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就活で企業にメールを送ってよい時間帯は?マナーや実際のメール例文も紹介

「就活中にメールを送るのって、何時頃が正解なんだろう…?」

企業とのやり取りが増える就職活動では、メールを送る時間ひとつ取ってもマナーが問われます。印象を悪くしないためには、基本的なビジネスマナーを押さえた上で、適切な時間帯に連絡を取ることが重要です。

そこで本記事では、就活におけるに関するビジネスメールのマナーや注意点を、実際に使える例文とともに分かりやすく解説します。

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就活でメールを送って良い時間帯とは?

就活では、メールの内容だけでなく、送る時間帯も印象を左右します。企業の忙しい時間帯を避け、確認されやすいタイミングを狙うことで、好印象を与えることもできます。

ここでは、そんな就活メールを送るのに適した時間帯を3つ紹介します。

  1. 朝(9時~10時)
  2. 昼休み(12時~13時)
  3. 夕方(17時~18時)

① 朝(9時~10時)

朝は多くのビジネスパーソンが業務を始める時間で、メールチェックの習慣がある方も少なくありません。

そのため9時から10時ごろに送信すると、受信者の目に留まりやすく、早めの返信をもらえる可能性も高まります。早めに返信をもらえれば、こちらもその後の対応が取りやすくなるでしょう。

ただし、始業直後は忙しいこともあるため、9時半前後がおすすめです。

② 昼休み(12時~13時)

昼休みは、社員が一息つきながらメールを確認しやすい時間帯です。この時間に届いたメールは、その後の業務時間中に返信される可能性があります。

ただし、あくまで休憩中であることも踏まえて、件名や本文は簡潔にまとめると良いでしょう。内容としては、お礼や確認など、急ぎではない連絡に向いています。

③ 夕方(17時~18時)

夕方は業務の一区切りとなる時間帯で、担当者がその日のタスクを整理するタイミングです。17時台に届いたメールは、その日のうちに確認・返信してもらえる可能性があります。

ただし、企業によっては定時退社が徹底されている場合もあるため、18時を過ぎないよう注意が必要です。ギリギリの時間帯になるよりは、夕方よりも早めの時間帯に送った方が無難な場合もあります。

就活メールを送る際の基本マナー

就職活動において、メールの文面だけでなく基本的なマナーも評価対象になります。とくに企業との連絡では、社会人としての常識や丁寧さが見られやすい場面です。

失礼のないメールを送るには、以下のポイントを押さえておきましょう。

  1. 件名は簡潔に要点を伝える
  2. 宛名・署名を正しく記載する
  3. 敬語表現を正確に使う
  4. 本文は結論から簡潔に伝える
  5. メールの構成を守る

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① 件名は簡潔に要点を伝える

件名は、メールを読んでもらえるかどうかを左右する重要な要素です。

たとえば「○○大学 △△(氏名)よりご連絡」「面接日程のご相談」など、誰が・何の用件で送っているのかが一目で伝わる件名を心がけましょう。

曖昧な表現では埋もれてしまうおそれがあります。企業の担当者は日々多くのメールを受け取っているため、短くも明確な件名を意識してください。

② 宛名・署名を正しく記載する

宛名は自分の名前だけでなく大学名・学部名・連絡先も忘れずに書いてください

基本的には「株式会社◯◯ 人事部 採用ご担当者様」など、会社名・部署名・宛名の順に記載します。個人名が分かっている場合は「◯◯様」と記しましょう。

必要な情報が抜けていると、相手の手間を増やしてしまうため、メールを送信する前に、宛名と署名に誤りがないか必ず確認しましょう。

③ 敬語表現を正確に使う

正しい敬語の使い方は、メールを左右します。たとえば「ご苦労様です」は目上の人に使わない表現ですし、「拝見させていただきました」は二重敬語になります。

適切なのは「拝見しました」など、シンプルで正確な言い回しです。不安な場合は、信頼できる人や就職支援窓口などに添削してもらうと安心でしょう。

メールでは、無理に難しい表現を使わず、伝わりやすさを重視してください。

④ 本文は結論から簡潔に伝える

本文では、まず「何の用件で連絡しているのか」を明示することが大切です。たとえば「〇月〇日の面接についてご連絡いたしました」と冒頭に記載すれば、相手もすぐに理解できます。

そのあとに補足情報や背景を述べ、最後にお願いや希望などを簡潔にまとめてください。長すぎる文章は読む側に負担を与えるため、要点を絞った表現が望ましいです。

⑤ メールの構成を守る

メールには一定の構成があります。基本は「宛名→あいさつ→自己紹介→用件→結び→署名」の順番です。この流れを守ることで、相手に読みやすく、ビジネスメールとしての完成度も上がります。

段落ごとに改行を入れたり、言葉を選んで丁寧に仕上げたりすることで、好印象につながるでしょう。テンプレートに頼りすぎず、自分の言葉でまとめることも大切です。

就活で使用するメールの書き方ステップ

就活中に企業へ送るメールは、内容だけでなく、構成や表現にも気を配る必要があります。丁寧に書かれていないメールは、相手に不信感を与えてしまうこともあるほどです。

ここでは、失礼のないようにメールを送る上での基本ステップを解説します。

  1. メールアドレスと宛先を確認する
  2. 件名・自己紹介を簡潔に入れる
  3. 要件を整理して分かりやすく伝える
  4. 結びの挨拶と署名で締めくくる

① メールアドレスと宛先を確認する

まず、自分のメールアドレスと送信先の宛先が合っているかをしっかり確認してください。送信ミスがあると、メールが届かないだけでなく、印象も悪くなります。

就活では大学発行のアドレスや、自分の名前が含まれたアドレスを使うと信頼感が高まります。宛先欄の「Cc」や「Bcc」の使い分けにも注意しましょう。

複数の担当者に共有したいときは「Cc」、他者に知られず共有したい場合は「Bcc」を使うのが適切です。

② 件名・自己紹介を簡潔に入れる

メールを開いた瞬間に内容が伝わるよう、件名は短く要点を押さえた表現にしましょう。例えば「会社説明会のお礼(○○大学・氏名)」など、用件と差出人が分かる形が理想です。

本文の冒頭では、必ず大学名と氏名を名乗ってください。採用担当者は多数のメールを受け取っているため、誰からのメールなのかをすぐに伝えることが大切です。

③ 要件を整理して分かりやすく伝える

本文では伝えたい内容をシンプルに整理して書くことが重要です。話が前後したり、複数の要件を一度に詰め込むと伝わりにくくなります。

まずは「何についてのご連絡か」を明記し、その後で「具体的なお願いや返信希望内容」を丁寧に伝えてください。

日時や場所などの情報がある場合は、数字や固有名詞に注意しながら正確に記載しましょう。

④ 結びの挨拶と署名で締めくくる

メールの最後には、相手への感謝の気持ちを込めた挨拶を添えてください。たとえば「お忙しいところ恐れ入りますが、よろしくお願いいたします」など、丁寧な締めくくりが望ましいです。

その後、署名には氏名、大学名、学部、電話番号、メールアドレスなどを記載しましょう。署名があることで、相手が返信しやすくなり、ビジネスマナーが整っている印象も与えられます。

就活で企業に送るメールの例文

就活中に企業へ送るメールは、内容やタイミングによって印象が大きく左右されます。どのように伝えれば良いのか悩む方も多いでしょう。

そこで、ここでは代表的なシーンごとに使えるメールの例文を紹介します。

  1. 日程調整メールの例文
  2. 面接・インターンお礼メールの例文
  3. 問い合わせメールの例文

①日程調整メールの例文

選考の案内を受け取った後、指定された日時に参加が難しい場合には、丁寧かつ早めに調整のお願いをすることが大切です。ここでは、日程の変更をお願いするメールの例文を紹介します。

《例文》

件名:選考日程のご調整のお願い(〇〇大学 田中太郎)

〇〇株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の田中太郎と申します。

先日は選考のご案内をいただき、誠にありがとうございます。

大変恐縮ではございますが、ご指定いただいた6月5日(水)10時からの面接について、大学の授業と重なっており参加が難しい状況です。

誠に勝手なお願いではございますが、6月6日(木)または6月7日(金)の午前中に変更いただくことは可能でしょうか。

ご多忙のところ恐れ入りますが、ご確認のほど何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――――
田中 太郎(たなか たろう)
〇〇大学〇〇学部〇年
電話:080-xxxx-xxxx
メール:xxxxx@example.com

《解説》
指定された日時に参加できない場合でも、丁寧な謝意と代替案を伝えることが大切です。候補日は複数提示すると、先方も調整しやすくなります。

②面接・インターンお礼メールの例文

面接やインターンに参加した後には、感謝の気持ちを早めに伝えることが好印象につながります。ここでは、当日中に送るお礼メールの例文を紹介します。

《例文》

件名:本日の面接のお礼(〇〇大学 佐藤花子)

〇〇株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。〇〇大学〇〇学部の佐藤花子と申します。

本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました。

お話を伺う中で、貴社の「挑戦を後押しする風土」に大変共感いたしました。学生時代にサークルの立ち上げに取り組んだ経験と重なり、自分もその環境で力を発揮したいと感じております。

本日教えていただいた内容を踏まえ、より一層貴社への理解を深めてまいります。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――――
佐藤 花子(さとう はなこ)
〇〇大学〇〇学部〇年
電話:080-xxxx-xxxx
メール:xxxxx@example.com

《解説》
お礼メールは当日中に送るのが理想です。印象に残ったポイントと自身の経験を絡めると、前向きな意欲が伝わりやすくなります。

③問い合わせメールの例文

応募後に企業からの返信が届かないときや、説明会の詳細が不明な場合は、自分から丁寧に問い合わせることが大切です。ここでは、確認事項を明確に伝えるメールの例文を紹介します。

《例文》

件名:説明会に関する確認のお願い(〇〇大学 山本一樹)

〇〇株式会社
人事部 採用ご担当者様

お世話になっております。〇〇大学経済学部の山本一樹と申します。

先日、貴社ホームページより会社説明会への参加申し込みをいたしましたが、現在までに詳細のご連絡をいただいておらず、念のためご確認させていただきました。

もし既にご案内済みであれば、大変恐れ入りますが再送いただけますと幸いです。

お忙しいところ誠に恐縮ですが、何卒よろしくお願い申し上げます。

――――――――――――――――――
山本 一樹(やまもと かずき)
〇〇大学経済学部3年
電話:090-xxxx-xxxx
メール:xxxxx@example.com

《解説》
問い合わせメールでは、状況を簡潔に説明し、相手の手間を最小限に抑える表現を心がけましょう。「再送をお願いする」など丁寧な依頼がポイントです。

就活でのメール送信時間やマナーに関するQ&A

就活中のメールでは、送信する時間帯や返信のタイミングによって、受け手の印象が変わることがあります。

基本的なマナーを押さえておけば問題ありませんが、就活生ならではの迷いや疑問も多いでしょう。ここでは、特に質問が多いメールの時間帯やマナーについて、分かりやすく解説します。

  1. 返信が遅れてしまった場合どうする?
  2. 土日に返信してもよい?
  3. 深夜・早朝のメールは失礼?
  4. メールを送る時間帯で印象は変わる?

① 返信が遅れてしまった場合どうする?

返信が遅れたときは、まず素直にお詫びし、できるだけ早めに対応するのが基本です。たとえば授業や体調不良が理由であっても、簡潔に理由を添えて誠意を伝えることが大切です。

「返信が遅くなり申し訳ありません」と一文加えるだけで、相手の受け取り方は大きく変わります。数日程度の遅れであれば、ビジネスの現場でも想定内として扱われる場合が多いです。

不安を感じたときこそ、丁寧で誠実な言葉遣いを心がけることで、マイナスの印象を最小限に抑えられます。

② 土日に返信してもよい?

基本的に企業は土日が休業のため、平日の営業時間内(9時〜18時)に送るのが理想です。ただ、どうしても土日に返信せざるを得ない場合は、丁寧な文面で対応しましょう。

また、Gmailなどのメールサービスには予約送信機能があるため、それを利用して月曜の朝に届くよう設定するのも有効です。担当者の時間帯に配慮する姿勢は、細かな気遣いとして好印象につながります。

③ 深夜・早朝のメールは失礼?

深夜(22時以降)や早朝(7時前)の送信は、常識的に避けるべきとされています。通知が鳴って相手を驚かせてしまう可能性があるほか、時間帯に対する配慮の欠如と見なされる恐れもあるからです。

やむを得ない事情がある場合には、予約送信の活用がおすすめです。内容が丁寧であっても、送信時間ひとつで印象が悪くなることがあるため、細部まで意識することが信頼につながります。

④ メールを送る時間帯で印象は変わる?

メールの送信時間や返信の早さは、思っている以上に相手の印象に影響を与えます。

たとえば、午前中に届いた丁寧なメールには誠実さを感じやすく、逆に深夜に送信されたメールには「常識がないのでは」と疑念を抱かれることもあります。

企業の採用担当者は、文面の内容だけでなく、「誰が・いつ・どのように」送ったかも見ています。だからこそ、就活メールでは文面の丁寧さに加えて、送るタイミングも重視することが大切です。

就活ではメールの送信時間にも気を配ろう!

就活メールを送る時間帯やマナーは、企業に与える印象を大きく左右します。まず、メールを送る時間が重要である理由は、相手の受け取り方や印象に直結するためです。

その上で、「なるべく早く返信する」「就業時間内に送る」といった基本原則を守ることが、信頼を得る第一歩となります。

さらに、朝や昼休み、夕方といった好印象を与える時間帯に送信することで、採用担当者に配慮のある印象を与えることができます。

件名の工夫や敬語表現、文構成といったマナーにも気を配り、就活メールを丁寧かつ効果的に書くことが、円滑なコミュニケーションにつながるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。