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【例文7選】医療事務の未経験者の志望動機はどう書く?無資格でも受かるコツも紹介!

医療事務は未経験者でもチャレンジしやすい職種ですが、採用されるためにはしっかりとした志望動機が必要です。

とくに未経験者は、なぜ医療事務を志望しているのか、その理由を明確に伝えなければなりません。

そこで本記事では、志望動機の書き方のコツやポイントを例文付きで紹介するとともに、無資格でも受かるためのコツも徹底解説していきます。

未経験でも医療事務として働きたい方は、ぜひ参考にしてください。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

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紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

吉田

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新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

医療事務未経験者の志望動機の書き方

医療事務の未経験者が採用されるためには、他の応募者との差をどう作るかがポイントです。

ここでは、志望動機を書く上で大切な要素を4つ解説します。

①医療事務を志望する理由を分かりやすく伝える

採用担当者にとって重要なポイントは、「医療事務で働きたいと思った具体的な理由」です。

「なぜ他の職種ではなく、あえて医療事務なのか」を分かりやすく伝え、あなたの意欲をしっかりとアピールしてください。

具体例としては「人の力になることに憧れており、医療の力になりたいと思っている」と、志望動機には必ず具体的な理由を取り入れましょう。

医療事務の志望動機を伝える際は、他の職種と差別化して理由を伝えましょう。

事務を志望する根拠や過去経験などがあれば伝えると良いですよ。

②なぜこの病院・クリニックなのかを明確にする

多くの病院やクリニックがある中でなぜその場所を選んだのか、具体的な理由を伝えましょう。

応募先の医療機関の特徴や理念に共感したエピソードがあると、熱意が伝わります。

具体例としては「貴院が地域に根ざした医療を大切にしていることに共感した」と、応募先の特徴をしっかりと捉えた説明が効果的です。

③自分の強みや過去の経験がどう活きるのかを説明する

未経験であっても、これまでの経験や強みを活かせる場面があるはずです。

たとえば、接客業や事務職で培ったスキルが医療事務の仕事に役立つことをアピールするのも手段のひとつでしょう。

具体例としては「過去に接客業で身に付けたコミュニケーション能力を活かし、患者様に安心感を与えたい」と、自分の強みをどう医療事務で活かすのかを具体的に述べましょう。

ただ強みだけをアピールしても説得力は高まりません。

強みと同時に過去の経験や強みが発揮されたエピソードを伝えることで、主張が具体的になり、結果として説得力も増すのです。

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④目標やキャリアプランで本気度を示す

採用担当者にとっては、応募者が長期的に働く意欲があるかどうかも重視するポイントです。

志望動機に「医療事務としての目標」や「今後のキャリアプラン」を盛り込み、本気度を示しましょう。

具体例としては「将来的には医療事務のリーダーシップを発揮し、より多くの患者様に貢献できるようになりたい」と、具体的なビジョンを示すと成長意欲が強く伝わります。

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未経験でも志望動機の通過率を上げる3つのポイント

未経験者でも、正しい方法で志望動機を書けば採用されるチャンスは十分にあります。

ここでは、志望動機の通過率を高めるためのポイントを3つ紹介します。

①履歴書・職務経歴書をそれぞれ使い分ける

応募者の情報を伝える上で重要な履歴書と職務経歴書は、それぞれの役割に応じて使い分けるのがポイントです。

履歴書には基本的な情報や学歴、資格を簡潔にまとめてください。

一方、職務経歴書では過去の業務経験やスキルを具体的にアピールしましょう。

とくに職務経歴書では過去の仕事で身に付けたスキルが、医療事務にどう活かせるか上手く強調できるかが、採用への鍵です。

②結論を短く分かりやすく書く

志望動機を書く際は結論を先に述べ、相手が簡潔に理解できるかを意識しましょう。

まず「なぜ医療事務を志望したのか」「なぜこの医療機関を選んだのか」を一言で伝えてください。

短くシンプルな文章にすれば要点を素早く理解してもらえ、効果的にアピールポイントを印象付けられるでしょう。

冒頭の結論部分で様々なエピソードを紹介したくなりますが、まずは結論だけを記載し、簡潔に分かりやすくを意識しましょう。

内容が良くても分かりにくさがあると印象が悪くなる可能性もあるので注意が必要です。

③具体的なエピソードでアピールする

志望動機に具体的なエピソードを入れると、説得力やリアリティが増します。

「家族が病気で入院した際、医療事務の方に親切に対応してもらい、自分も患者様を支える仕事がしたいと感じた」とする実体験は、志望理由としてインパクトを与えられます

また、過去の仕事や学業での経験を交え、「培った経験を、医療事務でも活かしたい」と主張するのも効果的です。

医療事務未経験者の志望動機の例文7選

ここからは、医療事務未経験者向けの具体的な志望動機の例文を紹介と、とくに意識すべきポイントについても解説します。

転職、新卒、パート・アルバイトと、さまざまな状況に合わせた例文があるので、ぜひ参考にしてください。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①他業種からの転職の場合

異業種からの転職の場合は、これまでの職務経験を医療事務でどう活かせるかが重要です。

たとえば、事務職ならば「正確な書類作成やデータ管理が得意」としたスキルを、接客業ならば「お客様に寄り添うコミュニケーション能力」を強調しましょう。

過去の経験をもとに応募先の医療機関で自分がどう貢献できるか、具体的なシーンをイメージさせるのがポイントです。

例文1:事務経験をアピールする

ここでは、エピソードとして事務経験をアピールする例文を添削していきます。事務経験のどのような面が転職後にも役立てそうかを踏まえてアピールすることが大切ですよ。

医療事務の志望動機
【結論】私は、前職での事務スキルを活かして医療現場を支えたいと考え、医療事務を志望いたしました。貴院で医療現場の一助となれるよう努力したいと患者様に安心と信頼を提供できる医療事務として貴院で働きたいと考えております。
添削コメント|「一助となれるよう努力したい」の文章は、「医療現場を支えたい」と重なるため削除しました。代わりに「患者様に安心と信頼を提供できる医療事務に」と追記し、意欲の高さを示しました。
【根拠となるエピソード】前職では、顧客対応や総務業務を担当し、社内のサポート業務に従事していました。その中で、正確な事務処理が重要であること細やかな気配りや正確な事務処理が信頼につながることを学びました。
添削コメント|どのように事務処理が重要だと感じたのかが分からないため、「細やかな気配り」や「信頼につながる」といった具体的な学びの内容を追記し、経験の説得力高めています。
【エピソード詳細】新しい業務システムの導入時には、マニュアル作成やトラブル対応を行いましたが、一部の対応がスムーズにいかないこともありました。行いながら、個々の要望に応じた説明を心がけました。ただこの結果、スタッフのサポートを続ける中で、感謝の言葉をいただき、事務職のやりがいを通じて誰かの負担を軽減できる喜びを感じるようになりました。
添削コメント|うまくいかなかった経験ではなく、前職でどのような工夫をしたのかをアピールすることでより「即戦力となってもらえそう」と期待できる文章にしています。
【医療事務を選んだ理由】これまでの事務職での経験で培った正確な処理能力やコミュニケーション力を活かしながら、人々の健康を支える分野で貢献したいと思い、転職を決意しました。特に貴院は患者様一人ひとりに寄り添った医療を提供されていると伺い、その理念に共感しております。
添削コメント|「事務職での経験」を具体的な強みに言い換えることで、転職後も活躍する姿をイメージしやすくしました。
【入社後】入職後は、事務業務を丁寧に行い、患者様を支えられるよう努力したいです。また、業務に慣れることを目指し、病院全体の円滑な運営を支える一員として、周囲のスタッフの方々と協力しながら少しずつ成長していきたいです。業務に取り組みたいと考えています。
添削コメント|「業務に慣れる」「成長したい」といった表現では前職経験を踏まえた「即戦力」としての印象を大幅に下げてしまいます。そのため、医療事務としての意欲を伝えるのみにとどめました。

【NGポイント】結論部分では意欲の高さが十分に表現されておらず、具体的な貢献内容が不足していました。また、エピソードや詳細部分では、経験の意義や工夫の内容が曖昧で、説得力に欠けていました。

【添削内容】前職での工夫や成果を強調し、実務能力の高さを伝える内容に変更しました。「業務に慣れる」といった受動的な表現を削り、医療事務としての意欲と即戦力の印象を重視しました。

【どう変わった?】添削後の文章では、具体的な経験や学びが盛り込まれ、説得力と印象が向上しました。特に、結論やエピソード部分では、応募先への貢献意欲がより明確になり、意欲的な姿勢が伝わる内容となっています。

【今回の志望動機のコツ】
・説得力のある転職理由を述べる
・できるだけ具体的な経験を述べる
・即戦力としての印象を強調する

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例文2:接客業経験をアピールする

ここでは、エピソードとして接客経験をアピールする例文を添削しました。あまり関連が無さそうに見えるからこそ、接客経験の具体性や、医療事務の職種理解の深さがポイントになってきます。

医療事務の志望動機
【結論】私は、これまでの接客業の経験を活かし患者様をサポートする仕事に携わりたいと考え、医療事務を志望いたしました。そのため、患者様と医療従事者の架け橋として貴院で働き貢献したいと考えております。
添削コメント|接客業は事務職と結びつきづらいため、「患者様と医療従事者の架け橋」という表現を用いることでコミュニケーション力を想起させるように変更しています。
【根拠となるエピソード】前職では接客業を5年間担当しており、お客様に丁寧な対応をする経験を積んできました。特に、お客様が不安を抱えている場面で丁寧な対応来店されたお客様の要望や不安を聞き取り、適切な提案を行うことを心掛け、信頼を得ることを大切にしてきました。
添削コメント|「お客様に丁寧な対応をしていた」ことが2回書かれていたため省略しつつ、具体的にどのような丁寧な対応をしていたのかを追記しました。
【エピソード詳細】具体的には、ある高齢のお客様が商品について悩んでいる際、時間をかけて丁寧に説明し、その方の要望に合う提案を行いました。最終的に「あなたに相談してよかった」と感謝の言葉をいただき、相手の気持ちに寄り添いながら、分かりやすく情報を伝えることの重要性を学びました。このスキルは、医療事務においても活かせる患者様の安心感を生む対応に直結すると考えています。
添削コメント|ただ「経験を活かせる」と書くのではなく、「患者様の安心感を生む対応に直結する」と変更することで、接客と医療事務との結びつきを強調しています。
【医療事務を選んだ理由】医療事務は人々の健康を支える大切な仕事だ事務作業を通じて診療を支えるだけでなく、患者様に最初に接する窓口として信頼感を生む重要な役割があると感じています。特に貴院は地域密着型の医療を提供しており、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な対応を大切にされている点に魅力を感じました。
添削コメント|「患者様に最初に接する窓口として信頼感を生む重要な役割」と追加することで、医療事務への理解の深さを強調しています。
【入職後】入職後は、患者様に安心していただける対応を心がけ、貴院の医療事務として業務に取り組みたいと思います。正確かつ迅速な事務処理を行えるよう努めます。また、業務を通じて医療事務としての知識を深め、病院全体のスムーズな連携を支える一員としてより良いサービス提供に貢献してまいります。
添削コメント|どのように業務に取り組みたいのかを具体的に書き替えることで、意欲をよりアピールしました。また、元の文章でも十分ですが、「スムーズな連携を支える」と追記し、コミュニケーション力をスタッフ同士の連携にも活かすことを強調しています。

【NGポイント】志望動機には具体的な経験と医療事務との結び付きが弱く、接客業の経験が医療事務にどう役立つのかが明確ではありませんでした。また、平凡な表現が多く、応募者自身の意欲が伝わりにくい箇所がありました。

【添削内容】接客業の経験と医療事務の業務を関連付け、具体的にどのようなスキルが活かせるのかを明確にしました。また、「窓口として信頼感を生む役割」といった表現を追加し、医療事務職の意義や自身の役割への理解を深めていることをアピールしました。

【どう変わった?】添削後は、接客業の経験が医療事務にどのように役立つのかが具体的に示され、応募者の適性が明確になりました。また、医療事務への理解の深さを示す表現が加わったことで、転職理由が説得力を持ちました。

【今回の志望動機のコツ】
・接客のどの点が医療事務に活かせるのかを示す
・職種や応募先への理解を深めて表現する
・抽象的な表現をなるべく減らす

例文3:経理の経験をアピールする

ここでは、エピソードとして経理の経験をアピールする例文を添削していきます「なぜ医療事務を選んだのか」を説得力をもって表現する点に注目してみてくださいね。

医療事務の志望動機
【結論】私は、経理事務で培った正確さと効率性を活かし、患者様や医療従事者のサポートを行いたいと考え、医療事務を志望いたしました。特に、貴院のように患者様一人ひとりに丁寧な対応を行う医療機関で、事務業務を通じて少しでも役に立ちたいです。貢献したいと考えております。
添削コメント|「少しでも役に立ちたい」ではやや自信の無い印象を与えてしまうため、「貢献したい」のみにとどめています。
【根拠となるエピソード】前職では経理事務として5年間勤務し、正確で迅速なデータ入力や処理に取り組みました。特に、同僚との協力を重視しながら、業務を進めてきました。膨大なデータの管理や処理を効率化する工夫を行い、チーム全体の業務が円滑に進むよう努めてきました。
添削コメント|「同僚との協力を重視した」ではありふれた表現になってしまうため、自分なりの工夫を明確に記すことで印象的な文章にしました。
【エピソード詳細】例えば、定期的なデータ管理業務において、手作業が多かった部分をシステム化する提案を行い、実現した経験があります。この取り組みによって、処理時間が短縮されるだけでなく、業務の正確性も向上しました。この経験を通じて、正確性の大切さを実感しました。このような細かい確認作業や正確な処理を意識する姿勢は、医療事務の請求業務や記録管理にも役立つと考えています。
添削コメント|自身の学びだけでなく、医療事務のどのような業務に役立てられるのかをアピールすることで、「活躍してもらえそう」と期待できるエピソードにしています。
【医療事務を選んだ理由】経理事務では、主に企業内部での業務に従事していましたが、医療事務では患者様に寄り添うことで社会に直接貢献できると考えました。直接的に人の役に立つ実感が得られる仕事に就きたいと考えるようになりました。また特に医療事務は、患者様の健康を支える医療従事者をサポートしながら、患者様と直接関わることで社会貢献を実感できる職種だと考えております。
添削コメント|「社会貢献」ではあまり医療事務である必要性が感じられないため、「直接的に人の役に立ちたい」という要素を加え、納得感のある文章にしています。
【入職後】入職後は、医療事務の専門知識やスキルを基礎から学び、正確かつ迅速な事務処理を徹底します。また、患者様一人ひとりに寄り添った対応を心掛け、安心して診療を受けられる環境づくりをサポートしたいです。
添削コメント|目標が具体的なので、転職後もしっかりと活躍する意欲がアピールできています。また、事務処理だけでなく「患者様に寄り添った対応」の点に言及していることも好印象につながるポイントです。

【NGポイント】志望動機全体として、具体性に欠ける部分があり、医療事務でどう貢献できるのかが伝わりにくい点がありました。また、「医療事務を選んだ理由」において、医療事務特有の魅力に基づいていることが不足していました。

【添削内容】エピソード部分では「同僚との協力」から、個人の工夫や成果を具体的に記載することで、差別化を図りました。また「医療事務を選んだ理由」では、「直接人の役に立てる仕事」を強調し、転職理由を納得させる内容に変更しています。

【どう変わった?】添削後は、応募者の強みや意欲が具体的に伝わる内容になり、医療事務への転職が自然で納得できるものになりました。また、応募者が医療事務で活躍する姿を採用側が想像しやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・転職理由に納得感があるかを確認する
・前職での経験で差別化を図る

②新卒の場合

新卒者の場合、これからの成長を期待させる志望動機が効果的です。

医療事務は専門知識が求められる職種ですが、最初から完璧なスキルを持っている必要はありません。

むしろ、「医療事務として成長したい」「知識を深めて貢献したい」とする意欲が必要です。

具体的な目標やキャリアプランを描き、業務に関するポテンシャルのアピールが、新卒者にとって採用への鍵となるでしょう。

例文1:医療事務で社会に貢献したい

ここでは、「医療事務で社会に貢献したい」を志望理由とする例文を添削していきます。なぜその思いを持つようになったのかが伝わる原体験をアピールすることが大切ですよ。

医療事務の志望動機
【結論】私は、社会に貢献したいと思い医療事務を志望いたしました。患者様が安心して診療を受けられるよう支える仕事に興味があります。を通じて、貴院の運営をサポートしたいと考えています。
添削コメント|「~に興味があります」は志望動機としては弱い印象を与えてしまうため、「貴院の運営をサポートしたい」という意欲のアピールに修正しています。
【根拠となるエピソード】高校時代に病院を受診した際、医療事務の方の親切な対応を受け、不安な気持ちが軽くなった経験があります。そのとき、医療事務の大切さを感じました。患者様を支える医療事務の重要性を実感し、この仕事に興味を持つようになりました。
添削コメント|「医療事務の大切さを感じた」ではあまり説得力が感じられないため、表現を修正しました。また、「なぜ興味を持つようになったのか」とエピソード詳細に注目させるよう、流れを作っています。
【エピソード詳細】具体的には、体調を崩して病院を訪れた際、初めて受診する病院で流れがわからず緊張していました。しかし、受付の方が優しく声を掛けてくださり、手続きや診察までの流れを丁寧に説明していただきました。そのおかげで不安が少し和らぎました。この経験から、こうした対応が、医療機関への信頼感につながると感じました。
添削コメント|「なぜ不安を抱えていたのか」や「受付の方のどんな対応が良かったのか」を伝える文章が省略されていたため、より明確に伝わるよう追記しました。
【応募先を選んだ理由】貴院は、地域の方々から信頼されている患者様一人ひとりに寄り添いながら、質の高い医療を提供していると伺いました。また、医療活動を通じて地域に密着した医療活動や、患者様との信頼関係を大切にすることで社会貢献に取り組んでいる点に魅力を感じています。
添削コメント|応募先の魅力や「どの点で社会貢献に取り組んでいると感じたのか」を詳細に示すことで、志望動機に説得力を持たせました。
【入職後】入職後は、事務スキルを身につけ、一人ひとりに寄り添った丁寧な対応を心掛けることで患者様に安心していただけるよう努力します。貴院で経験を積みながら、患者様と医療従事者をつなぐ信頼の架け橋となれるよう医療事務職として成長したいです。
添削コメント|入職後の展望が簡潔すぎてしまうと意欲をアピールできないため、「一人ひとりに寄り添った対応をする」という行動目標や、「患者様と医療従事者をつなぐ信頼の架け橋になりたい」という思いを追記しました。

【NGポイント】志望動機全体において、具体性と説得力が不足していました。「興味があります」という表現や、応募先の魅力が浅い説明にとどまっており、志望理由としての力が弱く感じられました。

【添削内容】志望動機を強化するために、「興味があります」という曖昧な表現を修正し、具体的な意欲を示しました。また、エピソードでは、不安を抱えていた理由や受付スタッフの対応の具体的な内容を加え、読者にその状況がより伝わるように修正しました。

【どう変わった?】添削後は、志望動機の具体性と説得力が大幅に向上し、応募者の意欲や応募先とのマッチ度がより明確に伝わる内容になりました。また、応募者がなぜその病院を志望するのかが明確になり、完成度が上がりました。

【今回の志望動機のコツ】
・表現を省略しすぎない
・入職後の展望もなるべく具体的に示す

例文2:人との関わりを大切にする姿勢をアピール

ここでは、人との関わりを大切にする姿勢のアピールも踏まえた志望動機を添削していきます。強みであるコミュニケーション力が、医療事務のどんな面で発揮できるかを踏まえて書くことがポイントです。

医療事務の志望動機
【結論】私は、医療事務を通じて患者様に安心を届ける仕事に携わりたいと思い志望いたしました。自分の接客経験を活かし、貴院で事務作業を行いながら正確な事務処理と患者様一人ひとりに寄り添う丁寧な対応を通じて、患者様をサポートできればと思っています。
添削コメント|書き出しから差別化を図るため、応募者自身がアピールしたい経験と、意気込みを簡潔かつ丁寧に表現しています。
【根拠となるエピソード】大学時代、飲食店でアルバイトをしていました。お客様と接する中で、丁寧に対応することが大切だと感じました。を通じて、幅広いお客様と接する中で、相手の気持ちを汲み取りながら対応する大切さを学びました。この経験が、医療事務として患者様に安心感を与える対応に活かせると考えています。
添削コメント|「していました。~と感じました。」といった文章の連続は冗長的な印象を与えるため、一文にまとめています。また、「丁寧に対応する」は少し一般的な表現のため、より具体的に言い換えました。
【エピソード詳細】アルバイト先では、多くのお客様が訪れる中で、特に困っている様子のお客様に声を掛けることを心掛けていました。例えば、初めて来店された高齢のお客様が注文方法に困っていた際、丁寧に説明し、好みに合う商品を提案したところ、「気配りが嬉しかった」と感謝の言葉をいただいたことがあります。これらの経験は、医療事務でも活かせると思っています。医療事務として患者様に寄り添い、不安を軽減する対応に活かせると考えています。
添削コメント|エピソードの具体例は詳細に書けていますが、医療事務のどんな面に活かせるかの記述が不十分だったため、より詳細に追記しました。
【応募先を選んだ理由】貴院を志望した理由は、患者様とのコミュニケーションを大切にする姿勢に魅力を感じたためです。以前、家族と一緒に貴院を訪れた際も、丁寧な対応をされていると感じました。受付の方が患者様一人ひとりに明るく丁寧な対応をしている様子が印象的でした。コミュニケーション力を強みとする私も、そのような貴院の一員として成長したいと考えております。
添削コメント|応募先の医療事務の方と関わったという原体験は、差別化する鍵になります。そのため、「丁寧な対応」とは具体的にどんな対応だったのかを明確に伝えるよう修正しています。
【入職後】入職後は、医療事務として必要な知識やスキルを基礎から学び、貴院に貢献できるよう頑張ります。また、患者様に安心していただけるような対応を心掛けたいと思います。一人ひとりに寄り添った対応を心掛け、安心して診療を受けられる環境づくりをサポートします。
添削コメント|元の文章でも気持ちは伝わりますが、より応募者の「コミュニケーションを大切にする姿勢」に説得力を持たせるため、さらに具体的に書き替えました。

【NGポイント】「丁寧な対応」「安心感を与える」といった表現が抽象的で、具体的なエピソードと結び付いていませんでした。また、応募先ならではの魅力の記述が曖昧で、差別化が不十分でした。

【添削内容】抽象的な表現を具体化し、応募者自身の強みと結び付けました。また、経験を医療事務の具体的な業務にどう活かせるかを明確に記述しました。さらに、応募者がその病院に惹かれた理由を具体化しました。

【どう変わった?】添削後は、志望動機がより具体的で説得力のあるものになりました。エピソードの学びを医療事務の具体的な業務に結び付けることで、応募者の「人との関わりを大切にする姿勢」がさらに伝わりやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・結論やエピソードの前提は短くまとめる
・冗長的な印象を与えていないか確認する
・「応募先を選んだ理由」も原体験で根拠をつける

③パート・アルバイトの場合

パートやアルバイトの場合は、限られた時間の中でもしっかりと貢献できることをアピールしてください。

事務や接客の経験があれば、それを医療事務にどう活かすか具体的に説明するとより効果的です。

短時間勤務でも効率よく業務を進め、医療機関にとって必要な存在になりたい意思を伝え、採用担当者に好印象を与えましょう。

例文1:柔軟な働き方を希望する

ここでは、パートとして「柔軟な働き方」を希望する志望動機の例文を添削していきます。前職での経験のどのような面が役立てそうかを踏まえてアピールすることが大切ですよ。

医療事務の志望動機
【結論】私は、前職での事務の経験を新たな場で活かしたいと思い、医療事務を志望いたしました。貴社貴院でその一翼を担いたい担い、患者様が安心して診療を受けられる環境づくりに貢献したいと考えております。
添削コメント|「前職での経験を活かしたい」という経験にプラスして、患者の方のことも考えられる人柄をアピールするため「安心して診療を受けられる環境づくり」を追記しています。
【根拠となるエピソード】前職では、一般事務として働いておりました。書類作成やデータ入力、電話応対、スケジュール管理を担当しておりました。その中で、業務を効率的に進めるための工夫を重ね、周囲から信頼を得られるよう努めました。
添削コメント|前職での、医療事務にも通じるような担当業務の内容を示しておくことで、転職後も即戦力として活躍できるポテンシャルをアピールできます。
【エピソード詳細】例えば、書類作成ではミスがないよう注意しながら業務を進めていました。ミスを防ぐためにダブルチェックを徹底し、データ入力では短い時間で正確に作業を完了するスキルを磨きました。特に、複数の部署のスケジュール調整を行う際には、関係者全員が納得できるよう配慮しながら調整した結果、「いつもスムーズに進む」と感謝されました。こうした経験を通じて身につけた正確さや調整力、柔軟な対応力は、医療事務の業務においても活かせると考えています。
添削コメント|「ダブルチェック」「スケジュール調整」といった具体的な工夫や成果がなく、業務内容を簡略化しすぎている印象でした。そのため、前職での活躍ぶりを読み手がイメージできるよう詳細に追記しています。
【応募先を選んだ理由】以前、貴院を訪れた際にスタッフの方が丁寧だった丁寧に対応してくださったことを覚えています。その際、患者として安心感を得られたことが強く印象に残っており、そんな温かい環境の一員になりたいと感じました。また、勤務時間があまり長くない柔軟な働き方が可能であることで育児と仕事を両立しながら貢献できる点にも魅力を感じております。
添削コメント|「勤務時間の短さ」を率直に書いてしまうと、自分本位な印象を与えてしまう場合があります。「育児と仕事を両立しつつ貢献できる」と書くことで、貢献意欲もアピールしています。
【入職後】入職後は、事務業務を通じて患者様に安心感を与えられるよう努めます。また、医療事務のスキルを身につけつつ、医療事務管理士といった資格取得も視野に入れ、貴院を支える一員として努力したいと考えています。
添削コメント|資格の名前を挙げつつ医療事務としてのスキルを磨こうという意欲が伝わり、印象に残る締めくくりになっており、高評価につながると言えます。

【NGポイント】志望動機全体で、自身の経験が医療事務にどのように活かせるかが十分に具体的に示されていませんでした。また、「勤務時間が短い」といった自己都合の理由が目立つ表現があり、応募先への共感や貢献意欲をより強調する必要がありました。

【添削内容】志望動機全体で、経験だけでなく人柄や貢献意欲を伝える内容に変更しました。また、一般事務としての具体的な業務内容や工夫を詳細に挙げ、即戦力としてのポテンシャルを強調しつつ、転職後の活躍をイメージしやすくしました。

【どう変わった?】添削後の文章では、経験とスキルが医療事務に直結することが具体的に示され、志望動機がより説得力のあるものになりました。また、応募先への共感や貢献意欲が強調され、「なぜこの病院を選んだのか」が明確になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・貢献したい気持ちのアピールを優先する
・どうしてその努力をしたのかを明確に示す
・抽象的な表現をなるべく減らす

例文2:地域医療に貢献したい

ここでは、「地域医療に貢献したい」気持ちをアピールする志望動機例文を添削していきます。自分の原体験を詳細に書き、読み手にも状況がイメージできるようにする点に注目してみてくださいね。

医療事務の志望動機
【結論】私は、地域医療に携わる仕事に興味があり、携わりたいと考え、貴クリニックの医療事務アルバイトに応募いたしました。事務仕事を通じて、経験を積みながら患者様に安心感を与え、医療現場を支える医療事務として成長していきたいと考えています。
添削コメント|「地域医療に貢献したい」という気持ちをさらに押し出すため、「興味がある」を「携わりたい」に変更しました。また、医療事務としてどのような存在になりたいのかという目標を加え、意欲をアピールしています。
【根拠となるエピソード】私の母は医療事務として働いており、その姿を見て、地域医療に携わる仕事への関心を持つようになりました。母の仕事が周囲の人々に役立っていることを知り、地域の患者様や医師と密に連携し、医療現場を円滑に運営するために貢献している姿を間近で見たことが、自分も同じように働きたいと思いました。思うきっかけとなりました。
添削コメント|ただ「周囲の人に役立っていた」のみでは医療事務に興味を持ったことの説得力が足りないため、具体的にどんな姿を見たのかを明確に示しました。
【エピソード詳細】特に印象的だったのは、母が働いていたクリニックを訪れた時のことです。母が患者様の名前を覚え、一人ひとりに親身に対応する様子を見て、患者様が笑顔で帰っていく姿が印象に残っています。そのような経験を通じて、医療事務が地域の人々の役に立つ大切な仕事だと感じました。また、急患が来た際には、母が医師や看護師と連携しながらスムーズに対応していたことで、医療事務が地域医療を支える縁の下の力持ちであることを学びました。
添削コメント|医療事務が地域の人々に役立つポイントは、親切な対応のみではありません。ここでは、「医師や看護師と連携しつつスムーズに対応する縁の下の力持ち」と追記することで、医療事務の役割を深く理解していることをアピールしています。
【応募先を選んだ理由】貴クリニックは地域密着型の医療を提供されており、患者様に寄り添った診療を大切にしている点に魅力を感じました。また、明るく温かい雰囲気が印象的で、働きやすそうだと感じました。私もその一員として地域の患者様を支える医療事務として働きたいと考えました。
添削コメント|「働きやすそうだと感じた」は少し淡泊な印象を与えてしまうため、「一員として働きたい」という熱意を押し出す文章に変更しました。
【入職後】入職後は、患者様が安心して診療を受けられるよう、丁寧で正確な対応を心がけます。また、日々の業務を通じて医療事務のスキルを身につけながら、患者様やスタッフの方々と良好な関係を築き、地域の患者様に貢献できるよう努力してまいります。
添削コメント|元の文章でも十分ですが、「連携を取る母の姿を見た」というエピソードを踏まえた上で、応募者自身のコミュニケーションへの意欲もアピールする表現を追加しています。

【NGポイント】「地域医療に携わる仕事への関心」を述べるだけでなく、その動機を具体的なエピソードで支える必要がありました。また、「働きやすそう」といった淡白な表現があり、熱意や貢献意欲を十分に伝えられていませんでした。

【添削内容】エピソードでは、母の仕事ぶりを具体的に描写し、応募者の関心が自然に伝わるようにしました。また、母が患者様や医師と連携し、地域医療を支える姿を追記することで、医療事務の意義をより深く理解していることを示しました。

【どう変わった?】添削後の文章は、動機や志望理由が具体的なエピソードに基づいており、説得力が増しました。また、医療事務の具体的な役割を理解していることをアピールする内容になり、読み手に好印象を与える構成となっています。

【今回の志望動機のコツ】
・結論から入職への熱意を示す
・職業理解の深さを表現する
・抽象的な表現をなるべく減らす

未経験者によくある医療事務の志望動機のNG例

志望動機を書く際には、避けるべきポイントもあります。

とくに未経験者の場合、面接官の評価を下げるようなミスを犯しやすいので注意が必要です。

ここでは、NG例とその理由を見ていきましょう。

①医療事務の仕事内容の理解が浅い

医療事務の仕事内容をよく理解せずに志望動機を書くと、曖昧な表現になりがちです。

たとえば「医療事務はやりがいがありそうだから」とした漠然な理由では、採用担当者に響きませんので、以下を例とした志望動機は避けてください。

医療事務は、患者さんをサポートするやりがいのある仕事だと思い、応募しました。

人の役に立つ仕事をしたいと感じているので、自分に向いていると思っています。

医療事務だけでなくどの職種でも共通ですが、仕事内容はしっかりと確認して具体的な志望動機を作成しましょう。

仕事内容の確認は就活だけでなく、実際に仕事に就いた後の仕事への充実感にもつながります。実は自分に合わない仕事ばかりだったとならないように注意しましょうね。

修正ポイントとしては、自分が関わりたい仕事内容の具体的な特徴を伝え、どう活躍したいかを説明しましょう。

②なぜここの病院かが明確になっていない

応募先の病院やクリニックを選んだ理由がはっきりしないと、熱意が伝わりません。

「どこの病院でも良いのではないか」と思われてしまう可能性があるため、以下を例とした志望動機は避けてください。

この病院は自宅から通いやすく、働きやすい環境だと感じました。

これまで医療業界に興味があったので、応募を決めました。

志望動機には選んだ熱意や具体的な理由を入れましょう。

採用担当側からすると、理由が浅いと早期離職の可能性も視野に入れる必要があるため選考通過しにくくなる恐れもまりますよ。

修正ポイントとしては、志望先の取り組みや理念を確認・理解し、自分が共感している点を述べましょう。

③給料や待遇ばかりを理由にしている

給料や福利厚生が魅力的とする理由は、志望動機としては控えましょう。

これをメインにすると、長く働く意欲が感じられないため、以下の例に代表される自己中心的な志望動機は避けてください。

給料が良く、福利厚生が充実しているため、安心して働ける環境だと思いました。

安定した職業に就きたいと考えているので、こちらの職場を選びました。

福利厚生面をメインの志望動機にすると、他に待遇が良い企業が出てきたときに内定辞退や、早期離職の可能性もあると判断される場合もあります。

福利厚生で気になる点がある場合は、事前にホームページで調べ、面接の逆質問の際などに確認すると入社後の不安などもなくなりますよ。

修正ポイントとしては、待遇よりも仕事内容や成長意欲に焦点を当て、どう貢献できるかをアピールしましょう。

応募前に仕事内容と診療科は確認しておこう

医療事務に応募する前に、仕事内容や診療科についてしっかり理解しておきましょう。

各病院やクリニックによって求められる業務内容や診療科が異なるため、志望動機もこの点を踏まえて作成してください。

①医療事務の主な仕事は3つ

医療事務は、医療機関の運営を支える重要な役割を担っており、患者様の対応から診療報酬の管理まで、多岐にわたる業務をこなします。

とくに「受付・会計」「クラーク」「レセプト」の3つの業務が、医療現場において欠かせない柱となっているため、これらの業務をしっかり理解しておきましょう。

ここでは、主軸となる3つの業務についてそれぞれ詳しく解説します。

1. 受付・会計

受付業務では患者様の保険証確認や問診票の記入案内、診察券の発行をおこない、会計では診療後の医療費を計算し、保険の適用を確認して請求額を決定します。

また業務の正確さも大切ですが、患者様の不安を和らげるため丁寧で安心感のある対応が求められるポジションです。

受付は病院の顔として、患者様にとっての印象を左右する重要な業務であると認識しましょう。

2. クラーク

クラーク業務は、医師や看護師の診療を円滑にサポートする業務です。

カルテの準備や管理、診療記録の整理、検査や処置の案内を担当し、診療がスムーズに進むよう、次の診察や処置を見越して準備をおこなう迅速さが求められます。

チーム全体で連携しながら働くため、正確さやスピードも重要ですが、コミュニケーション力や状況を把握する力も必要です。

3. レセプト

レセプトは医療知識が必要で、診療報酬を保険会社や国に請求するための書類を作成する業務です。

レセプトの誤りは病院の収入に大きな影響を与えるため、ミスのない処理が求められます。

また期限内に処理を完了させるため、スケジュール管理も必要不可欠です。

②病院・クリニックによって診療科が異なる

医療機関によって、取り扱う診療科が異なります。

応募前には病院で扱っている診療科を確認し、どんな患者層を対象にしているのかを理解しておくと良いでしょう。

とくに小児科や産婦人科、精神科では、患者様への接し方も重要となるため科による知識を深めておいてください。

未経験・無資格でも医療事務に採用されるコツ

未経験や無資格でも、いくつかのポイントを押さえておけば採用率が上がります。

ここでは、医療事務に採用されるための具体的なコツを見ていきましょう。

①まずは仕事内容をしっかりと理解する

採用されるためには、何よりもまず医療事務の仕事内容をしっかりと理解しましょう。

受付業務、会計業務、レセプト作成と、医療事務に求められるスキルや役割を知り、それに対して自分がどう貢献できるかを考えてください。

これにより、面接や志望動機で説得力のあるアピールが作成しやすくなるでしょう。

②面接対策で他の候補者と差をつける

未経験の場合、面接でのアピールが鍵を握ります。

志望動機をしっかりと伝えるのはもちろんのこと、医療事務に対する理解や、過去の経験をどう活かすかを具体的に述べるのが大切です。

自分ならではの強みやアピールポイントを用意し、面接官の印象に残るエピソードや主張を取り入れましょう。

面接でどうしても緊張してうまくアピールができない場合もありますよね。

実は、採用担当者も少し緊張していますし、志望者が緊張していることも理解しています。緊張で評価が下がることはないので安心して面接に臨みましょう!

③医療事務代行会社への応募も考える

医療機関に直接応募するだけでなく、医療事務代行会社を使う選択肢もあります。

代行会社が採用までの流れをサポートしてくれるため、未経験者でも採用されやすくなるでしょう。

さらに代行会社で働き、得た医療事務の経験は、キャリアアップへの繋がりも期待できます。

④資格取得も検討する

医療事務の資格を保持しているのは、未経験者にとって大きなアピールポイントです。

資格が必須ではない医療機関もありますが、資格を取得していれば医療事務に対する意欲や基礎知識を持っていることが伝わります。

資格を持っている場合は医療事務に限らず、かなりアピールポイントになります。

注意点としてはあまりに業務に関係のない資格だと、良いアピールにはならないので、関連性の強い資格がある場合は伝えましょう。

医療事務は未経験でも採用される!好印象な志望動機で差別化しよう!

未経験で医療事務を目指す場合、まずはしっかりとした志望動機が重要です。

自分の強みや過去の経験を活かし、どう医療事務として貢献できるのかを具体的に伝えることで、採用担当者に「この人と一緒に働きたい」と思わせましょう。

また、業務内容や診療科についてしっかり理解する、面接対策を万全にする、資格取得を考えるなど他の候補者と差をつけるのも大切です。

これらのポイントを押さえて、医療事務への採用を成功させましょう!

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。