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営業アシスタントの志望動機の書き方・例文9選!高評価されるコツやNG例文も紹介

「営業アシスタントに採用されるには、どんな志望動機を書けばいいの?」とお悩みではありませんか。

こちらの記事では、高評価される志望動機の書き方・伝え方のコツや、強み別の例文を紹介します。

さらに、営業アシスタントで求められる能力や経験、資格も解説するので、自分の強みを見つけることができますよ。

魅力的な志望動機を作成し、営業アシスタントの内定を目指しましょう。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

記事の監修者

紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

営業アシスタントとは?

営業アシスタントの志望動機の書き方・例文9選!高評価されるコツやNG例文も紹介

まずは、営業アシスタントの仕事について詳しく解説します。

  1. 営業アシスタントの仕事内容
  2. 営業アシスタントで求められる能力
  3. 営業アシスタントで活かせる経験・資格

営業アシスタントの仕事について理解を深め、志望動機でアピールできる強みを見つけてみましょう。

①営業アシスタントの仕事内容

営業アシスタントは、以下のように営業に関わる事務処理を行う「営業事務」の仕事に加えて、取引先への同行といった営業のサポート業務も行うのが特徴です。

  • 書類作成
  • 受注発注の管理
  • 物流(出荷)手配
  • 在庫管理
  • 顧客対応
  • 備品の管理
  • アポイントの取得
  • スケジュール管理営業への同行

また、業務内容や販売している商品・サービスをしっかりと把握し、営業マンが滞りなく業務を行えるよう段取りする必要があります。

営業アシスタントの能力が、営業そのものの成績にも大きく影響する場合も。営業マンが営業活動に専念できるように、きめ細やかなサポートが必要な仕事と言えるでしょう。

②営業アシスタントで求められる能力

営業アシスタントでは、以下のようにコミュニケーション力や、事務処理能力の高さが求められます。

  • コミュニケーション能力
  • 丁寧でこまやかな気配り
  • 業務効率化への工夫
  • 事務処理の正確さ・スピード
  • スケジュール管理能力
  • 情報収集力や読解力
  • 臨機応変な対応力
  • 言葉遣いや文章の丁寧さ
  • システム管理を含むPCスキル

営業アシスタントは、取引先や顧客への対応も業務の1つです。営業への取り次ぎや、応接室への案内を行うため、コミュニケーション力が高いほど営業の窓口としての心証も良くなるでしょう。

また、営業業務では、契約書や見積書、請求書といったさまざまな書類を取り扱るため、スピーディーかつ正確に処理できる能力も必要ですよ。

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③営業アシスタントで活かせる経験・資格

営業アシスタントで活かせる経験や資格は以下の通りです。

資格名内容
MOSWordやExcel、PowerPointのスキルを証明する資格
秘書検定秘書として必要な基礎能力や知識、技術を問う検定
日商PC検定文書作成や業務データ活用のパソコンスキルを証明する資格
ビジネス文書検定ビジネス文書の定型や用語への理解、作成スキルを評価する検定

最近では受発注システムが導入され、レベルの高いシステム管理や操作能力が求められることも少なくありません。

そのため、営業アシスタントではパソコンに関する資格や経験が活かせます。

また、コミュニケーション力やマナーが求められる仕事の経験や秘書検定、ビジネス文書の資格も重要なアピールポイントになるでしょう。

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4ステップで完結!営業アシスタントの志望動機の書き方・伝え方

営業アシスタントの志望動機の書き方・例文9選!高評価されるコツやNG例文も紹介

ここからは、営業アシスタントの志望動機の書き方・伝え方を4ステップに分けて紹介します。

  1. 結論から書き始める
  2. その結論に至った背景を伝える
  3. 活かせる経験やスキルをアピールする
  4. 熱意や意気込みをアピールする

各ステップを詳しく解説するので、採用担当者に高く評価されるポイントを押さえておきましょう!

①結論から書き始める

まず、営業アシスタントの志望動機を書く際は、結論から始めましょう。これにより志望動機を明確に示すことができ、採用担当者の目に留まりやすくなります。

また、結論から始めると簡潔かつわかりやすい内容にまとまるので、論理的な思考力をアピールできるのもポイントです。

結論から始めるのは志望動機に限らず、他の質問やエントリーシートでも言えることですので、ぜひ意識してみてください。

②その結論に至った背景を伝える

結論の次に、以下のようにその結論にたどりついた背景や具体的なエピソードを続けてください。

企業が求めているのは、情熱を持って企業に長く貢献し続ける人材です。

企業研究をしっかり行ったうえで、その企業でなければ実現できない目標やキャリアプランを述べると情熱や真剣さをアピールできます。

③活かせる経験やスキルをアピールする

営業アシスタントの業務で活かせる経験やスキルは、積極的にアピールしましょう。

営業アシスタントで活かせる経験・資格でお伝えしたように、パソコンに関する資格や営業・接客の経験は高評価につながりますよ。

実績は、「顧客満足度を30%上げることができた」、「3か月連続で売上トップを獲得した」のように、具体的な数字を示せると説得力を持たせることができます。

大学時代や過去の経験から、営業アシスタントの業務に活かせるものがないか今一度思い返してみてください。

④熱意や意気込みをアピールする

志望動機の最後には必ず熱意や意気込みをアピールします。

営業アシスタント業務では、一般的に約3年を目途に営業としての業務をできるようになることが求められますよ。

中期的な目標を決め、「業務の効率化をはかりたい」「営業知識を深めスキルを磨きたい」といったスキルアップや成長につながるような目標を掲げましょう。

さらに、具体的に自分の描くキャリアプランまで語れると、採用担当者から「将来性がある」とみなされるので、ぜひアピールしてみてください。

【強み別】営業アシスタントの志望動機の例文9選

こちらでは、営業アシスタント志望の方向けの志望動機例文を解説します。アピールしたい強み別に紹介しているので、自分の強みに近いものを見てみてくださいね。

  1. 縁の下の力持ち
  2. コミュニケーション力がある
  3. 臨機応変に対応できる
  4. 資格を持っている
  5. 気配りができる
  6. スケジュール管理が得意
  7. コツコツ取り組むのが得意
  8. 明確なキャリアビジョンがある
  9. 営業アシスタントに適正がある

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、9個の例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①縁の下の力持ち

営業アシスタントに求められる「支える力」を軸にした志望動機の例文です。

裏方としての貢献に価値を見出す姿勢が伝わる内容になっているか、エピソードと職種とのつながりを意識して構成することが大切です。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私は、営業担当者を支える営業アシスタントとして、チーム全体の成果に貢献したいと考えています。誰かの力になることにやりがいを感じる性格を活かし裏方として細やかに周囲を支えることにやりがいを感じるため、縁の下の力持ちとして活躍することが目標です。
添削コメント|「誰かの力になることにやりがい」は抽象的で他職種にも当てはまりやすく、営業アシスタント志望の理由としては弱くなります。支援スタイルの具体性を加えることで、「縁の下の力持ち」というテーマが一層明確になります。
【根拠となるエピソード】
大学のゼミ活動では、発表担当ではなく、資料作成やスケジュール調整を中心に担当し、メンバーを支える役割に徹してきました。表立って評価されることは少ない役割でしたが、仲間から「○○がいたから安心して進められた」と言われたことが、大きな自信につながりました。発表後に「準備がスムーズに進んだのはあなたのおかげ」と言われ、陰で支えることの価値を実感しました。
添削コメント|抽象的かつ記号表記のセリフ(○○)は信頼性に欠け、再現性も乏しいため改善が必要でした。言い換えでは、実際のやりとりを再現し、行動がポジティブに評価された背景が伝わるよう補強しています。
【エピソード詳細】
特に、合同発表会の準備では、進捗管理表を作成し、担当者へのリマインドや資料の取りまとめを行いました。細かい作業も丁寧に対応したことでタスクの抜け漏れがないようチェックリストを作成し、週の特定の曜日に進捗確認と、遅れている場合は調整をしながら作業を進めた結果、発表当日までに全員が余裕をもって準備を終えることができ、ゼミとして高い評価を得る結果となりました。
添削コメント|「丁寧に対応」は抽象的な性格評価にとどまりがちなので、「抜け漏れ防止」「進捗確認と進捗遅れへの対処」などの具体的行動に置き換えることで説得力を向上させました。行動→結果の因果が明確になり、読み手の納得感が増します。
【企業を選んだ理由】
貴社は、営業部門とアシスタント部門が密に連携し、「チームで成果を出す」という価値観を大切にしている点に魅力を感じました。チーム全体で目標を追い、支え合う風土の中、営業とアシスタントが対等な関係で協力し合う組織文化の中で、私の強みであるサポート力を発揮したいと考えています。
添削コメント|元の表現は他社でも当てはまる抽象的なフレーズでしたが、「対等な関係で協力し合う」と置き換えることで、営業アシスタントとしての役割理解と志望動機の説得力が高まりました。企業研究の深さも伝わります。
【入社後】
入社後は、営業担当者が本来の業務に集中できるよう、正確かつ迅速な対応を心がけ、信頼されるアシスタントとして貢献していきたいです。、業務フローの把握と優先順位付けを徹底し、信頼されるアシスタントとして営業活動を支えていきたいです。
添削コメント|「信頼されるアシスタント」という結論だけでは弱いため、何をすることで信頼されるのか(業務フロー把握・優先順位付け)を補足しました。アシスタント業務への理解度が伝わるようになっています。

【NGポイント】
表現が抽象的で、営業アシスタントという職種とのつながりが曖昧な点が目立ちました。「丁寧」「やりがい」といった一般的な言葉に具体性がなく、評価者に伝わりにくい内容になっていたのが主な課題です。

【添削内容】
抽象表現に対しては、「どのように支えるのか」「どんな工夫をしたのか」といった具体的行動に言い換えることで説得力を高めました。また、企業選びの理由も他社では通用しない独自性のある表現に整えました。

【どう変わった?】
行動の描写が加わったことで、「支える力」が実際の経験に裏打ちされ、職種適性が明確に伝わる内容に変化しました。営業アシスタントの役割を理解して志望していることが伝わり、評価されやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象語は具体化する
・志望理由に企業特徴を入れる
・支援行動を行動ベースで書く

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②コミュニケーション力がある

営業アシスタント職で強みとなる「コミュニケーション力」をテーマにした志望動機例文です。

自己PRでは、抽象的な表現だけで終わらせず、具体的な行動や成果を通じて、企業が求める人物像に合致することを伝える意識が大切です。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私は、相手の立場に立って行動することが得意なので、その強みを活かして営業アシスタントとしてチームの成果に貢献したいと考えています。営業アシスタントとして、細やかな気配りと連携力を活かし、営業担当者が成果を出しやすい環境を支える存在になりたいと考えています。
添削コメント|「チームの成果に貢献したい」という表現は貢献方法が不明瞭です。改善後は「営業担当者が成果を出しやすい環境」など具体的な目標と役割を明示し、応募者の意欲と業務理解を両立できています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、飲食店のアルバイトを通じて、お客様とスタッフ双方の満足度を高めるための対応を心がけてきました。相手の状況に応じた声かけや、トラブルを未然に防ぐ意識を持って接客やチームとの連携に取り組んできました。
添削コメント|「満足度を高めるための対応」では内容が漠然としており、具体的な行動が見えにくくなっています。改善後は「声かけ」「トラブル防止」など実際の行動に落とし込んでおり、強みとの関連が明確です。
【エピソード詳細】
具体的には、混雑時にもスタッフ同士の連携が円滑にいくよう、率先して声かけや役割分担を行い、結果としてクレームの削減や売上向上に貢献できました。この経験から、周囲の状況を把握しながら円滑なコミュニケーションを取る力が身についたと実感しています。この経験から、相手の立場や全体の流れを意識しながら行動する重要性を学びました。
添削コメント|元の文章は「力が身についたと実感」という表現に留まっており、読み手に伝わりにくい印象があります。改善後は「立場や流れを意識」と具体行動に根ざした学びを示し、再現性のある印象を与えます。
【企業を選んだ理由】
貴社は営業チーム全体の連携を重視しておられ、サポート業務にも主体的に取り組める点に魅力を感じました。貴社が営業サポートを“成果に直結する役割”として位置づけている点に共感し、自らもその一員として貢献したいと感じました。未経験者への研修制度が整っている点も、安心して成長できる環境だと感じています。一から着実にスキルを身につけていけるため、自身の成長と挑戦に最適だと考えています。
添削コメント|元の表現は「魅力を感じた」「安心できる」といった感情中心でした。改善後は企業理念との共感や研修の制度を自己成長と結びつける形で説得力を高め、志望度の強さが具体的に伝わるようになっています。
【入社後】
入社後は、正確でスピーディーな対応を心がけながら、営業担当者が安心して業務に集中できる環境づくりに努めてまいります。状況に応じた優先順位の判断や、先回りしたサポートを実行し、営業チーム全体のパフォーマンス向上に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「安心して業務に集中できる環境」では曖昧で、どのように貢献するのかが伝わりません。改善後は「優先順位の判断」「先回り」といった具体行動があり、実務イメージを持たれやすい記述に仕上がっています。

【NGポイント】
全体的に、抽象的な表現や主観的な感想にとどまる箇所が多く、応募者の具体的な行動やスキルが読み手に伝わりづらくなっていました。特に「チームの成果に貢献したい」「安心して成長できる」といった表現は内容が曖昧で、説得力に欠けた印象でしたね。

【添削内容】
抽象的な表現を避け、すべての段落で応募者の具体的な行動や考え方を明示する形に修正しました。また、企業が求める人物像にマッチするよう「先回りしたサポート」や「成果への貢献」といった表現を盛り込み、実務イメージと意欲が自然に伝わるよう整えています。

【どう変わった?】
応募者の強みが実体験と紐づいたことで説得力が増し、企業側も実際の仕事を任せたときのイメージが持ちやすくなりました。特に、「どのように行動し、何を意識してきたのか」を明確に示すことで、再現性のあるスキルとして評価される可能性が高まっています。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象表現は具体化する
・感情表現は行動で補う
・志望先の特徴と結びつける

③臨機応変に対応できる

今回の例文は「臨機応変な対応力」を強みにした営業アシスタントの志望動機です。自身の強みを伝える際は、抽象的な表現を避け、エピソードと具体的な行動を組み合わせて説得力を高めましょう。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私の強みである臨機応変な対応力を活かし、営業アシスタントとして貴社の営業活動を円滑にサポートしたい日々の業務の変化に即座に対応して営業活動をサポートしたいと考え志望いたしました。
添削コメント|自分の強みは明確に示せていますが、それをどのように利用していくかがあまり伝わってきませんでした。そのため、臨機応変な対応力を活かす内容に変更しています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、学園祭実行委員としてイベント運営に携わった際、予期しないトラブルが頻発しましたが、柔軟な判断で解決した経験があります。本番直前の機材トラブルや出演者の急なキャンセルが相次ぎましたが、私は迅速に代替案を考え、円滑に対応できた経験があります。
添削コメント|「予期しないトラブル」を「機材トラブル」「出演者のキャンセル」という具体的な内容に改善しました。説得力が増し、臨機応変さを採用側がイメージしやすくなっています。
【エピソード詳細】
特に印象的だったのは、当日ゲストの遅刻でイベント開始が遅れそうになったときです。私はすぐに状況を把握し、他の企画の順番を変更しながら来場者への説明を丁寧に行いました。そして、多くの方から感謝の言葉をいただきました。来場者やスタッフがスムーズに行動できるよう状況を細かく共有し、結果として場の混乱を未然に防ぎました。この経験から、想定外のトラブルにも冷静に対処できる自信を得ました。この経験を通じて、予想外の事態でも即座に状況を把握し、適切な判断と行動が取れる重要性を学びました。
添削コメント|感謝の言葉をもらったという曖昧に思えてしまう結果ではなく、事実を述べたことで、企業側が臨機応変な対応力を判断する材料が増えました。
【企業を選んだ理由】
貴社の営業アシスタント職は営業担当者や顧客とのコミュニケーションを密に取りながら柔軟なサポートを行うと知り、私の対応力が最大限に活かせると考えました。また、未経験者にも丁寧な研修があるという貴社の環境にも魅力を感じています。また貴社は営業担当者が顧客訪問に専念できるよう、細やかなサポート業務に力を入れており、私自身の「周囲の状況を常に確認しながら先回りする行動力」を活かせると感じました。
添削コメント|研修環境に惹かれたという受け身な理由を、企業の特徴(営業担当者への細やかなサポート体制)に変更しました。積極性が伝わり、入社意欲を明確に示せています。
【入社後】
入社後は、状況の変化を迅速に捉え、営業スタッフや顧客が安心して仕事ができるよう先回りした行動を心がけます。入社後は資料作成や日程調整などの業務を迅速かつ正確にこなすことで、営業担当者の業務負担を軽減し、チーム全体の成果向上に貢献したいと考えております。
添削コメント|抽象的な「安心感」や「先回りした行動」を、資料作成や日程調整といった具体的な業務内容に置き換えました。実務的な視点から活躍イメージが具体化され、入社後の貢献が明確になりました。

【NGポイント】
エピソードや入社後の活躍イメージに抽象的な表現が多く、実際にどのような対応をしたかが伝わりませんでした。また企業を選んだ理由に「研修が魅力」という受け身な姿勢が目立ち、企業への主体的な貢献意識が不足していました。

【添削内容】
抽象的な表現を避けるために、実際に起こったトラブルの具体的な内容や行動を記載しました。企業を選んだ理由についても「営業担当者への細やかなサポート体制」といった企業の特徴を軸にして、主体的な視点から書き直しました。

【どう変わった?】
具体的なトラブルや対応策を明記したことで、臨機応変な強みをより明確にイメージできる内容になっています。また企業を選んだ理由でも主体性を示し、入社後の明確な活躍イメージを加えたことで、意欲と即戦力としての魅力が大幅に向上したでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象表現を避ける
・主体性を示す
・活躍を具体的に

④資格を持っている

営業アシスタントとして「資格を活かしたい」と考える就活生向けの例文です。

説得力のある自己PRを作成するには、取得した資格の内容だけでなく、それを活かした行動や成果を具体的に伝えることが重要です。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私は、簿記資格で培った事務処理の知識と、周囲を支える姿勢を活かして、営業アシスタントとして貴社の営業活動を支えたいと考えています。
添削コメント|元の文章では、事務処理の知識だけを営業アシスタントとして生かしていくような文章になっています。そこに、人をサポートしたいという姿勢を付け加えることでより一層業務とのマッチ度をを表しています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、ゼミの会計担当として収支管理を任された経験があります。正確さが求められる業務の中で、地道に見直しを重ねることで、ゼミ内の信頼を得られたことが自信となりました。細かい記録のずれを都度チェックし、ミスの原因を見つけて改善する姿勢を評価され、任された役割をやり抜いたことが自信につながりました。
添削コメント|抽象的な「信頼された」「自信となった」だけでは企業側に伝わりづらいため、実際の行動とその結果を具体的に書き直しました。営業アシスタント職に求められる「ミスを防ぐ力」や「改善意識」が伝わるよう修正しています。
【エピソード詳細】
当初は支出の記録漏れが多く、帳簿が合わないこともありましたが、自主的に簿記の勉強を始め、資格取得を通じてミスを減らす工夫を習得しました。専門知識が不足していると感じ、独学で簿記の学習を始めました。学んだ知識を実務に応用し、支出項目ごとにチェックリストを作成するなどの工夫を行った結果、記録精度が向上しました。その結果、年間予算の管理を一人で任されるようになりました。
添削コメント|「資格を持っている」というテーマに沿いつつ、単なる取得報告に終始しないよう「実務での応用」まで言及しました。簿記の知識を活かした工夫と成果が明示され、説得力のある志望動機へと強化されています。
【企業を選んだ理由】
貴社は営業と事務の連携を重視し、チームで成果を生む体制が整っている点に魅力を感じました。営業担当とアシスタントが密に連携し、業務の分担と協力によって成果を上げている点に惹かれました社員の声を活かした業務改善の取り組みなど、柔軟な組織風土にも共感しました。
添削コメント|削除部分は抽象的なフレーズに終始し、他社でも使い回せる印象を与えていました。修正後は「連携」や「分担」など業務の実態に即した表現を用い、企業の特徴と志望理由の接続がより明確になっています。
【入社後】
入社後は、営業の方が業務に集中できる環境づくりを意識し、正確でスピーディーなサポートを行いたいです。ミスを防ぐ仕組みや、業務の優先順位を整理する工夫を日々積み重ねることで、営業担当の方が安心して業務に取り組める体制を整えたいです。また、業務改善にも主体的に取り組み、チーム全体の効率向上に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「正確でスピーディーなサポート」は抽象的な印象を与えるため、どのような工夫で支援するかを具体化しました。採用担当は「具体的な支援方法」や「入社後の主体性」を重視するため、日々の意識や行動レベルで示すことが重要です。

【NGポイント】
エピソードの中で「資格取得」が重要なキーワードであるにもかかわらず、それが実際の行動や成果にどう結びついたのかが不明確でした。また、「正確さ」や「魅力」といった抽象的な表現に留まり、根拠に説得力を欠いていた点も評価を下げる要因でした。

【添削内容】
抽象的な語句を削除し、代わりに「チェックリストを作成」や「改善の姿勢を評価された」といった具体的な行動を挿入しました。また、資格取得のプロセスだけでなく、その知識をどのように業務に活かしたかを補足し、全体の説得力を高めました。

【どう変わった?】
営業アシスタントに求められる「正確性」「サポート力」「改善意識」が明確に伝わる内容へと進化しました。企業側は、入社後の活躍イメージを持ちやすくなり、未経験であっても実務適性があると感じられる構成になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・抽象語は具体化する
・資格は活用法まで書く
・企業の取り組みに言及して企業理解を示す

⑤気配りができる

この例文は、「気配り」を強みとする就活生が営業アシスタント職に応募する際の志望動機です。

自己PRでは、気配りを単なる性格ではなく「具体的な行動」にまで落とし込むことで、実務適性としての説得力を持たせることが大切です。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私は、相手の立場を考えて行動する「気配り」の力を活かし、営業アシスタントとして営業担当者の業務を円滑に支える役割を担いたいと考えています。 営業担当が職務に集中できる環境を作りたいと考えています。
添削コメント|元の文章では「気配り」をどのように職務に活かしていくのかが不明瞭でした。そのため、「気配り」を活かせる内容の業務について触れることで、業界理解を採用担当者に示せている内容になりました。
【根拠となるエピソード】
学生時代、カフェのアルバイトでホール業務を担当し、常連のお客様の好みや混雑時のスタッフの動きを先回りして把握するよう努めていました。常連のお客様の好みを覚えて注文時や配膳時の行動に活かしたり、店内の状況を観察しながら自分の役割を調整したりするよう心がけていました。
添削コメント|「先回りして把握する」という表現は抽象的で具体的な行動が伝わりにくいため、記憶や観察などの実際の行動に置き換えました。採用担当者が再現性をイメージしやすくなるよう意識した修正です。
【エピソード詳細】
特に忙しい時間帯には、調理スタッフの負担を減らすために注文を一時的に調整し、常連のお客様には注文前にいつものメニューをご案内するなど、相手の状況に応じた配慮を心がけてきました。その結果、お客様からの感謝の言葉を多くいただき、店舗責任者からも信頼を得ることができました。その結果、「気が利くね」といったお客様の言葉をいただくことが増え、接客全体の雰囲気向上に貢献できたと感じました。
添削コメント|「注文調整」はアルバイトの裁量を逸脱しており、さらに「実際に何をどうしたか」が分からなかったため削除しました。また「信頼された」という抽象表現も避け、第三者からの具体的な言葉を使い、成果を客観的に伝える構成に変更しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は営業担当と事務の連携を重視しており、チーム全体で成果を追求する体制に魅力を感じました。事務職の支援が営業成果に直接つながる環境にやりがいを感じました。社員一人ひとりの工夫を評価する風土に共感しました。自分も裏方として営業成果への支援を行い、貴社に貢献したいと考えています。
添削コメント|「魅力を感じました」という主観的な言い回しを削除し、「やりがいを感じた理由」を具体的に書くことで企業理解の深さを示しました。アシスタント職が成果に貢献できるという点への関心が伝わる構成です。
【入社後】
入社後は、営業の方が本来の業務に集中できるよう、細かな業務を丁寧に先回りして対応し書類作成やスケジュール管理などを通じて周囲をサポートし、チーム全体の生産性向上に貢献していきたいです。相手の立場に立った配慮を大切にしながら、信頼される存在を目指します。
添削コメント|「先回りして対応」は抽象的かつ漠然とした表現になっていたため、営業アシスタントの主要業務に即した行動(書類作成・スケジュール管理)を具体的に挙げ、実行可能性を高めました。

【NGポイント】
全体として、気配りという強みをどう活かすかが主観的な表現に偏っていました。特に「信頼された」「負担を減らすために調整した」といった表現は、実際の行動や立場と照らし合わせると整合性に欠け、説得力が弱くなっていました。

【添削内容】
主観的な表現を具体的な行動や発言に置き換え、「誰に対して」「どのように気配りを発揮したのか」「それがどう評価されたのか」という視点で調整しました。また、実務との接点を明確にするため、気配り力を営業アシスタント業務にどう活かせるかも示しました。

【どう変わった?】
行動レベルでの「気配り」が示されたことで、企業は応募者が現場でどのように貢献できるかを具体的に想像しやすくなりました。未経験でも職種理解があり、強みが実務で活きることを示せた点が高評価につながるでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
・主観的表現は避け、事実ベースで説明
・強みは行動で示す
・強みを実務にどう活かすか示す

⑥スケジュール管理が得意

この例文では、スケジュール管理力を武器に営業アシスタント職を目指す就活生が、実体験を通じて強みを伝える構成になっています。

自己PRでは「何が得意か」だけでなく、「どんな行動でどう役立つか」を明確にすることがポイントです。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私は、計画的に物事を進める力と全体を見渡す視点を活かして、営業アシスタントとしてチームの業務を円滑に支えたいと考えています。 営業アシスタントとして全体業務を総括し、事前準備を欠かさずにチームの業務に携わりたいと考えます。
添削コメント|元の文章では、自分の強みをどのように活かすかが具体的に書かれていませんでした。そのため、営業アシスタントとしてどのように仕事をしていくか具体的に記述しました。
【根拠となるエピソード】
大学のゼミ活動で学外との連携イベントを担当した際、複数の進行タスクを整理し、スケジュール表に落とし込んで全体管理を任された経験があります。チーム全体の進捗を見ながら各作業のスケジュールを調整し、運営の土台を支える役割を担いました。
添削コメント|「全体管理を任された」はスケールが大きく、学生の裁量として現実味に欠ける印象を与える表現です。チーム支援という立場に沿って、役割を正確に言い換えることで信頼性を高めています。
【エピソード詳細】
当初は進捗の遅れが出ていたものの、参加者や担当ごとの期日を一覧化し、毎週のミーティングで優先順位を明示しながら調整しました。その結果、全工程をスムーズに進行させ、予定通りにイベントを実施することができました。結果として、各自の作業状況を可視化できるようになり、遅れなく作業が進むようになりました。
添削コメント|イベント成功の事実を主張するより、どのように改善したかという「プロセスの成果」を強調する方が、スケジュール管理の実行力として説得力が増します。再現性を意識した修正です。
【企業を選んだ理由】
貴社は営業と事務の連携を重視しており、正確な業務進行が成果に直結する点にやりがいを感じました。日々の業務段取りや進行管理が、営業成果に貢献できる点に強く魅力を感じました。また、チームワークを重視する社風にも共感しました。
添削コメント|「やりがいを感じました」は抽象度が高く、自分との接点が伝わりにくくなります。貢献可能性に焦点をあて、スケジュール管理が活きる環境であることに納得している様子を示しました。
【入社後】入社後は、営業担当の方が本来の業務に集中できるよう、日程調整や資料準備などを計画的に進め、チーム全体の進行をスムーズにする役割を担いたいと考えています。
添削コメント|元の文章では、役割についての記述はありますが具体的な内容についての記載はありませんでした。そのため、「日程調整、資料準備」といった具体性のある業務内容を入れ込みました。

【NGポイント】
抽象的な言葉でスケールの大きな成果を語っていたため、実際に担っていた役割が分かりづらくなっていました。特に「全体管理を任された」「予定通りに実施した」といった表現は根拠が弱く、評価者の共感を得づらい要素となっていました。

【添削内容】
実際に取り組んだ作業や立場を具体的に表現し直すことで、読んだ人が状況をイメージしやすくなるよう修正しました。また、成果よりも「どんな工夫をしたか」「どんな変化をもたらしたか」に焦点を当て、説得力と再現性を意識した内容に改善しました。

【どう変わった?】
スケジュール管理を通じた行動・工夫・効果が伝わる構成になり、企業側からは「実際の業務でどう貢献してくれそうか」を具体的にイメージできるようになりました。主観的評価から客観的行動へのシフトにより、説得力が大きく向上しています。

【今回の志望動機のコツ】
・自身の役割は現実的な表現にする
・成果だけでなく改善プロセスを示す
・抽象語は具体化

⑦コツコツ取り組むのが得意

この例文は「コツコツ取り組むのが得意」という強みをテーマに、営業アシスタントに求められる着実な仕事ぶりをアピールしたものです。

抽象表現を避け、行動と成果を具体的に描写することで、信頼される人物像を意識的に構築しましょう。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私は、目の前の業務に丁寧に取り組む姿勢と、地道な努力を積み重ねる力を活かして、営業アシスタントとして営業活動をしっかりと支えたいと考えています。日々の細かい業務だけでなく、責任の大きなプロジェクトを支える役目にも取り組みたいと考え、貴社を志望しています。
添削コメント|「しっかり」ではアシスタントとしての営業活動の携わり方が不明瞭であったので、業務内容について触れる文章を追加しました。これにより、丁寧さと努力家の一面をアピールできています。
【根拠となるエピソード】
大学では図書館のアルバイトを3年間続け、資料の整理や貸出対応などの裏方業務に真摯に向き合ってきました。責任感を持って取り組みました。
添削コメント|「真摯に向き合ってきました」は気持ちの表現に寄りすぎており、企業視点では具体性に欠けます。「責任感を持って取り組んだ」とすることで、業務への姿勢を評価しやすくなります。
【エピソード詳細】
日々の業務では、返却期限の確認や配架ミスの修正など細かな作業を徹底し、利用者がスムーズに資料を探せる環境づくりを心がけました。その積み重ねが評価され、最終的には新人指導も任されました。継続的な改善意識が評価され、後輩への指導や業務の最終チェックなど、全体業務の質を保つための作業も多く任されてきました。
添削コメント|責任感がどのように評価されてきたかが分かりにくかったため「全体業務の質を保つ作業」という、責任感がないとこなせない作業を任されたという事実を伝えることで、違和感なく共感されやすい内容に修正しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は営業と事務の役割分担が明確であり、アシスタントの取り組みが営業成果に直結する点にやりがいを感じました。アシスタントの業務が営業成果に貢献できる点に魅力を感じました。縁の下の力持ちとしての貢献に価値を置く社風にも共感しました。
添削コメント|「やりがいを感じました」は抽象的かつ主観的な印象になりやすいため、「貢献できる点に魅力を感じました」と置き換えることで、企業の特徴に対してより納得感のある志望理由に仕上がっています。
【入社後】
入社後は、ルーチン業務を正確にこなすことに加え、小さなミスも見逃さずに確認することで、営業担当者の信頼を得られるアシスタントを目指してまいります。確認作業を丁寧に行い、安心して業務を任せてもらえる存在を目指します。
添削コメント|「小さなミスも見逃さず」は意図としては良くても、ネガティブな印象を与えかねません。「丁寧な確認作業」に言い換えることで、前向きで信頼感のある人物像を印象づけられます。

【NGポイント】
文章全体に抽象的な表現が多く、行動や成果が具体的に伝わりづらい箇所がありました。特に「真摯に」「やりがいを感じた」「新人指導を任された」といった表現は、自分視点に偏りすぎており、読み手の納得を得にくい構成でした。

【添削内容】
抽象表現を排除し、具体的な行動や成果が伝わるように修正しました。実績の過度な強調は避け、「業務共有」や「確認作業」といった現実的かつ客観的な語句へ言い換え、信頼される人物像を描き出しました。

【どう変わった?】
全体の説得力が向上し、評価されやすいポイントが明確になりました。特に、日常的な作業に丁寧さと継続性をもって取り組んできたことが具体的に描かれ、営業アシスタントとしての適性が伝わりやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・客観的な表現を意識する
・成果の強調は慎重に

・志望動機には明確な根拠を添える

⑧明確なキャリアビジョンがある

この例文では、営業アシスタント職を通じてどのように成長したいかを起点に、過去の経験と企業理解をつなげています。

キャリアビジョンに基づいた自己PRを作成する際は、「なぜこの職種なのか」「どんな行動が根拠となるのか」を具体的に描くことが重要です。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
私は物事を素早く把握し判断する能力を活かし、営業アシスタントとして経験を積み、将来的には営業戦略の立案やチーム全体を支える存在として成長したいと考え、志望いたしました。
添削コメント|この結論文では、自身のキャリアビジョンは明確に描かれていますが、そのキャリアビジョンで活かせる自分の強みについて言及されていません。そのためこの後の詳細エピソードに合った内容を記載しました。
【根拠となるエピソード】
大学時代に学園祭の実行委員を務め、複数のメンバーのスケジュール管理やタスクの進行管理を担当した経験があります。スムーズな進行のために、メンバーの状況を把握しながら、進捗に応じて柔軟にタスクの再配置を行う調整役を担いました。
添削コメント|元の文は一般的すぎて印象に残りづらく、「営業アシスタントらしい資質」が読み取れませんでした。改善文では「調整役」という立場を明記し、行動の中身を具体的に表現することで、サポート力や計画性の根拠として説得力を高めています。
【エピソード詳細】
イベント開催までの期間、企画が遅れているチームの進捗を把握し、優先順位を整理したうえで必要なタスクをリスト化し、メンバーに共有しました。特に遅れの出ていた企画チームに対し、課題を洗い出して共有ツールで進捗を可視化し、優先度の高い作業を明示したことでメンバーの対応が早まりました。その結果、期日までにすべての準備を完了でき、全体の進行がスムーズになったと感謝されました。
添削コメント|元の文は「進捗管理を行った」という主張に留まり、アシスタント職に求められる工夫や対応力が伝わりにくいものでした。改善後は「遅れの要因分析→可視化→改善提案」という一連の流れを入れ、実務的なアプローチ力を表現しています。
【企業を選んだ理由】
貴社は営業アシスタントを単なる事務職としてではなく、営業活動全体を支える重要な役割と位置づけている点に魅力を感じました。将来的に提案資料の作成やデータ分析など、幅広く業務を担える環境に惹かれています。特に営業支援に関する業務のDX化にも積極的である点に注目し、実践を通じて成長できる環境があると感じました。
添削コメント|削除箇所は抽象的で他社にも使い回せる表現でした。改善文では「DX化」という具体要素を盛り込み、企業理解の深さをアピールしています。キャリア形成と企業選びが結びついており、志望理由に納得感が生まれています。
【入社後】
まずは営業担当者の業務を円滑に進めるためのサポートを徹底し、ゆくゆくは売上向上に貢献できるアシスタントとして信頼される存在を目指してまいります。
添削コメント|この一文では、入社直後に期待される「支援的スタンス」と、将来的な「貢献意識」の両方が簡潔に盛り込まれています。しかし。どのような存在を目指したいのか不明瞭だったため。目指すアシスタントの像を追加しました。

【NGポイント】
エピソードや企業理解において具体性が欠けていた点が課題であり、「タスク管理をした」「魅力を感じた」などの表現は、読んだ側が「なぜ?」「どうやって?」と疑問を感じてしまいます。こうした曖昧さは、職種との適性や動機の一貫性を評価するうえでマイナスとなりかねません。

【添削内容】
具体的な業務行動や工夫の描写を追加し、単なる経験談ではなく「再現性ある行動」として読み取れるよう修正しました。また、企業選びの根拠に関しては、誰にでも当てはまる表現を削り、企業の特徴や業務の将来性に言及しています。

【どう変わった?】
全体を通じて、「成長意欲と実行力を兼ね備えた人物像」が明確に伝わる文章へと改善されました。企業側から見れば、「未経験ながらも具体的な行動経験に基づいた志望動機」であり、営業アシスタント職での活躍がイメージしやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードは具体性を意識する
・企業特徴と志望動機の繋がりを示す
・成長意欲を一貫させる

⑨営業アシスタントに適正がある

営業アシスタント職を目指すにあたっては、単なるサポート業務にとどまらず、自分の特性や貢献意識をどのように活かせるかを明確に伝えることが重要です。

今回の例文では、自分の経験と営業支援業務との親和性を意識して構成することがポイントです。

営業アシスタントの志望動機
【結論】
営業アシスタント職を志望する理由は、学生時代のアルバイト経験を通じて、サポート業務の重要性と自分の適性を実感したからです。特に、営業チームを支えることで、目標達成に貢献できることに魅力を感じましたチームの成果が個人だけでなくサポート役の働きにも大きく依存していることを実感し、自分の特性がそのような役割に合致していると確信しました
添削コメント|「魅力を感じた」という抽象的な感情表現ではなく、具体的な適性の自覚やチームへの貢献意識に言及することで、「営業アシスタントに適正がある」というテーマ性を明確にしました。志望動機の説得力を高めるには、体験を通じた気づきや価値観の変化を含めて簡潔に述べることが重要です。
【根拠となるエピソード】
大学のサークル活動で、イベントの企画運営を担当した際、リーダーとしてチームをまとめるだけでなく、運営のサポートを行う役割を担いました。その経験を通じて、物事をスムーズに進行させるためには、周囲をサポートし、必要な情報を素早く提供することが大切だと学びました。特に、進行に遅れが出た際に、細かい調整を行うことで、全体が予定通りに進行した瞬間の達成感は、非常に大きなものでした担当者間の情報共有が滞っていた際に、自ら全メンバーに進捗確認と対応状況のヒアリングを行い、再スケジューリングを行うことで無事当日の進行を間に合わせることができました。この時、裏方の働きが全体を支える力になると強く感じました
添削コメント|「達成感」という主観的表現にとどまらず、具体的な行動とその成果を盛り込むことで、サポートに対する適性と当事者意識をより説得力ある形で伝えています。営業アシスタント職に必要な「主体的に動けるサポート力」が伝わるよう補強しました。
【エピソード詳細】
この経験から、自分が人をサポートする仕事にやりがいを感じることを再認識しました。特に営業アシスタントとして、営業チームのメンバーが最大限にパフォーマンスを発揮できるようにバックアップする仕事に強く魅力を感じるようになりました営業担当者が本来の業務に集中できる環境を整えることに貢献できる点に大きな意義を感じています。具体的には、日々のスケジュール管理や資料作成を通じて営業活動を支え、チーム全体の目標達成に貢献したいと思っています。
添削コメント|「魅力を感じる」だけでは動機として弱く、どのような点に意義を感じるのかを明確にする必要があります。本項目では、サポートの具体的な価値を示しつつ、自分の志向性との一致を打ち出すことで、営業アシスタント職との適合性がより際立ちました。
【企業を選んだ理由】
貴社の営業アシスタント職は、ただ単に事務作業をこなすだけでなく、営業活動全体を支える重要な役割を担っている点に魅力を感じました貴社が営業アシスタントにも営業企画や顧客対応の初期支援など多岐にわたる業務を任せている点に注目しました。単なる事務職に留まらず、現場の動きを理解しながら支援することができる職務内容に惹かれましたまた、貴社が推進する成長性と、社員一人ひとりを大切にする企業文化に共感し、自分もその一員として成長したいと考えています。
添削コメント|抽象的な「魅力」ではなく、具体的にどのような業務内容に惹かれたのかを明示することで、「企業を選んだ理由」としての説得力が向上しました。企業研究の成果が伝わる記述は、志望度の高さを示す重要な要素です。
【入社後】
入社後は、これまでの経験を活かして、まずは営業アシスタントとしての基本的な業務をしっかりと習得し、早期に貴社の営業チームに貢献できるよう尽力します。その後は、より幅広い業務に挑戦し、営業チームの円滑な運営をサポートしながら、キャリアを積んでいきたいと考えていますその後は、データ集計や営業戦略立案の補助といった業務にもチャレンジし、営業チームの成果向上に直接貢献できる存在を目指していきたいと考えています
添削コメント|「幅広い業務に挑戦」という表現は抽象的であり、成長意欲は伝わるものの具体性に欠けていました。実務につながる例を盛り込むことで、入社後の展望が明確になり、企業側にも育成のイメージが伝わりやすくなります。

【NGポイント】
全体として「魅力を感じた」「やりがいを持った」といった主観的な表現が多く、どのような経験や行動から適性を見出したのかが曖昧でした。また、企業選びや入社後のビジョンも抽象的で、具体性と説得力に欠けていた点が課題です。

【添削内容】
それぞれの項目において抽象的な言葉を避け、具体的な行動・経験・成果に言及するよう調整しました。特に、志望動機や企業選びにおいては、自身の適性と企業の特徴を明確に関連づけるよう言い回しを工夫しています。

【どう変わった?】
志望動機や適性の根拠が明確になり、営業アシスタントとしての役割理解や貢献意識が強く伝わるようになりました。企業側から見ても、育成しやすく長期的な活躍が期待できる人物として、より高い評価を得られる内容に仕上がっています。

【今回の志望動機のコツ】
・主観表現は具体化する
・職種適性をエピソードで示す
・入社後にどう貢献できるかを
明確化

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【NG例文あり】営業アシスタントの志望動機を書くときの注意点5つ

営業アシスタントの志望動機の書き方・例文9選!高評価されるコツやNG例文も紹介

営業アシスタントの志望動機で失敗しないように、志望動機を書くときの注意点もチェックしておきましょう!

  1. どこの企業でも通用する内容にしない
  2. 熱意が伝わらない書き方をしない
  3. 志望動機では「御社」ではなく「貴社」を使う
  4. 給料や福利厚生に重きを置かない
  5. 簡潔な文章を心がける

NG例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

①どこの企業でも通用する内容にしない

私はコミュニケーション力が高く、初対面の方ともすぐに打ち解けられ、良い人間関係を構築することができます。

このコミュニケーション力の高さは、営業アシスタントの業務に役立つと思い志望いたしました。
幼い頃から父の転勤に伴い、転校を繰り返してきましたが、新しい学校にもすぐに打ち解けることができました。

先生や友人からも、協調性があると言ってもらえる機会も多く、社内外のさまざまな方と人間関係を築く必要がある営業アシスタントの業務でも、私のコミュニケーション力は大いに役立つと考えています。

上記はコミュニケーション力のスキルはアピールできていますが、その企業でなくてはならない点が見受けられません。

どの企業でも流用できるような志望動機は、採用担当者の印象にも残りづらく、他社でも同じような志望動機を使っていると思われる可能性もあります。

複数の企業に応募する場合でも、その企業でなくてはならない点を盛り込み、企業ごとに志望動機を考えましょう。

②熱意が伝わらない書き方をしない

私は内向的な性格で、人前で緊張してしまうことが多く、営業職には向きません。

しかし、営業アシスタントであれば、営業のサポートがメインであり、事務作業は好きなので毎日楽しく仕事ができると思い志望いたしました。

上記の志望動機は、「営業職よりも楽で楽しそう」という安易な考えが感じ取れます。

採用担当者からは低評価を受けやすく、入社しても実際の業務を経験するとすぐに辞めるタイプだと判断される可能性もありますよ。

消去法で営業アシスタントを選んだのではなく、「営業アシスタントになりたい」という熱意を伝えられるよう、まずは「なぜ営業アシスタントでなくてはならないのか」と自問自答してみてくださいね

③志望動機では「御社」ではなく「貴社」を使う

私は営業アシスタントの仕事に興味があり、御社を志望しました。

営業アシスタントの人との関わりがある仕事に昔から興味を持っています。持ち前のコミュニケーション能力を発揮し、御社の売上に貢献していきます。

志望動機で応募先の企業を指す場合は、「御社」ではなく「貴社」を使います。

どちらも応募先の企業を指しますが、「御社」は話し言葉であるため、対面して話す面接や電話などでは、「御社」を使用してください。

一方、「貴社」は書き言葉になるため、履歴書やエントリーシートに志望動機を書く際は「貴社」を使用しましょう。

④給料や福利厚生に重きを置かない

私が御社に応募した理由は、給料や福利厚生が充実している点に非常に魅力を感じたからです。

私は将来的に安定した収入を得たいと考えており、貴社は他の企業に比べて給料が高く、福利厚生もしっかりしているため働きやすいと思いました。

また、休日や有給休暇の制度もしっかりしており、プライベートの時間を大切にしながら働ける環境が整っているので、長く働き続けられると思います。

上記のように給料や福利厚生に重きを置いている志望動機もNGです。

待遇や給料を理由に志望した場合、仕事への熱意が低いと受け取られてしまう場合も。

志望動機は仕事への情熱が伝わる内容を心がけましょう。

⑤簡潔な文章を心がける

私は大学でゼミ活動に参加し、デジタルマーケティングに関する研究をしていたのですが、その活動の一環として中小企業のマーケティング戦略について提案を行うことがメインで、チームメンバーと協力して進める中でリーダーとしての役割を果たしました。

相手の意見を聞きながら臨機応変に対応する能力を身につけた経験があり、このスキルを営業アシスタントでも活かしていきたいと考えているのですが、特にコミュニケーションが重要になることを意識しております。

1文の中にいくつもの内容を入れて書くことも避けましょう。1つの文にたくさんの内容を詰め込みすぎてしまうと、論理的思考力やコミュニケーションが低いと受け取られてしまいます。

志望動機は簡潔にまとめ、採用担当者が読みやすい文章を心がけてみてください。

魅力的な営業アシスタントの志望動機でアピールしよう!

営業アシスタントの志望動機の書き方・例文9選!高評価されるコツやNG例文も紹介

営業アシスタントは、幅広い業務に従事するため、志望動機では仕事への情熱に加え、能力の高さをしっかりアピールすることが大切です。

また、高評価を得るためにも、具体的な背景・エピソードや目標を盛り込み、説得力のある志望動機を心がけてみてください。

営業アシスタントに役立つ資格や、活かせる経験を積極的にアピールし、魅力的な志望動機で採用担当者の心を掴みましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。