【例文8選】営業職の志望動機作成のポイントや注意点を解説!
営業職はほとんどの業界・企業に存在する職種であり、志望している就活生も多くいるのではないでしょうか。
しかし多数の志望者がいるだけに悩ましいのが、「志望動機でどう他の志望者と差別化を図るのか」ということですよね。
そこで本記事では、営業職の志望動機について作成のポイントや注意点などを幅広く紹介します。
志望動機の例文も紹介しているので、ぜひ就職活動にお役立てください。
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営業職とは自社商品・サービスを売り込む専門職

営業職とは、顧客に対し自社が扱う商品やサービスを売り込む専門職です。企業の売上において、営業が獲得する契約は欠かせません。
商品・サービスを売り込む仕事は販売員と共通していますが、営業職の場合は元々購買意欲が低い人にも提案することが特徴です。
顧客が自社商品やサービスを求めていないだけでなく、存在を知らないケースも十分に考えられます。
こうした中で契約を獲得するには、顧客とコミュニケーションを取って信頼関係を構築し、課題や興味を引き出すことが必要です。
(営業先別)営業職の種類2つ

営業職は、営業先の違いから以下の2種類に分けることが可能です。
ここでは、上記それぞれの職種の概要・特徴を解説します。
①個人営業
個人営業とは、個人の顧客を対象として営業活動をする職種です。「BtoC(Business to Customer)営業」と呼ばれることもあります。
個人営業の場合、アプローチした顧客本人が契約に関する決定権を持つことが大半です。そのため、個人営業は成約までの期間が比較的短いと言えます。
営業努力の成果がすぐ成績に結びつきやすいことから、成長や頑張りを実感しやすい営業職だと言えるでしょう。
例えば、個人向けの保険や不動産などの営業は、個人営業の一種です。
②法人営業
法人営業とは、企業を主な対象として営業活動を行う職種です。「BtoB(Business to Business)営業」と呼ばれることもあります。
取引相手が企業であることから、取り扱う金額が大きくなりやすい点が特徴的です。
また、窓口担当者と決裁者が別であるケースが通常であり、交渉から最終的な成約までにかかる時間が長い点も特徴的だと言えます。
大きなプロジェクトになることも多く、より戦略的に営業活動を行うことが求められるでしょう。
(営業手法別)営業職の種類3つ

ここでは、営業職の種類を営業手法別に以下の3つに分けて解説します。
①新規開拓営業
新規開拓営業とは、これまでやり取りをしたことがない相手に対して自社の商品やサービスを売り込む仕事です。
電話でアポイントメントを取る「テレアポ営業」や、特定のエリア内に存在する見込み客の元へ訪問する「飛び込み営業」などの営業手法があります。
取引をしたことがない相手に商品やサービスを売り込むには、まずこちらのことを信用してもらわなくてはいけません。
また見込み客に関する情報収集をしっかりと行い、相手のニーズをつかむことも重要でしょう。
②ルート営業
ルート営業とは、これまでに取引がある個人・法人に対する、契約を継続してもらうためのアプローチや新たな提案を主な業務とする仕事です。
安定して売上を上げていくには、新規契約を多く獲得するだけなく、既存顧客をしっかりとグリップすることも大切だと言えます。
顧客と定期的に接点を持ち、ニーズを把握することで契約の継続や新たな提案につなげる活動が求められるでしょう。
③カウンター営業
カウンター営業とは、主に自社や店舗のカウンターで営業を行う営業のことです。内勤営業である「インサイドセールス」の一種だと言えます。
来店してきた顧客は自社の商品・サービスを既にある程度知っているケースが多く、抱えている不安や疑問を払しょくすることが契約のポイントです。
たとえば保険代理店や旅行代理店、住宅展示場などはカウンター営業が活躍する場所の定番だといえます。
商品・サービスの詳細を理解することや一定のコミュニケーション能力が求められる点は、他の営業と同様でしょう。
営業が取り扱う商材2種類

ここでは、営業担当者が扱う商材の種類を以下の2つに分けて解説します。
①有形商材
有形商材とは、実際に存在しており手で触れられる商品のことです。たとえば、食料品や調理用具、自動車、不動産などは、有形商材だと言えます。
有形商材は実物を目で見て手で触れることから、製品の特徴や魅力を伝えやすいと考えられるでしょう。
ただし競合他社の商品にも同じ特徴が当てはまることから、有形商材の営業が簡単であるとは決して言えません。
複数の商品を提案して成約率を高めるように努め、自社の業績に貢献していく必要があります。
②無形商材
無形商材とは、簡単に言うと目に見えない商品やサービスのことです。例えば、コンサルティングや金融商品などが、代表的な無形商材だと言えます。
目に見えず手に触れることもできないことから、顧客がその特徴や魅力をイメージしにくい点が大きな特徴だと言えるでしょう。
一方で原価が発生しない商品・サービスが多く、利益率が高いケースが多いことも特徴的です。
商品・サービスのイメージを持ちづらいことから、営業担当者の力量次第で成約可否が変わりやすい、やりがいのある仕事だと言えます。
営業職の仕事内容4つ

ここでは、営業職の仕事内容を以下の4段階に分けて解説します。
①アポイントメント獲得
営業職の仕事としてはまず、アポイントメントの獲得が挙げられます。営業をするにはまず、話を聞いてもらう機会を作らなくてはいけません。
電話やメールなどで顧客との最初の接点を作り、次のステップである商談を行う時間と場所の約束を取り付けます。
成約率を上げるためには、連絡をする前に購入・契約してくれそうな見込み客を探す活動も大切です。
また連絡時には相手に対して迷惑にならないように、電話やメールのマナーもしっかりと身につけておく必要があるでしょう。
②商談
見込み客にアポイントメントが取れたら、約束の日時に商談に臨みます。商談とは、商品・サービスの提案を行い購入や契約に結び付ける仕事です。
商談においては、自社の商品・サービスの特徴や魅力を最大限伝えることが大切ですが、それだけでは不十分だと言えます。
コミュニケーションを取って相手のニーズや悩みをヒアリングし、そこに対して自社の商品・サービスがどう役立つのかを伝えるスタンスが重要です。
③商品の納品やサービス提供
商談がうまくいって成約にいたったら、商品の納品やサービスの提供を行います。
有形商材であれば約束の期日までに指定の個数を指定の場所まで届ける必要があり、無形商材であれば約束通りのサービスを提供することが必要です。
約束を守らなければ、顧客からの信頼を失うだけでなく、最悪の場合は損害賠償責任が発生することも考えられます。
営業担当者だけでは納品やサービス提供ができないケースも多く、関連部署と連携を取って抜け漏れ・遅滞がないように約束を履行しましょう。
④アフターフォロー
営業社員の仕事としては、アフターフォローも重要です。営業の仕事は「契約を取れば終わり」ではありません。
納品・サービス提供後も顧客と接点を保ち定期的にフォローすることで、信頼関係を築き上げていくことが大切です。
顧客と良い関係が築ければ、契約の更新や新たな提案につながる可能性もあります。
新規契約の獲得とアフターフォローをうまく並行させられることが、「デキる営業社員」には求められると考えるべきでしょう。
営業職の魅力4つ

ここでは、営業職の魅力を以下の4点に整理して解説します。
①成長を実感しやすい
営業職の魅力としてまず挙げられるのが、成長を実感しやすい点でしょう。営業の仕事は、努力の成果が直接数字になって現れるためです。
例えば事務職の場合、自分が頑張った成果が直接的に部署や会社の売り上げにつながるわけではありません。
ただし、成果が数字に現れる点は魅力的な一方で、プレッシャーにつながる要因になりやすいと考えられます。
他の営業社員と比較されることもあり、うまくいかないことがあっても前向きに働けるように精神的なケアも重要でしょう。
②やりがいを感じやすい
仕事にやりがいを感じやすいことも、営業職の魅力の1つでしょう。営業の仕事では、顧客と直接やり取りをする機会が多いためです。
自分の仕事によって顧客の悩みや課題が解消されることで「誰かの役に立った」と実感する瞬間は、営業の仕事のだいご味だと言えます。
また顧客から直接感謝の言葉をもらえることもあり、頑張ればやりがいを感じられる場面は多数あると考えられるでしょう。
③ビジネススキルが得られる
営業職の魅力としては、ビジネススキルが得られることも挙げられます。
営業成績をあげるには、相手のニーズをつかむ力やビジネスマナー、自己管理能力などさまざまなスキルを身につけなくてはならないためです。
営業現場はビジネスの最前線であり、会社が事業を成立させるための基本を学べる仕事だと言えるでしょう。
大変なことも多い仕事ですが、その分身につくことも多いと考えられます。
④独立・転職しやすい
営業職の魅力としては、独立につなげやすい点も欠かせません。営業職は、さまざまな人と出会える仕事であるためです。
独立するうえでは、人脈作りが欠かせません。さまざま人と信頼関係を築くことで、新たなビジネスにつながることも十分に考えられます。
また営業職はほとんどの業界のほとんどの会社に必要な仕事であることから、実力がつけば転職もしやすいとも考えられるでしょう。
営業の実力をつけて実績を積み上げていくことで、今後のキャリアパスが広がっていくと考えられます。
営業職に求められるスキル

ここでは、営業の仕事に求められるスキルとして以下の4つを紹介します。
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①コミュニケーション能力
営業職に求められる能力としてまず挙げられるのが、コミュニケーション能力です。
成約につなげるためには、顧客とコミュニケーションを取って良好な関係を築く必要があるためですよ。
ひとくちにコミュニケーション能力と言っても、営業には以下のようにさまざまな能力が求められます。
- 相手の要望を聞き取る能力
- 相手の立場になって考える能力
- プレゼンテーション能力
相手の考えを引き出しこちらの提案をしっかりと伝える能力は、営業としての活躍に必須だと考えられるでしょう。
②柔軟性
営業職に求められるスキルとしては、柔軟性も挙げられます。業務を進めていくうえでは想定外の事態が発生することも多々あるためです。
直接顧客や見込み客とやり取りをしている中でトラブルが発生したら、自分で・その場で対応しないとならないことも考えられます。
顧客の信頼を獲得するには、突然の事態に対する対応力も求められるでしょう。
想定外の事態に対して柔軟に対応して成果につなげたエピソードがあれば、アピールにつなげることも選択肢だと言えます。
③行動力
行動力の高さは、営業社員が成果を出すために欠かせない要素の1つです。顧客の要望に対して早期に対応することは、信頼の獲得に欠かせません。
ビジネスはスピード勝負であることが多く、ちょっとした対応の遅れが失敗につながることも多々あります。
また積極的に行動して仕事をこなしていかないと、複数の顧客に対して並行対応することは難しいでしょう。
自己管理能力はどの仕事でも重要な能力ですが、仕事をためこまないことがスケジュール管理の鉄則であることを知っておくことが大切です。
④問題解決能力
営業にとって重要な能力としては、問題解決能力も挙げられます。営業の仕事は、顧客が抱える課題や悩みを解決・解消することであるためです。
相手のニーズをくみ取り、その解決・解消のために自社の商品・サービスを提供する必要があります。
何らかの課題や問題に直面して工夫しながら解決まで導いた経験がある場合は、就活でアピールすると良いでしょう。
アルバイトや学業、部活動など、自分なりの課題や問題に立ち向かってきた経験がある方は、多くいるはずです。
営業職の志望動機の基本構成3つ

ここでは、営業職の志望動機を作成するにあたっての基本構成を以下の3段階に整理して紹介します。
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①結論(志望理由)
志望動機を書き出すにあたってはまず、全体の結論にあたる志望理由を端的に伝えます。
結論を最初に伝えることはビジネス文書や報告における基本であり、相手に内容が伝わりやすくなる効果も期待できるためです。
結論がまず伝えられないと相手は内容を理解しにくく、こちらの話がしっかりと伝わらない可能性があります。
「私が貴社の営業職を志望するのは、〇〇からです」と、簡潔に志望理由を伝えるようにしましょう。
②エピソード(結論の根拠)
結論である志望理由を伝えたら、次にその根拠となるエピソードを盛り込みます。
エピソードを盛り込むことで具体性が増し、志望動機の説得力が高まるためです。また「結論→理由」の流れは、やはり論理的構成の基本です。
さらに、自分の体験談を盛り込むことで自然と他の志望者との差別化が図れます。
エピソードの内容はアルバイト、学業、部活動など基本的にはどんな題材でも問題ないことから、自分らしさを伝えられるものを選びましょう。
③入社後の展望(どうやって貢献するか)
志望動機の最後には、入社後の展望を伝えることも大切です。採用担当者は、その人材を採用するメリットを知りたがっています。
また、入社後の展望について伝えることで、自分がイキイキと働いている姿を採用担当者にイメ―ジしてもらうこともにつながるでしょう。
「貴社(面接の場合は御社)に入社した後は、○○の分野で○○として活躍したい」といった趣旨の文章で、志望動機を締めくくるのが基本です。
営業職の志望動機作成のポイント3つ

ここでは、営業職の志望動機を作成するにあたって押さえたいポイントとして、以下の3点について解説します。
①なぜその企業を志望するのか明確にする
志望動機を作成するにあたっては、なぜその企業を志望するか明確にすることが大切です。
「なぜ当社なのか」「なぜほかの会社ではないのか」との疑問を払しょくできなければ、志望度が低いと判断される恐れがあります。
業界研究・企業研究をしっかりと行い、応募先企業の特徴や魅力について整理しておくことが大切です。
調べる場合はその企業の特徴だけを確認するのではなく、競合他社との違いを整理することで理解が深まります。
②自分を採用するメリットを伝える
志望動機を作成するにあたっては、自分を採用するメリットを伝える意識が大切ですよ。
企業の採用担当者が求めているのは、自社にて活躍して業績に貢献する人材であるためです。
どんなに志望理由に関して熱意を持って語ったとしても、採用のメリットを感じさせなくては内定獲得につながりません。
志望企業が求める人物像を把握し、自分の強みや人柄がマッチしていることをアピールするようにしましょう。
③仕事への意欲・熱意を伝える
仕事への意欲や熱意を伝えることも、志望動機作成においては重要なポイントですよ。
企業側としては、仕事への熱意がない人材を採用して早期に退職される事態を避けたいと考えているためです。
早期退職はそれまでにかかった採用や教育のコストを回収できないまま人材を失うことになります。企業としては、できるだけ避けなくてはいけません。
企業の公式ページで事業内容をチェックすることはもちろん、説明会やOB・OG訪問なども行って使途とに関して感じたことを伝えると良いでしょう。
営業職の志望動機で避けるべき内容2つ

ここでは、営業の志望動機作成にあたって避けるべき内容として以下の2つを紹介します。
①待遇面が志望理由の中心になっている
避けるべき志望動機の内容としてはまず、待遇面が志望理由の中心になっていることが挙げられます。
待遇のことばかり話してしまうと、仕事への意欲が低いと判断される恐れがあるためです。
企業の担当者が知りたいのはあくまでもその人材を採用するメリットですが、これではメリットを感じさせることはできないでしょう。
待遇面ももちろん重要な要素ではありますが、志望動機においては盛り込まない、盛り込むとしてもメインの理由は他に用意することが大切です。
②目標達成意欲が見られない
目標達成意欲が感じられない志望動機も、営業職への応募にあたっては避けるべきだと言えます。
営業として働く以上、目標達成のための仕事は避けられないためです。目標達成のために学び、周囲の同僚と協力して活動していく必要があります。
たとえば「目標やノルマがない職場が良い」と明確に伝えてしまうと、採用においてマイナス評価を受ける可能性があるでしょう。
達成したい目標に対して一定の責任感を持って行動できる人材であることを、志望動機で印象付けることが大切です。
【営業先別】営業職の志望動機例文2つ

ここでは営業職の志望動機例文を、営業先別に以下の通り2パターン紹介します。
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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①法人営業
私が貴社の法人営業を志望しているのは、貴社が取り扱っているサービスに大きな魅力を感じているためです。 私は大学入学直後より、アパレルショップでアルバイトを続けております。最初はうまく接客ができず、お客さまからお叱りを受けることも多くありました。そこでお客様対応する前の準備により時間をかけるようにしたところ、接客により集中できるようになりお客様からほめていただくことも増えるようになりました。 貴社の商品を導入すれば、お客様の事務作業が効率化して顧客対応力に好影響を及ぼし、業績アップに大きく貢献できると考えております。貴社に入社したらアルバイトで培った課題解決力や接客力を発揮し、貴社の素晴らしい商品を少しでも多くのお客様に利用してもらえるように尽力したいと考えております。 |
アルバイトの経験を通じて、課題に対して自分で工夫して成果につなげた経験をアピールしている例文です。
応募企業の商品・サービスについて研究し、魅力を伝えられるようにすることも大切でしょう。
②個人営業
私が貴社の個人営業職を志望しているのは、貴社の理念である「人々の生活を支える」との考えに共感したためです。 私は大学在学中に被災地でボランティアをした経験があります。被災地で活動していて特に感じることが、食料がいつでも手に入ることの大切さです。私たちがいつでも好きなものを食べられるのは、誰かが食料を絶えず供給してくれているからであることを、ボランティア体験を通じて痛感いたしました。 特に貴社が扱っている食料の〇〇は、私たちの食卓に欠かせないものだと思います。貴社に入社したら、ボランティア経験で培った相手の立場に立って考えるコミュニケーション能力を活かし、営業担当者として貴社の業績に貢献したいと考えております。 |
志望動機では、志望企業をどうして選んだのかエピソードを通じて具体的に伝えることが重要です。
その際に、志望企業の経営理念や社風などをチェックし、その理由も含めて理解したうえで盛り込むと良いでしょう。
【営業手法別】営業職の志望動機例文3つ

ここでは営業職の志望動機例文を、営業手法別に以下の通り3パターン紹介します。
①新規営業
私が貴社の営業職を志望しているのは、私の傾聴力が貴社における営業活動に役立てられると考えたためです。 私は大学1年次の6月より現在に至るまで、テレフォンセンターでアルバイトを続けております。対応する電話の多くは商品に対するクレームであり、最初はまったくうまく対応できずにトラブルに発展することもありました。私は何とかお客さまと話ができるようにと考え、先輩のアドバイスを参考にお客様の話をよく聞くことを心がけるようにしました。 その結果お客様とコミュニケーションを取れることが増え、私一人でほとんどのケースを対応できるようになりました。貴社に入社したらお客様の話をしっかりと聞いてニーズを把握し、提案に活かす営業担当者になりたいと考えております。 |
志望動機を作成するにあたって、「自分の強みを活かせると考えた」との論調にすることも選択肢の1つです。
どんな強みなのかエピソードを交えて説明し、自分を採用するメリットを感じてもらえるようにしましょう。
②ルート営業
私が貴社の営業職を志望しているのは、次々とお客様目線の商品を生み出し続けている貴社の姿勢に魅力を感じたためです。 私は大学入学時より現在に至るまで、アパレルショップで販売員のアルバイトを続けています。接客が生まれて初めてだったため最初は全く購買につなげられず、続けていけるか不安を感じました。そこでまずお客様と会話をすることを心がけて、会話の中から得られる情報をヒントにすることを大切にしました。その結果売り上げに貢献できる機会が増え、働くことがとても楽しくなりました。 貴社は顧客が抱える課題を解決することを第一に考え、新たな商品開発をしていると聞きました。貴社に入社したら、持ち前のヒアリング力を発揮して営業職として貴社の成果に貢献したいと考えています。 |
ルート営業では、顧客とのコミュニケーションから信頼関係を築き、営業チャンスにつなげる活動が求められます。
自分の経験を棚卸して、ルート営業の業務に活かせるものがないか確認してみると良いでしょう。
③カウンター営業
私は、貴社が扱っている商品である〇〇をより多くの方に利用してほしいと思い、カウンター営業を志望いたしました。 私は大学1年生の8月より現在まで受付のアルバイトを続けており、交渉力の高さには自負があります。受付はお客様が初めて目にする企業の担当者であり、企業の代表として仕事をすることが大切だと指導を受けて、大切にしてまいりました。 貴社ではカウンター営業が中心と伺い、私の経験が活かせると考えております。貴社に入社したら持ち前のコミュニケーション力や交渉力を活かし、業績に貢献したいと考えております。 |
志望動機は、上記のように「結論→根拠となるエピソード→入社後の展望」の流れで作成するのが基本です。
自分の経験から企業に貢献できるポイントを伝えて、仕事に対してポジティブな姿勢を伝えるようにしましょう。
【業界別】営業職の志望動機例文3つ

ここでは営業職の志望動機例文を、業界別に以下の通り3パターン紹介します。
①不動産業界
私が貴社の営業職を志望しているのは、人々が安心して仕事や勉強に集中していくためには、住環境の充実が非常に大切だと感じたためです。 私は大学入学より一人暮らしをしています。それまではずっと実家に住んでいたことから、住環境について考えることがありませんでした。しかし実際に一人暮らしをしてみると想像以上に不安が多く、セキュリティシステムの重要さを痛感いたしました。貴社では賃貸物件の仲介を全国展開で行っていることから、幅広い方のお役に立てると考えて志望いたしました。 私は大学入学直後よりインテリアショップで販売員のアルバイトを続けており、貴社での不動産営業とも共通点があると考えております。貴社に入社したらアルバイト経験で培ったコミュニケーション能力を武器に、貴社に貢献したいと考えております。 |
上記は、実体験から志望企業が行っている事業の大切さに気付いたとの流れで展開している例文です。
自分が企業に貢献するとの視点も忘れないように、スキルや熱意を伝えるようにしましょう。
②保険業界
私が貴社の営業職を志望したのは、保険という無形の商品を扱う仕事をすることで自らを成長させることができると考えたためです。 私は幼少期より現在に至るまで、部活動で野球を続けております。最初はなかなかうまくいかずレギュラーにもなれない日々が続きましたが、諦めずに続けることで高校時代からはレギュラーとして試合に出られるようになりました。 自分を高めることが私の大きな喜びであり、そうすることで周囲に貢献することが生きがいだと感じております。貴社に入社したら持ち前の粘り強さを発揮して営業スキルを磨き、自らを成長させることで貴社に貢献したいと考えております。 |
保険業界や金融業界では、向上心の強さや知的好奇心の強さを持った人材が求めらやすいケースが多くあります。
ただし「成長したい」との志望理由だと自分勝手だと判断される可能性があることから、企業への貢献を前面に出した文章にするよう気を付けましょう。
③医薬品業界(MR)
私が貴社のMR職を志望しているのは、御社が力を入れている消化器系の医薬品を少しでも多くの方が利用できるようにしたいと考えたためです。 私の父は私が高校1年生の時に胃潰瘍を患いました。手術が必要になるのか母と心配でたまらなかったのですが、効果的な医薬品があったことから手術をすることなく、父は快方に向かうことができました。それから私は医薬品業界に興味を持つようになり、大学入学後は薬局で販売のアルバイトをしてコミュニケーション能力を培ってまいりました。 貴社に入社した後は、貴社が国内トップシェアを誇る消化器系の扱いはもちろん、貴社が積極的に研究開発を進めている領域の医薬品に関してもしっかりと学び、MR職として貢献したいと考えております。 |
志望動機を通じて仕事への熱意を伝えることは、MRに限らずどの職種に関しても重要なことだと考えられます。
専門性の高い分野であることから、特に文系学生の場合は詳しい知識を持っていることをアピールする必要はありません。
自分の経験から貢献できる方法を考え、エピソードと共に盛り込んでみましょう。
営業職の志望動機を練り上げましょう!

営業職は基本的にどの業界にも存在する重要な職種であり、業界や営業先によって求められる仕事も少しずつ異なります。
えば、BtoB営業では商談の規模が大きく長期的な関係構築が重要になる一方、BtoC営業では短期での成果と提案力が求められることが多いでしょう。
業界研究や企業研究をしっかりと行い、企業に自分がどんな貢献ができるのかを考えながら志望動機を練り上げてみると良いでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。