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【例文14選】好奇心旺盛を自己PRでアピールする方法!コツや長所の言い換え表現も紹介

就活で好奇心旺盛を長所・強みにしたいけれど、自己PRでどうアピールしたらよいのか迷いますよね。

実は、好奇心旺盛は伝え方を間違えると短所と捉えられてしまう可能性があり、アピールするためには工夫が必要です

本記事では、好奇心旺盛を強みとして伝えるコツや言い換え表現を解説し、評価につながる自己PR例文も紹介しますよ。

マイナス評価につながるNG例文も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

好奇心旺盛は自己PRの長所・強みとして有効!

好奇心旺盛は、長所・強みとして採用担当者にアピールできる特徴です。学習意欲や向上心が高いと見なされるため、期待度が高いでしょう。

また、初めての業務にも積極的に取り組めるため、入社後も成長の早さや成果が期待できる点が評価されますよ。

ただし強みとして活かせるのは、企業が求める人材にマッチした場合です。自分勝手な好奇心や成果につながらない好奇心は評価されない場合も。

そのため、言い換え表現を活用し、仕事に活かせる強みとしてアピールする必要がありますよ。

そもそも好奇心旺盛とは?

好奇心旺盛とは、知らないことや珍しいこと、新しいことへの興味関心が強いことを指します。正しく意味を理解できると、より魅力的な自己PRを作成できますよ。

イメージをつかむため、具体的なエピソード例も確認してみましょう。下記が、企業が求める「好奇心旺盛な人」です。

  • 専攻分野以外の知識も勉強している
  • 習い事やサークルなど複数の活動を両立できている
  • 未経験の物事にも積極的に取り組む
  • 新情報や流行に敏感
  • 興味を持ったことをとことん追求する

好奇心旺盛な人の長所4選

好奇心旺盛をどのようにアピールしたらよいか迷う方も多いでしょう。ここからは、好奇心旺盛な人が長所としてアピールできるポイントを紹介します。

  1. ポジティブ思考で取り組む
  2. コミュニケーションに積極的
  3. すぐに行動に移せる
  4. 柔軟性がある

① ポジティブ思考で取り組む

好奇心旺盛な人は、新しいことや課題にポジティブ思考で取り組めます。嫌なことや失敗があっても前向きに捉え、自己成長につなげられる人材でしょう。

与えられた課題に取り組む学生時代と異なり、社会人には自ら課題・問題点を見つけ出し解決に導いたり、新しい発見につなげたりできる力が必要です。

自己PRでは何事にもポジティブ思考で取り組み、自己成長とともに、課題解決や企業への貢献ができることをアピールしてください。

コミュニケーションに積極的

好奇心旺盛な人は、興味のあることを追求するために、初対面の人とも臆せずにコミュニケーションを取れる人が多い傾向にあります。

コミュニケーション能力は1つの目標を達成するために、チームで協力が必要な際に欠かせない能力です。また、海外支店がある企業の場合は、異なる文化の人との交流が求められる場面も。

そのため、興味のあることを追求するために多くの人と円滑にコミュニケーションを取って情報を得てきたことや、周囲と協力できたエピソードが提示できると効果的ですよ。

③ すぐに行動に移せる

好奇心旺盛な人は、わからないことがあったとき、自分の知的好奇心を満たすために解決に向けて素早く行動できます

社会人になると、わからないことをそのままにせず、きちんと解決できる力が求められますよ。問題解決に向けてすぐに行動できれば、大きなミスにつながる心配がありません

また、行動力がある人はリーダーシップも発揮できるため、企業に重宝されるでしょう。

④ 柔軟性がある

好奇心旺盛な人の長所には、初めてのことにチャレンジできる柔軟性もあります。柔軟性がなければ、失敗を恐れてしまいチャレンジができないでしょう。

企業では、流行や時代に合った新商品や新サービスの提案・提供が求められることが少なくありません。成長や生き残りをかけて新分野に進出する企業も多く、その際に活躍できる人材が必要です。

自己PRでは、新しい分野や未知の領域にも積極的にチャレンジできる柔軟性をアピールできるとよいですね。

特に新しい発想が必要とされる企画職・クリエイティブ職・研究職では、柔軟性が重要視されるので、積極的にアピールしてください。

好奇心旺盛な人が短所として指摘されやすいこと3選

好奇心旺盛は、伝え方によっては以下のような短所があると捉えられる場合があります。

  1. 没頭すると視野が狭くなる
  2. 飽きっぽく長続きしない
  3. 注意力が散漫になる

悪い面が目立ってしまうと、マイナス評価につながる場合も。以上のようなマイナスの側面も理解した上で、高評価につながる自己PRを作成しましょう。

① 没頭すると視野が狭くなる

好奇心旺盛な人は、興味があることに没頭すると視野が狭くなる傾向があります。集中力が高いとも言えますが、短所と捉えられてはマイナス評価になってしまうため注意が必要です。

優先するべき仕事があるのに、自分が興味のあることを優先してしまうのはNG。

「話しかけても返事がない」「チーム内で連携が取れない」などのコミュニケーション不足が懸念され、信頼を得られない可能性があります。

自己PRでアピールするときは、「短所」と受け取られがちな「没頭する姿勢」を「集中力が高い」などと言い換え、長所と受け取ってもらえるよう伝え方を意識しましょう。

② 飽きっぽく長続きしない

好奇心旺盛な人は、興味があるものがどんどん変わるため、飽きっぽく長続きしないという短所を併せ持っています。興味を抱き手を出したものの、何か違うと思うとすぐに辞めてしまうことも。

また、興味を持っても深く追求せずに、ある程度知識を得た時点で満足してしまうので、実績を残せない可能性もあります。

そのため、「責任を持って最後まで仕事ができるのか」「壁にぶち当たったときに諦めてしまうのでは」と採用担当者が不安に思うケースも少なくありません。

興味を持ったことはとことん追求し、難しいことでも目標達成に向けてモチベーションをキープできると伝えましょう。

③ 注意力が散漫になる

好奇心旺盛な人は、目の前のやるべきことよりも「面白そうなこと」に意識が向き、注意力が散漫になりがちです。様々なことに興味を持つことは大切ですが、仕事に集中できないとミスにつながる可能性が高まります。

「他のことに目移りして仕事を途中で投げ出してしまうのでは」と感じられる自己PRでは、採用担当者の心は掴めません。

せっかくの自己PRが短所と受け取られないよう、やるべきことをしっかりとやり遂げたエピソードを交えましょう。

好奇心旺盛な人におすすめの職種5選

続いて、好奇心が旺盛な人におすすめの職種を紹介します。

自己PRを作成する前に、志望する企業や職種で求められる人材を確認し、好奇心旺盛のアピール方法を考えましょう。

好奇心旺盛な自分に合った職種を見つけたい人も、ぜひ参考にしてください。

  1. 企画職
  2. 営業職
  3. 研究職
  4. クリエイティブ職
  5. マーケティング職

① 企画職

企画職は新商品や新サービスを企画する仕事です。新商品や新サービスを企画する際には、市場の流行や需要を把握する必要があり、強い好奇心は以下のように役立ちます。

  • アンテナが広く幅広い情報収集や分析ができる
  • 流行や世間のニーズをキャッチできる
  • 顧客の立場に立って企画を考えられる
  • 幅広い観点からアイデアを出せる
  • 競合他社の最新情報や強みがわかる

企画職では、顧客のニーズに合った企画を提案が求められます。また、企画か商品開発に至るまで、チームをまとめて、良好な関係を築くコミュニケーション能力が必要です。

トレンドに敏感でコミュニケーション能力が高い好奇心旺盛な人にぴったりの職種と言えるでしょう。

ただし、好奇心だけでは企画を立てられないため、情報収集力や分析力、提案力なども併せてアピールすると良いですよ。

② 営業職

営業職は顧客開拓や商品・サービスの提案を行う仕事です。顧客との信頼関係構築にはコミュニケーション力が欠かせないため、好奇心旺盛さは以下の点で役立ちます。

  • 顧客の話に耳を傾けることができる
  • 顧客の悩みを引き出すことができる
  • 市場のニーズを把握し戦略を立てられる
  • 幅広い人脈を築ける
  • 新しい営業術を身につけられる

営業職では、顧客の悩みや要望を引き出すために、興味を持って話を聞く傾聴力が求められますよ。また、好奇心旺盛な人は初対面でも積極的に話しかけられるので、営業職に向いているでしょう。

ただし、一部のニーズに応えるだけでは成果が上げられません。好奇心を活かした広い視野や柔軟性も伝わる内容だと、好印象につながります。

③ 研究職

研究職は、専門分野の研究をして新しい発見を目的とした実験を実施し、その結果やデータの解析を行う仕事です。好奇心旺盛な人の強みは、以下のように役立ちます。

  • あらゆる視点で実験を実施できる
  • 新しい実験にどんどんチャレンジできる
  • 様々な研究や実験に興味を持てる
  • 研究の結果やデータを追求できる
  • 専門分野以外の知識も豊富にある

好奇心旺盛な人であれば、新たな発見のために新しい実験や技術にも積極的に挑戦できるでしょう。

また、研究職では常に新しい知識を学び身につける必要があります。研究職は、好奇心旺盛さがなければ務まらないと言えます。

自己PRでは、好奇心旺盛な強みを研究の成果に結びつけられたエピソードを添えましょう。具体的な根拠も示すことで、高評価につながりますよ。

④ クリエイティブ職

クリエイティブ職は新しいものを創造する仕事で、デザイナーやクリエイターと呼ばれる職種です。好奇心旺盛な人材は以下の理由で必要とされます。

  • 市場ニーズや動向を把握できる
  • トレンドに敏感で求められていることがわかる
  • あらゆる知識からアイデアを出せる
  • 最新の技術や知識を追求できる
  • 常に新たな思考で模索できる

好奇心旺盛だと、市場のニーズ・動向・トレンドを把握し、常に新たな思考を反映しながら新しいものを創造できますよ。また、柔軟な発想力を持ち、多様な視点から物事を見る能力も欠かせません。

さらに、市場のニーズや動向だけではなく、最新の技術や知識の習得も必要。好奇心を持って新しいことを積極的に学ぶ姿勢をアピールできると好印象につながります。

⑤ マーケティング職

マーケティング職は自社の商品やサービスが売れるよう販売促進を行う仕事です。商品やサービスが売れるように戦略を立てる必要があり、好奇心旺盛な人の強みは以下のような場面で役立ちます。

  • 市場で求められていることがわかる
  • 競合他社の最新情報や強みがわかる
  • 他の商品・サービスとの差別化が得意
  • データや実績を分析できる
  • 新しい戦略を生み出せる

商品やサービスを売るためには、市場で求められているものを提供した上で、競合他社と差別化した自社独自の販売戦略も求められますよ。

また、マーケティング職ではデータや実績の分析も必要なので、好奇心旺盛と分析力を結びつけてアピールしましょう。

自己PRを書くための準備

実際に自己PRを書くために必要な準備を5つのステップに分けて紹介します。

  1. 好奇心旺盛がわかるエピソードがないか振り返る
  2. エピソードをまとめる
  3. 周りに与える影響を考える
  4. 長所・短所の言い換え表現を考える
  5. 入社後に役立てる方法を考える

上記5つの準備の後に自己PRを作成すると、より解像度の高い自己PRになりますよ。準備を進めて採用担当者の印象に残る自己PRを作成しましょう。

① 好奇心旺盛がわかるエピソードがないか振り返る

自己PRに説得力を持たせるためには、好奇心旺盛さが伝わるエピソードが欠かせません。

好奇心旺盛だからこそ成果が出せたエピソードや課題解決ができたエピソードが理想的です。できるだけ多くのエピソードを振り返り、具体的な内容を思い出してください。

好奇心旺盛を強みとして活かせたエピソードがない場合は、自己分析を行いましょう。自分の長所が好奇心旺盛だと思ったきっかけを振り返ると、根拠を示せるエピソードが見つかるかもしれませんよ。

② エピソードをまとめる

次に、複数挙げたエピソードの中から自己PRに使用するエピソードをまとめます

ただし、長々書いたり、たくさんのエピソードを伝えるとわかりにくいため、企業が求めている人材に合ったエピソードに絞りましょう。

エピソードでは好奇心旺盛な長所を活かし、課題解決や成果に導いたプロセスも具体的に述べてください。

好奇心旺盛な強みだけではなく、具体的なエピソードも添えることで説得力のある自己PRになりますよ。

③ 周りに与える影響を考える

エピソードがまとまったら、好奇心旺盛な性格が周りに与えるよい影響について考えてみましょう。企業では組織・チームで仕事を進めるため、周りによい影響を与えられる人材が求められます。

例えば「好奇心からフランス語を学び始めて習得できました。」のように実績だけを述べるのはNGです。

「フランス語を学びコミュニケーション力が高まって、留学先でディスカッションにも積極的に参加できた」と周りに与えるよい影響も交えたエピソードが理想的ですよ。

好奇心から行動・提案した結果、周りにどのような影響を与えたのかをエピソードの中に盛り込みましょう。

④ 長所・短所の言い換え表現を考える

好奇心旺盛の長所・短所は、言い換え表現で分かりやすく伝えることが大切。例えば以下のように言い換えれば、短所として捉えられやすい点も上手く乗り切れるでしょう。

  • チャレンジ精神がある
  • 行動力がある
  • 探究心が強い
  • 柔軟性がある
  • コミュニケーション能力が高い
  • ポジティブ

また、好奇心旺盛だけでは抽象的で、採用担当者に具体的な強みが伝わりにくい可能性があります。

「強みは好奇心旺盛さです」よりも「強みは好奇心旺盛で探究心が強いところです」と言い換えた方が、採用担当者の印象に残りやすいですよ。

⑤ 入社後に役立てる方法を考える

最後に、入社後に役立てる方法も考えておき、強みだけでなく入社への熱意もアピールしましょう。自分の強みである好奇心旺盛さが、応募先企業でどのように活かせるのかを分析してください。

「新しい環境・業務に挑戦する機会も多いかと思いますが、柔軟な対応力で常に前向きに取り組みたいと考えています。」

または、「課題に直面した時でもポジティブに捉え、自発的に行動し即戦力として貢献します。」と、入社後の姿を具体的にイメージできる内容が好ましいです。

ただし、志望先の企業が求めている人材とマッチしない内容はおすすめできません。その企業だからこそ実現できる目標を考えましょう。

【4ステップで完結】好奇心旺盛を強みとして伝えるコツ

ここからは、好奇心旺盛を強みとして伝えるコツを紹介します。

  1. 結論から始める
  2. 具体的なエピソードを述べる
  3. 学んだことを伝える
  4. 入社後の展望で締める

自己PRは上記4ステップで完結させるとまとまりがよくなるので参考にしてください。

① 結論から始める

自己PRは結論である志望理由から始めましょう。結論を最初に伝えることで、採用担当者は何について伝えたいのか明確にわかり、その後の内容を理解しやすくなります。


NG例
大学時代の課題でAIの人工知能に興味を持ち、学外セミナーにも積極的に参加して知識や技術の習得につなげられた経験があり、好奇心旺盛さから知識や技術の習得ができる点が強みです。
OK例私の強みは、好奇心旺盛で知識や技術の習得につなげられるところです。
大学時代の課題ではAIの人工知能に興味を持ち、学外セミナーにも積極的に参加しました。

上記、2つの例文を比較すると、後文の方が主張したい強みが明確です。強みが明確な分、取り組んだ内容もスッと入ってきますよね。

② 具体的なエピソードを述べる

結論の後には具体的なエピソードを述べ、説得力を高めましょう。採用担当者がイメージしやすいように、経験した内容に加え、成果や経験から学んだことをまとめます。

NG例独学で専門分野外のCGについても学びコンテストで優秀賞を獲得しました。
OK例大学ではグラフィックデザインを専攻していましたが、独自性を出すために自主的にCGについて独学で勉強を進めました。
新しい視点でグラフィックデザインに取り組めたことで、コンテストで優秀賞を獲得できました。

上記のOK例文のように、課題や目標に対し自分がどんな行動を起こしたのか詳しく述べることができれば、当時の状況をイメージしやすくなります。

エピソードで好奇心旺盛な長所をアピールすると共に、自分の人柄がわかる自己PRを作成しましょう。

③ 学んだことを伝える

エピソードを述べた後には、経験から学んだことを伝えます。経験を述べるだけでは魅力が伝わらない可能性もあるので、以下の例文を参考にしてみましょう。

<知識・学びを示す例文>
興味を抱いたことを深く分析し新たな知識を得ることは、自身の成長と新たな発見につながることを学びました。
<学びの結果を表す例文>
結果、お客様満足度NO1を獲得でき、新しい環境でも柔軟に対応することで自己成長につながりました。

上記のように、何を学んだのか・どのような結果が出たのかを採用担当者が理解しやすいように意識しましょう。

④ 入社後の展望で締める

自己PRの最後は入社後の展望で締め、企業に貢献できる点をアピールしましょう。

採用担当者は自己PRを通し、強みを入社後に活かして会社に貢献できる人材か見極めています。強みだけのアピールでは、自己PRが不十分と見なされる可能性も。

応募先企業が求めている人材や業種・職種に合わせ、好奇心旺盛な長所を活かし、どのように貢献できるかを伝えてください。

好奇心旺盛な人の言い換え表現6選

周りと差がつく自己PRを作成したい方は、好奇心旺盛な人の言い換え表現も参考にしましょう

  1. チャレンジ精神がある
  2. 行動力がある
  3. 探究心が強い
  4. 柔軟性がある
  5. コミュニケーション能力が高い
  6. ポジティブ

好奇心旺盛な強みをより具体的に表現し、独自性のある自己PRの作成に役立ててください。

①チャレンジ精神がある

好奇心旺盛な人は好奇心を満たすために様々なことに挑戦できるので、チャレンジ精神があると言い換えられます。失敗を恐れずにチャレンジすることで、大きな成果や学びを得られる場合も。

また、失敗してしまった場合でも「なぜ失敗したのか」と興味を持って前向きに試行錯誤する姿勢も評価されます。

自己PRでは、失敗を糧に成長し、成果につながったエピソードを伝えられると、採用担当者に好印象を与えられますよ。

② 行動力がある

好奇心旺盛な人は興味を持つとすぐに行動に移すので、行動力があると言えます。

行動力は教えられて身に付くものではないため、企業側も自発的に行動できる人を求めています。受け身ばかりな人は、入社後の成長が期待できません。

しかし、自発的な行動ができる人は、早い成長が期待できるだけでなく、会社への貢献や周囲へのよい影響も期待できます。

③ 探究心が強い

好奇心旺盛で気になることを深く掘り下げて追及する人は、探究心が強いと言い換えられます。

「好奇心旺盛」は、「飽きやすく続かない」と受け取られてしまうこともあるため、探究心が強いと言い換えると好印象です。

また、「探究心」という言葉からは「問題に直面しても解決策を見出そうと努力できる人材である」ということが感じられ、高い評価が得られるでしょう。

④ 柔軟性がある

好奇心がある人はチャレンジ精神があるため、切り替えも早く柔軟性があると言い換えるのもおすすめです。

柔軟性がある人は、イレギュラーなことやトラブルに直面しても、臨機応変な対応ができます。また、自分の考えややり方に固執せず、他者の意見や方針にも興味を持てます。

柔軟性は組織やチームで仕事をする際にも大いに役立つでしょう。

⑤ コミュニケーション能力が高い

好奇心旺盛な人で誰かに質問したり人の意見を取り入れたりした経験が豊富であれば、コミュニケーション能力が高いと言い換えられます。

また、好奇心旺盛だと人の話を否定せず興味を持って語り合えるので、傾聴力に長けているとも言えるでしょう。

初対面の人とも積極的に交流できるため、人間関係の構築が得意と見なされますよ。

⑥ポジティブ

好奇心旺盛で何事に対してもポジティブ思考で前向きに取り組めると言い換えられます。

また、好奇心旺盛な人は広い視野を持っているため失敗しても固執せず、次につなげられるでしょう。

ただし、ポジティブのみを伝えてしまうと無鉄砲な印象を与えてしまうため、反省を活かせる点や問題解決力もアピールしてください。

【言い換え表現別】好奇心旺盛の自己PR例文6選

志望している企業や職種に合った言い換え表現を見つけたら、言い換え表現別の自己PR例文を見ていきましょう。

  1. 諦めずに挑戦できる
  2. 自ら進んで行動できる
  3. 探究心が強く学習意欲が高い
  4. 環境に合わせて柔軟に対応できる
  5. 新たな人間関係の構築が得意
  6. 前向きに取り組める

例文を参考にして、好奇心旺盛を活かしてどのように企業へ貢献できるかアピールしてください。

① 諦めずに挑戦できる

<例文>
私は好奇心旺盛で、何事にも諦めずに挑戦できます。例えば、やってみたいアルバイトに挑戦して、苦手意識のあった英語を身につけることができました。

大学入学前、部屋探しに来た際、両親と訪れたカフェがとてもおしゃれで「ここでアルバイトしてみたい」と思いました。しかし、海外企業が多く展開している場所であったため、お客様は海外の方が大半でした。

英語に自信はなかったのですがアルバイト募集に応募し、大学入学時からアルバイトを始めました。働き始めた当初はオーダーを聞くだけで精一杯でしたが、身振り手振りを交えコミュニケーションを取れるようになり、苦手意識のあった英語も徐々に話せるようになりました。

その後、1年もすると海外の友達も増え日本語を教える代わりに英語を教えてもらい、TOEICでは700点を取得しました。私は、この経験から自分にはできないからと諦めてしまうのではなく、何事にも挑戦することで大きな成果を得られると学びました。

入社後も、諦めずに課題解決に挑戦することで新しい道を切り拓き、貴社に貢献していきたいと考えています。

アルバイトの経験から語学力に自信がなかったけれど、諦めずに挑戦した結果、語学力が向上して資格取得にも至ったエピソードです。

また、強みを活かして成果を出したプロセスも述べられているので、説得力のある自己PRになっていますね。

② 自ら進んで行動できる

<例文>
私は好奇心旺盛で、自ら進んで行動できることが強みです。

私は大学時代にカナダへ留学した経験があります。英語は留学に備え身に着けており「英語ができれば問題ない」と言われていましたが、好奇心からもう1つの公用語であるフランス語の勉強にも挑戦しました。

実際に留学してみるとフランス語を母国語としている学生と関わる機会も多く、フランス語も勉強していたことで問題なくコミュニケーションを取ることができました。

その後も好奇心旺盛に学び続け、今では英語とフランス語共にビジネスレベルの語学力を身につけました。

貴社は海外支店を有しているため、語学力を活かすと共に、自発的に新たな業務にも取り組み貢献したいと考えています。

自ら進んで行動し、学びや自己成長につなげられたことをアピールできています。

また、志望する企業にマッチした能力をアピールしているので、採用担当者の印象に残りやすいでしょう。

③探究心が強く学習意欲が高い

<例文>
私の強みは好奇心旺盛で探究心が強いところです。

例えば所属している映画サークルでは、一瞬で心を奪われるような映像を作りたいと思い徹底的に研究したところ、色彩が重要であることに気がつきました。

そこから、色彩に興味を持ち色彩検定の勉強を始めて1級まで取得し、映画を見る際には色彩によって表現される心理やメッセージに着目するようになりました。

サークル内でも「視点が面白い」と言ってもらえて、色彩から見る映画の講義を開催させていただきました。

この経験から興味があるものを深く分析し新たな知識を得ることは、自身の成長と新たな発見につながることを学びました。

入社後は探究心の強さを活かして、様々な知識やスキルを身につけ、いち早く戦力として貴社に貢献したいです。

探究心から知識の習得に至り、新しい発見につながったエピソードを伝えているので、採用担当者もイメージしやすいでしょう。

入社後も向上心を持ち、成長できる人材として、採用担当者に好印象を与えられますよ。

④ 環境に合わせて柔軟に対応できる

<例文>
私は、好奇心が強く何事にも臆せずに挑戦し、柔軟に対応できることが強みです。

学生時代には飲食店のキッチンスタッフとしてアルバイトをしていましたが、2年目に新店舗のオープンに合わせて店舗移動になりました。新店舗ではホールスタッフの人手が足りていなかったため、ホールも担当する必要がありました。

業務内容が異なるため最初は戸惑いましたが、他のホールスタッフを参考にしながら積極的にホール業務にも取り組みました。その結果、キッチンとホールの両方をこなせるようになりました。

また、アルバイトの優秀賞もいただき、環境が変わっても柔軟に対応することで自己成長につながることを学びました。

貴社に入社後も新しい環境・業務に挑戦する機会も多いかと思いますが、臨機応変に対応し、常に前向きに取り組みたいと考えています。

環境の変化があっても柔軟に対応でき、成果が挙げられる人だと伝わりやすい自己PRです。

臨機応変な対応ができる人は、異動の多い企業や新分野への展開を積極的に進めている企業で重宝されるでしょう。

⑤ 新たな人間関係の構築が得意

<例文>
私の強みは、新たな人間関係の構築が得意なところです。

私は大学時代にボランティア活動に積極的に参加してきました。高齢者の方への支援の他、子ども食堂の運営では小さなお子様と触れ合う機会もあり、幅広い世代の方とコミュニケーションを取る必要がありました。

最初は自分の話をしてコミュニケーションを図りましたがなかなか上手くいきませんでした。しかし、年代の異なる世代の方の話に興味を持ち、まずは相手の話を聞くように心がけたところ、あっという間に距離が縮まり利用者の方に喜んでもらうことができました。

この経験から、新たな人間関係を築くには相手の声をしっかりと聞く傾聴力が必要であると考え、人間関係の構築に役立てています。

入社後は、ボランティアで培った傾聴力を活かして信頼関係を築き、新規顧客の開拓に貢献したいと考えています。

ボランティア活動の中で傾聴力を磨いたことや、新たな人間関係の構築が得意であることがわかります。

持ち前のコミュニケーション力を活かし、企業へ貢献できることを伝えてください。

⑥ 前向きに取り組める

<例文>
私は好奇心旺盛で、何事にも前向きに取り組めます。

インターンでは新商品の開発チームで市場調査を担当しました。その際に一緒に作業していた社員の方のスピーディーで効率のよい情報収集に驚きました。

私に指導しながら作業を進めるよりも、1人で作業を進めた方が早いのではとも思いましたが、インターン生の私にしかできないこともあるのではと前向きに考えることにしました。

そこで、情報収集のためにSNSを使用して同世代を中心としたアンケートを行い調査結果を報告したところ、新商品のターゲット層のニーズがわかりやすいと褒めていただき、プレゼン資料にも採用していただけました。

私は、この経験から入社後すぐに先輩社員と同じような活躍はできなくても、前向きに仕事を進めることで成長の糧にできることを学びました。

入社後は、課題に直面してもポジティブに捉えて自発的に行動し、即戦力として活躍したいと考えています。

具体的なエピソードを添えることで、苦手な作業から逃げず、視点を変えて前向きに取り組む姿勢が伝わります。

失敗やトラブルに直面しても前向きに取り組めることをしっかりアピールしていきましょう。

【職種別】好奇心旺盛の自己PR例文5選

次は、職種別に好奇心旺盛の自己PR例文を紹介します。

  1. 企画職の自己PR例文
  2. 営業職の自己PR例文
  3. 研究職の自己PR例文
  4. クリエイティブ職の自己PR例文
  5. マーケティング職の自己PR例文

職種に合っていない自己PRだと適性がないと見なされてしまうため、志望する職種に合った自己PR例文を確認しましょう。

① 企画職の自己PR例文

<例文>
私の強みは、新しいことにも積極的にチャレンジできる好奇心があることです。

私は大学時代に輸入食品の店でアルバイトを始めましたが、輸入食品を見たこともなく、接客も未経験でした。商品について理解していなければ販売につなげることもできないと考え、輸入食品について勉強すると同時に、店での売れ筋やお客様層の分析を行いました。

その結果、子育て世代のお客様が多く海外製のオーガニック食品の需要が高いことがわかり、店長に輸入する商品の提案を行いました。店長は快く受け入れて下さり、商品陳列の見直しも任せられ、売上アップにつなげることができました。

この経験から商品の販売につなげるためには、商品への理解はもちろん、お客様の求めていることに応えられる商品展開が必要だと学びました。

私は市場のニーズや動向も把握した上で、新しい企画を自発的に提案し貴社に貢献したいと考えています。

企画職は市場のニーズや動向を分析し、新しい商品やサービスに関する提案力のある人が求められています。

チャレンジ精神が成果に結びついたエピソードを交えると好印象につながるはずですよ。

② 営業職の自己PR例文

<例文>
私は好奇心旺盛で、人とコミュニケーションを取ることが得意です。

長期インターンでは営業職のサポートをさせていただき、取引先や顧客訪問にも同行させていただきました。専攻してきた分野と異なる業種の企業へ訪問する機会も多くあったので、同行前には必ずその業種・企業についての下調べの徹底を心掛けました。

その結果、訪問先で会話に参加でき、営業職の方が席を外した際にも途切れることなく会話を盛り上げることができました。営業の方からも「話を盛り上げてくれたおかげで新規契約をスムーズに進めることができた」と褒めていただき、自信につながりました。

私は貴社の営業活動でも、学びの姿勢とコミュニケーション力を活かし、新規顧客の獲得に貢献したいと考えています。

営業職は取引先や顧客といった外部の人と関わりが多いため、コミュニケーション力が必要不可欠です。

好奇心旺盛の長所であるコミュニケーション力を活かし、新規顧客獲得や売り上げに貢献できる人材であることをアピールしましょう。

③ 研究職の自己PR例文

<例文>
私の強みは、好奇心を知識や技術の習得につなげられるところです。

例えば大学では、課題解決のために音声認識によるアシストを取り入れたことで、課題をスムーズに進められた経験があります。

AIや人工知能については専門分野外でしたが、興味を持ったことから勉強を始め、学外のセミナーにも積極的に参加しました。

その結果、卒業論文では人工知能を用いたビジネスでの問題解決システムを提案し、教授から高い評価を得ることができました。

貴社に入社後は、強い好奇心を活かし、新しい知識や技術も積極的に取り入れ、技術開発に貢献したいと考えています。

研究職は研究に取り組むと共に、研究成果も求められるので、自己PRでは実績もアピールしましょう。

好奇心旺盛を活かし、新しい知識や技術を学ぼうとする向上心をアピールしてくださいね。

④ クリエイティブ職の自己PR例文

<例文>
私は好奇心旺盛で、すぐに行動に移せることが強みです。

大学ではグラフィックデザインを専攻しています。学内でのグラフィックデザインコンテストに参加するにあたり、独自性を出すために自主的にCGについても学ぶことにしました。

独学とCGデザイナーの先輩から教えていただき、新しい視点でグラフィックデザインに取り組めたことで、コンテストでは優秀賞を獲得できました。

この経験から、一見異なる分野であっても、興味を抱いたことはまず実践してみることが大切だと学びました。

貴社に入社後も常にアンテナを張り、独自性のある魅力的な創造物の作成に取り組んでいきたいと考えています。

クリエイティブ職は創造力が求められ、新しい技術も積極的に学べる人が求められます。

学生時代に初めての取り組みに挑戦した経験のほか、新しいものを生み出せたエピソードも添えるとよいでしょう。

⑤ マーケティング職の自己PR例文

<例文>
私の強みは好奇心旺盛で探究心が強いところです。

大学生の頃、近隣の商店街の夏祭りイベントの実行委員を務めていました。参加1年目は、見込んでいた来場数を下回り、思うような成果を得られませんでした。

私はなぜだろうと疑問を持ち、翌年の開催に向けて客層の分析をしたり商店街の人から直接話を聞いたりしました。

その結果、小学生までの小さなお子様のいる家庭が多く、日曜日の開催では家族で遊びに出かけていることがわかりました。

そこで、家族で参加できるゲーム大会や催し物の企画をしたところ、イベント開催日には家族連れで賑わい商店街に活気があふれました。この経験を通じて、自ら考え行動することで成果を生み出せることにやりがいを感じました。

貴社は新商品のPRイベントに力を入れていると伺っています。入社後はマーケティング職として、常に探究心を持ち、新しい戦略の提案につなげていきたいと考えています。

マーケティング職は市場調査を行い分析した上で、戦略を提案できる人が求められます。

好奇心だけでなく、情報収集力や分析力も同時にアピールすると好印象につながりますよ。

【注意!】好奇心旺盛が短所に見られてしまうNG例文3選

自己PRで失敗しないように、好奇心が短所に見られてしまうNG例文もチェックしましょう。

  1. 視野の狭さが伝わる例文
  2. 飽きっぽさの目立つ例文
  3. 注意力散漫な印象を与える例文

伝え方によっては短所に受け取られてしまうため、NG例文を参考に注意点を確認してください。

① 視野の狭さが伝わる例文

<例文>
私の強みは好奇心旺盛で積極的に取り組めるところです。

大学の講義のグループディスカッションでは、ある企業の業務の効率化について話し合いを行いました。グループディスカッションでは、積極的に意見を主張し、発表も自分で行いました。

特に、社員のモチベーションアップにつながる業務の効率化をテーマに話し、教授からも手本にできると褒めていただけました。
貴社に入社後も積極的な提案を心がけ、チームに貢献できる存在になりたいと考えています

積極性や提案力の高さは評価できるものの、「積極的に意見を主張し」という表現は視野が狭く周りの意見を取り入れられないという印象を与える可能性があります。

チームでの協力が必要な職種を志望する場合は、周りの意見を取り入れて成果を出せたエピソードを述べられるとよいでしょう。

② 飽きっぽさの目立つ例文

<例文>
私の強みは好奇心旺盛で新しいことに前向きに取り組めるところです。

大学時代は、飲食店、コンビニ、アパレル、工場の軽作業、イベントスタッフと様々なアルバイト経験をしてきました。初めて経験する仕事ばかりでしたが、休日や休憩時間にも専門知識の勉強を行い、社員の方から評価してもらえる機会も多くありました。

入社後も率先して新しいことにも取り組み、様々な経験を積み貴社に貢献したいと考えています。

経験豊富な点や新しいことに挑戦できる点は評価できますが、飽き性で継続できない人と捉えられる可能性があります。

「入社しても続かないのでは?」と採用を見送られる可能性があるので、エピソードは1つの経験に絞りましょう。

③ 注意力散漫な印象を与える例文

<例文>
私の強みは興味を持ったことを追求できる探究心です。

大学時代に所属していた写真サークルでは他のサークルの試合やイベントで写真を撮影する機会があり、陸上の大会では短距離走の撮影を担当することになりました。

その際、トラック内で走高跳の競技も行われており、躍動感ある写真を撮るためにはどうすればよいのか考え、シャッタースピードの設定を細かく見直しながら何度も撮影を行いました。

その結果、ベストショットがサークル内で評判となり、学内新聞に掲載されました。私は入社後も探究心を活かして新しいものを生み出し、新商品開発に貢献したいと考えています。

探究心から自身の成長や成果につなげられていますが、任された短距離走の撮影を疎かにしているとも言えます。

注意力が散漫で任せた仕事をやり遂げられない印象を与えてしまうので、探究心をアピールするなら1つのことを追求した例を挙げてみましょう。

自己PRで好奇心旺盛の強みを積極的にアピールしよう!

好奇心が旺盛な人は、学習意欲や向上心が高い人材として評価されやすいので、強みや長所として積極的にアピールしましょう。

自己PRでは言い換え表現を活用すると表現の幅が広がり、他の就活生と差をつけられます。

コツを押さえて魅力的な自己PRを作成し、志望する企業の選考を突破しましょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。