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玩具業界の現状と課題を解説!就職前に知るべき基本情報や魅力も紹介

この記事では、子どもから大人まで夢を届ける玩具業界の全体像を徹底解説しています。

玩具業界の魅力や将来性に加え、適性や人気職種も紹介しています。玩具業界が気になっている方はまずはこの記事で全体像の把握をしてみてくださいね。

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目次

玩具業界とは?

子どもだけでなく大人も楽しめる「遊び」の世界を支えているのが玩具業界です。

就職先として興味を持ちながらも、「そもそも玩具業界ってどんな仕事があるのか?」と疑問に感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、玩具業界の基本的な仕組みや役割、企業の特徴について分かりやすく説明します。

玩具業界は、おもちゃやゲーム、ホビー商品などを企画・製造・販売する業界です。

子ども向けというイメージが強いかもしれませんが、近年では大人をターゲットにした商品も増えており、幅広い年代に向けて展開。

娯楽としてだけでなく、教育や福祉の現場でもおもちゃの価値が見直されているため、社会的な役割も大きくなっています。

また、この業界の大きな特徴は、市場の変化が速く、常に新しい価値を生み出す必要がある点です。

少子化や多様化といった社会課題に直面するなかで、どのように「遊びの魅力」を届けていくかが企業の力の見せどころといえるでしょう。

つまり、玩具業界は単にモノを作るだけでなく、人の心に残る体験をつくる仕事です。クリエイティブな力や柔軟な発想を活かしたい方にとって、やりがいのあるフィールドといえるかもしれません。

玩具業界の主な分野

玩具業界は大きく分けて、おもちゃ分野とゲーム分野の2つがあります。

おもちゃ分野では、積み木やぬいぐるみ、知育玩具などの子ども向け商品が主流ですが、最近は大人向けのコレクションアイテムも増えており、世代を問わない市場へと広がっています。

また、「遊びながら学べる」知育商品や、キャラクターと連動した商品の開発も活発です。

一方、ゲーム分野では、テレビゲームやスマホアプリ、カードゲームなどを扱い、テクノロジーとの融合が進んでいます。

開発・販売だけでなく、eスポーツやメタバースといった新たな領域とも関わりが強く、グローバルな視野が求められることも多くなっているのが現状です。

特に海外展開に積極的な企業も多いため、語学力や異文化への理解も活かせるでしょう。

このように、玩具業界は年齢や国境を超えて楽しめる商品を生み出すクリエイティブな分野です。どちらの分野にも共通しているのは、人を楽しませ、感動させる力を持っているという点でしょう。

玩具業界の現状と課題

就職活動では、業界の“いま”を理解しておくことが非常に重要です。

ここでは、コロナ後の回復、デジタル化の影響、新しい商品トレンドなど、玩具業界が直面している現状と課題を3つの視点から解説します。

  1. 新型コロナ後の玩具業界の回復状況について
  2. スマートフォンゲームの台頭による影響について
  3. 学び系おもちゃや大人向け商品の普及状況について

① 新型コロナ後の玩具業界の回復状況について

コロナ禍ではイベントの中止や外出自粛の影響で、一時的に玩具の販売が落ち込みました。しかし、家で過ごす時間が増えたことで、家族で楽しめるボードゲームや知育玩具の需要は高まっています

現在は、店頭の来客数も回復傾向にあり、各地でイベントも再開。ただ、生産の遅れや原材料費の上昇といった課題はまだ解決していません。

企業は在庫管理や物流体制を見直しながら対応を進めており、柔軟な戦略が今後の成長に欠かせないでしょう。

② スマートフォンゲームの台頭による影響について

スマートフォンの普及により、ゲームの楽しみ方が大きく変わりました。昔は店舗で購入するカードゲームやコンソールゲームが中心でしたが、今は誰でも気軽に始められるスマホゲームが主流です。

これにより、玩具メーカーはデジタル対応を求められるようになり、アプリ連動のフィギュアやオンラインで遊べる知育ツールの開発が進んでいます。

今後は、リアルとデジタルの融合が新しい商品価値を生むガギになるでしょう。

③ 学び系おもちゃや大人向け商品の普及状況について

近年は、「遊びながら学べる」おもちゃや、大人が楽しめる本格的な商品が人気です。たとえば、思考力や想像力を伸ばす知育玩具は、教育意識の高まりとともに注目されています。

一方、大人向けには高精度のプラモデルやフィギュアなど、趣味性の高い商品が登場し、幅広い世代に支持されてるのも特徴です。

このようなターゲットの広がりは、業界全体の可能性を押し上げており、今後はより多様なニーズに応える企画力が求められるでしょう。

玩具業界の将来性について

業界選びをする際に、その分野に将来性があるかどうかは気になるポイントです。

ここでは、玩具業界がこれからどのように発展していくのかを、社会的背景や市場の広がりを踏まえて3つの視点から紹介します。

  1. 少子化の影響でターゲットの広がりが必要?
  2. テクノロジーを活用した商品開発の重要性とは?
  3. 海外市場における日本製玩具の可能性は?

① 少子化の影響でターゲットの広がりが必要?

少子化が進む日本では、子ども向けの商品だけに頼るのは難しくなりつつあります。そこで、多くの企業が大人やシニア層にも楽しんでもらえる商品づくりに力を入れ始めています。

たとえば、癒やしをテーマにした玩具や、高品質なプラモデルなどが注目を集めている傾向にあります。

こうしたターゲットの拡大は、既存市場の補完にとどまらず、新たな価値を提供する動きとして期待されています。年齢に関係なく楽しめる商品をどう提案できるかが、今後の成長を左右するでしょう。

② テクノロジーを活用した商品開発の重要性とは?

今の子どもたちは、スマートフォンやタブレットに慣れ親しんで育っています。そのため、玩具業界でもデジタル技術を取り入れた製品開発が求められるようになりました。

最近では、プログラミングを学べる知育玩具や、ARを活用した体験型のおもちゃが登場しています。モノとしての楽しさに加え、遊びを通じた学びや驚きを届けられるかがポイントです。

テクノロジーと遊びを融合させる発想力が、今後ますます重要になるでしょう。

③ 海外市場における日本製玩具の可能性は?

日本製の玩具は、品質や安全性、デザインの細やかさが高く評価されており、海外でも安定した人気があります。

アニメやゲームと連動した商品はとくに注目されていて、アジアや欧米を中心に多くの企業が販路を拡大中。近年では、オンライン販売の普及によって、中小企業でも海外展開しやすくなっています。

語学力や異文化への理解を活かせる場面も増えているため、グローバルに活躍したい方にとっては大きなチャンスが広がっているでしょう。

玩具業界の職種

玩具業界にはさまざまな職種があり、それぞれに異なる役割と特徴があります。自分に合った仕事を見つけるためには、それぞれの職種の業務内容や求められるスキルを理解しておくことが大切です。

以下で、代表的な職種を6つ紹介します。

  1. 企画職
  2. 営業職
  3. 設計・デザイン職
  4. マーケティング職
  5. 販売・接客職
  6. 物流・商品管理職

① 企画職

企画職は、新しいおもちゃのアイデアを考え、商品化へつなげていく役割です。市場調査や流行の分析をもとにターゲットに合った企画を立て、社内の関係部署と連携しながら形にしていきます。

創造力だけでなく、現実的な視点や調整力も必要です。社内外の意見をうまく取り入れる柔軟さが求められるでしょう。

② 営業職

営業職は、小売店や問屋などの取引先に自社商品を提案し、販路を広げていく仕事です。商品の魅力を伝える力に加え、相手のニーズを汲み取る力も欠かせません。

市場からの声をいち早くキャッチし、社内にフィードバックすることで商品開発にも関与できます。信頼関係を築けるコミュニケーション力がカギです。

③ 設計・デザイン職

設計・デザイン職は、おもちゃの外観や構造を考え、図面に落とし込んでいく業務です。見た目の魅力だけでなく、安全性やコストのバランスも重要になります。

実際に子どもが遊ぶ場面を想定しながら、機能的かつ楽しい形を作ることが求められるでしょう。技術力と感性をバランスよく活かせる仕事といえます。

④ マーケティング職

マーケティング職は、商品をどう売るかを考える仕事です。広告やキャンペーンの企画、SNSの活用など、多方面からアプローチを仕掛けます。

データをもとに戦略を立てる論理的な視点と、ユーザーに刺さる企画を生み出す発想力の両方が必要です。情報収集力と分析力も重視される傾向があります。

⑤ 販売・接客職

販売・接客職は、店舗での接客を通じて、お客様に商品の魅力を伝える仕事です。子どもや保護者とのやり取りを通じて、現場のニーズを直接感じ取ることができます。

明るく丁寧な対応力が求められるため、人と話すのが好きな方に向いています。売り場の雰囲気づくりにも関わることが多いです。

⑥ 物流・商品管理職

物流・商品管理職は、商品の在庫や出荷をスムーズに管理する役割を担当。商品の流れを円滑に保つことで、お客様の手元に確実に届けることができます。

地道な作業が多い一方で、会社全体を支える重要なポジションです。正確さや効率を意識した仕事を続けられる方におすすめの職種でしょう。

玩具業界の魅力

玩具業界には、他の業界では得られない魅力がいくつもあります。とくに「人を楽しませたい」「自分のアイデアを形にしたい」と考える方には、大きなやりがいがあるでしょう。

ここでは、代表的な魅力を3つ紹介します。

  1. 人を楽しませるという大きなやりがいがある
  2. 創造力やアイデアを活かして働ける
  3. 教育・福祉など幅広い分野とかかわれる

① 人を楽しませるという大きなやりがいがある

玩具は、子どもから大人まで多くの人に笑顔を届ける存在です。とくに子どもにとっては、遊びの中で感性や思考を育む大切な道具でもあります。

そんな製品を生み出す仕事には、人の心に寄り添い、幸せをつくる力があるでしょう。誰かの思い出や喜びに関われる点に、深いやりがいを感じられます

② 創造力やアイデアを活かして働ける

玩具業界では、発想力が重視されます。トレンドやニーズが移り変わる中、自分の考えたアイデアが形になり、商品として世に出る機会も多いです。

柔軟な発想や工夫が求められるからこそ、個性を活かしながら仕事に取り組めます。ものづくりにワクワクする人にとって、刺激的な職場環境といえるでしょう。

③ 教育・福祉など幅広い分野とかかわれる

玩具は、ただの娯楽ではありません。知育玩具やリハビリ用のおもちゃなど、教育や医療の現場でも活用されています。

子どもから高齢者まで、さまざまな人に役立つ商品を通して、社会に貢献できるのが特徴です。人の暮らしを支えるモノづくりがしたい方にも、魅力的な業界といえるでしょう。

玩具業界に向いている人

玩具業界に興味がある就活生にとって、自分がこの業界に向いているかどうかを知ることは大切です。企業選びや自己PRに説得力を持たせるには、業界にマッチする人物像を理解しておくと安心できます。

  1. 流行やエンタメに敏感な人
  2. 遊びや楽しさを探求する姿勢を持つ人
  3. 子どもやユーザー視点で物事を考えられる人
  4. チームで協力しながらモノづくりに取り組める人

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① 流行やエンタメに敏感な人

玩具業界では、時代の流れを読み取る感覚がとても重要です。それは、アニメやキャラクター、SNSで話題になるものなど、流行の要素が商品づくりに大きく関わるため。

普段からエンタメに親しんでいる人ほど、企画やアイデアの引き出しが豊富になります。気になるコンテンツがあれば、なぜ人気なのかを意識して観察すると、将来の仕事に役立つヒントが得られるかもしれません。

情報収集の姿勢が、ほかの就活生と差をつけるポイントになるでしょう。

② 遊びや楽しさを探求する姿勢を持つ人

玩具は「楽しい体験」を届けるための道具です。だからこそ、自分自身が日ごろから「遊び心」を大切にしている人に向いています。

ただ遊ぶだけでなく、どうすればもっと面白くなるかを考えるクセがあると、企画や開発において大きな武器になります。

誰かに楽しんでもらうには、どう工夫すべきかを想像する力が求められるのです。自分本位ではなく、相手の反応を想像できるかが、評価されるポイントでしょう。

③ 子どもやユーザー視点で物事を考えられる人

玩具の利用者は主に子どもです。そのため、大人の視点だけでは気づけない点を見落としてしまうかもしれません。

たとえば、「どうやって遊ぶのか」「安全に使えるか」といった視点は、子どもにとって非常に重要です。

子どもの目線に立ち、何が楽しくて、どこが不安なのかを考えられる人は、ユーザーに寄り添った製品づくりができます。また、親や保護者が選ぶことを意識すれば、さらに実用的な視点が得られるでしょう。

④ チームで協力しながらモノづくりに取り組める人

玩具の開発には、企画、デザイン、製造、営業など、複数の部署が関わっています。一人で完結する仕事ではなく、常に周囲との連携が求められます

自分の意見を持ちつつ、相手の意見にも耳を傾ける姿勢が必要です。話し合いの中でアイデアをまとめたり、トラブルを解決したりと、柔軟な対応力が活躍の場を広げてくれます

チームで働くことにやりがいを感じられる人にとって、玩具業界は魅力的なフィールドと言えるでしょう。

玩具業界の主な企業・メーカー10選

玩具業界には、日本国内だけでなく、世界で高い知名度を持つ企業が多くあります。それぞれの企業は独自の強みや特徴を持ち、事業の幅も多岐にわたっています。

ここでは、就職先として注目したい代表的な企業を10社紹介しましょう。

  1. タカラトミー
  2. サンリオ
  3. トイザらス
  4. ピジョン
  5. ソニーグループ
  6. 任天堂
  7. バンダイナムコホールディングス
  8. コナミホールディングス
  9. スクウェア・エニックス
  10. セガサミー

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① タカラトミー

「プラレール」や「リカちゃん」など、世代を超えて親しまれている玩具を、数多く生み出してきた老舗企業です。

長年の経験と技術を活かしながら、時代のニーズに合わせた革新的な商品を次々と展開しています。

近年では、デジタル技術を取り入れた知育玩具などにも力を入れており、より多様な子どもたちの興味や発達段階に応える商品開発が進められているのも特徴です。

子どもたちの夢や期待を形にすることに喜びを感じる方には、やりがいの大きな職場といえるでしょう。

② サンリオ

ハローキティやマイメロディ、シナモロールなど、個性豊かなキャラクターで知られる企業です。

グッズ販売のみならず、キャラクターの世界観を軸にしたテーマパークやコラボ商品、海外展開など、多角的なビジネスモデルを築いています。

キャラクターを通して人々に癒やしや笑顔を届けたい方に適した環境です。サンリオは単なる玩具メーカーやサービス企業にとどまらず、社会との接点や顧客体験の創造にも注力しています。

就職先として選ぶ際は、企業理念や今後の展望にも目を向け、自身の価値観と照らし合わせて検討してみてください。

③ トイザらス

世界的な規模を持つ玩具専門店であり、豊富な商品ラインナップと親子で楽しめる売り場づくりが魅力です。小売業ならではの現場力を活かし、接客やマーケティング、店舗運営に幅広く携われます。

実際の消費者と直接ふれあいながら、ニーズを商品やサービスに反映していける点が大きな魅力といえるでしょう。

このように、トイザらスは店舗運営にとどまらず、体験型のイベントや地域との連携を通じて、顧客との関係性を大切にしています。

玩具業界の中でも実務の現場に深く関わりたい方には、最適なフィールドといえるでしょう。

④ ピジョン

主にベビー用品を扱う企業で、乳幼児向けの安全性と使いやすさに配慮した製品開発に強みがあります。

赤ちゃんや保護者の目線で考える力が必要で、育児を支える製品づくりを通じて社会貢献を実感しやすい業種です。

思いやりと細やかな気配りが活きる職場ですので、人の役に立ちたい方にぴったりでしょう。ピジョンは単なるモノづくり企業ではなく、子育てを支えるパートナーとしての役割も担っています。

製品を通じて暮らしの質を高めたいという思いがある方には、大きなやりがいを感じられる環境です。

⑤ ソニーグループ

エレクトロニクスとエンタメを融合させた革新的な商品を多く生み出してきた企業です。ロボット玩具やインタラクティブなデジタルコンテンツなど、新しい形の遊びを追求しています。

技術やクリエイティビティを融合させながら、新しいエンタメ体験を提供したいと考えている方にとって、非常に魅力的な職場でしょう。

さらに、ソニーは映像、音楽、ゲームといった多様なメディアとの連携にも強く、IP展開の視点からも多くの可能性が広がっています。

技術開発だけでなく、ユーザーの心を動かす体験づくりに関心がある方には、長期的な成長と活躍の場が期待できる企業です。

⑥ 任天堂

「マリオ」「ゼルダ」「ポケモン」など、世界中で高い人気を誇るIPを多数抱える企業です。ゲームやキャラクターを通して、年齢や国籍を超えて人々に楽しさを届けることをミッションとしています。

グローバルに活躍したい方や、世界中の人に感動を与えたいという想いを持つ方にとって、理想的な環境です。

また、任天堂は独自のハードウェア開発やソフトウェアとの連携にも強みを持っており、企画から開発、販売まで一貫して関わることが可能。

自由な発想と挑戦を歓迎する社風の中で、自らのアイデアを形にし、世界中のユーザーに届けたいという方にはぴったりの職場です。

⑦ バンダイナムコホールディングス

玩具に限らず、アニメやゲーム、イベント事業なども手がける大手グループです。ガンダムやドラゴンボールなどの、人気コンテンツを活かし、マーチャンダイジングやメディア展開を行っています。

エンタメ全体に関わりたい方や、自分のアイデアを世の中に広めたいという強い意志がある方に適しているでしょう。

バンダイナムコは、部門間の連携を活かして商品・サービスを立体的に展開できる点が強みです。

アイデアを起点に企画を進め、グローバル展開を視野に入れた開発も可能なため、戦略的な視点と創造性の両方を活かしたい方には、挑戦しがいのある環境といえます。

⑧ コナミホールディングス

デジタルゲームやカードゲームの開発をはじめ、スポーツ施設運営やフィットネス関連事業など多岐にわたるビジネスを展開しています。

複数の分野での知見を活かし、柔軟な発想で新しいサービスや商品を創出する力が求められます。自身のスキルを横断的に活かしたいと考えている方におすすめです。

また、コナミは健康や運動といった社会的ニーズにも対応したビジネスを広げており、遊びと生活のバランスを意識した提案にも力を入れています。

幅広い業務に関心がある方や、社会貢献とエンタメの両立を目指したい方にとって、充実したキャリアを築ける場です。

⑨ スクウェア・エニックス

「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」といった世界的な大作RPGを手がける企業で、ストーリーテリングや世界観の構築に強みがあります。

ゲームや玩具に深い物語性を求める方にとって、やりがいを強く感じられる場です。創造力と表現力を武器に活躍したい方にはぴったりの環境といえるでしょう。

スクウェア・エニックスでは、単なる商品開発だけでなく、メディアミックスやデジタルコミュニケーションも含めた多様な形での世界観展開に力を入れています。

自らのアイデアを物語や体験としてユーザーに届けたいという方にとって、クリエイティブな刺激にあふれた職場です。

⑩ セガサミー

アーケードゲームや家庭用ソフト、パチンコ・パチスロなどのアミューズメント事業を手がける企業です。

多様なユーザー層に向けたエンタメコンテンツを提供しており、幅広い年代に楽しさを届けたいと考える方に最適。刺激的な商品づくりに関心がある方にとって、挑戦しがいのあるフィールドといえるでしょう。

さらに、セガサミーはリアルとデジタルの両面から顧客体験を創出することを重視しており、最新技術やユーザー行動分析の導入も積極的です。

多角的な視野を持ち、新しい形の遊びや価値提供に携わりたい方にとっては、最先端で自分を磨ける環境が整っています。

玩具業界で評価される志望動機の書き方

玩具業界を目指す就活生にとって、志望動機は選考での評価を左右する大切な要素です。ただ「子どもが好き」という理由だけでは、企業には真剣さが伝わりにくいでしょう。

ここでは、採用担当者に響く志望動機のポイントを4つの視点から解説します。

  1. なぜ玩具業界を選ぶのかを明確に伝える
  2. 具体的な経験談で説得力を持たせる
  3. 行動から得た成長を明示する
  4. 入社後に企業でどう貢献できるかを示す

① なぜ玩具業界を選ぶのかを明確に伝える

志望動機の冒頭では、「なぜ玩具業界なのか」を明確に伝える必要があります。採用担当者が多くのエントリーシートを読む中で、最初の一文が印象を決めることも少なくありません。

たとえば「人の笑顔を生む商品づくりに関わりたい」「子どもの成長に寄り添う仕事がしたい」といったように、自分の価値観と業界の特徴を結びつけて伝えると良いでしょう。

最初に結論を示すことで、その後の内容にも説得力が生まれます。伝えたいことを簡潔に届ける工夫が大切です。

② 具体的な経験談で説得力を持たせる

志望動機に説得力を持たせるには、自分の体験を交えることが効果的です。

「小学生のころ、レゴを使って自由研究に取り組んだ」「学園祭で子ども向けイベントを企画した」など、自分だけの経験を紹介してください。

実際の行動が伴うエピソードは、本気度や関心の深さを自然に伝えることができます。抽象的な想いだけでは、印象に残りにくいものです。

ほかの就活生との差別化を図るうえでも、自分の言葉で語れるエピソードは大きな強みになるでしょう。

③ 行動から得た成長を明示する

経験談を語るだけでなく、そこから何を学び、どう成長したのかまで伝えることが重要です。

「もっと楽しんでもらうにはどうすればよいか考え、伝え方を工夫した」など、具体的な気づきを含めて話してください。

採用担当者は、過去の成果そのものよりも、そこから得た学びと今後への応用力を見ています。行動と学びのつながりをわかりやすく示すことで、成長意欲や柔軟性が伝わりやすくなるはずです。

④ 入社後に企業でどう貢献できるかを示す

最後に、入社後にどのように活躍したいかを伝えることで、企業側に自分の将来像を描いてもらいやすくなるでしょう。

「ユーザー目線の商品企画で新しい遊び方を提案したい」「海外展開に向けてマーケティングスキルを活かしたい」といった具体性が求められます。

自分の経験や強みを企業の事業内容と結びつけることで、志望度の高さや適性が伝わるでしょう。

ただの熱意ではなく、実現可能なビジョンとして伝えることで、「一緒に働きたい」と感じてもらえる可能性が高まります。

玩具業界の志望動機の例文

就活を進める中で「なぜ玩具業界なのか?」という問いに明確に答えられることは、選考通過のカギとなるでしょう。

ここでは、さまざまな視点からの志望動機の例文を紹介します。自分の気持ちに最も近い形を見つけて、参考にしてください。

  1. おもちゃが好きな場合の志望動機例文
  2. 商品企画に携わりたい場合の志望動機例文
  3. ものづくりへの情熱がある場合の志望動機例文
  4. 海外展開に関わりたい場合の志望動機例文
  5. エンタメと教育をつなぐ仕事がしたい場合の志望動機例文
  6. 自分のアイデアをカタチにしたい場合の志望動機例文
  7. クリエイティブな環境で成長したい場合の志望動機例文

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① おもちゃが好きな場合の志望動機例文

子どもの頃からおもちゃが好きだったという気持ちは、玩具業界を志望する際の大きな原動力になります。

ここでは、そんな「好き」という気持ちを軸にしながら、就活で伝わる志望動機の例文を紹介しましょう。

《例文》

私は幼い頃からおもちゃが大好きで、特に家族や友人と一緒に遊ぶ中で、おもちゃが人と人をつなげる力を持っていることに感動してきました。

大学では教育学を学び、子どもの発達や遊びの重要性について深く学んでいます。その中で、おもちゃが創造力やコミュニケーション力を育むことを知り、さらに興味を持つようになりました。

将来は、ただ楽しいだけでなく、子どもの成長や社会性の発達にもつながるような商品づくりに携わりたいと考えています。

貴社は長年にわたり、子どもたちに夢と笑顔を届ける商品を数多く生み出しており、私自身もその一員として、多くの人の心に残るおもちゃを届けたいです。

《解説》
「好き」という気持ちを出発点にしながら、学んだことや企業への共感に結びつけるのがポイントです。思い出だけで終わらず、「なぜ働きたいのか」まで丁寧に説明しましょう。

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② 商品企画に携わりたい場合の志望動機例文

「アイデアを形にする仕事がしたい」と考える学生にとって、商品企画は魅力的な職種の一つです。ここでは、商品企画に関わりたいという思いを志望動機に落とし込んだ例文を紹介します。

《例文》

私は大学のゼミで地域活性化をテーマにしたワークショップに参加し、子ども向けのイベント企画を担当した経験があります。

その中で、自分のアイデアが形になり、子どもたちが笑顔で楽しんでくれる様子を見たとき、企画の楽しさとやりがいを実感しました。

この経験から、もっと多くの人に喜んでもらえるモノづくりに携わりたいと思い、玩具業界の中でも商品企画の仕事に強く惹かれました。

中でも貴社は、常に新しい発想でユニークな商品を生み出し続けている点に魅力を感じています。私も自分の視点を活かして、誰かの心に残るようなおもちゃを企画し、世の中に届けたいです。

《解説》
「企画した経験」と「子どもの反応」を軸に構成することで、なぜ商品企画に興味を持ったかが明確になります。エピソードと企業への共感を丁寧につなげましょう。

③ ものづくりへの情熱がある場合の志望動機例文

手を動かして何かを生み出すことが好きな人にとって、「ものづくりへの情熱」は強い志望理由になるでしょう。ここでは、その気持ちを軸にした玩具業界向けの志望動機例文を紹介します。

《例文》

私は小学生の頃からプラモデルや工作が好きで、今でも時間を忘れて集中して取り組める趣味となっています。

大学では工学部に進学し、授業の中で実際にモノを設計・制作する機会が多くありました。

特にゼミ活動で制作した知育玩具のプロトタイプが子どもたちに好評だった経験から、「誰かの役に立つものを形にする」ことの喜びを改めて感じたのを覚えています。

そうした経験を活かし、子どもたちの創造力や興味を引き出す製品を開発したいと考えるようになり、玩具業界を志望しました。

中でも貴社は、ユーザー目線に立った製品づくりを大切にされており、自分のものづくりへの情熱を存分に発揮できる環境だと感じています。

《解説》
「昔からの興味」と「大学での学びや実践」をセットにすることで、説得力のある動機になります。自分の経験が玩具づくりにどうつながるかを具体的に伝えましょう。

④ 海外展開に関わりたい場合の志望動機例文

グローバルな活躍を目指す学生にとって、「海外展開に関わりたい」という思いは強い志望動機になるでしょう。ここでは、語学力や国際的な経験を踏まえた例文を紹介します。

《例文》

私は大学で国際関係を専攻し、2年次にはアメリカへの短期留学を経験しました。

現地でホストファミリーの子どもたちと一緒に遊ぶ中で、日本のおもちゃがとても喜ばれていたことが印象に残っています。

その体験を通じて、日本の玩具は世界でも十分に魅力が伝わると感じ、将来は海外展開に携わりたいという思いが芽生えました。

また、英語を使ったコミュニケーションにも自信があり、現地のニーズを直接ヒアリングできるような働き方を目指したいです。

グローバル市場を意識した商品開発や展開に積極的な貴社であれば、自分の語学力と異文化理解力を活かし、世界中の子どもたちに笑顔を届ける仕事ができると確信しています。

《解説》
海外経験の中で感じたことをきっかけにし、志望動機へつなげる構成がポイントです。語学力や異文化理解力を活かしたい理由を明確に伝えましょう。

⑤ エンタメと教育をつなぐ仕事がしたい場合の志望動機例文

「楽しさ」と「学び」を同時に提供できるおもちゃに魅力を感じている方に向けて、エンタメと教育をつなぐ視点からの志望動機の例文を紹介します。

《例文》

私は小学生の頃、知育パズルで遊ぶのが好きで、夢中になって解いていたことを今でも覚えています。

ただ楽しいだけでなく、遊びながら考える力が身につくことに魅力を感じ、大学では子どもの発達や教育に関するゼミに所属。

そこでは遊びと学びの関係性について研究し、遊びが子どもの主体性や創造力を育む重要な要素であることを学びました。

この経験から、エンタメ性と教育的価値の両方を持つ商品を届けたいと強く思うようになりました。

貴社が展開している「遊びながら学べる」商品ラインはまさに私の理想であり、子どもの成長に寄り添う製品づくりに、自分の学びや経験を活かして貢献したいと考えています。

《解説》
「自分の原体験」+「学び」+「企業の取り組み」と、流れを意識して構成すると説得力が増します。教育とエンタメの両軸に関心があることを明確に伝えるのがポイントです。

⑥ 自分のアイデアをカタチにしたい場合の志望動機例文

自分の発想やアイデアを社会に役立つ形にしたいという気持ちは、ものづくりの現場において大きな原動力になります。ここでは、その思いを軸にした志望動機の例文を紹介しましょう。

《例文》

私は昔から絵を描いたり、自由工作をすることが好きで、アイデアをカタチにする楽しさを感じてきました。

大学ではマーケティングを学び、商品企画の授業でチームでアイデアを出し合い、実際にモデル商品を作る経験。

その中で、自分の提案が形となり、他の人の意見を取り入れながら完成させていく過程に大きなやりがいを感じました。

この経験を通じて、将来は自分の発想を活かして多くの人に喜ばれる商品を届けたいと思っています。

貴社が取り組んでいる、ユーザーの声を反映した製品開発に共感しており、自分のアイデアをカタチにして貢献できる環境があると感じ、志望いたしました。

《解説》
「創作が好き」という個性に、大学での実践経験を重ねることで説得力を高めています。アイデアをどう形にしたいのか、目的意識を持って書くことが大切です。

⑦ クリエイティブな環境で成長したい場合の志望動機例文

自分の発想や感性を活かしながら、柔軟に学び成長していきたいという学生にとって、クリエイティブな環境は魅力的な職場です。ここでは、その気持ちを反映させた志望動機の例文を紹介します。

《例文》

私は大学のサークルで演劇の脚本を担当しており、自分のアイデアを仲間と形にしていく過程に大きなやりがいを感じてきました。

特に、観客の反応を見て「自分の発想が誰かを楽しませる」ことを実感したとき、自分の中にある創造性をもっと社会で活かしたいと強く思うようになりました。

玩具業界の中でも貴社は、常に時代のニーズに合わせてユニークな商品を生み出している点に強く惹かれています。

多様な価値観を受け入れる社風や、若手でも自由に意見を出せる環境であれば、自分も日々刺激を受けながら成長できると思います。

創造力を磨きながら、世界中の子どもたちにワクワクを届けたいです。

《解説》
創造的な経験をエピソードとして使い、自分の成長意欲と企業文化のマッチ度を示すのがポイントです。「なぜその環境を求めるのか」を明確にしましょう。

玩具業界の全体像を理解して志望動機に活かそう!

玩具業界は、子ども向けだけでなく大人向けや海外市場など、ターゲットや展開が広がる注目の分野です。

コロナ後の回復やスマホゲームの影響などの課題もある一方で、テクノロジーの活用や教育・福祉との連携により将来性を秘めています。

企画・営業・デザインなど職種も多彩で、自分の強みや興味を活かせる可能性も大きいでしょう。業界への志望動機や自己PRは、やりがいと成長意欲を軸に整理することが大切です。

玩具業界は、「好き」を仕事にしながら社会に貢献できる業界として、就活生にとって魅力的な選択肢といえるでしょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。