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自己PRをパワポでプレゼンする方法|資料作成のコツや手順も解説

就職活動の一環として、パワーポイントで自己PRのプレゼンする機会が増えています。

しかし、パワーポイントのどう使うかや自己PRをどうまとめるか悩む方も多いことでしょう。

そこで、この記事ではパワーポイントで自己PRのプレゼンを行う際の基本的な手順や、評価を得やすいポイントを解説します。

最後まで読めば、就職活動の自己PRのプレゼンで高い評価を得らえるので、ぜひ参考にしてください。

目次

【就活生必見】自己PRのプレゼン資料の基礎3つ

自己PRのプレゼンの基本的な3つのポイントを紹介します。

  1. テーマが出される
  2. プレゼンの制限時間が設けられる
  3. プレゼン資料作成が指定される

資料を作り始める前に、まずは基本的なポイントを知って、プレゼンの対策を立てましょう。

①テーマが出される

自己PRを含めたプレゼンでは、まずテーマが設定されます。

テーマは自己PRだけに限らず、自分に関連することや志望する業界・企業に関する内容など多岐にわたります。

例えば志望企業に関するテーマでは、「新規ビジネスの提案」や「商品企画」などのプレゼンが求められるでしょう。

また、エンジニアやデザイナーなどの専門職では、自身の制作物や実績、ポートフォリオを紹介するケースもよくあります。

②プレゼンの制限時間が設けられる

自己PRのプレゼンでは、3分や5分などの制限時間が設けられるケースがほとんどです。

一般的に自己PRや学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)のプレゼンでは2〜5分ほどの時間が与えられます。

一方で、ビジネスや商品企画に関連するテーマでは、10分以上の長いプレゼン時間が設定されることもありますよ。

時間を守ることは、ビジネスの場では必須のスキルです。制限時間を守れなければ、時間管理ができない印象を与えてしまい、評価が下がる可能性があります。

逆に、時間が短すぎると準備不足と見なされます。そのため、プレゼンを何度も練習し、予定の時間内で終われるように準備しましょう。

➂プレゼン資料作成が指定される

自己PRのプレゼンでは基本的にはプレゼン資料作成のフォーマットが、企業側から指定されます。

パワーポイントやGoogleスライドを使用しての資料作成が多いですが、もしツールの指定がない場合、企業側に指定があるかを確認すると安心です。

企業の指示をしっかり把握し、そのルール内であなたの強みや個性を最大限に引き出すプレゼン資料を作りましょう。

なぜ就活で自己PRにパワーポイントが使われるのか

就活の自己PRで、なぜパワーポイントを使ったプレゼンが求められるのかを解説します。

  1. 印象・評価の55%は「視覚情報」で決められるから
  2. 将来の自分に興味・関心を持ってもらうため

パワーポイントが使われる理由がわかれば、どう力を入れればいいのかわかるので、ぜひ参考にしてください。

①印象・評価の55%は「視覚情報」で決められるから

「メラビアンの法則」によれば、視覚情報が印象の55%を決定すると言われています。38%が聴覚情報、7%が言語情報です。

つまり、スライドのレイアウトやデザイン、カラー選びなどの視覚的な要素が、面接官に大きな影響を与えます。

プレゼン資料を見やすくわかりやすくまとめれば、良い印象として採用担当の記憶に残るでしょう。

②将来の自分に興味・関心を持ってもらうため

自己PRは、あなたの将来や今後の成長に興味・関心を持ってもらうためのものです。

あなたを雇うことで企業にどんなメリットをもたらせるのかを伝え、採用担当者に関心を持ってもらう必要があります。

そのため、自分の強みや裏付けのエピソード、その強みを志望企業でどう活かせるかまで、詳しく説明しなければなりません。

企業がチェックしている評価ポイント4つ

自己PRのプレゼンで企業がチェックする評価ポイントを4つ紹介します。

  1. プレゼン資料の作成力
  2. 情報収集能力
  3. 話し方・表現力
  4. 熱意・人柄

ぜひ、パワーポイント資料作成時の参考にしてください。

①プレゼン資料の作成力

まず企業が注目するのは、資料作成のスキルです。

実務でパワーポイントを使ってプレゼンの資料作成をする機会が多い企業は、基本的なスキルを持っているかどうかを見極めたいと考えているでしょう。

パワーポイントを使いこなせているか、分かりやすく見やすい資料を作成できているかが評価につながります。

最近ではパソコンを使う機会が少ない学生も多いため、社会人のスキルとして基本的なパソコン操作ができるかどうかをチェックしたい意図もあります。

②情報収集能力

出されたテーマに対して適切に情報を収集し、まとめる力も企業が評価するポイントです。

会社に入社した後は、さまざまな情報を収集して分析し、業務に活かす場面が多々あります。

自己PRのプレゼンでは正しい情報を集めてから取捨選択し、わかりやすく伝える力が試される場ですよね。

この情報収集能力は、企業に入社した後の仕事の質にもつながると考えられています。

➂話し方・表現力

話し方や表現力も、企業が重視するポイントの一つです。

同じ内容を伝える場合でも言い回しや声のトーン、話し方などで、相手に与える印象が大きく変わるだけでなく、プレゼンの質が大きく左右されます。

採用担当者は自己PRのプレゼンを通して、応募者が周囲とどうコミュニケーションを取るのかや、ビジネスの場に適応できる人材なのかを見ていますよ。

④熱意・人柄

プレゼンから見える人柄や熱意も企業は評価しています。書類や面接ではなかなか伝わりにくい個性が、プレゼンでは表れるからです。

採用担当者はプレゼンの完成度や内容だけでなく、学生の雰囲気や話し方、表現の仕方からあなたの人柄や熱意を感じ取ろうとします。

自己PRのプレゼンではあなたの個性を存分に出しつつ、企業に対する熱意をしっかりと伝えましょう。

【基本は3ステップ】自己PRでパワーポイントを作成する手順

自己PRのパワーポイントを作成する手順を、大きく3つのステップに分けて紹介します。

  1. 手順①事前準備
  2. 手順②パワーポイントを作成
  3. 手順③プレゼンの練習

手順通りに行えば、効率的に自己PRの資料を作成できるでしょう。ぜひ参考にしてください。

手順①事前準備

資料を作る前に、まずしっかりとした下準備が大切です。

  1. 業界分析
  2. 自己分析
  3. 自己PRを作る

それぞれの手順を順番に解説します。

1.業界分析

最初に、応募する企業の業界について調査を行いましょう。業界特有の傾向や企業が求める人物像がわかれば、どんな強みをアピールすべきか判断できます。

例えば営業職の場合、コミュニケーション能力や上手くアピールする力が高く評価されやすいです。

自分が応募する職種に合ったアプローチを考え、業界や企業のニーズに応じた自己PRを作り上げれば、評価されやすい自己PRを作れますよ。

2.自己分析

次に自己分析を行い、自分の強みや弱み、価値観や性格を把握し、自己PRをより説得力のあるものにすることができます。

面接の場では、応募者をより深く知るための質問が行われることがあります。自己分析がしっかりできていれば、深掘りの質問にも落ち着いて答えられるでしょう。

3.自己PRを作る

業界分析・企業分析と自己分析をもとに自己PRの内容を整理し、企業が求める人物像に合わせたプレゼンを準備しましょう。

自分の強みを明確にし、応募企業の採用担当者にとって魅力的な内容にまとめます。

聞き手に響くポイントを絞り込み、効果的なアピールを心がけましょう。

「上手く自己PRが書けない….書いてもしっくりこない」と悩む人は、まずは簡単作成ツールで自己PRを作成してみましょう!LINE登録することで何度でも自己PRを作成でき、3分で自己PRが簡単作成できますよ。

手順②パワーポイントを作成

自己PRが固まったら、パワーポイント資料を作成します。

  • プレゼン資料の構成は「PREP法」を意識する
  • プレゼン資料を作りこむ

資料は採用担当者の目に触れる部分なので、重要です。しっかり作りこんで周りと差をつけましょう。

プレゼン資料の構成は「PREP法」を意識する

プレゼン資料を作成する際は、一つのスライドの中でPREP法を活用しましょう。PREP法は聞き手に伝わりやすい方法です。

PREP法では以下の通りに構成します。

  • Point:結論
  • Reason:理由
  • Example:具体例
  • Point:結論

最初に結論を示した後に理由や具体例を加えると、理路整然としたプレゼンができます。

プレゼン資料を作りこむ

スライドの枚数や内容をしっかりと調整し、資料を作りこみましょう。

多くの情報を盛り込みたくなりますが、時間内に収めることが最優先です。

話す時間に合わせてスライドを整理し、強調したいポイントに焦点を当てたプレゼン資料を作成しましょう。

手順③プレゼンの練習

資料を作り終わったら、プレゼンの練習を行います。以下の通り、台本を作った後は反復して練習します。

  • 台本を作る
  • ロールプレイを重ねる

それぞれの手順を詳しく解説します。

台本を作る

資料を作った後は、スライドに合わせた台本を作ります。内容を文字に起こして台本にすれば、本番でもスムーズな進行が可能です。

1分あたり300文字程度を目安に台本を作成すると、話すスピードがちょうど良く、聞き取りやすいですよ。

台本が完成したら、声に出して読んでみて、声に出しにくい部分がないかや時間の調整をしながら仕上げてましょう。

ロールプレイを重ねる

発表の台本ができたら、プレゼンのロールプレイを何度も行います。スライドの切り替えタイミングやプレゼンの内容を何も見なくても覚えるくらいの勢いで練習しましょう。

本番は緊張するため、予想外のトラブルに心を乱されたり、今までできていたことが突然できなくなったりします。

自信がつくくらいロールプレイを重ねていればトラブルがあっても動じなくなり、実力を発揮できるでしょう。

本番で「もっと練習しておけばよかった」と思っても遅いので、しっかり準備しておきましょう。

自己PRでパワーポイントを作る時のコツ

自己PRでパワーポイントの資料を作成するときのコツを3つ紹介します。

  1. 起承転結を意識した内容にする
  2. 1スライドに1メッセージと限定する
  3. アニメーションやイラストを使いすぎない

コツを抑えるだけで、伝わりやすいパワーポイント資料を作成できます。ぜひ参考にしてください。

①起承転結を意識した内容にする

パワーポイントの全体構成は「起承転結」を取り入れ、ストーリー性をもたせましょう。流れが単調になるのを防ぎ、聞き手の印象に残りやすくなります。

起承転結とは、具体的に以下の通りです。

  • 起:話の導入部分。相手の興味を惹くパート。
  • 承:話を進展させる。聞き手の共感を得るパート。
  • 転:ストーリーのアクセント。異なる新たな視点やアイデア、将来の展望など。
  • 結:結末や結論。聞き手にアクションを起こしてもらうための重要なパート

起承転結を意識してストーリー性のある流れにすれば、面接官の興味を引きつけられ、内容がより効果的に伝わります。

②1スライド当たり1メッセージに限定する

一つのスライドには、一つのメッセージのみを載せてください。理由は、情報をあれこれ入れすぎると聞き手が内容を理解しづらくなるためです。

箇条書きを使用したり、疑問文形式で次のスライドに答えを持ってきたりなど、詰め込みすぎないプレゼン資料を作成しましょう。

シンプルでわかりやすい構成にすると聞き手が内容を理解しやすくなるため、集中力を維持できます。

➂アニメーションやイラストを使いすぎない

アニメーションやイラストを過度に使わず、適度にしましょう。過度に使いすぎると、視覚的な情報が混乱してしまい、内容が伝わりにくくなります。

特にアニメーションの場合、興味を惹きたい部分にだけ使うのは効果的ですが、毎スライドで使っていると見ている側は集中できません。

シンプルな資料を心がけ、必要な部分だけを強調すれば、資料全体の見やすさと伝わりやすさが高まります。

パワーポイント作成例を参考に自己PRを作るポイント

パワーポイントで自己PRを作るポイントを3つ紹介します。

  1. 見た目の基本を決める
  2. 視認性を高めるグラフを使って説得力を持たせる
  3. イラストを作成する場合

意識して資料を作ると、統一感があり見やすいスライドを作れます。ぜひ参考にしながらパワーポイント資料を作成してください。

①見た目の基本を決める

まずは、プレゼン資料全体のビジュアルを整えましょう。具体的には、以下4つの面を意識します。

  1. フォントを決める(メイリオ・游ゴシックがおすすめ)
  2. 黒や赤・黄色など落ち着いた色から2色に絞る
  3. 統一感を持たせたスライドを意識する
  4. 余白は残す

それぞれのポイントを順番に解説します。

1.フォントを決める(メイリオ・游ゴシックがおすすめ)

使うフォントは、見やすさを重視して選びます。装飾性の高いフォントは見づらいため、シンプルなフォントにしましょう。

おすすめのフォントは、シンプルで読みやすい「メイリオ」や「游ゴシック」です。

なお、スライドごとや単語などでフォントを変更するのは避け、統一しましょう。

2.黒や赤・黄色など落ち着いた色から2色に絞る

基本的に通常の文章では黒や紺、濃いグレーなど、黒っぽい色メインに使います。

目立たせたい部分には背景の色に合わせて、赤や黄色を使うと効果的です。

「他の就活生と被るのでは?」と心配になるかもしれませんが、差別化すべきは発表の内容であって、文字色ではありません。

多色使いは見づらくなるため、重要なポイントを引き立てるためにもシンプルな配色を心がけましょう。

3.統一感を持たせたスライドを意識する

スライド全体に統一感を持たせましょう。色やフォント、1つのスライドの文字量などに統一感がないと、聞き手に違和感を与えしまいます。

聞き手がスライドの統一感のなさに気を取られ、プレゼン内容が効果的に伝わりにくいです。

仮に内容が良くても、結果的に「違和感のあるプレゼンだった」と印象を与えてしまうでしょう。

スライドのスタイルは統一し、内容がスムーズに伝わるよう意識しましょう。

4.余白は残す

スライドには余白を残し、視覚的に整理されたレイアウトを心がけましょう。情報が詰め込まれすぎると、聞き手はどこに注目すべきか迷ってしまいます。

例えば質問を一文だけ記載して残りは口頭で補足するなど、いろいろと情報を盛り込むよりも余白を残した方がよりメッセージを強く聞き手に伝えられます。

余白を効果的に活用し、聞き手がプレゼン内容に集中できるようにしましょう。

②視認性を高めるグラフを使って説得力を持たせる

適切にグラフを活用して視認性を高めましょう。グラフを使用すれば、聞き手に分かりやすく情報を伝えられます。

特に、数字を使った自己PRをする場合に効果的です。例えば「実績が30%上昇した」という情報も、言葉や文字だけよりも、グラフにすれば視覚的に理解しやすくなります。

以下3つのグラフの特徴や、どんな数値に使うと効果的なのかを紹介します。

  1. 棒グラフ:カテゴリや時系列比較におすすめ
  2. 円グラフ:構成割合や比率を示すのにおすすめ
  3. 折れ線グラフ:連続した変化を説明するのにおすすめ

1.棒グラフ:カテゴリや時系列比較におすすめ

棒グラフは棒を並べて表示するため、カテゴリや時系列でのデータ比較に最適です。

例えば「自分の行動でサークルイベントの来場者満足度が他のサークルを抜いて1位になった」と伝えたい場合、他のサークルと自分のサークルの満足度を並べて表示しましょう。

30%という数字とともに、どれほどの成果や効果があったのかを視覚的にアピールできます。

2.円グラフ:構成割合や比率を示すのにおすすめ

円グラフは、構成割合や比率を示すのに効果的なグラフです。

例えば、部活内やゼミ研究でとったアンケート結果などの分布を視覚的に表現する場合に適しています。

直感的に比率を伝えたい場合は、円グラフを使いましょう。

3.折れ線グラフ:連続した変化を説明するのにおすすめ

折れ線グラフは、連続するデータの変化を説明するのに適したグラフです。

例えば「部活での個人練習を増やした結果、翌年の成績が向上した」という変化を視覚的に示す場合、折れ線グラフを用いると伝わりやすいでしょう。

去年と昨年のデータを比べる場合や、月ごとのデータがあるなど、連続したデータがある場合は折れ線グラフを使うのがおすすめです。

③イラストを作成する場合

パワーポイントに入れるイラストや図表を作成する方法として、以下の2つを紹介します。

  • 図形を組み合わせてイラストを作成
  • SmartArtならデザイン性の高い図表が作成できる

見ている側からすると文字ばかりのスライドだと疲れてしまうため、イラストを入れるといいアクセントになります。

入れすぎは逆効果ですが、ぜひ効果的に取り入れましょう。

図形を組み合わせてイラストを作成

パワーポイントの図形を組み合わせれば、簡単なイラストを作成できます。

図形を変形し結合すれば、シンプルなイラストであれば時間をかけず作れます。

ただし、主役はあなたのプレゼンなので、スライドの中のイラストに過度にこだわらないように注意しましょう。

SmartArtならデザイン性の高い図表が作成できる

パワーポイントの「SmartArt」を使えば、手軽にデザイン性の高い図表を作成できます。

整った図表が簡単に作れるため、スライドのデザイン性を保ちつつ、目立たせたい部分や説明が難しい箇所に使えます。

ただし、スライド全体が図表ばかりだと逆に分かりづらいです。使う部分は絞り、使いすぎないよう注意しましょう。

自己PRプレゼンを成功させるポイント2つ

自己PRプレゼンを成功させるための2つの重要なポイントを紹介します。

  1. 発表練習は何度も繰り返す
  2. 指定発表時間よりに長くor短くなるケースを想定する

しっかり準備して、自信をもってプレゼン当日を迎えられるようにしましょう。

①発表練習は何度も繰り返す

もう完璧だと思っても、発表練習は繰り返し何度も行いましょう。十分な準備ができていないと、本番で緊張して失敗する可能性が高まります。

発表の練習には以下2つのアプローチがあります。

  • 1人で練習する
  • 第三者に聞いてもらい意見をもらう

1人で練習する

まずは1人でプレゼンの練習を行い、内容を覚え込むことを目指しましょう。

何度も練習し、発表の時につっかえたり言いよどんだりをなるべく無くすよう、ブラッシュアップしましょう。

練習を重ねればプレゼンに自信がつき、本番の発表にもその成果が表れるため、面接官にも努力が伝わります。

第三者に聞いてもらい意見をもらう

1人で何度も練習を重ねて自信が持てるようになったたら、家族や友人など第三者に聞いてもらいましょう。

実際に人前で話すと、一人でやっていた時にはない緊張感を感じ、本番さながらの練習ができます。

協力してもらった友人や家族からフィードバックをもらい、プレゼンをさらに改善していくといいでしょう。

②指定発表時間よりに長くor短くなるケースを想定する

事前に異なる時間枠でのプレゼンを準備をしておきましょう。

本番で発表時間が想定よりも短くなったり長くなったりすることがありますが、準備しておけば突然の変更にも落ち着いて対応できます。

発表時間が3分、5分、10分の時にどうプレゼンをまとめるべきか紹介します。

  1. 発表時間3分の場合
  2. 発表時間5分の場合
  3. 発表時間10分の場合

1.発表時間3分の場合

3分間で発表する時は約900文字が目安です。3分間はかなり短時間のプレゼンなので、要点を絞っておかないと時間切れになる可能性が高いでしょう。

以下3つのポイントを簡潔にまとめて伝えるのがおすすめです。

  • 強み
  • エピソード
  • 入社後の展望

短時間のプレゼンだと焦って早口になりがちなので、ゆっくり話すことを意識してください。

2.発表時間5分の場合

5分間の発表では約1500文字が適量の目安です。3分間のプレゼンと同様に、以下の3つを基本としてプレゼンを展開します。

  • 強み
  • エピソード
  • 入社後の展望

3分より時間が長い分、エピソードをより細かく具体的に深めて話し、自己PRの説得力を高めましょう。

3.発表時間10分の場合

10分の発表では約3000文字が目安です。自己PRにしては長時間のプレゼンですが、これはあなたを存分にアピールする機会と考えて取り組みましょう。

取り入れるべき内容は以下の通りです。

  • 自己紹介
  • 長所や短所
  • 強み
  • 具体的なエピソード
  • 入社後の目標

あなたという人を深く知ってもらい、印象に残るプレゼンを目指しましょう。

【要注意】自己PRをパワーポイントでプレゼンするときの注意点

自己PRをパワーポイントでプレゼンするときの注意点を5つ紹介します。

  1. 起承転結・ストーリー性を意識する
  2. 情報は伝えたいものに絞る
  3. 発表時間は厳守
  4. 話すスピードを意識する
  5. 話し方や表情・声のトーンを意識する

上記の注意点を守れないと、面接官に悪い印象を与えてしまう場合があります。

面接官に好印象を与えるためにも、プレゼンに臨む前に知っておきましょう。

①起承転結・ストーリー性を意識する

自己PRをパワーポイントで行う際には、起承転結やストーリー性を意識しましょう。

単調な発表では印象に残りにくいため、ストーリー性を持たせてあなたの魅力をより効果的に伝えましょう。

②情報は伝えたいものに絞る

自己PRのプレゼンでは情報に優先度をつけ、厳選して伝えましょう。

あなたのもつ長所を全て伝えようとすると強みがぼやけてしまい、どこがあなたの魅力なのかがわからなくなってしまいます。

企業が求めているスキルや特性を調査し、焦点を絞って自己アピールを行いましょう。

➂発表時間は厳守

時間を守ることは社会人の常識として捉えられるため、発表の制限時間は必ず守りましょう。

時間を過ぎて発表したり、発表が短すぎたりすると、印象を悪くしてしまいます。

指定時間の15秒前から時間ぴったりに終わることを意識し、時間内にしっかり収まるよう準備してください。

④話すスピードを意識する

話すスピードは、プレゼン中に意識したいポイントです。

人は、緊張すると無意識のうちに早口になりやすく、予定よりも早く終わってしまい時間が余ったり、聞き取りづらく聞き手が置いてけぼりになってしまいます。

発表前に深呼吸をして、本番中は意識的にゆっくり話すように心がけましょう。

⑤話し方や表情・声のトーンを意識する

発表中の話し方や表情・声のトーンに注意しましょう。採用担当者は、スライドだけでなく発表中のあなたにも注目しています。

例えば、目が泳いだり声が小さくなってしまったりすると、自信がなさそうに見えてしまいます。

以下2つのポイントを押さえて、緊張していても堂々とした態度でプレゼンを行いましょう。

  • 声のトーンや強弱の付け方
  • 声の大きさやスピード・表情・目線も重要

声のトーンや強弱の付け方

声のトーンは、明るくはっきりとした声を意識しましょう。

ただ大きな声を出すだけではなく、強調したい部分ではあえてトーンを落としたり、間を取ったりして強弱をつけるのもおすすめです。

プレゼンにメリハリが生まれ、聞き手がぐっと内容に引き込まれます。

声の大きさやスピード・表情・目線も重要

声の大きさやスピード、表情、目線も大事です。発表中は表情豊かに、大きなハキハキとした声で話しましょう。無表情だと、ぶっきらぼうな印象を与えてしまいます。

目線はスクリーンやPCに向かいがちですが、聞き手の方をしっかりと見て目線でコミュニケーションを取りましょう。

聞き手と目を合わせれば話し手の一方通行にならず、より聞き手が参加意識を持って発表を聞いてくれます。

声のスピードは1分間に300文字程度を目安に、早すぎず遅すぎず話しましょう。

自己PRをパワーポイントで行うときに他の就活生に差をつけるコツ3つ

自己PRをパワーポイントで行う際に他の就活生に差をつけるコツを3つ紹介します。

  1. 拍手や挙手を促して場の雰囲気を柔らかくする
  2. Yes・Noで採用者に質問を投げかける
  3. アンケートや投票アプリを使う

就職活動ではライバルと比べられるため、他の就活生と差をつける必要があります。

ぜひ紹介するコツを取り入れて、他の学生よりも抜きん出た部分をアピールしましょう。

①拍手や挙手を促して場の雰囲気を柔らかくする

自己PRの発表中、聞き手に拍手や挙手を促せば場の空気が和らぎます。

あなたが一人で話すのではなく、聞き手を巻き込んだプレゼンにすることができるためです。

例えば「私と同じように学生時代にバスケットボールをしていた方は、挙手をお願いします。」といって挙手を促し方がありますよ。

場の雰囲気が柔らかくなり、その後の発表もスムーズにいきやすいです。

②Yes・Noで採用者に質問を投げかける

プレゼンの序盤に、Yes・Noの二択で答えられる質問を投げかけるのも良い方法です。

聞き手を巻き込んだプレゼンができ、発表前の良いアイスブレイクになります。

例えば、「私は管弦楽部に所属しているのですが、管弦楽と吹奏楽との違いをご存じの方はいますか?」などと質問を投げかけましょう。

聞き手もプレゼンに参加できるため、興味を持ってもらえるだけでなく、場の緊張感も和らぎます。

➂アンケートや投票アプリを使う

リアルタイムでアンケートや投票を行うと、他の就活生との差をつけられます。

アンケート結果をプレゼンに組み込めば、聞き手の興味を強く惹けて、印象に残りやすいプレゼンができます。

一般的なアプリではQRコードを用いて、アンケートページにアクセスしてもらいます。オンラインの場合、チャット欄を活用するのもいいでしょう。

【オンライン版】自己PRをプレゼンするときのコツ4つ

オンラインで自己PRのプレゼンをするときのコツ4つを紹介します。

  1. 事前準備で操作確認をしておく
  2. カメラをしっかりと見る
  3. 声のトーンを少し上げて話す
  4. レーザーポインターに設定を変える

オンラインならではの注意点もあるので、ぜひ参考にしてください。

①事前準備で操作確認をしておく

事前に操作確認を行い、端末やカメラなどの機材にも問題がないか確認しましょう。

当日、操作に手間取ってなかなかプレゼンをはじめられないと、準備不足な印象を与えてしまいます。

事前に操作を確認し、当日に備えましょう。

②カメラをしっかりと見る

オンラインでのプレゼンでは、カメラをしっかりと見て目を合わせましょう。

画面の中の資料に目がいきがちですが、カメラを見て聞き手に直接話しかけるような姿勢を心がけましょう。

また、自分より下の位置にPCを置くと、採用担当者を見下ろす形になってしまいます。

スタンドなどを活用し、なるべく見下ろす形にならないように気を付けてください。

➂声のトーンを少し上げて話す

オンラインで発表を行う時は、声のトーンを少し上げて話しましょう。

機器を通すと声が暗く聞こえやすく、採用担当者の印象が下がってしまう可能性があるためです。

電話で話をするときのイメージで、少し高めのトーンで明るく話しましょう。

④レーザーポインターに設定を変える

パワーポイントのレーザーポインター機能を活用しましょう。

資料の中で重要なポイントや注目してほしい部分を明確に示せば、聞き手が発表に集中しやすくなります。

特にオンラインのプレゼンでは、聞き手の集中力が途切れやすいため、レーザーポインターの機能を有効に使いましょう。

パワーポイントに自己PRをまとめるコツを知って好印象を目指そう!

自己PRをパワーポイントで行う時の方法やコツを紹介しました。

今回紹介したポイントを押さえて、より効果的な自己PRのプレゼンをしましょう。

通常の自己PRと異なり、人前に出ての発表は緊張しやすいですが、しっかり準備を行って堂々とした態度で臨むのが大切です。

ぜひ、この記事を参考にして自己PRの話し方やスライドの見た目を工夫し、聞き手にあなたの魅力を思う存分伝えてください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。