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旅行会社に好印象の志望動機作成!3ステップで書く方法と例文8つ

「旅行会社に就職したい!選考を有利に進める志望動機を書きたいけれど、どう書けばいいんだろう…」

そのように悩んでいるのではないでしょうか。

志望動機は入社意思を伝えるもので、選考の第一段階を突破する重要な鍵です。「なぜ志望したのか」をアピールできず書類選考で落ちてしまい、内定を獲得できないのは避けたいですよね。

当記事では、上記の悩みを抱えている方に向けて、書類選考をクリアし、内定獲得につながる志望動機を作成する方法を紹介します。

良い例文・悪い例文を紹介しながら具体的に解説するので、旅行会社に就職したい方はぜひ参考にしてください。

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旅行業界の基本情報

内定獲得につながる志望動機を書くには、業界の動向に関する深い知識が必要です。

特に以下の2つは、旅行会社を志望する際の基礎となる情報です。確実に押さえて、自分の言葉でわかりやすく説明できるよう理解を深めておきましょう。

  1. 業界の動向
  2. 旅行会社と旅行代理店は違う

①業界の動向

業界の現状を理解するキーワードは、「コロナからの回復」「オーバーツーリズムへの対策」です。

旅行業界は新型コロナウイルスの流行により大打撃を受けましたが、現在の業績は回復傾向にあります。

業界回復を支えている大きな要因は、訪日外国人観光客の増加です。海外からの旅行客は今後も増加が見込まれており、さらなる業界規模の拡大が期待されています。

しかし、観光客の増加に伴い問題視されるようになったのが「オーバーツーリズム」です。オーバーツーリズムとは、観光地のキャパシティを超える観光客が訪れることで、地域住民や環境に悪影響が出ることを指します。

例えば、公共交通機関が混雑し、地元住民が利用しにくくなるなどの問題が発生しています。今後の観光業界では、観光客を増やす施策とともに、オーバーツーリズムへの対応が課題と言えるでしょう。

②旅行会社と旅行代理店は違う

旅行業界は「旅行業」と「旅行業者代理業」の2つに分かれます。

業種会社区分詳細
旅行業旅行会社ツアーなどを企画して
お客様に販売し利益を得る。
旅行業者
代理業
旅行代理店旅行会社が企画したツアーを
販売し、仲介手数料を得る。

中には、JTBやHISなどのように旅行会社と旅行代理店の両方を担っている会社もあり、違いがわかりづらくなっています。

それゆえに、違いを理解しておくと他の就活生と差がつきます。自分の言葉でわかりやすく説明できるよう、理解を深めておきましょう。

旅行会社の主な職種

旅行会社には様々な職種があるため、どんな職種がどのような業務を扱っているかを把握しておくことが大切です。

旅行会社によって呼び方が変わることもありますが、代表的な職種は以下の4つです。それぞれの業務内容を確認しておきましょう。

  1. カウンター
  2. ツアープランナー
  3. ツアーコンダクター
  4. 法人営業

①カウンター

カウンターという職種は、店舗に来店したお客様に対して、旅行プランを販売します。お客様の要望を聞き、最適なプランを提案したり、検討しているツアーの魅力を説明するのが主な仕事です。

さらに、宿や交通機関の予約や旅行保険の手続き、お客様からの問い合わせへの対応も担当します。

お客様とやり取りする時間が長いため、コミュニケーション力が重要な職種です。

②ツアープランナー

ツアープランナーは、ツアーの企画や開発を行います。新しいツアーを提案するために旅行先を探したり、宿泊施設や交通会社と交渉したりすることもありますよ。

採算性を考慮しつつお客様のニーズに合ったツアーを企画・商品化しなければならないため、ビジネスセンスや高い分析力、企画力、交渉力など、幅広いスキルが求められます。

ツアーの評価は会社の評価に影響するうえ、自分の企画が商品として形になりお客様の喜びにつながるため、大きなやりがいを感じられる職種です。

③ツアーコンダクター

ツアーコンダクターは、ツアーに同行し、お客様が旅行を楽しめるようサポートします。

観光地の案内やスケジュール管理のほか、ツアー中のトラブルにも臨機応変に対応する必要がありますよ。対応力や決断力、調整力、コミュニケーション力など、多様なスキルが求められる職種です。

ツアーに同行するだけでなく、担当ツアーに関連する部署や現地スタッフとの打合せ、ツアー先の情報収集、ツアー客の確認など、事前の業務も幅広く担当します。タスクを管理し、やり遂げていく計画性も必要です。

④法人営業

店舗を訪れる旅行客ではなく、企業や官公庁、学校などに対し、旅行プランの提案や販売を行います。

企業であれば社員旅行や社員研修、学校であれば修学旅行など、目的やニーズを把握し、予算に合ったオーダーメイドのプランを作成しますよ。

クライアントが法人だと旅行規模が大きくなる場合が多いため、一件成約すると会社にとって大きな利益となります。旅行会社の収益に影響を与える、重要な職種と言えるでしょう。

企画力や交渉力のほか、クライアントと良い関係性を構築していくコミュニケーション力が求められます。

旅行会社の目に留まる志望動機を書くための事前準備

志望動機は、書き始める前の準備が大切です。入念に事前準備をして書くことで、内容が整理され説得力のある良い志望動機が書けます。

  1. 旅行業界を志望する理由を明確にする
  2. その旅行会社を志望する理由を明確にする
  3. 自分の強みや価値観を明確にする
  4. 自己PRとの違いを理解する

①旅行業界を志望する理由を明確にする

世の中にたくさんの業界がある中で、なぜ旅行業界を選んだのかを明確にしましょう。明確化する際は「旅行業界ならではの理由になっているか」がポイントです。

例えば、「英語力を活かしたかったから」という理由では、教育業界や航空業界など他の業界でも良いのでは?と思われる可能性があります。ありがちな理由で、他の就活生とも差がつきません。

説得力があり個性が光る志望動機にするためには、旅行業界でしか実現できない理由を伝えることが重要です。

「旅行を通じてお客様に幸せな時間を提供したい」「海外の方に地方の魅力を伝えたい」など、旅行業界ならではの理由を述べましょう。

②その旅行会社を志望する理由を明確にする

多くの企業がある中で、「なぜ志望企業を選んだのか」を明確にしましょう。世の中には多くの企業が存在し、それぞれの企業にそれぞれの強みや特徴があります。

どこの企業にも当てはまるような志望動機では「うちじゃなくても良いのでは?」と思われてしまい、入社意思が弱いと判断されてしまいますよ。

志望動機は、企業に入社の意思を伝える役割があります。入社への熱意が伝わるよう、「他の企業でなく、志望企業でないといけない理由」を明確に伝えましょう。

③自分の強みや価値観を明確にする

自分の強みと志望企業が求める力を関連づけてアピールすることは、説得力があり自分らしさが光る志望動機を作成するために大切です。

旅行業界は、就活生に人気があります。説得力とオリジナリティのある志望動機でなければ、他の就活生と同じような内容になってしまうため人事担当者の印象に残りません。

また、自身の仕事に対する価値観を深く理解し「なぜこの企業でないとだめなのか」を明確にすれば、キャリアビジョンを具体的に示せますよ。

高評価を得るには、入社後の目標を明確にして企業への貢献度を具体的にアピールすることが大事です。内定獲得につながる志望動機となるよう、企業分析と自己分析は入念に行いましょう。

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④自己PRとの違いを理解する

志望動機と自己PRの役割には違いがあるため、2つを区別して理解することが大切です。

志望動機企業を志望した理由と
入社後に実現したい目標を伝える
自己PR自分の経験やスキルをアピールし、
企業に自分を採用するメリットを伝える

志望動機は「未来に実現したいこと」を伝える、自己PRは「過去や現在の実績」を伝えるものと考えると、理解しやすいでしょう。

混同しやすいため、2つが似た内容になっている就活生も少なくありません。違いを把握し適切に使い分けて、他の就活生と差をつけましょう

旅行会社の印象に残る志望動機の書き方3ステップ

旅行会社に提出する志望動機は、3ステップで書き進めましょう。

人事担当者の印象に残り、選考を有利に進める志望動機の書き方を、以下に解説します。

  1. 志望動機をひと言で述べる
  2. 志望動機を具体的なエピソードと共に伝える
  3. 入社後のビジョンを具体的に示し締めくくる

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①志望動機をひと言で述べる

まずは、志望企業を選んだ理由を簡潔に伝えましょう。

志望動機に限らず言えることですが、就活では「結論ファースト」が大事です。結論から述べることでこれから展開される話がイメージできるため、話の内容が伝わりやすくなり好印象につながります。

志望動機の結論に当たるのは、「志望企業を選んだ理由」です。人事担当に「続きを読みたい」「熱意がある」と感じてもらえる言葉を選び、志望した理由を簡潔に伝えましょう。

②志望動機を具体的なエピソードと共に伝える

次に、志望する根拠になったエピソードを具体的に伝えましょう。経験に基づく具体的なエピソードを加えることで説得力が増し、「理想で語っているのではない」と感じさせる効果がありますよ。

さらに、オリジナリティのある内容になり、他の就活生の志望動機と差別化する効果もあります。

志望動機を裏付けるエピソードは、自分らしい志望動機を作成するために大切です。ありきたりな内容になっていないかチェックしながら、できるだけ具体的に書きましょう。

③入社後のビジョンを具体的に示し締めくくる

最後に書くのが、入社後のビジョンです。

企業は、入社後に活躍してくれる人材を採用したいと考えています。そのため、入社後に取り組む仕事の理解度を示し、どう貢献できるかを言語化して詳しく伝えると好印象につながりますよ。

文章の最後は、最も印象に残る部分です。「熱意がある」「入社後、活躍してくれそうだ」と感じてもらえるよう、ポジティブな言葉で締めくくりましょう。

【旅行会社の志望動機】OK例文を職種別に紹介

続いて、旅行会社の志望動機の例文を職種別に2つずつ紹介します。

お手本となる文章があると、内容や構成作りの参考になりますよ。

  1. 事務職
  2. ツアープランナー
  3. ツアーコンダクター
  4. 法人営業

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【関連記事】
赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは

①事務職

ここでは、事務職の例文を2つ紹介します。

<例文1>

私は、お客様に寄り添った旅行プランを提案したいという強い思いから、貴社を志望いたしました。

私は2年前、両親の還暦お祝いに旅行をプレゼントしようと思い、貴社のカウンターを訪れました。その際、担当の方が丁寧にヒアリングし、多彩な旅行商品の中から私たちに合う最適なプランを提案してくださいました。
各オプションのメリットだけでなくデメリットも正直に伝えながら、オーダーメイドの旅行プランを計画してくださる姿勢に、誠実さと真剣さを感じたことをよく覚えています。丁寧に対応いただいたおかげで、一生の思い出となる素敵な旅行が実現できました。

この経験から、私も旅行に関する幅広い知識を身に付け、お客様に満足していただける旅行を提供するお手伝いがしたいと考えるようになりました。

貴社に入社しましたら、社内の接客コンテストにも積極的に参加します。お客様のニーズに合う旅行を提案する力と、出発前の時間も楽しんでいただける接客力を磨き、信頼されるカウンターセールスとして活躍したいです。

<例文2>

私はお客様に最高の旅行体験を提供したいと思い、特にカウンター業務に強い興味をもっています。

私は幼少期から旅行が好きで、さまざまな場所に足を運んできました。旅行先の文化に触れたり、地元の方と交流することで視野を広げ、自身の成長につなげてきました。この経験から、旅行の魅力をより多くの方に伝える力をつけたいと思い、大学では観光学を専攻しました。学業を通じて知識を深めるだけでなく、実習を通して顧客対応と旅行プランの企画力も磨いてきました。

貴社に入社しましたら、私が持つ「旅行に関する専門知識」と「お客様がリラックスして相談できるホスピタリティ」を駆使して個々のお客様のニーズに応じた旅行プランを提案し、安心して旅行を楽しんでいただけるようサポートしたいと考えています。また、お客様一人ひとりの期待を超えるサービスを提供し、旅行の素晴らしさを最大限に引き出すことで、会社の発展にも貢献したいと考えています。

②ツアープランナー

次に、ツアープランナーを目指す方の参考になる例文を2つ紹介します。

<例文1>

私が貴社を志望した理由は、国内外でさまざまなツアーを展開する貴社のツアープランナーとして、お客様のニーズを満たすツアーを企画したいと考えたためです。

幼少期に両親とともに貴社のツアーで訪れた北海道旅行は、私の人生に大きな影響を与えました。ツアー期間は短いものでしたが、現地の生活や文化、グルメに触れる体験が詰め込まれており、現地での手厚いサポートもあって、充実した時間を過ごしました。
雪を見たことがなかった私にとって、この旅行は、日本文化や地域文化に対する興味をもつきっかけとなりました。旅行後は違う県を訪れる機会が増え、海外旅行にも挑戦しました。言語の違いにも興味をもち、英会話の習得にもつながりました。

これらの経験から、お客様の視点に立った顧客満足度の高い数々のツアーを企画している、貴社に貢献したいという思いが強くなりました。ツアープランナーとしてお客様のニーズを満たし、人生に影響を与えるようなツアーを企画・提供することで、貴社の発展に寄与したいと考えています。

<例文2>

私が貴社を志望する理由は、貴社が提供する多彩なツアーに魅力を感じ、その魅力を通じてお客様に喜びと感動を提供したいと考えたからです。

私は大学3年生の夏休みに、友人たちとバックパック旅行を計画しました。私は、旅行のすべての行程を手配し、宿泊施設、交通手段、観光地の選定など、細部にわたるプランニングを担当しました。友人たちは大変満足し、たくさんの楽しい思い出を作れました。

この経験を通じて、お客様一人ひとりの希望やニーズに合わせた旅行プランを提供することの重要性とやりがいを感じました。

多様なツアーとオプションがある貴社でなら、お客様一人ひとりのニーズに寄り添いお客様の夢を叶えるお手伝いができると考えています。ツアープランナーとして、お客様にとって忘れられない思い出を提供するために尽力していきたいです。

③ツアーコンダクター

続いて、ツアーコンダクターを目指す方に向けて例文を2つ紹介します。

<例文1>

私が貴社を志望する理由は、ツアーコンダクターとして、ツアーに参加するお客様を現地で支えたいと考えたからです。

私は高校生の頃、初めて海外旅行を体験しました。英語が話せず不安でしたが、現地の日本人コンダクターの方が手厚くサポートしてくださり、大きなトラブルなく旅行を楽しめました。

この体験を通じて、今度は自分が旅行者を助け、楽しい思い出作りのサポートをしたいと強く感じるようになりました。

貴社はツアーコンダクターが同行するツアーを数多く展開しているため、高校時代の経験で培った旅行者の視点を活かしながら、仕事ができると考えています。貴社でツアーコンダクターを目指し、ツアーに参加するお客様が安心して旅行を楽しめるよう、現地で支えていきたいです。

<例文2>

私はお客様に素晴らしい旅行体験を提供し、各地の魅力を最大限に引き出す役割に強く魅力を感じているため貴社を志望しました。

私は大学時代に観光学を専攻し、さまざまな地域の文化や歴史について深く学びました。その中で、現地の魅力を直接お客様に伝え、お客様がその土地をより深く理解し楽しむお手伝いができるツアーガイドの役割に興味を持ちました。
特に印象に残っているのは、友人たちと一緒に観光地を訪れた際に、自らガイド役を務めた経験です。私は事前に観光地の歴史や見どころを詳しく調べ、友人たちに分かりやすく説明しました。その結果、友人たちは大変満足し、感謝の言葉をかけてくれました。

この経験を通じて、ツアーガイドとしてのやりがいや、お客様に喜んでいただけることの大切さを実感しました。

貴社は多様なツアープログラムを展開し、お客様に高品質なサービスを提供している点に非常に魅力を感じています。私の学んだ知識と経験を生かし、貴社のツアーガイドとしてお客様に素晴らしい旅行体験を提供し、各地の魅力を伝えるお手伝いをしたいと考えています。

④法人営業

最後に、法人営業の志望動機を2つ紹介します。

<例文1>

私が貴社を志望した理由は、旅行がもたらすポジティブな影響を多くの企業や団体に伝えたいと考えているからです。

私自身、旅行を通じて新しい文化や価値観に触れることで視野が広がり、多くの成長を遂げました。
大学では観光学を専攻し、特に旅行が人々の心とビジネスに与える影響について研究しました。その中で、企業の社員旅行や研修旅行が、社員のモチベーション向上やチームビルディングに大きく寄与することを学びました。
また、インターンシップでは旅行会社の法人営業部門で働き、企業のお客様との信頼関係を築きながら、彼らのニーズに応じた旅行プランを提案する経験を積みました。

貴社は法人営業において多くの実績を持ち、信頼されている点に非常に魅力を感じています。私の知識と経験を生かし、貴社の法人営業として企業や団体のお客様に対して最適な旅行プランを提供し、彼らのビジネスの成功と成長をサポートしたいと考えています。

<例文2>

私は、旅行を通じて企業や団体のお客様のニーズに応え、ビジネスや交流の機会を最大限に活用できるようなサポートを提供したいと考え、貴社を志望しました。

きっかけとなったのは、大学時代に国際ビジネスを専攻し、多くの企業や団体と連携するプロジェクトに参加したことです。その中で、企業のニーズを理解し、それに応える提案を行うことの重要性を学びました。特に、海外出張や研修旅行の計画・手配を担当することが多く、旅行業界における法人営業の魅力を実感しました。
また、インターンシップでは旅行会社の法人営業部門で働き、実際に企業のお客様に対する営業活動や提案を行いました。この経験から、法人営業の現場での実践力と、企業のお客様に対するサービスの提供に自信を持つようになりました。

貴社は法人営業に力を入れており、多くの企業や団体のお客様に対して高品質なサービスを提供している点に非常に魅力を感じています。私のこれまでの学びや経験を生かし、貴社の法人営業としてお客様に最適な旅行プランを提供し、彼らのビジネスや交流を支えるお手伝いをしたいと考えています。

旅行会社の志望動機でよくあるNG例文

志望動機は、入社意思を伝えるものです。しかし、強い入社意思があっても、それが伝わらない志望動機になってしまう場合があります。

ここからは、よくある志望動機のNGパターンを見ていきましょう。

  1. 旅行が好きだから
  2. 英語力を活かして仕事がしたい

①旅行好きだから

私は旅行が好きなので、旅行に携わる仕事がしたいと思い、貴社を志望しました。

これまでにたくさんの場所に足を運んできたので、旅行会社で働けば、私の旅行経験を活かせると考えています。
また、仕事を通じて、多くの場所を訪れることができると期待しています。貴社は業界内でも評判が高いため、機会が多いと感じました。

旅行が好きな気持ちとこれまでの経験を生かし、貴社で活躍したいです。

「旅行が好き」という理由は、旅行業界を目指す理由としては説得力に欠けます

旅行好きであれば航空業界やガイドブックの編集者などを目指し出版業界を選ぶこともできるため、旅行業界や志望企業を選んだ理由が伝わりにくくなってしまうからです。

「旅行を自分が楽しみたい」という理由もお客様からの目線が欠けており、自己中心的、社会人としての意識が低いと判断されてしまう可能性もあります。

「旅行が好き」という理由を盛り込む場合は、好きな気持ちをもとにどのような経験をしてきたのかエピソードを交えて具体的に述べ、社員として「お客様の旅をサポートする」視点を含めて書くよう意識しましょう。

②英語力を活かして仕事がしたい

私は英語が好きで、英語を使った仕事がしたいと考え、貴社を志望しました。

大学で英語を専攻し、海外旅行の経験も豊富です。英語力を活かして、外国のお客様とコミュニケーションを取りたいと思っています。

貴社は海外にも多くの拠点があり、英語を使う機会が多いと聞きました。貴社で働くことで旅行業界の知識も深められるうえ、自分の英語力の向上にもつながると考えています。

旅行業界を志望する就活生には、留学経験があったり語学力に自信のある方は多くいます。

そのため、英語力や留学経験だけでは差別化ができません。印象に残らない志望動機となり、内定獲得が遠のいてしまいます。

さらに「自身の英語力を高めたい」という理由も自分の成長に重きを置いている印象を与え、会社に対する貢献意欲が低いと判断される可能性がありますよ。

英語力や留学経験をアピールするのであれば、具体的な経験やエピソードをプラスし、あなた独自の志望動機に仕上げましょう。

志望動機で他の就活生と差をつける方法3つ

旅行業界は、就活生に人気があります。多くの志望動機が提出される中で、人事担当者に目を留めてもらわなければなりません。

選考を有利に進めるために、他の就活生との差別化を図る3つの方法を紹介します。

  1. サービスを体験する
  2. 旅行業以外の事業を調べる
  3. 旅行業界が求める人物像と自分の適正を照らし合わせる

①サービスを体験する

説得力とオリジナリティのある志望動機を書くには、体験してみるのが1番です。体験して感じたサービスの良さや改善点が、応募動機作成のヒントになるでしょう。

顧客目線でサービスの質を実感することで、「予約サイトの操作がわかりやすい」「ガイドの説明がわかりやすかった」など具体的なエピソードを盛り込めます。

できれば店舗を訪れて旅行を申し込み参加するのが一番ですが、難しい場合は、カウンターで話を聞いたりサイトを操作したりするだけでも、企業理解が深まりますよ。

募集要項や資料を読み企業研究を深めることも重要ですが、体験に勝るものはありません。選考を有利に進めるため、サービスを利用する機会を作りましょう。

②旅行業以外の事業を調べる

旅行以外の業務にも注目すると、他の就活生との差別化が図れます。

旅行会社の多くが旅行業で培ったノウハウを生かし、以下のような旅行業務以外の事業も展開していますよ。

  • ウェディング
  • 地方振興プロジェクト
  • IT関連事業

他の事業まで目を向けると、他の就活生と内容が似る可能性が下がります。

例えば「地方振興プロジェクトに参加し、地方の魅力を旅行者に知ってもらう企画を提案したい」といった内容を盛り込むと、自分らしさが加わると同時に、視野の広さも印象付けられます。

③旅行業界が求める人物像と自分の適正を照らし合わせる

企業は、入社後に長く活躍してくれる人材を採用したいと思っています。求められる人物像と自分の適性を関連付けてアピールすれば、入社後のミスマッチがなく長く活躍するイメージを与え、好印象につながりますよ。

例えば、「傾聴力を活かしてお客様に寄り添ったツアーを提案し、顧客満足度の向上に貢献したい」などの形で、企業が求める力と自分の強みを結び付けるといいですね。

そのためには、深い企業分析と自己分析が欠かせません。説得力を高め他の志望動機との差別化を図るためにも、企業の募集要項を読み込み、企業が求める力と自分の適性がマッチしている点を明確にしましょう。

志望動機の完成度を上げるには?書いた後にやること2つ

就職内定につながる志望動機の書き方やポイントを解説してきましたが、書き終わったものをそのまま提出するのは避けましょう。誤字脱字や、文章に修正が必要な箇所があるかもしれません。

志望動機は内定を勝ち取るために重要なツールであり、完成度を上げることが必要です。以下の2つの方法で、書きあがった志望動機をブラッシュアップしましょう。

  1. 音読する
  2. 他の人に読んでもらう

①音読する

文章が読みにくい箇所や誤字脱字を明確にするためには、音読が効果的です。

黙読では読み飛ばしてしまうことがありますが、声に出して読むことで「ここは主語を加えた方がいい」「説明が多すぎるから、もう少し簡単にまとめよう」など、修正が必要な場所に気づきやすくなりますよ。

パソコンを使って書く方は、読む媒体を変えるのもおすすめです。印刷して音読すると、誤字脱字や読みにくい箇所がわかりやすくなることがあります。

特に誤字脱字は、集中力がない、注意力散漫といったマイナスイメージにつながりかねません。面接を有利に進められるよう、繰り返し音読し完成度を上げましょう。

②他の人に読んでもらう

志望動機の質を上げるには、第三者の目でチェックしてもらうことも重要です。

他の人に読んでもらうことで「主語が抜けている」「ここのエピソードがわかりにくい」「説明が不足している」といった自分では気づきにくい癖や文章が曖昧な点、改善点に気づけます。

相談先 メリットデメリット
家族お願いしやすく、意外な強みに気づかせてくれるアドバイスが的確でない可能性がある
友人や
先輩
経験に基づく実践的なアドバイスを得やすいアドバイスが的確でない可能性がある
志望企業の
OB、OG
志望企業の理念に沿った、具体的なアドバイスを得やすい連絡が取りにくい
大学の
キャリアセンター
経済的負担が軽く、学生や大学事情に精通している予約が取れず、すぐに添削を受けられない場合がある
就活
エージェント
的確なアドバイスがもらえ、総合的なサポートが受けられる有料の場合がある
ES添削
サービス
時間や場所を問わず利用でき、オンラインで完結するため手軽最新のトレンドが反映されていない場合がある

それぞれの相談先にメリットとデメリットがあるため、自分の状況や目的に合わせて相談先を選ぶことが大切です。場合によっては、複数の相談先を組み合わせても良いでしょう。

旅行会社の志望動機は3ステップで作成!就活を有利に進めよう

志望動機は、3ステップで書き進めましょう要点を押さえた、熱意の伝わる志望動機が書けます。

書いた後は、音読をしたり第三者の目で添削してもらったりする機会を作り、完成度を上げることも大切です。

同じ内容でも、伝え方によって印象が大きく変わります。この記事を参考に熱意が伝わる志望動機を作成し、就職活動成功につなげてくださいね。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。