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【例文つき】鉄鋼業界の志望動機を徹底解説!業界の動向や主要企業も紹介

鉄鋼業界を志望しているものの、「面接でどのような志望動機を伝えればいいのか分からない」と悩んでいませんか?

社会の基盤を支える鉄鋼業界は、技術力やグローバルな視点が求められます。しかし、強みや特徴は企業ごとに異なり、説得力のある志望動機を考えるのは簡単ではありませんよね。

そこで本記事では、鉄鋼業界の魅力や向いている人の特徴を解説しながら、効果的な志望動機を作るためのポイントを分かりやすく紹介します。

鉄鋼業界を目指すあなたにとって、納得のいく志望動機が作れるように徹底解説しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

志望動機を書く前に|鉄鋼業界とは

まずは、鉄鋼業界の動向・主要企業4社・職種について説明します。

鉄鋼業界は、日本の経済成長を支えてきた業界で、世界有数の高い技術力と生産性を誇っていることが特徴ですよ。

  1. 鉄鋼業界の動向
  2. 鉄鋼業界を代表する主要企業4社
  3. 鉄鋼業界の職種

①鉄鋼業界の動向

日本製鉄の発表によると、日本の鉄鋼生産量は中国とインドに次いで、世界第3位です。

圧倒的なシェアを誇る1位の中国に対抗するため、日本企業は合併や再編を進めて規模を拡大することで競争力を強化してきました。

また、近年は海外市場の開拓にも積極的に取り組んでいます。

特に、自動車産業で需要が高まる自動車用鋼板などの高付加価値製品分野は、今後さらに成長が期待されるでしょう。

参考:日本製鉄

②鉄鋼業界を代表する主要企業4社

ここでは、鉄鋼業界を代表する主要企業4社を紹介します。

これらの企業は、鉄鋼製品を通じて社会基盤の構築に貢献するとともに、技術革新を進め、グローバル市場でも競争力を発揮しています。

日本鉄製

日本製鉄は、国内外に大規模な製鉄所を所有し、高い生産能力を誇る国内最大の鉄鋼メーカーです。

品質向上と生産性向上だけでなく、流通事業も手掛けることで競争力を強化しているのが特徴ですよ。

また、カーボンニュートラル達成に向け、省エネルギー技術の導入やエネルギー効率向上にも積極的に取り組んでいます。

参考:日本製鉄

JEFスチール

JEFスチールは、鉄鉱石から最終製品の製造までを一貫して手掛ける鉄鋼メーカーです。

「世界最高の技術で社会に貢献」を企業理念に掲げ、高品質の鉄鋼製品をグローバルに提供しています。

また、環境に対応した最先端の製鉄技術や高機能鋼材の開発を進め、製造過程や製品における環境負荷の低減にも力を入れています。

参考:JEFスチール

神戸製鋼所

神戸製鋼所は、鉄鋼とアルミを製造する唯一のメーカーです。

両業種の相乗効果を最大限に引き出し、自動車・航空機・鉄道・造船などの軽量化を促進する素形材分野では国内トップクラスを誇りますよ。

溶接材料やロボットシステム、施工技術を包括的に提供し、「世界で最も信頼される溶接ソリューション企業」を目指しています。

参考:神戸製鋼所

株式会社プロテリアル

株式会社プロテリアルは、特殊鋼や自動車部品、磁性材料などを中心とした高性能材料を提供する企業です。

自動車、電子機器、インフラ分野で使用される製品を取り扱い、エネルギー効率向上や安全性向上をサポートしていますよ。

また、高機能鋼材やパワーエレクトロニクス材料を通じて先進的な技術を駆使した製品開発に注力しており、特に防災やエネルギー分野に強みがあります。

参考:株式会社プロテリアル

③鉄鋼業界の職種

ここでは、鉄鋼業界の主な職種を紹介します。

鉄鋼業界は多岐にわたる職種を抱えており、それぞれが業界の成長に欠かせない役割を担っています。

営業職顧客のニーズを把握し、鉄鋼製品の
製品提案や価格交渉を行う。
研究・
開発職
材料や製造技術の研究、環境配慮や
持続可能な技術開発を行う。
製造・
生産管理職
製造工程の効率化・品質管理・
生産計画の策定をする。
事務職データ入力・書類整理・電話応対などの
オフィス業務で、営業や製造部門を
サポートする。

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志望動機に活かそう!鉄鋼業界で働く魅力は?

ここでは、鉄鋼業界で働く魅力を紹介します。

鉄鋼業界での仕事は、単に製品を生産するだけではありません。世界を変えるような大規模なプロジェクトに関わりながら、自己成長と社会貢献を同時に実現できる貴重な機会を提供してくれるのです。

  1. 将来性が見込める安定した業界である
  2. グローバルに活躍できるチャンスがある
  3. スケールの大きなプロジェクトに関われる
  4. 専門性の高い技術と知識を習得できる
  5. 持続可能な社会への貢献ができる

①将来性が見込める安定した業界である

鉄鋼業界は、将来性が見込まれる安定した業界だと言えます。

国内産業の基盤を支える重要な業界であり、自動車や電化製品、建築用材料などに利用される鉄鋼製品は需要が途絶えることがないからです。

また、環境への配慮や再生可能エネルギーへの転換を背景に、新しい技術が求められているため、業界自体のさらなる成長が期待されています。

安定した業界で働けることは、将来的なキャリア形成の大きな力となってくれるでしょう。

②グローバルに活躍できるチャンスがある

鉄鋼業界では、グローバルに活躍できるチャンスがあります。

国内だけでなく、世界市場での国際的な取引や技術交流が盛んであるため、海外拠点での仕事や出張の機会が豊富なのです。

語学力や異文化理解が求められますが、グローバルな視野を持って豊かなキャリアを築けることは大きな魅力でしょう。

③スケールの大きなプロジェクトに関われる

鉄鋼業界には、世界規模で展開されるプロジェクトに携わるチャンスがあります。

高品質な日本の鉄鋼は、海外の巨大橋梁や高速鉄道、エネルギー施設の建設など、国際的なプロジェクトにおいても使用されてきました。

自分が手掛けた製品が、地球規模で社会インフラの一部となって多くの人々の生活を支えていることへの誇りは、仕事のやりがいにも繋がります。

④専門性の高い技術と知識を習得できる

鉄鋼業界では、最先端の技術と高度な専門知識を習得できます。

特に研究開発や製造技術に携われば、これまでにない優れた特性を持つ新素材や製品を開発するチャンスに恵まれるでしょう。

例えば、引っ張り強度や耐食性を向上させるために合金元素を調整する技術は、高度な専門性を必要とします。

このような技術と知識を習得して、自分の成長を感じながら働けることは魅力です。

⑤持続可能な社会への貢献ができる

鉄鋼業界は、持続可能な社会への貢献にも大きな役割を果たしています。

かつては、鉄鋼の製造過程における高いエネルギー消費やCO2の排出が問題視されていました。

しかし近年では、低炭素鋼の開発やリサイクル技術の向上により、環境への負荷を最小限に抑える取り組みがされています。

鉄鋼業界で働くことは、環境に配慮した製品作りや持続可能な社会の実現に貢献することに繋がるのです。

適性を知ろう!鉄鋼業に向いている人は?

ここでは、鉄鋼業界に向いている人の特徴を紹介します。

志望動機を書く際には、業界の特性を理解し、自分の強みと結びつけることが大切です。

  1. 技術や工程の改善に関心がある人
  2. 粘り強く挑戦し続ける姿勢を持つ人
  3. ものづくりに強い情熱を持つ人
  4. スケールの大きな仕事に挑戦したい人
  5. 新しいことに興味を持ち、主体的に行動できる人

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

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①技術や工程の改善に関心がある人

鉄鋼業界は、技術や工程の改善に関心がある人が向いています。

より効率的で高品質な製品を生み出すためには、日々の業務の中で課題を見つけ、より良い方法を模索する姿勢が大切なのです。

データ分析や最新技術の導入に興味を持ち、改善提案を積極的に行える人は、貴重な人材として重宝されます。

②粘り強く挑戦し続ける姿勢を持つ人

鉄鋼業界には、粘り強く挑戦し続ける人が向いています。

技術開発や工程改善は時間がかかることが多く、さまざまな困難に直面するため、一度の挑戦で成功するとは限りません。

そのため、長期的な視点で試行錯誤を重ねながら成果を追求できる人が活躍するのです。

問題解決の過程を楽しみながら着実に前進できる人は、鉄鋼業界において欠かせない存在です。

③ものづくりに強い情熱を持つ人

鉄鋼業界は、ものづくりに強い情熱を持つ人が向いています。

特に原料から製品を作り上げる現場では、高温で鉄を加工し、精密な技術で形を整える工程に、創意工夫とこだわりが必要です。

自分の手で社会を支える製品を生み出すことに情熱を注げる人こそ、この業界で大きなやりがいを感じられるでしょう。

④スケールの大きな仕事に挑戦したい人

鉄鋼業界は、スケールの大きな仕事に挑戦したい人に向いています。

建築・インフラ・自動車・船舶など、社会を支える大規模なプロジェクトでは、数百トンもの鉄を加工し、世界中で使われる製品を生み出す仕事に携わります。

これらのプロジェクトが完了した時には、他では味わえない達成感を得られるでしょう。スケールの大きなものづくりに挑戦したい人にとっては、まさに最適な業界だと言えます。

⑤新しいことに興味を持ち、主体的に行動できる人

鉄鋼業界は、新しいことに興味を持ち、主体的に行動できる人が向いています。

技術革新によって新しい材料や製造技術が次々と登場するため、変化を前向きに受け入れ、新たな知識を積極的に学ぶ姿勢が求められるからです。

自ら課題を見つけて主体的に行動することは、業界内での活躍の幅を広げることにも繋がります。

鉄鋼業界を志望する就活生がやっておくべきこと

ここでは、鉄鋼業界を志望する就活生がやっておくべきことについて紹介します。

就職活動を成功させるためには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

  1. インターンに参加し、企業ごとの特徴や強みを理解する
  2. 各社の採用方式や選考プロセスを事前に調査する
  3. グローバルな業界で活躍するために語学力を磨く
  4. 業界特有の視点を持った逆質問を準備し、面接対策を万全にする

①インターンに参加し、企業ごとの特徴や強みを理解する

志望動機を魅力的に書くためには、インターンシップに参加して、企業ごとの特徴や強みを理解することをおすすめします。

製鉄所や製品加工工場での実務を経験すれば、製造プロセスや技術について深く学べるからです。

また、企業のビジョンや事業戦略を直接知ることができ、どの企業が自分に合っているかを見極める助けにもなるでしょう。

②各社の採用方式や選考プロセスを事前に調査する

志望動機を書く際には、企業ごとの採用方法や選考の進め方を事前に調べておくことも大切です。

鉄鋼業界には、技術職だけでなく、商社として鉄鋼業務を行う企業もあります。

例えば、鉄鋼専門の商社で働く場合、主な仕事は鉄鋼製品の販売や取引・営業・貿易業務ですよ。

技術職と営業職では、採用方法や選考内容が大きく異なるため、事前にどんな仕事が求められ、どんなスキルが必要かを確認しておくことが重要です。

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③グローバルな業界で活躍するために語学力を磨く

鉄鋼業界はグローバルに展開しているため、外国語のスキルを磨いておくと選考を有利に進められます。

特に英語や中国語など、ビジネスでよく使用される言語を習得しておくと、海外の鉄鋼メーカーや顧客との直接的なやり取りが可能になり、国際市場における企業の競争力を高める戦力となれるでしょう。

海外の最新技術や市場動向を迅速にキャッチアップすることにも繋がるため、業界で活躍する上で大きな武器となりますよ。

④業界特有の視点を持った逆質問を準備し、面接対策を万全にする

面接時には逆質問の機会が与えられるため、業界特有の視点を持った逆質問を準備しておきましょう。

例えば、「鉄鋼業界での新技術や脱炭素化に向けた取り組みについて」「今後成長が期待される新興国の鉄鋼需要について特に注目している国は?」などの質問ができれば、業界の最前線に興味を持っていることを示せます。

また、自分のキャリアプランに合った質問をすることで、採用担当者との対話がより有意義なものになります。逆質問をしっかりと準備し、鉄鋼業界への情熱と理解をアピールしましょう。

鉄鋼業界の志望動機を組み立てる4つのステップ

ここでは、鉄鋼業界の志望動機を組み立てる4つのステップを紹介します。

志望動機を考える際は、自身の経験や価値観と照らし合わせながら、鉄鋼業界で働く理由を明確にしていきましょう。

  1. 鉄鋼業界を志望する理由を端的に述べる
  2. その理由を裏付ける具体的なエピソードを紹介する
  3. 数ある企業の中からその会社を選んだ理由を明確にする
  4. 入社後にどのように貢献できるかを伝える

①鉄鋼業界を志望する理由を端的に述べる

最初に、鉄鋼業界を志望する理由を端的に述べます。

例えば、「社会の基盤を支える役割に魅力を感じた」や「技術力の高さに興味を持った」などの具体的な理由を示すと良いでしょう。

最初に結論を端的に述べると、採用担当者は応募者がアピールすることを理解しやすくなります。

②その理由を裏付ける具体的なエピソードを紹介する

次に、鉄鋼業界への興味が芽生えるきっかけとなった、具体的な経験やエピソードを紹介します。

例えば、大学での研究やインターンシップ、あるいは業界関連のプロジェクトに参加した際の出来事を取り上げ、その経験が自分にどのような影響を与えたのかを説明すると良いでしょう。

具体的なエピソードを交えることで、志望動機に具体性と信頼性が増し、応募者の熱意がより伝わりやすくなります。

③数ある企業の中からその会社を選んだ理由を明確にする

続いて、エ多くの企業の中から、その企業を選んだ理由を明確に述べます。企業の強みや特徴、共感するポイントを挙げ、自分の価値観や目標とどのように一致しているのかをアピールしましょう。

例えば、その企業の技術革新への取り組みやグローバルな事業展開に魅力を感じている、企業理念に共感したなどを具体的に述べられると好印象です。

応募先の企業に対する理解と興味を示せば、本気で入社したいという意欲を示せます。

➃入社後にどのように貢献できるかを伝える

最後に、入社後、自分がどのような形で企業に貢献できるのかを具体的に説明します。

例えば、「自身のデータ分析能力を活かして製造プロセスの効率化に貢献したい」や「技術開発部門で新しい製品開発に挑戦したい」など、具体的な貢献方法を述べると良いでしょう。

自分の強みやスキルを活かしてどのように貢献できるかを示すことで、採用担当者に「入社後すぐに活躍できそうだ」と感じさせられます。

【例文6選】鉄鋼業界の志望動機

ここでは、鉄鋼業界の志望動機の例文を6つ紹介します。好印象を与える志望動機の作成の参考にしてください。

  1. 志望動機|社会基盤を支える仕事に魅力を感じた
  2. 志望動機|ものづくりへの情熱を活かしたい
  3. 志望動機|グローバルに活躍できる環境に挑戦したい
  4. 志望動機|技術革新や環境課題の解決に貢献したい
  5. 志望動機|大規模プロジェクトに携わりたい
  6. 志望動機|新しい技術に挑戦し、業界を牽引したい

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①志望動機|社会基盤を支える仕事に魅力を感じた

ここでは、社会インフラへの関心を起点に鉄鋼業界を志望する例文の添削を紹介します。

抽象的な表現や一般論に終始せず、「なぜ鉄鋼業界なのか」「なぜその企業なのか」を言語化することが、評価される志望動機の鍵です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、社会基盤を支える仕事に携わりたいという想いがあり、あらゆる産業の根幹を担う素材産業として、社会インフラやモノづくりを支えている社会貢献性の高い鉄鋼業界を志望いたしました。
添削コメント|「社会基盤を支える」というのは幅広い表現で、鉄鋼業界以外の業界にも当てはまってしまいます。そこで、より「なぜ鉄鋼業界なのか」という要素を具体的に入れ込んだ表現に修正し、志望度の高さと業界理解の深さを強調しました。
【根拠となるエピソード】
幼い頃、橋やビルなどの大型構造物を見るたびに、「なぜこんなに大きなものが壊れずに建っていられるのか」と興味を持ったことが、ものづくりに関心を持つきっかけでした。構造物の仕組みや素材に対する関心が生まれたきっかけです。これにより、次第に社会の基盤を支える技術に魅力を感じるようになりました。
添削コメント|「ものづくり」という表現だけでは鉄鋼業界との具体的なつながりが読み取りにくいため、より関連性の強い「構造物→素材→社会基盤技術への関心」といった内容を加え、因果関係の流れを明確にしました。
【エピソード詳細】
大学では経済学を専攻し、インフラ整備の投資効果について学びました。その中で、鉄鋼は建設や輸送など多くの分野に欠かせない素材であり、日本の発展を支えてきた存在であることを知りました。講義でインフラ関連産業の経済効果を調べる中で、鉄鋼は建設・交通・エネルギーといった基幹分野に不可欠な素材であり、その安定した供給が経済と生活を支えていることから「鉄鋼の立場から社会インフラを支えたい」という思いが生まれした。
添削コメント|「鉄鋼が建設や輸送に欠かせない」はあまりにも一般論すぎるため、同じ内容をより具体的な言葉で言い換え、さらに鉄鋼業界を志望する理由まで繋げて記しました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、建設資材や機械部品など多岐にわたる製品を通じて、幅広い社会インフラに貢献している点に惹かれました。国内外の建設・製造分野に向けて安定した鉄鋼供給を続けており、インフラの根幹を支えています。また、環境負荷低減に向けた技術開発にも注力しており、将来性のある企業であると感じております。CO2排出削減技術の開発や再生可能エネルギーとの連携など、サステナビリティに向けた取り組みにも積極的であり、今後の社会課題に正面から取り組む姿勢にも共感しました。
添削コメント|全体的に志望理由の抽象度が高く、企業のどこに魅力を感じているのか分かりにくい文章でした。そこで、「安定した鉄鋼供給」「CO2排出削減技術の開発や再生可能エネルギーとの連携」など、具体的な企業の取り組みに言及し、魅力をアピールしています。
【入社後】
入社後は、現場での製造プロセスや営業活動を通じて鉄鋼製品の役割を深く理解し、社会に必要とされる製品を提供し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。素材の特性や用途への理解を深めたうえで、顧客のニーズに合った提案を行うことで、持続可能な社会基盤づくりの一翼を担いたいと考えています
添削コメント|添削前の文章は、個人の展望というよりも会社全体の話になってしまっていました。そこで、入社後の個人の目標(今回は営業職)をアピールする文章に変更しました。

【NGポイント】
志望動機全体が抽象度の高い文章になっており、読み手が志望者のことをしっかりと理解できない文章になっていました。特に「ものづくりへの関心」や「魅力を感じた」など、志望理由の裏付けが不十分でした。

【添削内容】
抽象的な部分はすべて、具体的なエピソードや学びに基づいた内容に差し替えました。特に、経済学で学んだ内容と鉄鋼の社会的役割のつながりを明確化し、企業選びのパートでは職種面での具体的にな目標に言及しました。

【どう変わった?】
志望理由と企業選びに明確な根拠が加わり、「この人はなぜ鉄鋼業界を選び、なぜうちの会社を希望しているのか」が一読で理解できるようになりました。

【今回の志望動機のコツ】
・原体験と業界の特徴をつなぐ
・一般論で終わらせない
・企業研究の深さを示す

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②志望動機|ものづくりへの情熱を活かしたい

ここでは、ものづくりの情熱を志望理由のベースとする志望動機例文を添削しています。

鉄鋼業界への志望動機を語るうえでは、「素材産業としての役割」を正しく理解したうえで、自分の体験や価値観と結びつけることが重要です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、身近な「もの」ができる過程に興味を持っており、社会の基盤を支える鉄鋼業界で、自分の手で価値ある製品を生み出したい素材の力で社会に貢献できる製造の一端を担いたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「製品を生み出す」という表現は完成品メーカーを連想させ、鉄鋼業界(素材産業)の特性とずれてしまいます。鉄鋼業界では「製品を支える素材」を生み出すのが本質であるため、「素材の力で社会に貢献」と置き換えました。
【根拠となるエピソード】
私は幼い頃からプラモデルや工作が好きで、完成したものを見るたびに達成感を味わっていました。この経験が、ものづくりへの強い関心の原点です。こうした自らの工夫が形になる面白さに魅了され、ものづくりに関わる仕事への関心を深めていきました
添削コメント|「ものづくりへの関心の原点です」は、志望理由とのつながりを理解しにくいこと・プラモデルや工作の経験の特にどこに魅力を感じていたのかがわかる文章に添削しました。
【エピソード詳細】
また、大学では工学系の基礎を学びながら、金属加工の工場見学にも参加しました。実際に鉄が加工され、部材へと変化していく過程や社員の方の説明を通して、目に見えない技術の積み重ねが社会を支えていることを実感し、ますます「素材」から社会を支える鉄鋼業界に惹かれるようになりました。
添削コメント|ものづくりの中でも、どうして鉄鋼(素材系)のメーカーを志望しているのかが、この文章で理解できるようになっています。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は国内外に幅広い供給網を持ち、素材を通じて社会と深く関わる姿勢に共感し、インフラや自動車など多くの分野に貢献されています。特に自動車向けの高強度鋼材やインフラ建設向けの素材提供など、社会基盤を支える分野で高い実績を持たれている点に魅力を感じました
添削コメント|「多くの分野に貢献されています」は他社でも使える凡庸な表現で、企業の独自性が伝わりません。企業選びでは「なぜこの会社か」が問われるため、具体的な製品分野や社会への貢献事例を挙げることで企業理解の深さを示しました。
【入社後】
入社後は現場での知識や工程を一つずつ習得し、将来的にはお客様の課題に対して提案できるような存在を目指したいです。より品質の高い素材を安定供給できるよう、現場と密に連携しながら改善提案を行える技術者を目指します。地道な努力を積み重ね、現場と製品の品質向上に貢献していきます。
添削コメント|「お客様への提案」は営業職のニュアンスが強く、製造・技術系志望としては的外れな印象を与えかねません。鉄鋼業界の業務に即し、現場改善や品質向上といった視点にシフトすることで、「ものづくり」の話と整合性を持たせています。

【NGポイント】
もとの例文では、鉄鋼業界が「製品をつくる業界」と誤解されている表現が目立ちました。また、鉄鋼業界ならではの内容が少なく、職種理解が浅いと捉えられかねない文章でした。

【添削内容】
鉄鋼業界についてを「素材産業としての立ち位置」に即した言い回しへと修正しました。また、志望理由に対する根拠が論理的につながるように、体験の描写を具体化し、志望理由と原体験の因果関係を明らかにしました。

【どう変わった?】
業界と職種に沿った内容に変わり、志望度やキャリアについての考えが明確になりました。また、その企業特有の内容を組み込むことで企業理解が進んでいる印象を与えることもできています。

【今回の志望動機のコツ】
・業界の役割を正確に示す
・原体験は具体的に
入社後の展望に職種に沿わせる

③志望動機|グローバルに活躍できる環境に挑戦したい

ここでは、「グローバルに活躍したい」という志向を持つ志望動機の例文を添削しました。

志望動機では、原体験からその企業を志望するまでの背景を論理的に繋げることが重要です。きちんと根拠が相手に伝わる構成になっているかを確かめましょう。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、世界中のインフラを支える鉄鋼業界で、グローバルに活躍できる環境に挑戦したい多様な国や業界と関わりながら、国際的な鉄鋼流通に貢献していきたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「グローバルに活躍したい」は端的で伝わりやすい表現ではありますが、これだけではやや志望動機としては弱いです。そこで「どのように関わるのか」まで踏み込むことで、自身の目標と職務理解が明確に伝わる表現に変更しました。
【根拠となるエピソード】
幼少期に海外で生活した経験から、世界と関わる仕事に漠然とした憧れを抱いていました異なる文化や価値観を持つ人々と協力しながら物事を進めることの面白さを知り、将来的には国際的な舞台で活躍できる仕事に携わりたいと考えるようになりました。大学時代にはその思いを具体化させるため、国際経済や貿易の仕組みについて学びを深めました。
添削コメント|「世界と関わる仕事との漠然とした憧れ」は動機として弱く、説得力に欠けます。添削後は「海外生活で得た価値観→興味の方向性→学びの選択」と因果関係が明確で、企業側にも成長意欲と行動力が伝わります。
【エピソード詳細】
ゼミでは鉄鉱石や石炭などの資源が世界経済に与える影響を調べる中で、鉄鋼産業が各国の成長に欠かせない存在であることを知りました。また、資源調達から製品供給までをグローバルに展開する企業のスケールの大きさに強く惹かれました特に、資源調達から供給までを一貫して担う鉄鋼業界の構造に関心を持ち、そのスケールの大きさが社会基盤に与える影響に魅力を感じました
添削コメント|「スケールの大きさに惹かれた」は感情ベースであり、なぜスケールの大きさに関心を持ったのかが不明瞭でした。改善後は、「構造への関心」→「社会的影響の認識」とつながりが明確になり、理解度の深さが伝わります。
【企業を選んだ理由】
貴社は国内外のネットワークを活かし、資源調達から販売まで幅広く展開されており貴社はアジアや欧米との取引をはじめとした国際的なネットワークを築き、安定した供給体制と高度な調整力を強みにされており、世界とダイナミックに関われる点に魅力を感じています。
添削コメント|「国内外のネットワーク〜展開されており」は他社にも当てはまる一般論で、「その企業だからこそ」というアピールが弱くなっています。具体的な地域名や体制面に言及することで「なぜその企業なのか」を明確にし、説得力を持たせました。
【入社後】
入社後は、まず営業や物流の現場で経験を積み、将来的には海外事業にも携わりながらその後は語学力と交渉力を活かして海外との取引業務にも挑戦しながら、国際的な鉄鋼の流通を支える人材へと成長したいです。
添削コメント|「海外事業に携わりたい」だけではやや浅く、「入社後の成長ビジョンがあまり具体的に見えていないのでは?」と捉えられる可能性がありました。改善後では、具体的なスキルと業務内容を結びつけることで、入社後のビジョンに実現性と主体性が加わっています。

【NGポイント】
全体として、「なぜグローバルに働くために鉄鋼業界を志望するのか」「どのように関わりたいのか」が不明確でした。そのためには、関心を持った背景や思考を具体的に描写する必要があります。

【添削内容】
曖昧な言い回しを削除し、すべての項目で動機や関心に至った背景・きっかけ・目指す方向性を具体化しました。特に、「なぜ惹かれたのか」「どう活躍したいのか」といった主語と目的を明確にするよう意識して書き直しています。

【どう変わった】
志望動機に筋の通ったロジックが生まれ、企業視点でも評価されやすい内容に進化しました。自分の経験を出発点に、学び・関心・キャリアの方向性がつながっており、納得感とリアリティのある志望動機になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・志望した具体的な背景を記す
・原体験と動機に論理的な繋がりを示す
・他社との差別化を明記

➃志望動機|技術革新や環境課題の解決に貢献したい

ここでは、「社会課題への関心や技術革新への興味」という志向を持つ志望動機の例文を添削しました。

鉄鋼業界を志望する際は、「技術革新や環境問題に関わる上で、なぜ鉄鋼でなければならないのか」を具体的に示すことが重要です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、特に気候変動や資源制約といった環境課題に対し、社会を支える基盤である鉄鋼の安定供給と、持続可能なものづくりの両立に魅力を感じ、鉄鋼業界で技術革新や環境課題の解決にを通じて貢献したいと考えています。鉄鋼業界を志望しました。
添削コメント|志望動機と業界選びの理由が微妙に繋がっていませんでした。そこで、環境問題の中でも具体的にどういった分野に関心があるのか伝わる文章を追記し、「環境問題を解決したい」という思いと「そのためになぜ鉄鋼業界を選んだのか」の2点を明確にしました。
【根拠となるエピソード】
高校時代、理科の授業で再生可能エネルギーに関する実験に取り組んだ経験があり、資源を有効活用する技術への関心が高まりました。限りある資源をどう活かすかを自ら考える中で、素材やエネルギーの使い方が社会の仕組みに大きな影響を与えることを実感しました。この興味は大学での学びにもつながっています。
添削コメント|「関心が高まりました」だけではどの領域に関心があるのか分かりづらく、説得力が弱くなります。改善では「考えた内容」や「気づき」を含め、自分の視点の変化を描写することで、関心の深さを補いました。
【エピソード詳細】
大学では環境経済学を学び、省エネ技術やリサイクルの重要性について理解を深めました。素材におけるエネルギー効率に着目し、環境負荷の小さい生産技術を調べる中で、貴社が脱炭素化に向けて最前線で取り組んでいることを知り、志望度が高まりました。
添削コメント|そもそもの「素材やエネルギー」への興味をきっかけとして、高校→大学→志望企業への関心を深めたという流れが、納得感のある形で説明されており、特段の添削は不要です。
【企業を選んだ理由】
貴社は高炉の効率化や電炉化の推進など、環境対応に先進的な技術開発を行っており、CO₂排出量削減に向けたプロセス改革や水素還元製鉄などの革新的技術にも挑戦しており、持続可能な社会づくりに大きく貢献している点に魅力を感じました。
添削コメント|「先進的な技術開発」は他社でも使える表現のため、鉄鋼業界特有の取り組み(例:水素還元製鉄)を具体的に挙げることで、企業研究の深さと納得感を高める形で添削しています。
【入社後】
入社後は、環境負荷の低減に寄与する製造プロセスの改善や、新素材の開発に携わり、高効率な製造技術の導入や設備改善を通じて、CO₂排出削減に直接関われる業務に携わり、社会全体の持続可能性に貢献できる技術者を目指します。
添削コメント|「新素材の開発」は、これまでの「環境負荷の低い生産技術・製造過程に関心がある」という本筋とズレた内容であり、一貫した内容になるように添削しました。

【NGポイント】
もともとの文章は、どの環境課題や環境技術に関心があるのかが不明瞭で、それゆえになぜその企業を志望しているのかも伝わるづらい文章になっていました。また、企業を選んだ理由に業界特有の視点が弱く、他社との差別化が不十分でした。

【添削内容】
抽象的だった表現を、自分の経験や行動と結びつけた具体的な描写に変更しました。さらに、企業選定の理由には業界特有の技術や取り組みを挙げ、志望度の高さと理解の深さが伝わるよう整えました。

【どう変わった?】
内容がより具体化されたことで、就活生としての視野の広さや問題意識の高さが明確に伝わるようになりました。企業から見て「なぜ鉄鋼業界なのか」「なぜ当社なのか」が一貫した文脈で理解でき、評価につながりやすい構成になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・関心のある分野を明記する
・原体験をはっきりと書く
・他社との差別化を明記する

⑤志望動機|大規模プロジェクトに携わりたい

ここでは、鉄鋼業界における「大規模プロジェクトへの参加」という魅力に焦点を当てた志望動機の例文を添削しました。

単なる憧れではなく、実体験と自分の価値観に根ざした理由で語ることで、企業に対して説得力のある志望動機に仕上げることが重要です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、大規模な社会インフラを支えるものづくりに携わりたいという思いから、鉄鋼業界を志望いたしました。特に、構造物の基盤となる鉄の製造を通じてインフラの根幹を担う鉄の製造現場で、多くの人の生活を支える実感を得ながら、社会の発展に貢献したいと考えています。
添削コメント|元の文章はやや淡白な印象だったため、「インフラの根幹を担う」や「多くの人の生活を支える」といったように表現に緩急をつけることで、読み応えのある文章に添削しています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、ゼミで都市開発について学ぶ中で、橋やビルといった構造物の基礎に鉄鋼が使われていることを知り、その重要性に興味を持ったことが志望のきっかけです鉄が都市全体を支える存在であると実感し、「社会を土台から支える仕事」に強く惹かれるようになりました
添削コメント|「重要性に興味を持った」という表現は抽象的で、自身の価値観との結びつきがわかりにくい印象でした。添削後は「社会を下支えする仕事」という軸を明示し、職業観との一致が自然に伝わる文章になっています。
【エピソード詳細】
実際に社会科見学で製鉄所を訪れ、原料から鉄がつくられる工程を目の当たりにした際は、スケールの大きさとそれを支える人々の技術に感動しました各工程が綿密に連携しながら巨大な設備を動かす様子に、現場の迫力と技術の精密さを感じました。巨大な設備と複数の工程を一体となって動かす現場を見て、自分もこのような環境で働きたいという思いが強まりました。自分も多くの人と連携しながら、大きなプロジェクトを支える一員として働きたいと強く思いました。
添削コメント|「感動した」「働きたい」は評価が分かれる表現です。そこで「連携」「精密さ」「大きなプロジェクト」といった具体性を加えることで、大規模プロジェクトへの関心と自身の志向が明確になり、企業に伝わりやすくなっています。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は国内外に広く事業を展開し、大規模プロジェクトにも数多く関わっていることから、自分の成長と社会貢献の両立が図れると感じ、志望いたしましたいます。私も多様な案件に携わる中でスキルを磨きながら、鉄鋼という基幹素材を通じてインフラ構築に関わりたいと強く感じ、志望いたしました。
添削コメント|「成長と社会貢献の両立」は並列で表すと違和感のある文章です。改善文では「鉄鋼という基幹素材」「インフラ構築」など鉄鋼業界ならではの要素を盛り込みつつ、「〜ながら」という表現にすることで、文章の違和感と志望理由の説得力を改善しました。
【入社後】
入社後は、生産工程の理解を深めながら、より効率的で安全なものづくりに貢献し、将来的には海外プロジェクトにも携わりたいと考えています将来的にはプロジェクトの中核として、多国間での協業にも対応できるような技術と視野を身につけたいと考えています。
添削コメント|「海外プロジェクトに携わりたい」は唐突で理由が示されていなかったため、改善後は「中核」「協業」「視野を身につけたい」といったスキルに着目した表現に変えることで、キャリア形成や将来的な活躍像が明確に伝わる文章としています。

【NGポイント】
「成長と社会貢献の両立」や「海外プロジェクトに携わりたい」といった文言で背景が語られておらず、どの企業にも通じる汎用的な内容になっていた点が評価を下げる要因となっていました。

【添削内容】
「連携」や「中核」「基幹素材」といった業界性を感じさせる語句を追加し、志望動機に鉄鋼業界との明確な接点を持たせています。全体を通して、一貫した論理とストーリー性がある構成へと調整しました。

【どう変わった?】
自身の関心が実体験と価値観に根ざしていることが伝わり、企業側としては「志望度の高さ」や「配属後の活躍イメージ」を描きやすくなりました。大規模プロジェクトに対する関心も表現に説得力が生まれる文章になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・なぜその企業なのかを明確にする
・原体験と業界を結びつける
・将来像に現実味を持たせる

⑥志望動機|新しい技術に挑戦し、業界を牽引したい

ここでは、「新技術への挑戦意欲」を軸に鉄鋼業界への志望する例文を添削しました。

志望動機を作成する際は、業界の特徴や時代背景と、自身の経験をどう結びつけるかが重要です。具体的なエピソードと業界理解のバランスを意識しましょう。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、新しい技術に積極的に挑戦し、鉄鋼業界の発展を支える存在になりたいと考えています。志望しました。社会インフラを支える鉄鋼は今後も高い需要が見込まれ、将来性のある業界だと感じています。特にカーボンニュートラル実現に向けた素材改革の重要性から、今後ますます技術革新が求められる業界だと考えており、強い関心を抱いております。
添削コメント|「将来性がある業界」という抽象表現は多用されがちで説得力に欠けます。改善後では具体的な使用分野や社会的背景(カーボンニュートラル実現等)を加え、なぜ「新しい技術」に挑戦したいのかが業界理解に基づいて伝わるように構成しています。
【根拠となるエピソード】
幼い頃、建設現場で働く父の影響で、モノづくりに対して強い憧れを抱いていました。大学では工学を学び、実験やレポートを通じて、地道な積み重ねが大きな成果を生む喜びを実感しました。大学では工学系の研究室に所属し、構造材料に関する基礎実験に取り組みました。繰り返し試行錯誤を重ねる中で、データのズレや想定外の反応を一つずつ分析し、結果をまとめて考察するプロセスにやりがいを感じました。
添削コメント|「実験やレポートを通じて〜」は曖昧な表現で独自性が伝わりません。改善後では研究テーマ・姿勢・得た気づきを具体的に示し、モノづくりへの憧れが実体験に基づくものであることを論理的に伝えています。
【エピソード詳細】
特に、複数の実験を比較検討しながら結果を導く過程では、わずかな条件の違いが素材の性質を変えることを知り、素材開発の奥深さに魅力を感じました。素材設計が製品性能に直結する面白さに気づきました。この経験から、鉄鋼のように日常を支える素材に携わり、より良い製品づくりに貢献したいと思うようになりました。
添削コメント|元の文章も大きな問題はありませんが、技術的な興味のポイントを具体的に表現することで、より鉄鋼素材への関心の流れが自然かつ納得感のある形に添削しました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は高炉一貫体制や研究開発への投資に強みを持ち、新技術への挑戦を惜しまない姿勢に魅力を感じています。近年では高張力鋼板や電磁鋼板など、軽量化と高性能を両立する製品開発に注力しており、その技術力の高さに惹かれました。
添削コメント|「貴社の姿勢に魅力を感じた」だけでは企業選びの理由として弱いため、具体的な製品や開発方針に言及することで、企業研究の深さと志望の納得感を高めました。
【入社後】
入社後は、開発や製造の現場で技術を磨きながら、より軽量で強度の高い製品づくりに貢献し、鉄鋼業界の可能性を広げる一員として尽力していきたいです。鉄鋼の新たな需要を見据えた素材開発や製造プロセス改善に携わり、用途に応じた最適な素材提供を通じて社会の基盤づくりに貢献したいと考えています。
添削コメント|「軽量で強度の高い製品作りに貢献したい」という表現は汎用的すぎてやや独自性に欠けます。そこで開発・改善という具体的アクションに焦点をあて、企業の事業と自身の志向がつながるよう調整し、入社後の活躍イメージをより明確にしました。

【NGポイント】
就活生にありがちなテンプレートな表現が目立ち、特に「魅力を感じた」「将来性がある」といった表現は、業界理解の深さを伝えるには不十分です。また、エピソードでも経験の詳細や背景が曖昧で、人物像や志望動機への説得力が欠けていました。

【添削内容】
すべての項目において、抽象的な表現を避け、具体に置き換えることで内容に厚みを加えました。特にエピソード部分では、研究の過程や気づきを丁寧に描き、企業理解の部分では製品名や技術方針に言及することで納得感を高めています。

【どう変わった?】
応募者の興味関心が単なる憧れではなく、具体的な体験や知識に裏付けられたものであると伝わる内容になりました。企業側としても「なぜ鉄鋼か」「なぜ当社か」「どう活躍したいか」が明確になり、採用後の活躍イメージを持ちやすくなったでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
汎用的な表現を避ける
・企業独自の取り組みに言及
・入社後の展望を具体化

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鉄鋼業界への志望動機を練り上げよう

鉄鋼業界の志望動機では、業界の動向と自分の強みをしっかりと結びつけ、自分がどのように貢献できるかを明確に伝えることが大切です。

この記事で紹介した例文を参考に、自身の経験や熱意をしっかりと表現してください。

鉄鋼業界への志望動機が、企業の採用担当者にとって印象深いものとなり、次のステップへと進む手助けになれば幸いです。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。