Webマーケティングの志望動機のポイントと注意点を解説
Webマーケティングをする仕事に就きたいと考える人は多くいます。しかし、志望動機に何を書けばいいのかわからないと悩む人も多いはず。
そこで本記事では、Webマーケティングについての基本情報から、志望動機を考える際のポイントを解説します。例文も紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみて下さいね。
記事の監修者
紙谷
新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。
Webマーケティングの仕事内容と将来性
まずは、Webマーケティングの仕事内容と将来性を解説します。業界のことを知らないと就職後のギャップに繋がってしまうので、詳しく見ていきましょう。
①Webマーケティングの仕事内容
Webマーケティングの仕事内容は、Web広告運用者、SNSマーケター、SEOマーケター、Webコンサルタントなどがあります。
それぞれの職種によって行う内容は異なりますが、全てWeb上でのマーケティング活動であることが共通しています。通常のマーケティングが様々な手法を駆使する中で、Webマーケティングはデジタル領域に特化している点が特徴的です。
効果的にターゲット層にアプローチすること、競争激化するビジネス環境で競合との差別化を図ることが求められ、働く上では、最新のトレンドやテクノロジーに敏感であることが助けとなるでしょう。
顧客の様子がデータでしか見れない部分は難しいですが、様々な要素を用いて分析し続ける業務はやりがいを感じる人も多いです。
②Webマーケティングの将来性は高い
ここでは、Webマーケティングの将来性について解説します。結論、Webマーケティング業界は将来的に有望であり、新たな展開が期待されています。
なぜなら、インターネットを活用した商品販売やサービス提供はまだまだ発展途上であり、これからも新しいアイデアや革新的な賞品が生み出されることが予測されているためです。
将来性の高い業界であるため、Webマーケティングに携わる人材は多く求められていることから、採用の面でも就活生に大きな影響があると思われます。
業界の変化が激しいため、業務内容にも影響する傾向にある業界です。
Webマーケティングで活かせる4つの素質
続いて、Webマーケティングで求められる素質を4つ紹介します。全てを兼ね揃えている人はWebマーケティングの適性がありますよ。
①コミュニケーション能力
1つ目に求められる素質はコミュニケーション能力です。Webマーケティング活動では、製品開発や広告宣伝に関与する様々なチームとの連携が求められます。
連携をするうえで関わる人は多く、円滑にコミュニケーションを取れる素質がスムーズな業務遂行に繋がるでしょう。
また他社の製品を宣伝する機会などが多く、クライアントを必要とする業務では自社内のみでなく、他社の人とのコミュニケーションも欠かせません。
②データ分析能力
2つ目に求められる素質は、データ分析能力です。Webマーケティングでは、Googleアナリティクスなどの解析ツールを利用したデータ分析が必要になります。
対面の広告活動ではなくWebを通してユーザー行動を誘導するWebマーケティングでは、データを元に様々な施策を考えることもあります。
Webの動向を探る上で基本となるデータ分析能力は、働いてからでも身に付きますが、素質として持っておくと、就職活動において強みになるでしょう。
③論理的思考力
3つ目に求められる素質は、論理的思考力です。論理的思考力はWebマーケティングに限らず社会人全てに必要な素質でもあります。
データを基にユーザー行動を観察し、施策を考えたり現状を把握するWebマーケティングは、論理的な根拠を元に思考できる能力が必要になります。
働きながら徐々に身に着けることも可能ですが、論理的思考力は面接での受け答えからアピールすることができる素質なので、早いうちに身に着けておいて損はありません。
④トレンドへの関心の高さ
4つ目の素質は、トレンドへの関心の高さです。トレンドをいち早く取り入れることで競合と差別化され、強みにもつながるのがWebマーケティングの特徴でもあります。
常に変わり続けるデジタル市場のトレンドの速さは凄まじく、その速さについていけることは強みになるでしょう。またユーザーに受けの良いコンテンツを作るためにも、トレンドを取り入れようとする姿勢は必ず求められます。
普段からトレンドへの関心が高く、斬新なアイデアを出してくれる人材が、Webマーケティングで求められる傾向にあるのです。
Webマーケティングの志望動機を書く際の4つのポイント
続いては、Webマーケティングの志望動機を書く時のポイントを4つ紹介します。就活で志望動機を考える上での基本的な部分もあるので、しっかり確認しておきましょう。
①なぜWebマーケティングを志望しているのか
志望動機ではまず、多くの業界・職種がある中でなぜWEBマーケティングなのかを述べましょう。
他の業界・企業でも通用する内容であると、志望意欲が低いのではないかと判断され、面接官からは他の会社でもよさそうという理由で落とされてしまう可能性が高まります。
理由を説明できる具体的なエピソードがある場合はそれらを取り入れながら、なぜWebマーケティングであって他の業界ではないのかを明確に述べて下さいね。
②働く中で自分の強みをどう活かせるか
志望動機の中では、働く中で自分の強みをどう活かせるかも述べましょう。自分の強みを活かせることで、自分を採用することが企業にとってはメリットになるということをアピールしましょう。
他の就活生と差別化するためには、強みがどんな強みであるかを根拠となるエピソードを用いながら、また具体的にどのような業務に活かせるのかを述べて下さいね。具体的であればあるほど、面接官からの評価も上がるでしょう。
③働いていくうえでの目標
Webマーケティングで何を成し遂げたいのかも、志望動機を書くポイントの1つです。
その企業内でどのような業務をしたいのかだけでなく、その業務を踏まえて人々にどんな影響を与えたいのかなど、一歩先まで発展させて述べられることが大事になります。
目標が明確でないと、社会人になってからのモチベーションをどう保てばいいのかが分からなくなります。
また企業からも、目標が明確でない学生は目標を明確にする所から始めないといけないため、より目標がはっきりしている学生の方が、意欲的に働いてくれると判断するでしょう。
④他社ではない理由
最後のポイントは、なぜ他社ではなくその企業を志望しているのかを明らかにすることです。
①のなぜWebマーケティングなのかの部分と重なる部分もありますが、その企業である理由が明確でないと、他社でも大丈夫だろうと思われ選考に落とされてしまいます。
なぜその企業を志望しているのかが分からない場合は、その企業をしったきっかけから振り返り、競合他社と比較して志望する理由になっている部分を探してみて下さいね。
志望理由が福利厚生の良さの場合、直接的にその理由を伝えるのはおすすめできません。条件目的で企業を受けているから志望度は低いと見なされるため、企業理念や業務内容から志望する理由を見つけましょう。
Webマーケティングの志望動機を書く時の2つの注意点
続いて、Webマーケティングの志望動機を書く際の注意点を解説します。志望動機を考える際に意識しておきたいことになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
①経験がある場合は積極的にアピールする
Webマーケティングの経験がある場合は、積極的に伝えるようにしましょう。経験があることは、業界独自のツールやノウハウに精通しているということでもあるため、即戦力に近い存在とされます。
長期のインターン経験でWebマーケティングをしている学生も多く、それらの経験はWebマーケティングの企業で働くことになったら間違いなく活かされるでしょう。
概念的な基礎知識が重要になるWebマーケティングにおいて、企業側としては経験者であるかどうかは貴重な選考基準になっているため、「自信がなく話したくない」などの理由があっても積極的にアピールをすることをおすすめします。
②志望理由に加えて目標も伝える
2つ目の注意点は、志望理由のみでなく、その企業で成し遂げたいことも伝えるようにしましょう。就職活動は、就職することがゴールではありません。
就職した後に成し遂げたいことまで明確にすると、企業からは別の職種で採用した方が適性があるかもしれないと考えてくれたり、働く上での自身のモチベーションにも繋がります。
成し遂げたい目標は具体的であればあるほど、自分の意思を伝える助けにもなり、他の就活生との差別化もできるでしょう。
Webマーケティングの志望動機の例文を紹介
最後に、Webマーケティングの志望動機の例文を紹介します。以上に解説してきたポイントや注意点を踏まえて、自分の志望動機を考える際の参考にしてくださいね。
私は〇〇社への入社を希望しています。その理由は、貴社の製品をより多くの人に届けたいという思いからです。貴社の商品は社会課題を解決できるものであり、もっと多くの人に知られるべきであると考えています。私は以前△△社で商品の売れ行きのデータ分析を担当しており、Webマーケティングで必要なデータ分析に活かせると確信しています。 また、貴社の掲げる理念に共感したため、その一環として自分の経験やスキルを活かして更なる発展に寄与したいと考えています。 自身の強みを存分に発揮し、貴社のビジョンに向けて共に歩んでいけることを期待しております。どうぞよろしくお願いいたします。 |
入社したい理由を、企業の事業内容を理解したうえで述べています。また以前までの自分の経験から、どのような強みになるかも具体的に書かれているため、働いた後の様子まで想像しやすい例文になっています。
Webマーケティングがしたい理由を具体的に伝えよう
本記事では、Webマーケティングの企業への志望動機を考えるポイントや注意点を紹介しました。
基本的に特別なスキルがあった方が良いなどの例はありませんが、トレンドに敏感であることはWebマーケティングを行う企業で特に強みになるでしょう。Webマーケティングを目指している人は、ぜひトレンドへの意欲をアピールしてみて下さいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部