【例文5選】インターンの面接で好印象を狙う逆質問|意識すべきポイントとNG例も紹介
「インターンの面接で逆質問って、何を聞けばいいのか分からない…」
本選考ほどかしこまらないとはいえ、インターン面接も選考の一環。志望度や意欲を伝える場として、逆質問の質が印象を左右することは少なくありません。
とはいえ、事前に準備しておかないと「何か質問はありますか?」の一言に焦ってしまう人も多いはずです。
そこで本記事では、インターン面接で逆質問が求められる理由や準備の進め方、効果的な質問例文をテーマ別にまとめて解説します。ぜひこの記事を参考にして、面接の最後まで好印象を残しましょう。
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記事の監修者
人事担当役員 小林
1989年新潟県生まれ。大学在学中に人材系ベンチャー企業でインターンを経験し、ビジネスのやりがいに魅力を感じて大学を1年で中退。その後、同社で採用や人材マネジメントなどを経験し、2011年に株式会社C-mindの創業期に参画。訪問営業やコールセンター事業の責任者を務めたのち、2016年に人事部の立ち上げ、2018年にはリクルートスーツの無料レンタルサービスでもある「カリクル」の立ち上げにも携わる。現在は人事担当役員として、グループ全体の採用、人事評価制度の設計、人事戦略に従事している。
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人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
詳しく見るインターン面接で逆質問が求められる理由とは?

インターン面接の終盤では、ほとんどの場合「何か質問はありますか?」と聞かれます。
これは単なる形式的なやり取りではなく、企業が応募者の志望度や主体性、企業理解の深さを見極めるための大切な場面です。
たとえば、仕事内容や働き方に関する具体的な質問をすれば、企業に対する関心や、自分なりに考えて臨んでいる姿勢が伝わります。逆に何も質問しなければ、受け身な印象を与えかねません。
さらに、逆質問は応募者自身にとっても、インターンの内容や役割を明確にする貴重な機会です。
疑問があれば遠慮せず質問することで、納得感を持ってインターンに参加することができ、意欲的な姿勢として好意的に受け取られるでしょう。
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インターン面接の逆質問の準備方法

インターン面接での逆質問は、企業への理解や意欲を示す大切な機会です。ただ、何も考えずに思いつきで質問してしまうと、かえってマイナスの印象を与えかねません。
ここでは、逆質問の準備を効果的に進めるためのポイントを紹介します。
- 企業情報や社員インタビューを事前にチェックする
- 自身の経験や関心と結びつけて質問を作成する
- 逆質問に優先順位をつける
①企業情報や社員インタビューを事前にチェックする
逆質問の質を高めるには、企業について深く知ることが不可欠です。公式サイトや採用ページ、社員インタビューなどをチェックしておくと良いでしょう。
たとえば、企業理念や注力している事業内容を知った上で質問すれば、相手に好印象を与えられます。一方、表面的な質問では、準備不足だと思われてしまうかもしれません。
面接官に「この学生はきちんと下調べをしてきた」と思ってもらえるよう、具体的な内容に基づいた質問を考えることが大切です。
②自身の経験や関心と結びつけて質問を作成する
自分の経験や興味を反映した質問は、オリジナリティがあり面接官の印象にも残りやすくなります。
たとえば、マーケティングのゼミに所属しているなら「学生時代に学んだマーケティングの知識は、御社の業務でどのように活かせますか?」といった形で尋ねてみましょう。
このように質問すれば、企業で活躍する自分の姿をイメージしていることが伝わります。ただし、自分の話に偏りすぎると自己PRに聞こえてしまうかもしれません。
相手企業に対する興味を前提としつつ、自然な流れで自分の経験を織り交ぜることがポイントです。
③逆質問に優先順位をつける
逆質問の時間は限られているため、すべての質問をするのは難しいでしょう。そこで、事前に3つほど質問を用意し、優先順位をつけておくことが効果的です。
「業務内容」「配属後のサポート体制」「社員のキャリアパス」など、関心のあるテーマに絞っておきましょう。
また、面接の流れや雰囲気に応じて、質問の内容を柔軟に調整できる準備も欠かせません。一方的に質問をするのではなく、自然な対話の中で聞く姿勢が評価につながります。
逆質問を通じて、「この企業で働く自分」のイメージをしっかり伝えることが重要です。
インターン面接で逆質問する際に意識すべきポイント

インターン面接では、企業からの質問に答えるだけでなく、応募者が企業に対して質問をする「逆質問」の時間が設けられるのが一般的です。
これは単なる形式ではなく、自分の意欲や理解度を伝える大切な機会といえます。効果的な逆質問を行うことで、他の応募者との差別化も図れるでしょう。
ここでは、好印象を与えるために意識したい逆質問のポイントを紹介します。
- 志望意欲を伝える質問でアピールする
- インターンでの活躍を想起させる質問で印象づける
- 企業研究の成果を示す質問で熱意を伝える
①志望意欲を伝える質問でアピールする
逆質問をするときは、単なる好奇心ではなく「その企業で働きたい」という気持ちが伝わる内容にしましょう。
自分がどう役立てるかを真剣に考えている姿勢が伝わる質問をすることが大切です。
企業が自分に何を求めているかを知ろうとするその姿勢が、具体的な志望意欲の表れとなるのです。
一方で、「特にありません」と答えてしまうと熱意がないと思われるかもしれません。あらかじめ質問内容を考えておくことが大切です。
②インターンでの活躍を想起させる質問で印象づける
面接官に「この人が実際に働く姿」をイメージしてもらえるような質問は、印象に残りやすくなります。前向きな姿勢や成長意欲をアピールできるような内容を意識して質問を考えることが大切です。
そのような質問を通して、自分がどのように企業に貢献できるかを自然に伝えることができるほか、企業との相性を見極める手がかりにもなります。
限られた面接時間の中で印象を残すうえでも、有効なアプローチといえるでしょう。
③企業研究の成果を示す質問で熱意を伝える
逆質問では、企業研究をしっかり行っていることを示すことで、熱意のある学生だと評価されやすくなります。
事業内容に関する質問をすることで、理解している姿勢と自分がその一員になりたいという意欲が伝わりますよ。
こうした質問には事前準備が必要ですが、その分、他の学生と差をつける大きなチャンスとなります。企業のホームページやニュース記事などを活用し、自分なりの関心を深めておくとよいでしょう。
インターン面接で好印象を与える逆質問例文

インターン面接の終盤、「何か質問はありますか?」と尋ねられて困った経験はありませんか?そんなあなたのために、好印象を与える逆質問の具体例を厳選しました。
インターンの目的や企業理解を深める質問を通じて、熱意と理解度をアピールする方法を紹介します。
面接でどんな質問が飛んでくるのか分からず、不安を感じていませんか?とくに初めての一次面接では、想定外の質問に戸惑ってしまう方も少なくありません。
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①インターンでの成長機会に関する逆質問例文
ここでは、インターンを通じて自分がどのように成長できるかを確認したい場合に使える逆質問の例文を紹介します。
自身の学びや姿勢を伝えつつ、相手の答えやすさにも配慮するのがポイントです。
《例文》
私は大学でマーケティングを学んでおり、特にユーザー目線を大切にする企画づくりに興味があります。 今回のインターンでは、そうした興味を活かしつつ、実務を通じて自分のスキルの幅を広げたいと考えています。 御社のインターンでは、未経験でも主体的に関われるプロジェクトや、実際の社員の方からフィードバックを受けられる機会はありますか。 |
《解説》
自分の関心や過去の経験に触れながら、具体的に「何を得たいのか」を伝える逆質問は好印象につながります。実体験を踏まえることで説得力が増し、企業側も丁寧に答えたくなる内容になりますよ。
成長機会に関する逆質問は、自社とのマッチ度を判断する材料にもなるため、回答する側としても本音が出やすいですよ。
また、「社員からのフィードバックが得られるか」という点に触れるのも良い視点です。実際、教育制度が整っている企業ほど、学生の質問から「吸収力」や「伸びしろ」を見ています。逆質問で学びに対する前向きな姿勢が見えると、印象に残りやすくなりますね。
②インターンでの業務内容に関する逆質問例文
インターンシップ中の具体的な業務内容について深掘りする質問は、仕事への理解と意欲をアピールできるポイントです。ここでは、大学生活での経験を踏まえた自然な逆質問の例文を紹介します。
《例文》
大学のゼミでチームを組んで地域課題の解決に取り組んだ際、意見をまとめて形にする難しさとやりがいを強く感じました。 そこで御社のインターンシップでは、実際にどのようなプロジェクトに関わる機会があり、チームでの取り組みはどのように進められていくのか、具体的にお聞きしたいです。 自分が主体的に動くことで貢献できる場面があれば、事前に理解して準備をしたいと思っています。 |
《解説》
この例文では、大学での経験をもとに「どんな業務があるか」「どのようにチームで動くのか」という視点で質問しています。
過去の経験と結びつけることで説得力が増すため、自分の体験を具体的に伝えることを意識しましょう。
業務内容に関する逆質問では、「どんなプロジェクトに関われるか」だけでなく、「どのような進め方か」のように当事者としての視点がポイントです。
私たちも、業務への興味だけでなく入社後に「チームでどう貢献しようとしているか」に着目しています。インターンとして採用した後の活躍イメージがわくと面接通過の判断もしやすくなりますよ。
③社風に関する逆質問例文
企業の社風について逆質問をすることで、自分がその職場に合うかどうかを見極める材料になります。以下は、アルバイトやサークル活動での経験をもとに、実際に使いやすい逆質問例文です。
《例文》
学生時代、カフェでのアルバイトやサークル活動を通して、チームの雰囲気や人間関係が働きやすさに大きく影響することを実感しました。 そこで御社のような規模の大きい企業では、部署ごとに雰囲気も異なるかと思いますが、実際に働いている社員の皆さんの間では、どのような雰囲気や関係性が築かれているのでしょうか。 |
《解説》
実体験に基づいたエピソードを交えることで、質問に自然な説得力が生まれます。「自分の価値観と社風が合うか」を知りたい姿勢を示すのがポイントです。
社風に関する逆質問は、ミスマッチを防ぐうえで非常に重要です。面接官側も、価値観やスタンスが社風にフィットしそうかを意識して見ていますよ。
また、「部署ごとの違い」に触れる視点は鋭いですね。実際、同じ会社でも雰囲気がまったく異なることは珍しくありません。配属後のギャップを減らすためにも、こうした具体的な問いは歓迎されやすいです。
④面接官自身の経験に関する逆質問例文
面接官の実体験を聞く質問は、企業のリアルな雰囲気を知る上で非常に有効です。以下では、実際に面接官の入社動機や現在のやりがいについて尋ねる例文を紹介します。
《例文》
御社の企業理念や事業内容に非常に共感しており、社員の方々がどのように日々働いているのかをもっと深く知りたいと思っております。 面接官ご自身が御社に入社を決めた理由や、これまでに感じられたやりがいについて教えていただけますでしょうか。 実際に働かれている方のご経験をお聞きすることで、自分が働くイメージをより具体的に持てればと思っております。 |
《解説》
この逆質問は、相手の経験に興味を持ちつつ、自分の志望度の高さを自然にアピールできます。
同様の質問を作る際は、「入社の理由」や「やりがい」といったテーマに加え、自分の企業研究と結びつける工夫をすると効果的です。
面接官自身への質問は、形式的なやり取りから一歩踏み込んだコミュニケーションになります。
特に入社動機ややりがいに関する問いは、企業の価値観や実際の働き方を伝えるきっかけになります。自分の将来像と重ねながら質問すると好印象につながりやすいですよ。
⑤今後の展望に関する逆質問例文
企業の将来のビジョンや成長戦略に関心を持っていることを示す逆質問の例文を紹介します。
企業研究をしっかり行ったうえでの質問は、志望度の高さや視野の広さをアピールする絶好の機会になりますよ。
《例文》
御社のホームページで、今後は海外市場への展開にも力を入れていくと拝見しました。実際にそのような展開が進んでいる中で、今後特に注力される地域や事業分野があれば教えていただけますか。 私は大学でアジア経済を専攻しており、その知識を将来的に活かせる環境があるかどうかに強く興味を持っています。 |
《解説》
企業の戦略やビジョンに触れた上で質問することで、調査力と主体性を伝えられます。自分の興味や学びと企業の方向性をつなげると、より説得力のある内容になりますよ。
今後の展望に関する逆質問は、事業への理解度や将来への関心がよく伝わるため、印象に残りやすいです。とくに「具体的な地域や事業分野」に踏み込んで聞かれると、企業研究が丁寧に行われていると感じます。
私たちも、長期的な視点で働く姿勢があるかを見ています。自身の学びと事業展開を重ねる質問は、志望理由に深みが出て、前向きな姿勢として受け取られやすいですよ。
インターン面接で悪印象を与える逆質問のNG例文

逆質問はアピールのチャンスでもありますが、内容次第では面接官に悪い印象を与える恐れも。
ここでは、実際にNGとされる質問例をタイプ別に紹介しながら、なぜ避けるべきなのかを解説します。
①給与や待遇など条件面に偏った逆質問例文
インターンの面接では、給与や待遇などの条件面ばかりを質問すると、「目的が不純」と捉えられてしまう可能性があります。ここでは、実際にNGとされやすい質問の例文を紹介します。
《例文》
今回のインターンについてお伺いしたいのですが、時給はいくらですか?交通費は全額支給されますか?あと、残業はありますか? できれば定時で帰りたいのですが、そういった希望も聞いていただけるのでしょうか? |
《解説》
条件面に関する質問が連続すると、「お金や働きやすさばかり重視している」と誤解されやすくなります。どうしても気になる場合は、企業理解や成長意欲を絡めて質問する工夫が必要です。
条件面の質問が面接の中心になってしまうと、「経験や学びへの関心が薄い」と受け取られることがあります。
特にインターンでは、成長意欲や姿勢が重視される場面が多いので、もちろん条件確認は必要ですが、タイミングや聞き方に気を配ると、印象が大きく変わりますよ。
②企業のマイナス面を連想させる逆質問例文
逆質問では、企業の内情に踏み込みすぎた内容を避けることが大切です。ここでは、面接官にネガティブな印象を与えやすい質問の例文を紹介します。
《例文》
御社では離職率が高いという口コミを見たのですが、それは実際のところ事実なのでしょうか?また、もし本当であれば、どのような理由で辞めていく方が多いのか教えていただけますか? |
《解説》
このような質問は、企業への不信感や批判的な姿勢が伝わってしまい、面接の評価を下げる恐れがあります。気になることがある場合は、表現を柔らかくし、前向きな意図を添える工夫が重要です。
離職率などネガティブに捉えられがちな話題は、聞き方次第で印象が大きく変わります。疑念をぶつけるような質問の仕方だと、対話の姿勢よりも批判的な印象が前に出てしまう恐れも。
面接官側も率直な質問には真摯に答えたいと思いますが、まずは企業の努力や制度に関心を持った上で聞くと、伝わり方がまったく違いますよ。
また離職率に関しては調べると出てくる企業もあるので、事前調査が大切ですね。
③調べればわかる内容をそのまま聞く逆質問例文
企業ホームページや説明会で得られる情報を、そのまま面接で質問するのは避けたいところです。ここでは、調べればすぐにわかる内容を質問してしまった場合の例文を紹介します。
《例文》
説明会で貴社は『若手でも活躍できる』とお話しされていましたが、実際に若手社員がどのような場面で活躍しているのかを教えていただけますか? |
《解説》
この例文は企業が公開している情報をそのまま繰り返しており、自分の関心や調査不足を印象づけてしまいます。
聞くべきことは「若手が活躍できる環境」を自分の軸に引き寄せて、「自分がどう活躍したいか」を絡めて質問すると効果的です。
公開情報をそのまま聞かれてしまうと、「企業研究が浅いのかな」と感じてしまいます。
逆質問のコツとしては、公開情報をホームページなどで調べておき、その情報や内容に関して深ぼった質問をすることです。事前調査をした上でより好印象を目指す逆質問を意識しましょうね。
④質問すること自体が目的になっている逆質問例文
インターン面接で逆質問を求められた際、無理に印象を良くしようとして、「とにかく何かを聞かなければ」と考えてしまうことは少なくありません。
ここでは、質問の中身よりも「質問した」という行動自体が目的になってしまっている例文を紹介します。
《例文》
特にお聞きしたいことはなかったのですが、逆質問をした方が良いと先輩からアドバイスを受けたので、何か聞いたほうがいいかなと思いまして…。 御社では働きやすい環境づくりに取り組まれているとのことですが、例えばどんなことをされていますか? |
《解説》
質問の動機が面接の場で語られてしまうと、主体性や関心が伝わらなくなります。このようなケースでは、事前に企業情報を調べたうえで、自分の経験や関心と関連づけて質問内容を練ることが大切です。
逆質問は、量よりも「なぜその質問をするのか」という意図の方が大切です。質問すること自体が目的になっていると、こちらにも関心の薄さが伝わってしまいます。
私たちも、質問の背景にどんな背景や興味があるのかを知りたいと思っています。今回の場合では、自分の働く時の価値観と絡めながら説明すると面接官にも意図が伝えわりやすいですよ。
番外編|逆質問で一発逆転通過はある?実際の面接官の体験談を紹介
ここでは、「逆質問が決め手となって面接通過にした」という面接官側の実例をご紹介します。インターン面接では、冒頭の印象だけでなく、最後の逆質問の内容が選考結果に影響することもあります。
「逆質問ってそんなに大事なの?」「最後に何を聞くべきか迷っている」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
逆質問の場面では、その人がどれだけ企業や業務に関心を持っているかがよく見えます。特に「インターンに参加する前提での具体的な質問」は、本気度や準備の丁寧さが伝わりやすいですよ。
初めの印象が悪すぎると挽回は難しいですが、「印象は悪くないけど決め手に欠ける」という場面では、逆質問が評価の後押しになることは十分にあります。
体験談|インターン面接で印象が一変した逆質問 人材系企業 インターン採用責任者W.Tさん |
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ある学生は、面接の前半は少し緊張していて、自己PRもやや型通りで印象は中程度でした。正直、当初は「悪くはないけど、印象に残らないかも」と感じていたんです。 しかし終盤の逆質問で、「インターンで実際に関わる業務のなかで、学生に求める姿勢や期待される動きは何ですか?」と聞かれ、さらに「入社後のキャリアにどうつながるのかも知りたいです」と志望者側からの深掘りがありました。 その瞬間、「この学生は、ちゃんと将来を考えて参加しようとしている」と伝わってきて、評価が一段階上がりました。また、実際に志望者からの逆質問に回答した後に、自分なりに考えをまとめて「今教えていただいたのは、このような理解であっていますでしょうか?」と確認してもらった経験もあり、その時はかなり好印象かつ志望度の高さを感じましたね。 逆質問の鋭さは事前に業務の理解や基本的な情報を調べておく必要があると思っていて、最後に鋭い逆質問をされるとかなり好印象ですし、冒頭の印象がいまいちでも「少し緊張していただけかも?」と考えるようになります。 実際に、逆質問が鋭く的を得ていた方は選考通過になる確率が高かったですね。 逆に逆質問があっさりしている方は、逆質問までの回答も味気ないイメージで「なんとなく選考に参加しているかも?」と感じるケースが多いので、逆質問をしっかりと用意することで業務理解や志望先の情報も理解でき、全ての質問への回答が良くなる可能性が高いとも感じています。 逆質問はかなりしっかりと準備しておくべきだなと思いますよ。 |
逆質問は、「何を聞くか」だけでなく、「どの視点で聞いているか」が重要です。業務理解・参加意欲・入社後の想定といった視点が盛り込まれていると、面接官も自然と真剣になります。
逆質問の内容が入社後の業務のことを意識していると、面接官側も実際に入社した後の話を多くすることになるので、入社後の活躍イメージも湧きやすいです。
「インターンの選考対策がよくわからない…」「何度も選考に落ちてしまう…」と悩んでいる場合は、無料で受け取れるインターン選考対策ガイドを確認して必勝法を知っておきましょう。LINE登録だけで無料でダウンロードできますよ。
インターンの面接のために好印象な逆質問を事前に考えておこう!

インターン面接における逆質問は、志望意欲や企業理解を効果的に伝える絶好のチャンスです。企業側は、学生の主体性や関心の深さを見極める場として、この時間を重視しています。
そのため、企業情報の収集や自己分析をしっかり行い、自分の関心と結びついた質問を用意しておくことが大切です。
特に、成長機会や社風、面接官自身の経験などに踏み込んだ具体的な質問は、前向きな姿勢を印象づけるポイントになります。
一方で、待遇面ばかりに偏ったり、調べればすぐにわかるような内容を質問したりするのは逆効果。逆質問は、戦略的に準備することで、面接全体の評価を左右する重要な要素になり得ますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。