【就活初心者必見】業界の絞り方を紹介!絞る時期・注意点も紹介
就職活動は、多くの企業に目を通すことで、どうしても負担が大きくなりがちです。そんな中で、業界を選ぶことは、時間も体力も節約につながります。
しかし、「いつ」「どのように」業界を選べば良いのか、迷う方も少なくありません。この記事では、そんな疑問を解消するために、業界の選び方と注意すべきポイントを紹介します。
記事の監修者
鈴木
新卒で大手金融機関に入社したが、成長のスピードの遅さと、年功序列に懸念を抱き転職を決意。 転職する際、スピードの速さと裁量が持てるという2軸で転職活動をし、シーマインドキャリアに入社。 入社後、キャリアアドバイザーとして年間1000人以上の学生の就活相談をし、実績No.1を獲得。
就活の業界は絞り過ぎないのが良い
就職活動において、業界選びは慎重に行いたいものです。絞り込みすぎると、自分に合うかもしれない業界を見落とすリスクがあります。
一方で、あまりにも広範囲に渡ると、スムーズに就活を進めることが難しくなるでしょう。そこで、インターンシップや企業説明会を通じて、業界理解を深めることが大切です。
その情報を基に、自分の興味と照らし合わせ、適切な業界を選定しましょう。忙しい学生生活の中でも、この方法なら効率的に就職活動を進めることができますよ。
志望業界の絞り方を判断基準ごとに紹介
では、志望業界の絞り方を4つ紹介します。
①業界ごとの絞り方
就職活動で業界を選ぶ際には、自分の将来像と照らし合わせることが重要です。魅力を感じる業界名に惑わされず、実際にインターンシップで体験してみることが大切ですよ。
就活関連のイベント参加を通じて、本当にやりたいことを見つけましょう。初めは幅広く探求し、その後で絞り込むことで、自分に合った業界が見えてくるはずです。
②職種ごとの絞り方
就職活動では、職種を選ぶことが重要です。例えば営業職でも、保険のような無形商材か、化粧品のような有形商材かで、仕事の内容は大きく変わります。
職種が多岐にわたる営業やマーケティングを考えているなら、自分が扱いたい商材を再考することが大切です。
企業ごとに職種の特徴も異なるため、イベントへの参加を通じて、自分に合った職種を見つけることをおすすめします。このステップを踏むことで、より効率的な就職活動が可能になります。
③自分の価値観ごとの絞り方
就職活動における業界選定は、自己分析が鍵となります。これまでの経験や大切にしてきた価値観を振り返り、未来に何を重視したいかを考えてみましょう。
その上で、自分の価値観に合った企業を見つけてください。企業の理念や社員の声を参考にしながら、自分に合う職場環境を探してください。
社員座談会などで直接話を聞くことも、より深い理解につながりますよ。効率的な就職活動を目指し、自分に合った道を見つけていきましょう。
④待遇・働き方を重視した絞り方
就職活動では、待遇や働き方を自分のライフプランに合わせて考えることが大切です。例えば、家庭を持ちながらもキャリアを続けたい場合、勤務時間の柔軟性が重要になります。
時短勤務やフレックスタイム制度がある企業を探し、自分の理想とするワークライフバランスが実現可能かを確認しましょう。
また、実際に社員の話を聞くことで、具体的なイメージが湧きやすくなります。自分にとって最適な職場環境を見つけるためにも、積極的な情報収集を心がけてくださいね。
待遇を重視し過ぎてしまうと、やりがいを感じにくい職種を選んでしまうこともあるので注意してください。
就活で業界を絞ると良い理由を2つ紹介
続いて、就活で業界を絞ると良い理由を2つ紹介します。
①就活がスムーズに進むため
学生生活を送りながらの就職活動は、時間も体力も限られています。そこで、業界を絞ることがスムーズに就活を進めるコツになります。
企業数が減れば、エントリーやイベント参加の負担も軽減されますよ。締切やイベントで忙しい日々ですが、業界選定によって、無理なく自分のリズムで就職活動を進められるでしょう。
②志望企業の対策クオリティが上がるため
就職活動で業界を絞り込むと、志望度の高い企業への対策を磨く時間が増えます。特定の業界に絞ることで、その分野の知識が深まり、志望動機もより説得力を持たせられますよ。
企業イベントへの参加機会も多くなり、各社の特色を把握するための貴重な時間を確保できるのです。研究を重ねるほど、面接時には自信を持って臨むことができるでしょう。
業界研究には時間がかかってしまうので、なるべく絞った状態で本選考に臨むのが理想的です。
就活で業界を絞る時に考えられるデメリット2つ
ここでは、就活で業界を絞るデメリットを2つ紹介します。これらを踏まえた上で、業界をどこまで絞るのかを考えましょう。
①選ぶ企業・業界が限定されること
就職活動において業界を絞ることは、選択肢を狭めることになります。適度に絞り込むことは効率化に繋がりますが、業界を一つに限定しすぎると、選べる企業が少なくなりますよ。
興味を持つ業界であっても、価値観や働き方が合わない企業もあるため、選択肢をある程度確保することが重要です。理想的なキャリアを築くためにも、バランスの取れた業界絞り込みを心がけましょう。
時間に余裕がある大学3年生の夏頃までを利用して、様々な業界を研究してみてください。その上で業界を絞りましょう。
②他企業・業界への理解が浅くなること
興味を持った業界について説明会やインターンシップを体験すると、時には想像していたのと異なることが判明し、関心が薄れることがあります。
そうした場合、一つの業界に絞り込み過ぎてしまうと、他の選択肢を探る余地がなくなり、他の業界を知るチャンスが減ってしまいますよ。
最も魅力を感じる業界を一つ決めるのは良いですが、それ以外にも関心を持てる業界を見つけ、幅広い知識を身につけておくことが大切です。
業界はいつ絞ればいい?業界別に解説
では、業界を絞るのはいつまでにやっておくべきなのでしょうか?ここでは、業界別にいつ絞るべきかを解説します。
①【外資系】大学3年生の夏
外資系企業への関心があるなら、大学3年の夏が選考準備のスタートしましょう。これらの企業は、日本の大手企業と比べて選考が早まる傾向にあり、通常は11月から12月にかけて本選考が実施されます。
そのため、夏には自分の関心がある業界を絞り込むのがおすすめです。日系企業の冬のインターンシップ選考と外資系の本選考が重なることも多いので、業界選びは慎重に行いましょう。
②【ベンチャー】大学3年生の秋
大学3年生の秋は、ベンチャー企業への道を探る絶好の機会です。この時期には、12月から翌年3月にかけて本選考が行われることが一般的で、外資系よりも少し遅く、日系大手よりも早いタイミングとなります。
秋になったら、サマーインターンの経験を活かして、自分に合った業界を見極め、本選考に向けてエントリーする企業を選定することが肝心です。
③【その他の企業】大学3年生の冬〜春
外資やベンチャー以外の企業を目指す学生は、大学3年の冬から春にかけて業界選びを進めると良いでしょう。
日系企業の情報解禁は4年生の3月1日からで、本選考は6月1日に始まります。サマーインターンや秋冬のインターンシップを通じて、エントリーする業界や企業を見極めることが大切です。
サマーインターンでカバーしきれなかった業界は、秋冬のインターンシップで探索し、じっくりと理解を深めることをおすすめします。
就活で業界を絞る際に気をつけること3つ
最後に、就活で業界を絞る際に気をつけるべきことを3つ紹介していきます。
①早い時期に業界を絞らない
就活の初期段階では、インターンシップや企業説明会に参加することで、志望する業界が変わることがしばしばあります。
そのため、早い段階で業界を絞りすぎることは避けましょう。自己分析を深める中で、最初に興味を持っていた業界とは異なる分野に魅力を感じることもあります。
広い視野で業界を探り、本選考前に自分に合った業界を見つけることが大切です。そうすることで、より適したキャリアパスを築けますよ。
②業界を絞っても固執し過ぎない
就職活動では、一度選んだ業界に固執しすぎると、後々の選択肢が狭まり、不安を感じながら進めることになりかねません。
業界研究を深める中で、思いがけず他の業界に魅力を感じることも少なくありません。そのため、柔軟な姿勢で業界選択を行い、自分の興味や関心に合わせて適宜見直すことが重要です。
そうすることで、後悔のないキャリア形成が期待できますよ。
③根拠のないイメージで業界を絞らない
就職活動においては、好き嫌いの感情だけで業界を選ぶのは避けた方が良いでしょう。意外にも、関心が薄かった企業がイベント参加後に魅力的に感じられることは珍しくありません。
そのため、先入観にとらわれず、多様な業界を探索することが大切です。また、業界選択の理由を明確にすることで、本選考時の不安を減らし、無駄なエントリーを防げます。
自分に合った業界を見つけるためにも、広い視野での探求を心がけましょう。
業界は絞り過ぎず自分に合う選択肢を選ぼう
就職活動を進めるにあたり、業界を絞る方法とタイミングは非常に重要です。
選択肢を早急に狭めすぎると可能性を見落とすリスクがありますが、計画的に絞り込むことで、時間と労力を節約できます。
単なる好みではなく、インターンシップの経験などを通じた明確な基準で業界を選んでください。焦ることなく、各企業の選考時期に合わせて、適切な業界を選びましょう。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。