【逆質問50選】就活の面接で好印象を与える逆質問集|基本マナーやNG例も紹介
就活の面接で「最後に何か質問はありますか?」と聞かれて戸惑った経験はありませんか?
逆質問は、自分の志望度や事前準備の姿勢をアピールできる貴重なチャンスです。それにもかかわらず、「何を聞けばいいのかわからない」と悩む就活生は少なくありません。
そこで本記事では、逆質問が求められる理由や基本マナー、好印象を与えるためのコツを解説するとともに、シーン別に使える具体的な逆質問例をわかりやすく紹介します。
面接の最後を「ただの質疑応答」で終わらせず、自分を印象づけるチャンスに変えていきましょう。
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就活の面接で逆質問は重要?

就活の面接で逆質問が求められるのは、志望度や事前準備の姿勢を質問を通じて面接官に伝えられるからです。
そのため、多くの就活生が「何を聞けばいいのかわからない」と悩みがちですが、実は逆質問は、自分の印象を大きく左右する重要な場面でもあります。
たとえば、企業研究をもとに具体的な質問ができれば、「この学生は本気で当社に関心を持っている」と好意的に受け取られるでしょう。反対に、「特にありません」と答えてしまうと、志望度が低いと見なされてしまう可能性もあります。
逆質問は、質問の内容だけでなく、伝え方やタイミングによっても評価が分かれるものです。そのため、自分の価値観や意欲が自然に伝わるよう、あらかじめ準備しておくことが大切ですよ。
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就活の面接で逆質問が求められる理由とは

面接の終盤に出てくる「逆質問」は、単なる形式ではありません。実は、企業が応募者を評価するうえで大切なポイントとなっています。
ここでは、なぜ企業が逆質問を重視するのか、その理由をわかりやすく紹介します。
- 企業への志望度を確認するため
- 応募者のコミュニケーション能力を見極めるため
- 面接に向けた準備の度合いを確認するため
- 企業とのマッチ度を判断するため
- 疑問や不安を解消して納得感のある選考にするため
① 企業への志望度を確認するため
企業が逆質問を通じて見ているのは、「この人は本当にうちで働きたいのか」という点です。
たとえば「御社のキャリア支援制度について教えてください」といった質問が出ると、しっかり調べてきたことが伝わります。
一方で「特にありません」と答えてしまうと、やる気がないと誤解される可能性もあるでしょう。だからこそ、企業研究をもとにした具体的な質問を準備しておくことが大切です。
② 応募者のコミュニケーション能力を見極めるため
質問の内容だけでなく、話し方や聞く姿勢も評価されています。
質問が一方通行になっていたり、相手の返答に反応がなかったりすると、マイナスの印象を与えてしまうかもしれません。
大切なのは、簡潔でわかりやすい質問をし、相手の返答に対してしっかり反応を返すことです。自然な会話のキャッチボールができる人は、面接官にも好印象を残せるでしょう。
③ 面接に向けた準備の度合いを確認するため
逆質問の中身から、どれだけ準備してきたかが伝わります。
企業サイトや説明会で得た情報をふまえ、さらに掘り下げた質問ができれば、「本気で調べてきたな」と評価されやすくなるでしょう。
反対に、「業界はどんな感じですか?」のような漠然とした質問では、準備不足と捉えられるおそれがあります。つまり、逆質問は事前準備の成果を自然に示せるチャンスでもあるのです。
④ 企業とのマッチ度を判断するため
逆質問の内容からは、応募者の価値観や興味の方向性が見えてきます。たとえば「チームで仕事を進める際に重視していることはありますか?」という質問は、協調性を大切にしている人かもしれません。
企業側は、こうした質問を通じて「自社に合うタイプかどうか」を確認し、入社後のミスマッチを防ごうとしています。
自分の考えや興味が企業の文化と合っているかを、逆質問で自然に伝えるとよいでしょう。
⑤ 疑問や不安を解消して納得感のある選考にするため
企業が逆質問の時間を設けているのは、学生の疑問にしっかり答え、選考に納得してもらいたいからです。
「配属はどのように決まるのですか?」といった実際の働き方に関する質問は、学生が安心して内定を受けるうえでも重要でしょう。
逆質問の時間を有効に使うことで、双方の信頼関係も築きやすくなります。遠慮せず、気になることは前向きな姿勢で聞いてみてください。
面接での逆質問の正しい流れ

面接の逆質問は、ただの形式的なやり取りではなく、印象を大きく左右する重要なタイミングです。
ここでは、逆質問をスムーズかつ効果的に行うための基本的な流れを4つのステップで解説します。
- 面接官に「何か質問はありますか?」と聞かれたら逆質問を始める
- あらかじめ用意した質問を伝えて回答をもらう
- 回答に対して自分の感想を伝える
- 必要に応じて関連する追加質問を行う
① 面接官に「何か質問はありますか?」と聞かれたら逆質問を始める
面接の最後には、多くの企業で「何か質問はありますか?」と逆質問の時間が設けられます。
ここで「はい、質問させていただけますか」と前置きすることで、丁寧で自然な印象を与えられますよ。
逆質問は急に求められることもあるため、焦らず対応するためには事前準備が不可欠です。質問は3~5個程度を目安に準備しておくと、状況に応じて柔軟に対応できるでしょう。
② あらかじめ用意した質問を伝えて回答をもらう
逆質問をする際は、あらかじめ考えておいた質問を落ち着いて話すことが大切です。質問の内容はできるだけ具体的で、相手が理解しやすい言葉を使いましょう。
たとえば、「御社の新入社員向けの研修制度について教えていただけますか?」のように、自分の関心と企業の情報を結びつけた質問は、面接官にも好印象を与えます。
また、質問の意図を軽く添えることで、より伝わりやすくなる場合もあるでしょう。「入社後の成長をイメージする上で、研修について伺いたいです」などと前置きするのも効果的です。
③ 回答に対して自分の感想を伝える
面接官からの回答を受け取った後、そのまま終わらせるのではなく、ぜひ自分の感想や考えを返すようにしましょう。これにより、一方的なやり取りではなく、双方向のコミュニケーションになります。
「ありがとうございます。丁寧なサポート体制があると聞いて、安心しました」や「自分が成長していけそうな環境だと感じました」といった一言を加えるだけで、理解力や人柄、積極性を伝えられるでしょう。
反応を返すことで、面接官との距離感も縮まり、より深い会話へとつながる可能性があります。
④ 必要に応じて関連する追加質問を行う
面接官の回答を受けて、「もっと詳しく知りたい」と感じた場合は、その流れに乗って追加の質問を行いましょう。
「その制度を活用して、実際にキャリアアップされた社員の方はいらっしゃいますか?」など、自然な掘り下げをすることで、関心の高さをアピールできます。
ただし、あまりに質問が長引いたり、面接官の回答に被せすぎたりすると、面接全体の進行に影響する可能性もあるため注意が必要です。
面接官の表情や雰囲気、面接時間などに気を配りつつ、適切なタイミングで切り上げる判断も重要になります。相手の負担にならない範囲で、会話のキャッチボールを意識しながら進めましょう。
面接での逆質問の基本マナー

逆質問は、面接の最後に自分を印象づける大切なチャンスです。ただ質問を用意するだけでなく、社会人としてのマナーを意識することが求められます。
ここでは、逆質問で好印象を与えるために押さえておきたい基本的なマナーを紹介しましょう。
- 逆質問は5つ程度用意しておく
- 事前に企業研究をして質問内容を練る
- 質問のタイミングや順序に気を配る
- 内容は簡潔に、要点を絞って伝える
- 質問中は礼儀正しく、相手の話をしっかり聞く
- 語尾や言い回しに丁寧さを心がける
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① 逆質問は5つ程度用意しておく
逆質問は、その場で考えるのではなく事前に準備しておくことが基本です。
質問の機会が1~2個程度に限られる場合もあるため、5つほど用意しておくと安心でしょう。
また、他の質問と内容が重なることもあるため、複数の選択肢を持っておくと柔軟に対応しやすくなります。
② 事前に企業研究をして質問内容を練る
質問の質は、企業研究の深さによって決まります。
公式サイトや説明会、先輩の声などから得た情報をもとに、自分の関心と結びつけた質問を用意しましょう。
「〇〇制度の実際の運用について伺えますか?」といった具体的な質問は、準備の丁寧さが伝わります。
③ 質問のタイミングや順序に気を配る
逆質問の順番やタイミングにも注意が必要です。
待遇や福利厚生の質問はタイミングを誤ると誤解を招くおそれがあります。
まずは仕事や組織に関する質問を優先し、その後に個人的な疑問を尋ねるような構成にすると、自然な流れで聞きやすくなりますよ。
④ 内容は簡潔に、要点を絞って伝える
質問の内容は長すぎると相手に負担をかけてしまいます。
伝えたいことを1~2文でまとめるよう意識してください。
また、「御社の人材育成方針についてお聞きしてもよろしいでしょうか」など、質問の趣旨を明確にする言葉を加えると、より丁寧な印象になります。
⑤ 質問中は礼儀正しく、相手の話をしっかり聞く
質問の場面では、相手の話をよく聞く姿勢も重要です。
うなずきや視線を交えて聞くことで、誠実な印象を与えやすくなります。
途中で話を遮ったり、無表情のまま聞き続けたりしないよう気をつけましょう。自然なやり取りを意識して、信頼感を築いてください。
⑥ 語尾や言い回しに丁寧さを心がける
言葉遣いにも注意が必要です。
「~でしょうか」「お伺いしてもよろしいでしょうか」など、丁寧な語尾を使うことで、ビジネスの場にふさわしい印象を残せます。
口調がカジュアルすぎると評価が下がる原因にもなりますので、面接の場に合った表現を心がけましょう。
面接で印象に残る逆質問をするための4つのポイント

逆質問は、自分の印象を左右する重要な場面です。質問の仕方や内容によって、面接官の受け止め方は大きく変わることもあるでしょう。
ここでは、印象に残る逆質問を行うために意識すべき4つのポイントを紹介します。
- 質問の目的や意図を明確に伝える
- 面接の段階やフェーズに応じて質問を変える
- 入社後の活躍をイメージさせる内容にする
- 自己PRや志望動機とつながる質問を選ぶ
① 質問の目的や意図を明確に伝える
企業の面接官に好印象を残すには、質問の背景や目的を簡潔に伝えることが効果的です。
「職場での雰囲気を知りたい」や「自分の働き方の参考にしたい」など、意図が明確であれば面接官も誠実に応じやすくなります。
ひと言添えるだけで、質問の真剣さや準備の丁寧さが伝わるでしょう。
② 面接の段階やフェーズに応じて質問を変える
選考の段階によって、適した質問の内容は異なります。
たとえば一次面接では仕事内容や社風など、基本的な情報を確認するのが自然です。
一方、最終面接では経営ビジョンや中長期的な展望といった深いテーマに触れると、視野の広さを印象づけられます。状況に応じて質問を選びましょう。
③ 入社後の活躍をイメージさせる内容にする
「自分が入社したらどう貢献できるか」を意識した質問は、前向きな姿勢として受け取られます。
「新人でも取り組めるチャレンジの機会はありますか?」など、入社後の行動をイメージさせる内容は好印象です。
企業側にも、自分が働く姿を自然に想像してもらえるきっかけになります。
④ 自己PRや志望動機とつながる質問を選ぶ
過去に話した自己PRや志望理由とつながる質問をすれば、一貫性が伝わり説得力が増します。
たとえば「主体性を重視しています」と伝えていたなら、「若手が自主的に取り組める仕事にはどんなものがありますか?」と尋ねると、自然に自分らしさをアピールできます。
話の流れに合わせた質問を意識してください。
【ジャンル別】就活の面接でおすすめの逆質問例

逆質問は、面接官との会話を通じて個性をアピールできる重要な場面ですが、どんな質問でも良いわけではなく、場面や内容に応じて適切な聞き方をすることが大切です。
ここでは目的別・テーマ別に、おすすめの逆質問例を紹介します。
- 一次・二次面接に適した逆質問例
- 最終面接で使える逆質問例
- 業務内容に関する逆質問例
- 研修制度やキャリア形成に関する逆質問例
- 求められるスキルや適性に関する逆質問例
- 企業の文化や社風に関する逆質問例
- 企業の将来性や成長性に関する逆質問例
- 自己PRを交えた逆質問例
- 面白く印象に残る逆質問例
- 面接官個人に関する逆質問例
① 一次・二次面接に適した逆質問例
一次・二次面接では、業務内容や職場環境について理解を深める質問が効果的です。質問を通じて、実際に働くイメージを伝えましょう。
<例文>
- 新入社員はどのような業務からスタートすることが多いですか?
- チームでの働き方と個人の裁量のバランスについて教えていただけますか?
- 入社直後に苦労しやすいポイントがあればお伺いできますか?
- 1日の業務の流れの一例を教えていただけますか?
- 若手が積極的に意見を出す機会は多いですか?
<ポイント>
実務や働き方に関する素直な疑問は、好印象につながりやすいです。職場理解や順応力を確認されているケースも多いため、「働くイメージができているか」が評価の分かれ目ですよ。
② 最終面接で使える逆質問例
最終面接では、企業全体の方針や中長期的なビジョンに関心を持っている姿勢が伝わると好印象です。以下のようなの質問が有効的でしょう。
<例文>
- 会社の今後5年間の展望について教えていただけますか?
- 社会課題に対して、どのような取り組みを強化されていますか?
- 海外展開の計画などはお考えでしょうか?
- 今後さらに成長が見込まれる分野はどこですか?
- 競合他社との差別化ポイントについてお伺いできますか?
<ポイント>
視座の高さが問われる場面です。経営視点や将来性に関する質問を通じて、長期的な志望意欲を示しましょう。自社理解と継続意欲が伝わる内容が好まれます。
③ 業務内容に関する逆質問例
仕事内容についての質問は、自分の働く姿を具体的に想像していることをアピールできます。業務上の1日の流れやスケジュールなどの質問が効果的です。
<例文>
- 1日のスケジュール例を教えていただけますか?
- 入社後すぐに担当する業務はどう決まるのですか?
- 企画と実行のどちらに多く関わるポジションでしょうか?
- 部署ごとに業務内容に差はありますか?
- チーム単位の仕事と個人作業の割合はどれくらいですか?
<ポイント>
実務への関心が、リアルな志望度を伝える材料になります。具体的なイメージを持って質問することで説得力が生まれるでしょう。入社後のギャップを防ぐうえでも効果的です。
④ 研修制度やキャリア形成に関する逆質問例
成長意欲をアピールするには、新人研修やキャリアアップについての質問が適しています。それには、以下のような逆質問にするのが良いでしょう。
<例文>
- 新人向け研修ではどのような内容が中心ですか?
- メンター制度などのフォロー体制はありますか?
- 年次に応じたキャリア形成支援にはどんなものがありますか?
- 自己啓発を推進する仕組みや補助制度があれば教えていただけますか?
- 異動やジョブローテーションの機会はありますか?
<ポイント>
「学ぶ姿勢」や「長期的な視点」を伝える質問が評価されやすいです。制度だけでなく、その活用状況にも触れると、具体性が増しますよ。受け身ではなく、自ら成長を望む姿勢が重要です。
⑤ 求められるスキルや適性に関する逆質問例
企業が求めている人物像を把握しようとする姿勢は、前向きな印象を与えます。以下のような質問が有効です。
<例文>
- 活躍している方に共通する考え方や行動はありますか?
- 入社までに身につけておくと良いスキルがあれば教えていただけますか?
- 成果が出やすい人とそうでない人の違いは何ですか?
- コミュニケーション力はどのような場面で特に求められますか?
- 入社後にギャップを感じることが多い点は何ですか?
<ポイント>
「自分に何が足りないのかを知りたい」という姿勢が、成長意欲を示します。ズレの少ない入社を実現するためにも、有効なテーマです。
⑥ 企業の文化や社風に関する逆質問例
職場環境に馴染めるかどうかを見極めるための質問です。コミュニケーションやチームワークなどが該当します。
<例文>
- 社内の雰囲気や空気感について教えていただけますか?
- 働く上で大切にされている価値観があれば教えていただけますか?
- 上司との距離感や相談しやすさはどのような印象ですか?
- 他部署との連携や交流の頻度についてお伺いできますか?
- チームワークを重視する文化がありますか?
<ポイント>
企業との価値観の一致は、長く働くうえで大切な要素です。柔らかい聞き方を意識すると、よりスムーズに会話が進みます。
⑦ 企業の将来性や成長性に関する逆質問例
企業の今後についての質問を通じて、企業の将来像に関心を持っている姿勢を示せます。それには以下の質問がおすすめです。
<例文>
- 今後、力を入れていく事業分野について教えていただけますか?
- 競合と比較した際の御社の強みは何だとお考えですか?
- 事業戦略は今後どう進化していく予定ですか?
- 業界全体の変化の中で、どのように対応していますか?
- 中期的に期待される技術革新やサービスはありますか?
<ポイント>
市場や経営視点に関心を持っている姿勢が伝わります。その成長に自分がどう関われるかを意識しながら質問しましょう。管理職クラスや最終面接にも適した内容です。
⑧ 自己PRを交えた逆質問例
自分の強みを企業の特徴と結びつけることで、印象に残りやすくなります。以下のような聞き方をするのが良いでしょう。
<例文>
- 学生時代の〇〇の経験を活かせる機会はありそうでしょうか?
- 自主性を重んじる環境と伺いましたが、どのように評価されますか?
- 私の〇〇の強みは御社でどのように活かせるとお考えですか?
- 提案力を活かしたいと思っていますが、活躍できる場面はありますか?
- プレゼン経験を活かせるような仕事の機会はありますか?
<ポイント>
一方的なアピールではなく、質問の形を取り入れることが大切です。過去の経験と企業理解をつなげると、納得感のある会話になります。
⑨ 面白く印象に残る逆質問例
雰囲気をやわらげたいときに効果的なのが、ユニークな切り口の質問です。以下の質問をしてみると良いでしょう。
<例文>
- 入社前に「これは知っておきたかった」と思うことはありますか?
- 面接官ご自身が入社前に不安だったことを覚えていますか?
- 他社と比べて、御社の面白いところはどこだと感じますか?
- 面接官の方が就活生だったら、どんな逆質問をしたいですか?
- 1日だけ別の部署で働けるとしたら、どこを選ばれますか?
<ポイント>
親しみや柔軟な発想力が伝わりやすくなります。空気を読みながら、適切なタイミングで活用してください。
⑩ 面接官個人に関する逆質問例
面接官の経験に触れる質問は、距離を縮める良いきっかけになります。以下のような聞き方が自然です。
<例文>
- 入社して一番成長できたと感じた経験はどのようなことですか?
- この会社に長く勤め続けている理由をお聞きしてもよいでしょうか?
- 普段のお仕事の中でやりがいを感じる瞬間はどんなときですか?
- 若手社員との関わりの中で、印象に残っていることはありますか?
- 働く上で大切にしている価値観があれば教えていただけますか?
<ポイント>
人間味のある会話につながり、共感力やコミュニケーション能力が伝わります。敬意を持って質問することが大前提です。
就活の面接でのNG逆質問例

就活中の学生が面接で逆質問をする場面は、自分をアピールする絶好のチャンスです。
しかし、内容によっては「準備不足かもしれない」「志望度が低いのでは」といったマイナス評価につながることがあるかもしれません。ここでは、特に注意すべきNGな逆質問のパターンを紹介します。
- 調べればすぐわかる内容の質問
- 仕事に対する関心が薄いと捉えられる質問
- 「はい」「いいえ」で終わる質問
- すでに説明されたことを繰り返す質問
- 待遇や福利厚生ばかりの質問
① 調べればすぐわかる内容の質問
企業の公式サイトや採用ページで簡単に調べられる内容をそのまま質問してしまうと、「事前準備ができていない」と受け取られてしまうおそれがあります。
たとえば「御社の事業内容を教えてください」や「本社の所在地はどこですか」といった質問は避けたほうがよいでしょう。
逆質問では、自分なりに調べたうえで、さらに興味を持った点や理解を深めたい内容を聞く姿勢が大切です。
事前に入手できる情報にはしっかり目を通し、その上で面接の場でしか聞けないことを尋ねてください。
② 仕事に対する関心が薄いと捉えられる質問
「残業はどのくらいありますか?」や「定時で帰れますか?」といった質問は、働くことへの関心が低い印象を与えてしまう可能性があります。
もちろん労働環境は大切ですが、面接でこのような点ばかりを聞くと、「楽をしたいだけ」と誤解されるかもしれません。
もし気になる場合は、「社員の方々がやりがいを感じるのはどんなときでしょうか?」といった聞き方にすると、前向きな意欲を伝えやすくなります。
③ 「はい」「いいえ」で終わる質問
面接官とのやり取りを広げるには、会話が続きやすい質問を意識することが重要です。
「若手でも意見を言えますか?」というように、答えが「はい」か「いいえ」で終わる質問は、やりとりがそこで途切れてしまうこともあります。
よりよい聞き方としては、「若手が意見を発信する機会として、どのような場面がありますか?」のように、具体性を持たせると、会話の広がりが生まれやすくなるでしょう。
④ すでに説明されたことを繰り返す質問
面接中や説明会で既に案内された内容を、改めて質問してしまうと、「話を聞いていなかったのでは」と思われる可能性があります。内容の確認であっても、そのまま繰り返すのは避けたほうが無難です。
どうしても気になる点がある場合は、「先ほど○○についてお話がありましたが、もう少し具体的に伺ってもよいでしょうか?」という形で補足を求めるようにすると、理解を深める姿勢が伝わるでしょう。
⑤ 待遇や福利厚生ばかりの質問
「住宅手当はありますか?」「有給休暇は取りやすいですか?」といった待遇面ばかりの質問は、「この人は条件面しか見ていない」と受け取られるリスクがあります。
もちろん大切な情報ですが、面接の場では仕事に対する熱意や価値観を伝えることが求められるでしょう。
たとえば、「働きやすさを重視されていると伺いましたが、どのような取り組みがありますか?」と聞くことで、企業の姿勢に対する関心と、自分の考えを両立させた質問になります。
好印象を残す逆質問の終わり方

逆質問は、就活の面接で自分の意欲や関心を伝える大切な機会です。ただし、内容だけでなく「終わり方」も面接官に与える印象を大きく左右します。
ここでは、面接をスムーズに締めくくり、好印象を残すための逆質問の終え方を紹介しましょう。
- 感謝の気持ちを丁寧に伝える
- 「他に質問はありますか?」と聞かれた際は追加質問する
- 面接時間が押している場合の質問は簡潔にまとめる
- 逆質問の終わりに沈黙しないよう一言添える
- 次回の選考や今後の流れに触れて自然に締める
① 感謝の気持ちを丁寧に伝える
逆質問のあとに感謝の言葉を添えると、礼儀正しさや誠実さが伝わり、面接官に好印象を与えやすくなります。
「ご丁寧にご説明いただき、ありがとうございました」といった一言を忘れずに伝えてみてください。
質問の内容が特別でなくても、真剣に話を聞いていたことが相手に伝われば、それだけで評価につながるでしょう。
相手の時間をもらっていることを意識し、自然な感謝の気持ちを伝える習慣を持っておくと安心です。
② 「他に質問はありますか?」と聞かれた際は追加質問する
逆質問を終えた直後に「他にも何かありますか?」と聞かれることがあります。もし聞きたいことが残っているなら、簡潔に追加質問をするとよいでしょう。
質問がもう無い場合でも、その場で「特にありません」と即答してしまうと、会話が唐突に終わってしまい、やや淡泊な印象を与える恐れも。
そのため、質問がなくても「今のお話で理解が深まりました。ありがとうございます。」といった一言を添えることで、丁寧な印象を残せますよ。
③ 面接時間が押している場合の質問は簡潔にまとめる
面接の終盤で面接官が時計を見たり、進行を急ぐ様子が見られた場合は、逆質問は手短に済ませるのがマナーです。
「お時間も限られているかと思いますので、簡単に教えていただけますか」といった前置きを入れると、配慮ある印象につながります。
時間に対する気遣いができることは、社会性のある人材としての評価にもつながるため、状況を見極めながら調整する姿勢が大切です。
④ 逆質問の終わりに沈黙しないよう一言添える
逆質問のあとに何も言わず沈黙してしまうと、少し間が悪く感じられてしまう恐れも。
そんなときは、「本日は貴重なお話をありがとうございました」などの一言を添えると、会話がスムーズにつながるでしょう。
面接は一方的な質疑応答ではなく、双方向のコミュニケーションです。空気を読みながら、穏やかに次の話題へ移れるような締め方を心がけてください。
⑤ 次回の選考や今後の流れに触れて自然に締める
逆質問を締めくくる方法として、「今後の選考スケジュールについて教えていただけますか?」といった実務的な質問を最後に入れると、会話の終わりが自然になるため有効的です。
このような質問は関心の継続も示せるため、意欲のアピールにも繋がるでしょう。
また、最後には「本日はお忙しい中、ありがとうございました。次回もどうぞよろしくお願いいたします。」といった丁寧な言葉を添えると、面接の締めくくりとして、より好印象につながりますよ。
就活の面接で効果的な逆質問の練習法

逆質問は、面接で自分の関心や志望度を伝えるチャンスです。ただ質問内容を用意するだけでなく、実際に声に出して練習しておくことで、本番でも自然に話せるようになるでしょう。
ここでは、逆質問を効果的に練習するための方法を紹介します。
- イメージトレーニングを活用する
- 模擬面接で逆質問の練習をする
- OB・OG訪問で逆質問を実践する
① イメージトレーニングを活用する
逆質問の練習として最も手軽に始められるのが、イメージトレーニングです。面接の場面を思い浮かべながら、自分の質問を声に出して確認してみてください。
実際に話すことで、語尾の使い方や話し方のクセに気づけるはずです。紙に書いて練習するだけでは見落としがちなポイントも、声に出すことで整理されます。
自宅や移動中など、短時間でも取り組める方法なので、継続的に行うと本番での自信にもつながるでしょう。
② 模擬面接で逆質問の練習をする
より実践的に練習したい場合は、模擬面接を活用しましょう。大学のキャリア支援室や就活イベントで受けられる機会があれば、ぜひ逆質問のパートも意識的に取り組んでみてください。
人前で話す経験を積むことで、緊張した場面でも落ち着いて話せる力が養われます。また、フィードバックをもらうことで、自分では気づかなかった改善点が見つかる場合もあるでしょう。
第三者の目を通じて、より質の高い質問に仕上げられるはずです。
③ OB・OG訪問で逆質問を実践する
OB・OG訪問は、逆質問を実践形式で練習できる貴重な場です。面接よりもリラックスした環境の中で、実際の社員とやりとりを交えながら質問することで、柔軟な聞き方や自然な流れを身につけられます。
あらかじめ質問を準備しておきながら、会話の流れに合わせてアレンジしていく練習にもなっておすすめです。
形式にとらわれず、相手の言葉を受けて考えながら質問する力が養われるため、本番でも臨機応変に対応できるようになるでしょう。
就活での逆質問に関するよくある質問

逆質問は、面接で自分の関心や志望度を伝える大切な場面です。ただ、事前に準備すべきか、質問が思いつかないときはどうすればよいのかなど、悩みを感じる学生も多いでしょう。
ここでは、よくある疑問とその対応法を紹介します。
- 逆質問をあらかじめ用意する際の注意点は?
- 逆質問をしないのはNG?
- 「質問は特にありません」と答えるのは印象が悪い?
- 逆質問を複数したいときの聞き方のコツは?
- 逆質問がかぶってしまったらどう対応すべき?
- 逆質問に対して面接官が答えてくれなかった場合の対処法は?
① 逆質問をあらかじめ用意する際の注意点は?
逆質問を事前に考えておくことは有効ですが、内容には注意が必要です。企業のホームページを見ればすぐにわかる情報や、面接中にすでに説明された内容をあらためて聞くのは避けてください。
大事なのは、自分の志望動機や価値観に基づいた質問であることです。相手に「なぜこの質問をしたのか」が伝われば、興味や意欲がより明確に伝わるでしょう。
「この質問で何を伝えたいか」を考えながら準備することが、効果的な逆質問につながります。
② 逆質問をしないのはNG?
逆質問をしなかったからといって、それだけで不合格になるわけではありません。ただ、ほとんどの面接官は逆質問を通じて、応募者の関心度や理解度を見ています。
そのため、質問をまったくしないと「興味がなさそう」と受け取られるおそれがあります。最低でも2~3つは、企業や職種への理解を深めるための質問を準備しておくのがおすすめです。
面接は、双方向の場であることを意識しておきましょう。
③ 「質問は特にありません」と答えるのは印象が悪い?
「質問は特にありません」とだけ答えると、相手に冷たい印象を与えてしまう場合があります。
たとえ質問が思い浮かばなくても、「ここまでのお話で理解が深まりました。ありがとうございます」といった一言を添えるだけで、印象は大きく変わるでしょう。
もし本当に質問がない場合でも、興味を持って話を聞いていた姿勢を示すことが大切です。準備していた質問がすでに説明された場合も、補足をお願いする形で聞き直すと自然でしょう。
④ 逆質問を複数したいときの聞き方のコツは?
複数の逆質問をしたいときは、まず「いくつか質問させていただいてもよろしいでしょうか」と確認してください。そのうえで、1つずつ区切って質問すると、相手にも分かりやすく伝わります。
また、時間の都合や面接官の表情を見ながら、必要に応じて質問数を調整する配慮も忘れないようにしましょう。事前に優先順位をつけておくと、限られた時間の中でも的確に質問できます。
⑤ 逆質問がかぶってしまったらどう対応すべき?
他の応募者や面接中の説明と内容が重なってしまうことは珍しくありません。
その場合は、「先ほどのお話と少し重なるかもしれませんが」とひと言添えたうえで、自分なりの視点や関心を示しながら質問するとよいでしょう。
同じ質問でも、理由や聞き方が異なれば、個性として伝わることがあります。重要なのは、自分の言葉で考えた質問として伝えることです。
⑥ 逆質問に対して面接官が答えてくれなかった場合の対処法は?
逆質問に対して明確な回答が得られなかったときも、慌てずに対応することが大切です。
「お答えが難しい内容だったかもしれません。ありがとうございます」といった一言で会話を締めると、印象を悪くせずに済みます。
無理に答えを求めず、別の機会に改めて確認する柔軟さを持っておくと安心です。落ち着いて対応することで、社会性や冷静さが伝わるでしょう。
面接の逆質問で印象を変えるために大切なこと

就活の面接において、逆質問は単なる形式的なやりとりではなく、自己PRや志望動機と同じくらい重要な役割を果たします。
企業側は、逆質問を通して志望度や事前準備の姿勢、さらにはコミュニケーション力まで総合的に見極めています。
そのため、逆質問の流れやマナーを正しく理解したうえで、自分らしい内容に構成すれば、面接官に好印象を与えることも十分に可能です。特に、面接の段階に応じた質問の選び方や、回答に対するリアクションの取り方も評価の対象になります。
逆質問は、「聞く力」と「伝える力」の両方を発揮できる貴重な場面です。しっかりと準備と練習を重ね、就活を成功に近づけましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。