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通信業界の志望動機の書き方・職種別の例文8選|新卒・未経験から転職にも対応

通信業界といっても志望する業種が異なるとどのような志望動機を書いたらいいのか困る方も多くいますよね。何をポイントに書いたらいいのか分からないという人もいるでしょう。

とは言え、焦って書いてしまうのはNG行為です。実は職種に合った志望動機を考える前には企業研究で通信業界について正確に理解することが大切になります。

この記事では、まずは大まかに通信業界を理解し、次に携帯電話の移動通信業界について詳しく解説します。

さらに職種ごとの志望動機を、新卒者向けと転職者向けに例文を紹介しているので、ぜひ参考にして通信業界の内定を掴みにいきましょう!

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

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新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

通信業界とは

通信業界は、電波や通信に関わるサービスを運営する業種の総称であり、主に放送業界(テレビ業界)と電気通信業界の2種類を指します。

情報通信業とは、電気通信業、放送業、放送番組制作業、インターネット附随サービス業、情報サービス業、映像・音声・文字情報制作業です。
出典:経済産業省「2021年情報通信業基本調査(2020年度実績)」
  1. 通信業界の業績推移
  2. 通信業界のビジネスモデル
  3. 通信業界とIT業界との違い

電気通信業界には、携帯電話のキャリア大手通信3社である「NTTドコモ」「ソフトバンク」「KDDI」が主導となり、通信のインフラ整備やインターネットの電波提供しているのが特徴です。

通信業界の志望動機を書く前には、基本情報を整理してから書き始めましょう。

①通信業界の業績推移

経済産業省の2021年情報通信基本調査の結果では、2020年度の通信業界全体の売上高は56兆1,457億円で前年比より+3.4%増となっています。

このうち、電気通信業(固定電気通信業及び移動電気通信業の合計)の売上高は、15兆2,405億円(前年比より+2.5%増)で通信業界1位でした。(引用元:経済産業省「2021年情報通信業基本調査(2020年度実績)」

さらに総務省の2022年度の電気通信分野の動向では、移動データ伝送(携帯電話などでインターネットにアクセス)が6.5兆円(43.9%)となり、全体の約半数を占めています。

出典:総務省「2023年情報通信基本調査」

②通信業界のビジネスモデル

通信業界のビジネスモデルには、企業がモノやサービスを直接個人(一般消費者)に提供する「BtoC事業」があります。

この他にも、法人向けに固定電話やクラウドサービスなど幅広い商材を提供する「BtoB事業」や、自治体やイベント企業と共同で顧客向けの「BtoBtoX事業」も知っておくと良いでしょう。

「BtoC事業」では、通信業界の企業と個人契約を結ぶことで、私たちが普段使う携帯電話の通話や回線を利用したデータ通信が利用可能となっています。

③通信業界とIT業界との違い

通信業界もIT業界も同じ情報技術に関わる業界ではあるものの、通信業界は、通信環境のインフラに特化しており、IT業界はもっと幅広い分野の事業で利用されている点が異なります。

つまり、通信業界は情報の伝達を目的とするインフラの整備や提供、IT業界は情報の処理と利便性に焦点を当てた事業展開全般で利用する技術の提供です。

IT業界では、クラウドコンピューティング・AI・IoTなどの技術を活用した事業展開して、データを収集して業務効率化に役立つサービスを提供する業界となっています。

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通信業界の志望動機の書き方のポイント5つ

ここからは、通信業界の志望動機の書き方のポイントを5つ解説します。

  1. なぜ通信業界に興味をもったのか
  2. 志望企業を選んだ理由
  3. 自分が向いていると考えた理由
  4. これまでの経験やスキルの活かし方
  5. 入社後の貢献

なぜ自分が通信業界を志望したのか順を追って書くことで、わかりやすく説得力のある志望動機となるでしょう。

①なぜ通信業界に興味をもったのか

初めに通信業界に興味をもったきっかけを述べましょう。理由としては、たくさんの業界から、なぜ通信業界に就職したいのか説明すると採用担当者もあなた自身を理解しやすくなるからです。

多くの企業は、志望動機に書かれている興味をもったきっかけをみて自社が求める人材か総合的に判断しています。

そのため「好奇心旺盛な性格であるため、日々新しいことに携わっていきたいと考えるから」「携帯のキャリアプランを比較しているうちに通信業界に興味をもった」などの理由が良いでしょう。

②志望企業を選んだ理由

次に志望企業を選んだ理由を書きます。

自社を選んだ理由が明確であるほど、入社への熱意が伝わり採用担当者から好印象を持たれやすくなりますよ。

そのためには、企業HPやパンフレットなどの1次情報や、インターン参加など実際に体験した具体的エピソードを交えて書くようにしましょう。

③自分が向いていると考えた理由

通信業界のどういう点が自分に向いていると考えたのか、より具体的な説明が必要になります。

・通信業界に必要なのは「環境の変化を楽しむ」という点に共感したため、幅広い業務にチャレンジできると考えたから
・前職でのプログラミングスキルや、通信業界のソリューションに自分の経験が役立てられると考えたから

特に新卒者や未経験者の採用には、入社後のギャップを埋めるためにも、採用担当者にどのような職種を志望するのか書いておくと自分自身も安心です。

ぜひ志望する業務内容に対する適応力などをアピールすると高い評価が期待できるでしょう。

④これまでの経験やスキルの活かし方

これまで自分が経験の中で得た強みや得意なこと、具体的なスキルを述べて志望動機を固めていきます。

志望動機には、仕事に対する熱意や企業への入社意欲の高さを伝えることも大切ですが、それと同時に仕事で活かせるスキルや経験のアピールも必要です。

企業が求める人材か判断するためには、この2つが他の人よりも優れていることをアピールすることが重要になるでしょう。

⑤入社後の貢献

最後に、入社後に貢献できることを書きましょう。

当然のことながら「企業で役立つよう努力したい」という当たり前のことだけでは志望動機とはいえません。

企業理念・必要とする人材・通信業界での仕事を通じて社会に貢献できることなど、より具体的に述べることで、志望企業で活躍している姿をイメージさせることで好印象を得られるはずです。

通信業界の職種と向いている人の特徴

ここからは、通信業界における主な職種と向いている人の特徴を解説します。

  1. 営業|提案力に長けている人
  2. 企画・マーケティング|考察力のある人
  3. エンジニア|責任感の強い人
  4. カスタマーサービス|コミュニケーション能力の高い人

通信業界の仕事やどんなスキルが必要なのか理解して、志望動機でアピールできる強みを考えてみましょう。

「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。

そんな方はまず、就活マガジンが用意している強み診断をまずは受けてみましょう!3分であなたらしい強みが見つかり、就活にもっと自信を持って臨めるようになりますよ。

①営業|提案力に長けている人

営業は、自社商材を企業や個人に提案して、新規契約や継続申込みを取るのが仕事です。

インプットした知識を自分なりの言葉で相手にわかるよう説明し、納得した上で契約手続きをしてもらう必要があります。

そのため営業職に向く人は、自社サービスの理解力と、クライアントニーズを適切に把握して提案する力に長けている人です。

②企画・マーケティング|考察力のある人

企画・マーケティングの仕事は、自社のサービス内容を世の中に広めていくための施策を考えていくことです。

具体的には、世間のトレンドと事業全体の方向性を擦り合わせながら、どのタイミングでプロモーション広告を打ち出すか決定します。

利用ユーザー数が売上に直結するため、多角的な視点で物事を捉えて実行しなければなりません。そのため、市場調査や競合企業の調査の結果を分析する力も必要になりますよ。

企業の中心となり、顧客ニーズにあった他社にない独自のサービスを企画し、考察力がすぐれた人に向いているでしょう。

③エンジニア|責任感の強い人

エンジニア職に向いている人は、最後まで責任感をもって取り組む姿勢が強い人になります。

ネットワークエンジニア自社の通信サービスの開発やインフラ整備などを行う
システムエンジニアWEBやプログラムなどユーザー目線でのコンテンツ作成や新サービスの開発

1つの開発には長期間かかるものが多く、その上かなり厳しく確認作業をしなければなりません。

万が一、リリース後に不具合が生じたら、原因を追究して早急に解決して対処していかなければならず、事前にチェックする業務には忍耐力も必要となります。

④カスタマーサービス|コミュニケーション能力の高い人

通信業界におけるカスタマーサービスの仕事は、コールセンター・チャット・SNSなどで顧客対応を行うため、コミュニケーション能力の高い人が向いています。

多くの場合、個人顧客の操作内容や契約更新などのアフターフォローをすることです。聞き上手であることや、顧客に対して口頭で分かりやすく説明する力が試されますよ。

カスタマーサービスでは持ち前のコミュニケーション力を活かし、顧客の問題点を察知してサポートすることが必要でしょう。

【新卒・未経験者】通信業界の志望動機の例文

ここからは、新卒・未経験者向けに志望業種ごとの志望動機の例文を紹介します。

  1. 営業志望の例文
  2. 企画・マーケティング志望の例文
  3. エンジニア志望の例文
  4. カスタマーサービス志望の例文

新卒・未経験者は、企業理念やサービス内容について自分の視点で考えたことを志望動機に含めると良いでしょう。

さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、3個の例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

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①営業志望の例文

まずは、通信業界の営業職を志望する方の志望動機の例文を紹介します。

通信業界の特性と自身の強みが営業職とどのように重なるのかを具体的に示すことが、説得力ある志望動機につながります。

営業の志望動機
【結論】
私は、人と社会をつなぐ通信業界で、お客様の課題を解決する通信インフラを通じて業務や生活の課題を解決する提案営業に携わりたいと考えています。
添削コメント|通信業界にしかできない価値を伝えるには、「通信インフラ」を主語にして社会・業務とのつながりを明示することが重要です。業界理解と職種理解を両立した構成に仕上げました。
【根拠となるエピソード】
きっかけは、携帯ショップのアルバイトでお客様に最適なプランを提案し利用状況を丁寧に聞き取り、最適な通信プランを見直す提案を行い、「助かった」と感謝された経験です。
添削コメント|「お客様に最適なプランを提案」という言葉だけでは、具体的にどんな提案をしたのかが伝わりません。また、何のアルバイトかが不明確です。実際に行った行動の過程を詳細に述べることで、営業職に必要な課題把握力・提案力が明確に伝わる文章にしました。
【エピソード詳細】
携帯ショップでの接客では、通信費を抑えたいという要望に対して、使用状況を丁寧にヒアリングし、通話・データ量に合ったプランを提案しました。その結果、お客様から直接お礼の言葉をいただきました。提案前と比べて月額料金を2,000円以上下げることができ、コスト削減に貢献できました。この経験から、人の暮らしを支える通信の価値を実感し、興味を持つようになりました。通信がインフラとして生活に直結して人の役に立つことに魅力を感じ、通信業界に関心を持つようになりました。
添削コメント|成果として「直接お礼の言葉をもらった」という曖昧な内容ではなく、金額による具体的成果を提示しました。また全体的に主観に偏らず、業界への関心理由に現実味を持たせています。
【企業を選んだ理由】
貴社は法人向けソリューションに強みがあり、業務効率化や課題解決に貢献できる点に魅力を感じました。ネットワーク環境の最適化や業務のDX支援など、通信を基盤にした価値提供に注力されている点に魅力を感じました。私の「相手のニーズを汲み取り、最適な提案を行いたい」という就活の軸と一致しています。
添削コメント|企業の取り組みとして実際に見られる「ネットワーク最適化」や「DX支援」といったワードを入れることで、企業研究の深さや志望度を自然にアピールできる構成にしました。
【入社後】
入社後は、法人営業として多様な業界の課題に向き合い、通信の力でより良いビジネス環境を築けるよう貢献していきたいです。各業界における業務の非効率や情報管理の課題を把握し、通信を活用した最適な提案で業務改善に貢献したいと考えています。
添削コメント|「非効率」「情報管理」といった具体的な課題と向き合い、それに対して「通信を活用した提案を行う」姿勢を明記することで、職種理解と目標が明確になるように作成しました。

【NGポイント】
志望理由の根拠や企業選定の理由が曖昧で、他業界や他企業でも通用してしまうような汎用表現が多くありました。

【添削内容】
抽象的な言い回しに対し、通信業界ならではの言葉や事実を加えたことで、志望理由やエピソードの具体性を高めました。また、成果は定量的に説明し、説得力のある文章に改善しました。

【どう変わった?】
通信業界の特性と自己の経験・価値観を関連付けたことで、企業目線でも「自社との接点が明確で、実務への理解もある学生」という印象を持たれやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・課題解決能力をアピールする
・成果や効果は定量で示す
・エピソード内で思考過程や工夫を伝える

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②企画・マーケティング志望の例文

次に、通信業界における企画・マーケティング職の志望動機を紹介します。

通信の社会的意義と業務内容への理解を示しながら、自身の経験と企画・マーケティング職との関連付けができているかを意識して作成することが重要です。

企画・マーケティングの志望動機
【結論】
私は通信業界の「つながりを生む力」で人と社会の可能性を広げる企画に携わりたいと考えました。そのため、貴社を志望します通信インフラを基盤に、人々の行動変容を生む企画に挑戦できる環境を求め、貴社を志望しています。
添削コメント|結論段階では「通信業界でなければならない理由」が求められます。通信インフラが起点となる企画職の志望理由を示し、通信業界ならではの特徴を伝えましょう。
【根拠となるエピソード】
大学時代、学園祭の広報リーダーとしてSNS企画を担当した経験から、「誰かに届く仕組みを考える楽しさ」と「通信の力で人を動かす可能性」「情報伝達の工夫次第で人の行動が変わる面白さ」に魅力を感じました。
添削コメント|「通信の力で人を動かす」という表現では、具体的にどうやって動かせるのかイメージしずらいです。添削後はより具体的に述べるとともに、志望動機との一貫性が高めるためにマーケティング職の本質である行動変容への関心に焦点を当てて言い換えました。
【エピソード詳細】
SNS投稿の時間帯・内容・ハッシュタグの分析を行い、より多くの人に投稿が届くようPDCAを回しましたA/Bテストで投稿の反応を比較しながら改善を重ねました。その結果、例年の1.5倍の来場者数を達成し、情報の届け方一つで行動が変わることを実感しました。
添削コメント|「PDCAを回す」という表現は曖昧で就活生に多用されがちです。手法として「A/Bテスト」を明記することで、分析力や試行錯誤のプロセスが伝わり、マーケティング適性をより強く印象づけることができます。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、通信インフラだけでなく、デジタル広告や地域課題解決など多角的な価値提供を行っており地域密着型の5G活用や、企業向けソリューション事業などにも注力しており、通信を軸に新たな企画を創出できる環境があると感じました。
添削コメント|添削前の文章ではやや表面的なことにしか触れていなかったため、企業研究の深さが伝わるように具体的な事業内容に言及しました。企業ならではの特徴を挙げることで志望の根拠として説得力を高めることも重要です。
【入社後】
入社後は、ユーザーのインサイトを丁寧に拾い、通信技術とマーケティングの力で「届くべき情報が届く」企画を提案し個人のニーズに即した情報発信の仕組みを設計し、より多くの人の生活を豊かにする一助となりたいです。
添削コメント|企画職としての業務理解や入社後の貢献イメージを明確にする必要があります。「情報発信の仕組みを設計する」と表現することで将来像を明確に持っていることが伝わる文章にしました。

【NGポイント】
業界ならではの強みと自身の経験とのつながりが薄く、抽象的な表現が目立っており、通信業界や企画・マーケティング職ならではの志望動機としては弱い印象を与えてしまっていました。

【添削内容】
業界の特徴であるインフラの基盤性やマーケティング職の行動変容という視点を踏まえて、工夫や過程について詳細に言及しました。志望理由の納得感と説得力を高めています。

【どう変わった?】
「通信業界の特性」「職種への理解」「入社後の具体的ビジョン」が伝わりやすくなっており、志望度の高さやマーケティング職への適性を評価しやすい内容に仕上がりました。

【今回の志望動機のコツ】
・マーケティング職への適性を表現する
・エピソードの過程を重要視する
・デジタル施策を強調する

③エンジニア志望の例文

続いては、通信業界におけるエンジニア職の志望動機を紹介します。

自分の経験や学び、関心がどのようにエンジニア職志望に繋がるかを明確に示すことが求められます。

エンジニアの志望動機
【結論】
私は「人々の暮らしを支えるインフラを、目に見えない部分から支えたい」という想いから日常生活や産業活動を支える通信ネットワークの安定運用に携わりたいと考え、通信業界のエンジニア職を志望しています。
添削コメント|業界固有のインフラ性と職種特性を反映し、「通信×エンジニア」志望であることが簡潔に伝わるように修正しています。
【根拠となるエピソード】
小学生の頃、災害時に固定電話も携帯も通じなかった経験から避難所で家族と連絡が取れず不安な思いをしたことをきっかけに、通信の重要性を強く意識するようになりました。
添削コメント|事実だけでなく、「不安な思いをした」のように当時自分が感じた感情もあわせて伝えることで、動機としての説得力を高めました。
【エピソード詳細】
その後、情報系の学部に進学し、ネットワーク基礎やプログラミングを学ぶ中で、通信技術の仕組みや社会的役割への関心が高まりました。ゼミでは通信プロトコルをテーマにした実験を通じて、ネットワーク障害発生時の対応や信頼性設計の重要性を実感しました。に復旧を早めるための冗長化設計や負荷分散処理の手法を学びました。専門的な学びから、技術的な支えを通してインフラの安定運用を担うエンジニアの役割に魅力を感じるようになりました。
添削コメント|技術的背景の理解と志望職種の関心とのつながりが不明瞭な文章だったため、実際に行った研究内容や分析手法などの説明を加え、前後の文章の繋がりを意識しました。これにより文章に説得力が生まれ、エンジニア職に対する理解と志向を明確になりました。
【企業を選んだ理由】
中でも貴社は、国内の通信インフラを広範囲に支えつつ、災害時や過疎地へのサービス提供にも力を入れており地域や災害状況に左右されずに通信を提供するための自社設備の整備や即応体制の強化にも注力しており、「通信業界でしかできない社会貢献」ができると感じたため志望しました。
添削コメント|「地域や災害状況に左右されない通信の提供」というように、通信業界ならではの社会貢献の要素を加えることで、企業研究の深さが採用担当者に伝わる志望動機になりました。
【入社後】
入社後はネットワークの運用や障害対応の現場で経験を積み、将来的には、通信の安定性を高める技術開発や仕組みづくりに携わりたいAIや自動化技術も活用しながら、通信ネットワークの継続的な最適化や運用効率の向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|将来像をはっきりと企業へ伝えるため、近年注目される技術(AI・自動化)を活用する姿勢を示しましょう。より具体性と時代性を兼ね備えた目標を提示することでよい印象を与えることが出来ます。

【NGポイント】
通信業界やエンジニア職を志望する明確な理由が伝わりづらくなっていました。特に「重要性を実感した」などの言葉は読み手に具体的な内容が伝わりにくい表現でした。

【添削内容】
実際の出来事や技術に言及することで、読み手がイメージしやすくなるよう工夫しました。通信業界ならではの要素を強調しつつ、エンジニア職への職種理解の深さも自然にアピールしています。

【どう変わった?】
通信業界とエンジニア職の両方に紐づいた内容になったことで、「なぜ当社なのか」「なぜこの職種なのか」が明確になりました。成長の意欲と活躍のイメージも湧きやすいです。

【今回の志望動機のコツ】
・体験の過程と結果を明確に示す
・企業ならではの特徴を触れる
・エンジニア職としての将来像を述べる

④カスタマーサービス志望の例文

最後に、通信業界におけるカスタマーサービス職の志望動機を紹介します。

自分の経験をもとに、カスタマーサービス職を通じて、企業にどのような貢献ができるかを明確に示しましょう。

カスタマーサービスの志望動機
【結論】
私は、通信業界でお客様一人ひとりに寄り添ったサポートを通じて、人と人とをつなぐ安心を提供したい 暮らしの中で欠かせない通信環境を支える存在として、お客様に「つながってよかった」と思っていただけるサービスを提供したいと考え、貴社を志望しました。
添削コメント|「人と人をつなぐ安心を提供したい」では通信業界である理由が伝わりません。「通信インフラ」という業界の本質に触れた上で、具体的な価値提供について言及することで、通信業界ならではの仕事理解と志望理由の一貫性を高めています。
【根拠となるエピソード】
きっかけは、大学時代に経験した家電量販店でのスマートフォン販売のアルバイトです。通信環境に悩むお客様に対応した際、「あなたに相談してよかった」という言葉をいただき 最適なプランや使い方を提案したことで、安心して利用できると感じていただけた経験から、人の生活を支える喜びを実感しました。
添削コメント|「あなたに相談してよかった」という言葉だけでは、自身の行動や結果までの過程が不明瞭かつ再現性が伝わりません。自分が取った行動とその影響を明示し、根拠を論理的に説明しましょう。
【エピソード詳細】
担当した高齢のご夫婦がスマートフォンの使い方に困っていた際、操作方法だけでなく利用目的に合わせたプランの見直しまで提案しました。丁寧な対応を心がけた結果、ご家族との連絡がスムーズになったと感謝され 「操作が分かるようになって家族と頻繁に連絡を取れるようになった」と喜ばれ、通信が人のつながりを支える基盤であると強く感じました。
添削コメント|成果や工夫を伝える際には、客観的で論理的な表現を用いましょう。お客様の変化(家族と連絡を取れるようになった)を具体的に描写することで成果が明確になり、説得力が増しています。
【企業を選んだ理由】
その中でも貴社は、サポート体制の充実や地域密着のサービス展開に力を入れており、ユーザー目線での対応を重視している点に強く共感しました 地域ごとのニーズに合わせたカスタマーサポート体制を整えるなど、利用者一人ひとりに最適なサービスを届ける姿勢に共感しました
添削コメント|「ユーザー目線での対応」では、他社との差別化が難しいです。企業の具体的な強みや施策(地域ごとの対応など)に言及することで説得力と志望理由の深みが補強しました。
【入社後】
入社後は、お客様のニーズを的確にくみ取り、迅速かつ丁寧に対応できるカスタマーサービスのプロを目指したいです。そして、通信インフラを通じて、より多くの人々の安心とつながりを支えていきたいと考えています また、対応内容を分析し、応対品質の改善やサービス提案にもつなげることで、カスタマーサービスの枠を超えて通信会社の信頼向上に貢献したいと考えています
添削コメント|「安心とつながりを支える」という表現では目指す業務の具体像が見えません。応対品質の向上や改善提案といった業務への意欲を明示することで、採用担当に将来的な活躍像がより明確に伝わる構成に修正しました。

【NGポイント】
全体的に通信業界やカスタマーサービス職に特化した理由が弱く、他業界でも使い回せる内容になっていました。また、成果や工夫についても客観性に欠ける表現が用いられていました。

【添削内容】
通信業界の特徴や職種の業務内容に即した表現に変更しました。エピソードでは、利用者の行動の変化や成果の具体例を示し、説得力と再現性を意識した修正を行いました。

【どう変わった?】
企業の事業特徴と自身の経験や価値観を一致させた構成となり、納得感のある文章に仕上がりました。業界理解の深さと入社後の貢献イメージがはっきり伝わる内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
自分の経験を具体的に伝える
・企業の特徴に焦点を当てる
・入社後の貢献内容を具体的に示す

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【転職者】通信業界の志望動機の例文

続いて、転職者向けの通信業界の志望動機の例文を紹介します。

  1. 営業志望の例文
  2. 企画・マーケティング志望の例文
  3. エンジニア志望の例文
  4. カスタマーサービス志望の例文

転職志望者は、新卒・未経験者にはないアピールでないといけません。そのため、これまで携わってきた業務内容や自分のスキルを志望動機に含めると良いでしょう。

ここまでいくつかの志望動機例を見てきましたが、ここではまた別のテーマの例文を添削しながら解説していきます。気になる例文を見て参考にしてみてくださいね。

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①営業志望の例文

最初に、通信業界の営業職への転職を目指す方に例文を紹介します。

「通信」というインフラの社会的意義と自分の経歴をしっかりと踏まえたうえで、営業職としてどう企業に貢献したいかを強調することが重要です。

営業志望の志望動機
【結論】
私は、インフラを支える社会の基盤となる通信ネットワークの普及と発展に貢献できる営業職として社会を支えたいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「インフラを支える」では曖昧で、他業界とも共通してしまいます。「通信ネットワークの普及と発展」という通信ならではの社会的意義を盛り込んだ表現で、志望理由を明確にしました
【根拠となるエピソード】
前職では法人向けITソリューションの営業を担当し、通信が業務効率向上に影響を与える通信環境の質が企業の業務効率や働き方に直接影響することを実感しました。インフラ環境の違いが生産性に与える影響の大きさを目の当たりにし、通信業界への関心を強めました通信ネットワークを通じて企業活動を支える役割に強い関心を持つようになりました。
添削コメント|「通信が業務効率に直結」「通信業界への関心を強めた」だけでは「どのように」の部分が不足しており、根拠として不十分なため、どう影響するか、どのような役割なのかについて加筆しました。
【エピソード詳細】
中小企業のお客様に対し、ネットワーク環境の提案を行う中で、通信回線の速度や安定性が業務の質を左右する場面に多く直面しました。回線速度の改善により、業務効率が向上したケースを多く経験しました。この経験から、通信という社会基盤を支える仕事への意欲を高めました通信インフラの重要性を肌で感じるとともに、この分野でより多くの企業の成長を支えたいという想いが強まりました
添削コメント|結果と効果を簡潔にまとめたことで説得力が向上しました。また、通信業界で働きたいという意欲の部分も「企業の成長支援」という視点が加えることで、志望動機をイメージしやすい構成になりました。
【企業を選んだ理由】
通信業界の中で貴社の地域密着型の提案力と、迅速なサポート体制に強みを持たれている点に魅力を感じました。地域密着型で中小企業に対して最適な通信インフラの提案、導入から運用までを一貫して支援する体制を確立している点に強く惹かれましたお客様ごとの課題解決に寄り添える環境で、自分の営業経験を活かしたいと考えておりますお客様の課題解決に伴走できる貴社であれば、私の提案営業力をさらに磨きながら本質的な価値提供ができると確信しました
添削コメント|「導入から運用までの一貫支援」でその企業ならではの営業職として強みに言及したことで、企業への志望度の高さと適性をより伝えやすい文章になりました。また、「本質的な価値提供」に触れることで自分の成長だけでなく、企業や社会への貢献意欲も伝えています。
【入社後】
入社後は、これまで培った課題発見力と提案力を活かし、一人でも多くのお客様に「通信環境が改善されて業務が変わった」と実感いただける支援を行いたいと考えています。また、通信の可能性を広げる提案にも積極的に取り組んでまいります今後ニーズが拡大する5G環境の活用提案、クラウドサービスとの連携提案にも積極的に取り組み、通信技術を通じた新たな価値創造に貢献したいです。
添削コメント|「通信の可能性を広げる」という表現では漠然としすぎているので、5Gやクラウド連携などの具体的な提案テーマを示したことで、人材としての意識や成長意欲が企業に伝わる文章にしました。

【NGポイント】
根拠においてどのような行動や成果に基づいているかが明確でない箇所が散見されました。また、企業選びの理由も一般的で、他社にも当てはまる内容にとどまっている点が課題でした。

【添削内容】
通信業界の役割を実体験をつなげ、「どんな場面で通信の価値を感じたのか」を明確にしました。企業選びでは「導入から運用まで支援」「課題解決の伴走」と他社にない特徴に言及し、説得力を補強しています。

【どう変わった?】
実例や明確な成果を用いたことで、「実際に活躍する姿」を想像しやすい構成になりました。さらに、企業に合わせた志望理由により、志望度の高さや企業研究の深さが伝わる内容になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・入社後の活躍を明確にする
・結果と効果を簡潔に書く
・企業独自性の明示する

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②企画・マーケティング志望の例文

次に、転職の際に通信業界の企画・マーケティング職を志望する際の例文を紹介します。

業界特性と自分の経験から企画・マーケティング職を志望した理由をどのように結び付けるかを明確にすることが重要です。

企画・マーケティングの志望動機
【結論】
私は、情報の力で人々の暮らしをより便利にする通信業界で、自分のマーケティング経験を活かしたいと考え、前職で培ったデータ分析力と戦略設計力を活かして、人々の生活基盤を支える通信サービスの企画に携わりたいと考え、貴社を志望しました。
添削コメント|通信業界ならではの特性(生活インフラ)とのつながりを意識し、自分のスキルをどう活かすかを具体的に表現することでマーケティング職への説得力が増しました。
【根拠となるエピソード】
前職では、ITサービス企業でマーケティングを担当し、データ分析を通じたプロモーション戦略の立案に従事しました。特に「ユーザーごとに異なるニーズを的確に捉えること」購買履歴や年齢層、利用頻度といったユーザー特性を分析し、それに基づいて訴求内容を設計することの重要性を学びました。
添削コメント|「異なるニーズを捉える」だけでは抽象的で伝わりづらいため、どのようなデータを用いて、どんな工夫を行ったのかを明示しました。採用担当は具体的な行動やスキルの再現性を重視しています。
【エピソード詳細】
新サービスの認知度向上施策として、過去の購買データをもとにペルソナを再設計し、配信内容を最適化しました。結果として、キャンペーンのクリック率が約1.6倍に向上し、成約率も大きく改善されました。この経験から、目まぐるしく変化する市場においても、その結果、市場の変化が激しい中でも、ユーザー視点に立った情報発信が成果を生むことを実感しました。
添削コメント|「目まぐるしく変化する市場」という表現は漠然としており、冗長な印象を与えかねません。読みやすさと伝わりやすさを意識して文章を作成しましょう。
【企業を選んだ理由】
多様な人々の生活や企業活動を支えている貴社は全国規模でのサービス展開を行う貴社であれば、データ分析や戦略設計の経験を活かす場として最適だと感じました。して、より多くのユーザーに価値を届けられると考えました。また、通信はあらゆる産業の基盤であり、大きなスケールで企画立案ができる生活インフラとしての広がりを持つ通信業界だからこそ、多様な顧客ニーズを企画に反映できる点に魅力を感じています。
添削コメント|志望度の高さを明確にするために、通信業界の特性(社会インフラ性、全国規模、ニーズの多様性)を自身のスキルとの繋がりを強調させましょう。業界理解の深さも伝わる文章になります。
【入社後】
入社後は、通信という社会インフラを支える使命感を持ち、生活者目線のマーケティング戦略を通じて、ユーザーのライフスタイルや地域特性に即したプロモーション戦略を立案し、貴社のサービス価値向上に貢献したいと考えております。
添削コメント|どんな視点・要素をもとに戦略を考えるのかを明示することで、企画・マーケティング志望として即戦力としてのイメージを採用担当に与えることができます。「生活者目線」を具体化して説明しました。

【NGポイント】
全体的に曖昧な表現が多用されており、業界理解が伝わりにくい文章でした。また、自身のスキルと職種・業界の結びつきが不明瞭で、具体性に欠けていた点も課題でした。

【添削内容】
主観的な言い回しを消し、スキルの内容について伝わるよう修正しました。特に通信業界に固有のキーワード(生活インフラ、全国規模、多様なニーズ)を盛り込み、職種との適合性を意識して表現しています。

【どう変わった?】
経験との一貫性や職種との親和性が高まり、即戦力としての印象が強化されました。また、通信業界ならではの特徴と志望動機の整合性が取れたことで、説得力のある内容になりました。

【今回の志望動機のコツ】
・即戦力であることをアピールする
・固有キーワードを入れる
・データや数値を用いて実績を説明する

③エンジニア志望の例文

続いては、通信業界でエンジニアを志望する転職者向けの志望動機例文を紹介します。

具体的な体験や技術的視点を軸に構成することで、より説得力のある内容になります。

エンジニアの志望動機
【結論】
これまで培ったシステム開発の経験を活かし、人々の生活基盤を支える社会インフラとして不可欠な通信ネットワークの品質向上に寄与できる業界で働きたいと考え、貴社を志望いたしました。
添削コメント|「通信業界=社会インフラ」という認識や「通信ネットワークの品質向上に寄与したい」と自身の意思を最初に提示することで、業界への理解と共に自身の経験と関連付けた志望動機の導入部分になるように修正しました。
【根拠となるエピソード】
前職では、業務系システムの開発エンジニアとして、クライアント企業の業務効率化を支援していました。その中で、より多くの人々の生活を根本から支える仕事に携わりたいという想いが芽生えました。業務システムの裏側にある「つながる仕組み」や安定稼働の重要性を意識するようになり、より基盤部分から支える通信分野に関心を持ちました。
添削コメント|「想い」に留まっていた表現を、技術者としての視点から「つながる仕組みへの関心」に言い換えることで、動機の信頼性が高まりました。通信業界への関心の芽生え方が、経験と直結している点が重要です。
【エピソード詳細】
とくに印象に残っているのは、ある顧客のネットワーク障害対応プロジェクトです。その際、システム停止による影響は社内外に広がり、通信の安定性が企業活動や日常生活の土台であることを実感しました。この経験から、通信インフラで自身の技術を活かしたいと考えました。エンドユーザーの生活にも直結することを目の当たりにし、より社会的影響力の大きい分野で貢献したいと考えるようになりました。
添削コメント|体験と動機が重複していた表現から、通信業界の本質(インフラ性)に自然と気づいた流れを論理的に、エンジニア志望としても説得力のある表現に変更しました。
【企業を選んだ理由】
貴社は通信ネットワークの構築から運用・保守まで一貫して担っており、全国のインフラを支える高い技術力と社会貢献性に魅力を感じました。、多様な顧客ニーズに応える柔軟な技術対応力や、地域ごとの通信課題を解決する姿勢に共感いたしました。特に地方の通信格差是正に向けた取り組みにも共感しております。
添削コメント|「地方の通信格差是正」という具体的な取り組みや技術姿勢を踏まえた記述に変更することですることで、企業研究の深さと志望度の高さを効果的に表現しました。
【入社後】
入社後は、ネットワークの安定稼働を支えるエンジニアとして、障害の予兆検知や自動化対応などにも積極的に取り組みます。貴社の通信品質のさらなる向上に貢献したいと考えております。現場でのトラブルシューティング力を磨きながら、将来的には全体の運用設計にも関わり、持続可能で強靭な通信インフラづくりに貢献したいと考えております。
添削コメント|入社後の貢献ビジョンを想像させるため、技術者としての成長プロセス(現場対応→運用設計)を明示することが好印象です。

【NGポイント】
通信インフラを支える重要性を伝えようとする姿勢は良かったものの、全体的にスキルや経験との結び付きが弱い印象でした。また、企業選定理由も汎用的で、志望度の高さが伝わりにくくなっていました。

【添削内容】
職務経験や業界特性と結びつけた表現に変更しました。「通信業界でしかできないこと」を意識し、インフラとしての社会的意義や自らの貢献意欲を明確にするよう修正を加えました。

【どう変わった?】
自分の経験と通信業界の特性が結びつき、志望理由の説得力が高まりました。「なぜこの業界か」「なぜこの会社か」が明確になり、適性や将来の展望が伝わる文章になりました。

【今回の志望動機のコツ】
動機と経験の繋がりを重視する
・社会問題に触れて業界理解を強調する
・成長プロセスの明示する

④カスタマーサービス志望の例文

最後に、通信業界のカスタマーサービス職を目指す転職者に向けた例文です。

前職の経験を活かしつつ、通信業界ならではの社会的意義や業務内容と結びつけることが、説得力ある志望動機作成のポイントとなります。

カスタマーサービスの志望動機
【結論】
安心とつながりを提供したいという思いから生活に欠かせない通信インフラにおいて利用者が不安なくサービスを使える環境を支えたいと考えたため、通信業界のカスタマーサービス職を志望いたしました。
添削コメント|「安心とつながりを提供したい」では他業界や職種にも同じことが言えます。通信業界の社会インフラとしての役割と「不安なく使える環境づくり」に意欲を示すことで、動機が職種・業界の特性と合致していることが伝わる文章にしました。
【根拠となるエピソード】
前職では小売業の接客担当として、多くのお客様と日々接してきました。その中で、「対応が丁寧で安心した」といった声をいただくたび、人の不安を解消することにやりがいを感じるようになりました。特に、トラブル対応や操作に不安を抱えるお客様に寄り添い、具体的な説明や再案内を丁寧に行う中で、信頼関係を築く力が身につきました。
添削コメント|どのような対応をした結果、何が身についたかを明確にしました。行動レベルで描写することで、転職後に活かせる能力としての再現性と信頼性をアピールしています。
【エピソード詳細】
特に、通信機器の初期設定に困っていた高齢のお客様に対し、一つ一つ操作を説明したことで「こんなに分かりやすく教えてもらったのは初めて」と喜ばれた経験があります。この出来事から、通信を“つなぐ”役割の大切さと、「寄り添う接客」を業界で活かせると確信しました。この経験から、専門知識がない方にも安心して使ってもらえるよう、相手の理解度に応じて説明を工夫する力を発揮できると感じました。
添削コメント|行動(説明の工夫)と能力(伝達力)で文章を構成し、即戦力としての適性とスキルをアピールしましょう。通信業界のカスタマーサービスで重視される説明力・調整力に焦点を当てて、エピソードの意義を明確にしました。
【企業を選んだ理由】
貴社は、サービス利用者一人一人の状況に合わせたサポート体制を重視されており、「通信業界でしかできない価値提供」があると感じました。全国規模で安定した通信網を支える中で、多様な顧客層に応じた対応力を高められる環境に魅力を感じました。
添削コメント|「通信業界でしかできない価値提供」は同業界の競合企業にも当てはまってしまいます。企業規模・役割・成長環境といった企業ごとの特徴に根拠を持たせることで説得力が向上し、その企業で働きたい理由が伝わる構成になりました。
【入社後】
入社後は、前職で培った信頼構築力と説明力を活かし、多様なユーザーに安心を届けるカスタマーサポートを実践します。そして、より多くの方に「この会社を選んでよかった」と思っていただけるよう尽力したいと考えています。ご高齢の方や通信機器に不慣れな方にも、自信を持ってサービスを使っていただけるよう、伝え方を工夫しながらサポート品質の向上に努めます。
添削コメント|「誰に」貢献するのか、「どのように」成長・活躍していくのかを明示したことで、企業側が入社後の働き方をより明確にイメージできるようになりました。

【NGポイント】
通信業界を選ぶ理由や自身の強みとの関連性が曖昧でした。特に「安心とつながりを提供したい」などの言葉は業界ならでは理由になっておらず、他業界でも流用可能な内容になっていました。

【添削内容】
行動や経験を通して得られたスキルに焦点を当てた文章に変更しました。また、通信業界ならではの特徴を志望動機や企業選びに適用させることで、企業の志望度に伝わる文章にしました。

【どう変わった?】
転職者としての経験が通信業界の業務にどう活きるかが明確になり、企業にとって「活躍が期待できる人材像」としてイメージできる内容になりました。

【今回の志望動機のコツ】
・行動レベルの描写を心がける
・企業規模や役割、成長環境に言及する
・5W1Hを意識して構成する

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通信業界の志望動機を差別化する方法3つ

最後に、通信業界の志望動機を差別化する方法を3つ解説します。

  1. 通信業界の市場動向を理解して書く
  2. 各企業のサービス内容や特色に合わせて書く
  3. 専門用語の多用には注意する

どんなによく書けた志望動機でも、今の通信業界の市場動向の理解がないまま応募すると採用担当者には業界への理解度が希薄と映ってしまうため内定獲得は難しいでしょう。

そのため、志望動機は一度書いた後に再度読み返して文章をブラッシュアップしてくださいね。

①通信業界の市場動向を理解して書く

志望動機を書き始める前に最新の市場動向を理解してから書くことをおすすめします。

・5G人口カバー率は2023年3月末で96.6%(引用元:総務省「第2節 電気通信分野の動向」p.118
・1円スマホの規制が2024年末から開始→総務省が大手3社に大幅値引き販売の阻止を指示

また市場動向は情報更新されていくため、志望動機を書いた後も、常に最新の内容を把握して理解を深めておくようにしましょう。

②各企業のサービス内容や特色に合わせて書く

志望動機には志望企業に合わせた内容を書く必要があります。

具体的には、サービス内容や付加価値の高さについて、自分の視点で考えたことを書くと良いでしょう。

志望動機にオリジナリティのある内容を書くことによって、採用担当者の印象が深まる可能性も期待できるかもしれませんよ。

③専門用語の多用には注意する

専門用語の使いすぎには注意してください。理由は以下の通りです。

①ESや一次面接では人事が担当するケースが多いため、そこまで専門的な内容を理解していない場合があるから
②採用担当者の方が詳しい知識があるから
③専門用語の理解だけでは入社意欲のアピールにならないから

志望動機の内容を充実させるために事前に通信業界でよく使う専門用語を学んでおくことは非常に良いことですが、知っていることを列挙するだけだと避けた方が無難でしょう。

なぜなら細かな使い方が間違えていたり、採用担当者によっては知ったかぶりと捉えられたりする可能性もあるかもしれないからです。

基本的な専門用語や、自分できちんと説明できる内容であれば問題ありませんが、それよりも志望動機には志望企業の理解を深めて入社意欲をアピール方が効果的でしょう。

通信業界の志望動機は必要なポイントを押さえながら書こう!

この記事では、通信業界の志望動機の書き方について詳しく解説しました。

通信業界の志望動機には、自分の志望職種への理解と、これまで経験してきたことが仕事でどう活かせるかを明確にする必要があります。

必要なポイントを押さえて書くことで、採用担当者の目に留まるような魅力的な内容を書いて有利に進めてくださいね。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。