新卒でベンチャーを選ぶべき?メリット・デメリットや向いている人の特徴も紹介
この記事では、新卒でベンチャー企業を選ぶべきか?について解説しています。
大企業との違いや、新卒でベンチャーに就職する場合のメリット・デメリットを紹介しています。また、そもそもベンチャー企業に向いているのかに関しても説明しているので、ベンチャー企業が気になっている場合は必見の内容ですよ。
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ベンチャー企業とは?新卒で注目される理由

就活市場において、ベンチャー企業という選択肢が注目を集めています。
大企業や中小企業、スタートアップとの違いを理解することで、なぜ今ベンチャーを選ぶ学生が増えているのかが見えてくるはずです。
- 大企業の違いとは?
- 中小企業との違いとは?
- スタートアップ企業との違いとは?
- なぜ今、新卒でベンチャー企業を選ぶ学生が増えているのか?
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① 大企業の違いとは?
ベンチャー企業と大企業との違いは、裁量の大きさや成長スピードにあります。大企業では業務が細かく分かれていて、決められた範囲の仕事を着実にこなすことが求められるでしょう。
一方でベンチャー企業では、幅広い業務に関わることが多く、たとえば1年目から新規事業の企画や営業戦略に携わることも珍しくありません。
このように、チャレンジ精神を活かしたい人にとっては、大企業よりもベンチャーの環境が向いている可能性があります。
ただし、仕組みが未整備なことも多いため、安定や手厚いサポートを求める人には負担が大きく感じられるかもしれません。自分の性格や目指す働き方と照らし合わせながら、慎重に選ぶことが大切です。
② 中小企業との違いとは?
規模感が似ていることから混同されがちですが、中小企業とベンチャー企業は考え方や企業文化に大きな違いがあります。
中小企業は、地元に根差した老舗や堅実経営の会社が多く、安定した運営を重視しているケースが多いです。
それに対して、ベンチャー企業は成長を前提とした攻めの姿勢が特徴で、新しいことに挑戦する文化が根付いています。スピード感のある意思決定や若手への裁量権も魅力の一つです。
とはいえ、変化のスピードが早いため、常に状況に対応し続ける柔軟性や体力も求められます。その点を理解したうえで、自分に合う環境かどうか見極めてください。
③ スタートアップ企業との違いとは?
ベンチャー企業とスタートアップ企業は似ているようで違います。
スタートアップは、新しいアイデアや技術をもとに急成長を目指すフェーズにあり、資金調達や商品開発に多くのリソースを割いています。
一方で、ベンチャー企業はすでに一定の事業基盤を持ちつつ、さらなる成長を目指している段階の企業を指すことが一般的です。
スタートアップは「ゼロからイチをつくる」経験ができる反面、混沌とした状況に巻き込まれるリスクもあります。
ベンチャー企業であれば、ある程度の方向性が定まっている分、スピード感はありながらも比較的安定した環境で働ける場合もあります。
自分がどのフェーズで働きたいかによって、選ぶべき企業も変わってくるでしょう。
④ なぜ今、新卒でベンチャー企業を選ぶ学生が増えているのか?
ここ数年で、「新卒でベンチャー企業に行く」という選択をする学生が明らかに増えています。その理由の一つは、かつてのように「大企業=安定」という考え方が崩れてきたことです。
また、SNSやメディアを通じて、若くして活躍している人の姿を目にする機会が増え、自分も早く成長したいと考える学生が増加しているのも要因です。
ベンチャー企業は、若手の意見を歓迎し、経営陣との距離も近いため、早くから活躍できるチャンスが広がっています。
自分らしいキャリアを築きたいと考える人にとっては魅力的な環境でしょう。ただし、すべての人に合うとは限らないため、リスクも含めて正しく理解したうえで判断することが欠かせません。
新卒でベンチャー企業に就職するメリット

新卒でのキャリア選びにおいて、ベンチャー企業という選択肢が注目を集めています。大手企業とは異なる成長環境や柔軟な社風に魅力を感じる学生も多いでしょう。
ここでは、新卒でベンチャー企業に入社することで得られる具体的なメリットを解説します。
- 若いうちから活躍できる環境がある
- 様々な業務にチャレンジできる
- 経営に近い距離で働ける
- 経験が圧倒的に積める
- ビジネススキルが身につくスピードが早い
- 自由でフラットな社風が多い
①若いうちから活躍できる環境がある
ベンチャー企業の魅力のひとつは、年次や肩書に関係なく、早い段階から責任ある仕事を任される点です。
実力を重視する風土があるため、20代前半からリーダーや新規事業の担当として抜てきされることもあります。
もちろんプレッシャーはありますが、そのぶん挑戦を通じて得られる成長実感は大きいでしょう。安定よりも成長を望む人にはぴったりの環境といえます。
②様々な業務にチャレンジできる
ベンチャー企業では、人数が限られているぶん、ひとりが担う業務範囲が広くなりやすい傾向があります。
営業や企画、マーケティング、さらには採用など、部門をまたいだ経験を積めるケースも珍しくありません。
これにより、自分の得意不得意がはっきりしやすくなり、将来のキャリア選択に役立つでしょう。早いうちから幅広いスキルが身につくのは、大きな魅力です。
③経営に近い距離で働ける
規模が小さいベンチャー企業では、社長や役員と日常的にやり取りすることも多く、経営判断の背景を学ぶチャンスに恵まれています。
自分の意見が直接反映される場面もあり、会社づくりの一端を担っているという実感を得やすいでしょう。
経営視点を身につけたい人や、将来的に起業を視野に入れている人にとって、実践的な学びの場といえます。
④経験が圧倒的に積める
少人数の現場では、ひとりの責任が大きくなりがちです。
そのため、受け身でいるよりも、自ら動いて仕事を進める力が自然と鍛えられます。1年目からプロジェクトを任されることもあり、通常より早いペースで多くの経験を積める可能性があるでしょう。
実務を通じて自信を得たい人にとっては、これ以上ない環境かもしれません。
⑤ビジネススキルが身につくスピードが早い
営業やプレゼン、資料作成や数値管理といった基本的なビジネススキルは、実際の仕事を通じて磨かれていきます。
ベンチャー企業では即戦力として期待されるぶん、実務を通じてスピード感をもって学ぶ機会が豊富にあります。
現場で学びながら、すぐに実践に移せるため、成長のサイクルも早くなります。手を動かす経験を積みたい人にとって、有利な環境といえるでしょう。
⑥自由でフラットな社風が多い
ベンチャー企業は、年功序列や硬直的なルールが少ない傾向があります。服装や働き方に自由度があり、自分のスタイルで働けるのが魅力です。
また、年齢や役職に関係なく意見を言いやすい雰囲気があるため、のびのびと働きたい人には向いているでしょう。風通しのよさは、安心して挑戦できる土台にもなります。
新卒でベンチャー企業に就職するデメリット

ベンチャー企業は、挑戦できる環境や成長の機会が多い一方で、見逃せないリスクや負担もあります。
自分に合う選択をするためには、こうしたデメリットを事前に理解しておくことが大切です。ここでは、代表的な5つの注意点を紹介します。
- 倒産や経営不安定のリスクがある
- 教育体制や福利厚生が整っていない可能性がある
- 仕事量が多く長時間労働になることがある
- 世間的なブランドや箔がつかないこともある
- 社風が合わないと苦しくなる可能性がある
①倒産や経営不安定のリスクがある
ベンチャー企業は成長スピードが速い反面、経営が安定していない場合も多くあります。とくに創業から日が浅い会社では、資金繰りが厳しくなり、急な倒産に直面する可能性も否定できません。
こうしたリスクを回避するには、応募先の事業モデルや収益構造、経営陣の実績などを事前に確認しておくことが重要です。
勢いだけで決めてしまうと、想定外のトラブルに巻き込まれ、将来のキャリアにも影響が出るおそれがあります。
②教育体制や福利厚生が整っていない可能性がある
新卒で入社する場合、基本的な研修や育成制度を期待する人も多いかもしれません。
しかし、ベンチャー企業では即戦力を前提とすることが多く、OJT(On-the-Job Trainingの略で、職場での実務を通して、知識やスキルを習得する育成手法)による現場対応が主になります。
制度的なサポートが少なく、福利厚生も最低限にとどまるケースが多いでしょう。そのため、自分で学び、自分で環境に適応していける力が必要です。
受け身の姿勢では、成長の機会を活かしきれないかもしれません。
③仕事量が多く長時間労働になることがある
ベンチャー企業では、限られた人員で多くの業務をこなさなければならないため、どうしても仕事量が多くなります。
その結果、勤務時間が長くなりやすく、余裕のない働き方になってしまうこともあります。
ときには休日出勤や深夜の対応が求められることもあり、ワークライフバランスを大切にしたい人にとってはつらく感じる場面もあるでしょう。
ただし、こうした環境が「早く成長できるチャンス」と捉えられる人には向いているかもしれません。
④世間的なブランドや箔がつかないこともある
知名度の高い大企業に比べて、ベンチャー企業の名前は世間に広く知られていない場合がほとんどです。
そのため、家族や友人から理解を得にくかったり、将来転職する際に企業名で評価されにくかったりする可能性があります。
ブランド志向の人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。一方で、実力で評価されたいという強い意志がある人にとっては、肩書きに頼らず勝負できる環境ともいえます。
⑤社風が合わないと苦しくなる可能性がある
ベンチャー企業の多くは、自由でフラットな社風を特徴としています。しかしそれは、裏を返せばルールやマニュアルが整っていない、責任の所在が曖昧といったことでもあります。
自己判断で動くことが求められる場面が多く、協調よりも成果を重視する文化の場合、人によっては孤独を感じることもあるでしょう。
自分に合った価値観や働き方と一致しているかを、事前に社員の声や職場の雰囲気から見極めることが大切です。
ベンチャー企業に向いている人の特徴

新卒でベンチャー企業に入社するかどうかを悩んでいる就活生にとって、「自分は向いているのか」は大きな判断基準です。ここでは、ベンチャー企業に向いている人の特徴を5つに分けて解説します。
- 変化や挑戦を前向きに楽しめる人
- 自律的に動き、成果に責任を持てる人
- 幅広い役割を受け入れ、学び続けられる人
- チームや組織に貢献する意識が強い人
- 将来のビジョンに向けて経験を積みたい人
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①変化や挑戦を前向きに楽しめる人
ベンチャー企業では、業務内容や職場の状況が日々変わることが多くあります。安定を求める人にとっては負担に感じるかもしれませんが、それこそが魅力でもあるでしょう。
新しいチャレンジを楽しめる人は、どんな状況でも柔軟に対応し、自らチャンスを広げていけます。また、変化を前向きに受け入れる姿勢は、上司や仲間からの信頼にもつながります。
結果として、自分自身の成長も早まるはずです。
不確実な状況をネガティブに捉えるのではなく、自分を成長させる材料と捉えることが大切です。
②自律的に動き、成果に責任を持てる人
ベンチャー企業では、一人に任される裁量が大きくなる傾向があります。だからこそ、自分から動ける人が求められます。
指示を待つのではなく、自ら課題を見つけ、周囲を巻き込んで行動できるかが鍵になります。そして、その行動に対する成果に責任を持てることも重要です。
たとえ失敗しても、それを次に活かすという意識があれば信頼は築けます。
自由の裏には責任があると理解し、行動を起こせるかどうかが問われるでしょう。
③幅広い役割を受け入れ、学び続けられる人
ベンチャー企業は、人数が少ない分、一人が担う役割が広くなりがちです。ときには専門外の仕事も任されることがあるでしょう。
そんなとき、苦手意識を持つのではなく、学びの機会と捉えられる人が活躍できます。役割にこだわらず、必要とされることに柔軟に対応できる姿勢が求められます。
新しい知識やスキルを貪欲に吸収し、実践に活かそうとする意欲が、ベンチャーでは特に評価されるはずです。
④チームや組織に貢献する意識が強い人
ベンチャーでは、仕組みや体制がまだ整っていないことも多く、チーム全体で支え合う姿勢が大切になります。
自分の仕事にだけ集中するのではなく、「どうすればチームがより良くなるか」を考え、動ける人は価値があります。
困っている仲間を自然に助けたり、仕事の改善に積極的に取り組んだりする姿勢が求められるでしょう。チームで成果を出すことに喜びを感じられる人こそ、ベンチャーで活躍できるタイプです。
⑤将来のビジョンに向けて経験を積みたい人
明確なビジョンを持っている人にとって、ベンチャー企業は絶好の環境です。起業したい人や特定の分野で専門性を高めたい人にとって、実践的な経験が積める場所でしょう。
日々の業務が自分の将来に直結していると実感できることも多く、モチベーション高く働けます。
若いうちから経営や戦略の視点に触れる機会も多いため、将来に向けて濃い経験を積みたい人には非常に魅力的です。
ビジョンに向かって具体的に動き出したい人には、ベンチャーが良い選択肢になるかもしれません。
ベンチャー企業に向いていない人の特徴

ベンチャー企業には魅力も多くありますが、すべての人に合うわけではありません。特に就活生のなかには、安定や制度の整った職場環境を重視する人もいるでしょう。
ここでは、そうした価値観を持つ人がベンチャー企業を選ぶ前に、知っておきたい特徴を紹介します。
- 安定や保障を最優先に考える人
- 決められた手順や仕組みに従って働きたい人
- 学びよりも教えてもらう姿勢が強い人
- 変化や曖昧さにストレスを感じやすい人
- 成果よりプロセスや評価の公平性を重視する人
①安定や保障を最優先に考える人
安定した雇用や手厚い福利厚生を重視する方にとって、ベンチャー企業の環境は不安がつきものです。制度が整っていないケースも多く、将来の見通しが立てづらいと感じるかもしれません。
着実なキャリアステップや堅実な昇進制度を望むなら、大手企業のほうが適しているでしょう。安定を求める気持ちが強い人は、その価値観を大切にした選択をしてみてください。
②決められた手順や仕組みに従って働きたい人
日々の業務が変化しやすいベンチャーでは、ルールやマニュアルが未整備なことも珍しくありません。既存のフローに沿って正確に進めるのが得意な人にとっては、戸惑う場面も多くなるでしょう。
自分で考えながら動く柔軟性が求められるため、「決まった通りにやりたい」と考える人は負担を感じやすいかもしれません。
③学びよりも教えてもらう姿勢が強い人
ベンチャーでは、受け身の姿勢ではなかなか成果を上げられません。丁寧な研修制度やマニュアルが整っていないこともあり、自主的に情報を取りにいく姿勢が求められます。
「教えてもらってから動く」というスタンスが強い人は、周囲との意識の差に戸惑うことがあるでしょう。自分で調べ、行動する力が重要になります。
④変化や曖昧さにストレスを感じやすい人
ベンチャー企業では状況の変化が激しく、業務内容や方針が頻繁に変わることもあります。明確な指示や役割を求める人にとっては、こうした曖昧さがストレスになる可能性が高いです。
臨機応変に対応する力が必要なので、「決まった環境で安心して働きたい」と考える人は慎重に検討するほうがよいでしょう。
⑤成果よりプロセスや評価の公平性を重視する人
ベンチャーでは、成果を重視する文化が強く、努力やプロセスが十分に評価されないこともあります。評価制度が未整備な場合、納得感を得られにくいと感じるかもしれません。
公平さや透明性に強いこだわりを持つ人は、その点に不満を抱くこともあるでしょう。自分が重視する価値を見極めて、職場選びを進めてください。
新卒におすすめの優良ベンチャー企業の見極めポイント

ベンチャー企業は魅力的な反面、玉石混交であることも事実です。将来のキャリアに大きな影響を与えるからこそ、自分に合った「優良企業」を見極める視点が欠かせません。
ここでは、信頼できる企業を選ぶために意識したいポイントを紹介します。
- 経営者の実績やビジョンが明確かどうか
- 採用人数や事業規模が適正かどうか
- 給与・福利厚生などが極端すぎないか
- 資金調達や業績など信頼できる実績があるか
- 採用サイトなどの評価
① 経営者の実績やビジョンが明確かどうか
企業の未来を左右するのは、経営者の姿勢や考え方です。とくに新卒でベンチャー企業に入るなら、経営者のビジョンや実績に納得できるかどうかが重要な判断軸になります。
これまでの経歴や起業の理由、今後の展望がはっきり示されているかをチェックしてみてください。明確な方向性を打ち出している会社であれば、現場でも安心して働ける可能性が高いでしょう。
逆に、言葉や発信内容に一貫性がなかったり曖昧だったりする場合は、社内でも混乱が起きやすくなります。経営者の話に共感できるかどうか、自分の直感も大切にしてみましょう。
② 採用人数や事業規模が適正かどうか
事業規模と採用人数のバランスを見ることで、企業の安定性や成長の余地が見えてきます。
たとえば、社員が10人未満の会社で新卒を3人以上採用しているような場合、育成体制に無理がある可能性があるでしょう。
一方で、社員数が多すぎて新卒が埋もれてしまうこともあります。理想的なのは、事業として安定した収益を確保しながらも、新卒に十分な成長機会を用意している企業です。
社員数、売上、採用予定人数のバランスを確認することで、適切な環境かどうかを見極められます。
③ 給与・福利厚生などが極端すぎないか
給与や福利厚生は、安心して働ける環境かどうかを判断する材料です。ベンチャー企業では、初任給が極端に高い場合もあれば、反対にかなり低いこともあります。
高すぎる給与には、成果主義や離職率の高さが隠れているケースも少なくありません。また、生活に支障が出るほど低い場合は、長く働くのが難しいでしょう。
副業の可否やリモート制度の有無などもあわせて、制度が実態に見合っているかを総合的に見てください。数字の高さだけで判断しないことがポイントです。
④ 資金調達や業績など信頼できる実績があるか
ベンチャー企業の信頼性を測るうえで、財務面の安定性は大きな要素です。とくに設立から間もない企業の場合は、資金調達の状況や出資元、売上の推移といった数値情報に注目してみましょう。
信頼性のあるベンチャーキャピタルからの出資や、複数回の資金調達実績がある企業は、社会的信用も得ている可能性が高いです。
また、決算情報や登記内容、外部メディアでのインタビューなども参考になります。見える数字を自分の目で確認し、冷静に判断する姿勢が求められます。
⑤ 採用サイトなどの評価
採用サイトやクチコミは、会社の内情を知るための手がかりになります。
たとえば、サイトが定期的に更新されているか、社員インタビューが現実味を帯びているかといった点から、企業の誠実さを読み取ることができます。
OpenWorkやキャリコネといったクチコミサイトで、実際の社員や退職者の声をチェックするのも有効です。
ただし、評価には偏りがあることもあるため、複数の情報源を比較して、客観的な視点で全体像をつかむようにしましょう。
新卒でベンチャーを選ぶかは「自分にあっているか?」で決めよう!

新卒でベンチャー企業に就職するのは、キャリアのスタートにおいて非常に価値ある選択肢です。なぜなら、若いうちから裁量を持ち、多様な業務を経験し、急成長できる環境があるからです。
実際、大企業や中小企業、スタートアップとの違いを理解したうえで、自身の価値観にマッチした選択が求められます。
もちろん、倒産リスクや制度の未整備などのデメリットも存在しますが、それ以上に得られる経験やスキルの蓄積は将来の財産になります。
重要なのは、自分がどんな環境で成長したいのか、どんな働き方にやりがいを感じるのかを見極めることです。
経営者のビジョンや制度面にも目を向けつつ、主体的に動ける人にとって、ベンチャーは飛躍のチャンスとなるでしょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。