【強み30選】エントリーシート(ES)の強みの書き方と見つけ方
「ESに書く“自分の強み”って、結局何が正解なの?」
エントリーシートに書く“強み”は何を書けばいいのか、頭を悩ませる人は少なくありません。
曖昧な表現では印象に残らず、かといって自己主張が強すぎても逆効果…。だからこそ、“伝わる強み”を見つけ、適切に表現する力が求められます。
本記事では、自己分析の方法、企業が注目するポイント、さらにはタイプ別の例文・NG例までを完全網羅して解説します。
あなたらしい“武器”を見つけ、ESで一歩リードしてくださいね。
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エントリーシートにおける「強み」とは何か?

エントリーシート(ES)における「強み」とは、あなたの性格や能力、行動特性の中で、企業が求める人物像と重なるポイントのことです。
単なる自己評価ではなく、過去の経験に基づいた具体性と、企業への貢献可能性を示せることが大切です。自己PRやガクチカ(学生時代に力を入れたこと)との一貫性があると、より説得力が生まれます。
たとえば「責任感がある」と伝える際も、ただそう書くだけでは説得力に欠けてしまいます。どんな場面で、どんな行動を取り、どのような成果や評価につながったのかを具体的に伝えてください。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
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自分の強みを見つける方法

就職活動において、エントリーシートや面接で問われる「自分の強み」は、自己PRの核となる非常に重要な要素です。
しかし、いざ自分の強みを答えようとすると、何を挙げれば良いのか迷う就活生も少なくありません。ここでは、4つの視点から「強みの見つけ方」を紹介します。
- 自己分析を通じて強みを明確にする
- 過去の経験から強みを洗い出す
- 他人からの評価で強みを発見する
- 弱みや好きなことを強みに転換する
① 自己分析を通じて強みを明確にする
就活で自分の強みを見つけるには、まず自己分析から始めるのが効果的です。自己分析とは、自分の価値観や行動パターンを振り返り、どんな場面で力を発揮したのかを探る作業のことです。
たとえば、成功体験や失敗体験を丁寧に振り返ってみてください。
粘り強さや工夫する力など、今まで気づかなかった自分の特徴が見えてくるかもしれません。
時間をかけて深掘りすることが、自分らしい強みを見つける近道といえます。
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② 過去の経験から強みを洗い出す
自分の強みを見つけるうえで、これまでの経験を振り返ることはとても有効です。
たとえば、アルバイトでクレーム対応を任された経験があるなら、「冷静に対応できる力」や「相手の立場を考える力」が強みといえるでしょう。
自分の行動が成果につながった経験を整理することで、信頼性のあるエピソードが生まれます。
過去の出来事を忘れていることもあるので、時系列で紙に書き出してみると効果的です。意外な場面で発揮されていた強みに気づくこともあります。
③ 他人からの評価で強みを発見する
自分にとって当たり前の行動が、他人から見ると魅力的な強みであることは少なくありません。そのため、身近な人に「自分の良いところ」を聞いてみることをおすすめします。
家族や友人、ゼミの先生などから「面倒見が良い」「いつも落ち着いている」といった言葉をもらった経験はないでしょうか。こうしたフィードバックは、自分では意識していなかった強みを教えてくれます。
恥ずかしさを感じるかもしれませんが、思い切って聞いてみてください。それが就活で使える武器につながるでしょう。
④ 弱みや好きなことを強みに転換する
一見ネガティブに思える特徴や趣味も、見方を変えれば立派な強みになります。たとえば「飽きっぽい」という短所は、「新しいことに積極的に挑戦できる柔軟さ」として捉え直すことが可能です。
また、「ゲームが好き」という趣味も、工夫しながら攻略する過程に注目すれば、「課題解決力」や「集中力」をアピールする材料になります。
重要なのは、その特徴が実際にどんな行動や成果につながったのかを、具体的に説明できるかどうかです。
自分の個性を否定するのではなく、少し視点を変えるだけで魅力ある強みになりますよ。
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面接官・採用担当者がESで強みから読み取るポイント

企業がエントリーシート(ES)で注目しているのは、単に「自分の強みは○○です」といった表面的な自己PRではありません。
その強みがどのようにして身につき、どのような場面で活かされてきたのか、そして入社後にもその力を発揮できるかどうかといった本質的な部分です。
ここでは、ESの中に記載された「強み」から企業が読み取ろうとしている3つのポイントについて、具体例を交えながら詳しく解説します。
- 自己理解ができているかどうか
- エピソードから人間性が伝わるか
- 再現性のある強みがどうか
① 自己理解ができているかどうか
採用担当者が重視しているのは、その言葉の裏にある「なぜ自分はそう考えているのか」という深い自己理解です。
つまり、自分の行動傾向や価値観を、過去の経験と照らし合わせて整理し、論理的に説明できているかどうかが問われています。
たとえば、「行動力がある」と言うなら、「チームで課題に直面したときに自ら提案し、行動に移したことでプロジェクトが進展した」といった経験や、自分の意思決定の過程を説明すると説得力が増します。
実体験を通して自分の強みを証明できれば、企業にとっては「この人は自己理解ができている」と映るでしょう。
② エピソードから人間性が伝わるか
エピソードを通じて人柄や価値観が伝えることが、ESではとても大切です。
企業はスキルだけでなく、どのような考えを持ち、どんな状況でどんな行動を取る人なのかを知ろうとしています。
たとえば、仲間をサポートする姿勢や全体の成果を重視する視野の広さなどは、人間性をよく表すポイントです。
行動そのものよりも、その背景にある動機や判断基準に注目されるため、自分が大切にしている思いや考え方がにじむようなエピソードを選ぶことが重要です。
結果よりも過程に焦点を当て、自分らしさが伝わる構成を心がけましょう。
③ 再現性のある強みがどうか
企業が重視するのは、強みが入社後も発揮されるかという“再現性”です。
一度きりの成功体験ではなく、他の環境でも同じ力を発揮できるかどうかが見られています。
そのためには、結果だけでなく「どういう習慣や思考がその行動を支えていたか」を具体的に伝えることが重要です。
たとえば、振り返りや工夫を継続した経験や、学業・バイト・課外活動といった複数の場面で強みが現れていることを示すと、説得力が増しますよ。
表面的な成果にとどまらず、自分の行動パターンとして根付いていることを伝えましょう。
エントリーシートに強みを書くときの4つのポイント

エントリーシート(ES)で強みを伝えるには、「自分の良さを説明するだけ」では足りません。注目されているのは、「あなたが会社でどんな価値を発揮できるか」です。
そのためには、読み手の目に留まりやすく、納得できる構成で書く必要があります。ここでは、ESで強みをアピールするために意識すべきポイントを4つ紹介します。
- 結論から書き出す
- 具体的な経験や成果を盛り込む
- 強みによって得た成長や学びを伝える
- 入社後の活かし方を説得力を持って伝える
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① 結論から書き出す
ESで自分の強みを効果的に伝えるには、文章の冒頭に結論を配置することが基本です。
たとえば「私の強みは継続力です」と最初にはっきり示せば、読み手はその先の文章を「なぜそう言えるのか」という視点で読んでくれます。
結論を先に述べることで、ES全体の構成も明確になり、後続の内容が一貫性を持って展開できますよ。
最初に結論を明示するだけで、あなたの考えを整理できている印象を与えられます。簡潔ながら意図が明快な書き出しは、選考を有利に進める第一歩となるでしょう。
② 具体的な経験や成果を盛り込む
強みをただ主張するだけでは説得力に欠けます。読み手に納得してもらうためには、その強みを発揮した具体的なエピソードを添えることが重要です。
たとえば、「私はリーダーシップがあります」と書くだけでは抽象的な内容となってしまいます。
しかし、「ゼミでメンバーの意見が対立したときに、話し合いの場を設けて合意形成を図り、全員の意見を反映したプレゼンを成功させた」などの実体験があれば説得力が大きく高まります。
経験はあなたの信頼性を示す材料ですから、曖昧な表現を避け、読み手が納得できる具体性を意識しましょう。
③ 強みによって得た成長や学びを伝える
強みの紹介は「できたこと」だけでは終わらせないようにしましょう。
その経験を通じて、自分がどのように変化し、何を学んだかまで伝えることで、読み手に「この人は成長意欲のある人材だ」と印象づけることができます。
経験を一過性の話に終わらせず、自分の中での変化や考え方の深化をしっかり言語化しましょう。
他の応募者との差別化にもつながりますよ。
④ 入社後の活かし方を説得力を持って伝える
ESで自分の強みを伝えるうえで、企業との接点を意識した説明が欠かせません。
どれほど素晴らしい強みでも、それが会社の業務や文化にどう関係するのかが伝わらなければ、評価にはつながりにくいでしょう。
企業研究をふまえたうえで、業務内容や社風と自分の強みを関連づけて語ることで、納得感のあるESになります。
入社後にどのように貢献できるのかを伝えることは、単なる自己アピールを超えて、「採用する価値」の提示になるのです。
就活で使える強み一覧【厳選30種類】

就職活動では、「自分の強みをどう伝えるか」がエントリーシート(ES)や面接での印象を大きく左右します。
ここでは、就活で効果的にアピールできる強みを30種類に厳選し、3つの分類に分けて紹介します。自己分析に悩んでいる方や、どの強みを選ぶべきか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
- ヒューマンスキルに分類される強み
- ポータブルスキルとして活かせる強み
- 専門スキルとしてアピールできる強み
① ヒューマンスキルに分類される強み
- 協調性:周囲と連携しながら、集団の中で円滑に物事を進められる力です。対立を避け、全体の成果を重視して行動できる点が評価されます。
- 傾聴力:相手の話をしっかりと受け止め、気持ちや意図を理解しようとする姿勢です。信頼関係の構築や、チーム内での調和に不可欠なスキルです。
- 主体性:言われたことをこなすだけでなく、自ら考え行動する力です。目標に対して自発的に取り組む姿勢は、リーダー候補として期待されやすいです。
- 向上心:現状に満足せず、自分をより成長させようと努力し続ける意識です。継続的な学びや挑戦を通じてスキルアップを目指せる点が魅力です。
- 責任感:任された仕事に最後まで責任を持ち、丁寧にやり遂げる力です。信頼される人材として、安定した働きぶりを企業は評価します。
- 柔軟性:状況の変化や相手の意見を受け入れ、適切に対応を変えられる力です。多様な価値観が求められる現代において、必要とされる素養です。
- 感受性:他者の気持ちに共感し、環境や場面ごとの空気を読んで行動できる力です。人間関係をスムーズに築く上で重要な役割を果たします。
- ポジティブ思考:困難に直面しても前向きに物事を捉え、解決に向けて行動できる姿勢です。周囲の雰囲気を明るくする効果もあり、職場に良い影響を与えます。
- チームワーク:一人では成し遂げられない目標に向かって、他者と協力して取り組める力です。役割分担や信頼構築なども含まれる重要な資質です。
- 誠実さ:どんな場面でも正直に、誠意をもって行動できる人柄です。小さな約束も守り、真摯に対応できることで長期的な信頼を得やすくなります。
② ポータブルスキルとして活かせる強み
- 論理的思考力:複雑な問題や状況を整理し、筋道を立てて解決策を導き出せる力です。説得力ある説明や議論を行うためにも欠かせません。
- 分析力:大量の情報を分類・比較し、本質を見極める力です。課題の原因を突き止め、正確な判断を下す場面で強みとして活かせます。
- 企画力:新しいアイデアを生み出し、実行可能な形に落とし込める能力です。創造性と実務的な思考のバランスが求められます。
- 実行力:立てた計画を着実に行動へ移し、継続して成果を出す力です。やり抜く姿勢や信頼感のある行動が企業での評価につながります。
- 問題解決力:課題の本質を捉え、状況に応じて最適な手段を選んで対応できる力です。業務の中で頻繁に求められる実践的なスキルです。
- タイムマネジメント能力:限られた時間の中でタスクの優先順位を考え、効率的に行動できる力です。納期を守る力としても重視されます。
- 情報収集力:必要な情報を適切な手段で収集し、比較・整理して活用できる能力です。課題解決や提案の質を大きく左右します。
- プレゼンテーション力:自分の考えや提案を相手に分かりやすく伝える力です。話し方だけでなく、資料作成や構成力も含まれます。
- 忍耐力:長期的な努力や困難な状況にもあきらめず、継続して取り組める精神力です。地味でも重要なプロセスを支える力として評価されます。
- 計画性:目標を達成するために、必要な手順を事前に整理して効率的に実行できる力です。チームやプロジェクトの管理に役立ちます。
③ 専門スキルとしてアピールできる強み
- プログラミングスキル(Python、Javaなど):システム開発や業務の自動化など、IT分野を中心に広く求められるスキルです。思考の論理性も評価されます。
- データ分析スキル(Excel、R、SPSSなど):大量のデータから有用な情報を導き出し、業務改善や提案の根拠として活用できます。数字への強さを示す指標にもなります。
- 語学力(TOEICスコアや英会話力):海外とのやり取りがある企業やグローバル展開している企業では、特に高い評価を受けるスキルです。
- 会計知識(簿記など):経理・財務部門以外でも、予算やコスト管理を理解するうえでの基礎となる知識です。ビジネスパーソンとしての基本力ともいえます。
- Webマーケティングスキル:SNS運用やSEO、広告分析など、デジタル領域での集客やブランド構築に欠かせない知識と実践力です。
- デザインスキル(Photoshop、Illustratorなど):広告・販促資料・Webデザインなどで求められるスキルです。視覚的な表現力と企画力をアピールできます。
- コーディングスキル(HTML/CSS):Web制作やUI改善などに役立つスキルです。専門性だけでなく、ものづくりへの理解も示せます。
- CAD操作スキル:建築・機械・工業系の設計に必要な図面作成スキルです。専門職志望者には特に大きな武器になります。
- プレゼン資料作成力:PowerPointなどを使い、見やすく伝わりやすい資料を作成する力です。内容の整理力や伝達力が問われます。
- 統計処理能力:調査結果を分析し、数値的根拠をもとに説明できる力です。マーケティングや研究分野で特に重宝されます。
これらのスキルを伝える際には、資格の有無だけでなく、そのスキルを実際にどのような場面で活用したかを示すことが重要です。
たとえば、学業でデータ分析を用いたレポートを作成した経験など、具体的なエピソードとともに伝えることで、説得力と信頼性が大きく高まります。
単なる知識としてではなく、実践的な力としてアピールすることが内定獲得への近道です。
エントリーシートに使える強みの例文集【タイプ別】

エントリーシートを書く際、「自分の強みをどう伝えるべきか」と悩む方は多いのではないでしょうか。
ここでは、よく使われる強みのタイプごとに、実際に使える例文を紹介します。自分に合った表現を見つけ、説得力あるアピールにつなげましょう。
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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①主体性・行動力が伝わる例文
主体性や行動力は、企業が求める人物像の中でも特に重視されるポイントです。ここでは、アルバイト先での経験を通じて自ら課題を見つけ、行動したエピソードを紹介します。
《例文》
私は大学1年生の頃から飲食店でアルバイトをしており、当初は業務をこなすことで精一杯でした。 しかし、ある日、常連のお客様から「最近、接客が少し雑になった気がする」と言われたことをきっかけに、店舗全体の接客に課題があるのではと感じました。 そこで私は、スタッフ同士でのロールプレイングや接客マニュアルの見直しを提案し、実際に週1回のミーティングを企画しました。 最初は周囲の協力を得るのが難しかったのですが、店長に相談してサポートをもらい、徐々に改善活動が定着しました。 結果として、お客様アンケートでの満足度が向上し、店長からも「雰囲気がよくなった」と評価をいただきました。 |
《解説》
「気づき→行動→結果」という流れを意識すると、主体性や行動力が明確に伝わります。小さな気づきでも、自ら動いた経験は十分にアピール材料になります。
②協調性・柔軟性が伝わる例文
協調性や柔軟性は、チームでの仕事が多い企業にとって非常に重要な要素です。ここでは、大学のゼミ活動を通じて他者と協力しながら柔軟に対応した経験を紹介します。
《例文》
大学のゼミで、地域活性化をテーマにプレゼンを行うプロジェクトに参加しました。最初はメンバーそれぞれの意見が食い違い、なかなか方向性が決まりませんでした。 私は、まず全員の意見を整理してホワイトボードにまとめ、「共通点」と「違い」を明確にすることで議論を前進させました。 その上で、少数派の意見も取り入れられるようプレゼン内容を柔軟に再構成しました。結果的に全員が納得する形でプレゼンを完成させることができ、学内発表会では高い評価をいただきました。 この経験を通じて、意見の違いを尊重しながら一つの成果をつくる大切さを学びました。 |
《解説》
自分がまとめ役になって周囲と連携した流れを具体的に書くと、協調性や柔軟性が伝わりやすくなります。衝突を避けず、調整した点を盛り込みましょう。
③向上心・計画性が伝わる例文
向上心や計画性は、目標に向かって努力し続けられる人物像を企業に印象づけるうえで重要です。ここでは、資格取得に向けた努力のエピソードを紹介します。
《例文》
大学2年生の春、将来に役立つ知識を身につけたいと考え、簿記3級の資格取得を目指しました。 私はアルバイトや授業と両立するため、1日1時間ずつ勉強時間を確保する計画を立て、毎週の進捗をチェックするシートも作成しました。 思うように理解できない内容もありましたが、分からない部分は大学の図書館で関連書籍を調べたり、友人に相談したりすることで克服しました。 結果として、試験には一発で合格することができ、自分で計画を立てて実行する力が身についたと実感しました。 |
《解説》
目標設定から行動、結果までを時系列でまとめることで、向上心と計画性の両方を効果的に伝えることができます。成果も具体的に示しましょう。
④忍耐力・責任感が伝わる例文
忍耐力や責任感をアピールするには、困難に直面した経験をどう乗り越えたかを具体的に示すことがポイントです。ここでは、部活動での経験を紹介します。
《例文》
私は大学でテニスサークルの副リーダーを務めており、夏合宿の運営を任されたことがあります。 当初は参加人数の調整や宿泊先とのやりとりに追われ、準備が思うように進まず、途中で投げ出したくなることもありました。 しかし、自分の役割を果たす責任があると考え、タスクを細分化し、メンバーと分担しながら1つずつ着実に対応しました。 本番では大きなトラブルもなく、参加者からも「楽しかった」と感謝の言葉をもらい、やりきった達成感が残りました。この経験で、最後まで諦めずにやり遂げる力が身につきました。 |
《解説》
困難に対してどう行動したかを具体的に描くことで、忍耐力や責任感が伝わります。途中の苦労も正直に書くと、より説得力が増します。
⑤チャレンジ精神・発信力が伝わる例文
チャレンジ精神や発信力を伝えるためには、自ら新しいことに挑戦し、それを周囲に働きかけた経験が効果的です。ここでは、イベント企画に取り組んだ事例を紹介します。
《例文》
大学の学園祭で、新しい取り組みとして「学生によるワークショップ企画」を提案しました。 これまでにない形式だったため、最初は運営メンバーに受け入れてもらえませんでしたが、他大学の事例を調べ、実現可能性を資料にまとめて説明しました。 その結果、提案が採用され、自ら内容を企画・運営しました。当日は多くの来場者に参加いただき、「楽しかった」「ためになった」といった声をもらうことができました。 この経験を通して、自分のアイデアを形にする行動力と、周囲を巻き込む発信力の大切さを実感しました。 |
《解説》
自分から新しいことに挑戦し、周囲に働きかけたプロセスを丁寧に書くと、チャレンジ精神や発信力が伝わりやすくなります。
NG例文に学ぶ!避けるべきエントリーシートの書き方

エントリーシートの出来に不安を感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、よくあるNG例文を通じて、どんな書き方が逆効果になるのかを具体的に解説します。
失敗例から学ぶことで、説得力のある「強み」の伝え方が見えてきます。
- 抽象的すぎて伝わらない表現を使う
- 再現性がない強みをアピールする
- 企業の求める人物像とズレている内容を書く
- エピソードと強みを結びつけずに伝える
- 成果や具体性のない話に終始する
- 主観的すぎる表現を多用する
- 同じ強みを何度も繰り返す
- 文章構成が整理されていないまま提出する
①抽象的すぎて伝わらない表現を使う
ここでは、強みを伝える際に「抽象的すぎる表現」を使ってしまい、具体性や説得力に欠けるNG例文をご紹介します。何ができる人なのかが伝わらない文章は評価されづらくなります。
《例文》
私の強みはリーダーシップがあることです。私はサークル活動において、みんなをまとめながら活動を進めてきました。 リーダーとして責任を持って取り組む姿勢を大事にしており、信頼されていると感じています。問題が起きたときも、冷静に対応することを心がけました。 このような経験から、私はどんな場面でもリーダーシップを発揮できると自負しています。 |
《解説》
この例文では、「リーダーシップがある」という言葉を使っていますが、どのような行動を取ったのかが曖昧で、読み手に伝わりません。
「何を」「どのように」まとめたのか、具体的なエピソードや結果を盛り込むことで、説得力が増します。強みを伝える際は、抽象的な表現で終わらせず、エピソードとの結びつきに具体性を持たせましょう。
②再現性がない強みをアピールする
ここでは、「一度だけの成果」に終始してしまい、今後も発揮できるかが伝わらないNG例文をご紹介します。継続性や行動のパターンが見えることが重要です。
《例文》
私の強みは粘り強さです。大学1年のときに受けた英語の試験で思うような点数が取れず、悔しくてたくさん勉強しました。 その結果、次の試験では高得点を取ることができました。この経験から、私は粘り強く努力する人間だと実感しました。 |
《解説》
この例文では、一度きりの努力と結果しか語られておらず、同じ強みを今後も発揮できるのかが見えてきません。
「再現性」のある行動を示すためには、似たような場面で強みを発揮した他の事例や、日常的に心がけている姿勢も盛り込みましょう。
③企業の求める人物像とズレている内容を書く
ここでは、企業の求める人物像に合っていないアピールをしてしまったNG例文をご紹介します。自己PRは相手視点を意識することが大切です。
《例文》
私の強みは、一人で集中して作業することが得意な点です。サークルの資料作成では、他のメンバーと話すことなく、一人で全てをこなしました。 その方が自分のペースで進められ、効率も良いと感じています。今後もあまり人と関わらず、自分だけで成果を出していきたいです。 |
《解説》
チームワークやコミュニケーションが重視される職場にとって、このような自己PRはミスマッチです。
企業がどのような人物を求めているのかを理解し、それに沿った強みを選んでアピールすることが、内定への近道になります。
④エピソードと強みを結びつけずに伝える
ここでは、体験談が書かれていても、肝心の強みが曖昧で、読み手に意図が伝わらないNG例文をご紹介します。
《例文》
私は大学で野球部に所属していました。練習は厳しく、毎日のトレーニングは大変でしたが、仲間とともに乗り越えました。 大会では勝つこともあれば負けることもありましたが、その経験は自分の糧となっています。この活動を通して多くの学びがありました。 |
《解説》
野球部での活動自体は伝わりますが、どのような強みをアピールしたいのかが不明確です。体験と強みを明確につなげるために、自分の行動と得た成長を具体的に述べることが重要です。
⑤成果や具体性のない話に終始する
ここでは、行動の結果や具体的な数値・成果が示されず、印象に残らないNG例文をご紹介します。
《例文》
私は努力することを大切にしています。ゼミの発表準備では、毎日時間をかけて準備しました。 その中で、色々な困難もありましたが、最後まで諦めずにやり抜きました。努力したことは、自分にとって大きな経験になりました。 |
《解説》
「努力した」という抽象的な表現だけでは、何をどう頑張ったのか、どんな結果が出たのかが読み取れません。数値や成果、周囲からの評価など、具体的な結果を必ず添えましょう。
⑥主観的すぎる表現を多用する
ここでは、客観的な根拠が乏しく、自分だけの感覚で強みを語ってしまっているNG例文を紹介します。
《例文》
私は誰よりも優れていると思います。昔から周りの友達よりも真面目で、何をやっても上手くいくタイプでした。 自分の考え方はいつも正しいと思っているので、間違えることはほとんどありません。自分に自信があるところが、私の強みです。 |
《解説》
主観に偏った表現は、根拠が伝わらず読み手に不信感を与えかねません。第三者の評価や実績に基づいたアピールで、自分の強みを証明する姿勢が求められます。
⑦同じ強みを何度も繰り返す
ここでは、一つの強みを何度も言い換えて繰り返すことで、文章全体が単調になってしまっているNG例文をご紹介します。
《例文》
私の強みは責任感です。責任感を持って取り組むことを意識しており、何事にも責任を持って行動しています。責任感がある人だとよく言われるので、自分でも責任感を大事にしています。 |
《解説》
同じ表現の繰り返しは説得力を失います。「責任感」を具体的なエピソードや別の言い回しで補足し、多面的に伝える工夫をすることで、印象的な自己PRになります。
⑧文章構成が整理されていないまま提出する
ここでは、内容にまとまりがなく、読みにくくなってしまったNG例文を紹介します。
《例文》
高校のときにボランティアをして、大学ではサークルとバイトを頑張りました。仲間と協力して何かをやるのは好きです。 自分の強みは何でもやり切ることですが、時には失敗することもあります。でも、やっぱり最後までやるのが大切だと思いました。 |
《解説》
時系列やテーマに一貫性がなく、何を伝えたいのかが曖昧です。構成を意識して「強み → 経験 → 行動 → 結果」の順で整理すると、読みやすく伝わりやすい文章になります。
強みを活かしたエントリーシートで差をつけよう

エントリーシートにおける「強み」は、あなたの魅力や価値を企業に伝える最大の武器です。だからこそ、自己分析や過去の経験、他者からの評価をもとに、自分だけの強みを見つけることが重要です。
そのうえで、強みをどう伝えるかを意識し、再現性や人間性が伝わるエピソードと結びつけることが内定への鍵となります。
企業が求める人物像と一致するようなアピールを意識し、具体性と説得力のある構成を心がけましょう。例文やNG例も参考にすることで、より完成度の高いエントリーシートが仕上がります。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。