどういったセキュリティが必要なのかを提案し、実装、運用を行うことが業務内容として挙げられます。
⑤アプリケーションエンジニア
アプリケーションエンジニアは、アプリケーションの制作に関わっているエンジニアです。
スマートフォンのアプリケーションだけでなく、企業内の業務に関わるシステムを開発することや、銀行ATMや鉄道の自動改札など、社会的なインフラに関わることもあるります。
規模がかなり大きくなるため、経験や多岐にわたる知識が求められる業務が多くなっていますよ。
⑥プログラマー
プログラマーは設計されたシステムや設計書に従いコーディングを行い、プログラムを実装する業務を行います。
システムエンジニアとプログラマーはよく混同されますね。
違いとしては、システムエンジニアは設計や開発を担当しておりますが、プログラマーはコーディングの実装がメイン業務です。
未経験からITエンジニアになるための志望動機例文7選
自分がどのエンジニアになりたいのかを明確にした上で、そのエンジニアの志望動機を考えましょう。
ここでは各エンジニアの志望動機の例を紹介します。
- システムエンジニアの志望動機
- Webエンジニアの志望動機
- インフラエンジニアの志望動機
- セキュリティエンジニアの志望動機
- アプリケーションエンジニアの志望動機
- プログラマーの志望動機
①システムエンジニアの志望動機
システムエンジニアは、クライアントの要望をシステムに反映させなければならないため、ヒアリング力が問われます。
その上、システムを完成させるために論理的な思考も必要です。
システムエンジニアの志望動機では、これらの能力をアピールしましょう。例文を紹介します。
私はシステムエンジニアに強い興味を持っており、システムエンジニアとして働きたいと考えております。 システムエンジニアを志望するきっかけになったのは、大学の授業の一環で行ったウェブアプリケーションの開発プロジェクトです。 ゼロから設計し、ユーザーが実際に利用できる形にまで仕上げる過程で、技術的な課題に直面しました。 しかしそれを解決するために試行錯誤を重ねた経験が、システムエンジニアの醍醐味だと感じました。 私は論理的に物事を考えることが得意と自負しています。 その強みを御社でも発揮して、システムエンジニアとして活躍したいと考えております。 |
②Webエンジニアの志望動機
Webエンジニアはwebに関して多岐に渡る知識が必要ですが、企業側も学生に全ての領域に関して見識があることを求めません。
それよりも向上心を持ち、学びながら業務を行えるかを重視します。
志望動機では、学習意欲が高いことをアピールできると好印象を与えられます。
以下に例文を紹介します。
私がWebエンジニアを志望する理由は、幼い時に趣味でHPを作っていて、自分の思い通りにデザインできた時の喜びが忘れられないからです。 小学生の時に授業の一貫で自分の自己紹介ページを作成しました。 私はデザインもこだわりたいと思い、文字のサイズなどを調整しようとしましたが思い通りにならず、それが悔しかったのを覚えています。 高校生になってから情報技術の授業でまたHPを作る授業があり、その時にプログラミング言語を使ってデザインを変えられることを知りました。 そこからはプログラミングを学び、自分の思い通りのHPを作れるようになり、思い通りに作れた時の達成感を感じながらHPを制作していました。 御社でもわからないことを粘り強く調べ、クライアントの要望を形にするという仕事に携わりたいと思いWebエンジニアを志望させていただきました。 |
③インフラエンジニアの志望動機
インフラエンジニアの志望動機では、自分がインフラエンジニアを目指すきっかけになったエピソードをしっかり伝えることを意識しましょう。
例文を紹介します。
私がインフラエンジニアを志望する理由は、私自身なくてはならない存在になりたいという価値観があるからです。 ネットワークやサーバーなど、IT技術を扱う上で欠かせないものをバックアップしているのがインフラエンジニアだと思います。 表舞台には立たないものの、影ではかなり責任重大な役割を担っているポジションだと考えております。 私自身、表舞台に出るよりも、裏側でサポートする役割が向いていると感じているため、インフラエンジニアとして現代のIT技術を支える役割を全うしたいと考えています。 |
④セキュリティエンジニアの志望動機
セキュリティエンジニアは、企業の重要な秘密を守る存在なので、正義感や安心感、信頼感などが問われます。
志望動機にはこれらの要素をエピソードも交えながら盛り込めると良いです。例文を紹介しますね。
私はセキュリティエンジニアを志望します。 私は学生時代、信頼していた友達に他の人には知られたくないような秘密を打ち明けました。しかし友人はその秘密をあっさりと他の人に話してしまいました。 この出来事から、その友人に対して信頼が落ちてしまったこともありますが、それ以上に自分自身の秘密は自分で守らないといけないと感じました。 そのため、情報を扱うことに対して慎重になりました。また、他人の秘密も必ず守るようにしようと心に決めました。 そんな時に、セキュリティエンジニアの仕事を知りました。 大学で学習しているプログラミングを通して大切な情報を守る仕事があるのだと気づき、セキュリティエンジニアを志望するようになりました。 |
⑤アプリケーションエンジニアの志望動機
アプリケーションエンジニアが関わるシステム開発はかなり広範囲です。
そのためどんな分野でも関心を持って取り組めることをアピールすることで、内定をもらいやすくなります。
アプリケーションエンジニアの志望動機の具体例を紹介します。
私がアプリケーションエンジニアを志望するようになった理由は、普段何気なく使っているものも裏にも、プログラミングがあるというすごさを知ったことがきっかけです。 私の叔父がアプリケーションエンジニアとして働いており、「この改札のシステム、実はおじさんが作ったんだよ」と教えてくれて、こんなものを作る人がいるんだとびっくりしたのがきっかけです。 そこから街の中にあるものを見るたびに、ここにもシステムが組み込まれているんだ、と気づくことが多くありました。 今まで気づかなかったけど多くのシステムが隠されているのだと思い、自分も陰ながら人々の生活を支えるような仕事をしたいと思ったため、アプリケーションエンジニアを志望しています。 |
⑥プログラマーの志望動機
プログラマーは実際に設計されたシステムのコーディングを行う仕事です。コーディングには正確性や細かい作業をコツコツ行う能力が求められるので、これらをアピールできるとよいです。
プログラマーの志望動機の具体例を紹介します。
私がプログラマーを志望する理由は、プログラミング自体が好きということと、コツコツと続けることが得意だからです。 私は大学入試の時1年間浪人しましたが、この1年間は1日も欠かすことなく毎日12時間以上勉強していました。 また学生時代にはバレーボールをしていましたが、こちらも小学生の時から高校生の時までほぼ欠かすことなく全ての練習に参加し、着実に実力をつけていき最後の夏の大会では県大会優勝を果たしました。 次は今私が興味を持っているプログラミングの分野でコツコツ努力を積み重ねていき、プログラマーとして活躍したいと考えています。 |
未経験からITエンジニアを志望する際に準備すべきこと
ITエンジニアは未経験からでもなれますが、いくつか準備しておくべきことがあります。
取り組んでおきたい準備は以下の3つです。
- なぜITエンジニアになりたいのかをはっきりと伝えられるようにする
- 志望する企業を選んだ理由も明確にする
- 志望する企業が求めている人材であることをアピールする
①なぜITエンジニアになりたいのかをはっきりと伝えられるようにする
まずは、なぜITエンジニアになりたいのかを明確にしましょう。
世の中には多くの仕事があります。そんな中でITエンジニアになりたい理由が明確でないと、企業はあなたを採用する決定打に欠けてしまいます。
過去を振り返っていき、どんな出来事がきっかけでITエンジニアになろうと思ったのか振り返ってみましょう。
②志望する企業を選んだ理由も明確にする
ITエンジニアになりたい理由が明確になっても、ITエンジニアを募集している企業は星の数ほどあります。そんな中で、どうしてその企業を選んだのかを明確にしましょう。
まずは業界研究・企業研究を行い、その企業がどういったMission、Visionを掲げているのかを調べてください。
そして自分の価値観も明確にした上で、企業のMission、Visionと見比べてみてマッチするところがあれば志望動機に組み込みましょう。
他にも応募する企業のHPやSNSを見て、どうしてその企業に入りたいと考えているのか、その企業でなくてはならない理由を明確にしてください。
③志望する企業が求めている人材であることをアピールする
企業ごとに求めている人材は異なります。
そのため、応募する企業がどういった人材を求めているのかを理解しておくことが大切です。
その上で、自分自身の強みを前面に出しながら、自分はその企業が求めている人材であることをアピールしましょう。
未経験でITエンジニアを志望する際のアピールポイント
ITエンジニア未経験であっても、受け答えの仕方で印象を変えられます。面接では以下の5つを意識して話してください。
- ITエンジニアへの興味や学ぶ意欲
- 入社することで企業側にどんなメリットがあるか
- 忍耐力や思考力などの自分の性格適正
- コミュニケーション能力の高さ
- 今までの経験・実績で活かせるものを探す
①ITエンジニアへの興味や学ぶ意欲
これからITエンジニアになるのに、そもそも興味がなければその仕事は続かない上に企業もそういった人を採用しようとは思いません。
ITエンジニアという仕事に対して興味を持っていることをアピールしましょう。
学ぶ意欲がないと企業も教育が大変になるため、しっかり学ぶ意欲はあることを伝えておきましょう。
②入社することで企業側にどんなメリットがあるか
自分がその企業に入社することで、どういったメリットがあるのかも企業に伝えると、採用を決める際の判断材料になります。
こちらもエピソードを交えながら自分を採用するメリットを伝えられると良いです。具体例を紹介します。
学生時代にバスケ部の部長をやっていた経験があり、チームのメンバー1人1人のコンディションを気にかけながら練習や試合を行ってきました。 メンバーは30人以上いましたが、毎回の練習で1人1人に声をかけてコミュニケーションを取るように意識したところ、チーム全体として団結力が高まり、連携プレーがチームの強みとなりました。 その結果、これまで達成できなかったインカレ出場という結果にもつながりました。 こうした経験から、私はチームの団結力を高めたり、1人1人と深くコミュニケーションを取り、相手のことを理解する能力が優れており、御社でもその能力を活かしクライアントの要望以上のものを作りたいと考えています。 |
③忍耐力や思考力などの自分の性格適正
エンジニアの業務を行う上で、システムが完成するまで修正を繰り返す忍耐力や、どうすればシステムが思う通りに動くかを考える思考力が必要となります。
未経験の場合、プログラミングに関する実務経験はないものの、それ以外の面で忍耐力や思考力をアピールできると良いです。
④コミュニケーション能力の高さ
エンジニアはクライアントが希望するシステムを作り上げる必要があるため、クライアントからの要望をしっかりヒアリングし、その希望をシステムに落とし込むことが必要です。
またチームメンバーと密に連絡を取り、システムの進捗や現状の課題などをシェアしながら業務を進める必要があり、コミュニケーション能力が問われます。
未経験の場合、技術的な部分よりもどういう人柄なのかを見られる傾向が強く、コミュニケーション能力に関しても未経験だからこそチェックされる部分なので、しっかりアピールしましょう。
⑤今までの経験・実績で活かせるものを探す
未経験であっても、これまでの経験や実績で活かせるものがないか探してみましょう。
例えば高校や大学の授業で制作したもの、アルバイトで制作したもの、趣味で制作したものなどどういったものでも良いです。
実際の製作物があるとベストですが、なくてもどんな経験をしたのかを話せるとそれだけで企業からの印象が変わります。
再度自分の過去をを振り返ってみて、就職活動で生かせそうな経験がないか探してみましょう。
未経験でITエンジニアを目指すときに書いてはいけない志望動機
未経験でITエンジニアを目指す際、積極的に述べた方がいいものがある反面、これを書いてしまうと悪い印象を与えてしまう、というものもあります。
好印象を与えるよりも、悪い印象を与えない方が大切なので、以下の4つは記載しないよう注意してください。
- ネガティブな転職・志望動機
- ただ学びたいという具体性のない動機
- 実体験に基づかない動機
- 給与などの待遇面の動機
①ネガティブな転職・志望動機
ネガティブな志望理由は避けてください。例えば前職は残業が多かったから、給料が少なかったから、といった理由はNGです。
こうした志望理由は、企業側から見ると忍耐力がない、わがまま、採用しても同じ理由で辞められそう、という目線で見られてしまいます。
本当だったとしてもネガティブな転職・志望理由は避けて、ポジティブな理由に変換してください。
②ただ学びたいという具体性のない動機
学びたい、という言葉は向上心があるように聞こえるかもしれませんが、それだけでは企業にとっては採用するメリットがありません。
あなた自身は学ぶことができて成長に繋がるかもしれませんが、それによって企業がどうなるのかも合わせて伝えましょう。
そうでないと、企業側としてはただノウハウを取られてしまうだけ、というようにも聞こえてしまいます。
③実体験に基づかない動機
実体験に基づかない動機は信憑性に欠け、本心を話しているのかと疑われてしまいます。
志望動機などを話す時は必ずエピソードを加えて自分の主張の根拠を示しましょう。
④給与などの待遇面の動機
お給料がたくさんもらえる、休みがたくさんある、という理由も避けてください。
こうした理由を挙げると、企業側には、短い時間で効率的に稼ぎたいのか、と思われてしまい、悪い印象を与えてしまいます。
待遇面にフォーカスするのではなく、自分がやりたいことやなりたい像、業務内容などにフォーカスして志望理由を述べましょう。
未経験からエンジニアを目指す志望動機を作り上げよう
この記事では、未経験からエンジニアを目指す人に向けて、どのように志望動機を作ればよいのか、具体例も紹介しながら解説してきました。
エンジニアはいくつかの種類に分かれているので、まずは自分がどのエンジニアになりたいのかを明確にし、その上で志望動機を作る必要があります。
未経験であっても、実務経験以外でアピールできる部分はたくさんあります。この記事を参考に内定をもらえる志望動機を作り、希望の就職先の内定を勝ち取りましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。