OB訪問完全ガイド|アポイントから自己紹介・お礼メールまで徹底解説
「OB訪問って本当に意味があるのだろうか…」と疑問に思ったことはありませんか。
就活を有利に進める手段として知られていますが、いざ実践しようとすると「誰に頼めばいいのか」「何を話せばいいのか」と不安を感じる人も多いはずです。
しかし、正しい準備とマナーを押さえれば、貴重な情報収集の場となり、今後のキャリア形成に大きく役立ちます。
この記事では、アポイントの取り方から当日の自己紹介や質問、お礼メールまでを徹底的に解説し、次回につながるOB訪問のコツを紹介します。ぜひ就活準備の参考にしてください。
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OB訪問とは?

OB訪問とは、企業で働く卒業生や先輩を訪ねて仕事内容や職場の雰囲気、キャリア形成について直接話を聞ける貴重な機会のことです。
求人情報や説明会では得られないリアルな情報を知ることができ、志望企業や業界をより深く理解する助けになります。
OB訪問を実際に行うと、ネットだけでは得られない現場の声や体験談を聞けるため、自分の将来像を具体的に描けるようになるでしょう。
また、話し方や態度の練習は面接対策にもなります。さらに、信頼関係が築ければ別の社員を紹介してもらえる可能性もあるのです。
こうした理由から、OB訪問は就活の大きなステップであり、早めに計画的に動くことが成功への近道になるでしょう。
OB訪問のやり方

OB訪問を進めるときは、どの方法で先輩や卒業生に連絡するかが大切です。
ここでは、大学やキャリアセンター、サークルやゼミ、友人や親戚、SNSやOB名簿など、身近なネットワークからオンラインまで幅広く活用する方法を整理しています。
- 大学やキャリアセンターを通じて行う方法
- サークルやゼミを通じて行う方法
- 友人や親戚など身近なネットワークを活用する方法
- SNSやOB名簿などオンラインでOB訪問先を探す方法
①大学やキャリアセンターを通じて行う方法
大学やキャリアセンターは、もっとも安心して使えるOB訪問の入り口です。学校の紹介制度を利用すれば、信頼できる先輩にスムーズにつながれます。
初めてのOB訪問で不安がある場合も、事前にアポイントの取り方や質問の組み立て方などのアドバイスを受けられるでしょう。
こうした環境を使えば、自分一人で探すより効率よく準備でき、面談の質も高められます。結果として、面接対策や自己紹介の練習にもなり、就活全体の力を底上げできるはずです。
②サークルやゼミを通じて行う方法
サークルやゼミの先輩に相談するのも、有効な手段です。共通の活動経験があるため打ち解けやすく、率直な話を聞ける可能性が高いでしょう。
また、同じ大学出身というつながりから、別の社員を紹介してもらえることもあります。信頼関係を活かせばOB訪問のハードルが下がり、実践的な質問や自己紹介の練習をしながら準備を整えられるでしょう。
こうしたプロセスが、自分のキャリア形成を深めるきっかけにもなります。
③友人や親戚など身近なネットワークを活用する方法
友人や親戚といった身近なネットワークは、意外に強力な情報源です。直接的な関係性があるぶん、気軽に相談でき、日程調整や紹介依頼も進めやすくなります。
特に、まだOB訪問に慣れていない就活初期には、こうした人脈を活用することで安心して本番に備えられるでしょう。リラックスした雰囲気で質問や自己紹介の練習ができ、訪問当日の緊張も和らぐはずです。
④SNSやOB名簿などオンラインでOB訪問先を探す方法
SNSやOB名簿などのオンラインツールは、OB訪問の選択肢を大きく広げます。
LinkedInや大学専用のOB名簿などを使えば、これまでつながりがなかった業界や企業の先輩にアクセスでき、情報の幅が格段に広がるでしょう。
ただし、オンラインでの連絡は礼儀を欠かさないことが重要です。自己紹介や訪問目的を丁寧に伝えることで、相手に安心感を与え、前向きに応じてもらえる可能性が高まります。
こうした準備を整えることで、オンライン経由でも質の高いOB訪問を実現できるでしょう。
OB訪問のアポイントの取り方

OB訪問を成功させるには、まず先輩にどのように連絡してアポイントを取るかが大切です。ここでは、メールや電話など連絡手段別のポイントと、紹介者がいる場合の注意点を整理しています。
- メールで依頼する方法
- 電話で依頼する方法
- 紹介者がいる場合のアポイントを取る方法
①メールで依頼する方法
メールでの依頼は、相手に時間の余裕を与え、落ち着いて対応してもらえる点が強みです。
件名には「〇〇大学△△学部□□からのOB訪問依頼」のように簡潔かつ明確に用件を書き、ひと目で内容が伝わるようにしましょう。
本文では自己紹介・訪問目的・希望日時をはっきり示し、相手が判断しやすいように整えてください。
さらに、複数の日程候補を提示して相手に選択肢を与える形にすると、スケジュール調整が格段にスムーズに進むでしょう。
丁寧な言葉づかいを意識し、最後に「お忙しいところ恐れ入りますが、どうぞよろしくお願いいたします」といった一文を添えると誠実な印象がより高まります。
②電話で依頼する方法
電話は、相手の反応をその場で確認できるため、早く予定を決めたいときや緊急性のある場合にとても便利です。事前に話す内容を簡単にメモしておけば、緊張しても要点を外さずに伝えられます。
まずは、自己紹介と連絡の目的を短く、かつはっきりと伝え、相手の都合を確認したうえで希望日を提案しましょう。
忙しい時間帯や就業時間外は避け、昼休みや業務の合間など負担の少ない時間を狙うのが無難です。通話は長くなりすぎないように配慮し、要件を簡潔に終えることも大切になります。
対応後には、確認のためにメールでお礼と日程を改めて送ると、信頼感が深まり、後日のやり取りもスムーズになるでしょう。
③紹介者がいる場合のアポイントを取る方法
紹介者を通じて連絡する場合は、まず紹介してくれた方にお礼を伝えることが基本です。そのうえで、紹介先に連絡する際は「〇〇さんのご紹介で連絡しました」と明記し、相手に安心感を与えましょう。
メールでも電話でも、自己紹介・訪問目的・希望日時を簡潔かつ丁寧に示すことは共通です。特に、紹介者の顔を立てるためには、相手に負担をかけない調整と細やかな対応が欠かせません。
たとえば、早めの連絡や複数候補日の提示、返信しやすい文章構成などを工夫してください。
訪問が決まった後には、紹介者にも結果を必ず報告し、感謝を改めて伝えることで、信頼関係がより強くなり、今後の紹介にもつながりやすくなります。
OB訪問依頼メールの書き方

OB訪問の第一歩は、依頼メールをきちんと書くことです。ここでは、件名や宛名の付け方、文章構成、自己紹介や訪問目的の伝え方、希望日時や紹介経路など、就活生が迷いやすいポイントを整理しています。
- 件名や宛名を正しく設定して第一印象を良くする
- 礼儀正しい文章構成と敬語の使い方を押さえる
- 自己紹介や訪問目的を明確に伝える
- 訪問希望日時を記載する
- 紹介経路やきっかけを盛り込む
- 今後の連絡先を明確に伝える
- メール送信は適切なタイミングと時間帯を選ぶ
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①件名や宛名を正しく設定して第一印象を良くする
メールの件名と宛名は、相手が最初に目にする重要な部分です。ここを整えるだけで、相手への印象が大きく変わります。件名には「OB訪問依頼」と書き、大学名と氏名も明記しましょう。
要件を一目で伝わるようにしてください。宛名は「株式会社〇〇 △△様」のように正式名称を確認して入力し、敬称を省略しないことが大切です。
こうした小さな配慮でも誠実さや準備の丁寧さが伝わり、結果的に好印象につながるでしょう。
②礼儀正しい文章構成と敬語の使い方を押さえる
本文の構成は、あいさつ・自己紹介・訪問目的・希望日時・お礼の順に組み立てると読みやすくなり、相手が内容を把握しやすくなります。
敬語は「伺う」「いただく」など基本的な表現を用い、過剰に丁寧にしすぎないことも重要です。たとえば「させていただけますと幸いです」など、自然な言い回しに整えると好印象になります。
さらに、一文を長くしすぎないこと、段落を適度に区切ることも大切です。誤字や脱字がないか送信前に必ず確認し、落ち着いて見直す習慣をつけてください。
③自己紹介や訪問目的を明確に伝える
自己紹介と訪問目的は、相手に安心感を持ってもらうために欠かせません。「〇〇大学△△学部□□と申します。業界理解を深めたく連絡しました」というように、短く簡潔に書くと読みやすくなります。
目的が明確だと、相手もどんな話をすればよいか把握しやすくなり、具体的なアドバイスを得られる可能性が高まるでしょう。
反対に文章があいまいだと返信が遅れたり、断られたりする原因にもなりかねません。自分が知りたい内容や目的を、一文で整理してから書き始めると効果的です。
④訪問希望日時を記載する
希望日時を複数示すと相手に負担をかけず、スケジュール調整がしやすくなります。「〇月〇日または〇月〇日の午後が都合がつきやすいです」といった書き方が特に効果的です。
さらに「他の日程でも調整可能です」と添えることで、柔軟さと誠意が伝わります。具体的に書いておくと返信時に即決しやすくなり、予定がスムーズに決まるでしょう。
相手の都合を優先する姿勢を見せることで、より良い印象を与えられます。
⑤紹介経路やきっかけを盛り込む
誰の紹介で連絡しているか、どのようなきっかけで連絡したのかを明記すると、相手は安心しやすくなります。「〇〇様のご紹介でご連絡いたしました」と添えるだけで信頼感が増し、返信率も上がるでしょう。
紹介者への配慮として、連絡前後に報告することも忘れないでください。さらに「ご多忙の中恐縮ですが」といったクッション言葉を入れると、相手の負担を和らげる効果もあります。
こうした小さな一文が、全体の印象を大きく左右すると覚えておきましょう。
⑥今後の連絡先を明確に伝える
本文の最後に、自分のメールアドレスや電話番号などの連絡先を必ず書いてください。署名欄に学校名や学部を添えるとより信頼感が増し、相手がすぐに連絡しやすい状態になります。
たとえば「〇〇大学△△学部 □□ □□ 電話番号:000-0000-0000 メール:xxxx@xxxx.com」のように整理しておくと見やすくなるでしょう。
相手が迷わず返信できる環境を整えることは、スムーズなやり取りにつながります。
⑦メール送信は適切なタイミングと時間帯を選ぶ
メール送信は、平日の午前中など返信が期待できる時間帯がおすすめです。深夜や休日に送ると埋もれてしまう可能性があるため、注意してください。
相手の立場に配慮したタイミングで送信することで、返信率や印象が変わります。また「お忙しいところ恐れ入りますが」と添えておくと配慮が伝わり、より丁寧な印象になります。
急ぎでない場合も早めに送ると、相手に余裕を持って対応してもらえるでしょう。
OB訪問当日の事前準備

OB訪問を充実させるには、当日の準備をどこまで整えられるかが重要です。ここでは、持ち物や服装、企業研究、自己紹介の練習、質問リストの作成など、訪問前に整えておくべきポイントをまとめています。
- 当日までに必要な持ち物や服装の準備しておく
- 企業や業界について事前に調べておく
- 自己紹介を用意しておく
- 質問リストを作っておく
①当日までに必要な持ち物や服装の準備しておく
OB訪問当日は、第一印象が結果を大きく左右します。筆記用具やメモ帳、名刺(持っていれば)など必要な持ち物は前日にそろえて忘れ物がないか確認してください。
さらに、スマホの充電や移動経路の確認など、当日に焦らないための準備も有効です。服装はスーツが基本ですが、企業文化によってはビジネスカジュアルが適している場合もあります。
迷うときはフォーマル寄りにすると安心でしょう。身だしなみや持ち物をしっかり整えることで、自信を持って訪問でき、相手にも誠実さが伝わります。
②企業や業界について事前に調べておく
訪問先の企業や業界を事前に調べておくと、より深い質問ができ、話の理解もスムーズになります。企業の公式サイトやニュース、SNSなどで最新情報や動向を確認してください。
さらに、業界全体の特徴や今後の動向を調べておくと、視野が広がり質問の質も高まります。誠意や熱意が伝わるだけでなく、志望度の判断にも役立つでしょう。
準備不足はすぐに伝わるため、情報収集は丁寧に行うことが大切です。資料をノートにまとめておくと、当日の会話でも活用できます。
③自己紹介を用意しておく
自己紹介は、OB訪問の冒頭で必ず求められる重要な場面です。学校名・学部・学年・興味のある分野などを1分程度にまとめ、明るく簡潔に話せるように練習しておきましょう。
さらに、訪問目的や聞きたいテーマも短く添えると、相手が話しやすくなります。準備しておけば落ち着いて話せるだけでなく、自信が生まれ、より好印象にもつながるでしょう。
録音して練習するなど、自分の話し方を客観的に確認すると、よりスムーズな自己紹介が可能になります。
④質問リストを作っておく
訪問前に質問リストを用意すると、聞きたいことを漏らさず確認できます。仕事内容やキャリア形成、会社の雰囲気など知りたいテーマを整理しておくことが大切です。
さらに、質問の優先順位を決めておくと、限られた時間でも重要なポイントを聞けるでしょう。質問を準備することで誠実さと熱意が伝わり、実りの多い時間を過ごせます。
事前に調べた内容と照らし合わせて質問を練ることで、より深い話を引き出すことが可能になるでしょう。リストは箇条書きでも構いませんが、整理しておくことが重要です。
OB訪問での自己紹介のポイント

OB訪問での自己紹介は、第一印象を決める大切な場面です。ここでは、短時間で印象に残す方法や、志望業界・キャリアへの興味の伝え方、学生時代の経験や強みのまとめ方、質問への自然なつなげ方を紹介します。
- 短時間で印象に残る自己紹介をする
- 志望業界やキャリアの興味を伝える
- 学生時代の経験や強みを簡潔にまとめる
- 自己紹介の後に質問へつなげる自然な流れを作る
①短時間で印象に残る自己紹介をする
自己紹介は長くなると相手に負担をかけるため、簡潔さとわかりやすさを重視してください。
学校名・学部・学年・興味のある分野など基本的な情報は1分以内にまとめ、相手に覚えてもらいやすい表現を心がけましょう。
声のトーンは落ち着いて聞き取りやすく、姿勢やアイコンタクトも意識すると信頼感が高まります。事前に何度か練習し、自分の言葉で自然に話せる状態にしておくと安心です。
短くまとまった自己紹介は、話の導入やその後の質問への橋渡しにも役立ちます。
②志望業界やキャリアの興味を伝える
どの業界に興味を持ち、どのようなキャリアを目指しているかを伝えることで、相手はより具体的で実践的なアドバイスをしやすくなります。
「〇〇業界に関心があり、今後のキャリア形成に活かしたいと考えています」と一文添えるだけでも効果的です。さらに、なぜその業界に惹かれたのか簡単な背景を話すと、より印象に残ります。
興味を示すことで会話が広がり、相手も自分の経験に基づいた情報を提供しやすくなるでしょう。
③学生時代の経験や強みを簡潔にまとめる
学生時代の経験や強みは、OBがあなたを理解するうえで重要な手がかりです。
サークル活動やアルバイト、インターンシップなど、自分の成長や学びにつながったエピソードを一つ選び、30秒から1分ほどで話せるようにしておきましょう。
成果や工夫した点を具体的に添えると、説得力が増します。ただし、細かすぎる説明は避け、要点を整理することが大切です。
端的に伝えることで相手に強い印象を残しやすく、質問へのつなぎ役としても機能します。
④自己紹介の後に質問へつなげる自然な流れを作る
自己紹介の最後に「このような経緯でお話を伺いたいと思いました」と付け加えると、質問への流れがスムーズになります。
さらに、あらかじめ質問リストを用意し、自己紹介と関連づけて切り出すことで、相手に誠実さや準備の丁寧さが伝わるでしょう。
自然な流れを作ることで会話が活発になり、相手の体験談や深い情報を引き出しやすくなります。
こうした準備をしておくと、ただ情報を得るだけでなく、信頼関係を築く機会としてもOB訪問を活用できるでしょう。
OB訪問で聞くべき質問の例

OB訪問では、自己紹介のあとにどんな質問をするかが印象を左右します。
ここでは、仕事内容やキャリア形成、会社の雰囲気や働き方、求められるスキルや入社前の準備、就活に役立つアドバイスなど、幅広い質問例を紹介しています。
- 仕事の内容やキャリア形成について聞く質問例
- 会社の雰囲気や働き方について聞く質問例
- 求められるスキルや適性について聞く質問例
- 入社前に準備しておくべきことを聞く質問例
- 今後の就活に役立つアドバイスをもらう質問例
①仕事の内容やキャリア形成について聞く質問例
仕事内容やキャリア形成について質問することで、実際の業務イメージやキャリアパスを理解しやすくなります。具体的な経緯や体験談を聞くと、リアルな情報を得られるでしょう。
以下は、仕事の内容やキャリア形成について聞く質問の一例です。
<質問例>
- 最初に担当した仕事はどのようなものでしたか?
- キャリア形成に役立った経験やスキルはありますか?
- 今の部署を選んだ理由は何ですか?
- どのような経験が昇進やキャリアアップにつながりましたか?
- 今後のキャリアプランをどのように描いていますか?
②会社の雰囲気や働き方について聞く質問例
社内の雰囲気や働き方は、入社後のミスマッチを防ぐためにも重要です。日常に近い内容を尋ねると現場感をつかみやすくなります。以下は、会社の雰囲気や働き方について聞く質問の一例です。
<質問例>
- 部署の雰囲気はどのような感じですか?
- 仕事とプライベートの両立はしやすいですか?
- チーム内でのコミュニケーションスタイルはどうですか?
- 上司や同僚との関係性はどのように築かれていますか?
- 忙しい時期はどのくらいの頻度でありますか?
③求められるスキルや適性について聞く質問例
どんなスキルや適性が必要かを事前に知ることで、自分の強みや不足している部分を把握できます。自己分析や今後の成長の方向性にも役立つでしょう。
以下は、求められるスキルや適性について聞く質問の一例です。
<質問例>
- 新入社員に求められるスキルは何ですか?
- 活躍している人に共通している特徴はありますか?
- 入社までに身につけておくと良いスキルは何ですか?
- 学生時代にやっておくべき経験はありますか?
- 特に重視される性格や姿勢はありますか?
④入社前に準備しておくべきことを聞く質問例
入社前にしておくと良い準備を知ることで、今から何を学ぶべきかが明確になるでしょう。具体的なアドバイスを得る質問を用意してください。以下は、入社前に準備しておくべきことを聞く質問の一例です。
<質問例>
- 学生のうちにやっておくと役立つことはありますか?
- 資格やスキルはどの程度重視されますか?
- 入社前に読んでおくべき本や資料はありますか?
- どのような社会人マナーを身につけておくべきですか?
- 入社前に取り組んでおくと良い課外活動はありますか?
⑤今後の就活に役立つアドバイスをもらう質問例
就活全体へのアドバイスは、キャリア選びの幅を広げるきっかけになります。自分の立場に合わせて質問すると、より的確な助言を受けやすくなるでしょう。
以下は、今後の就活に役立つアドバイスをもらう質問の一例です。
<質問例>
- これからの就活で気をつけたほうがいいことはありますか?
- 他の業界も見たほうがいいでしょうか?
- 面接で評価されるポイントはどこですか?
- インターンシップはどのように活用したら良いですか?
- OB訪問の活かし方についてアドバイスはありますか?
OB訪問時のマナー・挨拶・服装の注意点

OB訪問では、服装や言葉遣いなど第一印象が大切です。ここでは、就活生が押さえるべきマナーや挨拶、服装の注意点を整理し、相手に良い印象を残すコツをまとめました。
- 服装や身だしなみを整える
- 待ち合わせ場所や到着時間を守る
- 初対面での挨拶や名刺交換をスムーズに行う
- 訪問中の言葉遣いや態度を好印象に見せる
- 別れ際の挨拶やフォローアップで信頼感を高める
「ビジネスマナーできた気になっていない?」
就活で意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。自分ではできていると思っていても、間違っていたり、そもそもマナーを知らず、印象が下がっているケースが多いです。
ビジネスマナーに不安がある場合は、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を受け取って、サクッと確認しておきましょう。
①服装や身だしなみを整える
清潔感のある服装は、相手への敬意と誠実さを伝える基本です。スーツやジャケットなどのフォーマルな服装を選び、シャツのシワや靴の汚れにも気を配ってください。
髪型や爪の長さ、メイクは自然な印象を意識し、香水や整髪料は控えめにする方が安心でしょう。全体をきちんと整えることで、自信を持って臨めるだけでなく、相手に信頼感を持ってもらいやすくなります。
訪問先の雰囲気に合わせつつも、ややフォーマル寄りを選ぶと失敗しにくいです。
②待ち合わせ場所や到着時間を守る
約束の時間より、少し早く着くように心がけると安心です。交通事情や道に迷うことを考えて移動時間には余裕を持ち、10分前行動を目安にしましょう。
待ち合わせ場所に到着したらスマホを見続けるのではなく、姿勢を正して待つなど、立ち居振る舞いにも注意してください。
時間を守ることは、相手への敬意と信頼関係の第一歩です。もし遅れそうな場合は、必ず早めに連絡を入れて誠意を示しましょう。
③初対面での挨拶や名刺交換をスムーズに行う
挨拶は、笑顔と明るい声がポイントです。自己紹介は、学校名・学部・氏名などを簡潔に伝え、握手や名刺交換の際は両手で受け取り、感謝の言葉を添えるとより丁寧な印象を与えます。
相手の名前や役職を覚えることで、その後の会話がスムーズに進み、印象も深まるでしょう。
第一印象を決める場面なので、事前にシミュレーションして練習しておくと安心です。表情や姿勢を意識することも大切になります。
④訪問中の言葉遣いや態度を好印象に見せる
訪問中は、相手の話を真剣に聞く姿勢が求められます。うなずきやメモを取るなど積極的な態度を見せると、誠意と関心が伝わるものです。
敬語を基本にしつつ、硬すぎない自然なトーンを心がけると良い印象につながるでしょう。また、姿勢や視線、相づちのタイミングなど非言語的な要素にも気を配ると、より信頼感を高められます。
話の途中で相手を遮らない、最後まで聞くといった基本的なマナーも大切です。
⑤別れ際の挨拶やフォローアップで信頼感を高める
最後には、感謝の気持ちをしっかり伝えてください。「本日は貴重なお時間をありがとうございました」と一言添えると誠実さが際立ちます。
得られた情報や印象的だった内容に触れると、相手もうれしく感じるでしょう。
訪問後にはなるべく早くお礼メールを送り、当日の感謝や学びを具体的に書くと長期的な関係構築や次回の訪問につなげやすくなります。
別れ際の一言やその後のフォローが印象を左右することも多いので、最後まで気を抜かないことが大切です。
OB訪問で別の社員を紹介してもらう方法

OB訪問は、先輩の経験談を聞くだけでなく、別の社員を紹介してもらうチャンスにもなります。ここでは、信頼関係を築きながら自然な流れで紹介をお願いする方法をまとめました。
就活を有利に進めたい人は、以下のポイントを意識してみてください。
- 最初に会うOBに誠実さと熱意を示して信頼を築く
- 訪問の終盤に自然な流れで紹介をお願いする
- 「ご迷惑でなければ」というクッション言葉を使って依頼する
- 紹介が難しい場合に他の情報源やツールを活用する
①最初に会うOBに誠実さと熱意を示して信頼を築く
初めて会うOBに好印象を持ってもらうことが、紹介への第一歩です。相手の話に真剣に耳を傾け、うなずきや質問で関心を示してください。
自己紹介や志望動機は、簡潔かつ誠実に伝えると信頼感が増すでしょう。さらに、相手のキャリアや経験に対して敬意を表すひと言を添えると、より好意的に受け止められやすくなります。
感謝の気持ちをその都度示すことで「この学生は真剣だ」と感じてもらえ、相手に応援したい気持ちを持たせられるでしょう。これらの積み重ねが、次の紹介につながるきっかけになります。
②訪問の終盤に自然な流れで紹介をお願いする
話が一段落したタイミングや、訪問の終盤にお願いするとスムーズです。「もっと詳しく知りたい分野がありまして…」など前置きをしてから希望を伝えると、相手も紹介しやすくなります。
いきなり本題に入るよりも、会話の流れを大切にしてください。さらに、「〇〇の部署についても学びたいと思っているのですが…」と具体的に伝えると、より適切な人物を思い浮かべてもらいやすくなります。
準備していた質問を活用したり、これまでの話題を踏まえて希望を切り出したりすると、無理のない自然な展開が作れるでしょう。
③「ご迷惑でなければ」というクッション言葉を使って依頼する
紹介をお願いする際には、相手に負担を感じさせない表現が重要です。「もしご迷惑でなければ」「可能な範囲で構いません」といったクッション言葉を添えることで、丁寧さや配慮が伝わります。
また、「無理でなければ、ご紹介いただけますでしょうか」と質問形式にすると、さらに柔らかい印象になるでしょう。相手が断りやすい雰囲気を作ることも、信頼関係を保つうえで大切です。
こうした姿勢は「この学生は礼儀をわきまえている」と認識され、今後の関係構築にもプラスに働きます。
④紹介が難しい場合に他の情報源やツールを活用する
紹介が難しい場合でも、他の情報源を活用する道があります。キャリアセンターやオンラインのOB名簿、SNSなどを使うと新たなつながりを見つけやすくなるでしょう。
さらに、大学のゼミやサークルの先輩、インターン先で出会った人脈など、自分が持つネットワークを総動員して探すことも有効です。
複数のルートを持っておくことで情報収集の幅が広がり、就活の選択肢を増やせるでしょう。
紹介が得られなかった場合も、「自分で動く力がある学生」としてプラスに評価されることもありますので、積極的に行動することが大切です。
OB訪問で別の社員を紹介してもらう際のマナー

OB訪問で別の社員を紹介してもらう際には、ただ依頼するだけでなく、相手への配慮やその後の対応が信頼関係を築くカギになります。
ここでは、紹介を依頼する場面から面談後の報告まで、注意すべきポイントをまとめました。
- 紹介を依頼する際に相手の立場へ配慮する
- 紹介後は迅速にお礼と感謝を伝える
- 紹介者の負担にならないように連絡手段を工夫する
- 紹介された社員への初回連絡でのマナーに気をつける
- 紹介された社員との面談後は経過を報告する
①紹介を依頼する際に相手の立場へ配慮する
紹介をお願いする場合は、相手の立場や都合を考えた上で慎重に伝えることが大切です。「もし可能であれば」「お手数でなければ」など柔らかな表現を使うと、相手に負担感を与えず依頼できます。
また、なぜその社員に話を聞きたいのかを簡潔に説明することで、紹介する側も安心しやすくなるでしょう。
さらに「〇〇部署で活躍されている方のお話を伺えれば、今後の進路選びに大いに参考になると感じております」といった前向きな理由を添えると、より信頼感が増します。
こうした配慮を積み重ねることで、相手から好印象を持たれ、次の紹介やアドバイスにもつながる可能性が高まるでしょう。
②紹介後は迅速にお礼と感謝を伝える
社員を紹介してもらった後は、できるだけ早く感謝の気持ちを伝えてください。電話やメールなど形式にこだわらず、感謝の言葉を明確にすることが重要です。
早めの連絡は誠実さを示すだけでなく、今後のつながりにも良い印象を残せます。
さらに「先日はご紹介いただきありがとうございました。〇〇さんから貴重なお話を伺うことができました」と具体的な内容を添えると、紹介者も安心し、好意的に受け止めてくれるでしょう。
このように、ただのお礼にとどまらず得た学びを共有することで、長期的な関係づくりにも役立ちます。
③紹介者の負担にならないように連絡手段を工夫する
紹介者に、過度なやり取りをお願いしないよう配慮が必要です。連絡はなるべく自分から取り、必要があれば相手の好むツールや時間帯に合わせて調整してください。
紹介者の負担を軽減することで、次の紹介やアドバイスにつながりやすくなります。
さらに、やり取りを重ねる場合はメールを中心に行い、緊急時のみ電話にするなどルールを設けると、相手にとっても安心です。
「こちらから直接連絡を取りますのでご心配なく」と一言添えるだけでも、紹介者の負担感は軽減され、信頼関係が強まるでしょう。
④紹介された社員への初回連絡でのマナーに気をつける
初めて連絡を取る際には、自己紹介と紹介者の名前を必ず伝えることが欠かせません。相手の予定を尊重し、挨拶や言葉遣いも丁寧にすることが求められます。
メールの場合は件名をわかりやすく書き、要件を簡潔にまとめておくと良いでしょう。さらに「〇〇様のご紹介でご連絡差し上げました」という一文を入れることで安心感を与えられます。
初回連絡では過剰に長い文章を避け、重要な情報を整理して伝えることが大切です。これにより、相手から「礼儀正しい学生だ」という好印象を持たれる可能性が高まります。
⑤紹介された社員との面談後は経過を報告する
面談が終わったら、紹介してくれた人へ結果を報告することが礼儀です。お世話になったことへの感謝をもう一度伝えるとともに、今後の学びや感じたことを簡潔に共有してください。
この一手間が、さらに新しいチャンスにつながることもあります。
たとえば「〇〇様にお話を伺い、〇〇業界についての理解が深まりました。貴重な機会を本当にありがとうございました」と伝えると、紹介者も安心し、信頼関係がより強固になるでしょう。
報告はメールだけでなく、電話や対面など状況に応じて柔軟に対応するとさらに印象が良くなります。
OB訪問後のお礼メールの例文

OB訪問後に、どのようなお礼メールを送れば良いか悩む方も多いでしょう。ここでは、状況別に使えるお礼メール例文を紹介し、感謝の気持ちを正しく伝える方法をわかりやすくまとめています。
- 就活終了後に送るお礼メール例文
- 具体的なアドバイスをもらった場合のお礼メール例文
- 別の社員を紹介してもらった場合のお礼メール例文
- 再度訪問したい場合のお礼メール例文
- 今後も情報交換をお願いしたい場合のお礼メール例文
また、ビジネスメールがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジン編集部が作成したメール自動作成シートを試してみてください!
ビジネスマナーを押さえたメールが【名前・大学名】などの簡単な基本情報を入れるだけで出来上がります。
「面接の日程調整・辞退・リスケ」など、就活で起きうるシーン全てに対応しており、企業からのメールへの返信も作成できるので、早く楽に質の高いメールの作成ができますよ。
①就活終了後に送るお礼メール例文
就活が無事に終わったあと、これまでお世話になったOB・OGの方に感謝の気持ちを伝えることは、良好な関係を続けるためにとても大切です。ここでは、就活終了後に送るお礼メールの例文を紹介します。
件名:就職活動終了のご報告とお礼【〇〇大学 □□ □□】 〇〇株式会社 △△様 お世話になっております。〇〇大学△△学部の□□です。 このたび、就職活動を無事に終えることができ、来春から××株式会社に入社することになりました。 以前はお忙しい中、貴重なお時間をいただき、業界のことや仕事のやりがいについて丁寧に教えてくださり本当にありがとうございました。△△様からいただいたアドバイスが、私の就職活動に大きな励みとなりました。 今後も学び続ける姿勢を忘れずに、新しい環境で成長していきたいと思っております。これからもご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。 ========================= □□ □□ 〇〇大学△△学部 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ========================= |
件名の最後に大学名と氏名を記載することで、件名の冒頭で要件が分かりつつ誰からのメールかも明確に伝わります。受信者が開封前に内容を把握しやすくなるのでおすすめです。
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②具体的なアドバイスをもらった場合のお礼メール例文
OB訪問で具体的なアドバイスや体験談をいただいた場合は、その内容に触れつつ感謝の気持ちを伝えることが大切です。ここでは、実際にアドバイスを受けた後に送るお礼メールの例文を紹介します。
件名:先日のOB訪問のお礼【〇〇大学 □□ □□】 〇〇株式会社 △△様 お世話になっております。〇〇大学△△学部の□□です。 先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。特に「面接では自分の強みを具体的なエピソードで伝えると良い」というアドバイスが大変参考になりました。 △△様のお話を聞いて、自分自身の経験をより整理し、自信を持って話せるようになりました。 今後の就職活動でもいただいたアドバイスを活かして頑張ってまいります。またご報告できる機会がありましたら、ぜひお伝えさせてください。 ========================= □□ □□ 〇〇大学△△学部 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ========================= |
この例文では、相手からもらったアドバイスの内容を具体的に挙げて感謝を伝えています。実際のエピソードに触れることで、相手に誠実さや成長意欲が伝わりやすくなるでしょう。
③別の社員を紹介してもらった場合のお礼メール例文
OB訪問を通して、別の社員の方を紹介していただいた場合、その感謝をしっかり伝えることが信頼関係の構築につながります。ここでは、紹介していただいたあとに送るお礼メールの例文を紹介しましょう。
件名:先日のOB訪問とご紹介のお礼【〇〇大学 □□ □□】 〇〇株式会社 △△様 お世話になっております。〇〇大学△△学部の□□です。 先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。また、同じ部署で活躍されている××様をご紹介いただき、心より感謝申し上げます。 ××様からも会社の雰囲気や仕事内容について詳しく伺うことができ、非常に参考になりました。 今後も教えていただいた内容を活かし、就職活動をより充実させていきたいと思います。改めて、△△様のご厚意に深く御礼申し上げます。 ========================= □□ □□ 〇〇大学△△学部 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ========================= |
この例文では、紹介していただいた相手への感謝を具体的に伝えるとともに、得られた学びに触れることで誠実さを示しています。紹介後は早めにお礼メールを送り、好印象を持続させることが大切です。
④再度訪問したい場合のお礼メール例文
OB訪問後に再度お話を伺いたいときは、まずは前回のお礼を丁寧に伝えたうえで、次回訪問への希望をやわらかく添えることがポイントです。
ここでは、再度訪問をお願いする際に使えるお礼メールの例文を紹介します。
件名:先日のOB訪問のお礼と再度訪問のお願い【〇〇大学 □□ □□】 〇〇株式会社 △△様 お世話になっております。〇〇大学△△学部の□□です。 先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。△△様から教えていただいた「業界の最新動向」や「面接での伝え方」のお話は非常に参考になり、自分の方向性を整理することができました。 もし差し支えなければ、今後さらに詳しくお話を伺いたく、改めて訪問の機会をいただけますと幸いです。いただいたアドバイスを活かし、より具体的な質問を準備して臨みたいと考えております。 ========================= □□ □□ 〇〇大学△△学部 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ========================= |
この例文では、前回訪問への感謝を明確にしたうえで、再訪問の希望を丁寧にお願いしています。自分が学んだことや準備の姿勢を示すことで、前向きで誠実な印象を与えられます。
⑤今後も情報交換をお願いしたい場合のお礼メール例文
OB訪問後、良い関係を長く続けたいときは、感謝の気持ちとともに今後も情報交換をお願いしたい意向をやわらかく伝えることが大切です。
ここでは、今後も連絡を取り合いたい場合のお礼メール例文を紹介します。
件名:先日のOB訪問のお礼と今後のご相談について【〇〇大学 □□ □□】 〇〇株式会社 △△様 お世話になっております。〇〇大学△△学部の□□です。 先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。△△様から伺った「業界の最新の取り組み」や「キャリア形成の考え方」は非常に参考になり、自分の進路を考えるうえで大きなヒントになりました。 もし差し支えなければ、今後も情報交換をさせていただき、学びの機会を広げていければ幸いです。私自身も最新の就活状況などお伝えできることがあれば共有させていただきたいと考えております。 ========================= □□ □□ 〇〇大学△△学部 メール:xxxx@example.com 電話:090-xxxx-xxxx ========================= |
この例文では、感謝をしっかり伝えつつ今後の関係継続を希望する姿勢を示しています。相手への一方的なお願いにならないよう、こちらからも提供できる情報がある旨を添えると好印象になります。
OB訪問を次回につなげるためのコツ

OB訪問を一度きりで終わらせず、次回につなげることは就活のチャンスを広げるために欠かせません。ここでは、訪問後に信頼関係を築き、次回につなげるための実践的なコツを紹介します。
- 訪問内容をメモして次回の話題を準備する
- 定期的に近況を報告して関係を継続する
- 次回訪問に向けて質問やテーマをアップデートする
- 同じ社員に再びOB訪問する
- 紹介してもらった別の社員にOB訪問する
①訪問内容をメモして次回の話題を準備する
訪問した内容をその日のうちにメモしておくと、次回の話題を作りやすくなります。
相手がどんな助言をくれたか、印象に残ったポイントは何かを書き留めることで、再訪問時に前回の話を踏まえて話すことが可能です。
こうした準備は相手に「話をきちんと聞いていた」と感じてもらえるでしょう。
さらに、メモには相手の話し方や興味のありそうな分野、自分が感じた課題なども記録しておくと、次回訪問時により具体的な質問や相談ができます。
このように前回の内容を整理することで、より深い話を展開でき、相手に成長を示せるチャンスにもつながるでしょう。
②定期的に近況を報告して関係を継続する
一度会っただけで終わらせず、数か月ごとに近況報告をすると関係を維持できます。進捗や活動状況を簡潔に伝えると「頑張っている」という印象を持たれ、次の機会にもつながりやすくなるでしょう。
報告の際は長文にせず、短くまとめることが大切です。さらに、報告内容には前回いただいたアドバイスを実践してどう変化したか、自分の気づきや成果などを添えるとより印象に残ります。
こうした誠実なフォローアップは、相手に応援したいと思わせるきっかけとなり、信頼関係を強める要因となるでしょう。
③次回訪問に向けて質問やテーマをアップデートする
2回目以降の訪問では、前回の話を踏まえて新しい質問やテーマを準備してください。同じ質問ばかりでは相手に負担をかけてしまいますし、自分の成長が伝わりにくくなります。
最新の業界動向や、自己分析の進捗に合わせて質問を見直すと良いでしょう。また、前回の訪問で答えが得られなかった疑問や、聞きそびれたことを整理し、リスト化しておくと会話がスムーズになります。
自分なりに調べた情報を添えて質問することで、相手に熱意や誠実さが伝わり、より有意義なアドバイスを受けやすくなるでしょう。
④同じ社員に再びOB訪問する
同じ社員に再訪問する際は、前回いただいた助言や学びを活かしていることを具体的に伝えると好印象です。成長や変化を示すことで、より深いアドバイスを得られる可能性があります。
訪問依頼は早めに行い、相手の予定を尊重してください。さらに、再訪問の際には前回とは異なる視点や新しいテーマを用意することで、相手に「この学生はしっかり努力している」と思ってもらいやすくなります。
たとえば「前回のアドバイスを受けて〇〇を実践したところ、△△という成果が出ました」と具体的に伝えると、相手もさらなる指導をしたいと感じるでしょう。
⑤紹介してもらった別の社員にOB訪問する
OB訪問で紹介してもらった別の社員に連絡する場合は、必ず紹介者への感謝を示したうえで進めることが重要です。最初の連絡時には「どなたから紹介を受けたか」を明記し、丁寧な挨拶を添えてください。
これにより、新しいつながりもスムーズに始められます。さらに、訪問後には紹介者へ結果や感想を報告し、協力に対する感謝を改めて伝えると良いでしょう。
このような気配りを積み重ねることで、紹介者との信頼関係がより強まり、別の社員との新しいネットワークも広がっていきます。結果的に、就活全体を有利に進める基盤となるでしょう。
OB訪問を成功に導くための総合ガイド

OB訪問は、社会人の先輩から直接話を聞き、キャリア形成や業界理解を深める大切な機会です。特にOB訪問ですべき質問例をうまく活用することで、より多くの社員とつながり、幅広い視野を得られるでしょう。
この記事で紹介したように、大学やキャリアセンター、SNSなど多様な方法で訪問先を探し、メールや電話で丁寧にアポイントを取り、当日の準備や自己紹介、質問内容、マナーを整えることが重要です。
また、訪問後のお礼メールや定期的な連絡によって信頼を築き、次回の訪問や新たな紹介にもつなげられます。これらの流れを押さえることで、就活全体において大きなアドバンテージを得られるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。