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【例文6選】銀行業界の自己PRの作り方|作成時のポイントと注意点も紹介

この記事では、銀行業界の自己PRの作成法を解説しています。

自己PRの作成法だけでなく、実際に評価されやすい強みの選び方や構成のコツまでわかりやすく紹介しています。

例文も豊富に用意しているので、銀行の自己PRのイメージをしっかりと捉えて好印象を目指しましょう。

人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

吉田

記事の監修者

吉田

新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

銀行業界で自己PRが重要な理由とは?

就職活動中、「自己PRってそんなに大切なのかな」と感じている人も多いのではないでしょうか。結論からいうと、銀行業界において自己PRは重要です。

特に銀行を志望する場合、自己PRは選考での評価を大きく左右する要素になることもあります。

銀行の仕事は、預金や融資、資産運用など、お金に関わる責任の重い業務が中心です。そのため、選考では「この人は信頼できるか」「業務に向いているか」といった視点で見られています。

自己PRはその判断材料として活用されるため、表面的な内容では評価されにくいでしょう。

たとえば「責任感がある」と伝えたいなら、どんな場面でその力が発揮されたかを具体的に話すことが大切です。そして、それが銀行の仕事とどうつながるのかまで伝えることで、説得力が生まれます。

自己PRは、自分をよく知り、志望先との接点を整理する機会でもあります。相手に伝わりやすく、納得感のある内容に仕上げることで、他の学生との差をつけることができるでしょう。

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銀行の種類

銀行といっても、実は種類ごとに役割や特徴が大きく異なります。志望する銀行によって、自己PRで伝えるべき内容も変わってくるため、まずは各銀行の特徴を知ることが大切です。

ここでは代表的な5つの銀行について、それぞれの特徴と自己PRで意識すべきポイントを紹介します。

  1. メガバンク
  2. 地方銀行
  3. 信託銀行
  4. ネット銀行
  5. 外資系銀行

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① メガバンク

メガバンクは、全国規模で展開している大手都市銀行です。個人から大企業まで幅広い取引があり、業務内容も多岐にわたります。

そのため、多様な立場や価値観に対応できる柔軟さが求められることも。自己PRでは、集団の中で調整役を担った経験や、異なる意見をまとめた場面などが効果的でしょう。

② 地方銀行

地方銀行は、地域に密着したサービスを提供している銀行です。地元の中小企業や住民との関係が深く、信頼関係を築ける力が重要になります。

自己PRでは、地元の活動に関わった経験や、身近な人のために動いたエピソードを交えることで、地域性への理解が伝わりやすくなるでしょう。

③ 信託銀行

信託銀行は、資産管理や相続関連の業務を中心に扱っている銀行です。そのため、高い専門性と丁寧な対応が求められます。論理的に考える力や、正確な情報を整理して伝えるスキルが必要です。

過去に資料作成やリサーチで活躍した経験を自己PRに取り入れると、信頼感を与えやすくなるでしょう。

④ ネット銀行

ネット銀行は、店舗を持たずオンラインでサービスを完結させる業態です。スピード感やITへの理解力が重視されます。

自己PRでは、デジタル環境で問題を解決した経験や、新しい技術への関心を示すことがポイントです。柔軟に対応できる姿勢をアピールしてください。

⑤ 外資系銀行

外資系銀行は、成果主義やスピード感を重視した風土が特徴です。英語力や自己主張の強さが評価されやすくなります。

自己PRでは、留学や異文化交流の経験、自分の意見を貫いて成果を出した事例などを通じて、自律性やチャレンジ精神を伝えると効果的でしょう。

銀行の主な業務内容

銀行の仕事は「お金を扱うこと」とイメージされがちですが、実際には業務ごとに内容も求められる力も大きく異なります。志望先の業務を正しく理解することが、自己PRの質を高める第一歩です。

ここでは主要な3つの業務について解説します。

  1. 窓口業務
  2. 融資業務
  3. 法人営業

① 窓口業務

窓口業務は、銀行の顔ともいえる仕事です。来店されたお客様と直接接するため、丁寧な応対と正確な手続きが欠かせません。

たとえば振込や口座開設のサポートでは、小さなミスも信用を損ねてしまいます。だからこそ、細かいところまで気を配れる力や、安心感のある対応が求められるのです。

自己PRでは、人とのやりとりで信頼を得た経験を伝えてみてください。

② 融資業務

融資業務は、企業や個人の資金ニーズに応える仕事です。数字を扱う場面が多く、論理的な思考や分析力が重視されます。

たとえば、過去にデータをもとに課題を見つけて改善した経験があれば、それは大きな強みになるでしょう。また、相手の事情に寄り添いながら、責任を持って判断する姿勢も欠かせません。

③ 法人営業

法人営業では、企業の課題を引き出し、それに合った提案を行う力が求められます。営業と聞くと積極性ばかりが注目されがちですが、実は「信頼関係の構築」こそが最も重要です。

粘り強く相手に向き合いながら、相互理解を深めていく姿勢が評価されるでしょう。自己PRでは、チームでの調整役や地道な努力を続けた経験を伝えてください。

自己PRに活かそう!銀行が就活生に求める人物像

銀行の仕事は、正確さと信頼が何よりも大切です。そのため、就活生にも「どんな人が求められているのか」を正しく理解しておくことが重要になります。

ここでは、銀行が重視する代表的な人物像を6つ紹介します。自己PRを考えるときの参考にしてください。

  1. 信頼を築ける誠実な人
  2. 正確さとミスのない業務遂行力のある人
  3. 変化に対応できる柔軟性と適応力のある人
  4. 顧客対応で活かされるコミュニケーション力のある人
  5. チームで成果を出す協調性と責任感のある人
  6. 数字や情報に強い分析力と論理的思考力のある人

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

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① 信頼を築ける誠実な人

銀行では、お金を預かるという性質上、「信頼される人柄」が何よりも重視されます。誠実さは、ミスをごまかさず報告する姿勢や、地道な努力を継続できる力として表れるでしょう。

たとえば、毎日同じ時間に継続的に学習してきた習慣や、アルバイト先で遅刻や欠勤がなく、責任を持って仕事を続けてきた経験などは、誠実さの証として伝える価値があります。

小さな積み重ねの姿勢は、銀行の信頼文化と非常に相性が良いでしょう。

② 正確さとミスのない業務遂行力のある人

銀行では、数字や情報の入力ミスひとつが、顧客からの信頼を失う致命的なミスにつながる可能性も考えられるでしょう。だからこそ、細部にまで気を配れる人が求められます。

ゼミや委員会で会計や集計を担当した経験があれば、ミスなく正確に処理していた、という具体的な実績は高く評価されるポイントです。

自分の作業を一度で完了させず、複数回のチェックをする習慣がある人も、信頼を得やすいでしょう。

③ 変化に対応できる柔軟性と適応力のある人

銀行業界も、フィンテックの進化やDXの加速により、日々変化しています。

そのような中で、決められた通りにしか動けない人よりも、新しいルールや環境にすぐに慣れ、前向きに取り組める人材が求められています。

たとえば、大学の授業が急にオンラインに切り替わった際、自ら進んで使い方を学び、周囲にも教えた経験などは、柔軟性の高さを伝える好例です。

④ 顧客対応で活かされるコミュニケーション力のある人

銀行はサービス業の側面も強く、来店するお客様への対応や企業担当者との対話が日常的にあります。

ただ「話すのが得意」だけではなく、「相手に合わせてわかりやすく説明できる」「相手の意図をくみ取る」といった傾聴力や調整力も必要です。

もし、部活動やサークルで異なる立場の人をつなぐ役割をしていた経験があれば、対人スキルの証明になります。

⑤ チームで成果を出す協調性と責任感のある人

銀行業務は個人プレーよりもチームで動く場面が多く、誰か一人が欠けても成立しません。組織の中で自分の役割を理解し、周囲と連携して行動できる力が求められます。

過去にグループワークで苦手な役割でも引き受けてやり遂げた経験や、責任をもってイベント運営を成功させたエピソードなどがあれば説得力を持たせられるでしょう。

チーム全体の成果に貢献する姿勢が重要です。

⑥ 数字や情報に強い分析力と論理的思考力のある人

銀行では、数字をもとにした冷静な判断力が求められる場面が数多くあります。

融資審査や資産運用の提案などでは、感情よりもロジックが重視されるため、分析力や論理的に物事を考える力が武器になります。

たとえば、ゼミで経済データを用いて考察した経験や、Excelなどを活用して情報を整理・分析した経験があれば、そのままPRに活かせるでしょう。

「事実にもとづき結論を出す力」が、銀行では信頼につながります。

銀行向け自己PRで効果的な構成と書き方のポイント

自己PRは、自分の強みをただ紹介する場ではありません。特に銀行業界では、話の組み立て方や根拠の示し方が重視されることも多いです。

ここでは、読み手に伝わりやすくするための基本構成を3つに分けて紹介します。

  1. 自分の強み(結論)を最初に伝える
  2. 強みを示す具体的なエピソードを添える
  3. 銀行での活かし方まで言及する

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① 自分の強み(結論)を最初に伝える

自己PRでは、最初に「自分の強みはこれです」とはっきり伝えることが大切です。最初に結論を述べることで、聞き手に内容がスムーズに届きます

そのため、自己PRは「起承転結」ではなく、「結論→理由→具体例→再主張」という順番が効果的でしょう。特に銀行業界では、論理的でわかりやすい構成が好まれる傾向にあります。

また、結論を先に述べることで、面接官や読み手はその後の話に集中しやすくなるのも考慮して構成しましょう。

ただし、ここで使う強みのワードは、「誠実さ」「責任感」「柔軟性」など、銀行で求められている資質と重なるものを選ぶことが大切です。

ありきたりな表現にならないよう、「相手の立場に立って行動できる力」「地道な努力を継続できる力」など、少し工夫した言い回しにすると、より印象に残りやすくなります。

② 強みを示す具体的なエピソードを添える

強みを証明するには、実際の経験を通じて語ることが必要です。抽象的な表現だけでは説得力に欠けてしまいます。

面接官が「それ本当?」と感じる瞬間が出てくるため、エピソードでは、「いつ・どこで・何をしたか・どう工夫したか・どう結果が出たか」を端的に伝えましょう。

エピソードとしては「アルバイトで売上向上に貢献した」だけでは弱く、「接客マニュアルを自分でまとめ直し、チーム全体の応対品質が向上した結果、売上が前月比で10%伸びた」といった具体性があると強力です。

また、チームでの経験であっても、自分がどう考え、どう行動したかの「主語」がブレないように心がけてください

③ 銀行での活かし方まで言及する

最後に、その強みが銀行の仕事でどのように活かせるかを明確にしておくと、説得力が増します。

自己PRで評価されるかどうかは、「その強みがうちでどう活きるか?」を相手にイメージさせられるかにかかっています。

強みの再現性や業務への結びつきが明確であれば、「この人に入ってほしい」と感じてもらえる可能性が高まります。

たとえば「責任感」を強みとして話した場合、「窓口業務では一つ一つの処理に対して責任を持ち、常に二重チェックを習慣づけることで、お客様に安心を届けられると考えています」など、業務内容とつなげることで、リアリティと志望度が伝わるでしょう。

【銀行の種類×業務内容別】強みを活かした銀行の自己PRの例文6つ

銀行の選考において、自己PRがどの業務や銀行のタイプに合っているかを具体的に示すことは非常に重要です。ここでは、各銀行の種類や業務内容に合わせた自己PRの例文を紹介します。

自分の志望先に近いパターンを見つけ、書き方や表現の参考にしてください。

  1. 例文①:メガバンク×窓口業務
  2. 例文②:メガバンク×法人営業
  3. 例文③:地方銀行×融資業務
  4. 例文④:信託銀行×法人営業
  5. 例文⑤:ネット銀行×IT関連業務
  6. 例文⑥:外資系銀行×英語力を活かす職種

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、6つの例文を本気で添削!自分の強みをどうアピールしたらいいか気になる人は、ぜひ読んでみてくださいね。

また、自己PRがそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの自動作成ツールを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

自己PRが既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

例文①:メガバンク×窓口業務

この例文では、窓口業務で求められる「丁寧な対応力」を軸に、大学でのサークル活動経験をもとに自己PRが構成されています。

自己PRを作成する際は、強みと経験がどのように結びつくか、企業にとって魅力的なエピソードになっているかを意識してください。

メガバンク×窓口業務の自己PR
【結論】
私は、相手の気持ちに寄り添いながら丁寧に対応する力状況に応じてわかりやすく説明し、不安や疑問を解消する力を強みとしています。
添削コメント|元の文章は簡潔で伝わりやすいですが、「丁寧な対応」は他の学生と差別化ができません。修銀行窓口業務では、丁寧さ以上に“的確かつわかりやすい説明力”が求められるため、修正後は強みの中核をそのスキルに明確化しました。
【エピソード】
大学の書道サークルで会計係を担当した際、メンバーから集金や予算に関する問い合わせを多く受ける立場にありました。
添削コメント|大学サークルでの経験を通じ、自然な形で「丁寧な対応力」を発揮する場面が設定されており好印象です。金融機関における金銭管理の責任感も間接的に示されており、銀行業務のイメージに接続できます。
【エピソード詳細】
特に新入生からは「支払いのタイミングが分からない」「お金の扱いが不安」といった声が多く、私は一人ひとりの質問に対してメールや口頭で丁寧に説明し、不安を解消することを心がけました。また、分かりにくい部分は表にまとめて全体共有を行いました。その際、支払い方法や期日をまとめた案内資料を作成し、部室に掲示するとともにLINEグループでも周知しました。視覚的に理解しやすいよう項目別に色分けするなど、初めてでも安心できるよう工夫しました。
添削コメント|取り消した部分は行動の意図や内容が曖昧で、「どう丁寧だったか」が伝わりにくい弱点がありました。改善後は5W1Hに基づいて実行内容を明確に描き、銀行窓口に求められる「わかりやすい案内力」が強調されています。
【成果】
その結果、「話しやすくて安心できる」と言われることが増え、部内の会計業務も円滑に進むようになりました。最終的には、次期会計担当への引き継ぎマニュアルも作成し、運営体制の改善にも貢献しました。また、誰にでも相談しやすい雰囲気が生まれ、金銭に関する不安を早期にキャッチできるようになりました。トラブルやミスの発生を防ぐなど、部全体の信頼性向上にもつながりました。
添削コメント|マニュアル作成は業務改善の一例ですが、「丁寧な対応」に対する成果としての関連性が薄いため削除しました。改善後は「丁寧な説明が信頼や安心感にどうつながったか」を定性的に具体化しており、評価に値します。
【入社後】
窓口業務においても、お客様の立場に立った丁寧な対応を通じてお客様が抱える金融に関する不安や疑問を的確に汲み取り、必要な情報を分かりやすくお伝えすることで、安心感を与えられる行員として信頼を得られるよう努めてまいります。
添削コメント|抽象的な「丁寧な対応」ではなく、具体的に「何ができる行員を目指すのか」を表現することで高評価に繋がります。修正後は学生時代の強みとの一貫性もあり、企業での再現性が高く伝わります。

【NGポイント】
「表にまとめて共有した」や「丁寧に対応」といった表現が抽象的で、評価者が行動の再現性をイメージしにくい点が問題でした。また、成果が実際の信頼形成とどのように関係しているかも見えにくい構成でした。

【添削内容】
「表にまとめて全体共有」「マニュアル作成」といった表現を削除し、実際にどのような工夫をしたか、どんな変化が周囲に起きたかを明記しました。視覚的な工夫や相談のしやすさといった“丁寧さ”を具体化しました。

【どう変わった?】
改善後の文章では、「丁寧な対応」が周囲に与えた具体的な影響や信頼構築のプロセスが明確に伝わります。入社後の活躍イメージをより明確になり、窓口業務に求められる資質と強みの一貫性が高まりました。

【今回の自己PRのコツ】
・行動の具体性と背景を明示する
・強みと成果を結びつける
・入社後の再現性を想起させる

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例文②:メガバンク×法人営業

ここで紹介しているのはメガバンクの法人営業における「提案力」を自己PRの軸とした例文です。

協賛営業の経験を通じて、課題認識から提案、成果までの一連の行動を具体的に描き、銀行業務との関連性を高めています。

メガバンク×法人営業の自己PR
【結論】
私は「相手の期待を超える提案」相手の課題やニーズを的確に把握し、納得感のある提案を行うことを意識して行動できる点が強みだと考えております。
添削コメント|「期待を超える提案」は印象は良いですが、具体的にどう提案できるのかという再現性が見えません。そのため、法人営業に必要な「課題把握力」や「提案力」に言い換えることで、職種との適性がより明確に伝わる表現に修正しました。
【エピソード】
大学では学園祭の運営チームに所属し、協賛企業を募る営業担当を務めました。例年より協賛数が少ないという課題があり前年より協賛数が20%以上減少しており、予算達成が危ぶまれる状況だったため、私は自ら新たな企業リストを作成してアプローチを始めました。
添削コメント|「例年より少ない」という曖昧な課題設定は、読む側に危機感が伝わらず説得力を欠きます。改善後は「20%減」など具体的数値を提示し、なぜ行動が必要だったのかを明確にしたことで、法人営業職との関連性も強化されています。
【エピソード詳細】
単に資料を送るだけでなく、企業ごとに「どのような訴求が効果的か」を分析し、学生の来場層や企業の知名度向上につながる提案を添えて営業を行いました。さらに、過去に断られた企業にも内容を見直して再提案するなど一度断られた企業には、前回のフィードバック内容をもとに提案書の構成を変え、プロモーション効果が具体的に伝わるように改善したうえで再提案し粘り強く交渉を重ねました。
添削コメント|「再提案した」という事実だけでは、提案力や工夫の中身が読み手に伝わりません。改善後では、「どう変えたか」「なぜ成功したか」が明示され、5W1Hに沿った行動描写として評価されやすくなります。
【成果】
その結果、新規で協賛を獲得し、前年を上回る成果を出すことができました協賛社数は前年の12社から17社に増加し、必要な予算を確保することができました。企業からは「こちらの目的をよく理解した提案だった」と好評をいただきました。
添削コメント|「前年を上回る」のみでは成果の具体性が不足し、強みの説得力が弱くなります。改善後では「12社→17社」という明確な成果と「予算達成」という目的への貢献を伝え、提案力が結果に直結していることを示しました。
【入社後】
入社後も、法人営業の現場でお客様の課題や目的を的確に把握し、期待を超える提案を通してニーズの本質に踏み込んだ提案を行うことで信頼関係を築いていきたいと考えています。
添削コメント|「期待を超える提案」は結論と重複しているため、改善案では「ニーズの本質に踏み込む」と表現を変えることで、法人営業における課題把握力や仮説提案力といった職務適性を明確にした文章に変更しました。

【NGポイント】
抽象的・定量性のない表現が見受けられます。「課題の内容」「行動内容」「成果」について、読者が事実として納得できる根拠や数値が欠けており、行動の価値やビジネススキルの再現性が伝わりづらい構成でした。

【添削内容】
課題認識には具体的な数値を加え、提案の工夫では「どう改善したか」を明確化し、成果には前年比と達成目標を数値で表現しました。また、入社後の展望は抽象表現を避け、営業現場で活きる強みに言い換えました。

【どう変わった?】
数値や具体行動を盛り込むことで、法人営業に求められる「課題発見力」「提案力」「行動力」の3点が明確になり、企業側も入社後の活躍をイメージしやすくなりました。成果につながる戦略的行動へと印象が変化しています。

【今回の自己PRのコツ】
・行動に必ず根拠を添える
・エピソードは行動の工夫まで描写する
・成果には定量的な裏付けを入れる

例文③:地方銀行×融資業務

この例文では、地方銀行の融資業務に必要な「課題把握力と提案力」を軸に自己PRを構成しています。

強みの抽象度を下げ、どのように企業で活かせるかを具体的に描写することが、説得力のある自己PRにつながるでしょう。

地方銀行×融資業務の自己PR
【結論】
私は、相手の立場に立って物事を考える力に自信があります。 相手の状況を的確に把握し、課題に応じた提案を行う力に自信があります。
添削コメント|「物事を考える力」は抽象的で評価が分かれやすく、職種適性をアピールするには弱い表現です。修正後は、地方銀行の融資業務に求められる「状況の把握」と「最適な提案力」を結論の段階で端的に示しました。
【エピソード】
大学時代、地域の商店街を応援する学生ボランティア団体に所属し、店主の悩みを聞きながらイベント企画を行いました。 各店舗の課題を丁寧にヒアリングし、それぞれに合った集客イベントを提案・実行しました。
添削コメント|「悩みを聞きながら」という表現はどのように強みを活かしたかが伝わりにくくなります。「課題をヒアリングし提案した」という行動ベースの表現に変えることで、主体的に動いたこと、課題解決力を発揮したことの両方を示せています。
【エピソード詳細】
ある高齢の店主が「若い人が来ない」と悩んでいたため、SNSを活用した集客イベントを提案しました。スマートフォンの操作が苦手な店主には、操作マニュアルを作成し、マンツーマンで使い方をサポートしました。 地域の大学生にも協力を呼びかけ、Instagramを活用したキャンペーンを行い、広く若年層に情報を届けました結果的にイベント当日は若年層の来店が増え、売上アップにもつながりました。
添削コメント|削除した部分は「優しさ」は伝わるものの、提案力という主軸からやや逸れ、地味な印象になっていました。代わりに「大学生との連携」「SNS戦略」といった工夫を加えることで、銀行業務に必要な企画力・外部との連携力が伝わる構成となり、読み手の関心を引きます。
【成果】
この経験を通じて、相手の状況や立場を丁寧に汲み取りながら最適な提案を行う重要性を学びました。相手の話を傾聴する姿勢が信頼関係の構築につながることを実感しました。 また、課題に直面する相手の状況を正確に理解し、実行可能な施策を提示することで信頼を得られることを実感しました。
添削コメント|もとの文章は抽象度が高く、成果の具体性に欠けていました。「施策の提示」「信頼獲得」というキーワードを入れることで、行動の結果が明確に示され、銀行でも再現できる強みとして企業側が評価しやすくなります。
【入社後】
入社後は、地域のお客様に寄り添った融資提案を心がけ、長期的な信頼関係を築ける銀行員を目指します。 事業の成長段階に合わせた資金提案を行い、地元企業の発展に貢献できる銀行員を目指します。お客様の事業や生活に貢献できる提案力を磨いていきたいです。
添削コメント|「信頼関係を築ける」は好印象ではありますが抽象的すぎるため、「成長段階に合わせた資金提案」など、実際の融資業務の場面を想起できる表現に置き換えました。これにより、企業側が業務との接続性を明確にイメージできる内容になっています。

【NGポイント】
文章全体において、強みの表現が抽象的な表現にとどまっており、職務適性をイメージしづらい構成になっていました。また、成果やエピソード詳細もやや表面的で、行動の裏にある意図や工夫が読み取りにくかった点が課題でした。

【添削内容】
抽象的な表現は削除し、代わりに「課題把握」「提案」「資金計画」など業務と直結したキーワードに言い換えました。また、エピソードでは「誰に、どんな方法で働きかけたのか」を明示しています。

【どう変わった?】
就活生の行動が明確に伝わることで、採用担当者が「実際の融資業務においても同様の力を発揮できるだろう」とイメージしやすくなりました。銀行員に求められる論理的な提案力と貢献意識が前面に出た構成です。

【今回の自己PRのコツ】
・業務視点で志望理由を伝える
・強みと業務内容の接続性を重視する
・結果につながる行動の工夫を描写する

例文④:信託銀行×法人営業

ここでは、信託銀行の業務で求められる「相手の意図を汲み取る力」をどのように伝えるかを意識した志望動機を紹介します。

顧客の複雑な意向を丁寧にくみ取り、最適な信託商品や資産承継プランを提案する力をアピールしましょう。

信託銀行×法人営業の自己PR
【結論】
私は、相手の意図を丁寧にくみ取り、最適な提案につなげる力があります。信頼関係の構築が重要な法人営業において、この力を活かせると考えています。この力は、信託銀行の法人営業において長期的な信頼構築と提案の質を高めるために重要だと考えています。
添削コメント|「信頼関係の構築が重要」といった一般論ではなく、業務内容(信託銀行の法人営業)に関連づけて強みを定義し直すことで、説得力と職種理解の深さを示しています。
【エピソード】
大学ではゼミ活動で、地域企業と連携した課題解決プロジェクトに参加しました。私は、チームの提案内容を企業の意向に合わせて調整する役割を担いました。その中で私は、企業のニーズに沿った提案に改善するための調整役を担当しました。
添削コメント|「企業の意向に合わせて調整」という抽象的な表現を、「ニーズに沿った提案に改善」と言い換えることで、どのような価値提供を意識していたのかが明確になります。
【エピソード詳細】
当初、私たちの提案は企業側のニーズとずれていたため、私は担当者との追加ヒアリングを提案し、意図や優先事項を丁寧に聞き出しましたどのような課題感を持っているのか、重視している要素は何かを一問一答ではなく会話の中から引き出すことを意識しましたその内容をチームに共有し、提案内容を見直したことで、最終的に企業から高い評価を得ることができました「実現可能性が高く、自社の方針と合っている」と具体的なコメントをいただく提案に仕上げることができました。
添削コメント|行動内容が抽象的な「聞き出しました」や成果が曖昧な「高い評価を得ました」といった部分を、5W1Hに基づいて具体化したことで、主体的な工夫や成果の信頼性が高まりました。
【成果】
企業担当者からは「こちらの立場を理解したうえで提案してくれた」と感謝の言葉をいただき、プロジェクトの報告会でも発表の機会を得ました。この結果、企業担当者の方にゼミ内でも発表力と調整力を評価され、代表としてプロジェクトの成果を報告する役割を任されました。
添削コメント|「感謝の言葉」は主観的で再現性のある成果とは言いづらいため、客観性のある評価(代表に選出)を中心に据え、企業側だけでなく所属コミュニティからの評価も補強しました。
【入社後】
入社後は、法人営業においてお客様の声を正確にくみ取り、信頼関係を築きながら、資産管理や事業承継といった長期的視点で価値を提供できる営業を目指します。複雑化する資産運用や承継の課題に対して、お客様の背景や考えを丁寧に把握したうえで、長期的に信頼される提案ができる営業担当を目指します。
添削コメント|抽象的な「価値を提供する営業」ではなく、具体的な課題(資産運用・事業承継)に対してどう関わりたいかを述べることで、志望動機と強みの活用方法に一貫性が生まれました。

【NGポイント】
当初の文章では「信頼関係の構築が重要」「高い評価を得た」など、抽象的で一般的な表現が目立ち、実際にどんな行動を取ったのか、どう評価されたのかが読み手に伝わりにくい構成になっていました。

【添削内容】
抽象表現を排除し、「どのように意図をくみ取ったか」「どう評価されたか」を具体的な行動・エピソードで補強しました。また、業務内容に即した表現へと修正し、志望業種との接続性を強化しています

【どう変わった?】
信託銀行の法人営業に必要な能力(ヒアリング力、調整力、長期的視点)が文面から読み取れるようになり、企業が採用時に重視する“業務との親和性”が高い自己PRに改善されました。

【今回の自己PRのコツ】
・きっかけとなるエピソードを簡潔に伝える
・職種に即した表現を意識する
・成果は客観性ある形で提示する

例文⑤:ネット銀行×IT関連業務

この例文では、「ネット銀行のIT業務で求められる仕組み構築力」を自己PRの軸にしています。

自己PRを作成する際は、抽象的な表現を避け、どのような課題に対して、どのように自分の強みを発揮したのかを明確に描くことが大切です。

ネット銀行×IT関連業務の自己PR
【結論】
私は、課題に対して主体的に考え、効率的な仕組みを構築する力があります。業務上の課題を見極め、誰もが使いやすい仕組みを設計・改善する力があります。
添削コメント|「主体的に考える」は抽象的で、評価者によって解釈が分かれやすいため、「課題を見極める力」や「使いやすい仕組みを設計する力」といった具体的な行動に言い換えることで、ネット銀行のIT業務に即した強みとして伝わりやすくなりました。
【エピソード】
大学のゼミ活動で、チームの資料共有が煩雑で作業が非効率になっていた経験があります。煩雑化し、最新版の資料が把握しづらいという問題が発生していました。
添削コメント|「非効率になっていた」という表現では、何が原因でどう非効率だったのかが曖昧です。「最新版の資料が把握しづらい」という具体的な問題を明示することで、課題認識力の高さがより明確に伝わるようになりました。
【エピソード詳細】
毎回、複数のメンバーが異なる形式で資料を送信し、ファイルの最新版が分かりづらく、作業の重複や見落としが発生していました。資料の送信形式がメンバーごとに異なり、最新版の把握が困難になった結果、重複作業や資料の確認漏れが生じていました。そこで私は、クラウド上でフォルダ構成を整え、命名ルールを統一する提案を行い、運用マニュアルを作成して全員に共有しました。運用手順を文書化し、ルールとして全体に共有・定着させました。
添削コメント|5W1Hの観点から、「どのような混乱が生じ、なぜ問題となったのか」「自分がどんな対策を講じたのか」が明確になるよう構成を整理しました。また、「提案した」にとどまらず「定着させた」と締めることで、行動力と継続的実行力を伝えています。
【成果】
その結果、資料の管理がスムーズになり、作業時間を約2割短縮することができました。メンバーからも「作業に集中しやすくなった」との声をもらい、効率向上に貢献できたと感じています。資料の確認や共有の手間が減り、全体の作業時間を約2割短縮できました。さらに、メンバーからは「分担作業がしやすくなった」との声もあり、チーム全体の生産性向上に寄与できたと実感しました。
添削コメント|「集中しやすくなった」はやや主観的な評価であるため、より客観性のある「分担作業がしやすくなった」へ言い換えることで、他者視点での成果が伝わりやすくなりました。また、「効率向上」だけでなく「生産性向上」とすることで成果の影響範囲を広く示しています。
【入社後】
ネット銀行のIT関連業務においても、業務プロセスの改善や効率化に積極的に取り組み、ユーザーにとってより使いやすいサービスの実現に貢献したいと考えています。業務やシステム上の課題を捉え、より簡潔かつ安全な仕組みを構築することで、ユーザー視点での利便性向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|「積極的に取り組み」は行動意欲を示す一方で、具体的な貢献イメージに欠けていました。そこで「課題を捉え→仕組みを構築→利便性向上」と論理的につなげ、ネット銀行における再現性のある貢献姿勢としてアピールしています。

【NGポイント】
元の文章では、「主体的に考える」や「非効率になっていた」など何をどう改善したのかが伝わりにくいです。また、成果の伝え方が主観的で、企業側から見た価値がやや弱く見えてしまっていた点も課題です。

【添削内容】
各項目で曖昧な表現を具体的な問題・行動・成果に置き換えることで、説得力を高めました。特に、実際の状況や改善策、数値的効果、周囲の反応を明確に記述し、企業視点で評価される要素を盛り込みました。

【どう変わった?】
どのような課題に対して、どう行動し、どう成果につながったのかが一貫して伝わる内容に改善されました。これにより、ネット銀行のIT関連業務でも再現性がある強みとして評価されやすくなりました。

【今回の自己PRのコツ】
・行動の工夫を伝える
・成果は数値と周囲の声で補強する
・入社後の再現性まで意識する

例文⑥:外資系銀行×英語力を活かす職種

ここでは持ち前の英語力を活かして、外資系銀行で働くことを目標にする就活生向けの例文を紹介しています。

英語力を活かして外資系銀行を志望する場合は、「英語を使って何を成し遂げたか」と「入社後どう貢献できるか」の2点が鍵です。

外資系銀行×英語力を活かす自己PR
【結論】
私は、英語でのコミュニケーション力相手の意図を正確にくみ取り、英語で的確に伝える力を活かし、グローバルな環境でも柔軟に対応できること文化的背景の異なる相手とも信頼関係を築ける柔軟性が強みです。
添削コメント|「英語力」や「グローバルな対応力」だけでは抽象的で、再現性が伝わりにくい表現でした。修正後は実務でも活きる「理解力」や「信頼構築力」へと言い換えることで、強みの本質を明確に伝える内容になっています。
【エピソード】
大学時代、国際交流サークルに所属し、海外からの留学生との交流を積極的に行ってきました。週に1回の英語イベントを企画・運営し、その中で英語を使ったディスカッションイベントを自ら企画・運営し、英語での会話力や異文化理解を深めてきました。
添削コメント|「週に1回の英語イベント」という表現は頻度ばかりが目立ち、何をしていたのかが曖昧でした。改善後は「ディスカッションイベント」「自ら企画・運営」といった具体行動を示すことで、企業側が「行動力」「主体性」まで読み取れるようになっています。
【エピソード詳細】
中でも印象的だったのは、留学生と日本人学生の間で文化的な価値観の違いから意見が食い違った際に、両者の考えを整理し、英語で調整役を担った経験です。相手の発言をかみ砕いて説明し直すことで、円滑な話し合いの場をつくることができました。具体的には、それぞれの主張の背景にある文化的価値観を英語で整理し、誤解が生じている箇所を明確に伝えることで、双方が納得できる形で意見交換が進むよう橋渡しをしました。
添削コメント|「調整役を担った」という主張の中身が不透明だったため、採用担当者が能力の証拠を読み取りにくい状態でした。改善後は、「どのように・何をして・どんな結果があったか」が明示され、5W1Hに基づく行動の明確化と、英語力の実践的な発揮を示せています。
【成果】
その結果、イベントの参加者満足度が向上し、翌月の参加者数は前月の約1.5倍となりました。こうした経験を通じて、異文化の中でも相手の意図を的確にくみ取り、伝える力を養うことができました。また、アンケートでは「議論がスムーズだった」「異文化間でも安心して意見が言えた」といったコメントが多数寄せられました。
添削コメント|元の文は「伝える力を養えた」という主観的な締めくくりで、説得力に欠けていました。企業は客観的成果や第三者の反応を重視するため、アンケート結果を追加した改善文では、実際の評価が伝わりやすくなっています。
【入社後】
貴行のようなグローバル展開のある銀行で、英語力と調整力を活かし異なる文化的背景を持つ顧客との間に立ち、誤解を防ぎながら信頼を築く調整役として、海外とのやり取りや多様な価値観を持つお客様への対応に貢献したいと考えております。
添削コメント|「英語力と調整力を活かし」はやや汎用的でした。差別化を図るため、これまでの経験がどのように職場で活かされるのかを、職務内容に即した具体的な言葉に修正しています。

【NGポイント】
「英語力」「柔軟な対応力」など抽象的な表現が見られ、業務における再現性が不明確でした。また、エピソードにおける工夫や相手への配慮が十分に言語化されておらず、自己PRとしての説得力に欠ける構成となっていました。

【添削内容】
英語イベントの内容を「ディスカッション企画」と明確化し、エピソード詳細では文化的な背景の整理や通訳的役割といった行動の具体性を追加しました。成果には参加者のコメントを加えて客観性を強化しました。

【どう変わった?】
英語力を実践的に活かせた経験として説得力が増しました。第三者評価の追加により、企業が実務での再現性をイメージしやすくなっています。結果として評価軸に直結するPRに変わりました。

【今回の自己PRのコツ】
・きっかけを理論的に述べる
・再現性が伝わるように強みを言い換える
・英語力の使い方を具体化する

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銀行の自己PRで好印象を与えるための注意点

自己PRで好印象を与えるつもりが、逆に評価を下げてしまうこともあります。とくに銀行業界では、伝え方や表現方法が選考結果に直結するため注意が必要です。

ここでは避けるべき3つのポイントを紹介します。

  1. 抽象的な表現は控える
  2. 業務内容とリンクしていないアピールは避ける
  3. 一方的なアピールになっていないかを確認する

① 抽象的な表現は控える

「責任感があります」「真面目に取り組みます」といった表現は、一見魅力的ですが伝わりにくいものです。抽象的な言い回しでは相手に響きません

どんな行動を取ったのか、どんな結果につながったのかを具体的に説明するようにしてください。

② 業務内容とリンクしていないアピールは避ける

自己PRでどれほど熱意を伝えても、仕事内容と無関係な強みでは意味が薄れてしまいます。たとえば「体力に自信がある」という話は、銀行業務とは関連性が弱く、効果的とはいえません。

志望する業務を理解したうえで、強みをどう活かせるかを考えましょう。

③ 一方的なアピールになっていないかを確認する

自己PRでは、自分の話ばかりをするのではなく、「相手にどう伝わるか」という視点が欠かせません

求められている人物像や業務内容に合った強みを選び、伝え方にも配慮しましょう。謙虚さや聞く姿勢も、面接では重要な評価ポイントです。

自己PR完成後にするべきチェックポイント

自己PRを書き終えたら、そのまま提出せず一度立ち止まって見直すことが大切です。どれほど良い内容でも、伝わりにくければ評価につながりません。

ここでは、完成後に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。

  1. 文章構成が論理的であるか確認する
  2. 強みと業務内容が一致しているか確認する
  3. 誤字脱字や日本語表現を見直す

① 文章構成が論理的であるか確認する

自己PRは、読み手がスムーズに理解できるように構成する必要があります。結論・エピソード・仕事への活かし方という順番になっているかを見直してください。

主語と述語の関係、段落のつながりもチェックしましょう。

② 強みと業務内容が一致しているか確認する

アピールしたい強みが、銀行の仕事内容と合っているかどうかも重要です。

たとえば、丁寧さを強みにするなら、窓口業務など具体的な職務と結びつけて説明しましょう。関連性があることで、説得力が増します

就活を進める中で、「この企業、気になるけど、詳しいことがわからない…」と感じたことはありませんか?そんなときに活用してほしいのが、就活の視野を広げる「企業・業界分析シート」です。

①人気業界・注目企業の特徴や選考傾向をまとめてチェック
②志望動機や自己PRに活かせる具体的な情報が手に入る
③就活初心者でもすぐに使える、実践型フォーマット

「なんとなく調べる」から、「戦略的に準備する」就活へ。自信を持ってエントリーしたいあなたにぴったりの資料です。まずは無料ダウンロードで、効率よく企業研究を始めましょう!

③ 誤字脱字や日本語表現を見直す

細かいミスがあるだけで、印象が悪くなることもあります。誤字や表現のゆれを防ぐためにも、声に出して読むのがおすすめです。

違和感のある言い回しや曖昧な表現を見つけたら、わかりやすい表現に直しておきましょう。

好印象な自己PRで銀行の選考突破を目指そう!

銀行業界を目指すなら、自己PRの質が合否を分けると言っても過言ではありません。なぜなら、銀行ごとに業務内容や求められる人物像が異なり、それに合ったアピールが必要だからです。

本記事では、銀行の種類や業務内容、評価されやすい人物像を整理したうえで、効果的な自己PRの構成や注意点を紹介しました。

さらに、各パターン別の例文やチェックポイントも押さえることで、実践に活かせる具体性を高めています。自己PRは「何を伝えるか」だけでなく「どう伝えるか」も重要です。

銀行の採用担当に響く自己PRを完成させることが、選考突破への第一歩となるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。