【例文】差をつける保健師の志望動機の書き方|基本〜深掘り質問まで
病気の予防や健康増進の専門家として活躍できる保健師は、とても魅力的な職業です。
しかし、「具体的な仕事内容がよくわからない」「志望動機をどう作ればいいかわからない」そう感じる方もいるかもしれません。
そこで今回は、保健師の仕事内容はもちろん、志望動機を作成する際のポイント、深掘り質問への対策などを詳しく解説していきます。ぜひ、最後まで読んでくださいね!
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。
そもそも保健師とは?
保健師とは、地域住民の健康を守るために、保健指導や健康管理、予防接種などの活動を行う医療専門職です。
保健師の主な役割は、健康診断の実施や健康教育、生活習慣病の予防、メンタルヘルス支援など多岐にわたります。
保健師は看護師免許と保健師免許の2つの国家資格を取得しなければなりません。
また、保健師は看護師よりも体力面で負担が少ないとされています。そのため長年続ける人が多いことから、離職率が低く、求人数が少ないため、看護師よりも就職難易度が高い傾向にあります。
保健師の種類
ここでは、志望動機を作成する前に、内容を差別化を図る点で重要な、保健師の種類を確認しましょう。
①行政保健師
行政保健師とは、都道府県や市区町村などの公的機関に所属する保健師で、保健行政に従事する公務員です。
保健所や保健センター、地域包括支援センターなどで、地域住民の健康や福祉に関する業務を行います。行政保健師の仕事内容には、次のようなものがあります。
- 乳幼児健診の実施
- 健康相談や支援
- 啓発活動の企画・運営
- 災害時の対応マニュアルの作成
- 精神保健福祉対策
- 難病対策
行政保健師になるには、保健師の資格を取得したうえで、各行政機関が実施する職員採用試験に合格する必要があります。試験の難易度や構成は行政機関によって異なります。
保健師になるための試験に加えて、公務員として働くための試験もあるため、通常の保健師よりも就職難易度は上がるでしょう。
その代わり、公務員のために給与や福利厚生は安定している可能性が高いですね。自分にとっての働きやすさを考慮して選んでください。
②産業保健師
産業保健師とは、企業で働く保健師で、従業員の健康管理や産業医のサポート業務などを行う専門職です。
組織や社員の健康課題を発見し、その企業で長く働いてもらえるように支援を行う職種で、主な仕事内容には、次のようなものがあります。
- 健康診断の日程調整や受診者リストの作成
- 健康診断結果票の判定や面談対象者の抽出
- ストレスチェックの実施や高ストレス者へのケア
- 従業員の体調不良への対応
産業保健師は正社員での採用、未経験可の応募が少ないと言われているので、産業保健師を志望する人は定期的に就職・転職サイトを確認するようにしましょう。
③学校保健師
学校保健師は、学校に通う生徒や教職員の健康を管理・維持する仕事です。主な仕事内容には、次のようなものがあります。
- 健康診断の結果に基づいた健康管理
- 持病やアレルギーを持つ生徒のサポート
- 感染症予防のための環境整備
- 体調を崩した方やケガをした方の応急処置
- 教職員と協力しての健康相談
- 健康教育
学校保健師と似た職種に「養護教諭」がありますが、養護教諭は学校の教員で、保健室の先生とも呼ばれます。
養護教諭は、ケガや病気の応急処置や保健や道徳の授業、遠足などの行事に同行するなども仕事内容です。
また、勤務するために必要な資格も異なり、養護教諭は看護師免許や保健師免許ではなく「養護教諭免許」の取得が必要です。
学校保健師と養護教諭は似て非なる職業のため、どうして養護教諭ではなく学校保健師を選んだのか?という深掘り質問をされるかもしれません。
その場合の対策として、きっちりと自己分析を進めておきましょう。
保健師を志望する理由にはどんなものがある?
保健師の志望動機を作成する際に重要な志望する原体験で一般的なものをここで4つ紹介します。
①子供が好きで子供に健やかに育ってほしい
行政保健師や学校保健師は、子どもたちの健康を支えたいという方にとって魅力的な仕事です。地域の子どもたちと関わる行政保健師、保育園や私立の小中高校で子どもたちの成長をサポートする学校保健師など、活躍の場は様々です。
「子どもが好き」という気持ちは、保健師を目指す上で素晴らしい志望動機言えます。しかし、選考では同じような志望理由を持つ応募者が多くいることも事実です。
そこで重要になるのが、「なぜ子どもが好きになったのか」「どんな経験を通して子どもと関わってきたのか」といった具体的なエピソードを交えながら、あなた自身の想いを伝えることです。
さらに、あなたの強みを活かしてどのように子どもたちの健康に貢献したいのかを具体的に説明することで、より説得力のある志望理由を作成できます
②地域の課題解決や健康に貢献したい
都道府県や市町村の保健所などで働く行政保健師は、「地域の人々の健康を守りたい」という志望動機を持つ方に最適な仕事です。
企業の従業員や学校の児童・生徒・教師といった特定の集団ではなく、赤ちゃんからお年寄りまで、あらゆる世代の人に関わることができるのが大きな特徴です。
また、地域の人々は、年齢や職業、生活習慣も様々なので、抱える健康課題も多岐にわたります。
幅広い知識と経験を活かして、多様な人々の健康をサポートしていくことに、大きなやりがいを感じられるでしょう。
志望理由を作成する際には、「なぜ地域の人々の健康を守りたいのか」「自分の経験やスキルをどのように活かしたいのか」を具体的に説明することが大切です。
③社会的弱者の味方になりたい
いじめや不登校に悩んでいる、職場でパワハラやモラハラを受けている、家庭内で暴力を受けているなど社会的弱者と呼ばれる人たちのサポートをしたいということも保健師の志望動機の一つです。
こういった問題は、子どもから大人まで多くの人々を苦しめており、少子高齢化と並ぶ深刻な社会問題となっています。
産業保健師であれば、従業員が安心して働けるよう、職場の環境改善や相談窓口の設置などに取り組めるでしょう。
また、行政保健師であれば、地域住民からの相談に対応したり、関係機関と連携して問題解決を図るといったアプローチが可能です。
④企業を健康の面で支えたい
「企業が好き」「あの企業を支えるため、従業員の方々のサポートをしたい」そんな想いを持つ方は、産業保健師の志望動機として活かすことができます。
従業員の心身の健康を守ることは、企業の成長を支える上で欠かせない要素です。
産業保健師は、働く人々が健康でイキイキと過ごせるよう、様々な角度からサポートを行います。
健康相談やストレスチェックはもちろんのこと、職場環境の改善や健康増進プログラムの企画など、その業務は多岐に渡ります。
志望動機として伝える際は、産業保険医という職種への志望意欲はもちろん、どうして「その企業」がいいのか、という点に注目していきましょう。
保健師の志望動機に盛り込むべきポイント4つ
保健師の志望動機を作成する上でその伝え方は非常に重要です。
ここでは、保健師の志望動機に盛り込むべきポイントを4つ紹介します。
①なぜ保健師を志望するのか
保健師の志望動機を伝える上で最も大切なのは、「なぜ保健師になりたいのか」という理由を結論として最初に、わかりやすく伝えることです。
「やりがいがありそうだから」「人の役に立ちたいから」といった抽象的な理由だけでは、あなたの熱意はなかなか伝わりません。
保健師の仕事内容や役割について深く理解し、その上で「どんな保健師になりたいのか」「どんな貢献をしたいのか」を具体的に示すことが重要です。
例えば、「地域住民の健康を守るため、きめ細やかな支援を通して地域に貢献したい」「健康格差の問題に関心を持ち、誰もが健康で過ごせる社会を実現するために力を尽くしたい」といったように、あなたの価値観や目標を明確に表現しましょう。
特に、志望動機の結論部分で、上記の価値観や目標を簡潔に伝えるのがおすすめです。後半で開示するよりも、強いインパクトを与えられますよ。
②志望の根拠になる原体験
保健師になりたいという気持ちを伝える時、結論だけを述べるだけでは、どうしても簡潔すぎる印象になってしまいます。
他の応募者との差別化を図り、印象に残る志望動機にするには、あなた自身の経験に基づいた具体的なエピソード、いわゆる原体験を盛り込むことが重要です。
ESの文字数や面接で答える時間の長さを考慮しながら、当時の自分の状況や感情、実際に取った行動を簡潔に示すようにしましょう。
③保健師の中でもなぜその志望先なのか
エピソードを話した後は、「なぜその企業・地域を選んだのか」を明確に伝えることが大切です。
企業保健師として働きたいのであれば、企業理念への共感や、従業員の健康を大切にしている点、社会貢献活動への取り組みなどを具体的に挙げながら、なぜその企業で働きたいのかを説明すると良いでしょう。
企業理念や事業内容、健康経営への取り組みなどは、企業ホームページや採用情報などから調べることができます。
行政保健師として働くことを希望する場合は、あなたと地域との過去の関わりや、地域が抱える健康課題への問題意識、地域への貢献意欲などを明確に表現することが大切です。
統計データなどを活用して、地域の特徴や健康課題を具体的に示すと、よりあなたの熱意が伝わります。
企業や地域への理解が不足した志望動機は熱意が伝わりにくいだけでなく、就職後のミスマッチに繋がる可能性も。自分のためにも、志望先の理解は深めておきましょう。
④入社後にどのように活躍したいか
保健師として、どのようなキャリアを築いていきたいのか、将来の目標やビジョンを明確に伝えることも、採用担当者の心を掴むためには大切です。
採用担当者は、保健師として経験を積んだ後も、常に成長を続け、主体的に行動できる人材を求めています。
そこで、将来はどのような保健師になりたいのか、どのような立場で活躍したいのかといった具体的な目標やビジョンを語ることで、あなたの向上心や積極性を効果的にアピールすることができます。
また、その際に自分の強みと関連させて、将来の展望を話すことができるとより、採用担当者に入社後の活躍をイメージしてもらいやすくなります。
【種類別】保健師の志望動機の例文
ここでは、保健師の種類別に、以下のように分けて志望動機の例文を紹介します。
また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、3つの例文を本気で添削!コツやNGポイントが分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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①行政保健師の志望動機
行政保健師の志望動機の例文を添削しました。その地域における健康課題や、なぜその市を選んだのかがわかるエピソードを交えて志望動機を作成しましょう。
【結論】私は行政保健師として、地域住民の方々の健康的な暮らしをサポートし、 |
添削コメント|「笑顔溢れる」という抽象的な表現を「健康を支え、安心して暮らせる地域社会」という具体的な目標に修正しました。これにより、応募者の志望意図がより明確になっています。 |
【根拠となるエピソード】私は幼い頃から |
添削コメント|「地域活動に積極的に参加」という具体的な背景を加えることで、応募者の地域への思い入れや行動の積極性を示しました。これにより、志望理由に説得力が生まれています。 |
【エピソード詳細】高齢化が進み、健康に関する不安を抱える住民の方々が増えている現状を目の当たりにする中で、地域全体の健康を支えたいと考えるようになりました。具体的には、高齢者向けの健康教室でのボランティア活動を通じて、健康課題を解決する重要性を学びました。健康教室では、自分で自分の体の健康を保ちたくてもうまくいかず、諦めたり無気力になってしまった経験のある方も多くいました。そんな地域の方々のサポートができればと強く思ったのです。 |
添削コメント|具体的な行動(健康教室でのボランティア活動)を加えることで、応募者が実際に行動し、学びを得たことを示しています。このような具体例を挙げることで、「住民の健康問題」が解決すべき課題であることに信憑性が生まれました。 |
【企業を選んだ理由】貴市の健康増進のための取り組みや高齢者支援に力を入れている点に、 |
添削コメント|「地域住民との対話を重視した施策」といった具体例を挙げ、応募先の市の特徴に対する理解を深めました。また、「コミュニケーション力を活かせる環境」という自分との共通点を明示し、強みになることをアピールしています。 |
【入社後】私の強みである、相手の立場に立って物事を考え、丁寧なコミュニケーションを心がける姿勢を活かし、 |
添削コメント|具体的な行動(「健康課題の把握」「適切な支援」)を追加し、入社後の貢献意欲を示しました。また、「信頼される存在」という目標を述べることで、応募者の意欲やビジョンが伝わりやすくなっています。 |
【NGポイント】志望動機において抽象的な表現が多く、具体的な行動や成果が不足しています。応募者の経験が職務に直結する点を強調する必要がありました。
【添削内容】「笑顔溢れる地域社会にしたい」という動機を「健康を支え、安心して暮らせる地域社会にしたい」と修正し、表現をより具体的にしました。また、地域活動やボランティア経験をアピールし、実際の行動をエピソードに加えました。
【どう変わった?】具体的な経験や行動を加えることで信憑性が高まり、志望動機に説得力が生まれました。また、応募先の市の特徴や理念と自身の経験を結びつけることで、この市で働くことの適合性が強調されています。
・市町村でどの貢献したいのか明確化する ・志望動機が具体的な体験に基づくことを強調 ・市の取り組みと自身の理念の一致を示す |
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②産業保健師の志望動機
産業保健師の志望動機の例文を添削しました。企業の理念や事業を踏まえた志望動機を作り、社員の方をしっかりとサポートすることをアピールしましょう。
【結論】私は産業保健師として働くことで、社員 |
添削コメント|「安心して働ける職場づくり」という抽象的な表現を、「健康を支え、生産性向上に寄与する環境づくり」という具体的な表現に変更しました。また、社員一人ひとりに焦点を当てて業務をしていきたいという旨も伝わっています。 |
【根拠となるエピソード】私は大学で心理学を学び、 |
添削コメント|「話を聞く」という受動的な表現を、「職場環境の改善が社員のパフォーマンス向上に直結すると感じた」という能動的な視点に変更しました。志望動機に具体的な知見を織り込み、説得力を高めています。 |
【エピソード詳細】アルバイトをしている時、同僚が仕事の疲れで体調を崩してしまったことがありました。 |
添削コメント|「話を聞いた」という不明確な表現を、「相談窓口を紹介し、職場復帰を支援した」という具体的な行動に置き換えました。これにより、応募者の主体性や課題解決力を示すエピソードとして強化されています。 |
【企業を選んだ理由】貴社 |
添削コメント|「社員の健康を大事にする」という一般的な表現を、「健康経営」や「ストレスチェック制度」など具体的な特徴に言及する内容に変更しました。応募者が企業研究をしっかりと行っていることがわかる内容となっています。 |
【入社後】入社後は、社員 |
添削コメント|「健康で快適に働ける環境を作る手助け」という抽象的な表現を、「生産性向上」「健康経営の推進」といった具体的な目標に変更しました。企業への貢献意欲を明示し、産業保健師として間接的に企業貢献をする志を表しています。 |
【NGポイント】結論部分がやや具体性のない志望動機になっていたほか、エピソードも、産業保健師を目指すきっかけとしては浅い説明しかされておらず、全体的にあまり納得感のない志望動機になっています。
【添削内容】結論部分で「産業保健師として何がしたいか」を簡潔に説明しつつ、エピソードでも自分のした行動の中身を具体的に説明しました。主体性や行動力を強調し、応募者の積極的な姿勢をアピールしています。
【どう変わった?】志望動機全体に具体性が追加され、「なぜ産業保険医なのか」「産業保険医になって何がしたいのか」という部分が解消されています。これにより企業理解の深さもアピールでき、説得力のある志望動機に仕上がりました。
・産業保健師としてどう企業貢献したいか伝える ・なぜその企業で働きたいのかを明確化する ・同僚を救った実体験をアピールする |
③学校保健師の志望動機
学校保健師の志望動機の例文を添削しました。子供の笑顔を取り戻したという具体的なエピソードを交え、学校保健師としての適性をアピールしています。
【結論】私は学校保健師として、子どもたちの健康を守り |
添削コメント|抽象的な表現を、「心身ともに健やかに成長できる環境づくり」という具体的な目標に修正しました。これにより、応募者の役割や志望動機がより明確になって、説得力のある内容になっています。 |
【根拠となるエピソード】私は学生の頃、保健室 |
添削コメント|「親切に話を聞いてくれて安心した」だけでは、エピソードのインパクトに欠けます。そこで、より詳しい状況説明とともに「どうして嬉しかったのか」を強調し、経験を通じて得た気づきが志望動機に直結したことをアピールしました。 |
【エピソード詳細】大学で保健について学ぶ中で、子どもたちの体調や |
添削コメント|「生徒と話をするうちに元気を取り戻していく」という状況もやや説明が足りず、志望者の努力や応用力が十分に伝わりません。学校保健師として働ける力があると示すためにも、当時の状況をより詳細に説明し、自分が生徒のために何をしたかを具体的に伝えています。 |
【企業を選んだ理由】貴校 |
添削コメント|「健康な学校生活を支える」という漠然とした表現を、「子どもたち一人ひとりの個性やニーズに寄り添う」という具体的な取り組みを挙げて補足しました。これにより、応募先への理解や共感が深いことをアピールできます。 |
【入社後】入社後は、子どもたち |
添削コメント|「健康の相談がしやすい保健室」というわかりづらい表現を、「体調管理と心のケアを徹底する保健室」というイメージしやすい文言に変更しました。また、「学校全体での健康管理」という視点を加えることで、学校への貢献意識がさらに強調されています。 |
【NGポイント】文章全体において、志望動機が具体性に欠け、抽象的な表現が多い傾向がありました。また、学校の特徴との関連性が薄く、「なぜこの学校で働きたいのか」が伝わりませんでした。
【添削内容】志望動機を「子供たちが心身ともに健やかに成長できる環境づくり」に変更し、目標を明確化しました。また、保健室訪問の経験をより詳細なエピソードに修正し、なぜ学校保健師をめざしたのか、という理由もはっきりさせています。
【どう変わった?】志望動機がより具体的で、深みのある内容へと変更されました。また、「体調不良の生徒に笑顔を取り戻した」という実習中のエピソードで、学校保健師としての適性があり、即戦力として貢献できることをアピールできていますね。
・子供たちと関わった経験を詳細に伝える ・学校の特徴に触れて志望動機を作成する ・就職後にどのように貢献したいか明確にする |
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保健師の志望動機を書く際に避けるべき内容
志望動機を書く際に、避けた方が良い内容についてここでは3つ紹介します。
①他の職業でも当てはまることは避ける
保健師の志望理由で避けたいことの1つは、「他の職業でも言えるようなありきたりな内容」になってしまうことです。
例えば、「子供が好きだから」「医療関係で働きたかったから」といった表現は、確かに大切な要素ではありますが、保健師ならではの理由としては弱いです。
これらの要素を志望理由に含める場合は、保健師の仕事内容と具体的に結びつけ、「なぜ保健師として、働きたいのか」「どういった仕事をしていきたいのか」を明確に説明することが重要です。
このためには保健師の仕事内容への理解が必要不可欠です。また、どこに働くかによっても理解すべきポイントが変わるため、その点にも気をつけましょう。
②具体性がない
保健師を志望動機を伝える上で、「やりがいのある仕事だから」「人の役に立ちたいから」といった抽象的な表現だけでは、熱意が伝わらず、他の応募者に埋もれてしまう可能性があるため避けるようにしましょう。
大切なのは、「なぜ保健師として、人の役に立ちたいのか」「どのようなやりがいを感じたいのか」を具体的に説明することです。
例えば、「地域住民の健康を支え、一人ひとりの状況に寄り添ったきめ細やかな支援を行いたい」「予防活動に積極的に取り組み、地域全体の健康寿命の延伸に貢献したい」のように、具体的な目標や取り組みを明確に示すことで、あなたの熱意がより効果的に伝わります。
③前職に対するネガティブな内容
保健師の志望理由で特に注意したいのが、ネガティブな表現を含めないことです。
「看護師の仕事が辛かった」「患者の重症度が高く大変だった」など、過去の経験に対する不満や否定的な意見は、たとえ本音であったとしても、避けるべきです。
このような表現は、保健師としての適性や意欲を疑われかねません。
もし、これまでの経験を志望理由に盛り込む場合は、「看護師として患者さんと接する中で、病気の予防や健康づくりの大切さを痛感しました。保健師であれば、より早い段階から地域住民の健康をサポートできると考え、転職を決意しました」のように、前向きな言葉で表現することが重要です。
また他にも、短所や弱みなど、自分をネガティブに見せてしまう要素はなるべく削りましょう。謙虚さのアピールにはならず、悪印象を与えてしまうパターンが多いです。
【面接対策】保健師の志望動機で想定される深掘り質問の考え方
志望動機はESだけでなく、面接でも当然聞かれる内容です。その際に、志望動機を深掘る質問が面接官からされることがあります。
ここでは、保健師の面接の際に想定される深掘り質問の考え方・答え方について解説します。
①なぜ保健師なのか
保健師の選考において、人事が最も重視している点の一つに、「保健師という仕事に対する熱意」があります。
だからこそ、「人々の健康を守りたい」「社会に貢献したい」という強い気持ちや責任感、そして、保健師として働き続けたいという強い意志を持つことが重要になります。
そのため、「なぜ数ある仕事の中から保健師を選んだのか」「看護師ではなく、保健師として働きたい理由は何か」など、自己分析を事前にしておくようにしましょう。
例えば、「病院で治療を受けるようになってからではなく、もっと早い段階から人々の健康をサポートしたい」「地域住民一人ひとりと向き合い、寄り添いながら健康を支えていきたい」など、深く掘り下げていくことで、あなた自身の言葉で熱意を伝えることができます。
自己分析ができていない人は、どんな職種を志望していても、深掘り質問でつまづく印象がありますね。
自分に「なぜ?」を繰り返して、動機の根底にある要素を割り出していきましょう。
②自分の強みをどう活かせるのか
保健師の面接では、「あなたの強みをどのように保健師の仕事に活かせるのか」を具体的に説明することが重要です。
例えば、「アルバイトを通して、お客様一人ひとりのニーズに合わせた丁寧な接客を心がけてきました。この経験を活かし、保健師としても、地域住民の方々と信頼関係を築き、それぞれの方の状況に合わせた丁寧な健康指導を行いたいと考えています」のように、具体的な行動や状況を交えながら説明することで、より説得力が増します。
単に「~ができます」「~が得意です」と伝えるのではなく、過去の経験に基づいた具体的なエピソードを交えながら、あなた自身の言葉で表現することで、採用担当者にあなたの熱意がより強く伝わります。
保健師の志望動機では自分ならではの原体験と結びつけよう
保健師を目指す上で、なぜその道を選んだのかの理由を説明することは大切です。またより強い説得力を持たせるためには、単なる説明ではなく、あなた自身の原体験と結びつけるように意識しましょう。
例えば、幼い頃の病気の経験、家族や友人の介護経験、ボランティア活動などを通して、保健師という仕事に魅力を感じたエピソードがあれば、具体的な状況や感情を交えながら伝えてみましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。