【例文9選】情報収集力を自己PRでアピールする方法!言い換えや注意点も紹介
情報収集力を自己PRでアピールしたいものの、どうやって伝えたら良いのか悩む人も多いでしょう。
しかし、「情報収集が得意です」というありきたりな自己PRでは、採用担当者の印象に残りません。情報収集力を強みとしてアピールするためには、コツや例文を押さえることが大切です。
本記事では、まず情報収集が得意な人の強みや言い換え表現を解説した上で、情報収集力をアピールするコツや例文を紹介します。NG例文や注意点も紹介するので、自己PRの書き方でお悩みの人はぜひ参考にしてください。
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情報収集力は強み・長所として仕事に活かせる!

情報収集力は、自己PRで積極的にアピールしたい、仕事に活かせる強みですよ。情報収集力が活かせる職種と理由は以下の通りです。
職種 | 情報収集力を活かせる理由 |
---|---|
営業職 | 自社商品の魅力や顧客の要望、 競合他社の情報をリサーチするため |
研究職 | 論文や文献、統計、 過去の実験データを調べるため |
SE (システムエンジニア) | 最新のIT技術はもちろん、顧客や チームの悩みや問題を知るため |
コンサルティング | 顧客の悩みに合わせ市場や 競合他社の分析、 顧客へのプレゼンテーションに 必要な情報を集めるため |
マーケティング | 市場や競合他社の分析、 顧客の動向や需要を調査するため |
上記のように、情報収集力は幅広い職種・業務内容で役立つ力です。自己PRで情報収集力を強みや長所としてアピールし、どのように仕事に活かせるのかを具体的に伝えていきましょう。
そもそも情報収集力とは?

ここからは、そもそも情報収集力とは、どのような力なのかを確認しましょう。正しく意味を理解することで、より具体的で魅力的な自己PRを作成できますよ。
それぞれ詳しく解説します。
①必要情報を集める力
情報収集力は、必要な情報を集める力です。
ただし、ただ「情報を集める」だけでは魅力的なアピールにはなりません。なぜなら、一昔前と異なり、インターネットが普及したことで情報収集が容易になったからです。
しかし一方で、インターネット上の情報には信ぴょう性に欠けるものも少なくありません。
就活でアピールできる「情報収集力」とは、収集した情報を整理しながら信ぴょう性があるかを判断し、正しく評価できる力であると理解しましょう。
② 関連した情報を集める力
情報収集力について自己PRで述べるなら、得た情報と関連した情報まで集められるとアピールできるとよいでしょう。
関連した情報も加味して総合的に判断することで、より良い選択ができることもあります。また、幅広く知識を得ることで自身も成長できますよ。
多くの関連する情報の中から必要なものを選び取り、情報の確度を見極めて活用できる人は、「情報収集力がある」とアピールしてください。
③ 得た情報を読み解く力
情報は集めるだけではなく、得た情報を読み解く力も求められます。必要な情報を得られても、内容が理解できなければ意味がありません。
また、「情報を読み解く力」とは、単に「言葉の意味を理解する」だけではありません。その情報の裏にある背景や、他の情報との重なりを理解し読み解く必要があります。
また、このように考える力のある人は、洞察力に優れていて人間関係を良好に築ける人が多い傾向にありますよ。良好な人間関係の構築は、どんな企業でも求められる力です。
そのため、この力を適切にアピールできれば、好印象を与えられるでしょう。
④ 得た情報を活用する力
情報収集力には、得た情報を活用する力も含まれますよ。情報は得るだけでなく、活用できなければ意味がありません。企業は、得た情報を活かして適切な選択ができる人材を求めています。
例えば営業職では、持っている情報をすべて提示すればいいわけではありません。適切なシーンで適切な情報を提示する必要があります。仮に情報を持っていたとしても、共有しない方が有利に話が進むこともあるのです。
そのほか、プレゼンテーションやコミュニケーションに情報を活用できてこそ、情報収集力が高いと言えます。
情報収集力が得意な人の強み4選

こちらでは、情報収集力が得意な人の強みを紹介します。
情報収集力がある人は、これらの力も合わせてアピールできる可能性があります。それぞれ詳しく解説するので、ぜひ参考にしてください。
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①主体性がある
情報収集力が高い人には、自らが主体となって行動できる人が多い傾向にあります。情報収集は、自らが目的を持って計画的に行わなければ、価値ある情報を収集できないからです。
そのため、情報収集力に長けている人は、自然と主体性が身についている可能性があります。
サークルや部活動、また旅行などのプライベートな場でも、自らが主となり行動したエピソードがないか振り返ってみましょう。主体性はどんな仕事においても必要なスキルですので、ぜひ積極的にアピールしてください。
② 計画性がある
目的のために情報を集める場合、目的達成までの筋道を立てる計画性も必要です。そのため、目的のためにスムーズに情報を収集できる人は、計画性が備わっていると考えられます。
こうした計画性は、スケジュール管理やタスク管理でも活かせる能力です。事務や管理などの計画性が必要な職を志望している方は、情報収集力とあわせて計画性もアピールすると高評価を得られるでしょう。
例えば、限られた期間内で効率的に情報を集めて課題を解決した経験を伝えると、実践的なスキルとしてアピールできますよ。
③ 論理的思考力が高い
情報収集力が高い人は、情報や問題について冷静に分析し、的確に判断できる論理的思考力が高いことも強みです。
情報収集力と倫理的思考力の両方が備わっていれば、「問題を解決に導く力を持っている」と高く評価されやすいですよ。
情報収集力と論理的思考力を活かし、最適な解決策を提示できると積極的にアピールしましょう。
④ 実行力がある
情報収集が得意な人は、集めた情報をもとにアイデアを形にし、実行に移せる力も持っています。どれだけ有益な情報を得ても、活用できなければ成果にはつながりません。
また、計画を立てるだけでなく、最後までやり遂げる力があることも重要です。適切なタイミングで判断し、行動に移せる人は、企業にとって貴重な存在となるでしょう。
この実行力は、業務改善やプロジェクト推進など、さまざまな場面で活かせます。情報収集力と実行力を兼ね備えていることをアピールできれば、高い評価を得られますよ。
情報収集力が得意な人の言い換え表現4選

ここからは自己PRに活かせるよう、情報収集力が得意な人の言い換え表現もチェックしておきましょう。
シンプルに「情報収集力が得意」と伝えるよりも、上記のように言い換えることで、個性をアピールできます。
他の就活生の志望動機と差をつけるために言い換え表現を活用し、自己PRの幅を広げましょう。
① 探究心が強い
情報収集力は、「探究心が強い
」と言い換えられます。
仕事では、課題に根気強く向き合う力が求められます。自ら疑問を持って積極的に知識を得ようとする姿勢は、企業が求める力の1つです。
わからないことはすぐに調べ、目的達成のために幅広い知識や情報を得て努力したエピソードを伝えられると良いですね。
さらに、知り得た知識・情報を活かし、アイデアや成長につなげられることを伝えると、入社後に役立つ人材であるとアピールできるでしょう。
② 知的好奇心が旺盛
情報収集力は、「知的好奇心が旺盛」
とも言い換えられます。
新しい情報やトレンドを敏感にキャッチする必要がある業界や職種において特に効果的な表現で、未知のことに積極的に取り組めるとアピールしたい場合におすすめです。
その他の業界でも、「知的好奇心が旺盛」と言い換えることで、前向きかつ積極的に仕事に取り組める人材であると印象付けられますよ。
③ 視野が広い
情報収集力が高い人は、物事をさまざまな角度から捉えられるため、「視野が広い」とも言い換えられます。
視野が狭く情報収集に偏りがあると、客観的な判断ができず情報の確度が下がります。特定の情報にとらわれず、多角的な視点から正しい判断を下せるとアピールするのが効果的です。
例えば、「異なる意見を積極的に取り入れた」「相手の立場を考えながら情報を取捨選択した」など、視野が広くバランスの取れた情報収集ができることを伝えるとよいでしょう。
④ 取捨選択する能力がある
情報収集力が高い人は、取捨選択する能力があります。取捨選択とは、不要なものを捨て、必要なものやより良いものを選択できる能力です。
本当に必要な情報や質の高い情報を選び取る力は、情報が溢れる現代において欠かせないスキルであり、企業が求めている力でもあります。
情報収集力をアピールする応募者が多いなかで「取捨選択する能力」と言い換えてアピールすることで、個性を出せ、採用担当者の印象にも残りやすいでしょう。
自己PRを書くための準備

続いて、自己PRを書くための準備を紹介します。
内定を勝ち取る志望動機を作るために、上記4つのポイントを押さえてから志望動機の作成に進んでください。業界や企業研究、自己分析を行うことで、解像度の高い志望動機が作れますよ。
① 企業が何を求めているか把握する
自己PRを書くときには、まず企業が何を求めているかを把握しましょう。そもそも企業が求めているスキルではない場合、採用される確率が低くなってしまいます。
まずは企業研究を徹底的に行い、企業がどのような人材を求めているのかリサーチしてください。求めている人材については、各企業のホームページや求人情報・採用ページに掲載されています。
これらをくまなく確認して、求められている人材にマッチする強みや長所を効果的にアピールしましょう。
② 情報収集力が活きたエピソードがないか振り返る
自己PRに説得力を持たせるための材料として、実際に情報収集力が活きたエピソードがないか振り返ってみましょう。成果が出たエピソードを具体的に示すことで、採用担当者の印象にも残りやすくなります。
また、エピソードには数字を盛り込むのが効果的です。「〇日間続けた」「〇%向上した」と示すと、努力の過程や成果を評価してもらいやすくなりますので、可能な限り定量化してみましょう。
大きな成果ではなく小さな成果でも問題ありません。提出した論文やレポートの他、学内のプロジェクト、アルバイトといった身近な経験から思い出してみましょう。
③ 入社後に活かせそうなエピソードに絞る
次に、振り返ったエピソードを入社後に活かせそうなものに絞ります。この時大切なのが、応募する企業に合わせてエピソードを選ぶことです。
応募先企業で求められている人材に合わないエピソードでは印象に残らないで毛ではなく、「情報収集が不十分」とみなされ、アピールしたい力と矛盾してしまいます。
同じ「情報収集力」をアピールするエピソードでも、下記のように、志望する企業の特徴や職種に合ったエピソードを適切に選ぶ必要があります。
職種 | エピソードの例 |
---|---|
営業職 | アルバイト先の客層や導線の調査を行い、 売上アップに貢献できた |
研究職 | 論文の作成でインターネットの 情報だけに頼らず、現地に足を運んで 情報収集を行ったことで高い評価を得た |
④ 情報収集力の定義を決めておく
自己PRを書く時は、情報収集力の定義を決めておくとブレずに一貫性のあるアピールができますよ。情報収集力といっても、記事前半でお伝えした通り、さまざまな力があります。
- 必要情報を集める力
- 関連した情報を集める力
- 得た情報を読み解く力
- 得た情報を活用する力
情報収集力の明確な定義を決め、エピソードや志望理由にブレがないように意識してください。
【5ステップで完結】情報収集力を強みとして伝えるコツ

ここからは、自己PR作成の5つのステップを見ていきましょう。
これらのコツを踏まえ、自己PR作成に役立ててください。
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① 結論から始める
結論ファーストは、志望動機やプレゼンでも活用される有効な手法です。自己PRでも、一番アピールしたい「情報収集力が強みだ」と伝える文章で始めましょう。
例えば、「私の強みは情報収集力の高さで、本質をしっかり見抜く力があります。」のように1文目でハッキリと伝えられると、伝えたかったことが伝わらないという事態を防げます。
また、これにより応募者がこれから何を伝えようとしているのかを知れるので、採用担当者がその後の内容をスムーズに理解しやすくなるメリットがあります。
② 理由を伝える
結論の後には、なぜ情報収集力の高さが強みなのか、その理由を伝えます。ただし、理由は長くならないよう、簡潔に伝えることが大切です。
理由を示すことで、結論があなたの主観的な意見ではなく、論理的な根拠に基いていることを裏付けられます。
結論を補足する形で、その後に述べるエピソードへつなげていくと、自然な流れになりますよ。
また、理由を述べずにエピソードに入ってしまうと内容にズレが生じやすく、結論の裏付けにつながらないので注意してください。
③ 具体的なエピソードを述べる
次に具体的なエピソードを述べます。情報収集力を活かして成果が出たエピソードを盛り込み、独自性と説得力を高めましょう。
成果については実績や結果だけでなく、そこに至るまでの過程や実際に経験した内容を具体的に伝えます。これにより、貴方の人間性をアピールできますよ。
ただし、結論と理由につながりの薄いエピソードを選ばないよう注意してください。選んだエピソードに自信がない場合は、作成後に第三者に読んでもらってアドバイスをもらいましょう。
④ 学んだことを伝える
エピソードの後には、経験の中で学んだことを伝えましょう。学んだことを明確にすることで、入社後の成長をイメージさせられます。
自分の強みや実績のアピールだけで終わってしまうと、ただの自慢話と捉えられてしまうこともあります。以下のように伝えることで、学ぶ意欲のある人材であるとアピールできますよ。
客層の分析や近隣店舗・競合店の調査を行い、需要に合わせた商品提案や売り場づくりを行い、20%の売上アップにつながりました。 この経験により、市場の動向を見極め、データをもとに戦略を立てることの重要性を学びました |
⑤ 入社後の展望で締める
自己PRの最後は、入社後の展望で締めましょう。企業側は、強みである情報収集力が自社でどのように活かされるのかを知りたいと考えています。
強みや経験から学んだことを、その企業や職種でどのように活かしたいかを述べてください。
企業研究を徹底的に行い、企業の特色や事業展開と絡めて伝えられると、より熱意をアピールできますよ。
【エピソード別】情報収集力の自己PR例文6選

ここからは、エピソード別に情報収集力の自己PR例文を紹介します。
例文を参考にして、自身の自己PR作成を進めてみましょう。
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【関連記事】
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① アルバイト
私の強みは、情報収集力が高いことです。情報収集力があれば、お客様のニーズを正確に把握し、効果的な売上アップや業務改善に貢献できると考えます。 私は、学生時代に全国展開している雑貨店でアルバイトをしていました。地方ということもあり売上は低い方でしたが、お客様の需要に合わせた商品提案ができれば売上を上げられると考え、客層の分析から近隣の店舗・競合店の調査を行いました。 そして調査の結果、客層には20代半ば~30代後半の働く女性が多く、近隣にはおしゃれなインテリア雑貨を扱う店が少ないことに気がつきました。 実際に店舗の売上で好調なのがインテリア雑貨であることも踏まえ、インテリア雑貨をメインにし、実際の暮らしがイメージできるようなディスプレイ提案を行いました。 その結果、地方にありながら売上順位1位の店舗に成長し、インテリア雑貨だけでみると中規模店舗と変わらないほどの売上を上げて、本社からも感謝の言葉をいただきました。 この経験から、入社後も情報収集を通じて、顧客ニーズに合わせた提案や貴社の発展に貢献したいと考えております。 |
上記は、強みである情報収集力が成果につながった
経過を示せている
自己PR例文です。入社後の活躍をイメージしやすく、採用担当者からも興味を持ってもらいやすいでしょう。過去のエピソードを添え、応募先の求められている人材とマッチする経験や成果を具体的に伝えてみてください。
② 部活動
私の強みは、情報収集力の高さを活かして情報の本質を見極め、戦略立案に貢献できる点です。 私は学生時代にサッカー部に所属しており、全国大会への出場がかかった大会で、何度も全国大会出場を果たしている強豪校と対戦することになりました。その際、過去の大会の映像や情報はあったものの、最新の情報が不足していることに気づき、現在のチームの選手や戦術の情報収集を徹底しました。集めた情報を分析しデータ化した上でチーム内で共有し、戦略立案を行いチーム一丸となって準決勝に挑み、勝利を勝ち取って学校初となるベスト4入りを果たしました。 入社後はこの情報収集力を活かし、的確な情報をチームと共有しながら戦略提案を行い、プロジェクトの達成に貢献していきたいと考えています。 |
情報収集力を活かして、部活動の戦略立案や試合の結果につながった経験から、入社後の展望までを述べた自己PRです。
強みやエピソード、入社後の活躍まで一貫性があり、論理的思考力も伝わる内容になっています。
また自分が持っているスキルをどのように役立てられるかを具体的に提示しているため、企業に熱意が伝わりますね。
③ サークル
私は情報収集力を活かし、計画性を持って自己の成長につなげられる点が強みです。 私はサークル活動で、音楽ステージの企画・運営を担当しました。まず、企画提案のために過去の音楽ステージ内容を調べ、友達にも協力してもらって他校の情報まで幅広く調査しました。 さらに現在活躍しているアーティストのステージも参考にし、例年とは異なる最新のトレンドも取り入れたステージ構成を作り上げました。 そしてイベント当日、事前にしっかり調査をして調整したおかげでスケジュール通りに進行し、学生や来場者からのアンケート調査でも好評を得られました。 貴社では自己啓発に取り組みキャリアアップを目指せる人材を求めていると伺っています。入社後は情報収集力と計画性を活かし、的確に目標を設定した上で、自己成長とキャリアアップを目指したいと考えています。 |
情報収集力が得意な人の強みである、計画性や探究心の高さが感じられる自己PRです。
入社後の展望が、応募先企業が求める人材に合わせて述べられている点も好印象です。入社後も成長したいという前向きな姿勢が伝わるので、企業に貢献できる人材と評価されるでしょう。
④ ゼミ
私の強みは、問題解決のために、情報収集力を活かして的確な情報を集められることです。 学生時代のゼミ活動では、定期的に新しい研究の発表を行う機会がありました。初めて触れる分野の研究もありましたが、先輩の研究情報を収集したり、論文や書籍を参考にしたりと、幅広い情報源を駆使して知識の習得を目指しました。このように多様な情報や知識を集めていたことで、未知の事象が発生した時でも迅速に解決に必要なデータ分析ができ、締め切りに追われることなく満足いく研究発表を続けられました。 入社後も的確な情報を素早く集め、問題や課題の解決はもちろん、新しい発想力で貴社に貢献できればと考えています。 |
情報収集力を活かし問題解決に至る能力を明確にアピールできている自己PRです。
定期的な研究発表にも余裕を持って取り組めているエピソードも添えているため、計画性も感じられますね。
「情報収集力が強み」だけではなく、例文のように言い換え表現も活用して、採用担当者の印象に残る自己PRを考えてみましょう。
⑤ インターン
私の強みは、視野の広さです。これを活かし、チームの成長に貢献できると考えています。 私は長期インターンで、新商品の開発チームにて市場調査を任されました。その際、競合他社の動向やトレンドを調査することはもちろん、自らの発案で新商品分野の専門家の方にアポイントを取ってインタビューも行いました。市場調査の結果だけでなく、専門家からいただいた情報もまとめた上で整理・分析した結果をチームで共有したところ、商品開発の方針決定に役立てられ、現在その新商品の売れ行きが好調であると伺っています。 入社後も、従来のやり方にとらわれることなく視野を広く持ち、有用な情報を獲得しチームで共有して新商品開発に貢献したいと考えてます。 |
インターン時に指示された内容だけでなく、視野を広く持ち有用な情報を集められたエピソードを交えた自己PRです。
インターンの経験が応募先の企業の業種や職種に関連しているため、入社後の活躍が期待できます。インターンの実務経験は就活で有利になるので、ぜひ自己PRに取り入れましょう。
⑥ 留学
私は情報収集力が強みで、本質をしっかり見抜く力があります。 留学計画を立てる際には、基本的な留学案内だけではなく、現地の教育制度や文化・風潮についても調べ、実際に留学した人の体験談を聞いたり、現地の人とオンラインで話をしてみたりと詳しく情報を収集しました。 その結果、予定していたカリキュラムや活動計画は現地にはそぐわないことがわかり、必要なカリキュラム選択や活動に変更したことで有意義な留学経験を積めました。 入社後も、表面上の情報だけではなく市場動向や競合分析を通じて的確な戦略提案を行い、営業をサポートしたいと考えています。 |
表面上の情報だけではわからないことも、持ち前の情報収集力で深堀りして本質を見抜けた成果がわかる自己PRです。
【NG例文4選】情報収集力を自己PRでアピールするときの注意点

最後に、情報収集力を自己PRでアピールするときの注意点を確認しておきましょう。NG例文も紹介するので、自分の自己PRがこれに該当していないかチェックしてください。
① 情報収集に目的がない
私は情報収集力があることが強みです。インターネットを駆使して、さまざまな情報収集が可能です。 入社後は、強みである情報収集力を活かし、貴社に貢献したいと考えています。 |
インターネットでの情報収集は誰にでもできることであり、これだけでは魅力的な人材とは言えません。
自己PRには、具体例を交え、どんな目的でどのような情報収集ができるのかを明確にしましょう。
② 内容が簡潔すぎる
私は情報収集力が高いことが強みです。 情報収集力が活かせる場面では、必要な情報を効率的に集めて成果を上げてきました。 入社後は情報収集力を活かし、貴社に貢献いたします。 |
内容が簡潔すぎると印象が薄く、他の就活生との差別化もできません。差別化するためには、言い換え表現を活用し、個性をアピールしてみましょう。
また、具体的なエピソードと共に自分の強みを伝え、説得力のある自己PRを目指してください。
③ 集めた情報に偏りがある
私の強みは情報収集力が高いことです。私は国産の自動車が好きで、現在も貴社の車に乗っています。 海外自動車は高級感だけを追求し、性能が信頼できないためです。 そのため、卒業論文でも国内の自動車メーカーの性能について調査を行い発表しました。 入社後も情報収集力を活かし、国内自動車の魅力を伝えていきたいです。 |
主観が強く集めた情報に偏りがある自己PRは、悪い印象を与えてしまいます。上記の例文では海外自動車を非難する内容になっており、こだわりが強く扱いにくい人と敬遠される可能性も。
偏った情報ではなく、広い視野を持ち、幅広い情報を集められることを伝える必要があります。
④ ただ知識量が多いだけではNG
私は情報収集力を活かし、文化や歴史、経済、法律の他、音楽や映画など多種多様な情報を集めていきました。 入社後は情報収集力と幅広い知識を活かし、貴社に貢献したいと考えています。 |
ただ知識量の多さをアピールするのは、単なる自慢話に聞こえてしまう可能性があります。
情報収集力をアピールする際には、持っている情報の量をアピールするのではなく、情報を整理し活用できると伝えることが大切です。
自己PRで情報収集力を効果的にアピールしよう!

情報収集力がある人は主体性や計画性があり、強み・長所として自己PRでのアピールが可能です。
自己PRでは、情報収集力の高さを活かし、成果を出したエピソードを交えながら、将来の展望までを具体的に伝えることが大切です。
また、言い換え表現を活用すると個性を演出でき、周りと差がつく自己PRが完成します。情報取集力を効果的にアピールして、志望している企業の内定を勝ち取りましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。