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【例文つき】鉄鋼業界の志望動機を徹底解説!業界の動向や主要企業も紹介

鉄鋼業界を志望しているものの、「面接でどのような志望動機を伝えればいいのか分からない」と悩んでいませんか?

社会の基盤を支える鉄鋼業界は、技術力やグローバルな視点が求められます。しかし、強みや特徴は企業ごとに異なり、説得力のある志望動機を考えるのは簡単ではありませんよね。

そこで本記事では、鉄鋼業界の魅力や向いている人の特徴を解説しながら、効果的な志望動機を作るためのポイントを分かりやすく紹介します。

鉄鋼業界を目指すあなたにとって、納得のいく志望動機が作れるように徹底解説しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

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人事 鈴木

記事の監修者

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人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

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吉田

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吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

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目次

志望動機を書く前に|鉄鋼業界とは

まずは、鉄鋼業界の動向・ビジネスモデル・キャリアパス・主要企業3社について説明します。

鉄鋼業界は、日本の経済成長を支えてきた業界で、世界有数の高い技術力と生産性を誇っていることが特徴ですよ。

  1. 鉄鋼業界の動向
  2. 鉄鋼業界のビジネスモデル
  3. 鉄鋼業界で実現可能なキャリアパス
  4. 鉄鋼業界を代表する主要企業3社

①鉄鋼業界の動向

鉄鋼業界は、国内需要がやや下火になりつつあるものの、環境技術や素材革新を軸にした将来性を秘めている業界と言えます。

日本鉄鋼連盟と経済産業省の発表によると、2024年の粗鋼生産量は前年より約3.4%減少し、さらに2025年第1四半期の生産量が前年同期比で約2.4%減少する見通しとしています。

この背景には、自動車や建設分野の需要減少、さらに海外からの安価な鋼材の流入があります。結果的に競争環境が厳しさを増しており、いまは業界全体が難しい局面にあるといえるでしょう。

とはいえ悲観的な面だけではありません。現在、再生可能エネルギー設備やインフラ整備の進展、脱炭素素材の需要拡大により、高機能鋼材や環境対応素材のニーズが高まっています。

また、政府も鉄鋼業界を対象に2026年から排出取引制度(ETS)を導入予定で、環境技術の開発が一層進む見込みです。全体としては、「変革期にありながらも、技術革新と環境対応を軸に成長が期待できる業界」と言えるでしょう。

鉄鋼業界は、現在「構造転換の真っ最中」です。企業側は、環境対応や素材開発など新たな価値を生む人材を積極的に求めている傾向にありますよ。

また、他業界との連携も進んでおり、特に自動車メーカーやエネルギー企業との共同開発は注目されていますね。鉄鋼業界における技術革新の方向性を理解しておきましょう。

引用:Production and Technology of Iron and Steel in Japan during 2024
Japan Jan-March crude steel output forecast to fall 2.4% y/y – METI
Japan steel industry feels ’sense of crisis’ as imports hit 10-year high

②鉄鋼業界のビジネスモデル

鉄鋼業界の利益の柱は、主に「素材の製造」「加工・販売」「リサイクル」の3つです。

「素材の製造」では、鉄鉱石や石炭を高炉で溶かして鉄をつくり、建設や自動車、機械など幅広い分野に供給しています。

次に「加工・販売」では、用途に合わせて鉄を板状や棒状に加工し、企業へ直接販売することで利益を得ています。そして「リサイクル」では、使い終えた鉄を再利用し、環境への負担を減らしつつコストを抑える工夫が進んでいるのです。

このように「製造→加工→再利用」という流れの中で利益を生み出す点が、鉄鋼業界ならではの特徴でしょう。大量生産が中心ですが、近年は高品質な特殊鋼など、付加価値の高い製品づくりにも力を入れています。

背景には、世界的な需要の変化や環境規制の強化があり、効率的で持続可能な経営が求められています。つまり、鉄鋼業界は「安定した供給」「品質管理」「環境対応」の3つをバランスよく実現することで成り立つ業界なのです。

鉄鋼業界は、循環型のビジネスモデルが大きな特徴です。素材・加工・リサイクルまで一貫して担うため、景気変動や原材料価格の影響を受けにくく安定性がありますよ。

また、企業の採用担当者と話していると、「脱炭素」「高付加価値製品」といったキーワードが頻繁に出てきます。最新のトピックを理解し、志望動機に説得力を持たせましょう。

③鉄鋼業界で実現可能なキャリアパス

鉄鋼業界では、さまざまな幅広い工程を経験しながら、専門性を着実に高めていくキャリアパスを描くことが可能です。

まず入社直後は、現場での基本的な業務を通じて鉄の製造工程や安全管理の重要性を学ぶところから始まります。

その後は、工程管理や設備保全を担当し、製造現場の中心的な役割を担うようになるでしょう。この段階では、現場の知識に加えて、チーム運営力や改善提案力といった実践的なスキルも求められます

中堅期に入ると、工程の最適化やコスト削減、品質管理など、より経営的な視点が必要な業務に携わります。生産計画の立案や人材育成を任されることも多く、後輩の指導を通じて判断力や調整力を磨いていく段階です。

ベテラン期になると、製造部門のリーダーとして現場をまとめたり、経営企画や技術開発部門に進んだりと、業界全体を広く見て指示を出す立場へと進みます。

キャリア段階主な業務内容キャリアの方向性
入社1〜3年目現場実習、製造ライン補助、安全教育、設備操作製造工程や安全管理の基礎を習得
入社4〜9年目工程管理、品質向上活動、チームリーダー補佐改善提案力とマネジメントスキルを習得
入社10〜20年目製造部門の統括、コスト管理、人材育成部門責任者・主任への昇格を目指す
入社20年目以降経営企画、海外拠点管理、技術開発部門など幹部職・専門職としてキャリアを拡大

さらにキャリアの広がりとしては、国内外のグループ企業への出向や、営業・購買など異職種へのキャリアチェンジも可能です。

製造現場で培った経験を生かして、顧客対応や新素材開発に関わるなど、自分の強みを活かした道を選べますよ。長期的には、専門技術を追求する技術職の道、または管理職や経営職を目指す道のいずれも実現できるでしょう。

企業の採用担当者からよく聞くのが、現場での安全意識や改善提案の積み重ねが昇進や異動の評価につながる傾向にあることです。数字だけでなく、チーム貢献の姿勢も重視されます。

また、他業種に比べて中長期的に人材を育てる文化があるのも鉄鋼業界の特徴です。自らの適性を見極めながら、専門職とマネジメント職のどちらを極めるかを考えるのが大切ですよ。

鉄鋼業界を代表する主要企業3社

鉄鋼業界を志望する際、「どんな企業があるのか」「その企業で何ができるのか」を知らないままでは、志望動機もあいまいになりがちですよね。

そこでここでは、鉄鋼業界を代表する3社を取り上げ、会社の成り立ち、現在の取り組み、そして求められる人材像を順に紹介します。自分に合った企業を見つけるヒントにしてみてください。

  1. 日本製鉄
  2. JFEスチール
  3. 神戸製鋼所

①日本製鉄

日本製鉄は、新日本製鐵と住友金属工業が合併して誕生した日本を代表する鉄鋼メーカーです。現在は15か国以上に拠点を持ち、グローバルに事業を展開しています。

同社は「国内製鉄事業の再構築」「海外事業の拡充」「カーボンニュートラルへの挑戦」「デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進」を経営の柱としています。

鉄鋼製品だけでなく、エンジニアリングや化学素材、ITソリューションの分野にも取り組んでおり、幅広い技術を活かしています。特に、製造工程の見直しによる省エネ化や環境負荷の軽減など、環境対応技術の革新が進んでいますよ。

日本製鉄が重視するのは、変化を恐れず挑戦できる柔軟な発想です。ものづくりの技術に関心を持つ人、環境問題に向き合いたい人、海外でも活躍したい人に適した職場といえます。

引用:https://www.nipponsteel.com/

②JFEスチール

JFEスチールは、2003年に川崎製鉄と日本鋼管(NKK)が統合して設立されました。高炉から最終製品までを一貫して生産できる体制を持ち、国内外で事業を展開しています。

同社は、鉄鉱石から最終製品までを生産する体制を維持しつつ、高機能鋼材の開発や環境配慮型の製造技術に力を入れています。自動車の軽量化に役立つ高張力鋼板などの技術革新が進められていますよ。

また、希少金属の使用を減らす研究も行われており、「限りある資源をどう生かすか」という視点で持続可能な鉄づくりを目指しています。

JFEスチールでは、技術への探究心と社会課題への関心を持つ人が活躍しています。ものづくりに情熱を注ぎ、環境やエネルギー問題の解決に貢献したい人に向いている企業です。

引用:https://www.jfe-steel.co.jp/

③神戸製鋼所

神戸製鋼所は1905年に創業し、1911年に設立された歴史ある鉄鋼メーカーです。鉄鋼だけでなく、アルミ・銅・機械・電力など多分野に事業を広げ、総合素材メーカーとして発展してきました。

神戸製鋼所は、「素材系」「機械系」「電力事業」の3本柱で事業を展開しています。鉄鋼製品に加え、航空機や自動車向けの軽量素材、自社発電による電力供給など、幅広い領域に取り組んでいます。

特に、エネルギーやモビリティ分野での技術開発が進んでおり、時代の変化に対応する柔軟な経営姿勢が特徴です。

神戸製鋼所では、鉄鋼という枠にとらわれず、異なる分野をつなぐ視点を持つ人が求められています。素材から機械、電力まで幅広く関心を持てる人や、新しい領域を横断的に学びたい人に向いているでしょう。

引用:https://www.kobelco.co.jp/

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鉄鋼業界の職種と業務内容を解説

鉄鋼業界にはさまざまな職種があり、それぞれの役割や業務内容は異なります。就職活動を進める中で、自分に合った職種を見つけるためには、業界内でどのような仕事があるのかを理解することが重要です。

このセクションでは、鉄鋼業界で求められる主な職種について、それぞれの特徴や業務内容を紹介します。自分の志望動機に役立ててください。

  1. 営業職
  2. 研究・開発職
  3. 製造・生産管理職
  4. 事務職

① 営業職

鉄鋼業界における営業職は、主に鉄鋼製品の販売や新たな取引先の開拓を担当します。この職種では、製造業界のニーズを理解し、製品を提案することが求められますよ。

主な業務は、顧客との打ち合わせや契約の締結、そして新しい取引先との関係構築です。鉄鋼製品を売り込むために、市場動向や顧客の求めている要素を分析し、最適な製品を提案する必要があります。

そんな営業職で成功するためには、良好なコミュニケーション能力は必要不可欠でしょう。顧客との信頼関係を築き、期待にしっかり応えられることが重要になります。

また、自社の製品や技術についての理解を深め、商談で技術的な説明をすることも大切です。

営業職は、どれだけ顧客のニーズを理解し、それに合わせた提案ができるかが非常に重視されます。顧客に寄り添った提案力が求められているわけですね。

また、技術的な知識も営業職では重要ですよ。製品や市場動向に精通していなければ、商談の場で説得力を持つことはできません。面接では知識を深める姿勢を示しましょう。

② 研究・開発職

鉄鋼業界の研究・開発職では、新しい製品や技術を開発するために、実験や分析を行います。たとえば、鉄鋼の製造過程で使用される新しい材料の研究や、環境に配慮した製品の開発が主です。

技術者は、鉄鋼の品質や生産効率を向上させる方法を考え、実験を通じて最適な方法を探っているのです。

研究・開発職で活躍するには、理系の知識と問題解決能力が求められます。新しいアイデアを積極的に提案し、技術的な問題を解決する力が必要です。

業界の発展に貢献できる職種であり、技術への情熱があれば大きな成果を上げることができます。

研究・開発職は技術革新と環境配慮の両立を目指し、多くの挑戦が求められる職種です。理系の知識や問題解決能力が重要ですが、独自の視点でアイデアを提案する力も大切になります。

学問的な知識だけでなく、現場での実践力やチームでの協力性をアピールできると、選考でも強みを発揮できるでしょう。

③ 製造・生産管理職

製造・生産管理職は、鉄鋼の製造プロセスを管理し、生産の効率を高める役割を担います。この職種では、製造ラインの監視、品質管理、コスト管理が主な業務です。

具体的には、生産スケジュールの調整や製品の品質チェックを行い、スムーズかつ安定した生産を実現します。また、設備や機械の管理を通じて、生産ラインの効率向上にも貢献していますね。

この職種で活躍するためには、計画的に物事を進める能力や、トラブル発生時に冷静に対応する判断力が必要でしょう

製造業に関する知識や経験を活かして、効率的な生産を実現するための改善策を提案できることが重要です。

製造・生産管理職は、職場での対応力が評価に大きく影響します。この職種を目指すのであれば、技術力だけでなくマネジメントなどの管理能力も磨いておきましょう

また、企業は効率的な生産だけでなく、コスト削減や品質向上を同時に実現する人材を求めています。そのため、品質管理やコスト管理の視点から問題解決を提案できる能力も必要です。

④ 事務職

事務職は、鉄鋼業界におけるバックオフィス業務を担当します。業務内容としては、書類作成やデータ入力、顧客対応などです。

具体的には、営業職や製造部門から依頼を受け、必要な書類を作成したり、注文処理を行います。また、業務の進捗状況を管理するためのデータ入力や、部門間で調整を行うこともあります。

事務職で活躍するためには、細かい作業を正確にこなす能力や、他の部署と円滑にコミュニケーションを取るスキルが大切です

事務職は、他の職種と連携しながら業務を進めるため、チームワークを重視する姿勢が求められます。

事務職で求められるスキルのひとつに「柔軟性」があります。特に鉄鋼業界では、急な業務変更や部門間の調整が多く発生するので、その都度適切に対応できる柔軟さが重要です。

さらに、業務効率化を図るためにはITスキルの向上が欠かせません。Excelや社内システムの使い方をしっかりとマスターすることが、仕事をスムーズに進めるための鍵となります。

志望動機に活かそう!鉄鋼業界で働く魅力は?

ここでは、鉄鋼業界で働く魅力を紹介します。

鉄鋼業界での仕事は、単に製品を生産するだけではありません。世界を変えるような大規模なプロジェクトに関わりながら、自己成長と社会貢献を同時に実現できる貴重な機会を提供してくれるのです。

  1. 将来性が見込める安定した業界である
  2. グローバルに活躍できるチャンスがある
  3. スケールの大きなプロジェクトに関われる
  4. 専門性の高い技術と知識を習得できる
  5. 持続可能な社会への貢献ができる

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①将来性が見込める安定した業界である

鉄鋼業界は、将来性が見込まれる安定した業界だと言えます。

国内産業の基盤を支える重要な業界であり、自動車や電化製品、建築用材料などに利用される鉄鋼製品は需要が途絶えることがないからです。

また、環境への配慮や再生可能エネルギーへの転換を背景に、新しい技術が求められているため、業界自体のさらなる成長が期待されています。

安定した業界で働けることは、将来的なキャリア形成の大きな力となってくれるでしょう。

②グローバルに活躍できるチャンスがある

鉄鋼業界では、グローバルに活躍できるチャンスがあります。

国内だけでなく、世界市場での国際的な取引や技術交流が盛んであるため、海外拠点での仕事や出張の機会が豊富なのです。

語学力や異文化理解が求められますが、グローバルな視野を持って豊かなキャリアを築けることは大きな魅力でしょう。

③スケールの大きなプロジェクトに関われる

鉄鋼業界には、世界規模で展開されるプロジェクトに携わるチャンスがあります。

高品質な日本の鉄鋼は、海外の巨大橋梁や高速鉄道、エネルギー施設の建設など、国際的なプロジェクトにおいても使用されてきました。

自分が手掛けた製品が、地球規模で社会インフラの一部となって多くの人々の生活を支えていることへの誇りは、仕事のやりがいにも繋がります。

④専門性の高い技術と知識を習得できる

鉄鋼業界では、最先端の技術と高度な専門知識を習得できます。

特に研究開発や製造技術に携われば、これまでにない優れた特性を持つ新素材や製品を開発するチャンスに恵まれるでしょう。

例えば、引っ張り強度や耐食性を向上させるために合金元素を調整する技術は、高度な専門性を必要とします。

このような技術と知識を習得して、自分の成長を感じながら働けることは魅力です。

⑤持続可能な社会への貢献ができる

鉄鋼業界は、持続可能な社会への貢献にも大きな役割を果たしています。

かつては、鉄鋼の製造過程における高いエネルギー消費やCO2の排出が問題視されていました。

しかし近年では、低炭素鋼の開発やリサイクル技術の向上により、環境への負荷を最小限に抑える取り組みがされています。

鉄鋼業界で働くことは、環境に配慮した製品作りや持続可能な社会の実現に貢献することに繋がるのです。

適性を知ろう!鉄鋼業に向いている人は?

ここでは、鉄鋼業界に向いている人の特徴を紹介します。

志望動機を書く際には、業界の特性を理解し、自分の強みと結びつけることが大切です。

  1. 技術や工程の改善に関心がある人
  2. 粘り強く挑戦し続ける姿勢を持つ人
  3. ものづくりに強い情熱を持つ人
  4. スケールの大きな仕事に挑戦したい人
  5. 新しいことに興味を持ち、主体的に行動できる人

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①技術や工程の改善に関心がある人

鉄鋼業界は、技術や工程の改善に関心がある人が向いています。

より効率的で高品質な製品を生み出すためには、日々の業務の中で課題を見つけ、より良い方法を模索する姿勢が大切なのです。

データ分析や最新技術の導入に興味を持ち、改善提案を積極的に行える人は、貴重な人材として重宝されます。

②粘り強く挑戦し続ける姿勢を持つ人

鉄鋼業界には、粘り強く挑戦し続ける人が向いています。

技術開発や工程改善は時間がかかることが多く、さまざまな困難に直面するため、一度の挑戦で成功するとは限りません。

そのため、長期的な視点で試行錯誤を重ねながら成果を追求できる人が活躍するのです。

問題解決の過程を楽しみながら着実に前進できる人は、鉄鋼業界において欠かせない存在です。

③ものづくりに強い情熱を持つ人

鉄鋼業界は、ものづくりに強い情熱を持つ人が向いています。

特に原料から製品を作り上げる現場では、高温で鉄を加工し、精密な技術で形を整える工程に、創意工夫とこだわりが必要です。

自分の手で社会を支える製品を生み出すことに情熱を注げる人こそ、この業界で大きなやりがいを感じられるでしょう。

④スケールの大きな仕事に挑戦したい人

鉄鋼業界は、スケールの大きな仕事に挑戦したい人に向いています。

建築・インフラ・自動車・船舶など、社会を支える大規模なプロジェクトでは、数百トンもの鉄を加工し、世界中で使われる製品を生み出す仕事に携わります。

これらのプロジェクトが完了した時には、他では味わえない達成感を得られるでしょう。スケールの大きなものづくりに挑戦したい人にとっては、まさに最適な業界だと言えます。

⑤新しいことに興味を持ち、主体的に行動できる人

鉄鋼業界は、新しいことに興味を持ち、主体的に行動できる人が向いています。

技術革新によって新しい材料や製造技術が次々と登場するため、変化を前向きに受け入れ、新たな知識を積極的に学ぶ姿勢が求められるからです。

自ら課題を見つけて主体的に行動することは、業界内での活躍の幅を広げることにも繋がります。

鉄鋼業界を志望する就活生がやっておくべきこと

ここでは、鉄鋼業界を志望する就活生がやっておくべきことについて紹介します。

就職活動を成功させるためには、以下の4つのポイントを押さえておきましょう。

  1. インターンに参加し、企業ごとの特徴や強みを理解する
  2. 各社の採用方式や選考プロセスを事前に調査する
  3. グローバルな業界で活躍するために語学力を磨く
  4. 業界特有の視点を持った逆質問を準備し、面接対策を万全にする

①インターンに参加し、企業ごとの特徴や強みを理解する

志望動機を魅力的に書くためには、インターンシップに参加して、企業ごとの特徴や強みを理解することをおすすめします。

製鉄所や製品加工工場での実務を経験すれば、製造プロセスや技術について深く学べるからです。

また、企業のビジョンや事業戦略を直接知ることができ、どの企業が自分に合っているかを見極める助けにもなるでしょう。

②各社の採用方式や選考プロセスを事前に調査する

志望動機を書く際には、企業ごとの採用方法や選考の進め方を事前に調べておくことも大切です。

鉄鋼業界には、技術職だけでなく、商社として鉄鋼業務を行う企業もあります。

例えば、鉄鋼専門の商社で働く場合、主な仕事は鉄鋼製品の販売や取引・営業・貿易業務ですよ。

技術職と営業職では、採用方法や選考内容が大きく異なるため、事前にどんな仕事が求められ、どんなスキルが必要かを確認しておくことが重要です。

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③グローバルな業界で活躍するために語学力を磨く

鉄鋼業界はグローバルに展開しているため、外国語のスキルを磨いておくと選考を有利に進められます。

特に英語や中国語など、ビジネスでよく使用される言語を習得しておくと、海外の鉄鋼メーカーや顧客との直接的なやり取りが可能になり、国際市場における企業の競争力を高める戦力となれるでしょう。

海外の最新技術や市場動向を迅速にキャッチアップすることにも繋がるため、業界で活躍する上で大きな武器となりますよ。

④業界特有の視点を持った逆質問を準備し、面接対策を万全にする

面接時には逆質問の機会が与えられるため、業界特有の視点を持った逆質問を準備しておきましょう。

例えば、「鉄鋼業界での新技術や脱炭素化に向けた取り組みについて」「今後成長が期待される新興国の鉄鋼需要について特に注目している国は?」などの質問ができれば、業界の最前線に興味を持っていることを示せます。

また、自分のキャリアプランに合った質問をすることで、採用担当者との対話がより有意義なものになります。逆質問をしっかりと準備し、鉄鋼業界への情熱と理解をアピールしましょう。

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4STEP解説!鉄鋼業界の志望動機の書き方と王道フレーズを紹介

鉄鋼業界の志望動機を書くときは、素材産業ならではの社会貢献性や技術力の高さを意識することが大切です。

自分の興味や経験を「なぜこの業界を選ぶのか」「どんな価値を生み出したいのか」という視点で整理すると、説得力のある文章になりますよ。

ここでは、志望動機を4つのステップに分けて、書き方のコツと使いやすいフレーズを紹介します。

  1. 鉄鋼業界を志望する理由を端的に述べる
  2. その理由を裏付ける具体的なエピソードを紹介する
  3. 数ある企業の中からその会社を選んだ理由を明確にする
  4. 入社後にどのように貢献できるかを伝える

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①鉄鋼業界を志望する理由を端的に述べる

志望動機の冒頭では、まず「なぜ鉄鋼業界を志望するのか」を端的に伝えることが重要です。鉄鋼業界はインフラや製造業の基盤を支える重要な産業であり、社会を支える使命感が評価されやすい分野でもあります。

そのため、「社会基盤を支える素材づくりに関わりたい」というように、端的に動機をまとめてからより深い説明をしていくと、業界への理解が伝わりやすいでしょう。

ただ「モノづくりに興味がある」と書くよりも、「どのような社会課題を解決したいのか」まで踏み込むと、より説得力が増します

使えるフレーズ例

  • 社会インフラを支える素材の安定供給に貢献したいと思いました。
  • 高品質な鉄鋼製品を通して日本の産業を下支えしたいです。
  • 鉄という素材が持つ可能性を広げる技術に魅力を感じています。
  • 世界の製造業を支える鉄鋼の力に携わりたいです。
  • モノづくりの原点である素材産業に関わり、社会に貢献したいです。
  • 環境に配慮した鉄づくりを通して持続可能な社会に貢献したいです。
  • 世界市場で競争する日本の鉄鋼技術に挑戦したいと思いました。
  • 日々の生活を支えるインフラの基礎を担う仕事に魅力を感じました。
  • 鉄の強さとしなやかさを活かした製品づくりに携わりたいです。
  • 長期的に社会価値を生み出す素材開発に関わりたいと考えています。

②その理由を裏付ける具体的なエピソードを紹介する

次に、自分の志望理由を裏付ける体験を紹介してください。鉄鋼業界は、論理的思考や地道な努力を重視する傾向があります。

例えば、学業や研究、チーム活動などの中で「課題を見つけて解決した経験」を具体的に書くと効果的です。

特に大切なのは、「なぜその経験が鉄鋼業界で活かせるのか」を明確にすることです。成功の過程で学んだ姿勢や探究心を伝えることで、業界との相性がより明確に示せますよ。

使えるフレーズ例

  • 研究で金属材料の特性を比較する中で素材の奥深さを感じました。
  • 機械工学の実験を通して、品質管理の重要性を学びました。
  • 学生プロジェクトでチームと協力し、製造工程を改善しました。
  • インターンで製造現場の安全管理に携わり、責任感を得ました。
  • 材料分析の実習で、温度管理が製品品質に直結することを実感しました。
  • 工場見学で現場の技術力とスケールの大きさに感動しました。
  • 粘り強く実験を繰り返す中で、課題解決力を養いました。
  • 複数データの比較から最適条件を導く過程にやりがいを感じました。
  • 失敗を分析し、原因を突き止める姿勢を身につけました。
  • 工業製品が完成するまでの流れを体験し、素材の重要性を理解しました。

③数ある企業の中からその会社を選んだ理由を明確にする

志望動機の中盤では、「なぜその企業を選ぶのか」を明確にする必要があります。鉄鋼業界の企業はそれぞれ、製品分野や技術の強みが異なるからです。

そのため、企業理念や研究方針、グローバル展開などを挙げながら、自分の価値観と一致している点を具体的に示すとよいでしょう。

この部分を丁寧に書くことで、「業界への志望」から一歩進んだ「企業への志望」に発展します。企業研究をしっかり行い、自分との共通点を見つけて言語化してください。

使えるフレーズ例

  • 貴社の高張力鋼板開発に挑戦する姿勢に共感しました。
  • 環境対応技術の分野で業界をリードしている点に魅力を感じています。
  • グローバル展開の中で幅広い事業に携われる点に惹かれました。
  • 社員一人ひとりが技術を磨き続ける文化に共感しました。
  • 安定した品質を追求する姿勢が、自分の価値観と一致しています。
  • 持続可能な鉄づくりを推進する取り組みに共感しました。
  • 海外プロジェクトを通して、技術輸出に貢献したいです。
  • 現場と研究が一体となって課題を解決する環境に魅力を感じました。
  • 社会基盤を支える使命感を持つ企業理念に強く共感しました。
  • 長期的な人材育成制度のもとで、成長できる環境に惹かれました。

④入社後にどのように貢献できるかを伝える

最後に、入社後にどのような形で貢献したいかを明確に伝えましょう。鉄鋼業界は長期的な成長を重視する産業であり、「すぐに成果を出す」よりも「継続的に成長できる姿勢」が求められます。

そのため、自ら課題を見つけて改善する意欲や、新しい技術に挑戦する前向きな姿勢を具体的に示すことが大切です。

技術職だけでなく営業や調達の職種でも、「素材の力を社会に届けたい」という視点を盛り込むと、志望動機全体に一貫性が生まれるでしょう。

使えるフレーズ例

  • 製造現場で得た知見をもとに、品質向上に貢献したいです。
  • 新素材の研究開発を通じて、環境負荷の低減に取り組みたいです。
  • 鉄鋼製品の安定供給を支え、社会基盤の維持に貢献したいと思います。
  • 海外プロジェクトを担当し、技術力で日本の存在感を高めたいです。
  • 現場の課題をデータで分析し、生産性向上を目指したいと考えています。
  • サプライチェーン全体を見渡し、効率的な供給体制を築きたいです。
  • 顧客のニーズに応じた製品提案を行い、信頼を築きたいです。
  • 安全と品質の両立を実現する現場改善に貢献したいです。
  • 将来的にはプロジェクトリーダーとして、チームを牽引したいです。
  • 社会の変化に対応する新しい鉄づくりを実現したいと考えています。

主要3社の例文付きで紹介!鉄鋼業界の企業に特化した志望動機の書き方

鉄鋼業界を志望する就活生の多くは、「ものづくりに関わりたい」「日本の産業を支えたい」といった理由を挙げがちです。

しかし、それだけでは各企業の特徴や個性が伝わりにくく、採用担当者に響きにくくなります。

この章では、日本を代表する3社の特徴を踏まえて、どのように志望動機を書けば説得力が高まるのかを紹介します。志望意欲が伝わる志望動機作成の参考にしてください。

  1. 日本製鉄
  2. JFEスチール
  3. 神戸製鋼所

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①日本製鉄

日本製鉄は、国内最大手の鉄鋼メーカーであり、自動車・造船・建築など幅広い分野に高品質な鋼材を供給しています。

国内外に多くの拠点を持ち、環境技術やスマート製鉄所の導入にも積極的です。世界的にも高い技術力を誇り、社会インフラを支える重要な存在といえるでしょう。

同社の強みは、高品質な鋼材の製造技術と研究開発力、そしてグローバル展開における柔軟な生産体制です。

特に、自動車用高張力鋼板(ハイテン)などの高付加価値製品は、世界の自動車メーカーから高い評価を受けています。また、水素還元製鉄などの次世代技術を通じて、脱炭素社会の実現にも貢献しています。

これらの背景から、日本製鉄の独自の特徴は以下のようになります。

日本製鉄の独自ポイント

  • 自動車用鋼板など高付加価値製品に強みを持つ
  • スマート製鉄所による生産効率化
  • グローバル供給体制の確立
  • 環境対応技術(水素還元製鉄など)の開発
  • 社会インフラを支える事業規模

これらの特徴を踏まえて志望動機を書くことで、事業理解の深さや社会貢献への意識を伝えられます。ただ「日本製鉄の技術力に魅力を感じた」だけでは具体性に欠けてしまうため、実際にどの製品や技術に惹かれたのかを明確にしてください

特に、自分の経験や関心と結びつけることで、説得力のある志望動機が完成します。とはいえ、そう簡単に書けるものではありませんよね。

そこで、実際に上記の特徴を盛り込んだ志望動機を、添削例文形式で紹介していきます。「どのように企業の独自の特徴を盛り込めば?」と考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

引用:https://www.nipponsteel.com/

↓日本製鉄の志望動機の添削例↓

日本製鉄の志望動機
【結論】
私は、ものづくりを通して社会を支える鉄鋼業界に魅力を感じ、特に高品質な製品で産業全体を支える貴社で働きたいと考えています。自動車や建設など幅広い分野の基盤を担う鉄鋼は、社会の発展に欠かせない存在であり、自身の力を社会貢献に直結させられる点に惹かれました。その中でも、自動車用鋼板など高付加価値製品の開発を通じて、社会インフラや産業全体の発展に直接貢献できる点に魅力を感じています。素材が社会の基盤を支えるという確かな実感を得ながら、自らの努力が形として残る仕事に携わりたいと考えています。
添削コメント|元の文章は「社会貢献」という抽象的な表現に終始しており、鉄鋼業界や企業との結びつきが弱くなっていました。改善後は「自動車用鋼板」「社会インフラ」といった企業独自の強みを具体的に示し、志望動機の焦点を「貴社で社会を支える実感」に置いたことで説得力が高まりました。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学時代、サークル活動で制作した展示用の模型づくりを通じて、素材選びや構造の工夫が完成度に大きく影響することを学びました。特に、試作を繰り返しながら強度と軽量化を両立させる工程では、理論だけでなく試行錯誤を重ねる姿勢の重要性を実感しました。強度を保ちながら軽量化を図るために素材の厚みや接合部の角度を何度も調整し、最終的に安定性と見た目の両立を実現しました。その過程で、数字や理論だけではなく、素材の特性を理解しながら最適解を探る大切さを学びました。この経験から、材料の性能を最大限に引き出す製造技術に興味を持つようになりました。
添削コメント|修正前は「試行錯誤を重ねた」という抽象表現で、行動や成果の具体性に欠けていました。改善後では「厚みや角度の調整」など具体的な取り組みを書くことで、主体的な工夫と課題解決能力が伝わる構成に強化されています。
【企業を選んだ理由】
貴社は自動車用鋼板など高付加価値製品に強みを持ち、スマート製鉄所による効率化や環境対応技術の開発にも注力されています。技術革新を通じて社会インフラを支える姿勢に共感し、自らもその一員として成長したいと考えました。中でも、水素還元製鉄など環境に配慮した新技術の開発に取り組まれている点に強く共感しています。持続可能な社会を支える鉄鋼づくりという挑戦を、素材に興味を持つ自分の強みと結びつけて実現したいと考えました。
添削コメント|元の文章は、一般的で独自性に欠けていました。改善後は、企業独自の強みである「水素還元製鉄」や「環境技術開発」を明確に盛り込み、エピソードで得た素材への興味とつなげています。業界理解と志望意欲の一貫性がとれている構成になりました。
【入社後】
入社後は、製造現場で培った知見を活かし、より品質と生産性を両立できる技術開発に携わりたいです。大学時代に培った素材理解の姿勢を活かし、製造プロセスの改善や新素材の開発など、品質と生産性を両立させる技術開発に取り組みたいです。将来的には、グローバルな供給体制の中で日本の製造技術の強みを発信し、世界のものづくりを支える存在を目指します。
添削コメント|学生が「製造現場で培った知見」を語るのは不自然なため、「素材理解の姿勢」に修正し、現実的で誠実な印象を与える構成に変更しました。また、「新素材開発」や「品質・生産性の両立」といった鉄鋼業界に直結するワードを加え、入社後の目標が明確にしています。

【NGポイント】
全体的に抽象的な表現が多く、エピソードの描写も簡潔すぎて、応募者の行動や学びが具体的に伝わっていませんでした。「実際にどのように考え、行動する人材なのか」が判断しづらい構成になっていたといえます。

【添削内容】
抽象的な表現を削り、鉄鋼業界特有の要素である「自動車用鋼板」「水素還元製鉄」「スマート製鉄所」などを具体的に盛り込みました。また、「素材の厚みや角度を調整する」といった実践的な描写を追加し、行動ベースでの成長を明確化しています。

【どう変わった?】
「企業独自の強みと自分の経験がどのように結びつくか」が明確になり、志望動機の軸がはっきりしました。企業から見ても、「素材を理解し、課題を解決する姿勢を持つ学生」として評価しやすい内容になっています。

また、添削後の志望動機も全文紹介します。「添削後はどんな志望動機になるの?」と気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

日本製鉄の志望動機(全文)
私は、ものづくりを通して社会を支える鉄鋼業界に魅力を感じ、特に高品質な製品で産業全体を支える貴社で働きたいと考えています。その中でも、自動車用鋼板など高付加価値製品の開発を通じて、社会インフラや産業全体の発展に直接貢献できる点に魅力を感じています。素材が社会の基盤を支えるという確かな実感を得ながら、自らの努力が形として残る仕事に携わりたいと考えています。

大学時代、サークル活動で制作した展示用の模型づくりを通じて、素材選びや構造の工夫が完成度に大きく影響することを学びました。特に、強度を保ちながら軽量化を図るために素材の厚みや接合部の角度を何度も調整し、最終的に安定性と見た目の両立を実現しました。その過程で、数字や理論だけではなく、素材の特性を理解しながら最適解を探る大切さを学びました。この経験から、材料の性能を最大限に引き出す製造技術に興味を持つようになりました。

貴社は自動車用鋼板など高付加価値製品に強みを持ち、スマート製鉄所による効率化や環境対応技術の開発にも注力されています。中でも、水素還元製鉄など環境に配慮した新技術の開発に取り組まれている点に強く共感しています。持続可能な社会を支える鉄鋼づくりという挑戦を、素材に興味を持つ自分の強みと結びつけながら実現したいと考えました。

入社後は、大学時代に培った素材理解の姿勢を活かし、製造プロセスの改善や新素材の開発など、品質と生産性を両立させる技術開発に取り組みたいです。将来的には、グローバルな供給体制の中で日本の製造技術の強みを発信し、世界のものづくりを支える存在を目指します。

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②JFEスチール

JFEスチールは、国内第2位の鉄鋼メーカーで、幅広い分野に高品質な鋼材を提供しています。鉄鋼生産の効率化やエネルギー利用の最適化を進め、環境に優しい製造プロセスを追求している企業です。

JFEスチールの特徴は、「環境経営」「技術革新」「社会貢献」の3つを軸に事業を展開している点です。特に、電炉技術やリサイクル技術を活用した環境負荷低減への取り組みは業界でも先進的といえます

さらに、AIやIoTを活用した次世代製鉄プロセスの開発も進めており、持続可能な社会の実現に貢献しています。

このような背景から、JFEスチールが他の企業と差別化できている独自ポイントは以下のようになりますね。

JFEスチールの独自ポイント

  • 環境経営と脱炭素への積極的な姿勢
  • 電炉技術やリサイクルによる資源循環型モデル
  • AI・IoTを活用したスマートファクトリー構想
  • 社会貢献を意識した製品開発
  • 顧客密着型の営業・技術支援体制

これらの点を盛り込むことで、「技術と環境の両立を意識している」という姿勢を伝えられます。たとえば「環境負荷を抑えたものづくりに携わりたい」という思いを同社の取り組みと結びつけると効果的です。

ただし、理念的な内容だけでは抽象的になりやすいので、具体的な製品や取り組みを踏まえて書くことが重要でしょう。

ではここから、上記の独自ポイントを実際に盛り込んだ志望動機を、添削例文形式で紹介していきます。

引用:https://www.jfe-steel.co.jp/

↓JFEスチールの志望動機の添削例↓

JFEスチールの志望動機
【結論】
私は、社会インフラを支える素材を通じて持続可能な社会の実現に貢献したいと考え、鉄鋼業界を志望しています。特に貴社のように、環境経営や脱炭素技術の推進に積極的に取り組む企業であれば、自らの努力を通じて社会課題の解決に関われると感じています。特に貴社が電炉技術やAIを活用して環境負荷の低減を実現している点に魅力を感じ、自分もその技術革新の一端を担いたいと考えています。
添削コメント|元の文は「社会課題の解決」など抽象的で、他社でも使える表現でした。改善後では、JFEスチールの独自性である「電炉技術」「AIによる環境負荷低減」を明示し、業界の中でなぜこの企業を選んだのかを明確化しています。
【根拠となるエピソードの詳細】
大学時代、環境サークルで廃棄物削減をテーマに活動していました。地域企業と協力してリサイクル率向上の取り組みを行う中で、資源を無駄にしない仕組みづくりの重要性を学びました。特に、限られた資源を有効に使うためには素材そのものの再利用や技術革新が欠かせないと感じ、廃棄物の分別や再利用プロセスの提案を行い、最終的に回収率を前年より15%向上させる成果を得ました。この経験を通じ、技術的な工夫や現場の改善が環境問題の解決に直結することを実感し、素材から社会を支える鉄鋼分野への関心を強めました。
添削コメント|修正前は「学んだ」「感じた」など感想中心で、行動や成果が不明確でした。改善後は「提案」「成果」「学び」の流れを具体化し、エピソードに説得力が加わりました。採用担当は抽象的な意識の高さよりも、行動と成果を評価します。
【企業を選んだ理由】
貴社は電炉技術やリサイクルの推進を通じて、資源循環型社会の構築に貢献しており、環境と経済の両立を実現している点製鉄過程で発生するCO₂削減に向けた電炉化や、AIによる生産最適化など、環境と生産性を両立する技術革新に強みがある点に魅力を感じています。また、AIやIoTを活用したスマートファクトリーの取り組みなど、常に新しい挑戦を続ける姿勢にも強く共感しています。現場のデータ活用を通じて、安全性と効率を両立させる姿勢に共感しており、技術を社会価値につなげる企業文化に惹かれています。
添削コメント|従来の「両立」「挑戦」といった表現は汎用的で、企業研究が浅く見えていました。改善後は「CO₂削減」「AIによる最適化」など具体的な施策に言及し、JFEスチールの取り組みを理解している印象を与えています。
【入社後】
入社後は、環境配慮型の製品開発や生産プロセスの効率化に携わりたいです。現場での課題発見力を磨きながら、持続可能な社会に貢献できる鉄鋼製品の開発に取り組み、貴社の環境経営をさらに推進する一員として成長していきたいです。現場のデータ分析や工程改善を通じて、生産効率を高めながら環境負荷を低減する仕組みづくりに挑戦したいと考えています。将来的には、AI技術を活用した製造ラインの最適化を実現し、貴社のスマートファクトリー構想の発展に貢献したいです。
添削コメント|元の文は「貢献」「成長」など抽象的で、行動イメージが薄い内容でした。改善後は「データ分析」「AI」「工程改善」と具体化し、入社後の役割や挑戦意欲を明確にしました。採用担当は「入社後に何をしたいか」を重視するため、企業の技術戦略と結びついた将来像を示すことが大切です。

【NGポイント】
全体的に「企業の魅力」がやや浅く、志望動機の根拠が伝わりにくい状態でした。特に「社会課題の解決に関われる」という魅力は様々な企業に当てはまってしまうため、独自の強みに対する理解が浅く見えてしまいます。

【添削内容】
「電炉技術」「AI活用」「スマートファクトリー」といったJFEスチール特有の要素を盛り込み、他社との差別化を図りました。また、行動と成果の因果関係を強調することで、実行力と論理性を印象づける構成に整えています。

【どう変わった?】
企業視点から「理解度が高く、再現性のある志望動機」になりました。志望理由に一貫性が生まれ、学生の価値観と企業の方向性が自然に結びつく構成に改善されています。具体的な成果や将来像が描かれており、入社後の活躍イメージが伝わりやすいです。

また、添削後の志望動機も全文紹介します。「添削後はどんな志望動機になるの?」と気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

JFEスチールの志望動機(全文)
私は、社会インフラを支える素材を通じて持続可能な社会の実現に貢献したいと考え、鉄鋼業界を志望しています。特に貴社が電炉技術やAIを活用して環境負荷の低減を実現している点に魅力を感じ、自分もその技術革新の一端を担いたいと考えています。

大学時代、環境サークルで廃棄物削減をテーマに活動していました。地域企業と協力してリサイクル率向上の取り組みを行う中で、廃棄物の分別や再利用プロセスの提案を行い、最終的に回収率を前年より15%向上させる成果を得ました。この経験を通じ、技術的な工夫や現場の改善が環境問題の解決に直結することを実感し、素材から社会を支える鉄鋼分野への関心を強めました。

貴社は電炉技術やリサイクルの推進を通じて、資源循環型社会の構築に貢献しており、製鉄過程で発生するCO₂削減に向けた電炉化や、AIによる生産最適化など、環境と生産性を両立する技術革新に強みがある点に魅力を感じています。また、AIやIoTを活用したスマートファクトリーの取り組みの中で、現場のデータ活用を通じて安全性と効率を両立させる姿勢に共感しており、技術を社会価値につなげる企業文化に惹かれています。

入社後は、現場のデータ分析や工程改善を通じて、生産効率を高めながら環境負荷を低減する仕組みづくりに挑戦したいと考えています。将来的には、AI技術を活用した製造ラインの最適化を実現し、貴社のスマートファクトリー構想の発展に貢献したいです。

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③神戸製鋼所

神戸製鋼所(KOBELCO)は、鉄鋼・アルミ・銅といった素材事業に加え、機械やエンジニアリング分野まで幅広く展開する総合メーカーです。

鉄鋼に限らず、多様な技術を持ち、航空機・自動車・発電設備などの分野で高い評価を得ています。

同社の強みは、素材と機械技術を融合した独自の開発力にあります。鉄鋼分野では高強度と高靭性を両立した特殊鋼の開発に注力しており、機械分野では圧縮機や溶接機など製造現場を支える製品を世界中に提供しています。

さらに、水素社会の実現に向けた圧縮機や蓄圧システムの開発など、新しいエネルギー分野にも挑戦しています。

これらの背景から、神戸製鋼所が独自に持つ強みは以下のようになります。

神戸製鋼所の独自ポイント

  • 鉄鋼・アルミ・銅の三本柱による事業展開
  • 機械・エンジニアリング分野への応用力
  • 高強度と高靭性を両立した特殊鋼技術
  • 水素関連機器や再生可能エネルギー分野への挑戦
  • 素材と機械の融合による独自の価値創出

これらの特徴を踏まえて書くことで、「ものづくりを通じて幅広く社会を支えたい」という姿勢を具体的に伝えられます。ただし、「多事業展開が魅力的」だけでは浅く見られてしまうでしょう。

どの分野に興味を持ち、なぜその領域に携わりたいのかを明確にすることが大切です。ここからは、このポイントを踏まえつつ、実際の志望動機を添削例文形式で紹介していきます。

引用:https://www.kobelco.co.jp/

↓神戸製鋼所の志望動機の添削例↓

神戸製鋼所の志望動機
【結論】
私は、素材と機械の両面から社会の発展を支える貴社のものづくりに携わりたいと考えています。特に、鉄鋼・アルミ・銅の三分野を軸にエネルギーや輸送など幅広い産業を支える貴社の技術力に魅力を感じました。という三本柱で社会インフラを支えると同時に、水素関連機器など新たなエネルギー分野にも挑戦する貴社の姿勢に強く共感しました。多様な分野で応用される素材開発を通じて、社会基盤を支える一員として成長したいと考えています。
添削コメント|削除部分は「技術力に魅力を感じました」と抽象的で、企業独自の強みが伝わらない点が問題でした。改善後は「三本柱の事業展開」と「水素関連分野への挑戦」を入れ、神戸製鋼所の特徴を踏まえた具体的志望理由に修正しました。
【根拠となるエピソード】
大学の研究で金属の性質を比較する実験を行い、微細な組成の違いが強度や耐久性に大きな影響を与えることを学びました。特に、試行錯誤を重ねながら分析結果を改善していく過程で、素材の奥深さとものづくりの面白さ実験では思うような結果が得られず、測定条件を何度も変えながらデータを改善しました。その結果、構造や加工条件の違いが性能に直結することを実感し、科学的な工夫で成果を導く面白さを強く感じました。この経験から、社会の基盤を支える素材産業に関わりたいという思いが生まれました。
添削コメント|元の文章は、行動や成果の具体性が不足していました。改善後は「試行錯誤→改善→成果」の流れを明確にすることで、課題解決力と探究心が伝わる内容に強化されています。さらに、技術開発志向の企業文化にも合致しています。
【企業を選んだ理由】
貴社は高強度と高靭性を両立させた特殊鋼や、再生可能エネルギー分野への取り組みなど、技術を社会課題の解決に結びつける姿勢を持っています。機械やエンジニアリングの分野にも展開している点に、他社にはない総合力を感じました。また、素材と機械の融合により新たな価値を創出する姿勢に惹かれ、自らも素材研究を通じて社会課題の解決に貢献したいと感じています。
添削コメント|もとの文章は根拠が弱く、他社との差別化が難しい表現でした。改善後は「素材と機械の融合」という神戸製鋼所の独自性を明示し、さらに自身の志向(社会課題の解決)と結びつけて具体化しました。企業理解と自己分析が結びついた説得力ある内容に変わっています。
【入社後】
入社後は、素材開発の現場で品質や性能を追求しながら、将来的には新しいエネルギー分野に応用できる技術開発にも挑戦したいです。再生可能エネルギーや水素社会に向けた新素材の開発に携わり、地球規模の課題解決に貢献できる技術者を目指したいです。素材と機械の融合によって、新たな価値を生み出す一員として貢献していきたいと考えています。
添削コメント|「新しいエネルギー分野」は抽象的で、どんな分野・目的かが不明確でした。改善後は「再生可能エネルギーや水素社会に向けた新素材の開発」と具体化し、神戸製鋼所の研究領域とリンクしています。企業理解とキャリアビジョンの一貫性が明確に伝わる構成になりました。

【NGポイント】
もともとの例文では、全体的に「魅力を感じました」「挑戦したいです」といった曖昧な表現が多く、神戸製鋼所の独自性や応募者自身の強みが十分に伝わっていませんでした。エピソードも感情中心で、行動や成果が見えづらく、説得力に欠けていました。

【添削内容】
企業の「鉄鋼・アルミ・銅の三本柱」「素材と機械の融合」「水素関連技術」などの独自要素を具体的に盛り込みました。また、エピソード部分では行動描写を追加し、採用担当者が学生の能力や姿勢をイメージしやすい内容に整えました。

【どう変わった?】
神戸製鋼所の事業内容と応募者の経験が一貫して結びつく構成に改善されました。企業理解の深さや再生可能エネルギーへの関心が明確になっています。「自社の方向性と合致した人物」として評価されやすい志望動機になったでしょう。

また、添削後の志望動機も全文紹介します。「添削後はどんな志望動機になるの?」と気になっている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

神戸製鋼所の志望動機(全文)
私は、素材と機械の両面から社会の発展を支える貴社のものづくりに携わりたいと考えています。特に、鉄鋼・アルミ・銅という三本柱で社会インフラを支えると同時に、水素関連機器など新たなエネルギー分野にも挑戦する貴社の姿勢に強く共感しました。多様な分野で応用される素材開発を通じて、社会基盤を支える一員として成長したいと考えています。

大学の研究で金属の性質を比較する実験を行い、微細な組成の違いが強度や耐久性に大きな影響を与えることを学びました。実験では思うような結果が得られず、測定条件を何度も変えながらデータを改善しました。その結果、構造や加工条件の違いが性能に直結することを実感し、科学的な工夫で成果を導く面白さを強く感じました。この経験から、社会の基盤を支える素材産業に関わりたいという思いが生まれました。

貴社は高強度と高靭性を両立させた特殊鋼や、再生可能エネルギー分野への取り組みなど、技術を社会課題の解決に結びつける姿勢を持っています。また、素材と機械の融合により新たな価値を創出する姿勢に惹かれ、自らも素材研究を通じて社会課題の解決に貢献したいと感じています。

入社後は、素材開発の現場で品質や性能を追求しながら、将来的には、再生可能エネルギーや水素社会に向けた新素材の開発に携わり、地球規模の課題解決に貢献できる技術者を目指したいです。素材と機械の融合によって、新たな価値を生み出す一員として貢献していきたいと考えています。

コピーしました!

また、「まだ志望動機の内容イメージが固まっていない」「ざっくりとした土台があれば作れそうなのに……」という人は、ES自動作成ツールを使ってみましょう!ゼロからAIが志望動機のベースを作ってくれますよ。

さらに、「志望動機は作れそうだけど、もっと質を高めたい!」と思っている人には、無料で志望動機を添削してくれる「赤ペンES」がおすすめ!就活のプロがあなたの志望動機をじっくり添削し、気づけなかった改善点を教えます。

【例文6選】鉄鋼業界の志望動機

ここでは、鉄鋼業界の志望動機の例文を6つ紹介します。好印象を与える志望動機の作成の参考にしてください。

  1. 志望動機|社会基盤を支える仕事に魅力を感じた
  2. 志望動機|ものづくりへの情熱を活かしたい
  3. 志望動機|グローバルに活躍できる環境に挑戦したい
  4. 志望動機|技術革新や環境課題の解決に貢献したい
  5. 志望動機|大規模プロジェクトに携わりたい
  6. 志望動機|新しい技術に挑戦し、業界を牽引したい

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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【関連記事】赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①志望動機|社会基盤を支える仕事に魅力を感じた

ここでは、社会インフラへの関心を起点に鉄鋼業界を志望する例文の添削を紹介します。

抽象的な表現や一般論に終始せず、「なぜ鉄鋼業界なのか」「なぜその企業なのか」を言語化することが、評価される志望動機の鍵です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、社会基盤を支える仕事に携わりたいという想いがあり、あらゆる産業の根幹を担う素材産業として、社会インフラやモノづくりを支えている社会貢献性の高い鉄鋼業界を志望いたしました。
添削コメント|「社会基盤を支える」というのは幅広い表現で、鉄鋼業界以外の業界にも当てはまってしまいます。そこで、より「なぜ鉄鋼業界なのか」という要素を具体的に入れ込んだ表現に修正し、志望度の高さと業界理解の深さを強調しました。
【根拠となるエピソード】
幼い頃、橋やビルなどの大型構造物を見るたびに、「なぜこんなに大きなものが壊れずに建っていられるのか」と興味を持ったことが、ものづくりに関心を持つきっかけでした。構造物の仕組みや素材に対する関心が生まれたきっかけです。これにより、次第に社会の基盤を支える技術に魅力を感じるようになりました。
添削コメント|「ものづくり」という表現だけでは鉄鋼業界との具体的なつながりが読み取りにくいため、より関連性の強い「構造物→素材→社会基盤技術への関心」といった内容を加え、因果関係の流れを明確にしました。
【エピソード詳細】
大学では経済学を専攻し、インフラ整備の投資効果について学びました。その中で、鉄鋼は建設や輸送など多くの分野に欠かせない素材であり、日本の発展を支えてきた存在であることを知りました。講義でインフラ関連産業の経済効果を調べる中で、鉄鋼は建設・交通・エネルギーといった基幹分野に不可欠な素材であり、その安定した供給が経済と生活を支えていることから「鉄鋼の立場から社会インフラを支えたい」という思いが生まれした。
添削コメント|「鉄鋼が建設や輸送に欠かせない」はあまりにも一般論すぎるため、同じ内容をより具体的な言葉で言い換え、さらに鉄鋼業界を志望する理由まで繋げて記しました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、建設資材や機械部品など多岐にわたる製品を通じて、幅広い社会インフラに貢献している点に惹かれました。国内外の建設・製造分野に向けて安定した鉄鋼供給を続けており、インフラの根幹を支えています。また、環境負荷低減に向けた技術開発にも注力しており、将来性のある企業であると感じております。CO2排出削減技術の開発や再生可能エネルギーとの連携など、サステナビリティに向けた取り組みにも積極的であり、今後の社会課題に正面から取り組む姿勢にも共感しました。
添削コメント|全体的に志望理由の抽象度が高く、企業のどこに魅力を感じているのか分かりにくい文章でした。そこで、「安定した鉄鋼供給」「CO2排出削減技術の開発や再生可能エネルギーとの連携」など、具体的な企業の取り組みに言及し、魅力をアピールしています。
【入社後】
入社後は、現場での製造プロセスや営業活動を通じて鉄鋼製品の役割を深く理解し、社会に必要とされる製品を提供し続けることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。素材の特性や用途への理解を深めたうえで、顧客のニーズに合った提案を行うことで、持続可能な社会基盤づくりの一翼を担いたいと考えています
添削コメント|添削前の文章は、個人の展望というよりも会社全体の話になってしまっていました。そこで、入社後の個人の目標(今回は営業職)をアピールする文章に変更しました。

【NGポイント】
志望動機全体が抽象度の高い文章になっており、読み手が志望者のことをしっかりと理解できない文章になっていました。特に「ものづくりへの関心」や「魅力を感じた」など、志望理由の裏付けが不十分でした。

【添削内容】
抽象的な部分はすべて、具体的なエピソードや学びに基づいた内容に差し替えました。特に、経済学で学んだ内容と鉄鋼の社会的役割のつながりを明確化し、企業選びのパートでは職種面での具体的にな目標に言及しました。

【どう変わった?】
志望理由と企業選びに明確な根拠が加わり、「この人はなぜ鉄鋼業界を選び、なぜうちの会社を希望しているのか」が一読で理解できるようになりました。

【今回の志望動機のコツ】
・原体験と業界の特徴をつなぐ
・一般論で終わらせない
・企業研究の深さを示す

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②志望動機|ものづくりへの情熱を活かしたい

ここでは、ものづくりの情熱を志望理由のベースとする志望動機例文を添削しています。

鉄鋼業界への志望動機を語るうえでは、「素材産業としての役割」を正しく理解したうえで、自分の体験や価値観と結びつけることが重要です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、身近な「もの」ができる過程に興味を持っており、社会の基盤を支える鉄鋼業界で、自分の手で価値ある製品を生み出したい素材の力で社会に貢献できる製造の一端を担いたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「製品を生み出す」という表現は完成品メーカーを連想させ、鉄鋼業界(素材産業)の特性とずれてしまいます。鉄鋼業界では「製品を支える素材」を生み出すのが本質であるため、「素材の力で社会に貢献」と置き換えました。
【根拠となるエピソード】
私は幼い頃からプラモデルや工作が好きで、完成したものを見るたびに達成感を味わっていました。この経験が、ものづくりへの強い関心の原点です。こうした自らの工夫が形になる面白さに魅了され、ものづくりに関わる仕事への関心を深めていきました
添削コメント|「ものづくりへの関心の原点です」は、志望理由とのつながりを理解しにくいこと・プラモデルや工作の経験の特にどこに魅力を感じていたのかがわかる文章に添削しました。
【エピソード詳細】
また、大学では工学系の基礎を学びながら、金属加工の工場見学にも参加しました。実際に鉄が加工され、部材へと変化していく過程や社員の方の説明を通して、目に見えない技術の積み重ねが社会を支えていることを実感し、ますます「素材」から社会を支える鉄鋼業界に惹かれるようになりました。
添削コメント|ものづくりの中でも、どうして鉄鋼(素材系)のメーカーを志望しているのかが、この文章で理解できるようになっています。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は国内外に幅広い供給網を持ち、素材を通じて社会と深く関わる姿勢に共感し、インフラや自動車など多くの分野に貢献されています。特に自動車向けの高強度鋼材やインフラ建設向けの素材提供など、社会基盤を支える分野で高い実績を持たれている点に魅力を感じました
添削コメント|「多くの分野に貢献されています」は他社でも使える凡庸な表現で、企業の独自性が伝わりません。企業選びでは「なぜこの会社か」が問われるため、具体的な製品分野や社会への貢献事例を挙げることで企業理解の深さを示しました。
【入社後】
入社後は現場での知識や工程を一つずつ習得し、将来的にはお客様の課題に対して提案できるような存在を目指したいです。より品質の高い素材を安定供給できるよう、現場と密に連携しながら改善提案を行える技術者を目指します。地道な努力を積み重ね、現場と製品の品質向上に貢献していきます。
添削コメント|「お客様への提案」は営業職のニュアンスが強く、製造・技術系志望としては的外れな印象を与えかねません。鉄鋼業界の業務に即し、現場改善や品質向上といった視点にシフトすることで、「ものづくり」の話と整合性を持たせています。

【NGポイント】
もとの例文では、鉄鋼業界が「製品をつくる業界」と誤解されている表現が目立ちました。また、鉄鋼業界ならではの内容が少なく、職種理解が浅いと捉えられかねない文章でした。

【添削内容】
鉄鋼業界についてを「素材産業としての立ち位置」に即した言い回しへと修正しました。また、志望理由に対する根拠が論理的につながるように、体験の描写を具体化し、志望理由と原体験の因果関係を明らかにしました。

【どう変わった?】
業界と職種に沿った内容に変わり、志望度やキャリアについての考えが明確になりました。また、その企業特有の内容を組み込むことで企業理解が進んでいる印象を与えることもできています。

【今回の志望動機のコツ】
・業界の役割を正確に示す
・原体験は具体的に
入社後の展望に職種に沿わせる

③志望動機|グローバルに活躍できる環境に挑戦したい

ここでは、「グローバルに活躍したい」という志向を持つ志望動機の例文を添削しました。

志望動機では、原体験からその企業を志望するまでの背景を論理的に繋げることが重要です。きちんと根拠が相手に伝わる構成になっているかを確かめましょう。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、世界中のインフラを支える鉄鋼業界で、グローバルに活躍できる環境に挑戦したい多様な国や業界と関わりながら、国際的な鉄鋼流通に貢献していきたいと考え、志望いたしました。
添削コメント|「グローバルに活躍したい」は端的で伝わりやすい表現ではありますが、これだけではやや志望動機としては弱いです。そこで「どのように関わるのか」まで踏み込むことで、自身の目標と職務理解が明確に伝わる表現に変更しました。
【根拠となるエピソード】
幼少期に海外で生活した経験から、世界と関わる仕事に漠然とした憧れを抱いていました異なる文化や価値観を持つ人々と協力しながら物事を進めることの面白さを知り、将来的には国際的な舞台で活躍できる仕事に携わりたいと考えるようになりました。大学時代にはその思いを具体化させるため、国際経済や貿易の仕組みについて学びを深めました。
添削コメント|「世界と関わる仕事との漠然とした憧れ」は動機として弱く、説得力に欠けます。添削後は「海外生活で得た価値観→興味の方向性→学びの選択」と因果関係が明確で、企業側にも成長意欲と行動力が伝わります。
【エピソード詳細】
ゼミでは鉄鉱石や石炭などの資源が世界経済に与える影響を調べる中で、鉄鋼産業が各国の成長に欠かせない存在であることを知りました。また、資源調達から製品供給までをグローバルに展開する企業のスケールの大きさに強く惹かれました特に、資源調達から供給までを一貫して担う鉄鋼業界の構造に関心を持ち、そのスケールの大きさが社会基盤に与える影響に魅力を感じました
添削コメント|「スケールの大きさに惹かれた」は感情ベースであり、なぜスケールの大きさに関心を持ったのかが不明瞭でした。改善後は、「構造への関心」→「社会的影響の認識」とつながりが明確になり、理解度の深さが伝わります。
【企業を選んだ理由】
貴社は国内外のネットワークを活かし、資源調達から販売まで幅広く展開されており貴社はアジアや欧米との取引をはじめとした国際的なネットワークを築き、安定した供給体制と高度な調整力を強みにされており、世界とダイナミックに関われる点に魅力を感じています。
添削コメント|「国内外のネットワーク〜展開されており」は他社にも当てはまる一般論で、「その企業だからこそ」というアピールが弱くなっています。具体的な地域名や体制面に言及することで「なぜその企業なのか」を明確にし、説得力を持たせました。
【入社後】
入社後は、まず営業や物流の現場で経験を積み、将来的には海外事業にも携わりながらその後は語学力と交渉力を活かして海外との取引業務にも挑戦しながら、国際的な鉄鋼の流通を支える人材へと成長したいです。
添削コメント|「海外事業に携わりたい」だけではやや浅く、「入社後の成長ビジョンがあまり具体的に見えていないのでは?」と捉えられる可能性がありました。改善後では、具体的なスキルと業務内容を結びつけることで、入社後のビジョンに実現性と主体性が加わっています。

【NGポイント】
全体として、「なぜグローバルに働くために鉄鋼業界を志望するのか」「どのように関わりたいのか」が不明確でした。そのためには、関心を持った背景や思考を具体的に描写する必要があります。

【添削内容】
曖昧な言い回しを削除し、すべての項目で動機や関心に至った背景・きっかけ・目指す方向性を具体化しました。特に、「なぜ惹かれたのか」「どう活躍したいのか」といった主語と目的を明確にするよう意識して書き直しています。

【どう変わった】
志望動機に筋の通ったロジックが生まれ、企業視点でも評価されやすい内容に進化しました。自分の経験を出発点に、学び・関心・キャリアの方向性がつながっており、納得感とリアリティのある志望動機になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・志望した具体的な背景を記す
・原体験と動機に論理的な繋がりを示す
・他社との差別化を明記

➃志望動機|技術革新や環境課題の解決に貢献したい

ここでは、「社会課題への関心や技術革新への興味」という志向を持つ志望動機の例文を添削しました。

鉄鋼業界を志望する際は、「技術革新や環境問題に関わる上で、なぜ鉄鋼でなければならないのか」を具体的に示すことが重要です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、特に気候変動や資源制約といった環境課題に対し、社会を支える基盤である鉄鋼の安定供給と、持続可能なものづくりの両立に魅力を感じ、鉄鋼業界で技術革新や環境課題の解決にを通じて貢献したいと考えています。鉄鋼業界を志望しました。
添削コメント|志望動機と業界選びの理由が微妙に繋がっていませんでした。そこで、環境問題の中でも具体的にどういった分野に関心があるのか伝わる文章を追記し、「環境問題を解決したい」という思いと「そのためになぜ鉄鋼業界を選んだのか」の2点を明確にしました。
【根拠となるエピソード】
高校時代、理科の授業で再生可能エネルギーに関する実験に取り組んだ経験があり、資源を有効活用する技術への関心が高まりました。限りある資源をどう活かすかを自ら考える中で、素材やエネルギーの使い方が社会の仕組みに大きな影響を与えることを実感しました。この興味は大学での学びにもつながっています。
添削コメント|「関心が高まりました」だけではどの領域に関心があるのか分かりづらく、説得力が弱くなります。改善では「考えた内容」や「気づき」を含め、自分の視点の変化を描写することで、関心の深さを補いました。
【エピソード詳細】
大学では環境経済学を学び、省エネ技術やリサイクルの重要性について理解を深めました。素材におけるエネルギー効率に着目し、環境負荷の小さい生産技術を調べる中で、貴社が脱炭素化に向けて最前線で取り組んでいることを知り、志望度が高まりました。
添削コメント|そもそもの「素材やエネルギー」への興味をきっかけとして、高校→大学→志望企業への関心を深めたという流れが、納得感のある形で説明されており、特段の添削は不要です。
【企業を選んだ理由】
貴社は高炉の効率化や電炉化の推進など、環境対応に先進的な技術開発を行っており、CO₂排出量削減に向けたプロセス改革や水素還元製鉄などの革新的技術にも挑戦しており、持続可能な社会づくりに大きく貢献している点に魅力を感じました。
添削コメント|「先進的な技術開発」は他社でも使える表現のため、鉄鋼業界特有の取り組み(例:水素還元製鉄)を具体的に挙げることで、企業研究の深さと納得感を高める形で添削しています。
【入社後】
入社後は、環境負荷の低減に寄与する製造プロセスの改善や、新素材の開発に携わり、高効率な製造技術の導入や設備改善を通じて、CO₂排出削減に直接関われる業務に携わり、社会全体の持続可能性に貢献できる技術者を目指します。
添削コメント|「新素材の開発」は、これまでの「環境負荷の低い生産技術・製造過程に関心がある」という本筋とズレた内容であり、一貫した内容になるように添削しました。

【NGポイント】
もともとの文章は、どの環境課題や環境技術に関心があるのかが不明瞭で、それゆえになぜその企業を志望しているのかも伝わるづらい文章になっていました。また、企業を選んだ理由に業界特有の視点が弱く、他社との差別化が不十分でした。

【添削内容】
抽象的だった表現を、自分の経験や行動と結びつけた具体的な描写に変更しました。さらに、企業選定の理由には業界特有の技術や取り組みを挙げ、志望度の高さと理解の深さが伝わるよう整えました。

【どう変わった?】
内容がより具体化されたことで、就活生としての視野の広さや問題意識の高さが明確に伝わるようになりました。企業から見て「なぜ鉄鋼業界なのか」「なぜ当社なのか」が一貫した文脈で理解でき、評価につながりやすい構成になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・関心のある分野を明記する
・原体験をはっきりと書く
・他社との差別化を明記する

⑤志望動機|大規模プロジェクトに携わりたい

ここでは、鉄鋼業界における「大規模プロジェクトへの参加」という魅力に焦点を当てた志望動機の例文を添削しました。

単なる憧れではなく、実体験と自分の価値観に根ざした理由で語ることで、企業に対して説得力のある志望動機に仕上げることが重要です。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、大規模な社会インフラを支えるものづくりに携わりたいという思いから、鉄鋼業界を志望いたしました。特に、構造物の基盤となる鉄の製造を通じてインフラの根幹を担う鉄の製造現場で、多くの人の生活を支える実感を得ながら、社会の発展に貢献したいと考えています。
添削コメント|元の文章はやや淡白な印象だったため、「インフラの根幹を担う」や「多くの人の生活を支える」といったように表現に緩急をつけることで、読み応えのある文章に添削しています。
【根拠となるエピソード】
大学時代、ゼミで都市開発について学ぶ中で、橋やビルといった構造物の基礎に鉄鋼が使われていることを知り、その重要性に興味を持ったことが志望のきっかけです鉄が都市全体を支える存在であると実感し、「社会を土台から支える仕事」に強く惹かれるようになりました
添削コメント|「重要性に興味を持った」という表現は抽象的で、自身の価値観との結びつきがわかりにくい印象でした。添削後は「社会を下支えする仕事」という軸を明示し、職業観との一致が自然に伝わる文章になっています。
【エピソード詳細】
実際に社会科見学で製鉄所を訪れ、原料から鉄がつくられる工程を目の当たりにした際は、スケールの大きさとそれを支える人々の技術に感動しました各工程が綿密に連携しながら巨大な設備を動かす様子に、現場の迫力と技術の精密さを感じました。巨大な設備と複数の工程を一体となって動かす現場を見て、自分もこのような環境で働きたいという思いが強まりました。自分も多くの人と連携しながら、大きなプロジェクトを支える一員として働きたいと強く思いました。
添削コメント|「感動した」「働きたい」は評価が分かれる表現です。そこで「連携」「精密さ」「大きなプロジェクト」といった具体性を加えることで、大規模プロジェクトへの関心と自身の志向が明確になり、企業に伝わりやすくなっています。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は国内外に広く事業を展開し、大規模プロジェクトにも数多く関わっていることから、自分の成長と社会貢献の両立が図れると感じ、志望いたしましたいます。私も多様な案件に携わる中でスキルを磨きながら、鉄鋼という基幹素材を通じてインフラ構築に関わりたいと強く感じ、志望いたしました。
添削コメント|「成長と社会貢献の両立」は並列で表すと違和感のある文章です。改善文では「鉄鋼という基幹素材」「インフラ構築」など鉄鋼業界ならではの要素を盛り込みつつ、「〜ながら」という表現にすることで、文章の違和感と志望理由の説得力を改善しました。
【入社後】
入社後は、生産工程の理解を深めながら、より効率的で安全なものづくりに貢献し、将来的には海外プロジェクトにも携わりたいと考えています将来的にはプロジェクトの中核として、多国間での協業にも対応できるような技術と視野を身につけたいと考えています。
添削コメント|「海外プロジェクトに携わりたい」は唐突で理由が示されていなかったため、改善後は「中核」「協業」「視野を身につけたい」といったスキルに着目した表現に変えることで、キャリア形成や将来的な活躍像が明確に伝わる文章としています。

【NGポイント】
「成長と社会貢献の両立」や「海外プロジェクトに携わりたい」といった文言で背景が語られておらず、どの企業にも通じる汎用的な内容になっていた点が評価を下げる要因となっていました。

【添削内容】
「連携」や「中核」「基幹素材」といった業界性を感じさせる語句を追加し、志望動機に鉄鋼業界との明確な接点を持たせています。全体を通して、一貫した論理とストーリー性がある構成へと調整しました。

【どう変わった?】
自身の関心が実体験と価値観に根ざしていることが伝わり、企業側としては「志望度の高さ」や「配属後の活躍イメージ」を描きやすくなりました。大規模プロジェクトに対する関心も表現に説得力が生まれる文章になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・なぜその企業なのかを明確にする
・原体験と業界を結びつける
・将来像に現実味を持たせる

⑥志望動機|新しい技術に挑戦し、業界を牽引したい

ここでは、「新技術への挑戦意欲」を軸に鉄鋼業界への志望する例文を添削しました。

志望動機を作成する際は、業界の特徴や時代背景と、自身の経験をどう結びつけるかが重要です。具体的なエピソードと業界理解のバランスを意識しましょう。

鉄鋼業界の志望動機
【結論】
私は、新しい技術に積極的に挑戦し、鉄鋼業界の発展を支える存在になりたいと考えています。志望しました。社会インフラを支える鉄鋼は今後も高い需要が見込まれ、将来性のある業界だと感じています。特にカーボンニュートラル実現に向けた素材改革の重要性から、今後ますます技術革新が求められる業界だと考えており、強い関心を抱いております。
添削コメント|「将来性がある業界」という抽象表現は多用されがちで説得力に欠けます。改善後では具体的な使用分野や社会的背景(カーボンニュートラル実現等)を加え、なぜ「新しい技術」に挑戦したいのかが業界理解に基づいて伝わるように構成しています。
【根拠となるエピソード】
幼い頃、建設現場で働く父の影響で、モノづくりに対して強い憧れを抱いていました。大学では工学を学び、実験やレポートを通じて、地道な積み重ねが大きな成果を生む喜びを実感しました。大学では工学系の研究室に所属し、構造材料に関する基礎実験に取り組みました。繰り返し試行錯誤を重ねる中で、データのズレや想定外の反応を一つずつ分析し、結果をまとめて考察するプロセスにやりがいを感じました。
添削コメント|「実験やレポートを通じて〜」は曖昧な表現で独自性が伝わりません。改善後では研究テーマ・姿勢・得た気づきを具体的に示し、モノづくりへの憧れが実体験に基づくものであることを論理的に伝えています。
【エピソード詳細】
特に、複数の実験を比較検討しながら結果を導く過程では、わずかな条件の違いが素材の性質を変えることを知り、素材開発の奥深さに魅力を感じました。素材設計が製品性能に直結する面白さに気づきました。この経験から、鉄鋼のように日常を支える素材に携わり、より良い製品づくりに貢献したいと思うようになりました。
添削コメント|元の文章も大きな問題はありませんが、技術的な興味のポイントを具体的に表現することで、より鉄鋼素材への関心の流れが自然かつ納得感のある形に添削しました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は高炉一貫体制や研究開発への投資に強みを持ち、新技術への挑戦を惜しまない姿勢に魅力を感じています。近年では高張力鋼板や電磁鋼板など、軽量化と高性能を両立する製品開発に注力しており、その技術力の高さに惹かれました。
添削コメント|「貴社の姿勢に魅力を感じた」だけでは企業選びの理由として弱いため、具体的な製品や開発方針に言及することで、企業研究の深さと志望の納得感を高めました。
【入社後】
入社後は、開発や製造の現場で技術を磨きながら、より軽量で強度の高い製品づくりに貢献し、鉄鋼業界の可能性を広げる一員として尽力していきたいです。鉄鋼の新たな需要を見据えた素材開発や製造プロセス改善に携わり、用途に応じた最適な素材提供を通じて社会の基盤づくりに貢献したいと考えています。
添削コメント|「軽量で強度の高い製品作りに貢献したい」という表現は汎用的すぎてやや独自性に欠けます。そこで開発・改善という具体的アクションに焦点をあて、企業の事業と自身の志向がつながるよう調整し、入社後の活躍イメージをより明確にしました。

【NGポイント】
就活生にありがちなテンプレートな表現が目立ち、特に「魅力を感じた」「将来性がある」といった表現は、業界理解の深さを伝えるには不十分です。また、エピソードでも経験の詳細や背景が曖昧で、人物像や志望動機への説得力が欠けていました。

【添削内容】
すべての項目において、抽象的な表現を避け、具体に置き換えることで内容に厚みを加えました。特にエピソード部分では、研究の過程や気づきを丁寧に描き、企業理解の部分では製品名や技術方針に言及することで納得感を高めています。

【どう変わった?】
応募者の興味関心が単なる憧れではなく、具体的な体験や知識に裏付けられたものであると伝わる内容になりました。企業側としても「なぜ鉄鋼か」「なぜ当社か」「どう活躍したいか」が明確になり、採用後の活躍イメージを持ちやすくなったでしょう。

【今回の志望動機のコツ】
汎用的な表現を避ける
・企業独自の取り組みに言及
・入社後の展望を具体化

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鉄鋼業界への志望動機を練り上げよう

鉄鋼業界の志望動機では、業界の動向と自分の強みをしっかりと結びつけ、自分がどのように貢献できるかを明確に伝えることが大切です。

この記事で紹介した例文を参考に、自身の経験や熱意をしっかりと表現してください。

鉄鋼業界への志望動機が、企業の採用担当者にとって印象深いものとなり、次のステップへと進む手助けになれば幸いです。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。