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【デザイナーの志望動機】熱意が伝わる書き方・例文まで紹介

デザイナーは、人気のある職業であり、多くの人が目指しています。デザイナーとしてのキャリアを歩むには、自分の志望動機をしっかりと考えることが大切です。

本記事では、デザイナーとして働くための志望動機の書き方・業種別の例文を紹介します。デザイナーを目指す皆さんは、ぜひこの記事を参考にして自分だけの志望動機を形にしてみてください。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

デザイナーの志望動機は志望度をしっかり伝えよう

デザイナーの志望動機を述べる際には、志望度の高さをしっかり伝えましょう。なぜなら、多くの応募者がいるため、採用担当者は情熱を感じる候補者を選びたいと考えているからです。

選考において、採用された後も精一杯努力する姿勢が大きなポイントとなります。他の応募者と差をつけるためにも、最初に志望度の高さを伝えることが印象を良くするでしょう。

そもそもデザイナーの種類とは?3つの職種を紹介

志望動機を作成する前に、デザイナーの職種について詳しく解説します。職種への理解が深まることで、より説得力のある志望動機が作成できますよ。

  1. webデザイナー
  2. ファッションデザイナー
  3. グラフィックデザイナー

①webデザイナー

webデザイナーとは、ウェブサイトの作成に携わる職種です。具体的な業務内容としては、サイトのデザイン設計やレイアウトの決定、画像やフォントの選定などがあります。

時には、デザインのみならず、コンテンツの配置変更や情報の整理を通じて、ウェブサイトの改善に取り組むこともありますよ。

webデザイナーは専門性が高いため、web制作会社やIT企業、メディア業界など、多岐にわたる分野で活躍の場を見出しています。

②ファッションデザイナー

ファッションデザイナーは、新しい服やアクセサリーをデザインする仕事をしています。主な仕事内容としては、デザイン・市場調査を通じたトレンド調査・ブランドイメージの確立・サンプル作成に至るまで多岐にわたります。

流行を先取りし、常に新しいデザインを考案することが求められる職種です。

さらに、ブランドの規模が拡大するにつれて、特定のアイテムごとに専門のデザイナーが配置されることもあります。

③グラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーは、ポスターや雑誌の広告をはじめとするビジュアルコンテンツの制作に従事しています。デジタル化の進展に伴い、グラフィックデザイナーの作業は紙からインターネットへと移行してきました。

近年、広告代理店・出版社・グラフィックデザイン会社など、多様な業界でグラフィックデザイナーの需要が高まっています。そのため、デジタルメディアへの適応は必須のスキルとなっていますよ。

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【3STEP】デザイナーの志望動機の書き方とは?

では早速、デザイナーの志望動機の書き方を詳しく解説していきます。3ステップで紹介するので、ぜひ参考にしてください。

  1. 会社へ志望度の高さを伝える
  2. 持っているスキルを業務に活かせるとアピール
  3. 入社後のキャリアプランをしっかり伝える

①会社へ志望度の高さを伝える

デザイナー就職を目指すなら、希望する会社への熱意を示すことが重要です。多くの企業がデザイナーを求めている中で、なぜその会社が最適なのかを明確にする必要があります。

「他の会社ではなく、どうして私たちの会社を選んだのですか?」という質問に対しては、会社の理念やサービスに共感し、それが自分のキャリアや価値観とどのように合致しているのかを説明してください。

また、過去の経験を述べ、志望動機に説得力を持たせましょう。応募者が多い場合でも、採用担当者に強い印象を残すことができるでしょう。

②持っているスキルを業務に活かせるとアピール

デザイナー就職を成功させるには、自分のスキルをどのように活かせるか説明することが肝心です。多岐にわたる業界で活躍するデザイナーですが、能力と志望企業のニーズが一致していなければ、採用される可能性は低くなります。

志望する会社がどの業界でどのようなデザイン業務を行っているのかを把握し、自分のスキルがその業務にどう貢献できるのかを明確に示しましょう。

③入社後のキャリアプランをしっかり伝える

デザイナーとして入社後、達成したい目標をはっきりさせることが大切です。成長意欲と努力をアピールでき、好印象になりますよ。

目標を設定する前に、まず、企業の理念や戦略を理解し、日々の業務やプロジェクトにどう貢献できるかを考えます。次に、競合他社の状況を把握し差別化してください。

企業の方向性に合致した目標を立てることで、採用担当者に強い印象を与えられるでしょう。

デザイナーの志望動機を読みやすくする構成

ではここで、デザイナーの志望動機を読みやすくする構成を紹介します。採用担当者は多くの就活生を相手にしており、読みやすい志望動機を作成することで、目に留まりやすくなりますよ。

  1. はじめは志望動機
  2. 自分の経験・具体的なエピソード
  3. 入社後のキャリアビジョン

①はじめは志望動機

まず、志望動機の冒頭にはデザイナーになりたい理由を明確にしましょう。ただし、「憧れ」だけでは不十分。実際に貢献できる具体的なスキルや経験をアピールすることが大切です。

次に、その会社を選んだ理由を説明します。他社との違いを理解し、その会社でしか実現できない目標やビジョンを持っていることを伝えてください。

②自分の経験・具体的なエピソード

デザイナーの志望動機を述べる際には、自分の経験や実績を織り交ぜたエピソードを加えることが大切です。単なる表面的な動機ではなく、具体的で説得力のあるものになります。面接官に対して、自分の経験がデザイナーとしての役割にどうつながるのかを示しましょう。

具体的なエピソードを加えることで、面接官の記憶に残りやすい志望動機ができます。デザインに対する情熱が伝わるような経験を述べてくださいね。

③入社後のキャリアビジョン

デザイナーとして入社した後のキャリアビジョンを述べることで、面接官に対して自己成長への強い意志と、会社への貢献を望む姿勢をアピールできます。

目標は実現可能で、会社の発展に貢献できるものを選ぶべきです。そうすることで、採用担当者はあなたを貴重な人材と見なし、多様な業務を任せたいと考えるでしょう。

また、会社の方針やビジョンに合致する目標を掲げることは、面接での評価を高める要素となります。

【未経験者向けあり】デザイナーの志望動機例文6つ

では最後に、職種別にデザイナーの志望動機例文を6つ紹介します。未経験者・経験者に分けて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

  1. 【経験者】webデザイナー
  2. 【未経験者】webデザイナー
  3. 【経験者】ファッションデザイナー
  4. 【未経験者】ファッションデザイナー
  5. 【経験者】グラフィックデザイナー
  6. 【未経験者】グラフィックデザイナー

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①【経験者】webデザイナー

こちらは、経験者を想定したWebデザイナーの志望動機例文です。

特に、読んだ採用担当者が自然に納得できるように、成果や行動に結びつけて描写しましょう。

webデザイナーの志望動機
【結論】
私は、ユーザー目線に立ったデザインを通じて、多くの人が「使いやすさ」と「感動」を届ける使いやすく繰り返し利用したいと思うサイトを提供するWebデザイナーになりたいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「使いやすさ」「感動」という表現は抽象的なため、具体的に何を届けたいのかを明示しました。特にデザイナー職の志望動機では「どのような価値を届けるか」を明確にすることが重要です。
【根拠となるエピソード】
大学時代、学園祭の公式サイト制作に携わった経験から、デザインによって情報の伝わり方や印象が大きく変わることに閲覧者の行動や興味が左右されることに強く興味を持ちました。
添削コメント|「印象が大きく変わる」という表現は主観的な感想にとどまっていたため、デザインの影響を「閲覧者の行動や興味」と具体的に言い換えています。
【エピソード詳細】
私は、学園祭実行委員会の一員として、公式サイトのデザインと運営を担当しました。訪問者が知りたい情報にすぐアクセスできるようサイト構成を工夫し、ビジュアル面でも明るく親しみやすいデザインを意識した結果、前年よりも来場者数が約20%増加しました前年よりもイベントページの閲覧数が20%向上し、来場者数増加にもつながりました
添削コメント|「来場者数増加」のみだとサイト改善との因果関係が弱く見えるため、「閲覧数向上→来場者増加」という流れでエピソードの説得力を高めました。数字を使った成果提示は非常に良いポイントです。
【企業を選んだ理由】
貴社は多様な業界のクライアントを支援しながら、使いやすさとデザイン性を両立させたWeb制作を強みとされています。私も幅広いジャンルに携わりながら、ユーザー目線を徹底したデザイン力をさらに高めたいと考え、志望いたしました私も貴社で、ジャンルを問わずユーザーに寄り添った提案力を伸ばし、成果につながるデザインを追求したいと考え、志望いたしました
添削コメント|「幅広いジャンルに携わりたい」だけでは志望理由が弱く感じられるため、「ユーザーに寄り添った提案力」や「成果につながるデザイン」など企業貢献への意欲を強調しました。
【入社後】
入社後は、ユーザビリティとビジュアルの両面を意識したデザイン提案を行い、クライアントとユーザー双方に満足いただけるサイト制作に貢献してまいりますクライアントのビジネス成果に貢献できるWebサイト制作を目指します
添削コメント|「満足いただける」だけでは目標が抽象的であり、デザイナー職では「ビジネス成果への貢献意識」を明確にすることが期待されています。そのため成果志向を強調する形に修正しました。

【NGポイント】
抽象表現が多く、読み手は具体的なイメージを持ちにくくなっています。また、成果や行動の裏付けが弱いため、説得力に欠ける印象になっています。

【添削内容】
成果や行動を中心としたエピソード展開に修正しました。また、企業貢献意欲が読み取れるように、志望理由や入社後の抱負にも説得力を持たせる補強を行いました。

【どう変わった?】
「なぜ志望しているか」「どのように活躍できるか」が明確に伝わる文章に変わりました。読んだときの納得感や具体性が格段に向上しています。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードを簡潔に伝える
・成長だけでなく貢献意欲を示す
・志望理由をエピソードで裏付ける

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②【未経験者】webデザイナー

ここでは、未経験者がWebデザイナーを志望する際の、ポジティブな志望動機を紹介します。

抽象的な表現を避け、具体的な成果や行動に言及することで、説得力を高める構成に整えています。

webデザイナーの志望動機
【結論】
私は、誰かの心を動かすデザインを形にしたいという思いから、未経験ながら人の感情に寄り添う表現を追求しながらWebデザイナーを志望しています。
添削コメント|「未経験ながら」という表現は冒頭に置くと企業側にマイナス印象を与えます。代わりにポジティブな志望動機を先に提示することで、未経験でも意欲的で成長志向の高い人物像を印象づけることができます。
【根拠となるエピソード】
大学時代、文化祭のポスター制作を担当した経験から、デザインの力で人を惹きつける面白さに視覚的な表現で人の興味を引き、行動を促す力に魅了されました。
添削コメント|「面白さに魅了」という表現は抽象的で伝わりにくいため、行動を促すという「デザインの役割」にフォーカスしました。これにより、デザインを志望する根拠に説得力を持たせています。
【エピソード詳細】
ポスター制作では、見る人の目を引き、イベントの魅力が伝わるよう、色やレイアウトを工夫しました。その結果、例年より多くの来場者数を記録し、達成感を覚えると同時に、デザインを通じて人を動かせることに大きな喜びを感じました。実際に、イベント当日は来場者数が増加し、運営チームから「ポスターの影響が大きかった」と感謝の言葉をいただきました。この体験が、私がWebデザインの道を志すきっかけとなりました。
添削コメント|成果の具体性を高めるため、「来場者数が増えた→ポスターが貢献→感謝された」というストーリーに再構成しました。自分の工夫が結果に結びついた事実を示すことで、説得力が格段に向上しています。
【企業を選んだ理由】
貴社は多様な業界のWebサイト制作に携わっており、クライアントに寄り添った提案力を強みとされています。未経験であっても、意欲と努力を尊重してくださる社風に魅力を感じ、幅広いジャンルの案件に挑戦できる環境と、実力を正当に評価する社風に強く惹かれ、ここで成長したいと考え志望しました。
添削コメント|「未経験者を受け入れてくれる」という受け身の視点から、「幅広い案件に挑戦できる」「実力を評価する社風」という積極的な理由に切り替えました。これにより、自ら成長を望む姿勢を前面に押し出すことができています。
【入社後】
入社後は、まず基本的なデザインスキルを一つひとつ確実に習得し、早期に実務に貢献できるよう努力します。将来的には、クライアントの課題解決に直結するデザイン提案ができるデザイナーを目指します。具体的には、ターゲットユーザーの行動心理を意識した設計や、効果測定に基づく改善提案ができるデザイナーを目指します。
添削コメント|単に「課題解決」と述べるだけではなく、「ユーザー行動の理解」や「改善提案」といった具体的な行動指針を明示することで、「成長後に何ができるか」をイメージさせやすくなっています。

【NGポイント】
冒頭から未経験を強調しすぎた点や、エピソードが抽象的だった点が課題でした。企業側から見ると、やや消極的に映るリスクがありました。

【添削内容】
未経験という弱点を押し出さず、志望動機のポジティブな理由に焦点を当てました。また、エピソードを行動や成果と結びつけ、説得力を持たせました。

【どう変わった?】
志望動機が「未経験の弱みを補う説明」から「成長意欲と適性を示すアピール」に変わったことで、ポジティブかつ具体的な内容になっていますね。

【今回の志望動機のコツ】
・未経験強調を避ける
・エピソードは具体的に
・入社後目標は行動ベース

③【経験者】ファッションデザイナー

ここでは、経験のある方がファッションデザイナーを目指す際の例文を紹介しています。

経験を述べるだけではなく、「何を考えて、どのような行動をしたのか」を具体的に伝えることを意識しましょう。

ファッションデザイナーの志望動機
【結論】
私は、創造性と技術力を活かして、多くの人に喜ばれるターゲットである20代女性層に共感されるようなファッションを生み出したいと考え、御社のファッションデザイナー職を志望しました。
添削コメント|この段落では、志望動機の方向性が明確で好印象ですが、「多くの人に喜ばれる」という表現が抽象的でした。ターゲット層を具体化することで、ブランドコンセプトとの親和性をより強くアピールできる形に改善しました。
【根拠となるエピソード】
大学時代にアパレルショップでアルバイトを経験し、服を通して人々の気持ちを高められる喜びを知りました。試着をサポートする中で鏡の前で笑顔になるお客様を見て、服が人の自信や喜びにつながることを実感しました。
添削コメント|エピソードのきっかけとしては好ましいですが、「人々の気持ちを高められる喜び」という感情表現が曖昧でした。鏡の前で笑顔になる場面という具体的な情景描写を加えることで、説得力と臨場感を高めました。
【エピソード詳細】
アルバイトでは、販売業務だけでなくディスプレイの提案にも携わり、自分が手掛けたレイアウトで売上が向上した成功体験があります。自ら提案したディスプレイ変更により、1か月間で対象商品の売上が前年比120%となった実績を得ました。この経験から、「着る人の心を動かすデザイン」をつくりたいという思いが強くなりました。
添削コメント|エピソード自体は効果的ですが、成果の内容が「売上向上した」という曖昧表現に留まっていたため、前年比120%という具体数値を加え、実績のインパクトと説得力を高める修正を行いました。
【企業を選んだ理由】
御社は、デザイン性と機能性を両立させた商品づくりに強みを持っており、私自身も長年愛用してきたブランドです。特に、昨年リリースされた〇〇シリーズでは、トレンドを取り入れながらも着心地の良さが高く評価されている点に感銘を受けました。ユーザー目線に立ったものづくりに共感し、自分もその一員として成長したいと考えました。
添削コメント|「長年愛用」という主観的表現だけでは企業理解が浅い印象を与えかねないため、実際の製品特徴に触れて企業研究の深さを示す表現に修正しました。
【入社後】
入社後は、常に市場のニーズにアンテナを張り、細部までこだわったデザインを追求します。そして、貴社のブランド価値向上に貢献できる「トレンドを捉えながらも実用性を兼ね備えた商品ラインナップ」の拡充に貢献できるファッションデザイナーを目指してまいります。
添削コメント|入社後の意欲は伝わりますが、「ブランド価値向上」という表現が抽象的だったため、志望先の強みである「トレンド性と実用性」を具体的に言及することで、どのような貢献を目指すのか明確にしました。

【NGポイント】
ターゲット層や成果、企業特徴に対する言及があいまいだったため、志望動機の説得力を損なう結果となっていました。

【添削内容】
ターゲット層の明確化、成果の具体化、企業理解の具体的な言及などを行いました。エピソードでは数値情報を追加し、説得力とリアリティを持たせています。

【どう変わった?】
志望動機に一貫性と説得力が生まれ、企業担当者が「この応募者はうちで活躍できそうだ」とイメージしやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・ターゲット層を明確にする
・成果は数値で示す
・企業の具体的な強みに触れる

④【未経験者】ファッションデザイナー

今回の例文は、未経験者がファッションデザイナーを志望する際の志望動機です。

自己表現を抽象的にせず、実体験と結びつけることで、説得力のある志望動機を目指しましょう。

ファッションデザイナーの志望動機
【結論】
私は、日常生活に彩りを与えるファッションを通して、多くの人の自己表現を支えるデザイナーになりたいと考え着る人それぞれの個性を引き立てるデザインを提案できるファッションデザイナーになりたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「多くの人の自己表現を支える」という表現は抽象的でインパクトに欠けました。ファッションデザイナーらしく「個性を引き立てる」という具体的な目標に変えたことで、より印象に残る結論になっています。
【根拠となるエピソード】
幼い頃から、母が手作りしてくれた洋服を着るたびに、自信や喜びを感じた経験があり人から褒められたり、自分に自信を持てたりした経験を通じて、ファッションの持つ力に強く惹かれてきました。
添削コメント|単なる感情表現を「褒められる」「自信がつく」と具体的に置き換えることで、ファッションへの興味が実体験に基づいていることが明確になりました。説得力が高まり、読者にもリアルなイメージを持たせることができる構成になっています。
【エピソード詳細】
大学では経済学部に在籍していましたが、独学で服飾デザインの勉強を続け、休日にはデザイン画やオリジナルアイテムの制作に取り組みました。SNSで作品を発信するうちに「自分もこういう服が着たい」といったコメントをいただくことが増え、自分のデザインで人の心を動かせることに大きなやりがいを感じました。SNSで作品を発信する中で、100件以上の「欲しい」「着てみたい」というコメントをいただく機会が増え、自分のデザインが多くの人に共感される喜びを実感しました。
添削コメント|SNS上での反応について、単に「コメントをもらった」とするだけでは弱かったため、「100件以上」という具体的な数値を提示しました。これにより努力と影響力の裏付けが取れ、就活生が自らアピールできる要素として強化されています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、自由な発想を尊重しながらも、ユーザー目線を大切にするブランド戦略に共感しました。未経験者にも積極的に学びの機会を提供している点にも魅力を感じ、個性を大切にしたクリエイションを行いながらも、消費者ニーズを捉えた商品展開を続けている点に強く共感しました。さらに、未経験からでも学べる研修制度や若手デザイナーが活躍している事例にも惹かれ、応募を決意しました。
添削コメント|企業選びの理由を「自由な発想」「学びの機会」とだけ述べると抽象的に見え、他社との違いが分かりませんでした。そこで、ブランドの姿勢や制度を具体的に示し、未経験者向け例文としても説得力を高めました。
【入社後】
入社後は、まずデザインの基礎力とトレンド分析力を磨き、着る人に自信を与えられる商品づくりに貢献したいと考えています。また、将来的にはブランドの核となるようなデザイン提案ができるデザイナーを目指してまいります。将来的には、ブランドコンセプトを深く理解した上で、時代の流れを捉えた新たなデザインラインを提案できるデザイナーを目指してまいります。
添削コメント|「ブランドの核となる」という表現はあいまいで具体性に欠けていたため、「ブランドコンセプトの理解」「時代の流れを捉えた提案」と置き換えました。これにより、企業にとって活躍イメージがより鮮明に伝わっています。

【NGポイント】
全体的に志望理由や経験、企業選びの根拠が曖昧でした。特に「支える」「共感」などは具体的な背景がなく、説得力に欠けています。

【添削内容】
「100件以上の反応」「消費者ニーズ重視」など、説得力を持たせる要素を散りばめ、ファッションデザイナー志望者らしい目線を意識しています。

【どう変わった?】
具体例と数値が加わったことで、エピソードのリアリティが向上し、企業選びや入社後のビジョンにも一貫性が生まれました。

【今回の志望動機のコツ】
・数値の成果を入れる
・印象に残る表現を使う
・活躍イメージを自分の言葉で詳細に表現する

⑤【経験者】グラフィックデザイナー

今回の例文は、経験者がグラフィックデザイナーとして志望動機を述べる際の志望動機です。

スキルや経験を単に並べるのではなく、どのように活かしたいかを具体的に示すことが重要ですよ。

グラフィックデザイナーの志望動機
【結論】
私は、培ったデザインスキルを活かし大学で培ったポスター・チラシ制作経験を活かし、クライアントの想いを形にできるグラフィックデザイナーとして貢献したいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「培ったデザインスキル」だけでは具体性に欠け、企業側が「どのようなスキルを活かすのか」が想像しづらくなります。未経験者向けコンテンツでもあるため、スキルの内容(ポスター・チラシ制作)を明示し、説得力を高めました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、広告研究会に所属し、ポスターやチラシ制作に取り組む中で、デザインの力に魅了されました情報を伝えるために工夫する過程にやりがいを感じ、デザインの面白さに強く惹かれました
添削コメント|「魅了された」という抽象表現だけでは、なぜデザインに魅力を感じたかが不明確だったため、「工夫にやりがいを感じた」という具体行動+感情に修正しました。
【エピソード詳細】
特に、地域イベントのポスター制作では、来場者数が前年の1.5倍に増加し、主催者の方から「伝えたい内容がしっかり届いた」と感謝の言葉をいただきました。この経験を通して、単なる装飾ではなく「意図を伝えるデザイン」の重要性を実感しました。この経験をきっかけに、「相手に伝わるデザイン」を常に意識して制作に取り組むようになりました。
添削コメント|「重要性を実感した」というまとめ方は弱く、自己成長や意識変化を明確に示すべきです。行動に落とし込んだ表現に変えることで、読者も「成長ストーリーの作り方」を学べる添削にしています。
【企業を選んだ理由】
貴社は、幅広い業種の案件に携わりながらも、クライアントの思いに寄り添ったデザインを重視している点に強く共感しました。私自身も、ただ美しいだけでないクライアントの課題解決に役立つデザイン力を磨きたいと考えています。
添削コメント|「ただ美しいだけでないデザイン力」とは例えばどういうものなのかを補足する表現を加えました。ビジネス視点になっている点もポイントです。
【入社後】
入社後は、まずは一つひとつの案件に真摯に向き合い、クライアントやチームとの丁寧なコミュニケーションを心がけながら、課題解決型のデザイン提案を行えるデザイナーを目指してまいります。
添削コメント|この部分は非常に良いです。「案件ごとの真摯な対応」と「チームとの連携」という2つの観点から成長意欲が伝わるため、企業視点でも高評価を得られる構成になっています。この方向性を他の項目でも意識しましょう。

【NGポイント】
「なぜそう感じたのか」「どう行動に移したのか」を伝えていない点が問題でした。特に成果や意識変化まで具体的に述べることが求められます。

【添削内容】
具体的な行動や成果にを伝え読者が納得感を持てる流れに修正しました。また、ネガティブな表現も、ポジティブな内容に言い換えました。

【どう変わった?】
成果や意識変化をしっかり示すことで、経験者らしい説得力ある志望動機に仕上がっています。企業視点で採用後のイメージがしやすい内容になりました。

【今回の志望動機のコツ】
・感情表現に背景を入れる
・成長後の変化を行動ベースでアピールする
・説明を省略しすぎない

⑥【未経験者】グラフィックデザイナー

今回の例文は、未経験からグラフィックデザイナーを目指す方に向けた志望動機を紹介しています。

どんな工夫・努力をしたのかを具体的に盛り込むことが、説得力ある志望動機作成のポイントです。

グラフィックデザイナーの志望動機
【結論】
私は、視覚的にわかりやすく情報を伝える力を活かし、貴社のグラフィックデザイナーとして多くの感動を与えるターゲットの心を動かすデザインを生み出したいと考えています。
添削コメント|「感動を与える」という表現は抽象的で、デザイン職に必要な具体的貢献イメージが伝わりません。ターゲットを意識して心を動かす、という視点を盛り込むことで、ビジネス視点のある志望動機に改善しました。
【根拠となるエピソード】
大学時代、サークル活動で広報担当を務め、ポスターやSNS用の画像制作に取り組んだ経験から、デザインの力で人を惹きつける喜びを知りましたターゲット層を意識して情報を魅力的に伝える工夫の大切さを学びました
添削コメント|「人を惹きつける喜び」という感情表現だけでは説得力に欠けます。そこで「ターゲット層」「伝え方の工夫」という学びに変換し、デザインへの適性や思考力をしっかりアピールできるようにしました。
【エピソード詳細】
イベント告知用のポスターを制作した際、視覚的な工夫を重ねた結果色彩やレイアウトにメリハリを持たせ、視線誘導を意識したデザインに仕上げた結果例年よりも来場者数が約1.5倍に増加しました。この経験をきっかけに、自己流でデザインソフトを学び、学外のコンテストにも挑戦するなど、さらにスキルを磨きましたPhotoshopやIllustratorの基礎を独学し、地元主催のデザインコンテストで入選を果たすなど、実践を通じてスキル向上に努めました
添削コメント|「視覚的な工夫」「自己流で学んだ」など曖昧な表現を、実際の施策(色彩・レイアウト)や成果(コンテスト入選)に具体化しました。これにより、行動力・成長力を具体的な事実ベースで示せるようになっています。
【企業を選んだ理由】
貴社は幅広い業界の広告制作を手がけており、多様なデザインに挑戦できる環境に魅力を感じました業界ごとに異なるターゲットニーズに対応するデザイン力を磨ける環境に強く魅力を感じました実績紹介で拝見した広告に、ターゲットに合わせた表現力の高さを感じ、私もその一員として成長したいと強く思いました。
添削コメント|「多様なデザインに挑戦できる」だけでは他社でも言える内容になってしまうため、貴社の特長である「ターゲット対応型の表現力」に焦点を当てました。企業理解が深いアピールとなり、志望度の高さが伝わるようになりました。
【入社後】
入社後は、まず基本的なデザイン力を徹底的に高め、クライアントの意図を的確にくみ取れるデザイナーを目指します。そして将来的には、企画段階から携わり、表現提案ができるクリエイターを目指したいですターゲット分析を基にした表現戦略を提案できるデザイナーを目指したいです
添削コメント|「表現提案」という表現はやや抽象的だったため、「ターゲット分析に基づく表現戦略」という形で役割を具体化しました。これにより、単なるアイデア出しではなく、戦略性を持って活躍する未来像が明確になりました。

【NGポイント】
「感動を与える」や「人を惹きつける喜び」などのフレーズは、背景や具体的行動が示されていなかったため、説得力に欠けています。

【添削内容】
ターゲット設定、情報伝達力、成果実績といった具体的な行動・結果を交えた表現に統一しました。また、企業特性に合わせた志望理由を盛り込みました。

【どう変わった?】
未経験であっても、なぜデザインに向いているか、どのように努力し成長してきたかが具体的に伝わる構成に仕上がりました。

【今回の志望動機のコツ】
・ビジネス視点を意識して書く
・企業特性と紐づける
・成果・行動は具体例を出して裏付ける

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デザイナーの志望動機はキャリアを明確にして書こう

デザイナーを志す際には、自分が目指すデザイナー像を明確にし、それを踏まえた志望動機を練り上げることが肝心です。そうすることで、自分のデザインに対する情熱・具体的な目標を伝えられます。

志望動機では、自分がどのようなデザイナーになりたいのか、そしてそのためにどのような努力をしているのかを具体的に示すことが重要ですよ。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。