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【正社員】接客業・販売職の志望動機の書き方を解説|履歴書に使える例文も紹介

正社員としての採用を目指す場合、経験者はこれまでの実績をどうアピールすべきか、未経験者は接客業への意欲や強みをどう伝えれば良いのか、迷うことが多いでしょう。

しかし、いくつかのポイントを押さえた書き方を理解すれば、効果的に自分をアピールできます。

この記事では、接客業・販売職における志望動機の書き方と例文を紹介し、採用担当者の心に響く内容を作成するコツを解説します。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

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新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

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新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

目次

接客業・販売職の違いとは?

接客業・販売職の違いとは?

接客業と販売職は似ているように思えますが、その役割や求められるスキルには違いがあります

接客業は主にお客様に対するサービス提供やおもてなしを中心に行う業務で、ホテルや飲食店、美容室等で見られる仕事です。

一方、販売職は商品の販売を目的とし、商品の知識や販売技術が求められる仕事で、家電量販店やアパレルショップ等で売上向上を目指す役割を担います。

志望動機を考える際には、これらの違いをしっかり理解し、自分がどちらに向いているかを意識して書くことが大切ですよ。

業務内容が違えば、求められる強みはもちろん、志望動機を作るうえで気をつけたいポイントも異なります。

それぞれの業務理解を深めつつ、好印象になるコツを本記事で学んでいってくださいね。

接客業・販売職の志望動機を書く方法

接客業や販売職の志望動機を書く際には、業界や企業への理解を深めた上で自分の意欲や適性を的確に伝えることが重要です。

ここでは、志望動機を構成する際に押さえておきたいポイントを紹介し、効果的な志望動機を書くためのコツを解説します。

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①接客業・販売職を志望する理由を伝える

まずはなぜ接客業や販売職に就きたいのか、その理由を明確に伝えることが重要です。

この段階では、自分の性格や価値観と仕事の特性がマッチしているかを説明すると良いでしょう。

例えば、「相手に喜びを与える仕事に魅力を感じている」「お客様のニーズに合うサービスの提供にやりがいを感じる」等、自分の特性を活かしてどう貢献できるかを示すと効果的ですよ。

②その企業を志望する理由を伝える

企業のビジョンや理念、業績、社会的な評価等に共感した点を挙げると説得力が増します。

また、企業の特徴や取り組みをリサーチした上で、その中で自分がどんな価値を提供できるかを伝えることが大切です。

例えば、「地域密着型のサービスに共感し、自分の経験を活かして地域のお客様に貢献したい」等の具体的な理由を示すと良いでしょう。

業種が同じでも、企業が違えば志望理由は異なるものになるはずです。まずは企業分析を進めて、自分の企業選びの軸に合致しているかどうか確かめましょう。

③その企業のサービス・商品について伝える

企業のサービスや商品に対する理解を示すことで、企業への熱意を伝えられます。

例えば、「貴社のオーガニックコスメは、環境への配慮と品質の高さが特徴で私も愛用しています」等の具体的な体験を交えると効果的です。

さらに、そのサービスや商品が市場でどう評価されているかや、他社と比較しての強みを述べると、より深く伝わりやすくなりますよ。

④経験・スキルを伝える

これまでの経験やスキルを活かして、どう企業に貢献できるかを具体的に述べることが求められます。

過去のアルバイトや仕事でのエピソードを交えて、自分が培ってきたスキルや成功体験を伝えましょう。

例えば、「前職の飲食店で培った顧客対応のスキルを活かし、お客様満足度の向上に貢献したい」等の具体例を示すと、採用担当者に強い印象を与えられますよ。

ここで伝える経験やスキルは、志望企業先で活躍するのに適したものにしましょう。

たとえば、美容部員志望ならアパレルでの接客アルバイト経験など、何かしらの繋がりがある経験だとアピールもしやすいですよ。

⑤入社後の意気込みを伝える

最後に、入社後の意気込みや将来の展望を明確に伝えます。

企業が求める人物像に合わせ、自分がどう成長してどんな貢献を目指しているのかを具体的に述べることが大切です。

例えば、「入社後は、お客様との信頼関係を築きながら売上向上に貢献し、ゆくゆくは店舗運営にも携わりたい」等の具体的な目標を挙げると、前向きな姿勢が伝わりますよ。

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さらに、本記事の後半では実際に、接客業・販売職を志望する際の志望動機を添削しています!

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接客業・販売職に求められる人材

接客業や販売職では、顧客と直接関わる機会が多く、特定のスキルや特性が求められます。商品やサービスを提供するだけでなく、顧客との信頼関係を築くことが成功の鍵です。

ここからは、接客業・販売職で特に求められる7つの特性を紹介します。

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①コミュニケーション能力が高い人

接客業や販売職は顧客との会話が中心なので、顧客の要望や疑問に迅速かつ適切に対応できるコミュニケーション能力が求められます。

特に、顧客が何を求めているのかを察しながら話を進めて信頼を築くスキルが重要です。

また接客の場面では話し方や表現力が相手に与える印象を大きく左右するため、日頃から磨いておくと良いでしょう。

②物腰のやわらかい人

接客業や販売職においては、物腰の柔らかさが顧客の印象に大きく影響します。

礼儀正しく優しい態度で接すれば、顧客は安心感を抱きやすくなり、リピーターになる可能性も高まるでしょう。

また言葉遣いや表情にも配慮し、相手にリラックスしてもらえるような雰囲気を作り出すことも必要です。

特にクレーム対応や困った状況では、物腰の柔らかさがトラブルの解決に繋がる重要な要素となるでしょう。

③周囲を見渡す観察力がある人

顧客の動きや店内の様子を常に観察し、何が必要とされているのかを瞬時に判断できる観察力は、接客業・販売職にとって非常に重要です。

周囲の変化に気づき、在庫の補充やフロアの整理等、適切な対応を迅速に行うことで、スムーズな店舗運営を支えます。

また、顧客の表情や仕草からニーズを汲み取り、先回りしてサービスを提供すれば、顧客満足度を高められますよ。

観察力をアピールしたい人は、観察力だけでなく、それを活かしてどう行動し、どんな成果を上げられるかも合わせてアピールしてくださいね。

④相手の求めることを察する力がある人

接客業や販売職では、顧客が何を求めているのかを迅速に察する力が求められます。

顧客が言葉にしないニーズを読み取ることで、より適切な提案やサービスを提供できますよ。

例えば、商品を選んでいる際の表情や会話の中でのトーンの変化から、その人の求めるものを理解し、先回りした提案をすれば、顧客に特別な体験の提供が可能です。

⑤臨機応変に対応できる人

接客業や販売職では、予期せぬトラブルや顧客からの急な要望に対応する場面が多くあります。

その際、柔軟な思考と迅速な判断力で状況に応じた最善の対応できるかが求められるでしょう。

特に繁忙期や予期せぬクレーム対応の際には、冷静に状況を把握して臨機応変に行動すれば、信頼を築くことが可能ですよ。

接客業をアルバイトで経験してきた人の中には、既にトラブル時の対応が身についている人もいるかもしれません。

その場合は、ガクチカや自己PRで強みをエピソード付きで伝えることをおすすめします。

⑥傾聴力がある人

顧客の話をしっかりと聞き、その内容を理解した上で適切な対応をする傾聴力も、接客業・販売職で重宝される能力です。

顧客がどんな商品やサービスを求めているのかを正確に理解し、それに基づいてアドバイスや提案を行うスキルが必要ですよ。

また、クレームや不満を抱えている顧客には、まず話をしっかりと聞くことで信頼関係を築き、問題解決に導けるでしょう。

⑦語学力のある人

観光客や外国人顧客の増加に伴い、語学力がある人材は接客業・販売職で非常に重宝されます。

特に英語や中国語等の主要な言語を使いこなせると、顧客によりスムーズで快適なサービスを提供できますよ。

また、異文化理解やホスピタリティを持ち合わせたコミュニケーションができると、多様な顧客層に対応できる店舗としての強みを発揮できるでしょう。

【業界別】接客業・販売職の志望動機の例文

接客業や販売職の志望動機は、業界や職種によって求められるスキルや特性が異なるため、それぞれの特徴に合わせた内容を考えることが重要です。

自分の強みを最大限に活かすためには、応募先の業界に合ったアピールポイントをしっかりと伝えることが求められますよ。

ここでは、ホテル業界・飲食業界・アパレル業界・小売業・美容業界のそれぞれに特化した志望動機の例文を紹介します。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①ホテルスタッフ:語学力をアピール

ここではホテルスタッフに必須な語学力をアピールする例文を見ていきます。

また語学力だけでなく、気遣いやコミュニケーション能力も伝えられるといいでしょう。

ホテルスタッフの志望動機
【結論】私は、語学力や異文化理解の経験を活かして、多くのお客様に安心と満足を提供できるホテルスタッフとして貢献したいと考えています。多くのお客様のニーズを満足させられるようなホテルスタッフになりたいと考えています。そのため、貴社を志望いたしました。
添削コメント|具体的になりたいホテルスタッフ像を記載しています。入社後の働きぶりが伝えられるような文章を目指しましょう。
【根拠となるエピソード】大学で英語と中国語を専攻し、留学を通じて異なる文化の中で生活する経験を積みました。その中で、異文化の人々と交流しながら、相手の考えを理解する大切さを学びました。その中で、異なる文化を理解すること、自分の文化を強要しないことの難しさと大切さに気づきました。
添削コメント|「文化を理解することの大切さ」だけではなく、「理解することの難しさ」「文化を強要しないことの大切さ」に気づいたと表現し、より具体的な学びを強調しています。
【エピソード詳細】留学先では、日常的に現地の人々とコミュニケーションを取る機会が多く、最初は言葉や文化の違いに戸惑うこともありました。しかし、失敗を恐れずに積極的に話しかけたり、相手の話に耳を傾けたりすることで、徐々に信頼関係を築くことができました。姿勢が文化の壁を乗り越え、信頼関係の構築に繋がりました。
添削コメント|「失敗を恐れず」を追加することで、前向きにチャレンジし続けられる人材だということを伝えられます。また、「信頼関係を築けた」という受動的な表現を「文化の壁を乗り越えた」と修正し、主体性と積極性を表現しました。
【企業を選んだ理由】貴社は、国内外から多くのお客様を迎え入れ、幅広いサービスを提供している点に魅力を感じました。貴社を志望する理由は、国内外から多くのお客様を迎え入れ、幅広いサービスを提供している点です。そこで私の強みである、異文化を理解する力を発揮できると確信しています。私も、その一員としてお客様に満足していただけるおもてなしを提供したいと考えています。
添削コメント|「志望する理由は~点です。」とすることで明確に理由が伝わります。また、自分の強みを具体的に活かす方法を明示することで読み手側が入社後の様子を想像しやすくなります。
【入社後】入社後は、語学力や異文化理解の経験を活かして、お客様一人ひとりに寄り添ったサービスを提供したいです。また、貴社での経験を通じて、さらに成長し続けるスタッフを目指してまいります。常に学びを吸収し、成長し続ける人材を目指していきます。
添削コメント|具体的な「成長」の内容が元の文章には含まれていなかったため、成長方法を記載することでキャリアビジョンの明確さを伝えられます。

【NGポイント】自分の強みがどんな成果に繋がったかはエピソードで表現できていましたが、企業でどのように活かせるのか、明確なアピールが足りませんでした。

【添削内容】自分の強みをどのように活かしていくのか、入社後の活躍方法などを具体的に伝えました。また語尾が同じものに重ならないよに意識しました。

【どう変わった?】これにより、エピソード内容に深みが増し、様々な経験を積んだ人材だということが伝わります。

【今回の望動機のコツ】
・結論でなりたい将来像を具体化する
・どのような努力をしたか具体的に伝える
・自分の強みをどう活かせるかを伝える

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②飲食業界:観察力をアピール

ここでは飲食業界で働いた際の経験を添削しています。観察力によって何ができたのか、何を工夫したのかを伝えるようにしましょう。

飲食業界の販売職の志望動機
【結論】私は、人と接する仕事が好きで、飲食業界の販売職に魅力を感じています。私は人と接することが好きなので、多くの人と関われる飲食業界の販売職を志望しています。その中でも、貴社の店舗で多くの方に喜んでいただける仕事をしたいと考えています。
添削コメント|「人と接することが好きだから飲食業界を目指している」では因果関係が良くわからないため、「多くの人と関われる」を追加しました。
【根拠となるエピソード】大学時代にカフェでアルバイトをしていた際、お客様との接客を通じて、人と関わる楽しさややりがいを感じました。特に、丁寧な接客を心がけていました。特に私は、訪れたお客様が最上の時間を過ごせるように、お客様に寄り添った丁寧な接客を心がけました。
添削コメント|添削後の文章では「丁寧な接客」がどのようなものなのか具体的な記述がなかったため、丁寧な接客の目的と、方法を新たに付け加えました。
【エピソード詳細】具体的には、常連のお客様の好みを覚えたり、混雑時にも笑顔で対応するようにしていました。また、注文ミスが起こらないように注意しながら、スムーズに業務を進めることを心がけました。メニューの復唱を徹底し、お客様にもう一度確認してもらうことで、注文ミスを大幅に削減しました。
添削コメント|注文ミスが起こらないように工夫したことが抽象的でした。そのため、「メニューの復唱」という具体策を導入することでエピソードにより現実性を持たせました。
【企業を選んだ理由】貴社は、飲食業界の中でも幅広い商品を提供し、幅広いお客様に親しまれている点に魅力を感じました。また、スタッフ教育にも力を入れているところにも惹かれました。スタッフ研修制度も充実しているため、常に学びながら成長できる環境と考えています。
添削コメント|「教育にも力を入れている」だけでは魅力的だと感じた理由が不明瞭なままなので、「常に学びながら成長できる」を、踏み込んだメリットを提示しました。
【入社後】入社後は、これまでの経験を活かしながら、貴社の販売職として多くのお客様に喜んでいただける接客を目指します。貴社の販売職として、お客様への接し方を常に模索し、反省と改善を繰り返しながら成長していきます。また、チームの一員として店舗全体の目標達成に貢献できるよう努力してまいります。
添削コメント|添削前の文章では、「お客様に喜んでもらう接客」をするために何を意識していくのか記載されていませんでした。具体的な成長過程を伝えることで、熱意を見せています。

【NGポイント】エピソード部分の努力行動について「注文ミスが起こらないように注意した」など、どのように工夫して接客を心がけていたのか、曖昧で不明瞭でした。

【添削内容】お客様への接し方や、何を心がけているのか、具体的に記述しています。また入社後の活躍の展望も明確なものにしました。

【どう変わった?】これにより、エピソードに深みが増しています。読み手の採用担当者にも人格や入社後の姿が伝わりやすくなっていますね。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソード中の努力行動を具体化する
・企業の特徴から感じる魅力を具体的に示す
・入社後の目標は行動ベースで示す

③アパレルスタッフ:コミュニケーション能力をアピール

ここでは、アパレルスタッフとしてどのように企業に貢献したのかを記載しています。行動の背景やそれによる結果を分かりやすく記載しましょう。

アパレルスタッフの志望動機
【結論】私は、お客様に寄り添った接客を通じて、ファッションの楽しさを伝えたいと考えています。お客様一人ひとりを大切にし、寄り添った接客によってファッションの楽しさを伝えるアパレルスタッフになりたいと考えています。そのため、貴社のアパレルスタッフとして多様な層のお客様に真摯に向き合うことを理念としている貴社で活躍したいと考え、志望いたしました。
添削コメント|添削後の文章は、自分が理想とする社会人象を伝え、それを実現するためにはなぜその企業でなくてはならないのかを具体的に記載しています。
【根拠となるエピソード】以前、アパレル店で接客を経験した際、お客様と直接関わる仕事の魅力を感じました。関わり、自分が提供したサービスによって他者を笑顔にすることができる仕事に魅力を感じました。その中で、私は会話からお客様の好みを引き出し、それに合ったお客様の好みに合った提案をすることを意識して取り組みました。
添削コメント|添削前の文章では、接客業のどこに魅力を感じたのか不明でした。そのため、魅力を感じた部分を詳細に書くこと、会話のどこを意識していたのかを明瞭にすることを意識しました。
【エピソード詳細】具体的には、お客様がどのような服を探しているかを聞き取り、予算や用途に合わせた提案を行いました。また、お客様が迷っている際には、実際に着ているイメージを持っていただくために、試着をお勧めして納得していただけるよう努めました。
添削コメント|何が背景にあり、上記のような接客方法を取ったのか、考えた内容を伝えることで、応募者の人格や考え方が採用担当側に伝わるようになります。
【企業を選んだ理由】貴社は、デザイン性の高い商品を多く取り扱い、お客様から信頼されていると伺いました。また、スタッフ教育にも力を入れている点に魅力を感じ、常に先輩社員の技術を吸収することで、学びを獲得し続けながら成長していきたいと考えました。私もその一員としてスキルを磨きながら働きたいと思いました。
添削コメント|添削前の文章では、スタッフ教育を受動的なものとして捉えています。しかしそ添削後の文章では自ら学ぼうとする意志が明確に伝わりますね。
【入社後】入社後は、これまでの接客経験を活かし、お客様一人ひとりに丁寧な対応を心がけていきます。これまでの接客スキルにさらに磨きをかけながら、お客様一人ひとりの丁寧な接客をしていきます。さらに、商品知識やコーディネート力を高め、貴社のブランド価値をより多くの方に伝えられるスタッフを目指していきます。
添削コメント|添削前の文章は、これまでの接客経験を成長させていくことが記載されていません。そのため、接客スキルに胡坐をかくのではなく、常に成長を目指していく熱意を伝えています。

【NGポイント】全てにおいて、行動の背景や理由が記載されていないため、応募者の人格や熱意が伝わりにくい志望動機になっています。

【添削内容】接客で工夫した点や、何を考えて行動したのかを記載しました。また、貴社ではならない理由を明確に伝えています。

【どう変わった?】以上の添削により、志望する熱意や、自身の人格や考え方がさらに明確に、強く伝えられるようになりましたね。

【今回の志望動機のコツ】
・自分の理想の将来像を結論で伝える
・努力の内容だけでなく理由も示す
・志望先の魅力に絡めた入社後目標を示す

④小売業:臨機応変な対応力をアピール

ここでは、学生時代のアルバイトを通じて小売業を志望する際の文章を添削しています。行動の背景や目的を簡潔に伝えることを意識しましょう。

小売業の志望動機
【結論】私は、お客様と直接関わりながら商品を提案し、喜んでいただける販売職に魅力を感じています。そのため、貴社の販売職を志望いたしました。法人向けではなく、個人のお客様向けに接客対応ができる貴社を志望いたしました。
添削コメント|添削前は、販売職に魅力を感じていても、なぜ「貴社」を志望するのかが伝わらない文章になっていました。そのため、適切な理由を付与することで貴社への解像度を示しています。
【根拠となるエピソード】大学時代に家電量販店でアルバイトをしていた経験があり、その中で接客の楽しさや接客方法を模索しながら実践していくことで、お客様に適した接客ができるようになりました。そこから、接客業の楽しさや、お客様と信頼関係を築くことの大切さを学びました。
添削コメント|接客をしていた経験だけでなく、接客に真摯に向き合ったことで、楽しさや、信頼関係の大切さを学んだと伝えることで、より説得感が増しています。
【エピソード詳細】例えば、家電の特徴について詳しく説明することで、お客様に納得して商品を購入していただけたことがありました。お客様に正確な情報を伝えるために、日々家電について勉強することを怠りませんでした。学んだ知識を活かし、お客様が疑問と感じる点を解消できた時に、やりがいを感じました。また、そしてお客様から「ありがとう」と声をかけていただいたときは、とても嬉しく感じました。
添削コメント|添削前の文章にある「詳しく説明する」だけでは、努力の中身が伝わりません。接客時だけでなく、接客をする準備を実施していたことを伝えましょう。
【企業を選んだ理由】貴社は幅広い商品を扱い、地域に密着した店舗運営を行っている点に魅力を感じました。また、お客様第一主義を掲げている企業方針に共感し、自分の接客スキルをさらに活かせると考えました。また、お客様第一主義を掲げている貴社において、お客様のために学び続ける私の姿勢を活かせると考え、志望いたします。
添削コメント|添削前の文章にある、「自分の接客スキルを活かせる」だけでは、どんなスキルをどのように活かすのか書かれていません。そのため具体性を付与しました。
【入社後】入社後は、これまでの経験を活かし、お客様に満足していただける接客を心がけたいと思います。さらに、商品の知識を深め、正しい情報をお客様の利益になることを一番に考えて伝えることで、多くのお客様から信頼される販売員を目指していきます。
添削コメント|「多くの客様から信頼される販売員」になるために、どのような努力をしていくのか、元の文章には記載されていませんでした。そのため具体的な努力内容を書き足しています。

【NGポイント】「貴社」を志望する理由や「信頼される販売員」になるための努力が添削前の文章では、一切記載されていません。

【添削内容】接客の工夫や意識していた点、入社後のキャリアビジョンを明確に記載しました。また、貴社でなければならない理由も詳細に伝えています。

【どう変わった?】志望動機のエピソードに具体性が付与され、深みが増したものになりました。また、熱意や人格が伝わりやすくなっています。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソード中に必ず努力した内容を入れる
・志望先でどのように強みを活かせるかを主張
・具体的な取り組みを記載する

⑤美容業界:ニーズを汲み取る力をアピール

大学時代のアルバイト経験を活かし、美容業界を志望する理由や、これからの働き方を具体的に伝えることを意識しましょう。

美容業界の志望動機
【結論】私は、接客を通じてお客様に満足いただけるサービスを提供する仕事にやりがいを感じています。そのため、貴社の美容業の販売職を志望いたしました。法人向けではなく、個人向けに展開している貴社において、直接お客様と関わり、サービスを提供できると考え、貴社の販売職を志望しました。
添削コメント|「志望企業の販売職」のどこに魅力を感じて志望しているのか、この文章からでは熱意や理由が伝わりにくいです。そのため、具体的に貴社を志望する理由を記載しました。
【根拠となるエピソード】私は、以前家電量販店でのアルバイトを通じて、接客の経験を積みました。その中で、お客様と直接関わる仕事の楽しさを知りました。お客様との会話から情報を引き出し、適切なサービスを提供する仕事の楽しさを知りました。
添削コメント|「お客様と関わる仕事の楽しさ」とはいったい何なのか、どのような経験から楽しさを感じたのか、簡潔に伝わりやすくまとめることを意識しています。
【エピソード詳細】例えば、家電を購入するお客様に製品の特徴を説明する際、なるべくわかりやすくお話しすることを心がけました。専門用語を使って説明するのではなく、簡単な言葉に言い換え誰が聞いても分かりやすい接客を心がけました。また、お客様の要望を聞きながら提案をすることで、喜んでいただける場面も多くありました。
添削コメント|「分かりやすく話す」だけではなく、何を意識したのか、どのような努力をしたのかを具体的に記載しましょう。そうすることで、人格や熱意が採用担当者に伝わりやすくなります。
【企業を選んだ理由】貴社は、美容業界での豊富な実績があり、多くのお客様に愛されている点に魅力を感じました。その環境下で、様々な悩みを持つお客様それぞれの悩みに向き合い、また、幅広い製品を扱いながら、専門的な知識を活かした接客ができる環境に興味を持ちました。と考えました。
添削コメント|入社後にどのように仕事をしたいのか、明確に伝えることでキャリアビジョンの解像度が高いことを採用担当者に伝えられます。それにより熱意をくみ取ってもらえるでしょう。
【入社後】入社後は、これまでの接客経験を活かしながら、これまでの接客経験を振り返り、改善できる部分を修正し、常に学びながらお客様に信頼していただけるスタッフを目指していきたいです。また、製品知識を深め、より的確な提案ができるよう努力してまいります。
添削コメント|添削前の文章では現在までの経験の記載のみでしたが、これまでの接客経験に慢心せず、さらに学び続けて良質な接客サービスを提供していくことを伝えています。

【NGポイント】「企業を志望する理由」や「これからの働き方」についてが、特に曖昧で解像度が低い文章になっていました。企業とのマッチ度の高さが伝わりにくかったです。

【添削内容】企業の特徴や入社後の働き方について、具体的にかつ簡潔に伝えることを意識しています。また、自分の接客を客観的に評価できる人材であることを伝えました。

【どう変わった?】「企業を志望する理由」や「これからの働き方」を具体的に導入したため、熱意が伝わりやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・結論にも企業の魅力を交える
・過去の努力を具体的にエピソードで示す
・入社後の成長意欲を示す

【経験別】接客業・販売職の志望動機の例文

接客業や販売職の志望動機を書く際には、過去の経験があるかないかにかかわらず、自分のスキルや人柄をしっかり伝えることが重要です。

特に、未経験の場合でも他の職種で培ったスキルをうまく活用すれば、経験者に負けない説得力のある志望動機が作れますよ。

ここでは、アパレルスタッフとしての経験がある場合と、ない場合それぞれに応じた志望動機の例文を紹介します。

ここまでいくつかの志望動機例を見てきましたが、ここではまた別のテーマの例文を添削しながら解説していきます。気になる例文を見て参考にしてみてくださいね。

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①アパレルスタッフの経験がある場合

ここでは、前職の経験を活かしていく際の志望動機を添削しています。経験から何を学んだのか、それをどう活かしていくのかを意識しましょう。

アパレルスタッフの志望動機
【結論】私は、アパレル業界でお客様に喜んでいただける接客を通じて、自分自身も成長できる仕事をしたいと考えています。そのため、貴社のアパレルスタッフを志望しました。幅広い顧客基盤を持ち、多様な層の方と接客ができる貴社にてお客様に信頼されるアパレルスタッフを目指したいと考えています。
添削コメント|「貴社を志望する理由」が添削前の文章では伝わってきません。そこで貴社の社風などを記載することで企業理解を示し、熱意を持っていると認識してもらえるでしょう。
【根拠となるエピソード】前職では、アパレルショップで接客や商品の整理を担当していました。お客様との会話を大切にしながら、自分なりに最善を尽くして相手が何を求めているのかを汲み取り、信頼関係を大切にすることを意識して仕事に取り組んできました。
添削コメント|「自分なりの最善」が一体何なのか、添削前の文章では記載されていません。そのため、何を意識してきたのかを具体的にかつ簡潔に伝えて次の「エピソード詳細」に繋げています。
【エピソード詳細】例えば、商品を探しているお客様に対して、店舗内を一緒に回りながらご提案を行ったことがあります。また、忙しい時間帯には効率的に作業を進めるよう心がけました。忙しい時間帯では、作業効率を高めるために、他の社員が手を付けていない仕事を見極めること、仕事内容に優先順位をつけて取り組むことを実施しました。その中でお客様から「ありがとう」と言われた時には、大きなやりがいを感じました。
添削コメント|「効率的に進める」ために「何をしたのか」「なぜそう考えてその行動に至ったのか」、行動とその動機を簡潔に伝えることで、冷静に状況を見て動ける人材であることをアピールしました。
【企業を選んだ理由】貴社は、お客様目線を大切にしたサービスを提供している点に魅力を感じました。また、商品のラインナップや店舗の雰囲気が素晴らしく、また、多様な層に対応可能な品数、お客様が商品を見やすい店舗づくりにこだわっていることを理解し、自分もその一員として働きたいと考えました。
添削コメント|「雰囲気が素晴らしい」という表現は非常にあいまいで、会社のことを分かっていないように伝わってしまいます。そのため「どこが素晴らしいと感じたのか」を重点的に記載しました。
【入社後】入社後は、これまでの経験を活かし、これまでの経験に慢心するのではなく、先輩社員の方の仕事への取り組み方を吸収し、お客様にとって魅力的な接客を心がけていきたいと思います。また、店舗全体の業務をスムーズに進めるため、チームワークを大切にして貢献していきます。
添削コメント|添削前の文章では、これまでの経験に頼っていしまっているような印象を受けます。しかし、添削後の文章では常に学び続ける押しがあることを伝えています。

【NGポイント】志望先を選んだ理由や、前職でどのように活躍したかなど、具体的に記載されていない部分がかなり多く、全体的に説得力に欠けた志望動機でした。

【添削内容】曖昧な表現の部分を、すべて経験に絡めて伝えることで、具体性と、エピソード内容に深みを付与しています。

【どう変わった?】全体として貴社への志望度や、販売職への理解が簡潔にさらに詳細に伝わるようになりました。

【今回の志望動機のコツ】
・志望先の社風に言及する
・努力行動の動機を明確に示す
・過去経験に絡めて入社後の目標を設定

②アパレルスタッフの経験がない場合

ここでは、前職の経験がない場合の志望動機の例文を添削しています。前職の経験がないからこその強みや、熱意を示していきましょう。

アパレルスタッフの志望動機
【結論】私は、人と接する仕事を通じてお客様に喜んでいただくことにやりがいを感じています。この経験を活かし、貴社でアパレルスタッフとして活躍したいと考えています。多様な層のお客様に関わることができ、サービスを提供できる貴社にてアパレルスタッフとして活躍したいと考えています。
添削コメント|アパレルスタッフとして働ける企業が多くある中でも、なぜその会社なのか、なぜアパレルスタッフなのかを詳細に伝えるようにしましょう。
【根拠となるエピソード】大学時代、私はカフェでアルバイトをしていました。その中で、接客の楽しさやお客様とのコミュニケーションの大切さを学びました。お客様に合った接客を模索し、コミュニケーションによって信頼関係を築けた際に、接客業の楽しさに気づきました。
添削コメント|アルバイトの経験から、「何を学んだのか」「その学びに対して何を思ったのか」を具体的に伝えましょう。それにより、接客業への熱意を示せます。
【エピソード詳細】例えば、お客様から「いつも気持ちのいい接客をしてくれるね」と声をかけていただいた経験があります。その際、丁寧に対応することの重要性を実感しました。また、忙しい時間帯でも冷静に対応することで、お客様に満足していただけたと思います。その際、お客様の些細な言動から先回りして要望をお聞きし、常連さんの情報を覚えるなどの影の努力から、丁寧な接客の重要性を実感しました。また、忙しい時間帯でも笑顔で接客することを常に心がけていました。
添削コメント|「丁寧な対応」「冷静な対応」の中身が添削前の文章では具体的に示されていません。常にその行動をとろうとしたきっかけなどを伝えることを意識しましょう。
【企業を選んだ理由】貴社は、幅広い年齢層のお客様に愛されるブランドを展開している点に魅力を感じました。また、スタッフの一人ひとりがお客様とのコミュニケーションを大切にしていると聞き、私もその一員として働きたいと思いました。アルバイトの経験で得た自分の強みを活かしつつ、スタッフの方々から多くの学びを得られる環境だと感じました。
添削コメント|添削後の文章では、自分がその企業にどのような価値を与えられるかを記載することで、入社後の活躍の様子をイメージさせることができています。
【入社後】入社後は、お客様のニーズを丁寧にくみ取り、満足いただける接客を目指していきます。また、自分自身もファッションに対する知識を深め、貴社の魅力を伝えられるスタッフを目指して努力していきます。貴社の魅力を伝えながら、お客様の悩みを解決できる人材を目指して努力していきます。
添削コメント|添削後の文章では、「貴社の魅力を伝える」だけでなく「常にお客様の事を考えている姿勢」を伝えているため、熱意がより見えるようになりました。

【NGポイント】「なぜ接客業がいいのか」「なぜ志望企業がいいのか」について、添削前の文章はどちらも具体性に欠け、曖昧な印象を与えてしまっていました。

【添削内容】接客アルバイトで意識していた内容や、志望先への熱意を具体性を付与して伝えました。さらに簡潔な表現を心がけています。

【どう変わった?】エピソードの工夫した点や、当時の行動の動機が具体的に示され、応募者の人格や志望度が伝わりやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・企業の特徴を志望動機全体にちりばめる
・なぜ接客業を選んだかの根拠を示す
・入社後の目標は行動ベースで示す

【例文付き】接客業・販売職の志望動機で注意したいこと

接客業や販売職の志望動機を書く際には、いくつか注意すべきポイントがあります。

志望動機は採用担当者に自分をアピールする重要な機会ですが、抽象的な表現や自分本位な内容に偏ると印象が薄れてしまうのです。

ここでは、よくある間違いを例文とともに紹介し、効果的な志望動機の書き方を解説します。

①志望理由に具体性がない

志望動機に「接客が好きだから」「人と接する仕事がしたいから」等の漠然とした理由を挙げるだけでは、採用担当者に入社への熱意や真剣さは伝わりません。

志望動機では、具体的なエピソードや自身のスキルを交えて、なぜその企業を選んだのかの説明が重要です。

前職では、毎日多くの顧客と接する中で、個々のニーズに応じた接客を行い、リピート率を20%向上させた実績があります。貴社のサービスにも同じアプローチを活かしたいと考えています。

上記の例文を参考にして、説得力のある志望動機を作ってみましょう。

志望動機に最も大切なのは熱意が伝わるかどうかです。志望動機が曖昧で伝わりにくければ、どれだけ意欲があっても選考通過は難しくなります。

具体的かつ、説得力のある根拠が提示できる志望動機かどうか、自己分析を進めて確認しましょう。

②サービス・商品の感想を伝えすぎている

応募先企業のサービスや商品の感想ばかりを述べると、採用担当者には表面的な印象しか与えられません。

サービスの感想を述べる際は、それをどう活用して貢献できるかをセットで伝えることが大切です。

貴社の商品のデザインは非常に魅力的で、それを活かした接客を通じてさらに多くの顧客を引きつけられるよう、店頭でのディスプレイ提案を行いたいです。

上記の例文を参考にして、深みのある志望動機を作成してみましょう。

③相手にとってのメリットを伝えない

志望動機で「スキルを身につけたい」「成長したい」だけを強調すると、自分の利益しか考えていないと受け取られがちです。

志望動機では、企業にとってどんなメリットをもたらすかを示し、どう貢献できるかを伝す必要があるのです。

これまでの接客経験で培った迅速な対応力を活かし、貴社の店舗でお客様の満足度をさらに向上させることに貢献したいです。

上記の例文を参考に志望動機を作成すれば、企業視点でのメリットを示せますよ。

企業側のメリットを提示するには、「自分にはこんなことができます」とアピールするのではなく、企業分析を深くまで行なう必要があります。

まずは企業で何ができるか、今どんな事業を展開しているかを分析し、そこから自分に何ができるかを考えていきましょう。

④自己PRと混同している

志望動機はなぜその企業で働きたいのかを明確にする場なので、自己PRと混同しないよう注意しましょう。

例えば「コミュニケーションが得意です。」だけでは、ただの自己PRになってしまいます。

貴社の店舗でお客様の笑顔を引き出し、リピーターを増やしたいです。

上記の例文のように、なぜその企業で働きたいのか、入社後何をしたいのかという部分を強調することで、より説得力が増しますよ。

接客業・販売職の志望動機に盛り込めるスキル4選

接客業や販売職の志望動機を考える際、採用担当者に「この人なら活躍してくれる」と思わせるためには、具体的なスキルや資格を伝えることが重要です。

特に実務に直結するスキルを持っていることを示すと、採用の可能性が高まりますよ。

ここでは、接客業や販売職の志望動機に盛り込むことで強みとなる4つのスキルを紹介します。

①TOEIC

TOEICのスコアは、特に観光地や国際的な店舗での接客業や販売職において強力な武器です。

外国人観光客が多いエリアや多国籍な顧客層を抱える店舗では、英語力が求められる場面が多々あります。

そのためTOEICスコアが高いことを志望動機でアピールすれば、採用担当者に「国際的な顧客対応も安心して任せられる」と判断してもらえるでしょう。

また、TOEICのスコアは単なる英語力の証明だけでなく、学習意欲や継続力の高さも示せるため、信頼感を与えるポイントになりますよ。

逆に、地方でのアパレルショップや海外事業に手を出していない企業では、あまり大きなアピールポイントにならない可能性も。

志望企業とTOEICの相性の良さを分析しておきましょう。とはいえ、TOEIC取得までの努力経験を志望動機に盛り込むのは効果的ですよ。

②リテールマーケティング(販売士)検定

リテールマーケティング(販売士)検定は、小売業で働く際の知識と実務能力を証明する資格です。

リテールマーケティング(販売士)検定の資格を持っていると、商品陳列の仕方、接客術、店舗運営の基礎等、小売業に必要なスキルがあることを示せます。

また志望動機に「販売士の資格を取得し、売り場づくりや販売促進の提案を積極的に行いたい」と記載すると、即戦力として期待される可能性が高まりますよ。

特に店舗運営や商品企画に関わりたいと考えている場合、この資格は説得力のあるアピール材料となるでしょう。

③接客サービスマナー検定

接客サービスマナー検定は、接客業におけるおもてなしの心やマナー、礼儀作法を学べる資格です。

特に高級ホテルやレストラン、デパート等の、上質な接客が求められる場での就職を目指す際には、この資格が有利に働きますよ。

また「お客様に最高のおもてなしを提供し、リピーターを増やしたい」等の意欲をアピールすれば、採用担当者に高いサービス精神を持っていることを伝えられるでしょう。

④カラーコーディネーター

カラーコーディネーターは、特にアパレルやインテリアショップでの販売職において非常に役立つ資格です。

色の組み合わせによる印象の違いや、顧客の心理に与える影響について深く理解していることをアピールできますよ。

また志望動機に「カラーコーディネートの知識を活かして、顧客一人ひとりに合った提案を行い、満足度を高めたい」と述べると、商品提案力の高さを感じさせるでしょう。

スキルや人柄をアピールして接客業・販売業の志望動機を作ろう

接客業や販売職の志望動機を作成する際には、業界や企業の求める人材像を意識しながら、自分のスキルや人柄をしっかりと伝えることが重要です。

この記事で紹介したポイントを参考にして、具体的な経験やスキルを交えた志望動機を作成しましょう。

さらに、例文をもとに自分に合った表現を見つけることが成功の鍵です。しっかりと準備を行い、面接で自信を持って自分をアピールし、内定を勝ち取ってくださいね。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。