内定後に送るお礼メールの書き方と例文|懇親会返信も解説
「内定のお礼メールって、何を書けばいいの?」
就活のゴールともいえる内定通知を受け取ったあと、多くの学生が迷うのが企業へのお礼メールです。「すぐに返信した方がいい?」「どこまで丁寧に書くべき?」と悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、内定直後に送るべきお礼メールの基本マナーや書き方、例文をわかりやすく解説します。
内定者懇親会の返信メールについても紹介しているので、不安なく内定後のやりとりを進めたい方はぜひ参考にしてくださいね。
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内定後のお礼メールはすぐに送ろう

内定通知を受け取ったら、できるだけ早くお礼のメールを送りましょう。送らなくても失礼には当たらないと思われがちですが、実際にはその対応一つで印象が大きく変わります。
迅速に感謝の気持ちを伝えるメールを送ることで、礼儀正しさだけでなく、マナーをわきまえた人物という印象を与えることができます。
特に24時間以内の返信は、社会人として当然とされる対応です。
返信が遅れると「反応が鈍い」「誠意が感じられない」と見なされるおそれがあります。内定の通知を受けたら、できるだけ当日中に返信しましょう。
内定後にお礼メールを送る必要性

内定が決まったあと、ほっとひと息つきたくなるものですが、実はそのタイミングこそ「お礼メール」を送る絶好のチャンスです。
ここでは、内定後にお礼メールを送るべき理由について、就活生が見落としやすいポイントも含めて解説します。
- 企業との信頼関係を築く第一歩になるから
- ビジネスマナーを守れる学生と印象付けられるから
- 内定辞退や保留の可能性を減らすため
- 他社と比較された際の印象アップに繋がるから
- 入社後の人間関係構築にも良い影響を与えるから
① 企業との信頼関係を築く第一歩になるから
内定後にお礼メールを送ることは、企業との信頼関係を築く第一歩になります。企業は内定を出すことで、あなたを「仲間」として迎える準備をしています。
そんな企業に対し、感謝の気持ちをきちんと伝えることで、誠実な人柄として好印象を与えられるでしょう。
早い段階で「この人と一緒に働きたい」と思ってもらえるよう、感謝の気持ちは積極的に言葉にして伝えていきましょう。
② ビジネスマナーを守れる学生と印象付けられるから
社会人になるうえで、マナーを守れるかどうかは非常に重要なポイントです。内定後に送るお礼メールは、そうした基本的なビジネスマナーを示すチャンスでもあります。
たとえば、件名の付け方や言葉遣い、署名の記載など、基本を押さえたメールを送ることで「この学生はしっかりしている」と感じてもらえるはずです。
逆に、誤字脱字が多かったり、送らなかったりすると、だらしない印象を与えてしまいます。細かい部分まで丁寧に気を配ることで、入社前の評価にもつながるでしょう。
③ 内定辞退や保留の可能性を減らすため
企業は内定を出したあとも、学生が辞退するのではないかと不安に感じています。
そのため、内定通知を受け取ってすぐにお礼のメールを送ることは、「入社意欲がある」と企業に安心感を与える行動になるのです。
たとえば、「このたびは内定をいただき、誠にありがとうございます。ぜひ前向きに検討させていただきます」といった一文を添えるだけでも、企業にポジティブな印象を残せます。
たとえ他社と迷っている段階であっても、丁寧な対応をしておくことが大切です。
④ 他社と比較された際の印象アップに繋がるから
内定を複数もらった学生は、どの企業に入社するか比較検討することも多いでしょう。それは企業側にとっても想定内であり、だからこそ細かな対応にも注目しています。
そんな中、感謝の気持ちを込めたお礼メールをきちんと送ることで、「この学生は本気でうちに興味を持ってくれている」と感じてもらえるでしょう。
他の候補者との差別化にもつながり、結果として企業からの信頼度が上がる可能性もあります。
⑤ 入社後の人間関係構築にも良い影響を与えるから
お礼メールは、単にマナーのひとつとしてだけでなく、今後の社内での人間関係においても良い影響をもたらします。
内定直後に丁寧なお礼の言葉を送ってくる学生は、「人との関わりを大事にする人だ」と受け止められやすくなるでしょう。
その印象は、内定者懇親会やフォロー面談などでの距離感を縮めるきっかけにもなります。スムーズな人間関係のスタートを切るためにも、最初の一通を大切にしてください。
メールで守るべき基本マナー

内定後に送るメールは、文章の内容だけでなくマナーも重要です。ビジネスの場で使われるものとして、基本的なマナーを押さえた文面であるかどうかが、相手からの印象を大きく左右するでしょう。
ここでは、社会人として信頼されるために、就活生が意識すべき基本的なメールマナーを紹介します。
- メールは24時間以内に返信する
- 件名は企業側のスレッドに合わせる
- 企業名・部署名・担当者名を正確に記載する
- 営業時間内(平日9時〜18時)に送信する
① メールは24時間以内に返信する
内定後のやり取りでは、素早い対応が信頼につながります。とくにお礼メールは、24時間以内に返信するのが基本です。
返信が遅れると、「感謝の気持ちがないのかもしれない」と誤解される可能性もあるでしょう。採用担当者は内定を出した後も、学生の対応を見ており、マナーをわきまえた人物かどうかを見極めています。
メールを受け取ったその日のうちに返すことを意識してください。
② 件名は企業側のスレッドに合わせる
ビジネスメールでは、件名の扱いもマナーの一部です。企業から届いたメールの件名をそのまま使って返信すると、やり取りの履歴が管理しやすくなります。
逆に、自分の判断で件名を変更してしまうと、相手がメールを見落としてしまうこともあるでしょう。やり取りが続く場合でも、件名を変えずにそのまま返信することが基本です。
こうした細かな配慮が、相手からの信頼につながります。
③ 企業名・部署名・担当者名を正確に記載する
宛名を正確に記載することは、ビジネスの基本です。企業名や部署名、担当者の名前に誤りがあると、それだけで失礼な印象を与えてしまいます。
漢字のミスや略称の使用、省略表記などは避けてください。送信前に、企業から届いたメールをよく確認し、正式な表記を使いましょう。
相手に敬意を示すという意味でも、正しい宛名の記載は欠かせません。
④ 営業時間内(平日9時〜18時)に送信する
メールを送る時間帯にも気をつけましょう。一般的に、企業の営業時間は平日の9時から18時までとされています。この時間帯に送信することで、相手にとっても読みやすく、負担になりません。
深夜や早朝に送ってしまうと、非常識な印象を与えるおそれがあります。
どうしても時間外になってしまう場合は、下書きに保存して翌朝に送るとよいでしょう。
時間帯への配慮ができるかどうかも、社会人としての信頼に関わるポイントです。
内定後のお礼メールの書き方ステップ

内定後に送るお礼メールは、第一印象の仕上げとなる大事なやり取りです。
誠実な気持ちを伝えるだけでなく、基本の構成やマナーを押さえることで、相手に安心感を与えることができます。
ここでは、ステップごとにお礼メールの書き方をわかりやすく解説します。
- 件名は簡潔かつ分かりやすくする
- 宛名は正確な氏名・役職を記載する
- 冒頭に挨拶と名乗りを入れる
- 内定への感謝と喜びを伝える
- 意欲と今後の抱負を簡潔に伝える
- 結びの挨拶と署名を丁寧に入れる
① 件名は簡潔かつ分かりやすくする
件名は最初に目に入る部分です。読み手が内容をひと目で理解できるよう、簡潔で明確にしましょう。たとえば「内定のお礼(氏名)」のように、要件と送り主がすぐにわかる形がおすすめです。
内容が曖昧だったり長すぎたりすると、大切なメールでも見逃されるおそれがあります。
件名は短く要点を押さえることが大切です。
相手の立場を想像し、ひと目で伝わる表現を選んでください。
② 宛名は正確な氏名・役職を記載する
メールの冒頭で書く宛名は、敬意を示すためにも正確に記載しましょう。たとえば「○○株式会社 人事部 採用ご担当者様」や、名前と役職がわかる場合は「○○株式会社 人事部 課長 ○○様」とします。
名前や漢字、役職を間違えると、印象が悪くなるだけでなく失礼にあたります。
不明な場合でも「採用ご担当者様」と丁寧に書くのが基本です。
宛名の書き方ひとつで、礼儀正しさが伝わりますよ。
③ 冒頭に挨拶と名乗りを入れる
本文の冒頭では、まず簡潔な挨拶と自分の紹介をしましょう。「お世話になっております。○○大学○○学部の△△と申します。」といった定型の挨拶が自然です。
採用担当者は多くの学生と連絡を取っているため、名乗りを入れることで内容を把握しやすくなります。
また、丁寧な挨拶から始まるメールは、それだけで好印象を与えやすくなるでしょう。
④ 内定への感謝と喜びを伝える
本題に入る前に、まず内定をいただいたことへの感謝を伝えましょう。「このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます」と述べることで、丁寧な姿勢が伝わります。
さらに「御社の一員として働けることを大変うれしく思っております」といった気持ちを添えると、前向きな印象になります。
ただし、長くなりすぎないように簡潔にまとめるのがコツです。
⑤ 意欲と今後の抱負を簡潔に伝える
感謝のあとは、入社への意欲や今後の目標にも軽く触れておきましょう。「御社で少しでも早く戦力となれるよう努力してまいります」といった一言があると、意欲がしっかり伝わります。
形式にとらわれず、自分の言葉で素直に気持ちを表すことが大切です。
過剰な表現は避け、相手が受け取りやすい温度感を意識して書いてみてください。
⑥ 結びの挨拶と署名を丁寧に入れる
最後は、きちんとした結びの言葉と署名で締めましょう。「今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします」「何卒よろしくお願い申し上げます」などが一般的です。
署名には氏名、大学名、学部・学科、メールアドレス、電話番号などを記載します。
読み手がすぐにあなたを特定できるよう、見やすく整えた署名を心がけてください。
細部まで丁寧に仕上げることで、印象がより良くなりますよ。
内定後のお礼メールのポイント

お礼メールは、形式を守るだけでなく、自分の人柄や意欲を伝える大切な手段でもあります。単に定型文をなぞっただけの文章では、印象に残りにくいものです。
ここでは、内定後のお礼メールを印象づけるためのポイントを紹介します。
- 自分らしさが伝わる表現を意識する
- 簡潔かつ丁寧な文面を心がける
- 企業の特性に合った表現を意識する
- 第一印象を意識して冒頭文に力を入れる
- 入社後の意欲や貢献したい気持ちを具体的に書く
① 自分らしさが伝わる表現を意識する
お礼メールにおいて礼儀や形式はもちろん大切ですが、それだけでは他の応募者と差をつけることはできません。
多くの学生が同じような構成と表現を使うなかで、自分らしさを表す一文があるだけで、企業の印象に強く残るメールになります。
定型文に自分の体験や考えを添えることが、誠実な人柄を伝える手段になります。
型を守りつつも、気持ちのこもった表現を加えてみてくださいね。
② 簡潔かつ丁寧な文面を心がける
ビジネスメールでは、読みやすさと要点の伝わりやすさが求められます。
お礼メールは、内容を5~6行程度でまとめるのが理想的です。
具体的には、冒頭の挨拶から名乗り、お礼の言葉、意欲の表明、結びの挨拶という流れを意識すると、スムーズに読みやすい構成になりますよ。
丁寧でありつつも、親しみが感じられる言葉づかいを意識して書くと、読む側に安心感を与えることができるでしょう。
③ 企業の特性に合った表現を意識する
すべての企業に同じような文面で対応してしまうと、微妙な違和感を生むことがあります。
たとえば、大手の伝統ある企業であれば、文語調に近い丁寧で格式ある表現が求められることが多いでしょう。
一方で、ベンチャー企業や若い社員が多い企業では、ややフランクで柔らかいトーンの方が、むしろ自然に受け止められるケースもあります。
相手の立場に立った言葉選びを心がけることで、共感力や柔軟性もアピールできます。
④ 第一印象を意識して冒頭文に力を入れる
メールを開いたときに最初に目に入るのが冒頭文です。ここでの印象がメール全体の評価を左右すると言っても過言ではありません。そのため、冒頭には特に気を配りましょう。
「お世話になっております。○○大学○○学部の○○です。」という基本の形に、「このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。」といった感謝の表現を続けるのが自然な流れです。
最初の数行で相手の心を引きつけられるよう、言葉の選び方を大切にしてください。
⑤ 入社後の意欲や貢献したい気持ちを具体的に書く
お礼メールのなかで「入社を楽しみにしています」と伝えるだけでは、どうしても一般的な印象になってしまいます。
相手の印象に残すためには、入社後の自分のイメージや意欲を、もう少し具体的に伝えることが効果的です。
たとえば、「学生時代に培った企画力を活かし、貴社の商品企画に貢献したいです」といったように、自身の経験と企業の業務を結びつけて表現すると説得力が増しますよ。
目標や展望を言葉にすることで、自信や主体性もアピールできるでしょう。
【例文あり】内定後に送るメールの例文

内定後にどのようなメールを送ればいいのか不安に感じている方も多いのではないでしょうか。ここでは、実際に使える内定後メールの例文を紹介します。
状況に応じて適切な文面を使い分けることで、相手に誠意が伝わりやすくなるでしょう。
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ビジネスマナーを押さえたメールが【名前・大学名】などの簡単な基本情報を入れるだけで出来上がります。
「面接の日程調整・辞退・リスケ」など、就活で起きうるシーン全てに対応しており、企業からのメールへの返信も作成できるので、早く楽に質の高いメールの作成ができますよ。
①内定承諾を伝えるお礼メールの例文
ここでは、企業から内定をいただいたあとに、承諾の意思と感謝の気持ちを伝えるための基本的なメール例文をご紹介します。誠意が伝わる内容であること、そして読みやすく簡潔であることがポイントです。
《例文》
件名:内定承諾のご連絡(◯◯大学 氏名) ◯◯株式会社 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯です。 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 貴社で働けることを大変光栄に感じており、ぜひ内定をお受けしたくご連絡差し上げました。 選考を通じて、社員の方々の温かさや、事業に対する真摯な姿勢に強く惹かれました。 特に、最終面接でお話しした「地域と連携したプロジェクト」の話が印象的で、自分もその一員として貢献したいと感じております。 今後とも何卒よろしくお願いいたします。 ―― ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 氏名(ふりがな) 電話番号 メールアドレス |
《解説》
感謝、承諾、意欲の順に構成すると自然な流れになります。面接時の印象的な話題に触れると、記憶にも残りやすく、気持ちがより伝わりやすくなるでしょう。
②内定辞退を伝えるお礼メールの例文
就活中に複数の企業から内定をもらい、最終的に他社を選ぶことになる場面は少なくありません。ここでは、内定を辞退する際にも丁寧な気持ちを伝えられる、失礼のないメール例文をご紹介します。
《例文》
件名:内定辞退のご連絡(◯◯大学 氏名) ◯◯株式会社 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯です。 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 大変ありがたいお話ではございますが、熟考の末、他社にて内定を受けることを決意いたしました。 貴社の皆様からは、面接のたびに温かくご対応いただき、業務内容や社風にも強く惹かれておりましたため、今回の決断は非常に悩ましいものでした。 突然のご連絡となり誠に恐縮ではございますが、何卒ご理解いただけますと幸いです。 最後になりますが、貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。 ―― ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 氏名(ふりがな) 電話番号 メールアドレス |
《解説》
内定辞退のメールでは、感謝の気持ちと辞退理由を簡潔かつ丁寧に伝えることが大切です。企業への敬意を示す一文を加えると、より印象が和らぎます。
③内定保留を伝えるお礼メールの例文
複数の企業から内定をもらい、どの企業を選ぶか悩んでいる学生は多いでしょう。ここでは、失礼なく内定の返答を保留したいときに使える丁寧なメール例文を紹介します。
《例文》
件名:内定のご連絡へのお礼とご相談(◯◯大学 氏名) ◯◯株式会社 人事部 ◯◯様 お世話になっております。◯◯大学◯◯学部の◯◯です。 このたびは内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 貴社の理念や社員の皆様の温かいお人柄に強く惹かれており、大変嬉しく感じております。 ただいま今後の進路について慎重に検討しており、誠に勝手ながらお返事に少しお時間を頂戴できないかとご相談させていただきました。 差し支えなければ、◯月◯日までお時間をいただけますと幸いです。 誠に恐縮ですが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。 今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 ―― ◯◯大学 ◯◯学部 ◯◯学科 氏名(ふりがな) 電話番号 メールアドレス |
《解説》
内定保留のメールでは、感謝をしっかり伝えたうえで、返答の猶予を丁寧にお願いするのが基本です。希望する期限も具体的に伝えると親切です。
内定者懇親会への返信メールの例文

内定者懇親会の案内メールが届いたけれど、どんなふうに返信すれば良いのか迷っている方は多いのではないでしょうか。
ここでは、出欠のパターンごとに適切な返信例を紹介します。
①出席する場合のメールの書き方と例文
内定者懇親会に出席する場合のメールは、出席の意志を明確に伝えるとともに、感謝の気持ちや楽しみにしている気持ちを丁寧に伝えることが大切です。
ビジネスマナーを守りながら、自分らしい言葉を添えた一文を意識しましょう。
《例文》
件名:内定者懇親会ご案内へのご返信(○○大学・山田太郎) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の山田太郎と申します。 このたびは、内定者懇親会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。 当日は貴社の皆さまや、他の内定者の方々とお会いできる貴重な機会と考えております。 ぜひ参加させていただきたく、どうぞよろしくお願いいたします。 学生時代はゼミ活動で地域企業と連携したプロジェクトに取り組んでおりました。 その経験から、社会人になる前により深く企業理解を深めたいと強く感じております。 当日はいろいろなお話をうかがえることを心より楽しみにしております。 何卒よろしくお願い申し上げます。 ―― 山田 太郎(やまだ たろう) ○○大学 ○○学部 ○○学科 電話:090-1234-5678 メール:sample@example.com |
《解説》
出席の意思を明確に伝えつつ、参加への前向きな気持ちを述べると好印象です。 企業理解への意欲や具体的な経験を少し添えると、形式的になりすぎず自然に個性を表現できます。
②欠席する場合のメールの書き方と例文
内定者懇親会を欠席する場合は、やむを得ない事情を簡潔に伝えつつ、丁寧に謝意と感謝を表すことがポイントです。印象を損ねないよう、言葉選びには十分注意しましょう。
《例文》
件名:内定者懇親会のご案内について(○○大学・佐藤花子) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の佐藤花子と申します。 このたびは、内定者懇親会のご案内をいただき、誠にありがとうございます。 大変恐縮ですが、当日は以前から予定しておりました家族の行事と重なってしまい、参加が難しい状況でございます。 貴重な機会をいただいたにもかかわらず、出席できず申し訳ございません。 今後のご連絡やご案内には真摯に対応してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 入社までの期間も精一杯準備を重ね、少しでも早く貢献できるよう努めてまいります。 改めてご案内をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。 ―― 佐藤 花子(さとう はなこ) ○○大学 ○○学部 ○○学科 電話:080-1234-5678 メール:hanako.s@example.com |
《解説》
欠席理由は簡潔に述べ、丁寧なお詫びと感謝の気持ちを忘れずに伝えましょう。「参加できない=志望度が低い」と誤解されないよう、今後の姿勢を前向きに添えるのがポイントです。
内定後のメールを送る際の注意点

内定後のメールは、今後の信頼関係や印象を左右する重要なやり取りです。しかし、内容や書き方に問題があると、知らないうちに評価を下げてしまうおそれがあるのです。
ここでは、就活生が見落としがちなメール作成時の注意点を紹介します。
- 誤字脱字を見直す
- 一斉送信やBCC送付を避ける
- 定型文をそのまま使わないようにする
- 感情的・カジュアルな表現を避ける
① 誤字脱字を見直す
誤字脱字のあるメールは、内容以前に「確認が甘い人」という印象を与えてしまいます。
とくに相手の名前や社名を間違えると、細かい点に配慮できない人と見なされ、信頼を損なうおそれがあるでしょう。
忙しい中でもしっかり確認する姿勢を見せることが、社会人としての第一歩です。メールを作成したら、必ず送信前に何度か読み返してください。
細部への丁寧な配慮が、信頼されるメールづくりにつながります。
② 一斉送信やBCC送付を避ける
お礼メールは、企業に対する敬意を示す大切な手段です。
そのため、複数の企業に同じメールを一斉送信したり、BCCを使って送ったりするのは避けたほうがよいでしょう。
一通一通個別に送るのは手間がかかりますが、その分、気持ちのこもった対応として相手に伝わります。
社会に出れば、相手への配慮が大切なスキルの一つになるため、今のうちからその習慣を意識しておきましょう。
③ 定型文をそのまま使わないようにする
インターネット上には、お礼メールの例文が数多く紹介されています。
確かに参考にはなりますが、それをそのままコピペしてしまうと、あなた自身の気持ちや個性が見えにくくなるのです。
テンプレートだけでは、相手の心を動かすことはできません。定型文をベースにしつつ、自分の体験や選考中に感じたことを加えてみてください。
数多くの学生からメールを受け取る企業にとって、自分の言葉で書かれたメールは記憶に残りやすく、結果として良い印象につながるでしょう。
④ 感情的・カジュアルな表現を避ける
内定が決まった瞬間は、思わずテンションが上がってしまうものです。しかし、そのままの感情を表現したカジュアルな文面は、ビジネスの場にはふさわしくありません。
「大変うれしく思っております」「貴社で働けることを光栄に存じます」などの言葉を使えば、感情を伝えながらも品のある印象になるでしょう。
また、絵文字や「笑」などのネット的表現も避けるべきです。メールはあくまで公式な文書のひとつとして扱われるため、落ち着いた文体を意識してください。
熱意や喜びは抑えるのではなく、言葉選びで上品に伝えることが重要です。
内定後メールで印象を左右する最終チェック

内定後に送るメールは、感謝の気持ちを伝えるだけでなく、社会人としてのマナーや意欲をアピールする大切な機会です。
お礼メールをすぐに返信することで、信頼関係の第一歩を築き、ビジネスマナーを守れる人材として評価されやすくなります。
正しい知識と姿勢で、信頼につながるやり取りを心がけてくださいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。