アパレル業界とは?主な職種や年収ランキングTOP10を紹介
アパレル業界に就職・転職を検討している方のなかには、「どのような職種があるの?」「年収の高い企業は?」と気になる方もいるでしょう。
アパレル業界は様々な職種があるため、向き不向きを考えずに就活するのはNG!就活をする前に、アパレル業界の詳しい構造や職種などを知っっておくことが大切です。
本記事では、アパレル業界について解説し、職種や向いている人の特徴を紹介します。三大企業や売上高ランキング・年収ランキングも合わせて紹介しているので、気になる人はぜひ読んでみてください。
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アパレル業界とは?

アパレル業界とは、衣類品のデザイン・製造・販売を行う業種全体を指す言葉です。
以前までは、衣類品を生産する業種をアパレルメーカー、卸売業をアパレル産業と呼んでいました。しかし、近年はメーカーが直接小売を行うことが増えたため、生産・卸売り全体をアパレル業界と呼びます。
また、古着屋・リセール、さらに生産・販売とは異なる業務もアパレル業界の仕事のひとつです。
例えば、消費者のニーズを調査して、SNSや広告を活用したブランドマーケティングやトレンド分析を行うことがこれに該当します。
アパレル業界とファッション業界の違い
アパレル業界とファッション業界の違いは、取り扱っている品物にあります。アパレル業界は衣類品に特化した産業で、デザイナーがデザインした衣類品を販売する流れが一般的です。
対して、ファッション業界は衣類品だけでなく、アクセサリーや美容品・香水などライフスタイルに関係するもの全体を指します。
アパレル業界への就活・転職を検討しているなら、この違いについてしっかり把握しておきましょう。
それぞれ必要な知識やスキルが異なるため、知らずに就活を初めてしまうと良い自己アピールが難しくなりますよ。
アパレル業界の主な構造

アパレル業界は、川上~川下の順に作業が分散される基本構造と、自社ですべてを一貫して行うSPA型構造の2種類に分けられます。
以下では、アパレル業界の主な構造について詳しく解説します。
①素材産業(川上)
業界の川上にあたる素材産業とは、衣類品を製造するために必要な繊維や生地を調達・製造する産業のことです。国内では、東レ株式会社や旭化成などが代表的ですよ。
素材産業は主に3つのメーカーに分かれています。1つは、衣類品の繊維を開発・製造する「繊維メーカー」です。繊維メーカーはウールやポリエステルから繊維(糸)を製造します。
2つ目は、「生地メーカー(テキスタイルメーカー)」です。素材産業が製造した糸を使用して、ブランドから依頼された生地を開発・製造することを目的としています。
3つ目の「テキスタイルコンバイダー」は、製造工場とブランドの仲介役です。繊維メーカーや生地メーカーとやり取りを行い、原材料を仕入れて工場へ発注を行うことが主な仕事です。
②アパレル産業(川中)
川中であるアパレル産業とは、衣類品を企画・デザイン・製造・卸売りする産業のことです。国内企業では、株式会社ワールドプロダクションパートナーズや株式会社オンワード樫山などが代表的ですよ。
アパレル産業は、アパレルメーカー・OEM・ODMと3つのメーカーに分かれています。
アパレルメーカーは、企画から製造・卸売りまで一貫して行う企業です。ニーズ調査を行い、デザイナーと打合せをして仕上がったデザインを元に製造、小売業界に卸売りを行います。
OEM(オリジナル・エクイップメント・マニュファクチャリング)は、製造工場を持たないブランドの代わりに製造を行う企業です。商品に名前が載らないため、裏方のような役割があります。
ODM(オリジナル・デザイン・マニュファクチャリング)は、ブランドの依頼を受けて企画から製造までを代行する企業です。企画から行うため、OEM以上にブランド側の負担が軽減されます。
③流通産業(川下)
川下である流通産業とは、名前の通り、製造した衣類品を百貨店やECサイトなどに販売する企業のことです。国内では、大丸や丸井などが代表的な企業ですよ。
流通産業も、3つに分かれています。
1つ目は「アパレル小売」です。メーカーや卸売業者から商品を仕入れて販売し、各ブランドの店舗や、様々なメーカーの製品を取り扱う百貨店などが該当します。
2つ目は「セレクトショップ」です。独自のコンセプトに沿って、国内外のブランドなどをセレクトして販売します。ECサイトなどとの違いは、オリジナル性溢れる製品を販売している点です。
3つ目は「古着・リセール」で、古着の買取や海外ブランドの買付けを行い販売する企業です。プレミアム価格がついた製品を仕入れて販売できるため、近年は需要が高まっています。
④SPA型構造(川上~川下)
SPA型構造とは、自社で川上・川中・川下のすべてを行う業態のことです。代表的な企業には、UNIQLO・ZARA・H&Aなどがあげられます。
この構造では流通にかかるコストを軽減できるため、消費者に低価格で商品の提供が可能です。
トレンドやニーズを満たす製品をスピーディーに提供できるため、多くのアパレル企業がSPA型構造を採用しています。
しかしメリットがある一方で、在庫リスクや初期投資・管理コストが大きくなりやすい点がデメリットです。製作費を抑えるために商品を大量生産するため、トレンドを見誤ると大量の売れ残りにつながる恐れがあります。
アパレル業界の将来性と課題

ここでは、アパレル業界の将来性と課題について解説します。
①ECサイトの市場拡大
アパレル業界は、消費者によるECサイトの市場拡大が目立っています。ECサイトとは、AmazonやZOZOTOWNのようなオンライン上で商品を売買できるサイトのことです。
経済産業省の調査によると、衣類・服装雑貨等のEC市場規模は、2023年度時点で4.76%増という結果が出ています。また、EC化率は22.88%と、前年度と比較して1.32%増という結果です。
ECサイト市場が拡大した背景には、新型コロナウイルスの影響があります。外出をしなくても必要な衣類品をネット上で購入できる便利さに消費者が気づき、現在も利用者が増えているのです。
現在は多くのアパレルメーカーがオンライン販売を行っているため、実店舗のみで販売している企業は、売上向上のためにECサイトへの参入を検討する必要があるでしょう。
※参考:「令和5年度デジタル取引環境整備事業(電子商取引に関する市場調査)」
②市場規模が回復しつつある
2020年のコロナ過により一時的に市場の縮小が続いたアパレル業界ですが、株式会社矢野経済研究所の「国内アパレル市場に関する調査を実施(2024年)」によると、2021年から回復傾向にあります。
2019年のアパレル総小売市場規模は91,732億円でしたが、2020年は75,158億円と減少しました。しかし、2023年には83,564億円と回復しつつあり、現在も徐々に回復し続けていますよ。
また、イベントの再開に伴って入学式や成人式、入社式などに必要な衣類品を新調したり買い直す人が増え、百貨店などの実店舗の利用も増えてきています。
③低価格競争の激化
現在、アパレル業界は低価格競争の激化が課題となっています。この背景には、インフレや景気後退の深刻化があります。
購入者がコスパを重視することが増え、業界全体で低価格競争が始まりました。近年は様々なブランドが低価格で質の良い衣類品を販売する傾向にあります。
しかし、中小企業が商品を低価格で提供するために必要なコストを抑えると人材不足に繋がり、サービスの品質が低下することが問題点です。
そのため小規模な企業は、顧客ニーズを把握しながら自社の価値を下げない取り組みが必要でしょう。
低価格で販売するために大量に生産するという考えではなく、ECサイトを活用したり実店舗の接客を見直すなど、根本的な取り組みが求められます。
④仕入れから配送までのコスト上昇
アパレル業界のもう1つの課題は、仕入れから配送までのコスト上昇です。コストが上昇した原因は、円安、輸入費や人件費の上昇、ECサイトの拡大などが挙げられます。
円安により、材料費の高騰や海外で製造した製品を日本に輸入する際にかかるコストが上昇し、アパレル業界全体を圧迫していますよ。
また、ECサイトの拡大により小口配送の件数が増加し、配送費がかかる点もコスト上昇の原因です。
これらのコストが上昇すると、製品を低価格で提供することが難しくなるため、アパレル業界にとって大きな課題と言えるでしょう。
アパレル業界の主な職種13選

ここでは、アパレル業界の主な職種を紹介します。
- デザイナー
- パタンナー
- マーチャンダイザー(MD)
- バイヤー
- 生産管理
- 広告・宣伝
- ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)
- 営業
- 販売員
- エリアマネージャー(スーパーバイザー)
- EC(イーコマース)
- ディストリビューター
- 事務
①デザイナー
デザイナーとは名前の通りに、衣類品をデザインする専門職です。
トレンドや消費者ニーズを把握して、素材や色などを指定しながら服をデザインします。センスやデザイン力だけでなく、素材や縫製の知識が求められますよ。
また、デザイナーは、完成品を販売するまでの間にサンプルを作成する必要もあり、製造・販売部門と常に連携を取らなければいけません。
そのため、納期管理などを行える計画性や、人に自分のデザインを伝えるコミュニケーション能力が求められます。
②パタンナー
パタンナーとは、デザイナーが企画したデザインを元に型紙を作成する仕事です。工場と連携を取りながらデザイナーの希望に沿ったサンプルを作成し、量産の基礎を作ります。
パタンナーはデザインに沿ってただ作成するのではなく、着心地やシルエットなどを意識しながら何度も作り直すため、専門知識はもちろん忍耐力も必要です。
デザイナー・工場・販売など様々な人と連携を取る必要があり、円滑に情報を共有し、相手の意見を汲み取るコミュニケーション能力が求められます。
多くの人の意見を取り入れながら、デザイナーが求める衣類品を作る重要な役割と言えるでしょう。
③マーチャンダイザー(MD)
マーチャンダイザー(MD)とは「何を・いつ・いくらで・どこで・どれだけ利益を出すか」を計画・管理する仕事です。
マーケットやトレンドを分析して、販売時期や販売数などの細かな戦略を立てる必要があるため、分析力や論理的思考力が求められます。
時には、企業利益を上げるためにデザイナーやメーカー担当者と協力して製品を作ることもあるため、マーチャンダイザーも専門知識とコミュニケーション能力が必要です。
④バイヤー
バイヤーとは、MDの戦略に沿ってメーカーから製品を買い付ける仕事です。MDの指示通りに動くだけではなく、バイヤー自身もトレンドやニーズを理解する必要があります。
また、バイヤーは海外へ買い付けに行くこともあり、英語力も必要です。商品の交渉や取引先とのやり取りに対応できるよう、一定レベルの英語力や異文化理解が求められます。
買い付けた製品の価格設定や商品説明も仕事の1つで、行動のすべてが売上に直結する、企業の売上向上を目指す上で重要な職種と言えます。
⑤生産管理
生産管理とは、完成まで計画・調整・監督を一貫して行う仕事です。デザイナーなどが設計した案を元に、素材の手配・工場の選定・納期調節などを行います。
高品質な製品を効率よく生産するために、品質管理や原価交渉を行うのも生産管理の仕事です。
また、国内工場だけでなく海外工場ともやり取りするため、コミュニケーション能力だけでなく、英語力が求められることもあるでしょう。
⑥広告・宣伝
広告・宣伝は、ブランドや商品の魅力を多くの消費者に伝える仕事です。雑誌のタイアップ・撮影や取材立会いを行い、CMやSNS・Web広告などを活用して、新作アイテムの紹介やキャンペーン情報を発信します。
広告・宣伝では、ターゲット層にどのようなアプローチをするかを考える企画力や発信力が必要です。ECサイトに誘導させるためのデジタル戦略も重要となり、豊富な知識が求められます。
さらに、SNSが拡大した現代では、多くの消費者の目に止まる広告を適正に打ち出せるネットリテラシーも重要になるでしょう。
⑦ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)
ビジュアルマーチャンダイザー(VMD)とは、ブランドの戦略を元に商品のラインナップや店内演出を考え、商品を魅力的に見せる仕事です。
消費者の購入意欲を高めて売上向上に繋げる重要な役割を持ち、トレンドをいち早くキャッチできる能力やマーケティング力が求められますよ。
また、ビジュアルマーチャンダイザーは販売スタッフへのトレーニングも行います。ブランドのイメージを上げるための教育を行うため、コミュニケーション能力と指導力も必要です。
⑧営業
営業とは、メーカーやブランドの製品を百貨店やセレクトショップ・バイヤーに提案、販売する仕事です。取引先をイベントに招いて商品説明をして、店頭で販売してもらうために営業します。
営業が百貨店やバイヤーなどと関係を築かなければ売上が立たないため、利益に直結する重要な役割と言えるでしょう。
営業ではコミュニケーション能力だけでなく、百貨店やバイヤーが求める製品を理解して提案するスキルが必要です。
⑨販売員
販売員の仕事は、店舗で消費者に接客・販売することです。接客だけでなく、在庫管理や検品・顧客管理など、様々な業務を行う必要があります。
販売員は、顧客単価を上げるために取り扱っている製品の詳細を常に把握しなければなりません。また、トレンドやニーズを把握して、消費者の購入意欲を高める提案をします。
販売員は未経験者でも就職しやすい職種です。仕事をしていくとアパレル業界に必要なスキルも身に付くため、将来的にデザイナーやバイヤーなどを目指したい方にもおすすめですよ。
⑩エリアマネージャー(スーパーバイザー)
エリアマネージャー(スーパーバイザー)とは、複数の店舗を統括・管理する責任者です。
担当エリア店舗の売上を把握して、人材育成・スタッフ教育など、売上向上と顧客満足を目的とした業務を行います。
また、本社と実店舗の仲介役でもあり、常に全体を気に掛ける必要があり、コミュニケーション能力や指導力のほかに、経営視点と現場感覚の両方が必要です。
⑪EC(イーコマース)
EC(イーコマース)とは「Electronic Commerce(電子商取引)」の略名で、オンラインショップの運営・販売・管理・発送などを行う仕事です。
アパレル業界では、ZOZOTOWNやブランド公式サイトなどが代表例として挙げられますよ。
ECでは、サイトのデザイン作成や商品の撮影など購入意欲を高める業務だけでなく、顧客からの問い合わせ対応なども行います。
ECサイトの市場は拡大しており、今後さらに需要が高まる職種と言えるでしょう。
⑫ディストリビューター
ディストリビューターは、仕入れた製品を在庫数や売上に応じて各店舗に分配する仕事です。店舗ごとに客層やニーズが異なるため、常に最新情報を把握しながら適切に分配しなければなりません。
そのため、商品知識・交渉力・マーケティング力など様々な知識が求められます。
アパレル業界の基本的な構造を理解して、ニーズや売上に関する豊富な知識を得ることで、営業や販売員からディストリビューターへのキャリアアップを目指せますよ。
⑬事務
アパレル業界の事務では、他の業界と同様に受発注の入力・納期管理・在庫管理・請求書や伝票作成などを行います。取引先とのやり取りや在庫管理や、商品発送も事務の仕事です。
デザイナーやバイヤーのように直接的に衣類品に携わってはいませんが、ブランドの価値を維持したり売上向上を支える重要な裏方と言えるでしょう。
事務は、アパレル業界未経験でも就職・転職できる職種です。ただし、応募者が多いと事務経験が重視されるため、最低限のパソコンスキルは身につけておく必要があります。
アパレル業界の大手企業ランキング

アパレル業界の大手企業ランキングを、売上高・年収別で紹介します。
アパレル業界全体を知る上でも、大手企業について知ることが重要です。
①アパレル業界の三大企業
アパレル業界の三大企業は、ファーストリテイリング・しまむら・アダストリアです。
企業名 | 特徴 |
ファースト リテイリング | ・国内最大手のアパレル業界 ・UNIQLOやGUなどを展開 |
しまむら | ・低価格で衣類品を提供 ・全国に1,400店舗を展開 |
アダストリア | ・若者や女性がターゲット層 ・ショッピングモールに多数展開 |
ファーストリテイリングは、UNIQLOやGUを展開している大企業です。国内トップクラスの企業で、世界中に様々なアパレルを展開しています。
しまむらは郊外立地を中心に展開する大企業で、幅広い年齢層に低価格で衣類品を提供しています。また、衣類以外にも日用品などを販売している点が特徴ですよ。
アダストリアは、若者や女性を中心に30を超えるカジュアルブランドを多数展開する大企業です。主にショッピングモールに実店舗を置いています。
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②アパレル大手企業の売上高ランキング
アパレル大手企業の売上高ランキングを紹介します。
順位 | 企業名 | 売上高(百万円) |
1位 | ファースト リテイリング | 3,103,836(2024年8月期) |
2位 | しまむら | 635,091(2024年2月期) |
3位 | アダストリア | 220,078(2024年2月期) |
4位 | ワールドHD | 213,742(2024年3月期) |
5位 | ワコール | 172,860(2024年3月期) |
アパレル業界の売上高では、ユニクロやGUを展開するファーストリテイリングが圧倒的な首位です。
しまむらやアダストリアなども安定した売上を維持しており、ワールドHDやワコールは国内外に幅広く展開する大手企業として上位に名を連ねています。
③アパレル大手企業の年収ランキング
アパレル大手企業の年収をランキング形式で紹介します。
順位 | 企業名 | 年収(千円) |
1位 | TSIホールディングス | 13,528(2024年2月期) |
2位 | ファースト リテイリング | 11,792(2024年8月期) |
3位 | AOKI ホールディングス | 6,555(2024年3月期) |
4位 | しまむら | 6,892(2024年2月期) |
5位 | アダストリア | 4,422(2024年2月期) |
1位のTSIホールディングスは、豊富なコンセプトの衣類を展開し、百貨店やセレクトショップなどで販売している2011年創業のアパレル企業です。
2位・4位・5位は、売上高ランキングに入っている大手企業が入っています。
3位のAOKIホールディングスは、「“装う楽しみ”を演出する」をコンセプトに、メンズ・レディースのアパレルを展開している大手企業です。郊外から都心まで全国各地に店舗を展開しています。
アパレル業界に向いている人の特徴

ここでは、アパレル業界に向いている人の特徴を6つ紹介します。
上記の特徴に当てはまる方は、アパレル業界を目指してみてはいかがでしょうか。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
そんな方はまず、就活マガジンが用意している強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自信を持って臨めるようになりますよ。
①ファッションが好き・興味がある
アパレル業界に向いている人の特徴の1つ目は、ファッションが好き・興味がある人です。ファッションに興味が無ければ知識が身に付かず、デザイン企画や販売が難しくなります。
ただ好きなだけでなく、興味のないジャンルに関して関心を持てる意欲も重要です。常にトレンドやニーズを追いかけて、消費者が求めているものを取り入れられる人がアパレル業界に向いていると言えます。
また、アパレル業界に就職を目指す人の多くは、ファッションが好きな人です。そのため、就活では他者と差をつける自己アピールが求められます。
②流行に敏感・好奇心が旺盛
流行に敏感・好奇心が旺盛な人は、流行の移り変わりが早いアパレル業界に向いていると言えます。
また、アパレル業界はインフルエンサーや音楽の流行を取り入れることも多く、様々なジャンルの情報収集が求められますよ。
就活先のターゲット層を理解して、どのような衣類品を制作しているのかを研究した上で、自分の情報収集力や新しい発想を持っていることをアピールしましょう。
③コミュニケーション能力が高い
アパレル業界は社内の人はもちろん、工場との連携を取ることも多く、コミュニケーション能力が高い人が重宝されますよ。
コミュニケーション能力が低いと、ブランドや百貨店、お客様が求める製品の提案ができず、売上低下に繋がります。また、販売員は常に初対面の人と会話しなければなりません。
アパレル業界は業種に関わらず、高いコミュニケーション能力が求められる業界と言えるでしょう。
④忍耐力がある
納期やトレンドに振り回されることの多いアパレル業界では、忍耐力が必要です。職種によっては、根気強く反復作業をこなす力が求められますよ。
たとえば、パタンナーはデザイナーが企画した製品を形にするために何度もサンプルを作成します。
また、顧客管理や商品管理など細かな作業を行う職種も多く、地道な作業を何度も繰り返しできる力が必要です。
アパレル業界は華やかなイメージを持たれがちですが、結果が出るまで追い続ける忍耐力がなければ、継続が難しい業界ともいえるでしょう。
⑤サービス精神が旺盛
サービス精神が旺盛な人も、アパレル業界に向いている人の特徴に当てはまります。特に、販売員は顧客が満足できるサービスを提供する必要がありますよ。
マニュアルに沿った接客だけしていると、顧客がリピートしてくれず、売上向上に繋がりません。
もちろん、サービス精神は販売員だけに求められる資質ではありません。企画やマーケティングなどにおいても、顧客視点で価値を提供しようとするサービス精神が必要です。
⑥細かな作業が得意
パタンナーや生産管理は、細かな作業が得意な方が向いていますよ。衣類品を制作する上で、ミリ単位の寸法調整や縫製を丁寧に行う必要があります。
これら全ては消費者の満足度に繋がる、ブランドの価値を高めるために重要なポイントです。サンプルの段階でミリ単位の寸法調節ができなければ、完成品を作り直しになるリスクもあるでしょう。
アパレル業界は様々な職種に分かれているため、求められるスキルが何かを理解して就職・転職を目指すことをおすすめします。
アパレル業界に就職・転職する方法

アパレル業界に就職・転職する方法を紹介します。
アパレル業界に就職・転職するためには、「自分が何をしたいか」を明確にしてから行動しましょう。
①インターンシップに参加する
アパレル業界に就職・転職するなら、インターンシップに参加してみましょう。
インターンシップでは、実際にアパレル業界で働く人に話を聞けたり、実務を経験したりできます。参加すると、働くイメージを掴めて自分に向いているかを判断できるでしょう。
アパレル業界のインターンシップには、説明会形式・ワークショップ形式・店舗販売など、様々な形式がありますよ。
企業の募集サイトや就活サイトから応募できるため、就職・転職する前に参加することをおすすめします。
②アパレル業界に特化した転職サービスを活用する
アパレル業界に就職・転職したいなら、アパレル業界に特化した転職サービスの活用もおすすめです。こうした機関を活用すると、自分では見つけられなかった求人を紹介してもらえることもあります。
また、履歴書添削や面接練習などを行ってくれるサービスもあり、希望する企業が求める人物像などを教えてくれるため、どのように自己アピールすればよいかがわかるでしょう。
内定後もサポートしてくれるサービスもあるため、自分に合う転職サービスを探して活用してみてください。
③アルバイトから始める
アパレル業界でデザイナーやMDなどを目指すなら、販売員などのアルバイトから始めるのもおすすめです。
デザイナーなどの専門職は豊富な知識が必要で、初心者では難しいため、アルバイトから始めて知識をつけると、就職・転職に有利になる可能性があります。
また、事務職などに興味があるなら、派遣社員として働く方法もおすすめです。派遣社員は様々な企業で働くことが可能なため、就職前にアパレル業界の多様な企業に触れられる点が魅力ですよ。
アルバイトや派遣は求人サイトで見つかるため、何から始めていいかわからない人はアルバイトから始めてみてはいかがでしょうか。
アパレル業界の動向を理解して希望する就職先を目指そう

アパレル業界に就職・転職するなら、業界の現在の動向や将来性を理解する必要があります。
アパレル業界は華やかな印象がありますが、実際には低価格競争やコスト上昇で経営が苦しい企業も多いのが現状です。しかし、ECサイトの拡大や市場の回復により、業界全体は今後さらに飛躍すると考えられます。
アパレル業界には、デザイナーなどの目立つ職種だけでなく、営業や事務など様々な職種があります。それぞれ求められる知識やスキルが異なるため、まずは「何ができるか・何をしたいか」を明確にしましょう。
好きなことを仕事にする覚悟があれば、アパレル業界ほど刺激的な職場はありません。この記事を参考に、ぜひ挑戦してみてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。