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生命保険会社の志望動機の例文と書き方を解説!転職・インターン・新卒の例文あり

生命保険会社への就職活動において、採用担当者の心に響く志望動機をどのように作ればよいのか悩む志望者は少なくありません。

選考を突破するには、業界の特性への理解と、具体的かつ説得力のある志望動機が必要です。まずは生命保険業界の基本的な特徴から学びましょう。

今回の記事では、「生命保険業界の特徴」「求められる人材像」「高評価を得られる志望動機の作成方法」をまとめました。さらに、多くのヒントを得られる志望動機の例文や作成時の注意点も詳しく解説するので是非参考にしてください。

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目次

生命保険業界とは

生命保険会社とは、保険加入者から保険料を集め、事故・怪我・病気のときに保険金を支払う仕組みを運営する企業です。生命保険業界の主なポイントについて、以下の表にまとめました。

主なポイント詳細
市場規模32兆6,000億円
国内加入率男性77.6%・女性81.5%・
世帯単位89.2%
扱う保険区分生命保険固有分野(第一分野)
・第三分野(傷害保険・医療保険など)
主要企業・第一生命HD
・日本生命
・明治安田生命
・かんぽ生命保険
・住友生命
課題・低金利による運用難
・人口減少による市場縮小
・2035年問題
・2025年問題

生命保険会社の主な収益は、保険加入者から集めた保険料収入と、集めた保険料を原資とする資産運用の2つから成り立っています。

今後、生命保険業界は人口の3分の1を高齢者が占める2035年問題や、団塊世代が死亡平均年齢に達する2025年問題へ対応しなければなりません。

また近年は、国内の市場縮小を補うべく、非保険分野への進出や海外展開、IT技術を活用した新たなビジネスモデルの構築に各社取り組んでいます。社会変化に応じた商品開発に注力し、持続可能な成長を目指しています。

参考:業界動向サーチ「生命保険業界の動向や現状、ランキングなどを解説」,公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険に加入している人はどれくらい?

生命保険会社と損害保険会社の違い

似ているように思われる生命保険会社と損害保険会社ですが、保険の対象と保障内容に大きな違いが存在します。保険業法では生命保険会社が扱う保険を第一分野、損害保険会社が扱う保険を第二分野に分類しています。

生命保険は人の生命や健康を対象に保険を提供し、死亡時や入院時に一定額の保険金を支払う仕組みです。終身保険や定期保険などの死亡保障型商品、医療保険やがん保険などの医療保障型商品を主に取り扱っています。

一方、損害保険会社では自動車保険や火災保険など、物的損害を補償する商品をメインに提供しています。損害保険の場合、実際に発生した損害額に応じて保険金が支払われる実損払い方式を採用しているのが特徴です。

2001年からは第三分野(医療保険・がん保険・介護保険)で、両者による相互参入が認められました。生命保険会社は傷害保険、損害保険会社は医療保険の販売が可能となり、業界の垣根が徐々に低くなっています。

生命保険会社の種類

生命保険会社は大きく4つに分類され、それぞれの特徴や強みを活かした事業展開を行っています。生命保険業界における生命保険会社の分類を、以下の表にまとめました。

分類特徴代表的な企業
大手圧倒的な契約者数と
資産規模を保有
・日本生命
・第一生命
・明治安田生命
・住友生命
中堅安定した経営基盤で
独自の商品・サービスを提供
・ソニー生命
・三井住友海上プライマリー生命
・アクサ生命
・FWD生命
カタカナ系外資系または保険業界以外の
国内企業で、疾病関係商品・
医療保障を中心に展開
・ソニー生命
・プルデンシャル生命
・オリックス生命
ネット系2008年に誕生し、
インターネットを通じた
低コストでの商品提供を実現
・アクサダイレクト生命
・ライフネット生命

近年では、生命保険会社の業態がさらに多様化し、デジタル技術を活用した新たなサービス展開も進んでいます。

特にコロナ禍以降は非対面での契約や保全手続きのニーズが高まり、既存の保険会社でもDXへの取り組みが加速しています。

生命保険業界で働く魅力

生命保険業界で働く魅力は、以下のとおりです。

  1. 顧客の人生に寄り添える仕事
  2. 幅広い知識とスキルを習得
  3. 安定した経営基盤
  4. 社会基盤としての役割・やりがい

共感できる魅力があれば自分なりの言葉で表現し、志望動機に取り入れましょう。

①顧客の人生に寄り添える仕事

生命保険業界では、顧客の人生に寄り添い長期的なサポートを提供できるため、人と深く関われるのが魅力のひとつです。

単なる保険の契約にとどまらず、ライフプランニング全般のアドバイザーとしての役割があり、家族構成や収入の変化に応じた保障内容の見直し、必要に応じて資産形成や相続対策など、総合的な提案が必要です。

保険商品は生活の一部として長期にわたり継続するため、顧客との関係も自然と長期化します。担当者が顧客の成長や変化に寄り添い続けると、家族ぐるみのお付き合いに発展するケースも珍しくありません。

結婚・出産・子どもの入学・進学など節目となるライフイベントに関わりながら、一人ひとりにあった提案で安心を届けられますよ。

②幅広い知識とスキルを習得

生命保険業界では保険商品の知識だけでなく、金融・税務・社会保障など多岐にわたる専門知識の体系的な習得が可能です。

ファイナンシャルプランナーやアクチュアリーなどの資格取得にも挑戦でき、コミュニケーション能力からマネジメント能力まで、保険業界で必要とされるスキルを幅広く身につけられます。

さらに、顧客からの相談・リスク分析・資産運用のアドバイスなどのコンサルティングスキルが習得できるのも魅力です。

生命保険業界は、定期的な研修やセミナーを通じて最新の知識やスキルを継続的に学べる機会が豊富です。保険商品の企画・開発からリスク管理まで、業務を通じてビジネスパーソンとして必要な能力を習熟できますよ。

③安定した経営基盤

生命保険会社は、定期的な保険料収入により安定した収益基盤を持つため、倒産リスクが低いのも魅力的なポイントです。

生命保険会社は、生命保険の保有契約高の規模が大きいほど基礎利益が大きくなり、収益基盤が安定します。

徹底したリスク管理と適切なガバナンス機能を発揮し、財務の健全性を持続的に確保する体制を整えているため、リーマンショックがおきた2008年に破綻した大和生命以降は、生命保険会社の破綻は報告されていません。

参考:朝日新聞「大和生命保険が自力再建を断念 7年ぶり生保破綻

④社会基盤としての役割・やりがい

生命保険業界は社会保障の一翼を担い、年間19兆円の保険金などの支払いを通じて国民生活に貢献するやりがいのある仕事です。

生命保険会社では保険商品の提供だけでなく、健康増進や生活習慣のコンサルティングなど予防的な取り組みも推進しています。

生命保険は、死亡・病気リスクや老後に備える、人々の暮らしと社会を支えるのにかかせないサービスです。世帯単位の加入率は約9割に達し、下水道や都市ガスの普及率を上回る社会インフラとして機能しています。

また、機関投資家として日本企業の成長や世界経済の発展に大きく貢献しているのが特徴です。環境に配慮した投資判断など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも生命保険業界の重要な使命です。

参考:生命保険協会「新型コロナウイルス感染症に関する生命保険会社の対応について(2020年4月17日)

生命保険業界の主な職種と求められる能力

生命保険業界の主な職種と求められる能力は、以下のとおりです。

  1. 【営業職】 コミュニケーション力・提案力
  2. 【事務職】PCスキル・正確性
  3. 【商品開発】マーケティング力・分析力
  4. 【リスク管理】データ分析・判断力

生命保険業界の各職種で必要とされる能力を理解し、自身の適性や強みを活かせる職種を選択して応募準備を進めましょう。

①【営業職】 コミュニケーション力・提案力

生命保険会社の営業職では、対話を通じて顧客ニーズを正確に把握し、最適な商品を提案できるコミュニケーション力が必須です。

営業職では商品知識や専門知識以上に、顧客の立場に立って寄り添い、共感できる力が重要です。顧客の事情をリラックスした雰囲気で聞き出し、ライフステージや将来の目標にあった商品を提案しなければなりません。

加えて、専門用語を避け、顧客にとってわかりやすい言葉で説明する表現力も大切なスキルです。保険商品は複雑な契約条件や用語が多く含まれるため、理解しやすい説明方法を工夫する必要があります。

②【事務職】PCスキル・正確性

事務職では、契約書類の確認やデータ入力など多岐にわたる業務を正確かつ迅速に処理する能力が必須です。システムへの大量データ入力やミスのない書類作成のためには、高いPCスキルと正確性が求められます。

保険商品は種類が多く、適用範囲もさまざまであるため、商品知識や関連する法律への理解もかかせません。商品改定や法律改正などの最新情報をつねにアップデートし続ける必要があり、高い学習意欲も求められます。

生命保険会社の事務職は単なる処理業務にとどまらず、業務効率化や品質向上に向けた提案も期待されています。デジタル化が進むなか、AIを活用した業務改善に取り組み、生産性向上に貢献するのも大切な業務です。

③【商品開発】マーケティング力・分析力

生命保険会社の商品開発職では市場ニーズを的確に捉え、保険商品を企画・設計できるマーケティング力と分析力が必須です。

マーケティングでは市場動向や潜在ニーズの把握が必要なため、データ分析力とイノベーティブな発想力が成果を左右します。その他、商品開発に求められる主な能力を以下の表にまとめました。

商品開発に
求められる能力
具体的な内容
業界理解力保険特有の商習慣、規制、
技術標準、流通構造への深い知識
分析力・競合他社の商品戦略、技術動向の把握
・市場調査・顧客データの分析
協働能力マーケティング部門、営業部門、
法務部門との連携
マーケティング力・顧客の心理、価値観、人生の節目の理解
・データ分析の知見を活用した
商品企画、顧客コミュニケーション

商品開発の成功には、アイデア創出から発売開始までの開発期間を短縮する効率化や生産性向上も重要で、業務を迅速に進める実行力も欠かせない能力となっています。

参考:RGA「生命保険商品の開発、イノベーション、および最適化

④【リスク管理】データ分析・判断力

リスク管理職では、保険契約のリスクを適切に評価できる分析力と判断力が必要です。多数の契約者の保険金支払い状況や市場変動などの膨大なデータを分析し、適切な判断を下す実務能力が経営を支えているためです。

リスク管理に求められる主な能力は、以下の表のとおりです。

リスク管理に
求められる能力
具体的な内容
データ分析力・過去の統計データ・市場動向の分析
・年齢、健康状態、生活習慣からのリスク予測
技術力・ビッグデータ、IoTの情報統合分析
・AIを活用した保険料設定
市場分析力・経済や社会動向の把握
・新たなリスク要因の早期察知
統合リスク管理力・信用リスク、市場リスク、
オペレーショナルリスクの計測と対策検討
判断力・データに基づく保険料設定や
保険引受査定の透明性・公平性の確保

生命保険会社の志望動機を作成するときの重要ポイント

生命保険会社の志望動機を作成するときの重要ポイントは、以下のとおりです。

  1. 業界・企業研究に基づいて理解を深める
  2. 自己分析で自分の強みと企業のニーズとの接点を見つける
  3. 抽象的な表現は避けて具体性をもたせる
  4. なぜ損害保険ではなく生命保険なのか明確にする
  5. 推敲を重ねてブラッシュアップする

生命保険会社の志望動機作成では業界理解と自己分析を深め、具体的な経験や考えに基づいた説得力ある内容を目指しましょう。

①業界・企業研究に基づいて理解を深める

志望動機を作成するときには、生命保険業界全体の動向と志望企業の特徴を十分に理解しておきましょう。業界の課題や市場動向を踏まえて志望企業の独自性や強みに言及できると、熱意や理解度の深さが伝わります。

保険商品のラインナップ・販売チャネル・デジタル戦略・SDGsへの取り組みなどが、具体的な調査項目です。企業の経営理念や中期経営計画にも目を通し、将来のビジョンや成長戦略についても理解しておきましょう。

業界・企業研究には、以下の手法を活用するのが効果的です。

方法内容
業界レポート・
業界誌の分析
生命保険業界全体の市場動向、
成長率、課題などを把握
企業のIR資料・
決算書の確認
売上、利益、契約者数、
商品戦略などを分析
競合比較主要生命保険会社の
強み・弱みを分析
SNS・
公式発信の分析
企業のブランド戦略や
広報活動を分析
業界セミナー・
イベント参加
専門家や業界人の生の声を聞く

②自己分析で自分の強みと企業のニーズとの接点を見つける

志望動機では、自己分析を通じて明確になった強みと、企業が求める人材像との接点を見出すことが重要です。求められる人材像に対して自分の強みを効果的に関連づければ、有用な人材だとアピールできるためです。

自己分析で強みを見つけるには、以下の表の手法を試してみましょう。

手法概要
自分史これまでの人生を時系列で整理し、
価値観やターニングポイントを分析
Will・Can・Must分析やりたいこと・できること・
すべきことを3つの観点で整理
マインドマップひとつのテーマから思考を
放射状に広げて整理
SWOT分析強み・弱み・機会・脅威の
4つの視点で分析

採用担当者に好印象を与えるためにも自分の価値を正確に理解し、企業のニーズと結びつけて表現できるよう準備を進めましょう。

自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。

③抽象的な表現は避けて具体性をもたせる

志望動機では、具体的な経験や数値を用いて説得力のある表現を心がける必要があります。また、単に活動内容を述べるのではなく、得られた気づきや学びを明確に示しましょう

例えば、アルバイトの接客経験なら「顧客の潜在ニーズを引き出し、最適な提案ができるようになった」などの表現が効果的です。

加えて、業界・企業分析で得た数値やデータを活用できるとさらに効果的です。例えば、「生命保険の加入率が約9割に達している」といった具体的な数字を用いれば、業界理解の深さを示せます。

④なぜ損害保険ではなく生命保険なのか明確にする

志望動機では、損害保険との違いを明確に示し、生命保険を選んだ理由を具体的に説明する必要があります。

生命保険・損害保険それぞれの特性を理解していると印象付けられれば、生命保険である必然性を伝えられます。以下の表のポイントをヒント考えてみましょう。

観点生命保険に着目するポイント
顧客との関係性・長期的な人生設計に寄り添う
・一生涯の付き合いになる
商品特性老後の生活、病気、介護など
人生の節目にあわせた保障設計が可能
社会的意義・社会保障制度の補完
・世帯収入の保障
・遺族への経済的支援
市場の将来性高齢化社会における
保障ニーズの多様化・拡大

なぜ生命保険業界で働きたいのかを明確に示し、採用担当者に業界理解度と本気度を伝えて好印象を勝ち取りましょう。

⑤推敲を重ねてブラッシュアップする

最初の文章を完成形とせず、何度も推敲を重ねて志望動機の内容を磨き上げてクオリティを高め、説得力のある志望動機に仕上げてください。

なぜ生命保険業界なのか・なぜその企業を選んだのか・業界理解の深さ・入社後の具体的なビジョンなどが伝わる内容になっているかがチェックポイントです。

採用担当者は数多くの志望動機を読むため、読みにくい文章・曖昧な表現が多い文章は読み流されてしまします。印象に残る志望動機にするため、しっかりと作り込みましょう。

生命保険会社の志望動機を作成するときの注意点

生命保険会社の志望動機を作成するときの注意点は、以下のとおりです。

  1. 志望動機に一貫性・論理性をもたせる
  2. 待遇面のみへの言及は避ける
  3. 盛り過ぎや虚偽に注意する

作成前に注意点に目を通し、採用担当者にポジティブなイメージを与える魅力的な志望動機に仕上げましょう。

①志望動機に一貫性・論理性をもたせる

一貫した論理展開で説得力のある志望動機を組み立てると、採用担当者に強い印象を残せます。内容がブレず矛盾なく伝える表現力は、高評価に繋がりますよ。

志望動機の一貫性を保つには、業界選択の理由から将来のビジョンまで、一本の軸で繋がっていなければなりません。

面接で掘り下げた質問を受けても的確に応答できるよう、志望した背景にある経験や考えを十分に整理しておきましょう。

②待遇面のみへの言及は避ける

給与や福利厚生などの待遇面だけを理由にした志望動機は、マイナス評価に繋がってしまう危険性があります。

給与や福利厚生に焦点を当てると、「仕事への意欲が低い」「条件面しか見ていない」など、誠実さにかける印象を与えかねません。

加えて、より良い条件の企業が現れたときに早期退職する可能性が高いと判断され、採用に悪影響をおよぼす可能性があります。

生命保険会社の志望動機では、業界・企業・仕事に対する熱意や本気度を積極的にアピールしましょう。

③盛りすぎや虚偽に注意する

志望動機で自己アピールのために内容を過度に盛りすぎたり、虚偽の情報を含めたりする行為は厳に慎んでください。

面接では志望動機に関する深掘り質問が必ず行われ、表面的な話や作り話はすぐに見抜かれてしまいます。

例えば、「昔から御社の商品が好きでした」という志望動機について深掘りされたとき、曖昧な回答しか返せないと信頼を失います。また、仮に内定を獲得できたとしても、入社後に表面化する危険性もあります。

志望動機は、誠実で虚偽のない内容にするのが大切です。

生命保険会社における志望動機の効果的な構成

以下は、志望動機の効果的な構成の一例です。

  1. 結論ファースト
  2. 生命保険業界に興味を持ったきっかけ
  3. 志望企業を選んだ理由
  4. 自分の強みと入社後のビジョン

志望動機の作成時は結論・具体的な経験・将来展望まで一貫性を持たせ、論理的で説得力ある内容を目指しましょう。

「上手く志望動機が書けない…書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは無料で受け取れる志望動機のテンプレシートを使ってみましょう!1分でダウンロードでき、テンプレシートの質問に答えるだけで、好印象な志望動機を作成できますよ。

①結論ファースト

志望動機の構成では最初に志望理由を明確に示し、その後に具体的な説明を展開する結論ファースト形式がもっとも効果的です。

結論ファーストの構成は志望者の意図が明確に伝わり、採用担当者が内容を理解しやすくなるからです。

また、結論を先に示すアプローチは採用担当者の興味を惹き、その後の具体的な説明をより効果的に伝える力を持ちます。

冒頭で志望動機と企業の取り組みや強みを結びつけ、60文字程度でわかりやすく自分の志望動機を提示しましょう。

②生命保険業界に興味を持ったきっかけ

冒頭で志望動機の結論部分を提示したら、次は生命保険業界に興味を持ったきっかけを伝えましょう。自分の体験から生まれた生命保険業界への関心をエピソードとして示せば、採用担当者への印象を強められるからです。

たとえば、以下の表のようなきっかけをヒントに自分の過去を深堀りしましょう。

きっかけの種類具体的な内容
個人的な経験家族の入院・病気の経験から
保険の重要性を実感した
学術的な観点大学で3大疾病と労働力の
関係性を研究していた
就活のプロセスインターンシップ、
OB訪問を通じて魅力を感じた

③志望企業を選んだ理由

次に、志望企業の独自の強みや特徴に基づいた選択理由を提示しましょう。

複数社を比較検討し、志望企業を選んだ理由を具体的な根拠とともに示すことで、説得力が増します。商品特性・経営方針・企業文化などを徹底的に調査し、自分の価値観との一致点を探してみましょう。

また、志望企業の選択理由では、インターンシップやOB・OG訪問で得た情報も有効です。社員の働き方や企業文化について触れれば、志望企業でしか得られない経験や成長機会への期待を示せます。

④自分の強みと入社後のビジョン

志望動機の締めくくりでは、自分の強みを活かした入社後の展望を明確に伝えましょう。自身の経験から培われた独自の強みと、志望企業での具体的な活躍イメージを関連づけて描写すると、期待感を高められます。

入社後のビジョンでは、「幅広い年代の方が安心を感じられる保険商品を開発したい」などの具体的な目標設定が重要です。

さらに、「前職での営業経験を活かして最適な保険を提供する」など、実践的な経験と将来の展望を結びつけると説得力が増しますよ。

商品の企画から実現まで責任を持って取り組む姿勢や、多くのお客様の信頼を得られるよう努力する意欲を、自分なりの表現で伝えましょう。

生命保険会社の履歴書・ESに記入する志望動機の例文

生命保険会社の履歴書・ESに記入する志望動機の例文は、以下のとおりです。

  1. 事務職
  2. 営業職
  3. 転職
  4. インターンシップ
  5. 新卒
  6. 未経験

履歴書・エントリーシートに記載する志望動機の参考として、自分の状況に近い例文からヒントを得ましょう。

「エントリーシート(ES)が選考通過するか不安….ESを誰かに添削してほしい….」そんな就活生の声に答えて、就活マガジンでは無料ES添削サービスである「赤ペンES」を運営しています。

第一志望である企業の選考に通過するためにも、まずは就活のプロにES添削を依頼してみましょう!LINE登録3分で満足が行くまで添削依頼ができますよ。

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①事務職

生命保険会社の事務職を志望するなら、以下の例文を参考に志望動機を組み立ててみましょう。

私は生命保険が人々の生活を守るために重要であると感じ、貴社の事務職を志望いたしました。

生命保険業界に興味を持ったきっかけは、アルバイト先の小売店で、あるお客様から「保険のおかげで子どもの手術費用の心配をせずに済んだ」という話を伺ったことです。現場での対話を通じて、生命保険が人々の生活を守る大切なセーフティーネットになると実感しました。

貴社を志望した理由は、事務処理のデジタル化を積極的に推進しながらも、人による丁寧な確認作業を大切にする企業姿勢に共感したためです。また、社員の声を活かした業務改善の取り組みにも魅力を感じました。

大学での経理サークル活動や、アルバイトでのシフト管理で培った正確性と効率性を活かし、ミスのない事務処理で会社の業務品質向上に貢献いたします。将来的には、業務プロセスの改善提案ができる事務のスペシャリストを目指します。

②営業職

生命保険会社の営業職に就職したいなら、以下の例文からインスピレーションが得られるかもしれません。

私は営業職として、一人ひとりのお客様に最適な保障を提供し、貴社の生命保険事業を通じて社会に貢献したいと考え志望いたしました。

生命保険業界への関心は、祖父の介護を通じて生まれました。医療保険に加入していた祖父は、経済的な不安なく最後まで充実した治療を受けられ、家族も安心して看護に専念できたのです。この体験から、生命保険が患者と家族双方の支えになると強く実感しました。

貴社を志望した理由は、営業職への充実した研修制度と、お客様本位の営業スタイルを重視する企業文化に魅力を感じたためです。また、デジタルツールを活用した顧客フォロー体制が、私の目指す営業スタイルと合致しているのも理由です。

学生時代の家庭教師アルバイトで培った、相手の要望を丁寧に聞き出し最適な提案をする力を活かし、お客様に寄り添った保険設計を実現します。5年後には、自身の経験を活かし、チームのリーダーとして後輩の育成にも携わりたいと考えています。

③転職

生命保険会社に転職を希望しているなら、以下の例文から参考になるヒントを探しましょう。

私は前職での経理実務経験を活かし、お客様の人生設計により直接的に貢献できる生命保険の仕事に携わりたいと考え志望いたしました。

生命保険業界への転職を決意したのは、前職で給与計算や社会保険業務を担当し、社員一人ひとりの生活基盤を支える仕事にやりがいを感じたからです。保険商品の仕組みを学ぶうちに、より直接的にお客様の生活保障に関われる生命保険の仕事に魅力を感じるようになりました。

貴社を志望した理由は、充実した研修制度と、中途採用者のキャリアを活かした配属を実施する点です。また、デジタル戦略と対面営業を両立させる企業姿勢や、ワークライフバランスを重視する企業風土が私の価値観と一致しているのも理由のひとつです。

私は、前職で身につけた経理知識と顧客折衝力を活かし、税務や資産形成の観点からもお客様をサポートしたいと考えています。5年後には、ファイナンシャルプランナーの資格も取得し、総合的な資産設計の提案ができるアドバイザーを目指します。

④インターンシップ

インターンシップで生命保険会社への採用を目指すなら、以下の例文を応用しましょう。

私は貴社のインターンシップを通じて、生命保険会社の社会的使命と実務の両面を深く理解したいと考え応募いたしました。

生命保険業界に興味を持ったのは、母が乳がんを患った経験からです。保険金により最新の治療を受けられただけでなく、母の休職中も家計の大きな支えとなりました。この体験から、生命保険が病気と闘う人とその家族の希望になると実感しました。

貴社のインターンシップを志望した理由は、実際の保険商品開発の過程や、お客様の声を商品改善に活かす仕組みを学べる点に魅力を感じたためです。また、デジタルマーケティングの実習プログラムが私の学びたい分野と合致している点に惹かれました。

私は大学のゼミで統計分析を学んでおり、マーケティング分析コンテストで入賞した経験を活かして実習でも積極的な提案が行えます。生命保険事業の社会的意義を肌で感じながら、将来は商品開発部門でお客様のニーズに応える保険設計に携わりたいと考えています。

⑤新卒

新卒で生命保険会社を志望するなら、以下の例文を手がかりとして志望動機を作成しましょう。

私は貴社で生命保険の営業職として、お客様の人生に寄り添い、安心を届けたいと考え志望いたしました。

生命保険業界への関心は、大学3年次のインターンシップで保険会社の仕事を体験したときに芽生えました。そこで営業担当者がお客様一人ひとりの状況を深く理解し、最適な保障プランを提案する姿に感銘を受け、私も同様の仕事で社会に貢献したいと考えたのです。

貴社を志望した理由は、手厚い新人研修制度と、先輩社員によるOJT体制が整っている点です。また、営業担当者がデジタルツールを活用しながら、お客様との信頼関係を大切にする企業文化にも魅力を感じました。さらに、若手でも実力次第で活躍できる風土が私の成長意欲と合致しているのも大きな理由です。

私は大学のボランティアサークルでリーダーを務め、メンバーの意見を丁寧に聞き、問題解決に導いた経験があります。傾聴力とコミュニケーション能力を活かし、お客様の潜在的なニーズも汲み取れる営業担当者になります。

⑥未経験

生命保険業界未経験で就職活動をしているなら、以下の例文を指針として参考にしましょう。

私は生命保険業界未経験ながら、人々の生活を守る重要な役割に携わりたいと考え、貴社を志望いたしました。

生命保険業界に魅力を感じたのは、前職の小売店で高齢のお客様から「保険のおかげで医療費の心配なく治療に専念できた」という話を伺ったのがきっかけです。この言葉から、生命保険が人生のさまざまな局面で人々の支えになると実感し、私も直接携わる仕事がしたいと考えました。

貴社を志望した理由は、未経験者向けの教育プログラムが充実している点です。また、業界知識だけでなく、お客様との信頼関係構築にも重点を置く研修体制に魅力を感じました。さらに、社員の成長をサポートする社風も、私の挑戦を後押ししてくれると考えたのです。

私は前職で培った接客スキルと、お客様一人ひとりにあわせた提案力を活かし、誠実な対応で信頼関係を築きます。保険の専門知識は未熟ですが、基礎から着実に学び、3年後には自信を持ってお客様に最適な保障を提案できる社員になります。

好印象を与える志望動機で生命保険会社の採用を目指そう!

安定した経営基盤と社会保障の一翼を担う生命保険業界は、顧客の人生に寄り添いながら幅広いスキルを得られるのが魅力です。

志望動機作成では、採用担当者の心に響く具体的な経験や熱意を伝えられる表現が重要です。説得力を持たせるために、興味をもったきっかけから将来のビジョンまで、一貫性のある論理的な展開を意識しましょう

業界や企業への理解の深さと、入社後の具体的なビジョンを示すと、高評価につながりますよ。

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