履歴書の封筒マナーと書き方を完全ガイド【郵送・手渡し対応】
「履歴書の封筒って、宛名の書き方やサイズって決まりがあるの…?」
初めて履歴書を送るとき、“封筒のマナー”について多くの人が気になるでしょう。特に郵送や手渡しの際には、基本的なマナーや封筒の選び方・書き方まで正しく押さえておくことが大切です。
そこで本記事では、封筒の選び方から宛名の正しい記載方法、郵送時・手渡し時の注意点まで、採用担当者に好印象を与えるためのポイントを分かりやすく解説します。
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履歴書の封筒に関する基本マナー

履歴書の封筒は、採用担当者が最初に目にするものです。そのため、内容よりも前に「封筒の扱い方」から印象が決まってしまうこともあります。
ここでは、封筒選びや書き方の基本的なマナーを解説しています。小さなポイントまで気を配ることで、あなたの誠実さや社会人としての意識が自然と伝わるでしょう。
- 履歴書は必ずきれいな封筒に入れる
- 色は白無地を選ぶ
- 履歴書が折れないサイズ・材質の封筒を選ぶ
- 宛名や住所は手書きで丁寧に記載する
- 郵送・手渡し問わず封筒に入れて持参する
①履歴書は必ずきれいな封筒に入れる
履歴書は、あなたの第一印象を左右する重要な書類です。そのため、きれいな封筒を準備しましょう。
封筒がくしゃくしゃだったり、汚れていたりすると、それだけで印象が悪くなる可能性があります。
特に折れやインクのにじみなどがあると、「雑な人」という評価につながりかねません。封筒は新品を使い、油性のボールペンなどにじまない筆記具で書くようにしましょう。
基本的な部分こそ丁寧に仕上げることが、あなたの誠意をしっかり伝える近道です。
②色は白無地を選ぶ
就活においては、履歴書の中身だけでなく封筒の色選びにも配慮が必要です。基本的には白無地の封筒がもっとも適切とされており、清潔感や誠実さ、真面目な印象を与えることができます。
白はフォーマルな場にふさわしい色であり、採用担当者に対して好印象を持たれやすく、ビジネスマナーを理解している証にもなるでしょう。
封筒に柄が入っているものや、文具メーカーのロゴが目立つタイプも避けた方が無難です。
企業から特別な指定がある場合を除き、封筒は「白無地」「無装飾」「厚手」のものを選ぶのが基本だと覚えておきましょう。
選ぶ段階から相手への印象を意識しておくことが、社会人としての第一歩につながります。
③履歴書が折れないサイズ・材質の封筒を選ぶ
封筒は、履歴書を折らずにそのまま入れられるサイズの封筒がおすすめです。履歴書に折り目がついていると、それだけで雑な印象を与えてしまいます。
封筒に収まりきらないサイズを無理に押し込んでしまうと、用紙が曲がったり端が折れたりする原因にもなるため避けましょう。
また、封筒の材質にも気を配ることが大切です。薄い紙の封筒では、中身が透けて見えたり、郵送中に破れたりするおそれがあります。
特に郵送する場合は、書類がほかの郵便物と重なって潰れてしまうことも多いため、ある程度厚みがあって丈夫なものを選ぶと安心です。
封筒の素材とサイズが適切であれば、書類全体の見た目も美しくなり、受け取った側にも丁寧さがしっかりと伝わります。
④宛名や住所は手書きで丁寧に記載する
封筒に宛名や住所を書くときは、印刷せずに手書きするのが就活の基本マナーです。手書き文字には人柄や誠意が表れやすく、丁寧に書かれた宛名からは、相手を大切に思っている気持ちが伝わります。
書く際は、「株式会社」や「有限会社」などの法人格も略さず正式名称で記載するようにしてください。住所も都道府県から丁寧に書き、番地や建物名、部屋番号まで省略せずに記載することが重要です。
文字は読みやすく、大きすぎず小さすぎない適切なサイズで、配置にも気を配りましょう。全体のバランスを整えることが、美しい宛名書きのコツです。
⑤郵送・手渡し問わず封筒に入れて持参する
履歴書を提出する際には、郵送か手渡しかを問わず、必ず封筒に入れて持参するのが基本です。封筒に入れておけば、移動中に書類が折れたり、汚れたりするリスクを最小限に抑えられます。
また、封筒に入っていることで見た目にも丁寧さが感じられ、「大切に扱っている」という印象を相手に与えることができるでしょう。
なお、履歴書を裸のままで持っていくと、雑な印象を持たれたり、カバンの中で傷む原因にもなったりするため避けてください。封筒を使うことは、社会人としての基本的な配慮のひとつなのです。
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履歴書を入れる封筒の選び方

封筒は、履歴書を包む第一印象の一部です。適当に選んでしまうと、丁寧に書いた履歴書の印象まで悪くなってしまうかもしれません。
ここでは、サイズや紙質、開き方、色といった基本的な選び方を4つの視点から紹介します。小さな気配りが、あなたの誠実さを自然と伝えるきっかけになるでしょう。
- 封筒のサイズは「角形2号」を選ぶ
- 封筒の紙質は厚手でしっかりしたものを選ぶ
- 封筒の開き方は「縦型」を選ぶ
- 企業の指定がない限り茶封筒は避ける
①封筒のサイズは「角形2号」を選ぶ
角形2号はA4用紙に対応しており、履歴書の端が曲がったり折れたりせず、きれいな状態で提出できます。書類を折ることで雑に見えてしまい、採用担当者にマイナスの印象を与えるリスクがあります。
履歴書の多くはA4サイズで作成されるため、それを折らずにそのまま入れられる封筒を選ぶことが重要です。
封筒のサイズ表示はパッケージに記載されているので、購入時に必ず確認してください。企業から特にサイズ指定がない限り、角形2号を選んでおけばまず間違いはありません。
正確で丁寧な準備を心がけることで、見えない部分でも誠意を伝えられるでしょう。
②封筒の紙質は厚手でしっかりしたものを選ぶ
封筒は厚手でしっかりしたものを選びましょう。封筒の紙質が薄いと、履歴書の内容が透けて見えてしまったり、持ち運びや郵送の途中で破れてしまったりする恐れがあります。
特に郵送する場合は、他の郵便物と一緒に積まれたり、機械で仕分けされたりと、封筒に負荷がかかりやすい状況です。
薄い封筒ではその圧力に耐えられず、中身が折れたり破れたりするリスクが高まります。
逆に、厚手でしっかりした封筒を使うことで、そうしたトラブルを防ぎつつ、丁寧で誠実な印象を与えることができます。
多少コストがかかっても、封筒選びには気を配りましょう。ちょっとした工夫で、信頼感や真剣さをアピールできるポイントになります。
③封筒の開き方は「縦型」を選ぶ
就職活動で提出する書類の封筒には、縦型の開き方を採用するのが基本です。縦型の封筒は、より正式なビジネス文書としての印象を与えやすく、マナーとしても一般的に受け入れられています。
特に、縦書きの宛名や住所と見た目のバランスが整いやすく、全体的な仕上がりも自然で好印象を与えるでしょう。
また、多くの市販の履歴書セットには、最初から縦型の封筒が同封されていることが多く、これも縦型が一般的であることを示しています。
迷う場合は、縦型を選ぶことが無難であり、マナー違反を避ける安全な選択になるでしょう。書類の第一印象に配慮することが、選考のスタートラインを整えることにつながります。
④企業の指定がない限り茶封筒は避ける
茶封筒は、一般的に社内での書類整理や事務作業に使われることが多く、ビジネスの正式なやりとりや応募書類の提出にはあまり向いていません。
特に、履歴書の提出という重要な場面では、カジュアルな印象や手を抜いている印象を持たれる可能性もあります。清潔感や誠意を伝えるためには、白く無地でシンプルな封筒が最適です。
白の封筒は見た目にもフォーマルで、相手にきちんとした印象を与える効果があります。企業から特別な指示がある場合を除き、基本的には白い封筒を選びましょう。
形式に忠実であることが、社会人としての基本姿勢を自然と伝えることにつながります。
履歴書の封筒の正しい書き方

履歴書の内容だけでなく、封筒の書き方も評価の対象になります。文字の位置や形式を誤ると、印象が悪くなることもあるため注意が必要です。
ここでは、封筒の表面と裏面における正しい書き方を、4つの視点からわかりやすく解説します。
- 表面は和封筒なら縦書き、洋封筒なら横書きで記入する
- 郵便番号・住所・宛名の配置に注意して書く
- 「応募書類在中」を赤字で明記する
- 裏面には自分の住所と氏名を記載する
①表面は和封筒なら縦書き、洋封筒なら横書きで記入する
封筒の種類に応じた書き方を意識することは、ビジネスマナーの基本です。和封筒を使う場合は縦書き、洋封筒の場合は横書きが一般的とされています。
特に就職活動では、フォーマルな印象を与える縦書きの和封筒が多く使用されており、見た目の印象にも影響を与えます。
形式に則って書くことは、社会人としての常識を備えていると評価されるポイントになるでしょう。
宛名や住所の配置にも注意しながら、文字が読みやすくなるように、行間や余白のバランスを取ることが大切です。
こうした細かな配慮が、履歴書そのものの印象をより引き立てる役割を果たしてくれるでしょう。
②郵便番号・住所・宛名の配置に注意して書く
封筒の表面は、郵便番号、住所、宛名といった基本情報を正しく配置することで、見た目の整った印象を作り出せます。
郵便番号は右上の枠内に正確に記入し、住所はその下に、都道府県名から省略せず丁寧に記載してください。
宛名は封筒の中央を少し下げた位置に大きめの字で記入し、「御中」や「様」といった敬称を忘れずにつけるようにしましょう。特に、企業名や部署名の書き方に誤りがあると、印象が悪くなることもあります。
全体のバランスを見ながら文字の大きさや位置を調整することで、読みやすく誠意が伝わる仕上がりになるでしょう。内容が整っていても、見た目で損をしないように注意が必要です。
③「応募書類在中」を赤字で明記する
履歴書を封筒に入れて送付する際は、封筒の左下に「応募書類在中」と赤文字で記載するのが基本ルールです。
この一文は、企業側が受け取った封筒の中身をすぐに把握できるようにするための大切なマナーであり、見落とされがちなポイントでもあります。
手書きでもスタンプでも構いませんが、読みやすくはっきりとした赤文字で書くようにしてください。字がにじんでいたり色が薄いと、せっかくの記載も効果が半減してしまいます。
また、枠で囲むとより強調されるため、スタンプに枠付きのものを選ぶのもおすすめです。
ちょっとした手間ですが、この一手間が全体の印象を底上げし、ビジネスマナーをしっかり押さえているという評価につながるでしょう。
④裏面には自分の住所と氏名を記載する
封筒の裏面には、必ず差出人である自分の住所と氏名を明記してください。これは郵便が万が一、宛先に届かなかった場合に送り主の元に返送されるために必要な情報です。
住所は都道府県名から丁寧に書き、アパート名や部屋番号まで正確に記載するのが基本だと覚えておいてください。
番地や建物名の省略があると返送が届かないリスクがあるため、細部まできちんと書くことが求められます。氏名は裏面の中央下部に配置すると、全体のバランスも整ってきれいに見えるでしょう。
つい書き忘れがちな部分ではありますが、封筒の裏面も含めて丁寧に仕上げることで、提出書類全体の完成度を高めることができます。送付前の最終確認時に必ずチェックしておきましょう。
履歴書の封筒に宛名を書くときのポイント

封筒の宛名は、企業が最初に目にする情報です。丁寧に書かれているかどうかで、書類全体の印象が変わることもあります。
ここでは、就職活動で失礼のないように宛名を書くための基本ポイントを3つに分けて紹介しています。細かな気配りが、あなたの信頼感につながるでしょう。
- 会社名と担当者名は省略せず正確に記載する
- (株)や(有)など略語は使わず正式名称で書く
- ペンは油性ボールペン(1.0mm程度)を使用する
①会社名と担当者名は省略せず正確に記載する
封筒に宛名を書く際は、会社名・部署名・担当者名を省略せず、正式な表記で丁寧に記載することが大切です。
たとえば、「○○(株)」や「営業部」だけでは不十分で、正式名称を略さずに書くことで、誠実な印象を与えられます。また、漢字の誤字脱字、役職や肩書きの記載漏れなどにも注意が必要です。
名前の読み違いや部署の間違いは、相手に対して失礼な印象を与えかねません。提出前に公式サイトや名刺などで正確な情報を確認して、書き写すようにしましょう。
丁寧で正確な宛名は、あなたの社会人としての礼儀や細やかさをさりげなく伝える大事な要素のひとつです。
②(株)や(有)など略語は使わず正式名称で書く
封筒に記載する会社名には、「(株)」や「(有)」などの略語を使わず、「株式会社」「有限会社」と正式に書くのがマナーです。
略記を使ってしまうと、簡略化されたような印象を与えてしまい、受け取る側に不快感を与える可能性もあります。企業名は組織の顔とも言える部分ですので、省略せず丁寧に書きましょう。
また、同名の企業が複数存在する場合には、正式名称の正確性が特に重要です。事前に会社概要などで確認して、間違いのないようにしてください。
宛名は履歴書全体の中でもまず最初に目に入る部分のひとつです。ここに気を抜かず、細部まで配慮された記載ができると好印象につながります。
③ペンは油性ボールペン(1.0mm程度)を使用する
宛名を書く際に使う筆記具にも配慮が必要です。おすすめは、にじみにくく発色が安定している油性ボールペンで、特に1.0mm程度の太さが理想的。
これにより、文字がはっきりと読みやすくなり、封筒の印象も整います。細すぎるペンでは文字が弱々しくなり、太すぎると文字がにじんだり、バランスが悪く見えたりするため注意しましょう。
また、封筒に記入するときは、上から下に向かって丁寧に筆を進め、手でこすってインクが汚れないよう工夫することも大切です。
封筒はビジネス文書の一部として見なされるため、使用する道具にまで配慮が行き届いていると、書類全体の完成度もより高く評価されるでしょう。
履歴書を封筒に入れる書類の順番

封筒に書類を入れる順番は、採用担当者がスムーズに中身を確認できるようにするための大切なマナーです。順番を間違えると読みづらくなるだけでなく、印象を悪くする可能性もあります。
ここでは、封筒に入れる際の正しい手順を3つに分けて紹介しましょう。
- 添え状を一番上に入れる
- 履歴書はクリアファイルに入れる
- 他の提出書類がある場合は履歴書の下に重ねる
①添え状を一番上に入れる
添え状は、応募書類の中で最初に目に入る大切な書類です。あいさつ文や送付の趣旨、簡単な自己紹介などを伝える役割があり、採用担当者が全体の意図を理解しやすくなります。
そのため、封筒に入れるときは必ず一番上に配置してください。順番が逆になっていると、マナーを理解していないと受け取られ、印象を損なう恐れもあるでしょう。
特に複数の書類を提出する場合は、添え状が最初に来るように気をつける必要があります。また、紙の端が曲がったり汚れたりしないように、丁寧に扱うことも重要です。
折らずにまっすぐ入れ、内容がすぐ読めるように上向きで封入しましょう。細かな気配りが、誠実な人物像を伝える一因になります。
②履歴書はクリアファイルに入れる
履歴書は、自分の経歴や人物像を伝える最も重要な書類です。そのため、封筒に直接入れるのではなく、必ずクリアファイルに入れてから封入してください。
特に郵送の場合は、輸送中に書類が折れ曲がったり、雨などで濡れたりするリスクがあります。クリアファイルはそうしたトラブルから履歴書を守り、清潔で見やすい状態を保つのに役立つでしょう。
また、ファイルに入っていることで受け取る側も取り出しやすく、見やすい状態が維持されるため、好印象を与えることができます。
さらに、ファイルに一言メモなどを添えることで、細かな配慮を感じてもらえることもあるでしょう。選考に進むためにも、見た目の整った提出書類を準備することが欠かせません。
③他の提出書類がある場合は履歴書の下に重ねる
エントリーシート、成績証明書、資格証明書など、履歴書以外の書類を一緒に提出する場面も多いでしょう。そのようなときは、履歴書の下にほかの書類を重ねて封筒に入れるのが基本です。
採用担当者はまず履歴書を見て応募者を判断することが多いため、最も重要な書類である履歴書を上に配置することで、確認の流れがスムーズになります。
すべての書類は天地や向きを統一し、角を揃えて封筒に入れると、より丁寧な印象を与えられるでしょう。見た目が乱れていると雑に扱っている印象を与えてしまうため、細かい部分にも配慮してください。
受け取り手のことを考えた順番や配置は、マナーやビジネス意識の高さを自然に伝える要素になります。
履歴書を郵送するときの封筒のマナー

履歴書を郵送する際は、封筒の取り扱いにも細やかな配慮が求められます。ちょっとした手間を惜しむと、印象を損ねる原因になりかねません。
ここでは、郵送時に気をつけたい基本的なマナーを5つのポイントに分けて解説します。
- 封筒はしっかり糊付けする
- 修正ペンや修正テープの使用は避ける
- 郵送前に内容や宛名を必ず確認する
- 切手はまっすぐ丁寧に貼る
- 郵便窓口で発送する
①封筒はしっかり糊付けする
郵送中に封筒の口が開いてしまうと、中の書類が飛び出して紛失する恐れがあります。採用書類は重要な個人情報が含まれているため、封をしっかりと閉じることが欠かせません。
セロハンテープやシールでの封は簡易的すぎる印象を与えるため、糊を使用して丁寧に密着させるのが基本です。
さらに、封じ目の中央には「〆」または「封」の文字を記入しておくと、正式な文書としての印象が強まり、誠実な対応として評価されやすくなります。
こうした小さな所作の積み重ねが、ビジネスマナーの意識を自然と伝えるきっかけになるでしょう。
②修正ペンや修正テープの使用は避ける
封筒に書いた文字を間違えた場合でも、修正ペンや修正テープでの訂正は避けるべきです。たとえ内容が正しくなっていても、訂正の跡が残るとだらしない印象を与えてしまうことがあります。
履歴書や関連書類を送付する際は、形式面の正確さや見た目の清潔感が非常に重要です。手間はかかりますが、誤字を見つけたら新しい封筒を使い、一から書き直すのが正しいマナーでしょう。
丁寧な対応が、書類を通じてあなたの真摯な姿勢を伝える一助となるはずです。
③郵送前に内容や宛名を必ず確認する
書類の封入が完了しても、すぐに封を閉じず、最後に全体の確認作業を行うことが重要です。添え状や履歴書、必要書類がすべてそろっているかをチェックし、記載内容に誤りがないか見直しましょう。
特に宛名や企業名にミスがあると、先方に届かないだけでなく信用を失う可能性もあります。提出締切が迫っていると焦ってしまいがちですが、落ち着いて最終確認することでトラブルを防げるでしょう。
郵送という一方通行のやり取りだからこそ、事前の確認が安心と信頼を支えるカギになります。
④切手はまっすぐ丁寧に貼る
貼る際は位置をしっかり確認し、指で押さえながら丁寧に貼るようにしましょう。切手が浮いていたり、端が折れていたりしないよう、仕上がりにも注意が必要です。
封筒の見た目は、全体の印象を左右します。切手は人の目に入りやすいため、斜めに貼られていると雑な印象を与えてしまいます。
また、郵便料金が不足すると相手先に届かない可能性もあるため、封入した状態で重さを確認し、適正な料金の切手を用意してください。細部への配慮が、応募者としての信頼感につながります。
⑤郵便窓口で発送する
履歴書を送る際は、なるべく郵便局の窓口から発送するのが安全です。ポストに投函する方法よりも、窓口では封筒の重さやサイズをその場で測ってもらえるため、料金ミスの心配がありません。
さらに、速達や書留などの追加サービスを使いたいときも、その場で対応できます。重要な書類であることを郵便局員にも伝えておけば、より丁寧な扱いが期待できるでしょう。
就活では細かな気配りが評価されるため、確実に届けるための手段を選ぶことが、信頼を得るための第一歩です。
履歴書を手渡しする場合の封筒の扱い方

面接時に履歴書を直接渡す際には、郵送とは異なるマナーが求められます。正しい封筒の扱い方や渡し方を理解していないと、印象を下げてしまうおそれがあります。
ここでは、手渡しでの提出における注意点を整理して確認しておきましょう。
- 宛名や送付状は書かずに持参する
- 封筒や履歴書がカバンの中で折れないように保管する
- 提出直前まで封をせず、内容確認を行う
- 受付や面接官に渡す前に封筒から履歴書を取り出しておく
- 履歴書は採用担当者の正面向きにして両手で渡す
①宛名や送付状は書かずに持参する
履歴書を手渡しする場合には、封筒に宛名を記載する必要はありません。これは、郵送とは異なり、渡す相手が明確であるためです。
封筒の表面に会社名や部署名などを書くと、逆に不自然に見えることがあります。また、送付状についても、郵送での文書送付を前提とした内容になるため、対面での提出時には省略するのが一般的。
履歴書だけを清潔な封筒に入れて持参するのが適切です。封筒そのものは、保護のためのケースとして使用するという意識を持つとよいでしょう。
②封筒や履歴書がカバンの中で折れないように保管する
封筒のサイズはA4書類がそのまま入る「角形2号」を選び、さらに中にクリアファイルを入れて書類を保護しましょう。
カバンに入れた履歴書がしわくちゃになっていたり、端が折れていたりすると、相手に与える印象が大きく下がります。見た目の整った書類は、それだけで丁寧さや几帳面さが伝わるものです。
カバンの中でも型崩れしないよう、書類を背面に立てて入れるなど工夫が必要です。日頃から書類の取り扱いに気を配る習慣が、社会人としての信頼感を高めます。
③提出直前まで封をせず、内容確認を行う
面接会場に向かう前や受付前など、最終的に履歴書の内容や添付資料に誤りがないかを確認するためにも、封筒は糊付けせず開けられる状態にしておくのが適切です。
緊張で忘れがちな記入項目や、必要な書類の同封漏れがあるかもしれません。こうした小さなミスも、事前のチェックで防ぐことができます。
また、封筒を閉じずに持参することで、必要に応じて素早く対応ができるという安心感も得られます。封をするのはあくまで郵送時のマナーであり、手渡しでは開けたままが基本です。
④受付や面接官に渡す前に封筒から履歴書を取り出しておく
履歴書は封筒に入れたままではなく、事前に取り出してから手渡すのがマナーとされています。封筒に入れたまま渡すと、相手が開封する手間が生じるうえ、フォーマルな場では不親切に映ることがあります。
受付に書類を提出する場合も、面接官に直接渡す場合も同様に、渡す直前に封筒から取り出し、すぐに受け取れる状態に整えておきましょう。
丁寧な印象を与えるとともに、スムーズなやりとりができるため、ビジネスマナーとしても非常に重要なポイントです。
⑤履歴書は採用担当者の正面向きにして両手で渡す
履歴書を渡すときは、相手がそのまま読める向きにして、両手で丁寧に差し出しましょう。片手で渡すと、どうしてもぞんざいに見えてしまうため注意が必要です。
また、「本日はお時間をいただき、ありがとうございます」「よろしくお願いいたします」などの短いあいさつを添えると、より礼儀正しい印象になります。
姿勢や手元の動きにも気を配り、相手の目を見て落ち着いて渡すことが大切です。こうした所作の美しさは、言葉以上にあなたの誠実さを印象づけるものになるでしょう。
履歴書を入れる封筒の書き方に関するよくある質問(Q&A)

封筒の書き方には細かなマナーがあり、些細なことでも迷ってしまう場面があるでしょう。ここでは、就活生がよく抱く疑問をピックアップし、わかりやすく解説します。
小さな疑問も放置せず、きちんと理解しておくことが印象アップにつながるでしょう。
- 「応募書類在中」はスタンプでも大丈夫?
- 履歴書の封筒に会社名の部署名まで書くべき?
- 封筒の書き方で選考に影響が出ることはある?
- 封筒の宛名を間違えた場合の対処法は?
①「応募書類在中」はスタンプでも大丈夫?
手書きでもスタンプでも問題はありませんが、スタンプを使用する場合は押し方に注意が必要です。インクがにじんでいたり、不鮮明で判読しにくかったりすると、かえって印象を下げる可能性があります。
手書きに自信がない方にとってスタンプは便利なアイテムですが、しっかりインクが乗るように押すこと、傾いたりかすれたりしないよう練習しておくと安心でしょう。
大切なのは、読み手にとって見やすく丁寧に書かれているかどうかです。
②履歴書の封筒に会社名の部署名まで書くべき?
履歴書を送付する際には、宛名として会社名だけでなく部署名まで記載するのが丁寧な対応とされています。
部署名を書くことで、社内での書類の受け渡しがよりスムーズに行われ、受け取る担当者の負担を軽減できます。
特に大きな企業では、部署を指定しないと書類がスムーズに届かないこともあるため注意が必要です。
担当者名まで把握できている場合は、会社名+部署名+氏名をフルネームで書き、敬称は「様」を使用しましょう。
部署名や役職を省略したり、略称で済ませたりすると、相手に不誠実な印象を与える可能性もあります。信頼される応募者になるためにも、可能な限り正確で丁寧な宛名の記載を心がけてください。
③封筒の書き方で選考に影響が出ることはある?
封筒の書き方そのものが、採用の可否に直結することは少ないかもしれませんが、その第一印象は決して軽視できません。
たとえば、誤字脱字があったり、宛名の敬称を間違えていたりするだけで、「確認不足」「マナーが不十分」と受け取られるリスクがあります。
封筒は採用担当者が最初に目にする部分であり、そこでマイナス印象を与えると、内容がいくら良くても全体の評価が下がってしまうことも。
また、字が雑で読みにくい場合は、書類全体の扱いが粗雑に感じられてしまうでしょう。
封筒の記載も、履歴書や職務経歴書と同じく「自分を表す書類の一部」と捉え、細部まで丁寧に仕上げる姿勢が求められます。
④封筒の宛名を間違えた場合の対処法は?
就職活動においては、封筒も正式なビジネス文書と見なされるため、書き損じた場合には潔く新しい封筒に書き直すのが正しいマナーです。
封筒に宛名を書いている途中でミスに気づいた場合、多くの人が修正ペンやテープで直そうとするかもしれませんが、それは避けるべき対応です。
修正がある封筒は「準備が不十分」「だらしない」といった印象を与えやすくなります。封筒は数枚用意しておくことで、万が一のミスにも慌てずに対応できるでしょう。
特に、緊張しやすい場面では書き間違いも起こりやすいため、時間に余裕を持って作業を進めることが肝心です。丁寧な字で書き直し、落ち着いた対応を心がけることで、誠実さが伝わるでしょう。
履歴書の封筒で印象を整えるために大切なこと

履歴書の封筒は、書類の中身と同じくらい企業に与える第一印象を左右します。だからこそ、基本マナーを守り、適切な封筒を選び、正しく記載することが重要です。
たとえば、履歴書が折れないサイズや厚みのある白封筒を選ぶことや、宛名を略さず丁寧に書くといった工夫が信頼感につながります。
また、郵送・手渡しのどちらにおいても封筒の扱いには細心の注意を払いましょう。事前の準備や正しい手順を踏むことで、「この人はビジネスマナーを理解している」と感じてもらえるはずです。
封筒の書き方は単なる形式ではなく、自己アピールの一部と捉え、履歴書と一貫した丁寧さを心がけてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。