【就活生向け】履歴書の緊急連絡先を正しく書くための完全ガイド
「履歴書の“緊急連絡先”って、正直どう書けばいいのか分からない…」
就活を進める中で、ふと出てくるこの疑問。住所や電話番号、誰の情報を使えばいいのかなど、細かい決まりがあるのか不安になりますよね。
しかも、万が一に備えた連絡先だからこそ、間違いや失礼があっては困る項目です。
そこで本記事では、正しい書き方や記載時の注意点、ケース別の対応方法まで、迷わず対応できるように丁寧に解説していきます。
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履歴書に緊急連絡先は必要?

緊急連絡先は、応募者本人と連絡が取れない場合に備えた、企業側の連絡手段として使われることがあります。
たとえば、面接当日のトラブルや連絡ミスが起きたとき、スムーズな対応につながる可能性があるためです。
とはいえ、すべての企業が緊急連絡先の記載を求めているわけではありません。ただ、いざというときのために記入しておけば、企業側にも安心感を与えられるでしょう。
誠実な対応が評価される就活の場では、細かな気配りが印象を左右しますよ。
【住所】履歴書の緊急連絡先の正しい書き方

履歴書に緊急連絡先の住所を書くときは、細かな部分にも注意を払いましょう。記載内容の正確さや丁寧さは、相手への配慮や誠実さとして伝わるものです。
ここでは、住所の書き方において押さえておきたいポイントを3つに整理しました。
- 緊急連絡先の住所が現住所と同じなら「同上」と記載する
- 表札の名字が異なる場合は「〜方」と書く
- 番地や建物名は省略せずに記入する
① 緊急連絡先の住所が現住所と同じなら「同上」と記載する
履歴書に記載する緊急連絡先の住所が自分の現住所と同じ場合、再度同じ内容を記入する必要はありません。
このようなときは、住所欄に「同上」と記載することで十分です。
ただし、「同上」と書く場合には、上段の現住所に間違いがないことが前提です。
記入前に現住所の内容を丁寧に確認し、正確性に問題がないか必ずチェックしてから記載するようにしてください。
② 表札の名字が異なる場合は「〜方」と書く
緊急連絡先として実家や親戚の家を記入する場合、自分の姓と表札の名字が違っていることがあります。
このような場合は、「◯◯方」と記載して、居住している家の名字を明示しておきましょう。
たとえば、親戚の家に住んでいる「佐藤太郎」さんで、表札が「山田」の場合は、「山田方 佐藤太郎」と書いてください。
これにより、配達員や企業が混乱することなく、確実に書類を届けられますよ。
③ 番地や建物名は省略せずに記入する
履歴書の住所欄では、郵便物が問題なく届く完全な住所を記載することが基本です。特に、番地や建物名、部屋番号といった情報は省略せず、正確に記入しましょう。
たとえば、アパートやマンションに住んでいる場合、「建物名+部屋番号」を記載しないと、郵便や連絡が届かないリスクが高まります。
建物名や番地が長い場合でも、略さずに書きましょう。
【電話番号】履歴書の緊急連絡先の正しい書き方

履歴書に記載する緊急連絡先の電話番号は、企業がすぐに連絡を取るための大切な手段です。正しい記載方法を知っておくことで、余計な誤解やミスを防げます。
ここでは、代表的な記入例を3つ紹介しています。
- 携帯電話の番号を記載する
- 固定電話の番号がない場合は「なし」と書く
- 携帯電話や固定電話がない場合は「方呼出」と記入する
① 携帯電話の番号を記載する
緊急連絡先の電話番号として、もっとも一般的で推奨されるのは携帯電話の番号です。
外出先でもすぐに連絡が取れるからです。
履歴書には「090-1234-5678」のように、ハイフンを入れて数字の区切りを明確にし、読みやすく整えて記載しましょう。
連絡が確実に届くようにするためにも、番号の記入は丁寧に行ってくださいね。
② 固定電話の番号がない場合は「なし」と書く
近年は、実家に固定電話が設置されていない家庭も増えています。
その場合、履歴書の該当欄を空欄にするのではなく、「なし」と明確に記載しましょう。
空白にしてしまうと、うっかり記入し忘れたのではないかと企業に思われてしまい、印象が悪くなるおそれがあります。
また、可能であれば備考欄に「携帯電話のみ使用」といった補足説明を加えることで、さらに丁寧な印象を与えられますよ。
③ 携帯電話や固定電話がない場合は「方呼出」と記入する
本人が携帯電話も固定電話も持っていない場合、履歴書には「方呼出(かたよびだし)」という形式で対応します。
この書き方は、連絡を受けてもらう代理の人物を明示する方法です。
たとえば「山田方」と記載することで、企業は「山田さんを通じて連絡が取れる」と把握します。
もちろん、代理人となる方には必ず事前に了承を得て、連絡が来る可能性を伝えておきましょう。
【ケース別】こんなときは履歴書の緊急連絡先はどう書く?

就活で履歴書を作成する際、緊急連絡先の記載方法は自身の状況によって変わります。
誤った書き方は企業に迷惑がかかるおそれもあるため、ケースごとのポイントを正しく理解しておくことが大切ですよ。
- 実家から離れて一人暮らししている場合
- 同棲中や実家暮らしの場合
- 下宿や寄宿生活での場合
- 親以外(兄弟・親戚)を緊急連絡先にする場合
- 友人の住所を書く場合
- 海外在住の家族を緊急連絡先にしたい場合
- 家庭の事情で実家を記載したくない場合
① 実家から離れて一人暮らししている場合
一人暮らしをしている学生の場合、緊急連絡先として実家を記載するのが一般的です。
実家であれば家族が常に在宅していることも多く、緊急時にも対応してもらいやすいからです。
また、実家の表札の名字と自分の名字が異なる場合には、「〇〇方」と記載することで郵便物の誤配などを防ぐことができ、より丁寧な印象を与えられますよ。
② 同棲中や実家暮らしの場合
実家に住んでいる場合、緊急連絡先の住所や電話番号は現住所と一致するため、「同上」と記載しましょう。
この表記は履歴書上でもマナーとして受け入れられており、簡潔で見た目もすっきりします。
連絡が確実に取れる方法を選び、企業に不安を与えないようにしてくださいね。
③ 下宿や寄宿生活での場合
下宿先や学生寮、寄宿舎などに住んでいる場合は、自分自身が電話にすぐ出られない状況も多くあるため、実家を緊急連絡先とするのがもっとも適しています。
また、実家の表札と自分の名字が異なる場合は、「〇〇方」と表記しておくことで混乱を防げます。
記入時には番地や建物名、部屋番号などを省略せず、正確かつ完全な情報を書くよう心がけましょう。
これにより企業からの連絡が確実に届くようになります。
④ 親以外(兄弟・親戚)を緊急連絡先にする場合
親と連絡が取りづらい場合や、何らかの事情で親を記載できない場合には、兄弟や親戚を緊急連絡先として登録することも可能です。
このときは、必ず本人の了承を得てから記載するようにしてください。
また、履歴書には住所・電話番号だけでなく「兄」「叔母」などの関係性を明示することで、企業にとっても連絡の意図や背景が伝わりやすくなりますよ。
⑤ 友人の住所を書く場合
原則として、緊急連絡先に友人を記載するのは避けたほうが無難です。
友人は家族や親戚のような血縁関係がないため、企業側から見れば信頼性に欠けると判断されるからです。
ただし、どうしても他に適切な人物がいない場合に限り、友人を記載しても構いません。
その場合は、事前に必ず了承を得たうえで、住所や電話番号に加えて「友人」と明記してください。
⑥ 海外在住の家族を緊急連絡先にしたい場合
家族が海外に住んでいる場合、履歴書への記載は慎重に判断する必要があります。
企業によっては国際通話や連絡の手間を懸念するケースもあるため、できるだけ国内で連絡が取れる人物を記載するのが基本です。
どうしても海外の家族を記載する必要がある場合には、時差や国番号、連絡手段(国際電話・メールなど)についての補足情報を加えると親切でしょう。
また、あわせて国内にいる代理の連絡先を別に用意しておくと、より柔軟に対応できます。
⑦ 家庭の事情で実家を記載したくない場合
家庭の事情などで実家を緊急連絡先として記載したくない場合でも、無理に書く必要はありません。
その代わりに、信頼できて連絡が取りやすい親戚や兄弟、知人などを記載しましょう。
その際は、必ず事前に相手の同意を得て、履歴書上に「叔父」「姉」など関係性を添えることも忘れないでください。
また、企業側が不自然に感じることがないように、必要であれば備考欄に理由を簡潔に説明しておくと、誤解を避けられますよ。
履歴書の緊急連絡先を書く際の注意点

緊急連絡先は、企業が万が一の事態に備えて連絡を取るための大切な情報です。間違いや不備があると、企業との信頼関係にも関わります。
ここでは、履歴書に緊急連絡先を記載する際に気をつけたいポイントを紹介します。
- 日中に連絡がつく電話番号を選ぶ
- 連絡が取りづらい時間帯は事前に報告しておく
- 会社の連絡先は避ける
- 書式の指示がある場合はそれに従う
- 番号や住所に誤りがないか必ず確認する
- フリガナの記載が必要かチェックする
- 本人以外の連絡先には了承を得ておく
- 「同上」や「〃」の使い方に気をつける
① 日中に連絡がつく電話番号を選ぶ
緊急連絡先の電話番号は、企業が急ぎの用件で連絡を取りたいときに使用します。そのため、昼間に確実に応答できる番号を選ぶことが大切です。
家族のスマートフォンや、日中に在宅している実家の固定電話などが適しています。
特に、就職活動中は不在にする時間が多くなるため、自分の番号だけでなく、すぐに出られる人の番号を選ぶと安心ですよ。
また、留守番電話機能があるかどうかも確認しておきましょう。
② 連絡が取りづらい時間帯は事前に報告しておく
緊急連絡先の相手が昼間に電話に出づらい場合は、履歴書の備考欄などに「17時以降にご連絡いただけると幸いです」といった補足を添えておくのがマナーです。
これにより、企業側は最適な時間帯を見計らって連絡できるため、無駄な連絡のやりとりを防げますよ。
特に時差のある地域や、日中仕事で対応できない相手を緊急連絡先にする場合には、こうした配慮が信頼感につながるでしょう。
③ 会社の連絡先は避ける
現在、アルバイトやインターンなどで勤務していても、職場の電話番号を緊急連絡先に書くのは避けてください。
会社の連絡先は業務用であるため、個人的な連絡を受けること自体がマナー違反と見なされるおそれがあります。
あくまでもプライベートな連絡手段を使用するのが基本です。
④ 書式の指示がある場合はそれに従う
応募先企業が履歴書の記載方法について細かい指定をしている場合は、必ずその指示に従うようにしましょう。
たとえば「番地はアラビア数字で記載」や「氏名には必ずカタカナでフリガナを振る」といった指示があるかもしれません。
こうしたルールをきちんと守ることも、応募者としての誠実さを評価してもらう一因となります。
見落とさないよう、提出前に改めて確認してください。
⑤ 番号や住所に誤りがないか必ず確認する
緊急連絡先として記載した住所や電話番号に誤りがあると、企業がいざというときに連絡できない事態を引き起こしかねません。
数字や漢字は特に間違いやすい部分なので、記入した後は必ず再確認しましょう。
時間をおいて見直すことで、誤記にも気づきやすくなります。
家族や友人など、第三者にもチェックしてもらえば、より正確な記載につながるでしょう。
⑥ フリガナの記載が必要かチェックする
履歴書によっては、緊急連絡先に記載する氏名にフリガナの記入が求められることがあります。この場合、記入を忘れず、必ず指定の形式に従ってカタカナで入力してください。
氏名の読みが企業に正確に伝わることで、電話口での混乱を防げます。
特に名前が珍しい読み方である場合は、フリガナの有無が重要な意味を持ちますよ。
⑦ 本人以外の連絡先には了承を得ておく
家族や親戚など、自分以外の人を緊急連絡先に記載する場合は、必ず事前に事情を説明し、了承を得るようにしてください。
突然知らない企業から電話が入ると、相手も驚いたり、不審に感じたりする可能性があります。
企業側にとっても、連絡先の相手が事情を知らないとスムーズな対応が難しくなるため、事前の連絡が必要です。
⑧ 「同上」や「〃」の使い方に気をつける
緊急連絡先の住所や電話番号が、現住所や連絡先と同一の場合は、「同上」と記入して省略することができます。
ただし、同じ意味でも「〃」という記号はカジュアルな印象を与えるため、履歴書のような正式な書類では使用を避け、「同上」と書くのが無難です。
見やすさや信頼性を考えると、略式表現は避け、読み手に丁寧さが伝わる記述を心がけましょう。
履歴書の緊急連絡先に関するよくある質問と回答

履歴書に緊急連絡先を記入する際、「誰を選べばいいのか」「空欄でも大丈夫か」といった疑問を持つ人は少なくありません。
ここでは、就活生からよく寄せられる質問に答えるかたちで、不安や迷いを解消していきます。
- 緊急連絡先に記載するのは誰の情報が望ましい?
- 緊急連絡先が空欄でも選考に影響する?
- 引っ越しを予定している場合の記載はどうする?
- 同じ人物を連絡先と緊急連絡先にしてもいい?
① 緊急連絡先に記載するのは誰の情報が望ましい?
もっとも望ましいのは、緊急時に確実に連絡が取れ、あなたの状況を把握している家族です。
特に、実家に住んでいる親を記載するのが一般的で、採用担当者も対応に困ることが少なく安心して連絡できます。
重要なのは、伝言や本人確認に迅速に応じられる人物かどうかという点です。
兄弟や祖父母などでも構いませんが、日中に電話に出られるか、内容を正しく伝えられるかを基準に選ぶと良いでしょう。
② 緊急連絡先が空欄でも選考に影響する?
緊急連絡先を記載しなかったからといって、選考に直接マイナスになることは少ないでしょう。
ただし、企業によっては、面接や内定後にその点を確認される場合もあります。
特に、就職後に急な体調不良や連絡が必要な場面が想定される職種では、空欄のままだと「連絡が取れない人なのでは?」という印象を与えるかもしれません。
記入が難しい理由がある場合は、「家庭の事情により記載を控えています」などと備考欄で補足することで、誤解を防ぎつつ丁寧な対応ができます。
③ 引っ越しを予定している場合の記載はどうする?
引っ越しの予定がある場合は、現時点で確実に連絡がつく住所と電話番号を記入することが原則です。
そのうえで、「〇月以降に新住所へ転居予定です」などと履歴書の備考欄に明記しておくと、採用担当者の混乱を防げます。
また、転居先がすでに決まっている場合は、新住所も併記しておくと親切ですよ。
④ 同じ人物を連絡先と緊急連絡先にしてもいい?
連絡先と緊急連絡先が同一人物でも、まったく問題はありません。
実家の母親をどちらにも記載するというケースは多く見られます。
このような場合、履歴書の書き方としては、緊急連絡先の欄に「同上」と記載することで省略可能です。
また、連絡先が同一でも、見やすく整理されているかどうかは履歴書全体の印象に関わるため、記述の整え方にも注意しましょう。
履歴書の緊急連絡先の記載法のマナー理解しておこう!

履歴書に緊急連絡先を記入する目的は、万が一の連絡手段を確保するためです。
住所や電話番号の書き方には形式があり、「同上」や「〜方」のような表現も適切に使い分ける必要があります。
履歴書の緊急連絡先は、単なる形式的な欄ではなく、応募者としての誠実さや配慮を伝える一助にもなるのです。
記入前に、誰の情報をどのように書くべきかを理解し、丁寧に仕上げることが好印象へとつながるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。