【例文5選】専門商社の志望動機作成ポイント・構成・注意点を解説!
専門商社はとても魅力的な業界であり、志望している就活生も多くいるのではないでしょうか。
しかし人気が高い業界であることからも、志望動機の作成方法について悩んでいる方もいるはずです。
そこで本記事では、専門商社の志望動機作成に関するポイントや注意点、専門商社業界の基本知識などを紹介します。
志望動機の例文も紹介しているので、専門商社の就活準備にぜひご活用ください。
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専門商社の主なビジネス2つ

専門商社の志望動機を書くにはまず、どんな事業を行っているのか理解しておくことが大切です。
ここでは専門商社が扱っている主なビジネスとして以下の2つについて解説します。
①トレーディング
専門商社の中心的なビジネスとしてまず挙げられるのが、「トレーディング」です。
生産業者・メーカーより商品を仕入れて販売することで、中間手数料を得て利益とします。
販売対象が一般消費者になることもあれば、原料を仕入れてメーカーに卸す役割を担うケースもあります。
商品をただ右から左に流すのではなく、中間業者となって物流に貢献したりひと手間加えて加工したりすることで付加価値を提供することが大切な役割です。
②事業投資
専門商社の重要なビジネスとしては、「事業投資」も挙げられます。
事業投資とは、将来性があると見込まれる企業や事業に経営リソースを投資し、投資先の価値を高めることで収益を得るビジネスモデルです。
投資する経営リソースは「かね」、つまり資金だけにとどまりません。
商社が持つネットワークを活用し、時には「ヒト」や「情報」を提供して企業・事業の成長に貢献することもあります。
商社業界の主な分類2つ

ここでは商社業界の主な分類である以下の2つについて整理します。
①総合商社
総合商社は、特定の分野に限らず幅広い品目を取り扱って多岐にわたるビジネスを展開する商社です。
ビジネスの対象は「ラーメンからミサイルまで」と言われるほど幅広く、業界や分野、そして国内外も制限せず多種多様な商材をグローバルに扱っています。
総合商社のビジネスは幅広いだけでなく動かす金額も大きく、幅広い商材・ビジネスを扱うことでリスクヘッジをしているとも考えられるでしょう。
ビジネスの規模・範囲が広いことから、相互商社は就活生からの人気が高い就職先です。
②専門商社
専門商社とは、専門分野に特化したトレーディングを主力事業としている商社のことです。
具体的には、売上高全体の50%以上が専門分野に特化した商品によって占められている商社が専門商社と呼ばれています。
扱う分野が限定的であることから、特定領域における専門的なノウハウや強固なネットワークを持つことが専門業者の特徴です。
業界内で独自のポジションを確立していることから、総合商社よりも専門商社との取引を望むメーカーも存在します。
専門商社の職種2つ

ここでは、専門商社の職種を以下の2つに分けて解説します。
①総合職
総合職とは、商社の中でも企画や営業などの基幹業務に従事する職種です。いわゆる「営業」と言われたら、総合職であることが多いでしょう。
総合職は、定期的に国内外のさまざまな営業所へ転勤することが特徴的です。専門商社の場合でも、海外転勤のチャンスは多くあります。
ただし総合商社の場合は赴任先によって扱う商材が多種多様である一方、専門商社の場合転勤をしても扱う業界は基本的にあまり変わりません。
特定の分野に関わる仕事をグローバルにしたい場合は、専門商社の総合職は魅力的な選択肢です。
②一般職
一般職とは、一般事務を業務の中心としている職種のことです。一般職の場合、勤務地が限定されているケースが多いと言えます。
契約書の作成やその他の事務仕事を日々担うことが多いことから、ルーティンワークをコツコツと進めるのが得意な人には適している職種です。
また大規模な転勤を伴わず勤務時間が総合職よりも短い傾向があるため、ワークライフバランスを重視する場合も一般職は魅力的な選択肢でしょう。
専門商社の志望動機を考えるために整理すべきポイント4つ

ここでは、専門商社の志望動機を考える際に注意したいポイントとして以下の4つを解説します。
①自分の強みや価値観
専門商社の志望動機を考える際に整理しておくべきものとしてはまず、自分の強みや価値観が挙げられます。
企業が求めているのは、自社の業務に貢献できる強みを持ち自社の価値観とマッチしている人材であるためです。
どんなに優秀な人材でも、価値観が合わなくては早期に退職されてしまう恐れがあります。早期退職は、企業ができるだけ避けたいことの1つです。
自己分析を徹底して行い、自分の強みや価値観を棚卸しましょう。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
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②専門商社を志望する理由
志望動機を考える際に整理しておきたいこととしては、専門商社を志望する理由も挙げられます。
商社には総合商社と専門商社の2種類があり、なぜ総合商社ではないのかあいまいなままでは志望動機の説得力が高まりません。
どうして専門商社でなくてはならないのか、さらには他の業界ではダメなのかについても事前に整理しておくことをおすすめします。
もし商社しか就活の対象にしていない場合でも、他の業界も幅広く研究することで専門商社を志望する理由をより明確にすることが大切です。
③商社の仕事内容について
商社の仕事内容についても、志望動機を作成する際には理解しておくことが大切です。
商社業界のビジネスモデルや働き方の特徴などを把握しておくことで、より説得力のある志望動機作成につながります。
また、志望している専門商社が扱っている商材や強みなども併せて把握しておくことが大切です。
業界研究・企業研究をしっかりと行い、商社の事業内容をひと通り把握したうえで志望動機を考えるようにしましょう。
④業界・企業が求める人物像
業界研究・企業研究を進める中で、商社の業界や志望する企業が求める人物像についても理解を深めておくことをおすすめします。
エントリーシートや面接でアピールするには、相手が求める人材について把握しておくことが大切であるためです。
専門商社であれば、一般的には以下の能力が求められます。
- コミュニケーション能力
- 問題解決能力
- 行動力
- 語学スキル
- 精神的なタフさ など
また志望する商社の求める人物像を把握するためには、公式ホームページをチェックするほかにもOB訪問や各種説明会に参加してみると良いでしょう。
専門商社の志望動機の構成

ここでは、専門商社の志望動機を作成する際の基本構成を以下の3ステップに整理して紹介します。
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①結論(志望理由)
専門商社の志望動機を作成する際にはまず、結論である志望理由を明確に示すことが大切です。
結論を祭祀に示すことは、ビジネスにおける会話や文章などの基本であるためです。結論を先に述べることで、相手が全体を理解しやすくなります。
結論が最初に来ていない場合、採用担当はすぐに分かります。「基本的なことが分かっていない」と判断される恐れもあるので、避けたいところです。
「私が貴社(面接の場合は御社)を志望したのは、○○からです」と、結論を最初に示しましょう。
②エピソード
結論である志望理由を示したら、次にその根拠となる具体的なエピソードを示します。
エピソードを示すことで、志望動機の説得力や具体性が高まるためです。また独自のエピソードを盛り込むことで、自然に他の志望者と差別化を図れます。
エピソードの題材は、基本的になんでも問題ありません。アルバイトやゼミ、学業、部活動など、自分らしいエピソードが望ましいと言えます。
独自のエピソードを盛り込んで、自分の強みや人柄、価値観を伝えるようにしましょう。
③入社後の展望
志望動機は、最後に入社後の展望を伝えて終えることをおすすめします。
入社後にその企業でどう働きどう貢献するのかを伝えることで、企業側に自分を採用するメリットを感じてもらえるためです。
また、入社後の展望を伝えることで自分がイキイキと働いている姿をイメージしてもらう効果も期待できます。
「貴社(面接の場合は御社)への入社後は、〇〇の分野で自分の強みを活かして貢献したい」との趣旨を伝え、志望動機を締めくくりましょう。
専門商社の志望動機で盛り込みたいポイント4つ

ここでは、専門商社の志望動機に盛り込みたいポイントとして以下の4点を紹介します。
①なぜ専門商社なのか
志望動機に盛り込みたい情報としてまず挙げられるのが、専門商社業界を選んだ理由です。
商社業界全体では専門商社の他に総合商社もあり、「なぜ総合商社ではないのか」を明確にしておく必要があります。
簡単に言うと、総合商社は幅広い商材を扱い専門商社は特定の分野に強みを持つ点が特徴的です。
総合商社と専門商社の業務内容の違いを整理したうえで、専門商社を選んでいる理由を伝えられると良いでしょう。
②なぜその企業なのか
志望動機に盛り込みたい内容としては、応募先の企業を選んだ理由も挙げられます。
専門商社業界にはさまざまな企業が存在しており、扱っている商材も多種多様です。
入社後は昇進しても異動しても基本的に限られた商材を扱い続けることになるため、その企業を選んだ理由は明確にしておく必要があります。
扱う商材に対する興味・関心の強さに加えて、社会貢献への想いなどもエピソードを通じて伝えられると理想的でしょう。
③なぜその職種なのか
なぜその職種を選んだのかも、志望動機の中で明確にしておくことがポイントです。
専門商社で働くといっても、総合職・一般職の違いや営業職・事務職など仕事内容の違いがあります。
総合職と一般職は選考自体が分けられていることが多く、応募の時点でどちらを選択するのか決めておくことが必要です。
営業や事務などの職種についても、自分の経験や強みがどう活かせるのかと合わせて選んだ理由を明確にしておきましょう。
④自分がどのように貢献できるのか
志望動機に盛り込む内容として重要度が高いものとして、「自分がどのように貢献できるのか」も挙げられます。
どれだけ入社に熱意を持っていて優秀な人材であったとしても、入社後に業務で活かせなければ企業側に採用のメリットがありません。
専門商社で活かせる強みは、コミュニケーション能力や語学力、体力・精神力などさまざまに考えられます。
自己分析をしっかりとしたうえで、自分の強みや特徴が応募先企業にてどのように活かせるのかを明確に整理しておきましょう。
専門商社の志望動機例文5選

ここでは、専門商社の志望動機の例文を以下の通り扱う商材別に5パターン紹介します。
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【関連記事】
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①食品系専門商社
私が貴社の営業職を希望しているのは、食品が人々の生活に直接影響する重要な要素だと考えているためです。 私は大学で野球部に所属しており、私たちが毎日何かに打ち込むために食生活の安定は不可欠だと感じております。日本人の食生活は時代とともに変化を続けていますが、いつの時代でも安心して口にできる食品が安定して流通していることは重要なことです。 貴社は食品の安全性を大切にされており、海外からも注目度が高い点に魅力を感じました。貴社への入社後は大学時代まで続けてきた野球で培った体力と精神力を活かし、どんな業務にも諦めず取り組んで生活につなげたいと考えております。 |
志望理由を自分の経験と絡めて伝えられると、説得力が増して伝わりやすくなります。
志望動機の最後では、自分の強みを活かして企業にどう貢献するのかも合わせて伝えられると良いでしょう。
②化学系専門商社
私が貴社の営業を志望したのは、私たちの生活や産業の発展を支える仕事をグローバルにしたいと考えたためです。 私は大学で無機化学の分野を専攻し無機物質に関する研究を続ける中で、特にセラミックが持つ限りない可能性を感じるようになりました。食器や調理器具、家電製品など私たちの生活に身近な製品から医療機器や自動車部品など産業においてもセラミックは欠かせません。 特に貴社はセラミック原料の取り扱いが多く、快適な社会づくりを目指すとの理念にも強く共感いたしました。研究で身につけた知識や培った問題解決力を活かし、付加価値の高い製品をより多く提案して貴社に貢献したいと考えております。 |
社風や理念への共感を示す際には、しっかりと企業研究をしたうえで自分とのマッチ度合いの高さを丁寧に説明する必要があります。
またより深掘りする際には、化学メーカーではなくどうして商社なのかも合わせて説明できるようにすると良いでしょう。
③機械系専門商社
私が貴社を志望しているのは、日本の先端技術が活かされた素晴らしい機械製品を世界中に流通させる仕事がしたいと考えたためです。 大学で機械工学を専攻する中で、機械製品が持つ可能性を強く実感しました。入学当初は素晴らしい機械を生み出すことを目標としていましたが、さまざまなことを学ぶ中でどんな機械でも必要な場所に供給されなければその性能を活かせないと感じるようになりました。そのため機械製品を作るのではなく、世界中のさまざまな場所に流通させる仕事がしたいと考えるようになりました。 貴社は工作機械や切削機器の海外での取り扱いが多く、グローバルに仕事ができると思い志望いたしました。貴社に入社した後は、大学での研究を通じて培った知識を活かした付加価値を与えられる提案によって貴社に貢献したいと考えております。 |
機械系商社の志望動機においても、メーカーではなく商社を選んでいる理由は明確にしておく必要があります。
商社の役割や社会貢献に焦点を当てて、やりたい仕事を整理してみると良いでしょう。
④鉄鋼系専門商社
私が貴社を志望しているのは、世界中に影響力がある仕事をするために鉄鋼の流通に関わる仕事をしたいと考えたためです。 私は大学で英語とスペイン語を学び、卒業後は語学力を活かせる仕事がしたいと思いイギリスやスペインへの留学も経験いたしました。そして幅広い用途に利用できる鉄鋼の魅力を知り、国際的な需要に応える仕事がしたいと考えました。 貴社はインフラ業に向けた鉄鋼製品の取り扱いシェアがトップクラスであり、グローバルに大きな影響力がある仕事ができると思い志望いたしました。貴社へ入社したら留学で培った語学力やコミュニケーション力を活かし、貴社の活動に貢献したいと考えております。 |
鉄鋼という商材の特徴や需要などをできるだけ理解して、志望動機に反映させることが大切です。
文系の学生でもアピールは十分にできることから、自己分析と業界研究をしっかりと行って志望動機を練り上げましょう。
⑤繊維系専門商社
私が貴社を志望しているのは、貴社のサステナブルな社会の実現に対する姿勢に強く共感したためです。 私は大学で地球科学を専攻しており、環境問題に関する研究を続けて参りました。SDGsについても知見を広げたいと思い、SDGs先進国のスウェーデンにも留学して現地の大学で地球環境科学を学びました。 貴社はオーガニック素材の流通に積極的に取り組んでおり、環境にやさしいビジネスを展開している点が私の志望する仕事と一致しております。貴社に入社したら、学業や留学で培った語学力も活かしてマーケティング部門にてグローバルに活躍したいと考えています。 |
繊維製品は世界中でニーズがあり、扱う素材や製品も企業によって多種多様だと言えます。
繊維系専門商社にエントリーする場合、その企業が扱う素材や分野などをしっかりと研究し、自分との接点を探ることが重要です。
また、上記のように環境問題は繊維業界における近年のトピックスの1つであり、取り入れてみるのも一つの方法でしょう。
専門商社の志望動機におけるチェックポイント3つ

ここでは、専門商社の志望動機をチェックする際に注目したいポイントとして以下の3点を解説します。
①自分を採用するメリットを伝えられているか
志望動機をチェックするにあたっては、自分を採用するメリットを伝えられているかどうか確認したいところです。
企業が最も知りたいのは、「この人材を採用して自社にどれだけメリットがあるのか」であるためです。
自分の強みや人間性を伝えることはもちろん大切ですが、それが志望先企業が求める人物像とマッチしていなければ意味がありません。
志望動機を書き上げたら、「企業側がメリットを感じる内容になっているか」の視点で見直してみると良いでしょう。
②他の業界や企業でも通じるような内容になっていないか
専門商社の志望動機をチェックする際には、他の業界・企業でも通じるような汎用的な内容になっていないかも確認が必要です。
以下のような疑問が解消できないままでは、採用における優先度が下がってしまうと考える必要があります。
- なぜ商社なのか
- なぜ専門商社なのか
- なぜその企業なのか
- なぜその職種なのか
志望動機を他社と使いまわすのではなく、業界・企業研究を行い企業ごとにしっかりと練り上げることが大切でしょう。
③志望動機に一貫性があるか
志望動機に一貫性があるかどうかも、志望動機をチェックする際の重要項目の1つです。
過去のエピソードを盛り込むことはもちろん重要ですが、経験が志望動機にしっかりとつながっているかは確認する必要があります。
論理が飛躍しすぎていて「そのエピソードは関係ないのでは?」と思われてしまえば、説得力は大きく下がってしまうでしょう。
最後に読み返してみて論理の飛躍がないか、経験から志望するまでの流れが不自然に感じられないかチェックすることが大切です。
志望動機を練り上げて志望の専門商社に挑戦しましょう!

専門商社を志望するにあたっては、「なぜ専門商社?」「なぜ当社?」といった疑問を解消できるような志望動機を作ることが大切です。
また説得力のある志望動機を作成するためには、自己分析をして自分を深く理解することも大切ですよ。
自分だけの魅力的な志望動機を練り上げて、志望する専門商社からの内定獲得を実現しましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。