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受付事務の志望動機のポイントと受かる例文5選!NG例まで徹底解説【未経験者も対応】

「受付事務の仕事をしたいけど、志望動機が思い浮かばない」と悩む方は多いでしょう。就活において、志望動機は必ず質問される項目の1つです。

この記事では、内定につながる志望動機の作り方を例文とともに説明します。当記事を参考にすると、採用担当者に好印象を与える志望動機作成のヒントが得られるでしょう。

志望動機は応募先への志望度の高さや熱意を伝えられる重要な機会です。応募する職種に合わせた内容で作成すると内定獲得につながりやすいので、ぜひ参考にしてくださいね。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

記事の監修者

紙谷

新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

目次

人気職種!受付事務の仕事概要

受付事務は、就活生に人気のある職種の1つです。受付事務の仕事概要を把握しておくと、より良い志望動機を作り上げられます。

  • 受付事務の仕事内容は主に接客・事務・雑務の3つ
  • 受付事務の業界別の仕事内容

受付事務の仕事内容は主に接客・事務・雑務の3つ

受付事務は、さまざまな仕事に携わる職業です。受付事務の主な仕事内容を3つ下記にまとめました。

  1. 窓口業務
  2. 事務
  3. 雑務

1. 窓口接客

窓口業務では、来訪されたお客様の対応をします。お客様にとって最初に対面する人なので、企業の顔ともいえる重要な存在です。お客様対応の中には、社員への取り次ぎやお茶出し業務も含まれます。

企業以外でも、美容院や病院等の施設の窓口業務も受付事務の仕事の1つです。受付事務は、来訪者とコミュニケーションを取る機会が多いため、明るい笑顔が欠かせません。

いずれの場合も、来訪されたお客様に不快感を与えないために丁寧な言葉づかいや態度を取ることが重要ですよ。

窓口業務はその企業の「顔」といっても過言ではありません。愛想や態度が悪いと、企業の教育を疑われるため、選考もその辺りをよく見られる傾向にあります。

2. 事務

受付事務の仕事内容の1つが事務作業です。データ入力や資料作成等、さまざまな事務作業が含まれます。企業によっては、見積書の作成を対応する場合もありますよ。

受付事務が対応する事務作業は、企業や働く環境によって大きく異なるでしょう。あらかじめ応募先の仕事内容を調査しておくことで、入社後のギャップを減らせるのでおすすめです。

3. 雑務

従業員が働きやすい環境を整えることも、受付事務の仕事の1つです。会議室のセッティングや備品の補充、共用場所の清掃も実施します。

雑務内容は企業によって対応する内容がさまざまです。何をすべきかは、都度判断しながら行う必要があるでしょう。

そのため受付事務には、状況を把握し、やるべきことを汲み取る能力が欠かせません

業務内容については、くわしく知っておくと志望動機や自己PRを作成するときにも役に立ちます。企業説明会やインターン、OB・OG訪問等で情報を集めましょう。

受付事務の業界別の仕事内容

受付事務の仕事内容は、業界によって大きく異なります下記に各業界における仕事内容を解説しているので、志望動機を書く前に確認しておきましょう。

  1. オフィスの窓口
  2. オフィスビル
  3. 美容院・サロン
  4. 病院・クリニック
  5. マンションコンシェルジュ

1. オフィスの窓口

オフィスの窓口業務は、受付業務以外にも、さまざまな業務に対応しています。主な業務内容は下記のとおりです。

  • 資料作成
  • データ入力
  • 電話対応
  • お客様対応
  • 会議室の準備
  • 備品の購入・管理
  • 見積書作成

企業によっては、海外のお客様を対応する場合があるので、英語力が求められることもあります。

オフィスの窓口の場合、一般事務として募集されていることが多いので、求人を探す際は注意が必要ですよ。

あるいは「総合職」として扱われている場合もあります。不安な人は事前に企業にメール等で質問するか、説明会やOB・OG訪問で確認しておきましょう。

2. オフィスビル

さまざまな企業が入っているオフィスビルのエントランスで受付事務として働く場合もあります。主な仕事内容は下記のとおりです。

  • お客様対応
  • スケジュール管理
  • 電話・メール対応
  • 来訪者の情報登録・管理

お客様が気持ちよく入館・退館できるような対応が、オフィスビルで働く受付事務には欠かせません。

3. 美容院・サロン

美容院・サロンの受付事務は、お客様の予約管理や案内が主な仕事内容です。お客様は予約して来訪される場合がほとんどなので、スムーズにお客様を案内するための予約確認は欠かせません。

電話対応や事務作業等、スタッフやお客様がストレスなく過ごせるようにサポートする役割もあります。「サービスは良いけど、受付に問題があった」等のクレームに繋がらないよう、気をつけましょう。

美容院・サロンの受付事務は、働く環境が美に関わるため、メイクや髪型にも意識する必要があります。職場の環境に合わせた身だしなみを意識しておきましょう。

4. 病院・クリニック

病院・クリニックの受付事務は、医療事務と呼ばれることもある、基礎的な医療知識が必要になります。

主な仕事内容は以下の通りです。

  • 患者対応
  • レセプト業務
  • 会計業務
  • 電話対応
  • データ整理

レセプト業務は、他の受付事務には見られない仕事の1つです。レセプトとは、患者が医療費の一部のみを負担し、残りの医療費を審査支払機関に請求する際に提出するものを指します。

レセプトの作成には、カルテを読み取る能力が必要になるので、基礎的な医療知識を習得しておきましょう

医療業務は看護師とは違い、国家資格がない未経験者でも応募が可能です。とはいえ、全く医療知識がないと苦労するため、その辺りの知識も備えておきましょう。

5. マンションコンシェルジュ

マンションに常駐している受付事務は、マンションコンシェルジュと呼ばれます。主に高級マンションでよく見られますが、日本では広く知られていない職業です。

マンションコンシェルジュの主な業務内容を下記にまとめました。

  • 来訪者対応
  • メール・電話対応
  • 郵送物の受取・発送
  • 共用施設の予約受付
  • タクシー・ハイヤーの手配

マンションコンシェルジュはマンションの住民に安心と快適さを与える仕事です。マンションの顔とも呼ばれる仕事なので、笑顔と丁寧なサポートが欠かせませんよ。

「受付事務」の名前の募集は実は少ない!広く募集をチェックしよう

受付事務の求人は、別の名称で募集がかかる場合がほとんどです。実際に受付業務が含まれていても、募集要項で受付事務の名称が使われていないことは珍しくありません。

就活の際に「受付事務の求人がない」と焦らないためにも、どんな名称で募集されているかをあらかじめ把握しておきましょう

  • 一般職や事務職という名称が多い
  • 「一般事務」の名称で受付を行うことも

一般職や事務職という名称が多い

受付業務を含む仕事であっても、求人では「一般職」や「事務職」と記載されている場合があります。企業によっては、受付を職種として分けず、事務全般の一部として取り扱うことがあるためです。

応募する際は、具体的な業務内容に受付業務が含まれているかどうかをあらかじめ確認し、幅広い視点で応募先を見つけましょう。

また「一般職」「総合職」という名称で大人数を採用してから、適性を踏まえた部署に振り分ける形態の企業もあります。

その場合、必ずしも受付事務につけるとは限らないため、部署振り分けに関しては事前に企業に確認しておきましょう。

「一般事務」の名称で受付を行うことも

「一般事務」の名称で求人募集が行われている場合でも、受付業務を兼任する場合があります。特に中小企業では、事務職として採用された人が受付対応も含めた業務を担当する場合がほとんどです。

入社後に受付事務と異なる仕事を担当して後悔しないためにも、自分がやりたい仕事内容とマッチしているかをあらかじめ確認しましょう。

求人情報を確認する際は、仕事内容に受付事務の仕事が含まれているかどうかを把握しておくと安心ですよ。

受付事務の分かりやすい志望動機を作る5つのポイント

志望動機は、採用担当者に自分をアピールする重要な項目です。志望動機が曖昧だと、採用担当者からの印象は良くなりません。

受付事務に応募する際の志望動機を作る5つのポイントを下記にまとめました。

  1. 結論から分かりやすく伝える
  2. なぜ受付事務をやりたいかを明示する
  3. 応募先の企業や施設を選んだ理由も明確にする
  4. 応募先の求める人物像を把握し寄せる
  5. 過去の経験やスキルでどう貢献できるかも盛り込む

①結論から分かりやすく伝える

志望動機は、結論からわかりやすく伝えることが重要です。「なぜ志望したのか」をはじめに伝えないと、何を伝えたいのかが伝わりません。

結論のわからない話の場合、採用担当者は結論を意識しながら聞かなくてはならないため、負荷がかかります。負荷がかかってしまうと、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまうでしょう。

受付事務の仕事にはお客様対応がつきものです。志望動機をまとまりなく伝えてしまうと、仕事中でも簡潔に話せないイメージを与えてしまうので注意してください。

②なぜ受付事務をやりたいかを明示する

分かりやすい志望動機を書くには、なぜ受付事務を志望しているのかを明示する必要があります。具体的な理由がないと、志望動機に説得力が生まれません。

受付事務の仕事内容のどんな点に魅力を感じたのかを明確にしましょう。志望動機を伝える際は、具体的な仕事内容を例えに出して説明すると、受付事務を志望する理由が伝わりやすくなりますよ。

③応募先の企業や施設を選んだ理由も明確にする

志望動機の中には、応募先の企業や施設を選んだ理由も必ず明確にしてください。受付事務の仕事を志望する理由だけでは、志望動機としては不十分です。

応募先の企業や施設で達成や経験できること、理念等で共感した内容を志望動機に組み込むと、説得力が生まれます。応募先のどこに魅力を感じたのかを、言語化して伝えましょう

言語化して伝えると、採用担当者に意欲の高さが伝わりやすいだけでなく、コミュニケーション力の高さも伝わるので好印象を与えられます。

基本的に企業は学生とのマッチ度の高さを最も重視しています。「その企業だからこそ」という理由をきちんと説明できれば、マッチ度の高さがより伝わりますよ。

④応募先の求める人物像を把握し寄せる

志望動機を作成する際には、応募先の求める人物像を把握しておきましょう。いくら応募者が魅力的でも、求める人物像とマッチしていなければ採用される確率は低くなってしまいます。

実際と全く異なる人物像を伝えてしまう行為はNGですが、応募先の求める人物像に寄せる程度は問題ありません。自分との共通点を見つけ出すと、より魅力的な志望動機を作成できますよ。

また、学生側からしても、企業と相性が悪いと入社後に早期退職に繋がってしまいます。自分の就活の軸に合う企業かどうかも、応募前に分析してくださいね。

⑤過去の経験やスキルでどう貢献できるかも盛り込む

志望動機の中に、過去の経験やスキルで貢献できることを盛り込むと説得力が増します。経験やスキルを応募先の仕事内容に活かせると、応募先から即戦力とみなされる可能性が高まるでしょう。

盛り込む際は、自分のスキルや能力だけでなく、具体的なエピソードとともにどんな点で貢献できるかを伝えると効果的です。

学生時代に培ってきた経験やスキルを具体的に伝えることで、他の応募者と差別化ができるので、ぜひ志望動機に盛り込んでみてくださいね。

受付事務で求められるスキルや能力

受付事務をするうえで、求められる基本的なスキルや能力は下記の5つです。

アピールポイントとして積極的に活用すると、志望動機の説得力が増すので、参考にしてください。

  1. コミュニケーション力
  2. パソコンスキル
  3. 基本のビジネスマナー
  4. 英語などの語学力
  5. 秘書検定などの資格

①コミュニケーション力

受付事務は、窓口としてのお客様対応が多いため、コミュニケーション力が求められます。お客様の用件を聞き、意図を汲み取る必要があるため、コミュニケーション力が欠かせません。

お客様だけでなく、社内のスタッフとの連携も受付事務の重要な仕事です。円滑なコミュニケーションを取ることで、仕事をスムーズに進められるでしょう。

受付事務の対応は、企業や施設の印象を左右する可能性があるので注意が必要です。印象を悪くしないためにも、コミュニケーション力を活かした丁寧な接客を心がけてください。

受付事務では、コミュニケーション能力はもはや必須と言えるでしょう。持っていないとマイナスに取られる可能性もあるため、面接での態度等にも気を付けてくださいね。

②パソコンスキル

受付事務には、パソコンスキルが欠かせませんデータ入力や資料の作成、メール対応等パソコンを使用した仕事が日常的に行われるからです。

基本的なタイピングスキルに加え、WordやExceが使える必要もあります。MOS(Microsoft official specialist)を取得すると、基本的なPCスキルがあると応募先にアピールできるので、おすすめです。

予約システムやデータの整理にクラウドシステムを使用する場合もあります。IT化に伴い、パソコンスキルの重要性はますます高まるでしょう。

③基本のビジネスマナー

お客様と関わる機会が多いので、受付事務には基本のビジネスマナーが不可欠です。丁寧な言葉づかいや身だしなみ、お客様に不快感を与えない接客が欠かせません。

電話対応も多くなるので、電話の際のビジネスマナーも身に付けておく必要があります。お客様だけでなく、社内のスタッフに対してもマナーを守って接することで、職場全体の雰囲気が良くなるでしょう。

ビジネスマナー検定の資格を取得すると、基本的なビジネスマナーを習得できます。応募先へのアピールポイントにもなるので、取得を検討してください。

④英語などの語学力

外国人のお客様への対応も含まれるため、英語を含む語学力が受付事務には求められます。特に海外のお客様が多い企業や施設だと、日常的に英語を使用する場合がありますよ。

語学力は基本的な挨拶や案内、説明ができる等、お客様とのコミュニケーションが取れるレベルがあれば問題ありません。

語学力は、英検やTOEICを受験すると、応募先にアピールがしやすいでしょう。英語に限らず、中国語などの言語も習得していると他の応募者と差別化できるので勉強してみるのもおすすめですよ。

企業によっては、公用語が英語の場合も。英語が必須技能になっている企業では、やはりTOEICなどの、世界共通で評価できる資格を取ってアピールするといいですよ。

⑤秘書検定などの資格

秘書検定など受付事務の仕事に役立つ資格を保有しておくと、採用担当者にアピールがしやすいでしょう。

特に秘書検定は、ビジネスマナーや基本的な文書作成スキルを学べる、受付事務におすすめの資格です。資格の保有により、採用担当者が応募者のスキルを判断しやすくなるので、就職活動をする上で有利に働きます。

資格を保有していると伝えるだけで、一定レベルの能力があると簡単にアピールができるため、おすすめです。

未経験OK!受付事務の受かる志望動機の例文5選

ここからは、受付事務の仕事に応募する際の志望動機の例文を、求められるスキル別に5つ紹介します。

  • 例文1:コミュニケーション力を活かした例文
  • 例文2:パソコンスキルを活かした例文
  • 例文3:ビジネスマナーを活かした例文
  • 例文4:語学力を活かした例文
  • 例文5:資格を活かした例文

また今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、5つの例文を本気で添削!コツやNGポイントが分からない人は、ぜひ参考にしてくださいね。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

例文1:コミュニケーション力を活かした例文

最初に、コミュニケーション能力を活かしたいという志望動機です。自分の強みを活用したい場合、エピソードでその力を発揮したシーンを強調しましょう。

コミュニケーション力を活かした志望動機
【結論】私は、大学時代に培ったコミュニケーション能力を活かして、貴社の受付事務としてお客様や従業員の皆さまに安心感と信頼を提供したいと考えています。来訪者に安心感を与えるとともに、円滑な業務運営を支えたいと考えています。
添削コメント|元の文章では「お客様や従業員に安心と信頼を提供したい」とありましたが、これを来訪者と従業員それぞれに分け、二軸での努力目標を伝えることで、より志望意欲の高さをアピールしています。
【根拠となるエピソード】大学時代、飲食店でアルバイトをしていました。お客様の対応をする中で、さまざまな年代や背景を持つ方と接する中で、機会が多くありました。その中で、丁寧なコミュニケーションを心掛けることが必要だと感じました。相手の立場に立った丁寧なコミュニケーションが大切だと学びました。
添削コメント|エピソードの要約や前提説明の部分は、なるべく文を分けずに簡潔にしましょう。そうでないと、本題に入る前に読み手が情報量の多さで混乱してしまいます。今回は冗長な表現を削りつつ、二文を一文にまとめています。
【エピソード詳細】私は特に、お客様が困っている様子を見逃さないように注意し、わかりやすい説明を心掛けていました。例えば、メニューの選び方に迷っている方におすすめを提案したり、好みやアレルギー事情をお聞きしておすすめを提案し、お子様連れのお客様には配慮をした席を案内したりしていました。積極的にベビーチェアの提供や静かな席、お手洗いに近い席への案内を行いました。これにより、何度もご来店いただくリピーターのお客様も増え、店全体の雰囲気も明るくなりました。
添削コメント|お客様への対応がややあっさりとしていたため、ただ「おすすめメニューを提案する」だけでなく「好みやアレルギーを聞き出してからおすすめする」など、よりコミュニケーションを重視して対応していたことが分かるように修正しました。
【企業を選んだ理由】貴社の受付事務は、訪れる方の最初の窓口として、にとっては企業の「顔」であり、安心感を提供する重要な役割を担っていると考えます。また、接客を通じて人々に寄り添う経験が活かせる環境だと感じ、応募いたしました。
添削コメント|受付業務が企業の顔であると示すことで、「受付業務をやりたい」と希望を押し出すだけでなく、その仕事の重要性をきちんと理解していることを示しました。
【入社後】入社後は、受付事務として来訪者の方々が気持ちよくご利用いただけるよう、笑顔と丁寧な対応を徹底したいと考えています。また、貴社がより信頼される存在になれるよう、努力を惜しまず取り組んでまいります。同僚との連携も重視しながら、業務効率化に貢献できる受付事務を目指します。
添削コメント|入社後の目標が「努力を惜しまない」という結論に帰結していて、やや具体性に欠けます。そこで、コミュニケーション能力という強みにも絡めて「同僚との連携を重視しつつ効率化に貢献したい」という、より具体的で活躍像がイメージしやすいものに変更しています。

【NGポイント】エピソードの冒頭で多めに説明しすぎていて、逆にエピソードの中身があっさりしすぎていますね。エピソードでは、自分が何を考え、どんなことをしたのかを具体的に語る必要があります。

【添削内容】エピソードの前提部分はより簡潔に表現し、逆にエピソードの中で自分が問題解決に動いたシーンをより掘り下げ、さらに自分の強みも主張しつつまとめました。

【どう変わった?】エピソードがすんなり読みやすくなり、強みが発揮されたシーンにも説得力がありますね。最後まで「自分の強みを活かしたい」と真剣に伝えているのが分かる志望動機になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードの前提は短くまとめる
・行動理由と行動内容を具体的に
・自分の強みを入社後の活躍像でも伝える

例文2:パソコンスキルを活かした例文

次に、パソコンスキルを活かした志望動機です。スキルの内容が幅広いため、どんなスキルがあってどのように使えるかをアピールするのがポイントです。

パソコンスキルを活かした志望動機
【結論】私は、大学時代に培ったパソコンスキルを活かし、貴社の受付事務として業務の効率化と正確な事務作業に貢献したいと考えています。、貴社を志望しました。
添削コメント|スキルを活かしたいことと、そのスキルがどんなふうに企業で活用できるかを簡潔に示せていて、非常に良い書き出しですね。ここでは結論として「志望動機は何か」がぱっと見で分かると採用担当も理解しやすいため、「~~と考え、貴社を志望しました」と付け加えました。
【根拠となるエピソード】大学時代、ゼミ活動で調査データの集計や発表資料の作成を担当していました。その際、効率よく正確に作業を進めるために、パソコンを活用することの重要性を感じました。積極的にさまざまなパソコンスキルを身に着けて活用していました。
添削コメント|「パソコンスキルの重要性を感じていた」と伝えるだけではやや受け身な印象なので、自分から主体的にスキルを身に着け、活用していたことを追記しました。
【エピソード詳細】私は、表計算ソフトや文書作成ソフトを活用してデータを整理し、グラフ化することで、見やすい資料を作成しました。さらに、文書作成ソフトを活用してレイアウトや内容の統一感を図り、発表資料の品質向上を意識しました。また、締切間近の作業もありましたが、タイトな締め切りがあった中で、進捗が遅れた作業は赤く表示されるようなスケジュールをしっかり管理しながら作業を進め、管理表をエクセルで作成して進捗管理をしたことで、無事に発表を終えることができました。この経験から、パソコンスキルが効率的な作業に役立つことを実感しました。
添削コメント|「パソコンスキル」は幅広いため、「スキルがあります」だけでは企業で役立つかが分かりづらいです。そこで、ここではより詳しくスキル内容の内訳を説明し、企業に能力の高さをアピールすることを優先しました。
【企業を選んだ理由】貴社の受付事務では、来訪者対応だけでなく、事務作業やデータ管理も重要な役割を担っていると考えています。私のパソコンスキルを活かすことで、業務の正確性や効率化に貢献できる点に魅力を感じ、志望いたしました。したいです。
添削コメント|企業の魅力について「~だと聞いています」「~だろうと考えています」という伝え方はやや自信がないように見えるため「重要な役割を担っています」と言い切りの形に変更しました。
【入社後】入社後は、来訪者への対応を丁寧に行うことはもちろん、パソコンスキルを活かして正確なデータ管理や効率的な事務作業を実現したいと考えています。また、データ作業による従業員の方々の負担を減らし、貴社の業務全体をサポートする受付事務として努力してまいります。
添削コメント|パソコンスキルをどう活用するか、という点にフォーカスした入社後の目標を追記しています。これにより、スキルを使って活躍する姿を採用担当がイメージしやすくなりますよ。

【NGポイント】全体的にさほど大きな問題はないですが、どんなパソコンスキルが使えるのか、どのような場面で使えるのかをもう少し大々的にアピールしても良いですね。

【添削内容】エピソードの中でパソコンスキルの内訳をより詳しく説明し、どんな力が使えるのかを分かりやすくアピールしています。また、結論や入社後の目標部分で、スキルをどんな場面で使えるかを具体的に追記しました。

【どう変わった?】全体的に、学生の持つパソコンスキルの有用性と活用イメージが分かりやすくなり、より効果的に強みのアピールができています。断言口調の文章を増やしたことで、堂々とした雰囲気も伝わっていて好印象です。

【今回の志望動機のコツ】
・スキルの内容をより具体的にアピールする
・強みの使いどころを示す
・断言口調で自信のある雰囲気を示す

例文3:ビジネスマナーを活かした例文

次に、ビジネスマナーを活かした志望動機です。ややあっさりした志望動機になりがちなので、エピソード全体にメリハリをつけるのがポイントですよ。

ビジネスマナーを活かした志望動機
【結論】私は、大学時代に身につけたビジネスマナーを活かし、貴社の受付事務としてお客様に信頼と安心感を提供したいと考えています。考え、貴社を志望しました。お客様にとって最初に接する存在として、会社の顔としての役割を果たしたいです。
添削コメント|結論部分では「志望動機は何か」という点を伝える必要があるため、「~という理由で、貴社を志望しています」という形ではっきりと主張しています。
【根拠となるエピソード】大学時代、私は飲食店でアルバイトをしており、その中でビジネスマナーを学びました。社会人としての基本的なビジネスマナーを実践しながら学びました。お客様対応をする機会が多く、言葉遣いや身だしなみ、丁寧な挨拶などを心がけることの重要性を実感しました。
添削コメント|「学びました」だけだと受動的な印象が強いため、「実践しながら学びました」に修正し、主体的な姿勢を強調しました。
【エピソード詳細】アルバイト先では、お客様が気持ちよく過ごせるように、笑顔で挨拶をすることや迅速な対応を心がけていました。また、最初は笑顔を心がけてもあまりお客様からの反応が芳しくなかったのですが、笑顔以外のマナーが足りないのではと思い、上司から指導を受けながら敬語の使い方を練習し、正しい言葉遣いを意識して接客にあたるようにしていました。適切な言葉遣いや丁寧な接客に努めました。これにより、お客様から「感じがいいね」と言われることが増え、自信を持つことができました。
添削コメント|ただ「マナーを学んだ」という流れにするだけでなく、具体的に壁にぶつかった経験も示すことで、課題に対して主体的に考える力や積極的に動く行動力、問題解決力なども一緒にアピールできています。
【心境の変化】アルバイトを通じて、直接お客様と接する仕事にやりがいをビジネスマナーを学ぶだけでも初対面の人に安心感を与えられると知り、もっと多くの方に気持ちよく過ごしてもらいたいと感じるようになりました。接客を続ける中で、「もっとお客様の役に立てる仕事がしたい」という気持ちが強まり、そこで、会社の顔としてお客様を迎える受付事務の仕事に興味を持つようになりました。
添削コメント|あまりビジネスマナーについてが言及されておらず、本当にエピソードを踏まえての心境の変化なのかが曖昧なイメージでした。そこで「ビジネスマナーにより初対面の人に安心感を与えられる」という気づきから志望動機に繋がっていることを示しました。
【入社後】入社後は、これまでの経験を基にお客様対応に力を入れ、丁寧で柔軟な対応に努め、信頼される受付事務を目指します。さらに、貴社のマニュアルや先輩社員研修や現場での指導からよりお客様ファーストな対応を学び、業務の正確さと迅速さを高めることで、貴社の信頼向上に貢献したいと考えています。
添削コメント|「お客様対応に力を入れる」「対応を学ぶ」など、やや抽象的な目標が多く、きちんと入社後のことを考えられているかが曖昧です。そこで、「丁寧で柔軟な対応に努める」「研修や現場での指導からお客様ファーストな対応を学ぶ」など具体的な目標に変更しています。

【NGポイント】全体的にメリハリがなく、あまり印象に残らない志望動機になっていますね。入社後の目標も曖昧で、志望意欲の高さがあまり感じられません。

【添削内容】エピソードに「壁にぶつかった経験」を加えてメリハリをつけ、ビジネスマナーに触れて心境が変化したことを伝えて志望動機に絡めています。入社後の目標もより具体的なものに変更しました。

【どう変わった?】全体の起伏がしっかりついたことで、きちんと読み手をひきこむ志望動機になっています。入社後の目標も、エピソードを踏まえた上で強みを発揮したいと伝えられていて、活躍の姿が想像しやすくなりました。

【今回の志望動機のコツ】
・エピソードにメリハリをつける
・ビジネスマナー由来の心境の変化を伝える
・入社後の目標を具体的に示す

例文4:語学力を活かした例文

次に、語学力を活かした志望動機です。自分の強みのアピールをしたいばかりに、「どうしてその職種を選んだのか」が抜け落ちないよう注意しましょう

語学力を活かした志望動機
【結論】私は、大学時代に培った語学力を活かし、貴社の受付事務としてお客様に信頼される応対をしたいと考え、国内外のお客様に安心感を提供し、貴社の価値を広める存在になりたいと考え、貴社を志望しました。
添削コメント|「お客様に信頼される応対がしたい」という曖昧な表現を、具体的な「安心感を提供し、志望企業の価値を広める」に変更することで、企業にとってのメリットを明確化しました。
【根拠となるエピソード】大学時代、私は外国語を専攻しており、日々の授業や課外活動を通じて語学力を高めてきました。また、外国人留学生との交流や英語のスピーチコンテストに参加する機会があり、コミュニケーション能力を向上させました。授業での学びを基に外国人留学生との交流や英語スピーチコンテストに挑戦しました。
添削コメント|エピソードそのものの要約やエピソードの前提は簡潔にしましょう。今回の志望動機で重要なのは「語学力」を「受付事務」で活かしたいということなので、「どうして語学力が必要だと思ったのか」「なぜ受付事務なのか」に焦点を当てられるよう、強みのアピールは削っています。
【エピソード詳細】具体的には、留学生との会話を通じて留学生との交流では相手の文化や価値観を尊重しながら、自然な表現や相手に伝わりやすい話し方を学びました。また、スピーチコンテストでは原稿を準備して練習を重ね、留学生の友人にたびたび話し方を見てもらってアドバイスをしてもらうことで、発音や言い回しの改善に取り組みました。これらの活動を通して、外国語でのやり取りに少しずつ自信を持てるようになりました。母国語や文化が異なる人でも、英語でコミュニケーションを取りながら信頼関係を築くことができると学びました。
添削コメント|エピソード全体に要素を付け足して「言語が異なる人でも英語と努力で信頼関係が築ける」と表現しました。これで語学力の重要性は伝えられるため、あとは「どうして受付事務を選んだか」が分かれば、志望動機の信憑性がより上がります。
【企業を選んだ理由】貴社は国内外から多くのお客様を迎える機会が多く、語学力を活かせる場があると感じました。環境が整っています。また、貴社の「お客様第一」の姿勢「『おもてなし』の言葉を知らないお客様にも、最大限のおもてなしを」という理念に共感し、受付事務としてその理念を支えたいと思いました。貴社の窓口としての役割を果たすことで、お客様に日本語が分からず不安に思うお客様にも、満足して安心していただける対応を提供したいです。
添削コメント|志望企業の「語学力を活かせる環境」と共に、志望企業の理念に共感したという理由を示すことで「受付事務で語学力を発揮したい」という志望動機に明確な根拠を与える形に修正しました。志望動機全体の説得力が上がっています。
【入社後】入社後は、大学で培った語学力を活かし、外国語でのスムーズな応対を目指します。また、貴社の受付としての業務を通じて、国内外のお客様に良い印象を持っていただけるよう努めたいです。安心感と満足を提供する受付事務を目指します。さらに、貴社での経験を通じて語学力を磨き続け、受付業務のプロフェッショナルとして成長していきたいと考えています。
添削コメント|まとめられる部分は基本的にまとめ、内容が完結に伝わるように工夫しましょう。特に志望動機には文字数上限が与えられている可能性があるため、最も伝えたいことはなにか?と自問自答しながら作成してくださいね。

【NGポイント】語学力をアピールすることに注力しすぎており、志望動機で重要な「なぜ語学力が重要だと思ったのか」「どうして受付事務でその力を発揮しようと思ったのか」が理解しにくい状態になっていました。

【添削内容】エピソードで「英語と努力で外国の友人とも信頼関係が築ける」と理解したことを伝え、企業の理念や特徴と絡めて「自分がなぜ受付事務を選んだか」を示しました。

【どう変わった?】語学力の重要性と受付事務を選んだ理由が根拠と共に示されたことで、志望動機に納得感が与えられました。全体に一貫性も生まれ、引っかかりなく読める志望動機に仕上がっています。

【今回の志望動機のコツ】
・語学力が重要だと思った理由を示す
・受付事務を選んだ理由を示す
・なるべく全体を簡潔にまとめる

例文5:資格を活かした例文

資格をアピールした例文は下記のとおりです。

私は秘書検定2級を取得しており、基本的なビジネスマナーや文書作成、スケジュール管理に関する知識を身に付けました。御社の受付業務では、お客様対応のみならず、社内外のコミュニケーションやスケジュール調整も重要な業務と理解しています。

資格の取得により学んだ知識やスキルを活かし、御社の業務を円滑にサポートできると考えています。今後も自己研鑽に励み、御社と共に長期的に成長しながら、よりレベルの高い業務に対応できるように努めていく所存です。

最後に、自分の持つ資格を活かした志望動機です。資格をどう「受付事務」に活用できるか、スキルの有用性をアピールしつつ説明しましょう。

資格をアピールする志望動機
【結論】私は、大学時代に取得した秘書検定準1級の資格で培ったスキルを活かし、貴社の受付事務としてお客様に信頼感と安心感を提供したいと考えています。安心感を与え、貴社の魅力を広く伝える窓口になりたいと考えています。
添削コメント|「お客様に信頼感と安心感を提供したい」という抽象的な表現を、「安心感を与え、貴社の魅力を伝える窓口になりたい」と具体化することで、受付事務として企業にどう貢献するつもりなのかを明確にしました。
【根拠となるエピソード】大学時代、私は秘書検定準1級の資格取得を目指して力を注ぎました。ビジネスマナーや事務スキルの基礎を学びました。資格取得後は、学内活動やアルバイトにおいて、そのスキルを積極的に活用しました。活用してコミュニケーション力や相手への気配りを磨きました。
添削コメント|「力を注ぎました」だけでは具体性に乏しいため、「ビジネスマナーや事務スキルの基礎を学んだ」と行動を具体化し、さらにそのスキルを活用して「コミュニケーション力や気配りに昇華したこと」を強調しました。
【エピソード詳細】大学のイベントで来場者の受付対応を任された際、資格で秘書検定で学んだ敬語や適切な姿勢を意識しながら案内業務を行いました。特に、道に迷った方や親とはぐれた子供など、不安を感じている方がいたら積極的に対応していました。その結果、来場者から「不安要素を取り除きながら説明してくれて、安心してイベントを楽しめた」との感謝の言葉をいただきました。この経験を通じて、秘書検定で身につけた知識やスキルが、相手に安心感を与えることに繋がると実感しました。
添削コメント|元の文章では、エピソード内容があっさりしていて現実味がありませんでした。そこで、案内した来訪者の特徴を追記し、状況のリアルさを強調しています。また、来場者からの感謝も、具体的にどんな言葉をかけてもらえたかを付け加え、客観的な成果としてアピールしています。
【企業を選んだ理由】貴社では、お客様を第一に考える姿勢と質の高い接客が重視されており、私が取得した秘書検定の秘書検定で培ったスキルを十分に活かせる環境が整っているとだと感じました。また、正確で丁寧な対応や柔軟な姿勢が求められる貴社の受付業務なら、秘書検定の取得過程で身につけたビジネスマナーや柔軟な対応力が、貴社の受付業務において大きく貢献できる私の能力を発揮して貴社の価値をお客様に伝えられると確信しています。
添削コメント|元の文章では「なぜ自分が志望企業の受付事務で活躍できると思ったのか」が不明瞭で、マッチ度の高さが企業側に伝わらない状態でした。そこで、志望企業で求められている力が自分にあると示すことで、よりマッチ度をアピールする文章に修正しています。
【入社後】入社後は、秘書検定で学んだスキルを基に、お客様に安心感と満足を提供する対応を心がけます。また、貴社の研修や実務を通じてさらに知識を深め、今よりも正確かつ迅速な対応ができる受付事務を目指します。貴社の成長を支える重要な窓口として、責任感を持って取り組みたいと考えています。
添削コメント|入社後の目標をいくつも並べると「結局、何に力を入れたいの?」と採用担当が混乱する可能性があります。大きな目標を2つ程度に絞って、他にもやりたいことがあれば、自己PRなどでアピールしましょう。

特にESは志望動機・自己PR・ガクチカなどさまざまな質問があるため、アピールを分散しても問題ありませんよ。

【NGポイント】資格自体は素晴らしいですが、そのスキルをどのように受付業務に活かせるか、というアピールが不十分です。スキルについて強調するエピソードもあっさりしていて、強みの印象も残りにくいですね。

【添削内容】まずはエピソードの内容をより濃くして、スキルをどう活用できるかをアピールしました。また、志望企業の受付事務の特徴を説明しつつ、自分のスキルがどうマッチしているかを強調しています。

【どう変わった?】「秘書検定」というスキルでどんな活躍ができるかが理解でき、企業での活躍イメージが浮かびやすくなっています。また、マッチ度の高さも伝わりやすくなり、企業に良い印象が与えられていますね。

【今回の志望動機のコツ】
・スキルの使いどころをエピソードで強調
・スキルを受付事務でどう活かせるか示す
・企業の特徴と自分のスキルのマッチ度を示す

受付事務の志望動機のよくあるNG例文

ここでは、受付事務の志望動機にありがちなNG例文を4つ紹介します。

NGとされているポイントについても解説しているので、参考にしてください。

  • NG例1:受付のキラキライメージを動機にしてしまう
  • NG例2:応募先の企業・施設でなければならない理由がない
  • NG例3:給料や待遇ばかりに言及している
  • NG例4:自己PRが受付事務の仕事と合っていない

①受付のキラキライメージを動機にしてしまう

受付に抱くキラキラとしたイメージを志望動機にしてしまうと、採用担当者にネガティブな印象を与えてしまいます。

憧れは重要ですが、志望動機は仕事内容や企業への関心をアピールしましょう

私は人とのコミュニケーションが好きなので、受付の明るくおしゃれな業務内容に魅力を感じています。きれいな制服を着用し、お客様に丁寧に接する姿に昔から憧れていました。

御社に入社をした際は、お客様に対して常に笑顔で接して、御社のイメージをより良いものにしていきます。

②応募先の企業・施設でなければならない理由がない

応募先の企業・施設でなければならない理由を志望動機で伝えていないと、志望度の高さをアピールできません。

明確な理由がなければ、どの企業でも良い印象を与えてしまうので注意が必要です。

私は、さまざまなお客様と接する受付事務の仕事に興味を持っています。コミュニケーション力には自身があるので、どの企業に務めたとしても、お客様への適切な対応を行う自身があります。

御社で働く場合でも、御社の企業イメージを崩さぬよう、丁寧なお客様対応を心がけていく所存です。

③給料や待遇ばかりに言及している

仕事内容ではなく、給料や待遇ばかりに言及する志望動機もNGです。

給料や待遇は働くうえで重要ですが、志望動機としてのアピールは避けましょう

私が働くうえで重要視している項目に、安定した給料や休暇制度、福利厚生があります。御社は業界水準より給与が高く、休日数や残業の少なさも魅力的です。

福利厚生も他社と比べて充実しており、魅力を感じました。給料の高さは仕事へのやる気にもつながると確信しているので、私は御社で働きたいと考えております。

④自己PRが受付事務の仕事と合っていない

自己PRが受付事務の仕事と合っていない場合も、志望動機としてNGです。

企業は募集している求人に適した人材を求めています

能力が高い場合でも受付事務を志望する説得力にかけてしまうので、採用担当者に不適切と判断されかねません。

大学時代、バスケットボール部でキャプテンとしてチームをまとめ上げた実績があります。持ち前のリーダーシップを発揮し、チーム一丸となって日々練習に取り組みました。

練習メニューの設定や後輩指導など、チームリーダーとしての自覚と責任感を持って大会での優勝を目標に努力しました。磨き上げたリーダーシップを、御社での業務に活かしていきたい所存です。

受付事務の面接通過率をあげる選考のコツ

いくつかのコツを実践すると、面接の通過率を向上させられますよ。

ここでは、面接通過率を上げる3つのコツを下記にまとめました

  • 基本的な身だしなみ
  • 姿勢と表情
  • 言葉遣いや所作

コツを意識するだけで、他の応募者と差をつけられるので、ぜひ実践してみてください。

①基本的な身だしなみ

基本的な身だしなみは、受付事務として選考を受ける際に重要な要素です。受付事務は、お客様と接する機会が多い職種なので、身だしなみが与える印象は計り知れません

面接時は、髪型や服装は清潔感を意識し、シワや汚れのないように注意が必要です。

男性の場合は、ひげや髪型を整え、スーツやシャツの清潔感を意識してください。女性の場合は、過度なアクセサリーや派手なメイクを避け、自然で控えめなスタイルを心がけましょう。

また、応募する企業や施設の環境や雰囲気に合わせた身だしなみを意識すると、採用担当者に好印象を与えられますよ。

受付業務でなくても、基本的に面接は第一印象が非常に重要です。最初に悪い印象を与えてしまうと、どんなに受け答えが良くても選考に響く可能性があります。

逆に第一印象が良ければ、少しくらい答えに詰まったり間違えたりしても、そこまで悪い印象にはならないこともありますよ。

②姿勢と表情

受付事務はお客様と接する機会が多い職種なので、姿勢と表情の意識は重要です。

面接の場でも背筋を伸ばし、姿勢を整えて話すことで採用担当者に好印象を与えられます。

また受付事務はお客様に安心と信頼を与える必要があるため、表情は明るい笑顔を心がけてください

面接時の姿勢と表情から、採用担当者は受付事務として働いた際の印象をイメージするので、常に適切な姿勢と表情を保ち続けられるように、できれば普段から意識をして過ごしましょう。

③言葉遣いや所作

受付事務の仕事では言葉遣いや所作が直接お客様に影響を与えるため、高いレベルのマナーが求められます

お客様が始めに対峙する人は受付事務です。そのため、受付事務の言葉遣いや所作が不適切だと企業全体のイメージを悪くしかねません。

面接の際に失礼のないように、適切な敬語を自然に使いこなしてください

また、面接時の入室や椅子に座る動作も採用担当者は確認しているので、落ち着いた所作を心がけましょう。

所作も非常に重要です。笑顔を心がけ、面接官の言葉にはリアクションをしつつ、ハキハキとしたしゃべり方を心がけましょう。

人は意外と、話しているときの態度や雰囲気が強く記憶に残ります。内容も重要ですが、自分の出している雰囲気も気にしてくださいね。

受付事務の仕事内容を理解したうえで志望動機を作成しよう!

受付事務の志望動機を作成する際は、仕事内容の把握が欠かせません

仕事内容に適した志望動機を作り上げると、採用担当者に志望度の高さと熱意を伝えられます。

また、受付事務に求められるスキルを磨き上げ、スキルを活かした志望動機を作成すると、好印象です。

今回紹介した例文やNG例を参考に魅力的な志望動機を作成し、内定獲得につなげてくださいね。

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    この記事を書いた人

    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。