履歴書を入れる封筒の色は?選び方と正しい書き方を解説
「履歴書を入れる封筒って、どんなものを選べばいいんだろう…」履歴書を提出する際に使う封筒は、ただの入れ物ではなく、相手に与える印象に大きな影響を与える重要なアイテムです。
適切な封筒の色、サイズ、形、そして書き方を守ることで、第一印象が大きく変わるでしょう。
そこで本記事では、履歴書を入れる封筒の正しい選び方から書き方、さらには提出時のマナーまでを詳しく解説します。履歴書を送付する際の基本を押さえて、印象アップを目指しましょう。
エントリーシートのお助けアイテム!
- 1ESをAIに丸投げ|LINEで完結
- 完全無料でESを簡単作成
- 2ESを添削|プロが無料添削
- キャリアアドバイザーが添削してくれる
- 3志望動機テンプレシート|簡単作成
- カンタンに志望動機が書ける!
- 4自己PR自動作成|テンプレ
- あなたの自己PRを代わりに作成
- 5企業・業界分析シート|徹底分析
- 企業比較や選考管理もできる
履歴書で使用する封筒の色は決まったものを選ぼう

就職活動では、履歴書をどんな封筒で送るかも印象を左右する大切なポイントです。中でも封筒の色は意外と見られており、適切な選択ができているかどうかでマナーの有無が判断されることもあります。
一般的には白色が基本とされていますが、色だけでなく素材や形にも注意が必要です。
採用担当者の目に最初に触れる封筒だからこそ、正しく準備して信頼感につなげていきましょう。
履歴書用封筒の選び方

履歴書を送付する際に使う封筒は、第一印象を大きく左右します。封筒の色やサイズ、表示の有無といった要素が、細かな気配りとして採用担当者の目に映ることもあるでしょう。
就職活動では常識として押さえておきたい部分なので、ここでしっかり確認しておくことが大切です。
- 封筒の色は「白色」
- 封筒のサイズは「角形2号」または「角形A4号」
- 封筒の形は「縦長タイプ」
- 封筒の表示は「履歴書用」と明記されたもの
① 封筒の色は「白色」
履歴書を入れる封筒の色には白を選びましょう。白は清潔感があり、ビジネス文書でも広く使われるため、採用担当者に安心感を与える色です。
茶色の封筒はカジュアルな印象を与えてしまう可能性があり、選考の場には適しません。手元に茶封筒しかない場合でも、就活用として白色の封筒を購入して使うほうが無難です。
白色を選ぶという細やかな配慮が、書類への誠実さや社会人としての意識の高さを伝えることにつながります。
実際、企業側も白色封筒を前提として処理をしているケースが多いため、迷ったときには「白を選ぶ」と覚えておくと安心です。
② 封筒のサイズは「角形2号」または「角形A4号」
履歴書を折らずにそのまま入れられる封筒サイズが適切です。そのためには、A4サイズが収まる角形2号または角形A4号を選んでください。
履歴書を折って送ってしまうと、見た目が悪くなるだけでなく、相手に配慮が足りないという印象を与えかねません。また、封筒の大きさは企業側の書類管理にも影響します。
既定サイズを守ることは、ビジネスマナーの基本とも言えるでしょう。角形A4号はA4用紙にぴったりなサイズで、角形2号はやや大きめですが、どちらを選んでも問題はありません。
履歴書のサイズに合わせて、封筒も適切なものを選ぶことが大切です。
③ 封筒の形は「縦長タイプ」
封筒には横型と縦型がありますが、就職活動では必ず縦長タイプを使いましょう。縦長の封筒はビジネス文書で一般的に使用され、フォーマルな印象を与えるためです。
一方、横型の封筒はカジュアルな印象が強く、ビジネス用途にはあまり適しません。封筒を持ち歩く際にも、縦長の方がカバンから出し入れしやすいなど、実用性でもメリットがあります。
悩んだときは「縦長の白い封筒」を選んでおけば安心です。こうした細かな部分に気を配れるかどうかが、就活の第一歩で大きな差を生むこともあります。
④ 封筒の表示は「履歴書用」と明記されたもの
封筒の表面には「履歴書在中」または「履歴書用」と記載されたものを選びましょう。これにより、採用担当者が中身を一目で確認でき、対応もスムーズになります。
市販の就活用封筒には、最初からこの表示が印刷されているものが多く、手書きやスタンプを省略できて便利です。もし無地の封筒しかない場合は、黒のペンで丁寧に「履歴書在中」と記入してください。
誤字や乱雑な文字はマイナス印象になりかねません。封筒の表示ひとつにも注意を払う姿勢が、ビジネスマナーとして求められています。
履歴書を入れる封筒に使用するペンの選び方

封筒に記入する内容は、企業の担当者が最初に目にする重要な部分です。そのため、使うペンにもこだわる必要があります。
色や種類、太さ、インクの性質によって、読みやすさや印象が大きく変わるからです。ここでは、封筒に適したペンの選び方を4つのポイントに分けて解説します。
- ペンの色は「黒」
- ペンの種類は「油性ボールペン」
- ペンの太さは「1.0〜1.6mm」
- ペンのインクは「にじみにくく乾きやすいタイプ」
① ペンの色は「黒」
封筒に記入する際のペンの色は、黒を選びましょう。黒インクは最もフォーマルで、ビジネスシーンでも一般的です。青や赤はカジュアルな印象を与えてしまい、就職活動には不向き。
また、封筒の表も裏も同じ黒インクで統一することで、丁寧さや落ち着いた印象を与えられます。色が混在していると見た目のバランスが悪くなり、雑な印象を与えるかもしれません。
細かなところですが、そうした配慮が全体の印象に大きく関わってきます。
② ペンの種類は「油性ボールペン」
ペンの種類は、油性ボールペンを選ぶのが基本。理由は、にじみにくく、時間がたっても文字が薄れにくいからです。
封筒の紙質はつるっとしているものも多く、水性やゲルインクはこすれたり、汚れたりすることがあります。特に郵送の場合、封筒が配送中に水濡れや摩擦で傷む可能性もあるでしょう。
そういったトラブルを防ぐには、安定して書ける油性インクが安心。文房具店では「履歴書用」と表示されたペンも多く見かけますが、それらの多くが油性タイプなので、1本用意しておくと便利ですよ。
③ ペンの太さは「1.0〜1.6mm」
封筒に使用するペンの太さは、1.0〜1.6mm程度が読みやすさの点でも最適です。細すぎると遠目には読みにくく、太すぎるとバランスが崩れてしまうことも。
特に宛名や住所を大きめに書く封筒表面では、しっかりと見える太さが求められるのです。また、封筒の紙質によっては細いペンが引っかかることもあります。
そうなると字がかすれたり、線がガタついたりしてしまうため、太めのペンを使うことでスムーズに書けるでしょう。購入前に試し書きできる場合は、実際に使いやすい太さを選んでください。
④ ペンのインクは「にじみにくく乾きやすいタイプ」
インクは、にじみにくく乾きやすいタイプを選ぶのが安心。書いた直後にうっかり触れてしまった場合でも、速乾性のあるインクであれば汚れにくいです。
水性インクや乾きの遅いペンは、封筒を汚してしまう原因になりかねません。さらに、にじみやすいインクは保管中に文字がぼやけてしまうおそれもあります。
履歴書は、受け取った企業でしばらく保管される場合もあるため、文字の状態が長く保てるインクが適しています。
市販の「速乾性」「にじみにくい」といった表示のある油性ボールペンを選び、できれば事前に試し書きをしてから使うとよいでしょう。
履歴書用封筒の表面の正しい書き方

履歴書を送る封筒の表面は、採用担当者が最初に目にする部分です。丁寧で正しい書き方をしておくことで、第一印象を良くできるでしょう。
ここでは、宛名や宛先の記載方法など、封筒表面の書き方について注意すべき点を紹介します。
- 宛先の住所は都道府県から略さず書く
- 宛名は「株式会社」など正式名称で書く
- 部署名・担当者名がわかる場合は正確に書く
- 「応募書類在中」は朱書きで書く
- 文字の配置はバランス良く、中央揃えで書く
① 宛先の住所は都道府県から略さず書く
住所を書く際は、都道府県名から省略せず、正しく書くようにしてください。たとえば「東京都千代田区…」のように、最初から正式な住所で始めることが大切です。
都道府県を省略してしまうと、似た地名が複数存在する場合に配達ミスの原因になるおそれがあります。また、略さず丁寧に書く姿勢は、基本的なビジネスマナーとして評価されるポイントです。
履歴書を送る場面では、小さな部分にも注意を払うことで、誠実さを伝えられます。正確な住所をしっかり書くことが、相手への信頼感にもつながるでしょう。
② 宛名は「株式会社」など正式名称で書く
企業名を書くときは、「(株)」のような略語ではなく、「株式会社」など正式名称で書いてください。略してしまうと雑な印象を与えやすく、ビジネスマナーに欠けていると見なされることも。
また、「有限会社」「合同会社」など異なる法人格を持つ企業もあるため、正式な名称を事前に調べて確認しておくことが重要です。
企業の公式サイトや求人情報に記載されている名前を、そのまま書くのが確実でしょう。丁寧で正確な記載は、信頼を得るための基本です。
③ 部署名・担当者名がわかる場合は正確に書く
部署名や担当者の氏名がわかっている場合は、省略せずに正しく書いてください。「人事部 採用ご担当者様」や「人事部 山田太郎様」など、わかっている情報はすべて丁寧に記載することが望ましいです。
宛名に誤字や脱字があると、確認不足や配慮の欠如と受け取られかねません。氏名が不明なときだけ「ご担当者様」と書くのが適切です。
必要な情報を丁寧に記すことは、相手への敬意の表れでもあります。しっかり調べてから書くように心がけてください。
④ 「応募書類在中」は朱書きで書く
封筒の左下には「応募書類在中」と朱書きで記入しましょう。これは中身が履歴書などの重要書類であることを示すための大切なマナーです。
赤い油性ペンやサインペンを使って、はっきりと目立つように書くことがポイント。黒や青のインクで書いてしまったり、小さすぎる字で書いたりすると、目立たず効果が薄れてしまいます。
受け取る側の立場を考えて、見やすく丁寧に書くことが大切です。こうした細やかな配慮が、評価される場面にもつながるでしょう。
⑤ 文字の配置はバランス良く、中央揃えで書く
封筒に記載する文字の配置は、全体のバランスと中央揃えを意識してください。文字が片寄っていると、見た目の印象が悪くなってしまいます。
まず中心を確認し、縦書きでまっすぐ書くようにするときれいに見えるでしょう。宛先や宛名の文字間隔にも気を配ると、より整った印象になります。
文字の大きさや間の空き方も揃えておくと、美しく仕上がるでしょう。封筒の外見は第一印象を左右します。几帳面な文字配置が、しっかりした人物像として相手に伝わるかもしれません。
履歴書用封筒の裏面の正しい書き方

封筒の裏面は軽視されがちですが、企業に届いたときには差出人情報としてきちんと確認されます。記載内容に誤りがあると、返送が必要になった際にトラブルになる可能性もあるでしょう。
ここでは、就活にふさわしい封筒裏面の書き方をわかりやすく解説します。
- 差出人の住所は都道府県から書く
- 氏名はフルネームで楷書体を意識して書く
- 郵便番号は忘れずに書く
- 封の部分に「〆」マークを書く
① 差出人の住所は都道府県から書く
封筒裏面には、差出人の住所を下部に書きましょう。このとき、都道府県名を省略せず正式に書いてください。「東京都」や「大阪府」など、丁寧な表記が信頼感につながります。
また、番地や建物名、部屋番号も忘れずに記載しましょう。返送が必要になった場合に備えて、郵便番号や番地が正しいかどうかもよく確認してください。
書き忘れや略記は避け、正式かつ分かりやすく書くことが重要です。正確に丁寧な情報を記すことで、ビジネスマナーの基本を理解している印象を与えられるでしょう。
② 氏名はフルネームで楷書体を意識して書く
氏名は略さずフルネームで書くのが基本です。文字の書体は楷書体を意識し、整った丁寧な字を心がけましょう。崩した文字や略字、ニックネームなどはビジネス文書ではふさわしくありません。
住所の下に、文字の大きさや行間に配慮しながら書くと、封筒全体が整って見えます。視認性と清潔感のある字面を意識することが、好印象につながるポイントです。
細部まで意識して書いた文字は、受け取る側にも誠意として伝わるはずです。
③ 郵便番号は忘れずに書く
封筒の裏面に郵便番号を書くことも忘れてはいけません。住所の上か左に記載するのが一般的です。郵便番号があることで、返送が必要になった際にもスムーズに届けてもらえるでしょう。
特に数字は書き間違えやすいため、メモや履歴書に記載した情報と照らし合わせて、正確に書くようにしてください。ほんのひと手間ですが、郵送上のトラブルを防ぐために重要な要素です。
記載ミスを防ぐには、下書きをしてから記入する方法もおすすめです。
④ 封の部分に「〆」マークを書く
封筒のフタを閉じた部分には、「〆」の記号を記入しましょう。これは「封をしました」「未開封です」という意味を持ち、ビジネスマナーとして広く認識されています。
記入位置は、封じ目の中央に小さく、しかしはっきりと書くのが基本です。「×」や「封」など、ほかの記号で代用するのは避けてください。
この小さなひと手間が、就活書類の完成度を高めてくれます。マナーをきちんと守っている印象を与えることができるでしょう。
履歴書を封筒に入れる際のマナー

履歴書を封筒に入れるときは、見た目の整え方や扱い方まで気を配る必要があります。丁寧な封入作業は、応募先に対する礼儀として評価される部分でもあるのです。
ここでは、封入時に守るべき基本マナーをわかりやすく解説します。
- 履歴書はクリアファイルに入れたものを入れる
- 書類の順番は「送付状→履歴書→職務経歴書」にする
- 封筒は折らずに封を閉じる
- シワがつかないよう、丁寧にのり付けする
「あなたはビジネスマナーを分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
就活マガジン編集部では、忙しい就活生のために、これだけ見ればビジネスマナーが網羅できる「ビジネスマナー攻略BOOK」を無料で配布しています。気になる方は無料ダウンロードしてみてくださいね。
\登録1分|人材会社の人事監修/
① 履歴書はクリアファイルに入れたものを入れる
履歴書をそのまま封筒に入れると、輸送中に折れたり汚れたりする可能性があります。そのため、透明なクリアファイルに入れてから封筒に入れるのが一般的なマナーです。
とくに郵送時には、雨や衝撃から書類を守る役割もあり、ファイルの使用は安心材料になります。ファイルは、無地で透明のものが望ましいでしょう。派手な色や柄付きのものは避けたほうが無難です。
このひと手間が、書類を大切に扱う姿勢として相手に伝わります。
② 書類の順番は「送付状→履歴書→職務経歴書」にする
封筒に入れる書類は、「送付状→履歴書→職務経歴書」の順番に揃えておくのが基本です。この並びは、読み手の視点に立った構成として理にかなっています。
送付状であいさつや目的を伝え、続けて履歴書で応募者の情報を確認し、最後に職務経歴書で実績を知るという自然な流れになります。
順番がずれていると、読みづらく感じられるだけでなく、準備不足と見なされることもあるでしょう。
③ 封筒は折らずに封を閉じる
履歴書は折らずに封筒へ入れるのがマナーです。書類を折ると見た目が悪くなり、読む相手に不快感を与えるおそれがあります。適切な封筒サイズは、A4用紙が入る「角形2号」などです。
サイズを間違えると、無理に押し込むことになり、書類が曲がったりシワになったりしてしまいます。また、持参・郵送どちらの場合でも、きれいな状態で渡すことは最低限のマナーです。
封をする前に、折れていないか、向きは合っているかなどを確認してから閉じてください。
④ シワがつかないよう、丁寧にのり付けする
封筒を閉じるときは、しっかりと、そして丁寧にのり付けしてください。のりを適当に付けるとシワが寄り、封筒の見た目が悪くなってしまいます。
スティックのりを使うと、ムラなくきれいに仕上がりやすいです。封をした後は、封筒の継ぎ目に赤字で「〆」と書いておくのが一般的なマナーとされています。
このひと手間を忘れてしまうと、「準備不足」と受け取られるかもしれません。細部にまで気を配った作業は、書類全体の完成度にもつながります。
丁寧に封をすることで、誠実な印象を相手に届けられるでしょう。
履歴書を提出する際のマナー

履歴書の提出方法には、郵送・面接官への手渡し・受付での提出などがあります。どの方法であっても、それぞれに適したマナーがあるのです。
たとえ書類の中身が優れていても、提出方法に問題があると評価に影響するおそれがあります。ここでは、提出手段ごとの正しい対応を確認しましょう。
- 郵送時は普通郵便にする
- 面接官に手渡しする場合は封筒から出して渡す
- 受付で手渡しする場合は封筒に入れたまま渡す
- 提出タイミングは営業日・午前中にする
① 郵送時は普通郵便にする
履歴書を郵送する際は、基本的に普通郵便で問題ありません。特別な指示がなければ、速達や書留にする必要はないでしょう。ただし、切手の料金には注意が必要です。
封筒のサイズや書類の厚さによって金額が異なるため、郵便局の窓口で重さを量ってもらうと安心です。ポストへの投函も可能ですが、確実に届いてほしい場合は、窓口からの発送をおすすめします。
窓口で出すことで、料金不足や宛名の不備といったトラブルを防ぎやすくなるでしょう。
封筒は折らずにそのまま入れ、封は糊できちんと閉じてくださいね。
② 面接官に手渡しする場合は封筒から出して渡す
面接当日に履歴書を持参して面接官に渡す場合は、封筒から出して手渡すのが基本です。封筒には入れて持ち運び、面接前に中身を確認し、取り出しやすいように準備しておくとスムーズに渡せます。
渡す際には、「本日お時間をいただき、ありがとうございます。こちらが応募書類です」といった一言を添えると印象が良くなります。
あらかじめ言葉を考えておくと、緊張していても落ち着いて対応できるでしょう。封筒はその場でかばんなどにしまって問題ありません。
必要な書類がそろっているか、事前に確認しておくことも忘れないでください。
③ 受付で手渡しする場合は封筒に入れたまま渡す
受付の担当者に履歴書を預ける場合は、封筒に入れたまま渡すのがマナーです。封筒には宛名や「応募書類在中」といった表記を忘れずに記入してください。
部署名や担当者名も分かるように書いておくと丁寧な印象を与えられます。手渡しの際は、「〇〇大学の〇〇です。本日の面接に参りました。こちらが応募書類になります」といった形で簡潔に伝えましょう。
第一印象が大事なので、姿勢や声のトーンにも気を配ってください。落ち着いた態度で、はっきりと話すことを心がけると好印象につながります。
④ 提出タイミングは営業日・午前中にする
履歴書の提出は、企業の業務時間に合わせることが大切です。郵送であれば、営業日の午前中に届くよう余裕を持って出すのが理想。ギリギリの投函は避け、スケジュールに余裕をもって準備しましょう。
面接当日に持参する場合も、指定された時間に遅れないことはもちろん、余裕を持って到着できるよう行動してください。
午前中や始業直後など、企業が忙しくない時間帯に訪問するほうが、スムーズに対応してもらえる可能性が高いです。
提出のタイミングにも配慮することで、相手への思いやりやビジネスマナーが伝わるでしょう。
履歴書の提出前に確認すべきチェックリスト

履歴書を提出する直前は、緊張や焦りから思わぬミスが起こりやすい場面です。ですが、そこでの確認不足が選考結果に影響する可能性もあるため、最後のチェックは欠かせません。
安心して書類を出すために、次の7項目を提出前に見直しておきましょう。
- 封筒の中身に不足がないか
- クリアファイルに書類を入れているか
- 宛名・住所の記載ミスがないか
- 書類が最新の情報で作成されているか
- 誤字脱字がないか
- 封筒に封字「〆」が記入されているか
- 封筒・書類ともに汚れや折れがないか
① 封筒の中身に不足がないか
まず確認すべきなのは、提出書類に不足がないかどうかです。履歴書だけでなく、送付状や職務経歴書、必要に応じてエントリーシートなど、すべての書類が揃っているかをチェックしてください。
1枚でも欠けていると、「準備不足」「確認不足」といった印象を与える可能性があります。提出前には、書類一覧をメモやチェックリストにして目視確認する習慣をつけましょう。
入れ忘れに気づかず出してしまうと、後悔が残る結果になりかねません。
② クリアファイルに書類を入れているか
書類はそのまま封筒に入れるのではなく、透明なクリアファイルにまとめてから封入しましょう。ファイルに入れることで、配送中の折れや汚れを防ぐことができます。
使うファイルは、無色透明でシンプルなタイプがおすすめです。派手な色やデザインがあると、ビジネス文書としてふさわしくない印象を与えるかもしれません。
少しの工夫ですが、書類を丁寧に扱う姿勢はしっかり伝わります。
③ 宛名・住所の記載ミスがないか
封筒に記載する宛名や住所は、略さず正式な表記で書かれているかを確認してください。たとえば「株式会社」を「(株)」と省略せず、「東京都」などの都道府県名もきちんと明記しましょう。
記載ミスや誤字脱字は、相手に不快感を与えるおそれがあります。郵便番号やビル名までしっかり確認した上で、読み返す習慣をつけてください。
声に出して読み上げると、見落としに気づきやすくなります。
④ 書類が最新の情報で作成されているか
履歴書や職務経歴書に記載している内容が、現在の情報と合っているかを必ず確認しましょう。学歴、資格、連絡先などは特に間違いや古いままになっていないか注意が必要です。
以前作成したデータを使い回していると、細かな情報の更新を忘れがちです。提出前に一度すべての項目を読み直し、最新情報に修正されているかを見直しておいてください。
古い情報では、信頼を得ることは難しくなるでしょう。
⑤ 誤字脱字がないか
どれほど内容が良くても、誤字や脱字があると評価が下がってしまうことがあります。とくに変換ミスは見落とされやすいため、慎重な確認が必要です。
声に出して読むと、誤りに気づきやすくなります。また、第三者に見てもらうのも有効です。
丁寧に仕上げた書類は、読み手にも安心感を与えられます。文章の正確さは、印象にも直結するでしょう。
⑥ 封筒に封字「〆」が記入されているか
封筒をのり付けしたあと、継ぎ目の部分に赤ペンで「〆」と書いておくのがマナーです。これは中身が封をされた状態であることを示す印で、ビジネス文書における基本的な所作のひとつです。
この封字がないと、細部への配慮が足りないと思われる場合があります。忘れがちなポイントなので、封をした直後に「〆」を記入する習慣をつけておくとよいでしょう。
⑦ 封筒・書類ともに汚れや折れがないか
最後に、封筒や中の書類に汚れや折れがないかを目で見て確認してください。手の脂、インクのにじみ、折れ線などがあると、それだけでだらしない印象を与える原因になります。
書類や封筒は清潔感が命です。持ち運びの際は、さらに大きなクリアケースに入れて保護すると安心です。清潔で整った見た目は、丁寧な人柄を伝える重要な要素になるでしょう。
履歴書封筒の基本を押さえて印象アップを目指そう

履歴書を送る際に使う封筒は、色やサイズ、書き方のルールに至るまで細かいマナーが求められます。たとえば、封筒の色は白が基本で、「履歴書用」と明記された縦長の封筒を選ぶのが安心です。
また、封筒に記入する際は黒の油性ボールペンを使用し、住所や宛名、封字まで丁寧に仕上げることが印象を大きく左右するでしょう。
さらに、履歴書の入れ方や郵送・手渡しのマナー、提出前のチェックリストまでを確認することで、書類の完成度がぐっと高まります。
就職活動では、こうした封筒に関する基本を押さえておくことが、信頼を得る第一歩です。自信を持って提出できるよう、準備を整えておきましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。