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TOEICは何点から履歴書に書けるか解説|アピールのコツや注意点も紹介

「履歴書にTOEICスコアを記載する際、何点から書けばいいのか迷ってしまう…」

TOEICスコアは、履歴書の資格欄や自己PR欄で自己アピールをするために有効ですが、スコアの記載方法やその使い方については悩むこともありますよね。

実際、どのスコアを履歴書に記載するのが適切なのか、どう記載すればより印象を良くできるのかなど、履歴書を書く前に知っておくべきポイントがあります。

そこで本記事では、履歴書におけるTOEICスコアの取り扱いや、アピール方法、注意点を詳しく解説します。しっかりとポイントを押さえて、履歴書を魅力的に仕上げましょう!

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目次

履歴書に書けるTOEICスコアは何点から?

TOEICスコアは必須項目ではないため、すべての人が無理に書く必要はありません

ただし、英語力を強みとして示したい場合や、応募先の企業がグローバルな展開をしている場合には、記載することでプラスに働くこともあるでしょう。

一般的に、600点以上であれば履歴書に書いても好印象を持たれやすい水準です。さらに700点を超えると、外資系や国際業務に関わる企業でも通用するレベルとして評価される可能性があります。

とはいえ、500点台であっても、取得までの努力やこれからの意欲を合わせて伝えられるなら、記載をためらう必要はありません。

大切なのは点数の高さそのものではなく、その数字が自分の行動や成長とどうつながっているのかを語れるかどうかです。

低いTOEICスコアは履歴書に書かない方がいい?

結論として、TOEICが500点未満の場合は、履歴書に記載しないほうがよいでしょう。スコアは英語力の客観的な指標であり、低すぎると英語に苦手意識がある印象を与えてしまう可能性があります。

特に英語を使う業務や、海外展開している企業ではマイナス評価になりかねません。とはいえ、500点台であれば記載を検討しても構いません。

たとえば「数か月で200点アップした」など、努力や成長のエピソードを添えられるなら、十分アピールにつながります。数字だけで判断せず、自分の姿勢や向上心まで伝えることが大切です。

スコアが高くないからといって英語力を隠す必要はありません。「どんな取り組みをし、どう変化してきたか」までを言葉にすることで、誠実な姿勢や可能性が伝わるでしょう。

TOEICスコアの有効期限は?

TOEICスコアを履歴書に書くうえで、有効期限について正しく理解している方は少ないかもしれません。ここでは、スコアの扱いに関する基本的なルールや注意点をわかりやすく紹介します。

  1. TOEICスコアの有効期限は原則2年以内とされる
  2. 企業によってはスコア取得時期に条件がある
  3. スコアが古い場合は再受験が求められる場合がある

① TOEICスコアの有効期限は原則2年以内とされる

TOEICには公式な有効期限はありませんが、一般的には2年以内のスコアが信頼されやすい傾向にあります

英語力は時間とともに変化するため、採用担当者はできるだけ新しいスコアを評価の材料にしたいと考えるでしょう。

たとえ高得点でも、取得から3年以上経過している場合は、記載を控えるか再受験を検討することをおすすめします。2年以内という目安を意識し、余裕を持って受験しておくと安心です。

② 企業によってはスコア取得時期に条件がある

企業によっては、「2年以内に取得したスコアのみ有効」と明確に条件を設けているケースがあります。

特に外資系や英語を業務で使う企業では、募集要項やエントリーシートにその旨が記載されていることが多いです。

どれだけ高いスコアでも基準を満たしていなければ評価されないこともあるため、事前の確認を忘れないようにしてください。見落としが選考結果に影響する可能性もあります。

③ スコアが古い場合は再受験が求められる場合がある

古いスコアでは対応できない場合、企業から最新スコアの提出を求められる場合があります。インターンや選考の段階で「直近のスコアを提出してください」といった指示が出ることも。

そのため、スケジュールに余裕を持って受験計画を立てることが重要です。再受験を通じてスコアが上がれば、努力や成長の証明にもなります。

履歴書に自信を持って記載できるよう、定期的な受験を心がけてください。

TOEICスコアでアピールしやすい企業の特徴

TOEICのスコアは英語力の目安として広く知られていますが、それを重視する企業とそうでない企業があります。ここでは、スコアを履歴書に記載することで評価されやすい企業の特徴を紹介しましょう。

  1. 業務で日常的に英語を使用している
  2. グローバル展開している
  3. 海外支店や取引先を持っている
  4. 英語力を昇進・昇格要件に含めている
  5. 海外出張や海外赴任がある

① 業務で日常的に英語を使用している

日常業務の中で英語を使う頻度が高い企業では、TOEICスコアが英語力を測る客観的な基準になります。

たとえば、海外とのメール対応、英文資料の作成、英語での会議参加などが日常的に発生する業務環境では、一定以上のスコアが期待されるでしょう。

目安としては、600点台後半から700点程度が求められることが多いです。英語力が直接業務の成果に影響するため、スコアの記載がプラスに働きやすくなります。

一方で、英語を業務で使わない企業では、TOEICの点数があっても評価材料にならないこともあるため、注意が必要です。

② グローバル展開している

海外に拠点を持ち、グローバルな事業展開を行っている企業では、英語でのやりとりが日常的に行われます。

海外の顧客やパートナー企業との商談、資料作成、プロジェクトの連携など、英語を使う場面が多岐にわたるため、語学力が重要視されるのは当然といえるでしょう。

TOEICスコアが高いことで、「国際的な環境でも活躍できる人材」として信頼を得やすくなります。

とくに700点以上のスコアを持っていれば、履歴書を見た採用担当者にも良い印象を与えられるはずです。国際業務に興味がある方は、積極的にスコアを記載してください。

③ 海外支店や取引先を持っている

海外に支社や取引先がある企業では、英語でのコミュニケーション能力が問われる場面が出てきます。たとえば、国際会議や出張、メールでの折衝などがその例です。

直接の英語使用が多くなくても、英語ができる人材はチーム内で重宝される傾向があります。

TOEICスコアはその証明として有効であり、あらかじめスコアを提示しておくことで、潜在的なポテンシャルを示すことが可能です。

たとえば650〜700点以上のスコアを取得していれば、英語に対する理解度や対応力があると認識されるでしょう。業務上で英語を使う可能性があるなら、履歴書でしっかりアピールしておきたいところです。

④ 英語力を昇進・昇格要件に含めている

一部の企業では、昇進や昇格に必要な要件のひとつとしてTOEICスコアを設けている場合があります。「主任に昇格するには700点以上」「マネージャーには800点が必要」などの社内ルールがあるケースです。

こうした制度がある企業に応募する際は、スコアの有無が将来のキャリア形成にも影響することになります。

履歴書に該当スコアを記載しておけば、入社後に条件を満たすための準備が整っていると判断され、評価につながるでしょう。

志望企業がこのような制度を採用しているかどうか、事前に調べておくことをおすすめします。

⑤ 海外出張や海外赴任がある

海外出張や赴任の機会がある企業では、現地スタッフとのコミュニケーションや業務対応を円滑に行うために、一定以上の英語力が求められます。

とくに一人で海外に行くような場合には、スムーズにやりとりできる力が必要です。TOEICスコアが800点前後あれば、英語を使った業務にも問題なく対応できると判断されやすくなります。

また、スコアの記載は「将来的に海外での業務にも前向きである」という意欲を伝えるきっかけにもなるでしょう。国際的なキャリアを志す方は、スコアを履歴書に記載しておいてください。

TOEIC IPテストのスコアは履歴書に書ける?

TOEICには「公開テスト」と「IPテスト」の2種類があり、IPテストのスコアは履歴書に書けるのかと迷う人も多いでしょう。ここでは、就活におけるIPテストの扱いについてわかりやすく整理します。

結論から言うと、TOEIC IPテストのスコアも履歴書に記載できます。ただし、IPテストは大学や企業など団体単位で実施されるもので、公開テストとは実施方法が異なります。

スコアの信頼性に大きな違いはありませんが、企業によっては「公開テストのスコアのみ有効」と明記している場合もあるため、事前の確認が必要です。

記載の際には、「TOEIC Listening & Reading IPテスト」と正式名称で書き、取得年月日とスコアを正確に記入してください。誤解を避けるためにも、IPテストであることを明示するのが安心です。

基本的に評価対象として受け入れられますが、英語を重視する企業では公開テストのスコアを求められるケースもあるため、可能であれば公開テストも受験しておくと選択肢が広がります

履歴書に記載するTOEICスコアの正しい書き方

TOEICスコアを履歴書に記載する際は、採用担当者に正確な情報が伝わるよう丁寧に記入する必要があります。

不明確な表記や情報不足は、誤解を招いたり信頼性に影響を与えたりする可能性も。ここでは、スコアを正しく伝えるための具体的な書き方を紹介します。

  1. 資格欄には「TOEIC Listening & Reading Test」と記載する
  2. スコアと取得年月日を正確に記入する
  3. TOEICの種類を明確にして誤解を避ける

① 資格欄には「TOEIC Listening & Reading Test」と記載する

履歴書にTOEICスコアを記載する際は、「TOEIC」という略称だけで済ませず、正式名称である「TOEIC Listening & Reading Test」と明記することが基本です。

TOEICはさまざまな種類のテストがあるため、略称だけでは試験内容が不明瞭になりやすく、読み手である採用担当者が混乱するリスクがあります。

略称で済ませてしまうと、丁寧さに欠ける印象も与えかねません。正式名称で記載することで、受験者としての誠実さやビジネスマナーも伝わりやすくなります

② スコアと取得年月日を正確に記入する

TOEICのスコアを記入する際は、「800点(2024年5月取得)」のように、点数とあわせて取得年月も必ず記載しましょう。

スコアのみが記載されていると、いつ取得したものかが不明になり、英語力の最新度や有効性について企業側が判断しづらくなります。

TOEICスコアには有効期限(一般的に2年間)があるため、取得年月の記載は客観的な情報として非常に重要です。スコア通知書などの公式書類を参考にして、間違いのないよう丁寧に記入してください。

③ TOEICの種類を明確にして誤解を避ける

TOEICには「公開テスト(Official Test)」と「IPテスト(Institutional Program)」の2種類がありますが、受験した試験の種別まで記載していないと誤解を招く可能性があります

とくにIPテストを受けた場合は、「TOEIC Listening & Reading IPテスト」と明確に記載することで、企業側にとっても判断材料がクリアになるでしょう。

企業によってはIPテストを評価対象外としていることもあるため、あいまいな表記は避けてください。試験の種類を明示することで、応募者としての誠実さや情報提供の丁寧さも伝わるはずです。

TOEICを自己PR欄でアピールする際のコツ

TOEICスコアは、努力や成長を示す指標として履歴書でも有効です。とくに自己PR欄では、単なる数値だけでなく、学習の背景や将来の目標を絡めることで、より強い説得力を持たせられますよ。

ここでは、就活でのアピールに役立つ具体的な工夫を紹介しています。

  1. 自己PRにはスコアのビフォーアフターを盛り込む
  2. スコア獲得までの努力や工夫を具体的に伝える
  3. 英語力を活かして実現したい将来像を語る
  4. 他の資格や経験と組み合わせてアピールする

① 自己PRにはスコアのビフォーアフターを盛り込む

TOEICスコアの変化を示すことは、自身の成長や努力を客観的に伝える手段として有効です。

「大学入学時には400点だったスコアを、独学を続けて700点まで引き上げた」といった具体例があると、継続力や主体性をアピールできます。

また、伸びた背景にはどんな工夫があったのか、たとえば「毎日30分の単語学習を欠かさなかった」「英語ニュースを習慣にした」などのエピソードを加えると、よりリアリティが増し、説得力のある内容になるでしょう。

② スコア獲得までの努力や工夫を具体的に伝える

数値の高さよりも、そこへ至るまでにどんな努力を重ねたかを語ることが、人柄や仕事への姿勢を伝える大きな要素になります。

「朝の時間を活用してオンライン英会話を継続した」「学内の英語サークルに参加し、実践の場を増やした」など、日常生活にどのように英語学習を取り入れたのかを具体的に書くと、自発性や継続力のアピールにつながるでしょう。

努力の過程が明確であるほど、スコアに込められた意味が強く伝わります。

③ 英語力を活かして実現したい将来像を語る

自己PRでは、現在のスコアや取り組みだけでなく、それを通じてどんな未来を描いているのかを示すことも重要です。

「国際的なプロジェクトで活躍できるよう、語学力をさらに高めていきたい」など目標を明確にすることで、TOEIC学習が単なる資格取得のためでなく、キャリア意識に基づく努力であることを印象づけられます

④ 他の資格や経験と組み合わせてアピールする

TOEICスコア単体よりも、関連する実体験やスキルと組み合わせて伝えることで、より立体的で魅力的な自己PRになります

たとえば「留学生のチューターを経験し、英語でのコミュニケーション力を鍛えた」といった具体的な経験を盛り込むことで、英語力が実践に裏打ちされたものであることを伝えられるでしょう。

他の資格(英検やTOEFLなど)と併記して、幅広い言語力を示すのも有効です。

TOEICスコアを履歴書に記載する際の注意点

TOEICスコアは英語力の証明として有効ですが、記載の仕方によっては評価を下げてしまうことも。信頼性のあるアピールをするために、記入前に確認しておきたいポイントを4つ紹介しましょう。

  1. 虚偽のスコアを記載しないようにする
  2. 企業の募集要項に記載された基準スコアを確認する
  3. 企業がIPテストを認めているか事前に確認する
  4. 履歴書の他の内容と整合性を持たせるようにする

① 虚偽のスコアを記載しないようにする

事実と異なるスコアを記入すると、選考過程でその誤りが明るみに出る可能性があります

特に面接などで英語力について質問された際、実力と乖離があると不自然さが際立ってしまい、不信感を与えることになりかねません。

一度失った信頼を取り戻すのは簡単ではないため、正確なスコアを記載することが基本です。たとえ満足いく点数でなかったとしても、正直に伝える姿勢が評価される場合もあります。

② 企業の募集要項に記載された基準スコアを確認する

企業によっては、TOEICスコアに関する明確な基準を設けているケースがあります。

たとえば「応募には600点以上必要」といった条件が示されていることもあるため、確認を怠ると基準に満たないままエントリーしてしまう恐れも。

企業の公式サイトや募集要項、採用ページなどをよく確認し、求められているスコアに達しているかをチェックしておくと安心です。

③ 企業がIPテストを認めているか事前に確認する

TOEICには、公開テストとIPテスト(団体受験)という2つの受験形式があります。

企業によっては、スコア証明として公開テストのみを認めている場合があるため、履歴書にIPテストの結果を記載する前に、その企業の方針を確認しておく必要があでしょう。

記載ミスや誤解を防ぐためにも、「TOEIC Listening & Reading IPテスト」などと明確に表記し、情報に誤りがないようにしてください。

④ 履歴書の他の内容と整合性を持たせるようにする

履歴書全体の中でTOEICスコアの位置づけが不自然にならないよう、他の記載内容とのバランスも意識しましょう。

たとえば、志望動機で「海外営業を志望している」と書いているのに、スコアが低すぎると現実味に欠けてしまいます。

逆に、900点以上の高得点を持っていても、英語を使った経験や将来の活用方針に触れていなければ、評価されにくいこともあるでしょう。

履歴書全体で一貫性のあるストーリーを作ることが、説得力を高めるカギとなります。

履歴書に使えるTOEICアピールの例文

TOEICのスコアを履歴書で効果的にアピールしたいけれど、どう書けばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、スコア帯ごとに伝えたい強みやエピソードを反映させた例文を紹介します。

自分のスコアに合った表現を選ぶことで、英語力だけでなく、努力や成長も伝えられるでしょう。

  1. 600点台で英語学習の努力をアピールする例文
  2. 700点台でビジネス英語の基礎力を伝える例文
  3. 800点台で即戦力を印象づける例文
  4. 900点以上で高い英語力を強調する例文
  5. スコアの伸びを通じて成長力を伝える例文
  6. TOEICと他の英語資格を組み合わせてアピールする例文
  7. 英語力を使った具体的な経験を交えて伝える例文
  8. 海外経験とTOEICスコアを関連づけた例文
  9. TOEICスコアをチームでの役割に活かした例文
  10. 今後の英語学習計画とTOEIC目標を示す例文

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① 600点台で英語学習の努力をアピールする例文

600点台のTOEICスコアでも、履歴書で努力や成長意欲を伝えることは十分に可能です。ここでは、継続的な英語学習をアピールした例文を紹介します。

《例文》

私は大学2年生の春に海外旅行で英語が通じず悔しい思いをしたことをきっかけに、本格的に英語学習に取り組み始めました。

英語に苦手意識があったため、まずは単語帳と音読からスタートし、毎日30分の勉強を継続。その結果、約8ヶ月でTOEICスコアを450点から610点に伸ばすことができました。

英語力の向上だけでなく、地道な努力を積み重ねる大切さも学びました。今後は700点以上を目指して勉強を続け、将来的には英語を活かせる仕事にも挑戦したいと考えています。

《解説》
600点台は「努力や伸びしろ」をアピールするのに最適なスコア帯です。スコア向上の過程や継続力を具体的に伝えることで、ポジティブな印象を与えましょう。

② 700点台でビジネス英語の基礎力を伝える例文

TOEIC700点台のスコアは、ビジネス現場でも通用する基礎的な英語力の証明になりますよ。ここでは、大学生活での取り組みと今後の展望を絡めた例文を紹介します。

《例文》

私は将来、グローバルに活躍できる仕事に就きたいと考え、大学2年生からTOEIC対策に本格的に取り組みました。

授業だけでなく、英語のニュースサイトを毎日読む習慣をつけ、実践的な語彙力や読解力を身につけました。その結果、TOEICスコアは735点を取得することができたのです。

このスコアは、英語での基本的なビジネスメールの読み書きや、会議資料の理解などに対応できるレベルと認識しています。

今後も継続して学習を続け、英語を使った業務でも柔軟に対応できる力をさらに高めていきたいです。

《解説》
700点台は「基礎的なビジネス英語力」を持っていることを示すのに適しています。学習方法や今後の意欲をセットで伝えることで、実務対応力をアピールできます。

③ 800点台で即戦力を印象づける例文

TOEIC800点台のスコアを活かすなら、履歴書では「すぐに現場で役立てる力」を持っていることを印象づけるのが効果的です。ここでは、その意欲と準備姿勢を伝える例文を紹介します。

《例文》

私は大学3年時、英語サークルに所属しながら、独学でTOEICの学習を続けてきました。

週3回のサークル活動では、英語でのディスカッションや発表を通じて表現力を養い、また毎日1時間のTOEIC対策を継続。

その結果、TOEICスコアは825点を取得しました。このスコアは、英文メールの作成や英語での会議内容の理解など、実務に必要なコミュニケーションの基礎力があることを示すものと考えています。

英語力を強みに、早期から海外業務にも積極的に挑戦していきたいです。

《解説》
800点台は「即戦力」を意識した構成にすると効果的です。実務を想定したスキルの説明や、学習環境の具体性を加えることで説得力が高まります。

④ 900点以上で高い英語力を強調する例文

TOEIC900点以上を履歴書でアピールする際は、「高い英語力をどのように活かしていきたいか」を具体的に伝えることがカギになるでしょう。ここでは、その一例を紹介します。

《例文》

私は大学入学当初から国際的な仕事に携わりたいと考え、英語の学習を継続してきました。

授業のほか、海外ドラマを字幕なしで観たり、学内の国際交流イベントに積極的に参加したりすることで、実践的な英語力を身につけてきました。

その結果、TOEICでは935点を取得することができたのです。リスニング・リーディングともに高得点を維持しており、英文メールの対応や資料読解にも自信があります。

将来的には、海外のクライアントとの交渉や国際プロジェクトにも関われるよう、さらに英語力を磨いていきたいと考えています。

《解説》
900点以上の場合は、「使える英語力」としての信頼感を伝えることが大切です。日常や学内活動との結びつきを加えると、実践性がより際立ちます。

⑤ スコアの伸びを通じて成長力を伝える例文

TOEICスコアの伸びは、単なる語学力以上に「継続力」や「自己成長力」を表す重要な要素です。ここでは、成長のプロセスにフォーカスした例文を紹介します。

《例文》

私は大学1年時点でTOEICスコアが410点と、英語に対して強い苦手意識を持っていました。

しかし、英語力を武器に就職活動をしたいという思いから、2年次から毎日1時間の勉強を習慣化することにしたのです。

市販の問題集を繰り返し解いたり、英語ニュースを聴き取るトレーニングを続けた結果、3年生の秋には725点を取得できました。

短期間で大幅にスコアを伸ばせたことは、自分の粘り強さや計画的な努力の成果だと感じています。この経験を活かし、今後も目標達成のために地道に取り組む姿勢を大切にしていきたいです。

《解説》
スコアの伸びは「努力の見える化」に最適です。数値の変化とそれに伴う工夫・継続力を明確にすると、説得力のある自己PRになります。

⑥ TOEICと他の英語資格を組み合わせてアピールする例文

TOEICスコアと他の英語資格を一緒に記載することで、幅広い英語力を証明できます。ここでは、その相乗効果を活かした例文を紹介しましょう。

《例文》

私は英語を使った仕事に就きたいという目標を持ち、TOEICと英検の両方に挑戦しました。まずTOEICでは、リーディングとリスニング力の強化に取り組み、大学3年生の秋に765点を取得。

さらに、スピーキングやライティング力も身につけたいと考え、英検準1級にも挑戦し、4年生の春に合格しました。2つの資格を通じて、英語の総合力を高めることができたと実感しています。

今後は実際のビジネスシーンでも使えるよう、英語での議論や資料作成にも積極的に取り組んでいきたいです。

《解説》
TOEICだけでなく、英検や他の資格も加えるとアピールの幅が広がります。スキルのバランスや取得時期を明記すると、説得力が増すでしょう。

⑦ 英語力を使った具体的な経験を交えて伝える例文

TOEICスコアに加えて、英語を実際に使った経験を盛り込むことで、スキルの実用性をアピールすることが可能です。ここでは、具体的な行動や成果に焦点を当てた例文を紹介します。

《例文》

私は大学の国際交流センターで、ボランティアスタッフとして活動していました。

そこでは、留学生の生活支援やキャンパス案内を英語で行う機会が多く、実践的な会話力を磨くことができたのが良い経験となっています。

英語に苦手意識があった当初は、聞き返すことも多かったのですが、相手に伝える姿勢を大切にしながらコミュニケーションを積み重ね、少しずつ自信を持てるようになりました。

その結果、TOEICでは755点を取得し、英語力だけでなく、積極性や行動力も評価していただけると考えております。今後はこの経験を活かして、海外の顧客とやりとりする仕事にも挑戦していきたいです。

《解説》
実体験を通じて得た英語力は、説得力のあるアピールになるでしょう。活動内容や成長した点を明確に書くことで、人物像が具体化されます。

⑧ 海外経験とTOEICスコアを関連づけた例文

海外での体験とTOEICスコアを組み合わせることで、実践的な英語力と行動力の両方を伝えることができます。ここでは、その関係性を明確にした例文を紹介します。

《例文》

私は大学2年生の夏に、3週間の短期語学留学でカナダへ行った経験があります。

現地ではホームステイをしながら語学学校に通い、クラスメートやホストファミリーと毎日英語で会話する生活を送りました。

最初はうまく伝えられず悔しい思いもしましたが、毎晩その日の会話を振り返り、分からなかった表現を調べることで、少しずつ意思疎通が取れるようになりました。

この経験がきっかけで英語学習に対する意識が大きく変わり、帰国後も勉強を続けた結果、TOEICで780点を取得できたのです。

実際に使える英語を身につけたことで、海外との関わりがある仕事にも前向きに取り組みたいと考えています。

《解説》
海外経験は「実践で得た英語力」の裏付けになります。留学や旅行後の行動とTOEICスコアの伸びをセットで伝えると、成長の説得力が高まるでしょう。

⑨ TOEICスコアをチームでの役割に活かした例文

TOEICスコアを通じて英語力をアピールするだけでなく、それをチーム内でどう活かしたかを示すと、協調性や貢献度も伝えられます。以下は、その好例です。

《例文》

私は大学3年生のゼミ活動で、海外の文献を扱うプレゼン発表を担当した経験があります。

チーム内で唯一TOEIC700点台のスコアを持っていたことから、英語の原資料の翻訳や要点の整理を任されました。

文献の内容を分かりやすく日本語にまとめ、チーム全体が理解しやすいようサポートしたことで、発表の質が向上し、教授からも高く評価されたのを覚えています。

この経験を通じて、英語力が周囲への貢献にもつながることを実感しました。今後もチームでの役割を意識しながら、自分の強みを発揮できる場面を広げていきたいです。

《解説》
TOEICスコアを単なる数値ではなく「役割」や「貢献」に結びつけると、より実践的な印象になります。チーム内での立ち位置や成果を具体的に記載しましょう。

⑩ 今後の英語学習計画とTOEIC目標を示す例文

現在のスコアに加えて、今後どのように英語力を伸ばしていきたいかを記載することで、向上心や計画性を伝えられます。以下に、その例文を紹介しましょう。

《例文》

私は現在、TOEICスコアが685点ですが、国際的な仕事に就くという目標に向けて、今後も英語力を高めていきたいと考えています。

具体的には、リスニング力とスピーキング力の強化を重点に、オンライン英会話や英語のニュース視聴を日常的に取り入れるようにしました。

また、毎週の学習時間を記録し、月ごとの到達度を振り返るなど、継続的な改善にも取り組んでいます。

大学卒業までに800点以上を取得し、将来的には英語での商談や交渉にも対応できる実践力を身につけたいと考えています。そのためにも、引き続き計画的に英語学習を続けていきます。

《解説》
今後の学習計画を明確に示すと、スコアだけでなく意欲や成長の見通しもアピールできます。目標スコアと行動内容を具体的に書くことがポイントです。

履歴書に書けるスコアを取るためのTOEIC勉強法

履歴書に記載できるTOEICスコアを取得するには、目標スコアに合わせた計画的な学習が不可欠です。ここでは、達成したい点数ごとに最適な勉強法を紹介します。

  1. 600点を目指すための勉強法
  2. 730点を目指すための勉強法
  3. 800点を目指すための勉強法
  4. 900点を目指すための勉強法

① 600点を目指すための勉強法

600点の取得を目指す場合、まずは英語の基本を確実に身につけることから始めましょう。語彙や文法の基礎に加え、リスニングへの対応力も徐々に養っていく必要があります。

特にPart1〜3に慣れることで、得点源を安定させられるでしょう。1日1〜2時間の学習時間を設定し、初心者向けの単語帳や公式問題集を活用してください。

1週間単位で計画を立て、インプットとアウトプットをバランス良く行いながら、復習を繰り返すことが定着への近道です。

② 730を目指すための勉強法

730点以上を目指すには、基本力に加えて試験への「慣れ」と「処理速度の向上」が求められます

特にPart5・6の短文穴埋めや、Part7の長文読解では時間配分がカギとなるため、制限時間内に解き切る練習が欠かせません。

問題演習では模試形式を積極的に取り入れ、実践的な力を鍛えてください。また、間違えた問題の分析を丁寧に行い、自分の弱点を可視化することも大切です。

文法や語彙の知識に加えて、読むスピードと正確さの両立を意識したトレーニングを重ねましょう。

③ 800点を目指すための勉強法

800点を超えるスコアを狙う段階では、より高度な英語運用力が求められます。単語や文法の知識はすでに身についている前提で、細かな表現の違いや構文の読解力を磨く必要があるでしょう。

読解では文章の全体構造を素早く把握する力が求められるため、ビジネス英語やニュース英文など実用的な素材に触れると効果的です。

リスニングにおいても、長文や早口の会話に慣れる訓練を積んでください。得点が停滞しがちなレベルでもあるため、模試や過去問を使って客観的に現状を把握し、分析しながら学習を進める姿勢が重要です。

④ 900点を目指すための勉強法

900点以上を目指すには、もはや「試験対策」という枠を超えた、実務に近い英語力が求められます。

特に高得点者に求められるのは、読解のスピードと精度の両立、そして英語の音声に対する集中力と即時理解力です。

ビジネス英語のドキュメントや英字新聞を読み、内容を要約する訓練をすることで、理解力と要点把握力が鍛えられます。

また、CNNやBBCなどのニュース音声を使ったシャドーイングも効果的です。

高得点になるほど1問の失点が響くため、自分の課題を的確に把握し、ミスを減らすための対策を継続することが最終的なスコアアップに直結します。

履歴書にTOEICスコアを記載する際のポイントを理解しておこう!

就職活動でTOEICスコアを履歴書に記載するかどうかは、スコアの水準と企業の求める英語力によって判断する必要があります。

一般的には600点以上であれば記載しても問題ありませんが、業種によっては730点以上が望ましい場合も。履歴書に書く際には、スコアの有効期限やテストの種類、記載方法に注意しましょう。

さらに、自己PR欄ではスコアの変化や学習努力を具体的に伝えることで、英語力だけでなく成長意欲もアピールできます。

加えて、企業ごとに評価されやすいポイントや注意点も異なるため、募集要項や企業の特徴を事前に調べて対応することが重要です。

適切なスコア取得に向けた勉強法にも取り組みながら、戦略的にTOEICを活用してください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。