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【例文あり】総務の志望動機はどう書く?人事や経理を含む場合の書き方ポイントも解説

総務への就職を叶える上で、志望動機の内容は悩ましい点ですよね。

人事や経理の職種も視野に入れる場合、持っているスキルや長所をどうアピールすべきか迷ってしまうでしょう。

しかしいくつかのポイントを押さえれば、総務希望の志望動機を効果的に作成できます。

この記事では、まず総務の役割や必要なスキルを解説し、総務をメインに人事や経理も含めた志望動機の書き方を具体例を交えながら解説します。

最後まで目を通して、総務職の内定を勝ち取りましょう。

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人事 鈴木

記事の監修者

人事 鈴木

新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。

紙谷

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新卒1年目の段階では訪問営業でトップセールス獲得し、3階級役職をあげる。 現在は企業コンサルとキャリアアドバイザーを兼任。

吉田

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新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細

企業で総務が果たす役割とは?

ノートパソコンと筆記用具

総務職が企業で果たす役割は、会社の事務的な業務全般の管理やサポートです。

企業によって細かな業務内容は異なりますが、以下に示す通り社内運営に必要なあらゆる業務を担当します。

  • オフィス環境の整備と維持管理
  • 備品や消耗品の調達と管理
  • 来客対応や郵便物の取り次ぎ
  • 社内行事や会議の企画・運営
  • 社員の福利厚生や労務管理
  • 契約書や規程の管理
  • 安全衛生管理や防災対策

総務は、「総て(すべて)を務める」の言葉通り細かな事務処理から法令順守、社内イベントの企画まで幅広い役割を担いますよ。

会社を適切に機能させる土台となる、重要なポジションと言えるでしょう。

会社の業務が円滑に進むため、総務の役割は非常に重要です。そのため、企業は自身の利益のためだけではなく、会社全体の成長のために貢献できる人材を求めています。

また業務の属性上、様々な社員と関わる必要があるのでベースとしてコミュニケーション能力も重要な要素になりますよ。

総務に必要なスキル

幅広い業務範囲を担当するだけに、総務には多様なスキルが必要です。

ここでは特に重要なスキルを、以下に4項目挙げました

①幅広く事務作業を処理する能力

総務が担当する業務範囲は広く、様々な事務作業を効率的に処理する能力が求められます。

会議の手配や資料準備から来訪者の対応まで、日常的な事務作業を正確かつ迅速に進めなければなりません。

また、書類作成の機会も多いため、基本的なPCスキルも必須で、WordやExcel、PowerPointはぜひ身につけておきたいスキルです。

②マルチタスクをこなす能力

総務には、複数の業務を同時に遂行できるマルチタスク能力が必須です。

実際に、電話や来客への対応、書類作成に備品手配と様々な業務が重なるケースも少なくありません。

そのため、多くの仕事に対して適切に優先順位をつけ、作業を効率よく切り替えながら確実に処理する能力が求められます。

もちろん、多くの作業一つひとつにも集中力を持って取り組む姿勢やミスを防ぐ注意力も大切ですよ。

会社を支えるために様々な角度の仕事が降ってくるので、都度タスクを整理して確実にこなせる必要があります。

仮にマルチタスクが苦手でも、1つ1つの仕事を確実に終わらせる能力をアピールできれば問題ないですよ。

③相手の立場に立ったコミュニケーション能力

相手の立場に立ったコミュニケーション能力は、総務に求められるスキルの中でも特に重要です。

たとえば、部署間の調整や社外とのやりとりでは相手の視点に立ち、適切な言葉遣いや表現に注意を払う必要があります。

逆に、自分の都合だけを押し付けると、部署間の連携が崩れるばかりか相手に不信感を持たれてしまうでしょう。

④その場に応じて柔軟に対応する能力

総務には、状況に合わせた柔軟な対応力も必要です。

総務の現場では、突発的な依頼や予想外の事態の発生も珍しくありません。激しい状況の変化にも冷静さを失わず、臨機応変に対応する柔軟性が求められます。

状況に合わせて柔軟な対応を続ける内に、周囲からの信頼も得られるでしょう。

総務は日常的な業務と、突然起こる会社の中でのトラブル対応なども業務に含まれます

そのため予想外の対応が必要になっても焦らず確実に仕事をこなせる必要がありますよ。

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さらに、本記事の後半では実際に、総務を志望する際の志望動機を添削しています!

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総務の志望動機を作るコツ

質の良い総務の志望動機を作るには、押さえるべきコツがいくつかあります。

以下の4点は特に大切なコツなので、ぜひ意識してください。

①総務を志望する理由

総務を志望する理由は、面接官が特に知りたい情報です。

数ある部署の中からなぜ総務を志望したのか不透明だと「入社さえできれば部署にこだわらないのか」と思われるかもしれません。

そのため、総務のどんな点に魅力を感じるのかを踏まえ、総務でなければならない理由を述べましょう。総務に対してどんな想いを持っているかを付け加えるのも大切です。

②応募企業を志望する理由

多くの企業がある中で、応募企業を志望する理由はぜひ志望動機に盛り込んでください。

総務は多くの企業に設置されている部署で求人数も多いため、どの企業でも使い回せる志望理由になりがちです。

「他の企業の総務でもいいじゃないか」と思われないためにも、応募先の企業に対する想いを伝えなければなりません。

まずは求人票をよく読み込んで応募企業の特色や強みをチェックしましょう。その上でなぜその企業を志望したのかを考えると、応募を決めた理由が見えてきますよ。

総務の志望動機では特に差別化を意識しましょう。

差別化をする際に総務の業務は企業によって大きく変わらないケースもあるので、その企業ならではの風土や文化、事業などに焦点を当てて志望動機を作成してみましょう。

③総務で生かせる経験・強み

総務でどんな経験や強みを発揮できるのかも、面接官にとっては重要な要素です。

一口に総務と言っても、企業によっては人事や経理も業務範囲に含まれます。

漠然と業務を想像するのではなく、応募先の総務はどんな業務を担当するのかを企業研究を通じてチェックしましょう。

業務の詳細がわかれば、どんな経験や強みが生かせるのかがイメージできます。

④入社後に励みたいこと

総務の志望動機では、入社が叶った場合を見据えてどんなことをどう頑張りたいのかも伝えましょう。

熱意ややる気のアピールだけでは業務能力の評価に繋がらないため、入社後の活躍を面接官に具体的にイメージしてもらう必要があります。

持っているスキルや資格、経験をいかに発揮し、どう活躍したいのかを述べてください。

会社を支えるために総務を志望していることだけではなく、入社後にどのような行動を取るかを具体的に伝えましょう。

具体性が高いと志望度の高さがアピールできますが「入社後も会社を支えたい」のような抽象的な理由だと印象が下がる危険性もあるので注意しましょう。

総務事務ならではのやりがい

総務は、他の部署では得にくい多くのやりがいがある部署と言えます。

やりがいに目を向ければ、入社への意欲が湧くだけでなく、内容の濃い志望動機作成にも効果があるでしょう。

今回は注目すべき総務ならではのやりがいとして、以下の3点をピックアップしました。

①業務内容が幅広く様々な経験ができる

特定の業務にとらわれず、幅広い経験ができるのは総務ならではのやりがいです。

人事や経理、労務に庶務まで様々な業務に携われるので、多様な知識やスキルを習得できます。

仕事を通じて得た様々な経験はキャリアアップやキャリアチェンジにも有利なので、将来性も高い部署と言えるでしょう。

②会社全体に関わりサポートできる

会社全体に対して、多方面からサポートができる点も見逃せません。

総務は会社の運営全体に関わる部署で、社内全てが活躍の場です。

事務的な仕事はもちろん、場合によっては社内イベントの企画・運営に携わる機会もあり、自身のアイデアを生かしながら社員全体のモチベーションアップに貢献できます。

多方面で活躍ができるのは、特定の業務に縛られない総務ならではのやりがいですよ。

③社内外問わず様々な人と関われる

総務事務のやりがいとして、様々な人々と関わる機会が豊富な点も挙げられます。

経営層から新入社員まで、幅広い立場の人々とコミュニケーションが取れるのでコミュニケーション能力の発揮にぴったりです。

さらに、社外の人々との交流も盛んなため、人脈の形成やビジネスマナーの習得もできます。

そのため、多くの人と関わりながら仕事をしたい人にとって、総務職はやりがいと魅力に溢れた職種と言えるでしょう。

【業務内容別】総務の志望動機例文

ここでは、総務の志望動機としての2パターンの例文を解説します。

総務が複数の仕事を兼務する企業の場合、どちらの業務にも通用するスキルのアピールが大切です。

以下の例文を参考にしつつ、状況に応じた志望動機を作成してください。

また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。

志望動機が既に書けている人には、添削サービスである赤ペンESがオススメ!今回のように詳細な解説付きで、あなたの回答を添削します。

①人事も含む総務の場合の志望動機例文

実際に総務を志望する中で、人事も総務の業務内容に含まれている場合の志望動機を添削しながら解説していきます。

人事も含む総務の志望動機
【結論】私は、人と関わりながら業務を進める仕事に興味があり、人事や総務の業務を通じて会社の運営を支える役割を果たしたいと考えています。そのため、貴社を志望いたしました。中で、会社全体の運営を支える人事や総務の重要性に魅力を感じました。
添削コメント|冒頭の文章は結論ファーストを意識しましょう。添削前の文章は回りくどく志望理由が不明確になっていたため、分かりやすく簡潔に言い換えています。
【根拠となるエピソード】大学時代、私はアルバイト先でリーダーとしてスタッフのシフト調整や採用活動の補助を行っていました。その中で、人と関わる仕事の面白さを実感しました。補助を担当しました。この経験を通じて、人と関わる中で調整役を果たす仕事のやりがいを実感しました。
添削コメント|「人と関わる仕事の面白さを実感」ではエピソードとして少し弱いため「人と関わる中で調整役を果たす仕事のやりがいを実感」という形でより具体的な表現に修正しました。
【エピソード詳細】例えば、新しいスタッフの面接に同席し、店舗の雰囲気や業務内容について説明したり、丁寧に説明しました。また、既存のスタッフの希望を聞きながらシフトを調整する役割を担当していました。どのようにすれば皆が働きやすくなるかを考えることにやりがいを感じました。調整し、全員が働きやすい環境を作る工夫を重ねました。
添削コメント|最初の文章の文末と接続詞が不自然になっていたので文章的に自然になるように訂正しました。また、文章が回りくどい表現になっていたため、文章を完結にしました。
【心境の変化/企業を選んだ理由】貴社では、人事や総務を通じて幅広い業務に携われると伺い、自分の経験を活かせると感じました。また、従業員一人ひとりを大切にする社風にも魅力を感じています。貴社が人事や総務を通じて幅広い業務を担い、従業員一人ひとりを大切にする社風を持つ点に大変共感しました。これまでの経験を活かしながら、貴社の成長を支える一員になりたいと強く感じております。
添削コメント|修正前に文章は抽象的な表現が多く内容が薄くなっており、文章の流れも違和感がありました。文章の流れを自然に変更し、抽象的だった箇所を具体的なものに変更しています。
【入社後】入社後は、これまでの経験を活かし、人事や総務として会社の運営を支える一員として努力したいと思います。また、幅広い業務を経験しながら、自分自身の成長にもつなげていきたいです。人事や総務として会社の円滑な運営を支えるだけでなく、より効率的な業務体制の構築を目指して取り組みたいです。また、幅広い業務に挑戦し、自身の成長とともに会社の発展に貢献していきます。
添削コメント|ただ総務として支えたいという結論になっていたのですが、支えるだけでなく会社全体の成長にも貢献したいことを伝えています。

【NGポイント】全体的に抽象的な表現が多く、応募者の具体的な意欲や強みが十分に伝わっていませんでした。「支える」や「面白さを実感」といった漠然とした表現が、志望理由やエピソードの説得力を低下させていました。また、志望動機の冒頭部分が回りくどく、結論が明確に伝わりにくい状態でした。

【添削内容】文章全体で結論ファーストを意識し、志望動機を簡潔かつ明確に修正しました。また、エピソード部分では抽象的な表現を具体的にし、仕事のやりがいや志望理由をより伝わりやすくしています。流れの不自然さや冗長な部分を整理し、内容をスムーズに読み取れるように変更しました。最後に、「会社を支える」だけでなく「成長に貢献する」意欲を明確に示すことで、積極性を強調しています。

【どう変わった?】志望動機では「結論ファースト」を意識し、簡潔かつ明確に表現しました。また、具体的なエピソードとして、大学時代のアルバイトで採用活動の補助やシフト調整を行い、調整役としてのやりがいを実感した経験を盛り込み、入社意欲の高さを示すために「会社を支える」だけでなく「成長に貢献する」という表現にしました。

【今回の志望動機のコツ】
・結論はなるべく一文で簡潔にまとめる
・人と関わったエピソードを選択する

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②経理も含む総務の場合の志望動機例文

実際に総務を志望する中で、人事も総務の業務内容に含まれている場合の志望動機を添削しながら解説していきます。

経理も含む総務の場合の志望動機
【結論】私は、経理業務を含む総務業務に興味があり、幅広い業務を通じて会社の運営に貢献したいと考えています。貴社であれば、それを実現できると考え志望いたしました。幅広い業務を通じて会社の運営基盤を支える役割を担いたいと考えています。
添削コメント|冒頭の文章が少し回りくどい表現になっており、志望動機が伝わりづらくなっていました。2つになっていた文章を1つにまとめて結論ファーストを意識した文章に添削しました。
【根拠となるエピソード】学生時代、生徒会の活動に参加し、会計を担当した経験があります。生徒会では、予算を管理し、必要な経費を振り分ける仕事を行いました。予算管理や必要経費の振り分けを行った経験があります。この経験を通じて、資金管理の責任感や計画性の大切さを学びました。
添削コメント|会計だけだと具体的な内容が分かりづらくなっているので「予算管理や必要経費」の振り分けという形で具体性を出しました。また、経験を通して学んだことにも言及しており、エピソードがより明確になっています。
【エピソード詳細】例えば、イベントの予算を計画するときには、限られた資金をどのように使うかを考え、資料を作成しました。また、提出された領収書を確認して支出を記録し、定期的に会計報告を行いました。領収書の確認や支出の記録、定期的な会計報告を行う中で、正確さと計画性を意識しながら業務に取り組みました。
添削コメント|ただ業務内容を伝えるのではなく、好印象を意識してどのようなことを意識して取り組んだのかまで記載しました。自身がエピソードの中でどのような感情や思いを抱いていたかを伝えることで人柄もアピールできるので、より印象が良くなりますよ。
【心境の変化/企業を選んだ理由】貴社では、経理を含む総務の業務が幅広く、多岐にわたると伺っています。そのような環境であれば、自分のスキルを活かしつつ成長できると考えました。伺い、そこでの経験が自分のスキル向上につながると考えています。また、貴社の社員一人ひとりを大切にする風土に共感し、ぜひその環境で貢献したいと考えました。
添削コメント|企業を選んだ理由が抽象的であっさりしているので、具体性を上げ内容をリッチにしました。実際に志望動機ではなぜ企業を選んだのかの部分が重要になるので、ここはしっかりと文章量を書くと良いですよ。
【入社後】入社後は、経理や総務の業務を通じて会社の基盤を支えながら、自分のスキルを磨いていきたいと思います。そして、周囲から信頼される存在を目指して努力してまいります。会社の運営基盤を支える役割を果たし、効率化や正確性を追求していきたいと考えています。また、日々の業務の中で新たなスキルを磨き、信頼される存在を目指して努力します。
添削コメント|「自身のスキルを磨いていきたい」だけだと漠然としすぎており、入社後の活躍イメージが湧きづらくなっています。そこで「運営基盤を支える役割を果たし、効率化や正確性を追求していきたい」という表現にし、より入社後の活躍イメージを鮮明にしました。

【NGポイント】志望動機全体で抽象的な表現が多く、具体性が不足していました。「幅広い業務を通じて会社に貢献したい」や「会計を担当した経験」といった漠然とした表現があり、応募者の強みや意欲が明確に伝わりませんでした。また、企業を選んだ理由が簡潔すぎて、応募者の熱意が十分に伝わらない内容になっていました。

【添削内容】添削では、志望理由を「結論ファースト」に修正し、冒頭の冗長な表現を削除しました。「会計」のエピソードでは、予算管理や必要経費の振り分けを具体的に示し、責任感や計画性を学んだ点を明確に記載しました。また、業務内容の羅列を避け、正確さや計画性を意識して取り組んだ姿勢を強調することで人柄をアピールし、企業選びの理由を具体化し、特性とスキルの関連性を示したほか、入社後の展望を「運営基盤を支え、効率化や正確性を追求」という具体的な内容に変更しました。

【どう変わった?】修正後の文章では、応募者の強みや熱意が具体的に伝わるようになりました。結論部分では「結論ファースト」による簡潔さが強調され、志望理由がすぐに理解できる内容になりました。エピソードでは、具体的な行動や意識を記載し、応募者の経験や学びが説得力を持って伝わるよう変更しました。また、企業を選んだ理由では、応募者の価値観と企業の特性が結びつき、志望動機全体に納得感が加わりました。さらに、入社後の展望で具体的な貢献内容を記載することで、採用担当者が入社後の活躍を明確にイメージできる構成となりました。

【今回の志望動機のコツ】
・サークルなどで会計係をやっていたら伝える
・経理にも関連しそうな具体的なエピソードを伝える

【理由別】総務の志望動機例文

つづいては、総務の志望動機の例文を理由別にチェックしましょう。

総務は担当する業務範囲が広いだけに、応募の理由も十人十色です。

以下の5パターンを参考に、自分のケースに合った志望動機を書き上げてください

①会社全体の運営に関わりたい場合

実際に総務を志望する中で、ここでは「会社全体の運営に関わりたい」ことをうまく伝えられる志望動機を添削しながら解説していきます。

総務の志望動機
【結論】私は、総務として会社全体の運営を支え、社員の働きやすい環境を作ることで社員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる環境を構築することで企業に貢献したいと考えています。
添削コメント|「働きやすい環境」という表現だけだと、抽象的で総務としての熱量がうまく伝わりませんでした。どのような環境にしたいか?をより具体的にしたことで総務の志望度の高さもアピールしています。
【根拠となるエピソード】学生時代、私はサークル活動で運営メンバーとして活動し、サークル全体を支える立場を経験しました。その中で、多くのメンバーがスムーズに活動できるような環境づくりの大切さを実感しました。
添削コメント|根拠となるエピソードを明確に伝えられています。もし、サークル活動で具体的な役職についている場合はぜひ役職や役割なども明記すると採用担当者がよりあなたのことを理解しやすくなりますよ。
【エピソード詳細】例えば、定例のイベントでは事前に資料や道具を準備し、メンバーが円滑に作業を進められるようサポートしました。資料読み合わせ会や道具の使い方の説明会などを開催しました。また、メンバー間の意見が対立する場面では、それぞれの意見をまとめる役割も担いました。そうした取り組みを通じて、全体を調整し支えることにやりがいを感じました。
添削コメント|実際に自身がサークルでどのような行動を取ったのかをより具体的に記載しました。「サポートしました」だけでは抽象的でどのようなサポートをしたのかについて明記することでより根拠が明確になり、説得力も増しますよ。
【企業を選んだ理由】貴社では、総務として特に【特典の事業や会社特有業務】の分野で幅広い業務に関わることで、会社全体を支える経験ができると考えました。また、社員一人ひとりを大切にする風土に惹かれ、私の目指す働き方が実現できると感じています。
添削コメント|他社ではなく志望先の企業で総務をしたい理由を明確にする必要がありますが、添削前は「他の会社でも良いのでは?」と思われてしまいます。そこで志望先の企業特有の事業や分野に関わりたいことを明記することで他社との差別化ができますよ。
【入社後】入社後は、社員の方々が安心して働ける環境を整えるために、積極的にサポート業務に取り組んでいきたいと考えています。また、より効率的で働きやすい仕組みを提案することで、会社全体の運営に貢献したいと考えています。
添削コメント|印象が良く入社後のイメージを的確に伝えられています。

【NGポイント】総務として会社で働く際のアピールとして、サークルでの自身の行動をアピールしていたが、行動の中身が抽象的で実際に入社後の総務としての活躍イメージが不明確でした。

【添削内容】実際にサークルの中で自身が組織全体のためにどのような行動を取ったのかを具体的に表現しました。また他企業との差別化ができていなかったので、志望先企業の特定の事業や業務にフォーカスを当てました。

【どう変わった?】具体性が上がり、入社後に総務としてどのような動きをするのかが取り明確になりました。また志望先企業で総務になりたい熱量も適切に伝わり、入社後に会社全体に良い影響を与えらえそうな期待感が増えました。

【今回の志望動機のコツ】
・大学のサークルや部活などで組織のために行った行動を伝える
・組織のための行動が一方通行になっていないか注意

②幅広い仕事を担当したい場合

ここでは総務として「幅広く仕事を担当したい」ことを志望動機でうまく伝えるために例文を添削しながら解説していきます。

総務の志望動機
【結論】私は、幅広い業務に柔軟に対応し、組織全体を支える役割を担いたいと考えています。そのため、総務職を志望しております。担いたいので総務職を志望しています。
添削コメント|冒頭の文章は結論ファーストを意識しましょう。今回は文章を2つに分けていましたが、結論が回りくどくなっているので1つの文章でまとめて結論ファーストの文章に添削しました。
【根拠となるエピソード】学生時代、私はサークル活動の中で、メンバーが活動しやすい環境を整えるためのサポートを行ってきました。イベントの準備やスケジュール調整でのサポートを行ってきました。
添削コメント|環境を整えるためにサポートだけだと抽象的になっているので、少し具体性をあげサポートの内容も伝わりやすいように変更しました。
【エピソード詳細】具体的には、メンバー1人1人に確認を取りながらイベントの準備やスケジュール調整をしていました。特に、メンバー全員が参加しやすい日程を調整する作業では、何度も連絡を取る必要がありましたが、最後まで責任を持って対応しました。メンバー全員との連携を欠かさずにしていたので、通年通してイベントが滞りなく進みました。
添削コメント|メンバー1人1人と予定調整する中で最後まで対応し、どのような結果になったのかの部分を追加しました。添削前は責任をもって対応したことだけで終わっており、当たり前の結論になっていたので印象があまり良くありませんでした。
【心境の変化/企業を選んだ理由】貴社では、総務職として多岐にわたる業務に携わることができるとWEBページで伺いました。拝見しました。幅広い業務経験を積むことで、社会人として成長できる環境が整っている点に魅力を感じています。
添削コメント|敬語の添削をしました。敬語や謙譲語に関してはエントリーシートを書く上ではマナーとして欠かせません。提出前に問題ない言葉遣いになっているか注意しましょう。
【入社後】入社後は、幅広い業務を担当しながら、組織の円滑な運営に貢献したいと考えています。そして、業務を通じて自分のスキルを高め、信頼される存在になることを目指します。
添削コメント|好印象な入社後のアピールになっています。

【NGポイント】冒頭の文章が結論ファーストの文章になっておらず、伝わりづらい志望動機になっていました。また、志望動機に盛り込んでいるエピソードの中でサポートの内容が抽象的になっていました。

【添削内容】冒頭の文章を結論ファーストに変更し、エピソードの具体性を上げました。幅広い仕事を担当したい内容をうまく伝えるためにエピソードも幅広くメンバーとかかわりイベント調整したことを詳細に伝えています。

【どう変わった?】エピソードでは幅広くメンバーに関わり、イベントを円滑に進めた経験から、入社後も総務として幅広い仕事をこなせる成功期待感が高い志望動機になっています。

【今回の志望動機のコツ】
・幅広い業務や関係を気付いたエピソードを伝える
・「幅広く=抽象的」なアピールにならないように具体性を上げる

③周囲をサポートできる仕事に魅力を感じる場合

ここでは総務として「周囲をサポートできる仕事に魅力を感じる」ことを志望動機でうまく伝えるために例文を添削しながら解説していきます。

総務の志望動機
【結論】私は、人を支える仕事に魅力を感じています。特に、総務のように周囲をサポートする役割を通じて、組織全体の力を高めることに貢献したいと考えています。おり、総務として周囲をサポートし、組織全体の力を高めることに貢献したいと考えています。
添削コメント|2つの文章に分かれていましたが、周りくどい表現になっていたので文章を1つにし、結論ファーストを意識しました。志望動機の冒頭は基本的に結論ファーストを意識し、周りくどい表現は避けましょう。
【根拠となるエピソード】大学時代、私はサークル活動でメンバー全員が円滑に活動できるようサポート役を担っていました。その経験を通じて、人を支えることのやりがいや大切さを実感しました。サポート役を担い、人を支えることのやりがいや大切さを実感しました。
添削コメント|文章が回りくどくなっていたため、1つの文章にまとめて完結さを向上させました。エピソード部分はできる限り完結に分かりやすく伝えることが好印象のコツですよ。
【エピソード詳細】例えば、サークル内の行事を企画する際、私は主にスケジュールの調整や連絡の取りまとめを担当しました。大変な時期もありましたが、みんなが気持ちよく参加できる環境を作るために努力しました。その結果、イベントを無事に成功させることができました。参加者全員が気持ちよく参加できる環境づくりに努めました。その結果、イベントは無事に成功し、チーム全体の満足度向上につながりました。
添削コメント|「大変な時期もありましたが」という前置き部分が抽象的で不要な文章になっていたため削除しました。さらなる好印象を目指すためには「気持ちよく参加できる環境づくり」の内容を伝えるとより根拠が明確になり、説得力が増しますよ。
【心境の変化/企業を選んだ理由】貴社は、多くの人々が働く中でサポートの重要性をしっかりと認識していると感じています。また、総務の役割を通じて会社全体の力を底上げする取り組みに共感しました。そのため、貴社で働きたいと思いました。貴社が従業員のサポートの重要性を認識し、総務の役割を通じて会社全体の力を底上げする姿勢に強く共感しました。そのため、貴社で総務職として働きたいと考えています。
添削コメント|企業の姿勢や取り組みに関して上から目線での評価になってしまっているので全体的な添削をしました。基本的には志望先企業を立てる文章構成の方が印象が良いので注意が必要ですよ。
【入社後】入社後は、サークル活動で培った調整力やサポート力を活かして、貴社の社員の皆様が快適に働ける環境を整えていきたいと考えています。そして、組織全体の活力を高める一助となるよう努めていきたいです。社員が快適に働ける環境を整備し、組織全体の活力向上に貢献していきたいと考えています。
添削コメント|少し冗長的な文章になっていたので、簡潔で分かりやすい文章に変更しました。

【NGポイント】文章全体に具体性や簡潔さが不足しており、伝えたい内容がぼやけていました。例えば、「大変な時期もありましたが」といった抽象的な表現や冗長な説明が含まれており、応募者の魅力が十分に伝わりにくい状態でした。また、企業を選んだ理由の部分では、応募者目線が強く、企業を立てる視点が欠けていたため、志望動機としての印象が弱くなっていました。

【添削内容】冗長な部分を削除し、簡潔で効果的な表現に修正しました。特に、エピソード部分では抽象的な前置きを省き、サポート役としての具体的な行動を強調することで、応募者の経験をよりイメージしやすくしました。さらに、企業を選んだ理由については、企業を評価するような表現を避け、応募者が共感した具体的な点を丁寧に説明する構成に変更しました。

【どう変わった?】修正後の文章は、簡潔かつ具体性が向上し、読み手が短い時間で応募者の強みや志望意欲を把握できる内容となりました。エピソード部分では、具体的な行動や成果を明確に示したことで、応募者の能力や経験に説得力が加わりました。また、企業を選んだ理由についても、企業に敬意を払う表現が加わったことで、志望動機としての印象がより魅力的になりました。

【今回の志望動機のコツ】
・企業を上からの評価にならないように注意
・周囲をサポートするだけでなく、行動の結果まで言及する

④自分の経験や強みを生かしたい場合

ここでは総務として「自分の経験や強みを生かしたい」ことを志望動機でうまく伝えるために例文を添削しながら解説していきます。

総務の志望動機
【結論】私は、大学時代に培った経験を活かして、貴社の総務部門で貢献したいと考えています。総務の仕事は、組織全体を支える重要な役割であり、自分のスキルを発揮できる場だと思いました。貴社の総務部門で組織全体の円滑な運営に貢献したいと考えています。
添削コメント|冒頭は結論ファーストを意識しましょう。最初の結論部分で文章が回りくどくなると印象ダウンにもつながるので、できる限り完結の分かりやすくを意識しましょう。
【根拠となるエピソード】大学時代、私は学生団体の運営に携わり、全体の活動を管理する役割を担いました。この経験を通じて、物事を円滑に進めるための工夫が重要だと学びました。私は学生団体の運営で活動全体を管理し、物事を円滑に進めるための工夫と調整力の大切さを学びました。
添削コメント|「携わり」→「活動全体を管理し」、「工夫が重要だと学びました」→「工夫と調整力の大切さを学びました」のように抽象的な表現をより具体的な表現に変更しました。
【エピソード詳細】例えば、イベントの企画やスケジュール調整では、参加者との連絡や準備物の管理を行いました。また、活動資金を確保するための予算計画も担当しました。これらを行う中で、何事も効率的に進める必要性を感じました。予算計画にも取り組み、効率的な進行を意識しながら全体を支える役割を担いました。
添削コメント|「何事も効率的に進める必要性を感じました。」では少し漠然としすぎており、文章の流れも不自然でした。そこで、「効率的な進行を意識しながら全体を支える役割を担いました。」に変更し、具体性と文章の流れを自然に添削しました。
【心境の変化/企業を選んだ理由】貴社は、組織全体を支える総務の役割を重視していると伺いました。このような環境であれば、私の経験を活かしながら成長できると考え、志望いたしました。また、社員を大切にする風土にも魅力を感じています。社員を大切にする風土を持つことに魅力を感じました。このような環境であれば、私の経験を活かしながら成長し、貴社に貢献できると確信しております。
添削コメント|文章が回りくどく、伝えたいことが不明確になっていたので文章を整理しました。
【入社後】貴社に入社後は、総務として円滑な業務運営を支える存在を目指します。そして、組織全体がより効率的に動けるようにサポートしながら、自身のスキルも向上させていきたいです。だけでなく、貴社の成長を支援できる存在を目指します。また、効率化の提案やサポートを通じて、自身のスキルをさらに向上させていきたいです。
添削コメント|会社を支えるだけではなく、会社の成長にも目を向けていることをアピールできるように添削しました。総務を志望する人の中には会社を支えたいという理由が多いので、その中での差別化を意識しています。

【NGポイント】文章全体で具体性や簡潔さが不足しており、応募者の経験や意欲が伝わりにくい点がありました。特に、「携わり」や「何事も効率的に進める必要性を感じました」といった抽象的な表現が、具体的なスキルや行動に置き換えられていなかったため、内容の説得力が弱い状態でした。また、志望動機での「結論ファースト」が不足し、冒頭がやや冗長になっていました。

【添削内容】「携わり」という抽象的な表現を「活動全体を管理し」と変更し、応募者がどのような役割を担ったかを具体的に示しました。「工夫が重要だと学びました」を「工夫と調整力の大切さを学びました」に改め、経験を通じて得たスキルを明確にしました。さらに、「何事も効率的に進める必要性を感じました」という漠然とした表現を、「効率的な進行を意識しながら全体を支える役割を担いました」とし、行動の具体性と文章の流れを改善しました。志望動機では結論を端的にし、企業選びの理由や入社後の展望については、企業の成長に寄与する姿勢を強調しました。

【どう変わった?】
修正後の文章は、具体性と簡潔さが大きく向上し、採用担当者が応募者の経験や意欲を明確にイメージできる内容となりました。結論部分では簡潔な表現により、応募者の意志が冒頭でしっかり伝わるようになりました。また、エピソード部分では具体的な行動や成果を記述することで、説得力が増しました。さらに、企業選びの理由や入社後の展望において、応募者が企業に貢献しつつ成長したいという意欲が伝わる構成となり、他の応募者との差別化にもつながりました。

【今回の志望動機のコツ】
・過去経験を具体的に伝える
・過去経験と総務の志望動機の一貫性を意識する

⑤コミュニケーション能力を生かしたい場合

ここでは総務として「コミュニケーション能力を生かしたい」ことを志望動機でうまく伝えるために例文を添削しながら解説していきます。

総務の志望動機
【結論】私は、これまでの経験で培ったコミュニケーション能力を活かし、貴社で総務業務を通じて周囲の方々を支えたいと考えています。貴社で総務業務を通じて組織全体の円滑な運営に貢献したいと考えています。
添削コメント|「周囲の方々を支えたい」のみだとインパクトが弱いので「組織全体の円滑な運営に貢献したい」と表現を変更しました。
【根拠となるエピソード】中学と高校時代に野球部の活動で部長を務め、メンバーの意見を取りまとめる機会が多くありました。役割を担いました。この経験を通じて、周囲との良い関係を築くことの大切さを学びました。周囲との信頼関係を築きながら目標を達成する大切さを学びました。
添削コメント|部長として「意見をまとめる機会が多くあった」というよりは、部長としての役割になるので自然な表現に変更しました。また、「周囲と良い関係を築く大切さを学んだ」だけではアピールが弱いので「信頼関係を築きながら目標を達成する大切さ」と表現を変更しました。
【エピソード詳細】例えば、部員同士の意見が対立した際には、一人ひとりの話を丁寧に聞き、全員が納得できる形で決定を下すよう努めました。また、部活動のスケジュールを調整する際にも、先生や他の部員と相談しながら計画を立てました。
添削コメント|完結に分かりやすくエピソードが伝わっており、修正点はありませんでした。
【心境の変化/企業を選んだ理由】貴社は、社員同士の協力を重視し、働きやすい環境づくりに取り組んでいる点に大変共感しました。私のコミュニケーション力を活かし、総務として貢献できると考えました。総務として会社の成長に貢献できると確信しています。
添削コメント|「総務として貢献できる」だけでは抽象的な表現になっているので「総務として会社の成長に貢献できる」とより具体的に表現しました。
【入社後】入社後は、総務として周囲の方々の意見をしっかりと聞きながら、円滑な業務運営をサポートしていきたいです。周囲の意見にしっかり耳を傾け、組織全体が円滑に機能するよう総務の立場からサポートしたいと考えています。そして、誰からも信頼される存在となることを目指します。
添削コメント|ここでも「サポートしていく」だけでは抽象的な文章を「組織全体が円滑に機能するためのサポート」という形で具体的に表現しました。サポートは便利な言葉ですが、様々な意図にとらえることができるので具体性を意識しましょう。

【NGポイント】結論や理由の部分で「支えたい」や「貢献したい」といった抽象的な表現が多く、応募者の具体的な強みや意欲が十分に伝わりませんでした。また、エピソードの学びについても、「周囲と良い関係を築く大切さ」ではアピールが弱く、成果や意義がやや曖昧でした。

【添削内容】「周囲の方々を支えたい」という表現を「組織全体の円滑な運営に貢献したい」に変更し、より具体的にしました。エピソードでは、「周囲との良い関係を築く大切さ」を「信頼関係を築きながら目標を達成する大切さ」に変更し、学びの内容をより具体的に強調しました。さらに、志望理由や入社後の展望では「会社の成長」や「組織全体が円滑に機能する」という具体性を加え、読者に応募者の意図を明確に伝える内容に修正しました。

【どう変わった?】修正後の文章では、応募者の具体的な強みや意欲が明確に伝わるようになりました。「調整力」や「信頼関係の構築」といった具体的なスキルや学びを示すことで、説得力が増しました。志望動機全体として、応募者の強みと企業への貢献意欲が調和した内容となり、魅力的な印象を与えられる構成に仕上がりました。

【今回の志望動機のコツ】
・コミュニケーション能力を総務でどのように生かすか伝える
・コミュニケーション能力の高さではなく、総務としてどのように生かすかまで伝える

【NG例文】総務の志望動機で気を付けたいこと

総務の志望動機には、注意すべきNG例もあります。面接突破のためには、良い例だけでなく悪い例のチェックも大切です。

ここでは総務の志望動機のNG例として、以下の4項目を例文とともに解説します。

注意すべきNG例を見逃すと、一生懸命作成した志望動機も選考通過しにくいものになってしまします。

しっかりとNG例を確認し、好印象な志望動機で選考通過を目指しましょう。

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①具体的に書いていない

具体性のない内容は、志望動機として不十分です。以下の例文を見てください。

貴社を志望した理由は、総務の仕事に魅力を感じたからです。
総務では幅広い業務に携われるので、自分のスキルアップに繋がると思いました。
求人票に記載があった、貴社が求める人材にも合致している自負があります。
また貴社は働きやすい環境だと伺い、ぜひ貴社で働きたいと思いました。

この例文では全体的に抽象的で、総務のどんな点にに魅力を感じ、なぜスキルアップに繋がるのか、なぜ働きやすいと感じたのかが不透明です。

面接官がこの志望動機を読んでも、応募者の個性や熱意が伝わりません。ありきたりな言葉ではなく具体的なエピソードや自身の経験を交えながら、自分だけの想いを伝えましょう。

②限られた業務範囲のみを書く

限られた業務範囲のみに言及するのもNGです。以下の例文をチェックしましょう。

私が貴社の総務職を志望する理由は、電話対応と来客対応に興味があるからです。
前職では電話や来客の対応業務を経験しているため、即戦力になれると自負しております。
ビジネスマナーや言葉遣いには自信があり、入社後は電話対応と来客対応の業務を通じて、戦力になりたいと考えております。

この例文では総務の業務の中でも「電話対応」と「来客対応」にしか言及していないため、限られた業務範囲への関心しか示せていません。

電話対応や来客対応も大切な仕事ですが、総務には他にもやるべき仕事がたくさんあります。得意だからと特定の業務範囲のみを書くのではなく、他の業務にも意欲的に取り組む姿勢を示しましょう。

③福利厚生や待遇を志望動機にしている

福利厚生や待遇をベースにした志望動機も、悪い例の典型です。以下の例文を見てください。

貴社を志望した理由は、社員を大切にする社風と充実した福利厚生に魅力を感じたからです。
特に、貴社はワークライフバランスを重視していると伺っており、自分の時間も大切にしながら仕事に取り組める環境だと感じました。
私は、仕事もプライベートも充実させたいと考えております。
そのためには残業が少なく、有給休暇も取得しやすい環境が重要だと考えます。
福利厚生や待遇が充実している貴社であれば、安心して業務に取り組めると考えました。

この例文では福利厚生や待遇の良さが志望動機の中心になっており、総務の仕事に対する熱意が抜けています。

企業は自社の発展に貢献する意欲を持った人材を求めているので、自分目線で応募した人には厳しい目を向けるでしょう。

福利厚生や待遇は、あくまで働きやすい環境の1つに過ぎません。総務の仕事内容に興味を持ち、どんな能力をどう会社の発展に生かすのかを述べてください。

④企業にどう貢献するか書いていない

企業にどう貢献するかを書いていない志望動機も、内容としては不十分です。次のNG例を見てみましょう。

私が貴社の総務職を志望する理由は、自身の成長につながると感じたからです。
前職では日々の業務を効率的に進めるノウハウを学び、多くのスキルを身につけてきました。
また、職場環境の改善や社内イベントのサポートにやりがいを感じる中で、自分自身のポテンシャルにも気が付きました。
前職よりも規模の大きな貴社で総務として働き、自分自身を大きく成長させたいと考えております。

この例文では、自分自身の成長意欲を述べる一方で会社にどう貢献するのかが全く書かれていません。

身につけたノウハウやスキルも詳しく述べられていないため、どんな活躍が期待できるのかも不明です。

会社が求めているのは自社の運営に貢献してくれる人なので、自分自身の成長しか見えていない人の採用は難しいでしょう。

総務の志望動機を作るコツまとめ

チェックリストのイメージ

今回は総務を志望する人に向け、総務に必要なスキルや志望動機の例文まで様々な内容を解説しました。

質の良い総務の志望動機を書くには、総務や応募企業を選んだ理由、生かせるスキルや入社後のイメージを内容に盛り込むことが大切です。

また面接官が求める情報を簡潔に述べると、良い印象を与えられます。

この記事では、様々なパターン別に例文を解説しているので、自分のケースと照らし合わせながらぜひ参考にしてください。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。