【就活対策】模擬面接のやり方と注意点|無料練習サービスも紹介
この記事では、模擬面接のやり方や注意点を解説しています。
また、模擬面接で得られる効果や実際の実施方法も一人での練習方法から、無料サービスの活用法まで詳しくまとめています。
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模擬面接とは?

模擬面接とは、就職活動における本番の面接を想定して事前に練習する、面接形式のトレーニングです。
面接に不安を感じる就活生にとって、模擬面接は非常に有効な手段といえるでしょう。
どのように話せばよいか分からない場合でも、実際の面接に近い状況で練習することで、自信を持って臨めるようになります。
自己PRや志望動機の伝え方だけでなく、返答の仕方や言葉遣い、身だしなみといった点にも気づけるのが利点です。
また、第三者からフィードバックをもらえるため、自分では見逃していた課題に気づくきっかけにもなります。
ただし、緊張感のない練習では本番に通用しないこともあるため、できる限り本番と同じ環境で行うことが大切です。
模擬面接を繰り返すことで、自然な話し方や落ち着いた態度が身につきます。本番前に十分な準備をしておくことで、安心して選考に臨めるはずです。
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模擬面接を行うメリット

模擬面接には、本番の面接対策として多くの効果があります。実際の選考に近い形で練習することで、自分の話し方や振る舞いを見直すきっかけにもなるでしょう。
ここでは、模擬面接を活用するうえで押さえておきたい3つのメリットを紹介します。
- 本番さながらの面接のシミュレーションができる
- 録画することで自分を客観的に見られる
- 自分の弱点を把握できる
① 本番さながらの面接のシミュレーションができる
模擬面接では、実際の選考に近い形式で練習できるため、本番のような緊張感を体験できます。
初めての面接では緊張して言葉が出なかったり、準備していた内容がうまく話せなかったりすることもあるでしょう。
あらかじめ模擬面接で入退室の動作や質問のやり取りを練習しておけば、自信を持って本番に臨めます。
特に、会話のテンポや面接官との距離感に慣れておくことは、スムーズな受け答えにつながるでしょう。
繰り返し練習を重ねることで、自然な話し方が身につき、落ち着いて対応できるようになります。
模擬面接を繰り返すと、本番の緊張下でも頭が真っ白になりにくいです。実際の面接と同じ流れで練習することで、質問に対して冷静に考え、落ち着いて答えられますよ。
また、模擬面接は「話し方」だけでなく、「相手の反応を読み取る力」も鍛えられます。面接官の表情や頷き方を観察する習慣がつき、間の取り方が自然になるでしょう。
② 録画することで自分を客観的に見られる
模擬面接の様子を録画して見返すことで、自分の姿や話し方を客観的に確認できます。
自分では丁寧に話しているつもりでも、録画を見てみると意外と早口だったり、視線が落ち着いていなかったりすることもあるでしょう。
こうした無意識の癖を把握するには、録画を使った振り返りが効果的です。また、改善点を一つひとつ修正しながら何度も見直すことで、変化を実感しやすくなります。
自分の面接力を客観的に見つめ直す手段として、録画はとても有効です。
「録画が自分を見直すきっかけになった」と話す学生は多いです。録画によって、話し方のクセや姿勢など自分では気づきにくい部分が明確になります。
特におすすめなのが、最初の録画と練習を重ねた後の録画を比べてみることです。変化が目に見えると成長を実感しやすくなり、自信にもつながりますよ。
③ 自分の弱点を把握できる
模擬面接では、第三者のフィードバックを通じて自分の弱点に気づけます。自分だけで練習していると、課題を見落としやすくなってしまいがちです。
たとえば、回答が長くなりすぎてしまう、話の構成が伝わりづらい、といった点も、他人に見てもらうことで明確になります。
そうした指摘をもとに改善を重ねれば、次第に面接での表現力も高まっていくでしょう。弱点を知ることは恥ずかしいことではありません。むしろ、それを直すことで本番での失敗を防げるのです。
模擬面接で感じるのは、話し方の癖には意外と自分では気づけないという点です。無意識のうちに、語尾が曖昧になったり、一文が長すぎたりしている方をよく見かけます。
上記の課題は、録画を見返したり、第三者からの指摘を受けたりすることで改善できますよ。重要なのは、どこを改善すべきか「必ず毎回振り返る」ことです。
模擬面接をやっておくべき人とは?

模擬面接はすべての就活生にとって役立ちますが、特に実施しておきたい人にはいくつかの共通点があります。ここでは、模擬面接を優先的に取り入れるべき人の、4つのタイプを紹介しましょう。
- 人前で話すことが苦手な人
- 緊張しやすく本番でうまく話せない人
- 面接経験が浅い人
- 不合格が続いている人
① 人前で話すことが苦手な人
人前に出ると緊張してしまい、うまく言葉が出てこないという人には、模擬面接が有効です。本番で自然に話せるようになるには、実践を通して慣れていくことが必要でしょう。
模擬面接では、失敗しても構いません。繰り返し話す練習を重ねることで、徐々に自信がついてきます。
最初はうまくいかなくても、少しずつ声が出るようになり、内容にも説得力が出てくるはずです。まずは恐れず、場数を踏んでみてください。
人前で話すのが苦手な方は、「緊張しないようにする」ことよりも、緊張していても言葉が出る状態にする練習が大切です。
慣れない最初のうちは、定型的なフレーズを暗記して話してみるのをおすすめします。「まずは一言でも話す」ことを目標に、模擬面接で場数を踏みましょう。
② 緊張しやすく本番でうまく話せない人
緊張しやすい性格の人にとって、模擬面接は安心して練習できる貴重な場です。本番のような空気感に慣れておけば、当日も冷静に話しやすくなります。
緊張して声が震えたり、頭が真っ白になってしまったりすることも、事前に何度か練習しておくことで軽減できるでしょう。
また、面接官役の人から話し方の工夫や、緊張のコントロール方法を教えてもらえるのも大きな利点です。事前準備をするかしないかで、本番の安心感は大きく変わります。
③ 面接経験が浅い人
面接を受けた回数が少ない人は、模擬面接で経験を積むことがおすすめです。実際の面接では、予想外の質問に戸惑ってしまうことも多く見られます。
模擬面接なら、そうした場面への対応力を事前に高めることができますし、自分の話すペースや答え方の癖にも気づきやすくなるでしょう。
準備不足で本番に挑むのは不安な人も、早めに練習を重ねておけば、自然と落ち着いて受け答えができるようになるはずです。
内容がしっかりしていても、伝え方や話すテンポ次第で印象が大きく変わります。面接経験が少ない方は、「自分の話がどう伝わっているか」を意識して練習してください。
可能であれば、模擬面接の様子を録画して見返しましょう。模擬面接や録画のふり返りを通して、話の内容だけでなく“伝え方の質”を磨くことが大切です。
④ 不合格が続いている人
何度も面接に挑んでいるのに結果が出ない場合、模擬面接を活用する価値は十分にあります。自分ではうまくできているつもりでも、評価する側には別の印象を与えていることもあるからです。
模擬面接で第三者から具体的な指摘を受ければ、自分では気づけなかった改善点が見えてきます。その結果、話し方や内容に磨きをかけられるでしょう。
結果が出ない理由を明確にしたいと感じているなら、まず模擬面接で見直してみてください。
模擬面接のやり方

模擬面接は目的や状況に応じて、さまざまな方法で実施できます。やり方を理解しておくことで、自分に合った練習方法を選びやすくなるでしょう。ここでは、代表的な3つの方法を紹介します。
- 一人で行う
- 友人に協力してもらう
- プロによるサービスを活用する
① 一人で行う
模擬面接は、一人でも十分に取り組むことが可能です。スマートフォンなどで自分の姿を録画してみると、声のトーンや話すスピード、表情のクセなどが客観的に確認できます。
忙しくて人と予定を合わせにくい人にとっても、この方法なら時間を選ばず実践できるでしょう。
ただし、自分だけの判断には限界があるため、録画を誰かに見てもらってアドバイスをもらうと、より効果的です。継続することで、話し方や構成のコツが自然と身につきます。
できるだけ本番に近い環境を再現するのが効果的です。スーツを着た状態でカメラをセットするだけでも、気持ちの引き締まり方や緊張感が変わってきます。
また、録画を見返すときはただ確認するだけで終わず、「直したいポイントを3つ書き出す」と決めておくといいです。毎回の練習に目的が生まれ、改善点が明確になります。
② 友人に協力してもらう
模擬面接は、友人と一緒に取り組むこともできます。面接官役と受験者役を交代しながら行えば、お互いに緊張感を持って取り組めるでしょう。
質問する側の立場に立つことで、受け答えの良し悪しにも気づきやすくなります。終わったあとに率直なフィードバックを伝え合えば、改善点も明確になってくるでしょう。
信頼できる友人と行えば、気軽に相談できるうえ、練習も続けやすくなるはずです。
あえて普段あまり接点のない相手や、違う学部の知人に協力しもらうのをおすすめします。客観的な視点からの指摘により、今まで気づけなかった改善点にも気づけるはずです。
また、面接官役をする友人には、質問内容と評価の観点を簡単にまとめた「チェックシート」を渡しておきましょう。フィードバックが具体的になり、練習の質も向上します。
③ プロによるサービスを活用する
もっとも実践的な模擬面接を体験したい場合は、就活エージェントや大学のキャリアセンターを活用する方法があります。
プロの担当者から具体的なアドバイスがもらえるため、改善点も明確になりやすいでしょう。さらに、多くのサービスが無料で提供されている点も魅力です。
本番に近い雰囲気で練習できるため、より実践的な準備につながります。利用には予約が必要な場合もあるので、事前にスケジュールを確認しておくと安心です。
プロとの模擬面接の魅力は、企業の選考現場を熟知した担当者から、面接官の視点でアドバイスをもらえることです。細かい部分や弱点に対して指摘をもらえますよ。
利用する際は、「何を改善したいか」を自分なりに整理してから臨むのがポイントです。終わった後も感想を聞きっぱなしにせず、振り返りをしっかり行いましょう。
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模擬面接の流れ

模擬面接は、質問に答えるだけでなく、本番の流れを再現して行うことで、より実践的な準備になります。ここでは、模擬面接を効果的に進めるための基本ステップを4つに分けて紹介しましょう。
- 入室から自己紹介までの流れを再現する
- 質問に応答する
- 終了後にフィードバックを受ける
- 模擬面接を繰り返して改善につなげる
① 入室から自己紹介までの流れを再現する
模擬面接では、入室から自己紹介までの一連の動きを本番通りに再現することが大切です。
第一印象で評価が決まることもあるため、ノックの回数やあいさつ、着席までの動作など、基本的な所作を丁寧に確認しておきましょう。
動きが自然であれば、自信を持って自己紹介に入ることができます。最初はぎこちなくても、繰り返し練習することで次第に慣れていきますので、焦らず取り組んでみてください。
② 質問に応答する
面接で最も重視されるのが、質問への受け答えです。自己PRや志望動機などの定番に加えて、予想外の質問にも柔軟に対応できるよう準備しておきましょう。
一問一答で終わらせず、自分の経験や考えを交えて具体的に答えることがポイントです。最初は答えに詰まってしまうこともありますが、練習を重ねれば自然と話せるようになります。
相手の意図を読み取りながら、的確に伝える意識を持っておくとよいでしょう。
③ 終了後にフィードバックを受ける
模擬面接を終えたら、必ずフィードバックを受けるようにしてください。自分では気づきにくい話し方や表情、内容の伝わり方などを客観的に見直すことができます。
第三者からのアドバイスは、自分の改善点を明確にするうえでとても参考になるでしょう。フィードバックを受けたあとは、次回に活かすための振り返りを忘れないようにしてください。
受け入れる姿勢が、面接力を高める第一歩です。
フィードバックでは内容だけでなく、「どう伝わったか」に注目してもらしょう。“伝わり方”を指摘してもらえるのが、模擬面接のメリットですね。
アドバイスをもらったら、その場でメモを取り、具体的にどう改善するかをその日中に振り返ることが大切です。録音や動画を撮って見返すのもおすすめします。
④ 模擬面接を繰り返して改善につなげる
模擬面接は、1回で終わらせず、何度も繰り返すことで効果を発揮するものです。最初は緊張や失敗もあるかもしれませんが、回数を重ねることで話し方や対応力が自然と磨かれていきます。
毎回フィードバックを受けて、改善を重ねていく姿勢が重要です。また、質問のパターンや練習相手を変えることで、応用力も高まります。
継続的な練習が、本番で自信を持って臨むための力になるでしょう。
「今日は回答の構成を意識しよう」「今回は表情や声のトーンに気をつけよう」といったように、模擬面接をする目的を明確にして毎回練習することが重要です。
また、複数人からアドバイスしてもらうことをおすすめします。キャリアセンターの職員、社会人の先輩など、1人の意見だけでなく、さまざまな角度から見てもらいましょう。
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模擬面接前に準備すべきこと

模擬面接の効果を最大限に引き出すには、事前の準備が欠かせません。内容や態度によって、練習の質が大きく変わってくるでしょう。
ここでは、模擬面接を始める前に確認しておきたい3つの準備項目を紹介します。
- 服装は清潔感を意識してスーツを用意しておく
- 事前に自己PRや志望動機をまとめておく
- 面接当日の流れやマナーを把握しておく
① 服装は清潔感を意識してスーツを用意しておく
模擬面接とはいえ、服装は本番と同じ意識で整えておきましょう。第一印象は、視覚から始まります。スーツのシワや着こなし、靴の汚れ、髪型などの細かい部分まで丁寧に確認しておくことが大切です。
清潔感があるだけで印象がぐっと良くなる場面もあります。本番を想定した服装で練習に臨めば、気持ちにも適度な緊張感が生まれるでしょう。
普段着のままだと集中力が落ちる可能性もあるため、スーツに慣れておくことをおすすめします。
② 事前に自己PRや志望動機をまとめておく
質問に答える準備をしておくことで、模擬面接の効果は大きく変わります。特に自己PRや志望動機は頻出項目ですので、自分の言葉でしっかり伝えられるよう整理しておいてください。
暗記に頼るのではなく、要点を押さえて自然に話せる状態が理想です。準備が不十分なままでは、模擬面接の場で戸惑ってしまい、練習の意味が薄れてしまいます。
伝えたい内容を明確にしておくことが、自信につながる第一歩です。
準備の段階では、話す内容をまとめるだけでなく、「どこで面接官が納得してくれそうか?」という視点を持って整理するといいですよ。
自己PRなら強みだけでなく“根拠やエピソード”を、志望動機なら“企業の方向性と自分の価値観の繋がり”を意識すると、一貫性と説得力のある内容になります。
③ 面接当日の流れやマナーを把握しておく
模擬面接で練習する際も、本番と同じ流れを意識しましょう。入室からあいさつ、着席、質疑応答、退室までの一連の動きはあらかじめ確認しておくと安心です。
また、姿勢や声のトーン、目線といった基本的なマナーも、面接官の印象に影響を与える重要なポイント。事前に流れを理解していれば、慌てず落ち着いて行動できます。
無意識にできるようになるまで繰り返し練習しておくと、本番でも自然な対応ができるでしょう。
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就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
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模擬面接で志望動機がグレードアップ!先輩の体験談を紹介
ここまで、模擬面接の流れについてなどを紹介してきました。しかし、「実際、模擬面接ってそんなに重要なの?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
そこで、ここからは、模擬面接を受けたことで志望動機を改善し、自信を持って本番に臨めた先輩の体験談を紹介していきます。
Y.Kさん(22歳/文系・私立)の体験談 |
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最初の模擬面接は大学のキャリアセンターで受けたんですが、正直かなり散々な結果でした。 志望動機を話しても、「それってどこの会社でも言えるよね」と担当の方に言われてしまって……自分ではちゃんと考えたつもりだったんですが、企業理解が浅くて、熱意とか「どうしてこの会社なのか」が伝わっていなかったんですよね。 これだと本番の面接でもうまく行かないと思って、模擬面接の後は企業研究を一からやり直しました。あとは自分の過去の経験や価値観と、その企業の理念や事業内容をつなげて話せるように整理して、繰り返し練習しました。すると、次の模擬面接では、「前よりも自分の言葉で話していて、説得力がある」とフィードバックをもらえて、自信がついたのを覚えています。 本番の面接では予想外の質問もされましたが、模擬面接での練習があったおかげで、焦らず答えられました。結果的に、第一志望の企業から内定をもらうことができたので、あのとき模擬面接をやっておいて本当によかったなと思っています。 |
志望動機は、作り慣れていないと曖昧な表現やエピソード説明が多くなり、「他社でも通じる」表現になりがちです。Yさんのように第三者からの意見を聞いておくのがおすすめですよ。
模擬面接では客観的なフィードバックをもらえるため、自分では気づきにくい曖昧さや説得力不足に気づけます。る、また、Yさんはフィードバックを受けてからの行動が迅速かつ的確だったことも、結果に繋がったポイントと言えます。
模擬面接を受けたら、フィードバックを一度整理して、「何が原因なのか」「何をどう修正するか」を明確にしましょう。「なんとなく直す」では模擬面接の効果が薄くなってしまいます。
また、模擬面接は一度受けただけで終わりにせず、フィードバックをもとに再挑戦することも大切です。練習→分析→再挑戦の繰り返しが、本番でも焦らず回答するための1番の近道になります。
無料で模擬面接を受けられるおすすめのサービス

模擬面接は有料サービスというイメージを持たれがちですが、実は無料で利用できる方法も数多くあります。金銭的な負担をかけずに面接対策を進めたい方は、ぜひチェックしてみてください。
ここでは、代表的な3つの無料サービスを紹介します。
- 大学のキャリアセンターで受けられるサービス
- 就活エージェントを通じて申し込めるサービス
- 就活イベントや地域の支援施設で開催されるサービス
① 大学のキャリアセンターで受けられるサービス
大学のキャリアセンターでは、模擬面接を無料で受けられるケースが多く見られます。予約も簡単で、学内にあるためアクセスしやすいのが利点です。
面接官役は職員やキャリアアドバイザーが担当し、面接後には的確なフィードバックをもらえることも期待できます。とくに初めて模擬面接を受ける人にとっては、安心して臨みやすい環境でしょう。
ただし、予約枠が早めに埋まる場合もあるので、予定は早めに確認しておくと安心です。
② 就活エージェントを通じて申し込めるサービス
就活エージェントに登録すると、模擬面接を無料で受けられる場合があります。企業の選考傾向を熟知している担当者が対応するため、実際の質問に近い形で練習できるのが強みです。
また、自己PRのブラッシュアップや履歴書の添削といった追加サポートも一緒に受けられることが多く、実践的な対策につながるでしょう。
オンライン面談に対応しているサービスもあるので、移動せずに準備を進めたい人にも便利です。
就活エージェントの模擬面接は、面接官の視点に基づいた具体的なフィードバックが受けられる点がメリットです。
質問の意図や評価ポイントまで詳しく教えてもらえるので、「なぜこの答えでは響かないのか」が理解できます。自分では気づかなかった課題を見つけられるでしょう。
③ 就活イベントや地域の支援施設で開催されるサービス
合同説明会や自治体主催の就職支援イベントでも、模擬面接ブースが設けられていることがあります。
こうした場では他大学の学生や社会人経験者と交流する機会もあり、実際の面接に近い雰囲気を体験しやすい点が魅力です。
グループ形式で実施されることもあり、他人の受け答えから学ぶこともできるでしょう。参加には事前申し込みが必要な場合もあるため、開催情報をこまめに確認しておくことをおすすめします。
オンラインで模擬面接を受ける場合

模擬面接はオンライン形式でも実施されることが増えており、事前に対面とは異なる準備が求められます。トラブルを避け、練習の効果を最大化するためには、環境やマナーの確認が欠かせません。
ここでは、オンライン模擬面接に臨む前に整えておきたい4つのポイントを紹介します。
- 使用するツール(Zoom・Google Meetなど)を選んでおく
- カメラ・マイク・通信環境などを事前チェックしておく
- 画面映りを良くするための服装・背景・照明を整えておく
- オンライン面接特有のマナーと注意点を把握しておく
① 使用するツール(Zoom・Google Meetなど)を選んでおく
オンライン面接を受けるには、まず使用するツールを決めておくことが必要です。ZoomやGoogle Meetなどが一般的ですが、主催者から指定されることもあるため、事前に確認しておいてください。
慣れていないツールを使う場合は、ログイン方法や基本操作を練習しておくと安心です。本番で焦らないためにも、一度テスト接続を行っておくとよいでしょう。
② カメラ・マイク・通信環境などを事前チェックしておく
オンライン面接では、機材や通信状況の安定性がそのまま印象に影響します。カメラの画質やマイクの音声、声の聞こえ方などは、あらかじめ確認しておいてください。
Wi-Fiが不安定な場合は、有線接続を使うか、電波が安定しやすい時間帯を選ぶのも一つの方法です。
開始直前にトラブルが起きてしまうと練習の質が下がってしまうため、機材の動作確認は早めに済ませておきましょう。
③ 画面映りを良くするための服装・背景・照明を整えておく
オンライン面接では、画面越しの第一印象が特に重要です。服装はスーツを基本とし、特に上半身の見え方に注意してください。シャツやジャケットの色合いやシワも印象に影響します。
背景には生活感のない場所を選び、顔が明るく見えるよう照明を調整しておくことが大切です。カメラの位置も目線と同じ高さに合わせると、自然な印象になります。
④ オンライン面接特有のマナーと注意点を把握しておく
オンラインでは、対面とは異なるマナーにも注意が必要です。たとえば、話すときには相手の顔ではなくカメラを見ることで、自然なアイコンタクトがとれます。
また、会話が重ならないように相手の話が終わってから話し始めてください。通信の遅延に備えて、少しゆっくり・はっきり話す意識も持っておくとよいでしょう。
こうした配慮によって、画面越しでも丁寧で信頼感のある対応ができます。
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模擬面接でよく聞かれる質問&回答一覧

模擬面接では、頻出の質問にどれだけ的確に答えられるかが練習の成果につながります。事前に質問と回答のパターンを知っておけば、答える内容が整理され、本番でも落ち着いて話せるようになるでしょう。
ここでは、実際の面接でもよく使われる質問と、その回答例を表にまとめて紹介します。
質問 | 回答例 |
---|---|
自己紹介をしてください。 | 「〇〇大学〇〇学部の◯◯です。ゼミでは◯◯を研究し、サークルでは副代表を務めました。本日はよろしくお願いします。」 |
志望動機を教えてください。 | 「御社の◯◯事業に強く共感し、私の◯◯の経験を活かせると感じたからです。」 |
学生時代に力を入れたことは? | 「学園祭の実行委員長として30人をまとめ、協力体制を築いて成功させました。」 |
自己PRをお願いします。 | 「私は行動力があります。アルバイト先で販促提案を行い、売上を前年比120%に伸ばしました。」 |
長所と短所を教えてください。 | 「長所は計画的に動けるところ、短所は慎重すぎる点で、最近は期限を意識しています。」 |
失敗経験と学んだことは? | 「注文ミスをした経験から、確認の大切さを学び、以降はチェックを徹底しています。」 |
チームでの経験はありますか? | 「ゼミでの共同研究で、役割分担と調整を意識してプロジェクトを進めました。」 |
将来どんな社会人になりたいですか? | 「信頼され、自分で考えて行動できる社会人を目指しています。」 |
当社を志望する理由は? | 「社員の方々の仕事への姿勢に共感し、自分もその環境で挑戦したいと考えました。」 |
入社後に挑戦したいことは? | 「チームで成果を出し、ゆくゆくはプロジェクトのリーダーとして活躍したいです。」 |
最近気になるニュースは? | 「生成AIの社会的影響に関心があります。日々ニュースや記事で情報を収集しています。」 |
あなたにとって仕事とは? | 「社会に貢献しながら、自分を成長させるための大切な機会です。」 |
希望と異なる部署に配属されたら? | 「どの部署でもまず結果を出し、経験を積んで将来の選択肢を広げたいと考えています。」 |
最近読んだ本とその感想は? | 「『〇〇』を読み、視点を変える大切さを学びました。日常でも意識しています。」 |
最後に質問はありますか? | 「新人のうちに意識すべきことについて、アドバイスをいただけますか?」 |
このように、あらかじめ質問と回答の型を準備しておけば、模擬面接の練習がより実践的になります。
ポイントは、丸暗記せず、自分の言葉で自然に伝えること。繰り返し練習することで、説得力のある受け答えが身につくでしょう。
模範回答は参考程度にして、自分の言葉に言い換えることが大切です。企業ごとに重視することも違うので、「この会社はどんな答えが響くか?」を意識して工夫しましょう。
また、自己PRや志望動機は、1分以内に要点を的確に伝えられるかが重要です。時間を計りながら練習しておくと、本番での焦りを防げますよ。
明日、面接があるけど不安すぎる…
どんな質問が来るか分からず、緊張してしまう…
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模擬面接での注意点

模擬面接は、単に経験を積むだけでなく、取り組み方次第で効果に大きな差が出ます。本番に備えて実践力を高めるには、注意すべきポイントを意識して練習に取り組むことが欠かせません。
ここでは、模擬面接で意識したい4つの重要な注意点を紹介します。
- 模擬面接は1回ではなく複数回おこなう
- フィードバックを受けて改善点を必ず実践する
- 面接官役も経験し、視点を広げる
- 本番に近い環境・服装・時間帯で臨む
① 模擬面接は1回ではなく複数回おこなう
模擬面接は、1度だけでは実力を引き出しきれません。初回は緊張しやすく、思うように話せないことも多いため、何度か繰り返すことで反応や表現が安定しやすくなります。
続けることで自信がつき、自然な振る舞いや表情にも慣れてくるでしょう。うまく話せなかったとしても、練習を重ねれば着実に力はついていきます。まずは2回目、3回目と継続することが大切です。
本番の面接では、面接官と初対面であり、どんな質問が飛んでくるかわからないため、毎回同じ人ではなく、異なる相手と複数回模擬面接をするのをおすすめします。
いろんなパターンに慣れておくことで、予期しない展開にも落ち着いて対応できるようになるでしょう。
面接の深掘り質問に回答できるのか不安、間違った回答になっていないか確認したい方は、メンターと面接練習してみませんか?
一人で不安な方はまずはLINE登録でオンライン面談を予約してみましょう。
② フィードバックを受けて改善点を必ず実践する
模擬面接を有効にするには、受けたアドバイスを実際に改善へつなげる姿勢が必要です。たとえば、声の大きさや表現の癖など、自分では気づけない課題もあります。
そうした指摘を受けたままにせず、次の練習に反映させましょう。毎回少しずつでも改善を重ねることで、面接の精度は着実に高まります。フィードバックを活かす意識が成功への近道です。
模擬面接で重要なのは、「指摘されたことをどう直すか」について考え、次の練習にきちんと反映させることです。前回言われたことは繰り返さないという意識を持ちましょう。
また、一度に全て改善をしようとすると、かえって中途半端になることもあります。直すポイントを絞って、少しずつ改善していくことで着実に力がついていきますよ。
③ 面接官役も経験し、視点を広げる
面接官役を体験することは、自分が受け手として成長するうえでも有効です。質問を投げかける立場になると、どういった部分を見て評価するのかが実感として理解できます。
その視点を得ることで、答える側としても「何を伝えるべきか」が明確になり、内容に説得力が出るでしょう。受けるだけでなく、演じる側としての経験が視野を広げてくれます。
④ 本番に近い環境・服装・時間帯で臨む
練習の質を高めるには、できる限り本番に近い状態で模擬面接に臨むことが重要です。たとえば、スーツを着て、実際の面接時間に合わせて準備すると、気持ちも引き締まりやすくなります。
私服やくつろいだ環境では緊張感が生まれにくく、集中力も下がりがちです。背景や照明も含めて、当日と同じ条件を意識して整えておくと、より実践的な準備になります。
模擬面接に関するよくある質問(FAQ)

模擬面接については、多くの就活生が不安や疑問を抱えています。ここでは、よくある質問を6つ取り上げ、それぞれに対して具体的で実用的な回答をまとめました。
模擬面接を有効に活用するための参考にしてみてください。
- 模擬面接は本当に効果があるの?
- 模擬面接と本番の違いは?
- 模擬面接でうまくいかなかったときは?
- オンラインと対面、どちらが効果的?
- 模擬面接の所要時間はどのくらい?
- 模擬面接の内容は毎回変えるべき?
① 模擬面接は本当に効果があるの?
模擬面接は、就職活動において大きな効果があります。本番と似た形式で練習できるため、緊張に慣れたり、自分の話す内容を整理したりすることに役立つでしょう。
特に、回数を重ねることで表現力が自然と向上し、自信を持って臨めるようになります。面接対策として、早い段階から取り入れておくのがおすすめです。
② 模擬面接と本番の違いは?
最も大きな違いは、緊張感と結果の重みです。模擬面接では失敗しても影響はありませんが、本番では選考結果に直結します。
ただし、模擬面接で本番さながらの環境に慣れておくことで、実際の場面でも落ち着いて対応しやすくなります。違いを意識したうえで、模擬を活用すると効果的です。
③ 模擬面接でうまくいかなかったときは?
失敗したと感じた場合こそ、成長のチャンスです。なぜうまくいかなかったのかを冷静に振り返り、改善点を明確にしてください。
話す内容があいまいだった、質問の意図を誤解した、表情や態度に自信がなかった、など具体的に洗い出すことが重要です。そのうえで、次に活かせば、本番でのミスを防ぐ準備につながります。
④ オンラインと対面、どちらが効果的?
どちらにもメリットがあります。対面は視線や所作などの印象が伝わりやすく、より本番に近い空気感で練習できます。
一方、オンラインは通信環境やカメラ映り、音声などにも注意が必要で、デジタル面の対応力を高めることができるでしょう。実際の選考形式に応じて、両方の形式を経験しておくと安心です。
⑤ 模擬面接の所要時間はどのくらい?
一般的に、30〜60分程度が目安です。自己紹介から質疑応答、フィードバックまでを含めた所要時間になります。
企業によって面接時間は異なるため、志望先の形式にあわせて時間配分を変えても構いません。重要なのは、時間の長さよりも練習の質です。目的を明確にして臨みましょう。
⑥ 模擬面接の内容は毎回変えるべき?
できれば、毎回内容を変えて練習したほうが効果的です。同じ質問だけでは反射的な対応に慣れてしまい、応用力が身につきにくくなることもあるでしょう。
そのため、業界や企業ごとに想定される質問を変えて取り組むことで、どんな質問にも柔軟に対応できる力が養われます。視点や答え方に変化をつける工夫を意識してみてください。
模擬面接で経験値を積み、本番の面接で好印象を目指そう!

模擬面接は、就活を成功へ導くための重要な準備です。本番さながらの環境で練習を重ねることで、緊張への対処法や話し方のコツを身につけられます。
また、自分の話し方や表情を客観的に見直すことで、説得力のあるアピールにつなげられるでしょう。
さらに、模擬面接は面接に不慣れな人ほどその効果を実感しやすく、繰り返し実践することで確かな自信が得られます。
実施方法は一人でも、友人やエージェントの協力でも可能ですし、無料で利用できるサービスも充実しています。事前準備を丁寧に行い、自分の課題に向き合う姿勢が何よりも大切です。
模擬面接の効果を最大限に引き出すために、今から少しずつ取り組んでみてはいかがでしょうか。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。