就活でのメールの正しい送り方を徹底解説|基本マナーや注意点も紹介
この記事では、就活でメールを送る際の書き方や基本マナーを徹底解説しています。
また、メールの返信をする場合のマナーやTO・CCの使い分け、宛名の書き方などビジネスメールの作成の基本も紹介しています。
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就活におけるメールの役割と重要性

就活中のメールは、単なる連絡手段ではありません。送る内容やタイミングによっては、あなたの印象や評価にも影響します。
ここでは、なぜ就活でのメールが重要なのか、その理由をわかりやすく解説しましょう。
企業とのやり取りは、ほとんどがメールで行われます。面接の日程調整やエントリーシートの提出など、その場面はさまざまです。
一通のメールで「礼儀正しい人だ」と思われることもあれば、「マナーを知らない」と思われてしまうこともあるでしょう。
また、メールは記録が残るため、自分でも見返すことができ、企業側にとっても管理しやすいという利点があります。言った言わないのトラブルも防げるので、安心してやり取りできる手段です。
だからこそ、就活におけるメールは単なる連絡ではなく、自分を伝えるツールのひとつとして意識しておくことが大切。しっかりと基本を身につけ、安心して使えるようにしておきましょう。
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就活メールを送る前に知っておきたい基本マナー

メールは就活のあらゆる場面で使う大切な手段です。ただ送るだけではなく、相手に失礼がないようなマナーが求められます。
ここでは、就活メールを送る前に必ず確認しておきたい基本的なポイントを紹介しましょう。
- TO・CC・BCCを正しく使い分ける
- 適切な敬語や丁寧語を使用する
- 時間帯に配慮してメールを送る
- 返信は24時間以内にする
- 読みやすさを意識した段落・改行を心がける
- 就活用に適したメールアドレスを使う
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就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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① TO・CC・BCCを正しく使い分ける
メールの宛先には、TO・CC・BCCという3つの種類があります。TOは連絡の主な相手、CCはその内容を共有したい相手、BCCは他の受信者に見えないように送るときといった使い分けが必要です。
就活ではTOに企業の担当者を設定し、CCは指示があるときのみ使えば問題ありません。BCCはトラブルの原因になることもあるため、基本的に使わない方が安心です。
誰に何を伝えたいのかを考え、必要な相手にだけ送るようにしてください。
② 適切な敬語や丁寧語を使用する
就活メールでは、言葉づかいが印象を大きく左右することもあるでしょう。敬語や丁寧語を使うのは当然ですが、「ご確認させていただきます」などの二重敬語に気を付ける必要があります。
定型表現ばかりにならないよう工夫しながら、自然な敬意が伝わる表現を心がけましょう。失礼がないようにしたいという気持ちは伝えつつも、過剰にかしこまりすぎないことも大切です。
③ 時間帯に配慮してメールを送る
メールはいつでも送信できる便利なツールですが、就活においては送る時間帯にも気を配る必要があります。
たとえ内容が丁寧であっても、深夜や早朝に届いたメールは、相手に「非常識」と受け取られてしまう可能性があるでしょう。企業の業務時間を考慮し、平日の9時から18時ごろまでの間に送るのが理想的です。
特に、午前中の10時前後や午後の14時~16時あたりは、相手の業務が比較的落ち着いている時間帯とされており、読んでもらえる確率も高まるでしょう。
夜にメールを作成した場合は、翌朝に送信予約をしておくと安心です。社会人としてのマナーを意識し、相手への思いやりをもった配慮が信頼につながります。
④ 返信は24時間以内にする
企業からメールが届いたら、できる限り早めに返信してください。とくに選考が進む段階では、連絡が遅れることでチャンスを逃してしまうおそれもあります。
どうしてもすぐに返信できないときは、「ご連絡ありがとうございます。明日までに確認し、再度ご連絡いたします」といった仮の返信を入れておくと安心です。スピード感のある対応は、信頼にもつながります。
⑤ 読みやすさを意識した段落・改行を心がける
長文のメールでも、段落を分けることで読みやすくなるものです。たとえば、あいさつ・要件・本題・締めの言葉という4つの流れを意識して改行するだけで、印象が大きく変わります。
読み手がすぐに内容を理解できるよう、文章の構成にも気を配りましょう。見た目にもスッキリとしたメールは、丁寧さや気づかいが伝わります。
⑥ 就活用に適したメールアドレスを使う
メールアドレスは、あなたの第一印象に関わる重要な要素です。プライベート感の強いものや、意味のわからない文字列、過剰な記号が入っているものは避けましょう。
「taro.yamada.univ@example.com」のように、氏名や大学名を含めて分かりやすく整えておくと安心です。採用担当者が一目で安心できるアドレスを用意しておくと、やりとりもスムーズになります。
就活メールの正しい書き方

就活メールでは、伝えたい内容だけでなく、基本的なマナーや構成にも注意が必要です。丁寧な文面を心がけることで、相手に安心感や信頼感を与えることができます。
ここでは、就活メールにおける基本の構成5つを順に説明しています。
- 件名
- 宛名
- 本文
- 締め
- 署名
① 件名
件名は、メール全体の第一印象を決める重要な部分です。内容がすぐに分かるよう、「用件+大学名+名前」を意識して書きましょう。
たとえば「会社説明会参加のご連絡(○○大学・山田太郎)」のようにまとめると効果的です。返信の際は、件名を変更せず「Re:」を残すことで、やり取りの流れもわかりやすくなります。
件名が曖昧だと見落とされる可能性もあるため、シンプルかつ明確にしましょう。
② 宛名
宛名は、企業に対する敬意を示す基本です。「株式会社○○ 人事部 採用担当 ○○様」のように、正式な名称と肩書を使ってください。担当者名が不明な場合は「採用ご担当者様」とすれば問題ありません。
宛名が抜けていたり、不正確だったりすると、それだけで印象が悪くなることがあります。最初に目に入る部分なので、特に注意が必要です。
③ 本文
本文は「あいさつ+自己紹介+要件」の順で構成すると伝わりやすくなります。「お世話になっております。○○大学の○○です。貴社の説明会に参加したくご連絡差し上げました」などが自然な書き出しです。
要件は簡潔に、ひとつのメールにつき1テーマが基本と覚えておくとよいでしょう。内容が長くなりすぎると、読み手に負担をかけてしまいます。文章量と敬語のバランスにも注意しましょう。
④ 締め
締めの文では、感謝やお願いの気持ちを伝えてください。「ご多用のところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願い申し上げます」などの表現が一般的。
返信を求める場合は「ご確認のうえ、ご返信いただけますと幸いです」と添えると親切です。文章の終わりこそ、丁寧にまとめる意識を持ちましょう。最後の印象は意外と残ります。
⑤ 署名
署名には、名前、大学名、学部・学科、電話番号、メールアドレスを記載します。誰からの連絡かがすぐに分かり、相手の対応もスムーズになるため必要です。
たとえば以下のように記載すると見やすいでしょう。
―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 山田太郎(やまだ たろう) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxx@example.com ―――――――――――― |
改行や区切り線を使って、読みやすいレイアウトを意識してください。
【シチュエーション別】就活メールの例文

就活中はさまざまな場面で企業にメールを送る必要があり、その都度「どのように書けばよいか?」と悩む方も多いはずです。
ここでは、代表的なシーンごとに使えるメール例文をまとめています。状況に応じて適切な書き方がわかるよう、各パターンで押さえるべきポイントも含めて紹介します。
- エントリーシート提出時のメール例文
- インターンシップ参加申込み時のメール例文
- 会社説明会の案内へのメール例文
- 面接日程の調整時のメール例文
- OB・OG訪問の依頼時のメール例文
- 面談後のお礼メール例文
- 内定承諾時のメール例文
- 選考結果の確認をするときのメール例文
- 選考辞退時のメール例文
- 質問メールなどのその他の例文
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① エントリーシート提出時のメール例文
企業にエントリーシートを提出する際には、内容だけでなくメールの文面も評価対象になる可能性があるでしょう。
ここでは、丁寧かつ誠実な印象を与えるエントリーシート提出時のメール例文を紹介します。
《例文》
件名:エントリーシート提出のご連絡(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 採用ご担当者様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、貴社の新卒採用にエントリーさせていただき、誠にありがとうございます。 エントリーシートが完成いたしましたので、添付ファイルにて提出させていただきます。 ご確認のほど、よろしくお願いいたします。 なお、ファイルはPDF形式で作成しておりますが、形式等に問題がありましたらご連絡いただけますと幸いです。 お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
メールの冒頭で簡潔に名乗り、提出の趣旨を明確に伝えることで、採用担当者が内容を把握しやすくなります。ファイルの形式や連絡先も明記すると丁寧な印象を与えられるでしょう。
② インターンシップ参加申込み時のメール例文
初めてのインターンシップ参加にあたり、企業へメールで申し込む際は、丁寧さと熱意の伝わる文面を心がけましょう。ここでは、大学生がよく使うシーンを想定した例文を紹介します。
《例文》
件名:インターンシップ参加申込みのご連絡(○○大学・氏名) ○○株式会社 インターンシップ担当者様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 貴社のWebサイトにてご案内されていた○月開催のインターンシップに、ぜひ参加させていただきたくご連絡いたしました。 私は大学でマーケティングを専攻しており、実際の現場での仕事を体験することで、より深く学びを得たいと考えております。 貴社の業務内容や雰囲気に強く惹かれ、成長できる貴重な機会になると確信しております。 必要な書類等がありましたらご教示いただけますと幸いです。 お忙しいところ恐縮ですが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
熱意を伝えるパートでは、自分の学びや関心と企業のつながりを具体的に書くのが効果的です。型通りでも、誠実さが伝わるように意識しましょう。
③ 会社説明会の案内へのメール例文
企業から会社説明会の案内メールを受け取った際には、出欠の意思を丁寧に返信することが大切です。ここでは、出席を希望する場合の返信メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:会社説明会参加のご連絡(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、貴社の会社説明会へのご案内をいただき、誠にありがとうございます。 ぜひ参加させていただきたく、下記の通りご連絡申し上げます。 【説明会日時】:○月○日(○) ○時~○時 貴社の業務内容や企業理念に強く興味を持っており、説明会を通じてより深く理解を深めたいと考えております。当日は何卒よろしくお願いいたします。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
案内をもらった感謝と出席の意思を明確に伝えることがポイントです。日時の再確認と、関心を持っていることを一文添えるだけで、印象がよくなります。
④ 面接日程の調整時のメール例文
授業やアルバイトと面接日が重なってしまった場合でも、丁寧に事情を伝えれば企業側も柔軟に対応してくれることが多いです。ここでは、日程変更をお願いする際の例文を紹介します。
《例文》
件名:面接日程のご相談(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。 大変恐縮ですが、当初ご案内いただいた○月○日(○)の面接日程が、大学の必修授業と重なってしまい、出席が難しい状況です。 可能であれば、別日程での面接をご調整いただくことは可能でしょうか。 私としては、○月○日(○)または○月○日(○)であれば終日調整可能です。 ご多用のところご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、ご検討のほどよろしくお願いいたします。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
日程変更をお願いする場合は「やむを得ない理由」と「代替案」をセットで示しましょう。誠実な言葉づかいと配慮が印象アップにつながります。
⑤ OB・OG訪問の依頼時のメール例文
OB・OG訪問は、志望企業のリアルな情報を知る貴重な機会です。初めて依頼する際は、丁寧かつ誠意ある表現を心がけることが大切になるでしょう。以下に、実際に使える依頼メールの例文を紹介します。
《例文》
件名:OB訪問のご相談(○○大学・氏名) ○○株式会社 ○○部 ○○様 突然のご連絡失礼いたします。○○大学○○学部○年の○○と申します。 貴社でご活躍されている○○様のキャリアに大変興味を持ち、ぜひお話を伺いたくご連絡いたしました。 現在、就職活動の一環として情報収集を進めており、貴社の業務内容や社風について、現場で働かれている方から直接学びたいと考えております。 ご多用のところ恐縮ですが、30分ほどお時間を頂戴できる機会があれば幸いです。 ご都合のよろしい日程がございましたらご教示いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
相手が快く応じやすくなるよう、要望は控えめかつ丁寧に伝えるのがポイントです。「なぜ聞きたいのか」を具体的に書くと、誠意が伝わります。
⑥ 面談後のお礼メール例文
面談を受けた後は、当日中または翌日までにお礼のメールを送るのがマナーです。ここでは、感謝の気持ちと印象を丁寧に伝えるためのメール例文を紹介します。
《例文》
件名:面談のお礼(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。 面談を通じて、貴社の事業内容や今後のビジョンについて詳しく知ることができ、ますます志望度が高まりました。 特に、○○様がお話くださった「若手でもチャレンジできる環境」という点に大きな魅力を感じました。いただいたアドバイスを今後の就職活動にしっかりと活かしてまいります。 引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
具体的な話題に触れて感謝を述べると、テンプレ感が薄れ好印象になります。「面談内容をきちんと受け取っている」ことを示すのがコツです。
⑦ 内定承諾時のメール例文
内定をいただいた企業に承諾の連絡をする際は、感謝の気持ちと今後への意欲をしっかり伝えることが大切になります。以下は、丁寧で前向きな印象を与える内定承諾メールの例文です。
《例文》
件名:内定承諾のご連絡(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、内定のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 貴社からの内定をありがたくお受けいたします。 選考を通じて、貴社の企業理念や職場の雰囲気に大きな魅力を感じ、ここで働きたいという思いを強くいたしました。 今後は内定者としての自覚を持ち、入社に向けて必要な準備を進めてまいります。 引き続きご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
内定への感謝と承諾の意思は、明確に伝えましょう。加えて、入社への前向きな気持ちをひと言添えることで、誠実で意欲的な印象を与えることができます。
⑧ 選考結果の確認をするときのメール例文
選考結果の連絡が予定より遅れているときは、不安になることもあるでしょう。ただし、そんなときは催促にならないよう、丁寧な表現を心がけて確認のメールを送るようにしてください。
《例文》
件名:選考結果についてのご確認(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 先日は貴社の面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。 その後、選考結果についてのご連絡をいただいていないようでしたので、念のためご確認のご連絡を差し上げました。 私の確認不足でしたら、誠に申し訳ございません。 お忙しい中大変恐縮ですが、結果の状況につきましてご教示いただけますと幸いです。 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
催促の印象を与えないよう「確認不足」の可能性にも触れておくと丁寧です。相手の都合にも配慮した柔らかな表現を意識しましょう。
⑨ 選考辞退時のメール例文
選考辞退の連絡は気まずく感じるかもしれませんが、早めに丁寧なメールを送ることで、相手に失礼のない印象を与えることができます。ここでは、その具体例を紹介しましょう。
《例文》
件名:選考辞退のご連絡(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは選考の機会をいただき、誠にありがとうございました。 誠に勝手ながら、自己の適性や他社との比較検討の結果、貴社の選考を辞退させていただくことを決断いたしました。 貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり申し訳ございません。 貴社のさらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。 略儀ながら、メールにてご連絡申し上げます。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
辞退理由は簡潔に、かつ丁寧に伝えるのが基本です。「感謝」と「お詫び」の両方を含めることで、誠実な対応になります。
⑩ 質問メールなどのその他の例文
企業の説明会や面談で聞きそびれてしまったことを、後日メールで丁寧に質問するのは問題ありません。
ここでは、企業に聞きたいことや質問がある場合の例文を紹介します。失礼にならないよう、相手への配慮を忘れずに送りましょう。
《例文》
件名:○○に関するご質問(○○大学・氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 先日は説明会に参加させていただき、誠にありがとうございました。 説明会の内容は大変わかりやすく、貴社の魅力や事業内容への理解が深まりました。 その中で、1点お伺いしたいことがあり、ご連絡させていただきました。 貴社の○○部門での配属や業務内容について、もう少し詳しく知ることは可能でしょうか。 選考を進めるにあたり、ぜひ参考にさせていただきたく存じます。 お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のうえご教示いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願い申し上げます。 ―――――――――――― ○○大学○○学部○○学科 氏名(ふりがな) 電話番号:090-xxxx-xxxx メールアドレス:xxxx@example.com ―――――――――――― |
《解説》
質問は簡潔に一つに絞り、背景や目的も軽く添えると丁寧です。「説明会での感謝」→「質問理由」→「依頼」の順に書くと好印象を与えられるでしょう。
就活メールを送るときの注意点

就活メールは内容だけでなく、細かな配慮も評価につながります。丁寧に書いたつもりでも、うっかり見落とした点がマイナス評価になることもあるでしょう。
ここでは、送信前に確認したい5つの注意点を紹介します。
- 装飾文字・絵文字は避ける
- 会社名や担当者名は正式名称で書く
- 誤字脱字・敬語ミスがないかチェックする
- メールの文体・トーンを統一する
- 添付ファイルを送るときはサイズに注意する
① 装飾文字・絵文字は避ける
メールの本文に太字や色文字、絵文字などを使うのは避けましょう。ビジネスのやり取りでは、見やすさと読みやすさが重視されます。
装飾を使うと、軽い印象や幼さが出てしまい、かえって逆効果です。強調したいときは、言葉選びや文の構成で工夫してください。シンプルな表現が信頼につながります。
② 会社名や担当者名は正式名称で書く
企業名や担当者名は、略さず正式に記載しましょう。「株式会社」や「有限会社」などの法人格も含めて表記するのが基本です。間違いがあると、相手に不快な印象を与えかねません。
名前の漢字や読みも確認しておくと安心です。調べればわかる情報を間違えると、信頼を失う原因になります。
③ 誤字脱字・敬語ミスがないかチェックする
メールは、送る前に必ず見直しましょう。特に誤字脱字や、敬語の使い方に注意が必要です。たとえば「ご確認させていただきます」は二重敬語で、正しくは「ご確認いたします」となります。
内容に自信があっても、誤字ひとつで印象が大きく変わってしまうおそれがあるでしょう。送信前のチェックを習慣にしてください。
④ メールの文体・トーンを統一する
文体にばらつきがあると、読みにくさや違和感を与えてしまいます。「です・ます調」で統一し、丁寧な印象を維持しましょう。とくに途中で話し言葉が混ざると、ビジネスメールらしさが損なわれます。
一文一文を落ち着いて見直し、全体のまとまりに気を配ってください。
⑤ 添付ファイルを送るときはサイズに注意する
エントリーシートなどのファイルを添付する際は、サイズと形式に注意しましょう。容量が大きすぎると、相手の環境で開けなかったり、迷惑メールと判定されたりすることがあります。
2MB以内のPDF形式が一般的です。ファイル名も「大学名_氏名_ES.pdf」のようにしておくと、整理しやすくなります。送信前に一度、自分でも開いて確認しておくと安心です。
企業からのメールへの返信マナー

企業からのメールには、丁寧かつ早めに対応することが求められます。返信の仕方次第で、相手に与える印象が大きく変わるため注意が必要です。
ここでは、特に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
- なるべく早く返信する
- 本文に引用(履歴)を残す
- 「返信不要」と書かれていたら正しく対応する
① なるべく早く返信する
企業からのメールには、原則として24時間以内に返信するのがマナーです。迅速な対応は、誠実さや仕事への意欲を伝える手段でもあります。
万が一、返信内容に迷う場合や確認事項がある場合は、「ご連絡ありがとうございます。確認のうえ、改めてご返信いたします」などと、簡単な仮返信を先に送ることで、印象を下げずに対応できるでしょう。
このような配慮ができる就活生は、企業からも信頼されやすくなります。忙しい時期でもメールチェックの習慣をつけておくと安心です。
② 本文に引用(履歴)を残す
メールを返信する際には、必ず相手の本文を引用し、履歴として残すようにしましょう。これにより、過去のやり取りをすぐに確認でき、文脈がスムーズに伝わります。
特にやり取りが複数回にわたる場合や、質問・依頼事項が多いメールに対しては、どの部分に対しての返信かが明確になるため、相手も内容を正確に把握しやすくなるでしょう。
ただし、長文メールをそのまま全文引用すると読みにくくなるため、返信に必要な部分のみに絞って引用するのがベストです。
③ 「返信不要」と書かれていたら正しく対応する
「返信不要」と明記されたメールに対しては、基本的に返信しなくても差し支えありません。
相手が返信の手間を省くために配慮している場合も多いため、無理に返してしまうと、かえって負担になることもあります。
ただし、内容に不明点がある場合や確認したい点がある場合には、その旨を丁寧に伝える必要があるでしょう。
たとえば、「恐縮ですが、1点だけ確認させていただきたく存じます」といった表現を用いると、相手への敬意を保ちながら要件を伝えることができます。
メール受信箱の整理・管理のコツ

就活が本格化すると企業とのやりとりが一気に増え、メールの見落としや返信漏れが起きやすくなります。大事な情報を確実に把握するためには、受信箱の整理や管理の工夫が欠かせません。
ここでは、就活中のメール管理をスムーズに行うための具体的なポイントを紹介します。
- 重要メールにフラグやスターを付ける
- 就活用フォルダを作って分類する
- 不要なメールは定期的に削除する
- 見逃し防止のための通知設定をしておく
- スマホでも見やすいメールアプリを活用する
① 重要メールにフラグやスターを付ける
面接日程や内定通知など、重要なメールには必ずフラグやスターを設定しておきましょう。この機能を使うことで、膨大な受信メールの中からすぐに必要な情報を見つけ出すことができます。
特に複数の企業に応募している場合、時期によっては1日に何通も連絡が来ることもあるでしょう。大事なメールを埋もれさせないためにも、ひと目で目立つ印をつける習慣を身につけてください。
② 就活用フォルダを作って分類する
すべてのメールを受信トレイにためておくと、必要なメールを見つけるまでに時間がかかってしまいます。
企業名ごとや「面接案内」「説明会」「選考結果」などのテーマ別にフォルダを作成し、メールが届いたタイミングで分類しておくのが理想です。
フォルダ分けをしておくことで、過去のやりとりも一目で確認でき、対応漏れや誤解を防ぐ助けにもなります。視覚的にも整理された状態を保つことで、就活全体の進行状況も把握しやすくなるでしょう。
③ 不要なメールは定期的に削除する
読み終わったメルマガや応募後に届く重複メールなど、不要なメールは放置せず定期的に削除してください。
メールボックスが溜まりすぎると、確認に時間がかかるうえ、大切な連絡が埋もれて見逃すリスクも高まります。
こまめに削除するのが理想ですが、忙しいときは週末など時間があるタイミングでまとめて整理してもかまいません。
習慣化しておくことで、気づかないうちにストレスが減り、集中して選考に取り組める環境が整います。
④ 見逃し防止のための通知設定をしておく
面接や会社説明会の案内は返信期限が設けられていることが多く、通知設定をしておくと即時対応がしやすくなります。
スマートフォンのメールアプリや通知設定を見直し、就活用メールに対してはプッシュ通知が届くようにしておくのがおすすめです。
特に外出中や移動中でもすぐに確認できる環境を整えることで、対応のスピードと正確さを両立できます。通知に頼ることで、うっかり見逃しを防ぐ手段としても有効です。
⑤ スマホでも見やすいメールアプリを活用する
自分に合った使いやすいメールアプリを選ぶことで、就活中のメール確認がより快適になります。
フォントサイズの調整やスレッド表示機能、ラベル機能など、操作性の違いが大きな差を生むこともあるでしょう。
特にスマートフォンでの操作が中心になる方は、視認性と操作性を重視したアプリを取り入れてみてください。
就活ではスピードと正確さが求められる場面が多いため、快適なアプリを使うことが結果として効率的な対応につながります。
就活メールの送り方に関するよくある質問

就活中は、企業とのメールのやりとりが頻繁に発生するため、小さな疑問が積み重なりがちです。ここでは、よくある不安や迷いに対して、基本的な考え方や対応のコツを紹介します。
- 返信が遅れたら選考に不利になる?
- 就活メールはどこまで返信すればいい?
- 件名に「Re:」「Fwd:」は残していい?
- LINEやSNSでの連絡はマナー違反になる?
- 他社選考の状況を聞かれたらどう答える?
① 返信が遅れたら選考に不利になる?
就活メールの返信は、可能であれば24時間以内が理想とされています。これは迅速な対応がビジネスマナーの一つとされているためです。
しかし、どうしても返信が遅れてしまうこともあるでしょう。そのような場合には、「ご返信が遅くなり申し訳ございません」と一言添えて返信すれば、印象が大きく悪くなることはありません。
採用担当者も、学生が多忙であることは理解しているため、謝意と誠意をもって対応することが最も大切です。
② 就活メールはどこまで返信すればいい?
就活中に届くメールすべてに返信すべきかどうか、迷うことは多いかもしれません。返信の要否を判断するには、メール内の文言をよく確認しましょう。
「返信不要」や「ご確認のみで結構です」といった表記がある場合は、それに従って差し支えありません。ただし、選考や対応に関わる重要な内容であれば、一言のお礼や確認文を返すと丁寧です。
迷ったときは、簡潔でも礼儀を感じられる返信を心がけると安心でしょう。
③ 件名に「Re:」「Fwd:」は残していい?
返企業からのメールに返信する際、件名の冒頭に「Re:」や「Fwd:」が自動的に付くことがありますが、これを消す必要はありません。
むしろ、元の件名をそのまま残すことで、やりとりの流れが明確になり、担当者も内容を把握しやすくなります。
ただし、何度もやり取りを繰り返すと件名が長くなり、見づらくなることも。その場合は、内容を変えずに「○○の件について(再)」のように整理しても問題ないでしょう。
④ LINEやSNSでの連絡はマナー違反になる?
原則として、就活に関する連絡はメールで行うのが正式な手段とされています。LINEやSNSは、気軽さや私的な印象が強いため、企業とのやりとりには適しません。
ただし、一部の企業や担当者がLINEなどを使用することを明記している場合は、それに従っても構わないとされています。特別な指示がない限りは、ビジネスメールを使うことが基本です。
マナー違反と見なされないよう、連絡手段の選択にも注意を払うことが信頼獲得につながります。
⑤ 他社選考の状況を聞かれたらどう答える?
メールで他社の選考状況について質問された場合は、事実を簡潔に伝えることを基本としながら、同時に貴社への関心や志望度の高さも明確に示すことが大切です。
たとえば、「現在、複数社の選考が進んでおりますが、貴社が第一志望です」といった表現は、選考状況を正直に伝えつつ、相手企業への熱意をしっかり伝える有効な方法でしょう。
あいまいな表現やはぐらかすような言い回しは、かえって不信感を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。
自分の状況と気持ちをしっかり把握し、相手に伝わる言葉で説明することが、社会人としての信頼にもつながります。
就活のメールの送り方の基本マナーを押さえて印象ダウンを防ごう!

就活におけるメールの送り方を正しく理解しておくことは、企業との信頼関係を築くうえで非常に大切です。まずはマナーや構成を押さえ、相手に伝わるメールを書くことが第一歩となります。
次に、TOやCCの使い分け、時間帯への配慮など、基本的なルールを丁寧に守りましょう。そして、シチュエーションに応じた例文や注意点を参考にすれば、より実践的な対応ができます。
さらに、返信マナーやメール管理の工夫も抜かりなく取り入れてください。就活メールはただの連絡手段ではなく、自分の印象を左右する重要なツールです。
きちんとした送り方を身につけて、チャンスを確実にモノにしましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。