お祈りメールに返信するべき?タイミングと例文を徹底解説
「お祈りメールが届いたけど、返信した方がいいのかな…?」就活中に誰もが一度は受け取るお祈りメール。
落ち込む気持ちと同時に、「返信すべき?」「もし返信するなら、どんな内容がいいの?」と迷う方も多いはずです。
実は、お祈りメールへの返信は必須ではありませんが、状況によっては好印象を残すきっかけにもなります。
この記事では、返信が必要なケース/送るときのマナーや注意点/使える例文テンプレートを網羅的に解説。返信すべきかどうかに迷ったときの判断軸として、ぜひ活用してください。
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お祈りメールとは?

就活中に届く「お祈りメール」とは、不採用通知のことを指します。「今後のご活躍をお祈り申し上げます」という文で締めくくられていることから、そう呼ばれるようになりました。
初めて目にする就活生にとっては、意味がわからず戸惑うこともあるでしょう。結論として、お祈りメールは選考の終了を知らせる連絡です。
大手企業や応募者数の多い会社では、自動で一斉送信される場合も珍しくありません。そのため、文面に個別性がなく、機械的に感じてしまうかもしれません。
ただし、中には感謝の言葉やフィードバックが書かれていることもあり、そういった場合は丁寧な対応を受けたと考えてよいでしょう。
気をつけたいのは、「お祈りメールが来た=失敗」ではないということです。むしろ、次のチャンスに向かうための通過点と捉えましょう。
お祈りメールに返信は必要?

お祈りメールに対しては、基本的に返信しなくても問題ありません。企業は多くの応募者に一括で結果通知を送っているため、個別の返信を期待していないケースが大半です。
ただし、例外もあります。たとえばインターンやOB訪問で関わりのあった企業や、採用担当者と直接やりとりした経験がある場合などです。
このような企業には感謝の気持ちを一文添えて返信することで、誠意や丁寧さが伝わります。
将来、再度応募する可能性がある場合も同様です。短くても心のこもった返信が、ポジティブな印象を与えるでしょう。
一方、テンプレートのような無機質な文面や形式的すぎる返信は、かえって逆効果になる恐れも。返信を送る際は、自分の言葉で簡潔に気持ちを伝えるように心がけてください。
お祈りメールに返信が必要なケース

お祈りメールは、すべてに返信する必要はありませんが、場合によっては返信することで好印象を与えられます。企業との関係性や今後のことを考えて、適切に対応することが大切です。
- 最終面接まで進んだ場合
- 採用担当者との関係が深かった場合
- 企業から個別メッセージがあった場合
- 紹介・推薦で応募した場合
- 再応募を視野に入れている場合
① 最終面接まで進んだ場合
最終面接まで進んだ企業から不採用の通知が届いた場合は、感謝の気持ちを伝える返信をおすすめします。ここまで選考を進めてくれたことに対する敬意を表すことで、誠意ある印象を残せるでしょう。
また、今後ほかのポジションで声がかかる可能性もあるため、丁寧な対応が将来のチャンスにつながるかもしれません。長文にする必要はありませんが、感謝の気持ちをひと言添えるだけでも十分です。
② 採用担当者との関係が深かった場合
面談やイベント、メールなどで何度もやりとりを重ねてきた採用担当者がいた場合は、返信をするのが望ましいです。
顔の見える関係になっていたからこそ、何も返さないと冷たい印象を与えてしまう恐れも。
たとえば、「丁寧にご対応いただきありがとうございました」といった短い一文でも、あなたの誠実さはしっかり伝わるものです。
関係性のあった相手には、きちんとお礼を伝えておくのがマナーといえるでしょう。
③ 企業から個別メッセージがあった場合
通知の文面にあなたに向けた個別のコメントが含まれていた場合には、返信を前向きに考えてください。
「今後の活躍を応援しています」といった言葉が添えられていた場合、企業側の誠意が感じられます。それに対して、短くても感謝を返すことで、あなたの丁寧さも伝わるでしょう。
形式的な定型文ではなく、「ご丁寧なメッセージをありがとうございました」など、自分の言葉で返信することを心がけてください。
④ 紹介・推薦で応募した場合
大学や知人、教授などの紹介や推薦を受けて応募した場合は、必ず返信するようにしてください。このようなケースでは、あなた一人の対応が紹介者の信用にも関わります。
たとえ不採用だったとしても、感謝の気持ちを一文添えることで、あなたの誠意と感謝の気持ちが伝わるでしょう。紹介者の顔を立てるという意味でも、返信は必要不可欠です。
⑤ 再応募を視野に入れている場合
今後、同じ企業に再応募する可能性がある場合は、メールに返信しておくのが賢明です。今回の結果に関係なく、丁寧に感謝を伝えることで「礼儀正しい人」として記憶に残るかもしれません。
担当者が次回の選考でも在籍していれば、名前を見て思い出してもらえる可能性もあります。
「このたびは選考の機会をいただき、ありがとうございました」と一言添えるだけで、今後の可能性を広げるきっかけになるかもしれません。
お祈りメールに返信するときのポイント

お祈りメールに返信する場合、どのような点に気をつければ良いか迷う方も多いでしょう。ここでは、返信する際に意識しておきたい基本的なマナーや注意点を紹介します。
ちょっとした心配りが、あなたの印象を大きく左右するかもしれません。
- 感謝の気持ちを忘れずに書く
- 丁寧な言葉遣いを心がける
- 前向きな姿勢を示す表現を使う
- ネガティブな感情を書くのを控える
- 送信する時間帯にも配慮する
① 感謝の気持ちを忘れずに書く
お祈りメールへの返信で最も大切なのは、選考の機会をもらったことへの感謝を伝えることです。不採用だったとしても、企業があなたの応募書類を確認し、面接の時間を割いてくれた事実があります。
そこに敬意を示すことで、誠意が伝わるでしょう。「選考の機会をいただき、ありがとうございました」といった簡潔な一文でも丁寧な印象になります。
感謝の気持ちは、基本的な礼儀として大切にしてください。
② 丁寧な言葉遣いを心がける
返信時には、言葉遣いにも十分配慮することが求められます。カジュアルな言い回しは避け、適切な敬語を使って文章を整えてください。
たとえば、「ご多忙のところ、ご対応いただきありがとうございました」といった表現は、丁寧で落ち着いた印象を与えます。
少し堅く感じるくらいでも問題ありません。社会人としてのマナーを意識した文章が、相手の記憶に残る対応につながるでしょう。
③ 前向きな姿勢を示す表現を使う
不採用の連絡に返信する場合でも、前向きな気持ちが伝わる表現を選ぶことが大切です。
「今回の結果を受け、さらに努力してまいります」や「今回の経験を今後に活かしたいと思います」など、成長意欲を示す一文を加えてみてください。
悔しい気持ちを抱くのは当然ですが、それをあえて前向きな言葉に変えて伝えることで、社会人としての姿勢が評価されやすくなります。
④ ネガティブな感情を書くのを控える
悔しさや落胆の気持ちがあっても、返信メールにネガティブな感情を表現するのは控えてください。
「なぜ不採用なのか納得できません」や「とても残念でした」といった言葉は、受け取る側に重たい印象を与える可能性があります。
気持ちの整理がついていない場合は、無理に返信しなくても構いません。返信する場合は、気持ちが落ち着いてから、前向きかつ簡潔な文章にまとめましょう。
⑤ 送信する時間帯にも配慮する
メールを送る時間帯にも、相手への気配りが求められます。深夜や早朝など勤務時間外に送るのは避け、平日の日中、できれば午前10時〜午後5時のあいだに送ると良いでしょう。
送信前には誤字脱字がないか、宛先が正しいかも確認してください。小さな配慮の積み重ねが、あなたの誠実な印象につながります。最後まで丁寧な姿勢を忘れないことが大切です。
お祈りメールに返信するテンプレート

メールに返信したいと思っても、どのように書けばよいのか迷う方は多いでしょう。
ここでは、ビジネスメールとして適切な返信をするための基本構成を紹介します。丁寧で誠意の伝わる文面を意識することが大切です。
- 件名:お祈りメールに対する返信を明記する
- 宛先:採用担当者の名前を正しく記載する
- あいさつ:氏名・大学名・学部をはじめに伝える
- 本文:感謝と前向きな意気込みを添える
- 結び:丁寧な締めと署名を忘れずに書く
① 件名:お祈りメールに対する返信を明記する
件名は、簡潔でわかりやすいものを選ぶと良いでしょう。たとえば「選考結果へのご返信(〇〇大学 氏名)」といった形式が一般的です。
このように、誰からのメールであるかが一目で分かるようにすることが重要でしょう。
もし件名が不明確だと、採用担当者がそのメールを見落としてしまう可能性もあるため、しっかりと自己紹介を兼ねた件名をつけることが大切です。
件名だけで自分がどの応募者か分かるようにしておくことが、まず第一歩の礼儀だと覚えておきましょう。
② 宛先:採用担当者の名前を正しく記載する
宛先には、できるだけ採用担当者のフルネームを記載しましょう。
もし、企業が「〇〇株式会社 採用ご担当者様」などの表現を使っている場合でも問題はありませんが、個別にやりとりをした担当者がいる場合は、その担当者の名前を正確に書くことが重要です。
間違った名前を記載すると、相手に失礼にあたる可能性があります。特に採用担当者が複数いる場合、どの担当者に返信しているのかが分かるように注意を払いましょう。
名前の表記ミスは、メール全体の印象を悪くすることもありますので、慎重に確認することが求められます。
③ あいさつ:氏名・大学名・学部をはじめに伝える
メールの冒頭では、自分が誰であるかをはっきりと伝えることが大切です。「〇〇大学△△学部の□□と申します」といった形で、採用担当者がスムーズに応募者を特定できるよう配慮してください。
特に、面接が複数回行われる企業では、担当者がたくさんの応募者と接しているため、この一文であなたを思い出してもらえるでしょう。
面接ややり取りが終わった後、何度も名前を聞かれると困ってしまう場合もあるので、簡潔で丁寧な自己紹介を心がけてください。この一文だけで、相手の負担を減らし、好印象を与えられます。
④ 本文:感謝と前向きな意気込みを添える
本文では、まず選考に参加させてもらったことへの感謝をきちんと伝えることが大切です。「このたびは選考の機会をいただき、誠にありがとうございました」という一文で感謝の気持ちを表現しましょう。
その上で、今後の意気込みや学びを前向きに伝えると良い印象を与えることが可能です。「今回の経験を活かして、今後さらに努力していきます」といった表現を使うことで、前向きな姿勢をアピールできます。
感謝の気持ちだけでなく、次に向けての意気込みも伝えることが、ビジネスシーンでの成熟した対応として評価されるでしょう。
⑤ 結び:丁寧な締めと署名を忘れずに書く
メールの最後には、心を込めた締めの言葉を必ず記入しましょう。「末筆ながら、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます」といった、相手を気遣った一文が一般的です。
その後に、自分の名前や大学名、連絡先(メールアドレスや電話番号)などを明記しておくと、相手が必要な情報をすぐに確認できるため便利でしょう。
締めの言葉と署名をしっかり記載することで、全体の印象が引き締まり、最後まで丁寧な対応が感じられます。
【ケース別】お祈りメール返信の例文

「返信するべきか迷う」「何を書けばいいか分からない」——そんな不安を抱える就活生は多いはずです。ここでは、状況別にお祈りメールへの返信例文を紹介します。
自分の立場に近いパターンを参考に、相手に失礼のない丁寧な返信を心がけましょう。
- 例文① 採用担当者への感謝を伝える場合
- 例文② 企業に対する熱意を伝える場合
- 例文③ 最終面接まで進んだ場合
- 例文④ フィードバックがあった場合
- 例文⑤ 紹介・推薦で応募した場合
- 例文⑥ 将来的な再応募を考えている場合
- 例文⑦ インターン参加後の選考だった場合
- 例文⑧ 自分の成長につながった経験を伝える場合
- 例文⑨ 丁寧な辞退に近いニュアンスを伝える場合
- 例文⑩ 感謝のみを簡潔に伝える場合
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例文① 採用担当者への感謝を伝える場合
採用担当者が丁寧に対応してくれた企業には、不採用であっても感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。ここでは、相手の対応に敬意を示す例文を紹介します。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。結果は残念ではありますが、貴社の選考を通じて多くの学びがあり、非常に有意義な経験となりました。 特に、面接時に○○様が笑顔で応対してくださったことで、緊張が和らぎ、自分の言葉で話すことができました。このように丁寧にご対応いただけたことに、心より感謝申し上げます。 末筆ながら、今後の貴社のさらなるご発展と○○様のご健勝をお祈り申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
上記の【メールは自動作成シート】で作成したものです
《解説》
件名には、元のメール件名を引用する形で「Re:」を入れるのが自然でしょう。本文では相手の対応に対する具体的な感謝と、前向きな姿勢をセットで伝えるのがポイントです。
例文② 企業に対する熱意を伝える場合
不採用だったとしても、強く志望していた企業には熱意をしっかり伝えることで、誠実な印象を残せますよ。ここでは、次回の選考につながる可能性も意識した前向きな例文を紹介しています。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。ご縁がなかったことは残念ではございますが、貴社の取り組みや企業理念に深く共感し、さらに志望の気持ちが強くなりました。 説明会で伺った○○プロジェクトのお話はとても印象的で、自分も将来的にそのような社会貢献に携わりたいと強く感じました。この経験を糧に、今後の成長に励んでまいります。 短い期間ではありましたが、貴重な機会と温かいご対応に心より御礼申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
上記の【メールは自動作成シート】で作成したものです
《解説》
企業への熱意は「共感した具体的なエピソード」を交えて書くことで伝わりやすくなります。「なぜ惹かれたか」を明確に言語化すると印象に残りやすくなるでしょう。
例文③ 最終面接まで進んだ場合
最終面接まで進んだ場合は、企業から高く評価されていた証でもあります。不採用の結果であっても、丁寧な返信で誠意を伝えることで、将来のご縁につながる可能性もあるでしょう。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、最終面接の機会と選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 結果は残念ではございますが、貴社の選考を通じて、社会人としての心構えや自分の課題について深く学ぶことができました。 特に、最終面接で伺った「一人ひとりの行動が会社の価値をつくる」というお言葉は、今後の人生の指針として心に刻んでまいります。貴重なご縁とご対応に心より御礼申し上げます。 今後の貴社のさらなるご発展と、○○様のご健康をお祈り申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
上記の【メールは自動作成シート】で作成したものです
《解説》
最終面接への感謝と、学んだことを具体的に書くことで、相手への敬意が伝わります。印象に残った言葉を引用すると、気持ちがより伝わるでしょう。
例文④ フィードバックがあった場合
企業から選考結果と一緒にフィードバックをいただいた場合は、返信の中でその内容に触れつつ、感謝の気持ちを丁寧に伝えるのがマナーです。前向きな姿勢を見せることが印象につながります。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは選考結果のご連絡とともに、貴重なフィードバックをお送りいただき、誠にありがとうございました。 ご指摘いただいた「自己紹介での具体性の不足」については、自分でも課題として感じていた点であり、今後の改善に向けてしっかりと取り組んでまいります。 選考の過程では、貴社の社員の方々の誠実なお人柄や、仕事に対する真摯な姿勢に触れることができ、大変刺激を受けました。この経験を糧に、さらに成長していきたいと考えております。 今後の貴社の益々のご発展を心よりお祈り申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
《解説》
フィードバックに具体的に触れることで、誠実な印象を与えられます。今後の成長意欲と感謝の両方を、バランスよく表現するのがポイントです。
例文⑤ 紹介・推薦で応募した場合
知人や大学の教授などの紹介・推薦を通じて応募した企業に対しては、紹介者への配慮も含めて、丁寧かつ誠実な返信を意識しましょう。紹介先の顔を立てる意味でも、礼儀を重んじた文章が重要です。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 ○○教授(または○○様)からのご紹介で貴社を志望し、選考を受けさせていただきましたが、残念ながらご縁を結ぶことはかないませんでした。 しかしながら、貴社の理念や職場の雰囲気に触れ、多くの学びを得ることができたことは、今後の人生において大きな糧になると感じております。 このような機会をいただきましたこと、心より御礼申し上げます。 末筆ながら、今後の貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
《解説》
紹介者を通じて応募した場合は、その経緯に軽く触れたうえで、誠意ある感謝を伝えましょう。「紹介されたからこそ真剣に向き合った」という姿勢を伝えると丁寧です。
例文⑥ 将来的な再応募を考えている場合
再度チャレンジしたい企業には、不採用となった今回の選考でも丁寧な返信を行い、前向きな姿勢を示すことが重要です。ここでは、誠実な言葉で再応募の意向をほのめかす例文を紹介します。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 ご縁がなかったことは残念ではございますが、選考を通して貴社の価値観や働く環境に触れ、貴社で働きたいという思いが一層強まりました。 自分自身の課題も明確になり、今後の経験や学びを通じてさらに成長し、将来的にまた貴社に挑戦したいと考えております。 このたびは貴重なお時間と機会をいただき、心より感謝申し上げます。今後の貴社のご発展をお祈り申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
《解説》
将来の再応募を考えていることは、控えめに前向きに伝えると好印象を与えます。「今回の選考で得た気づき」や「今後の成長意欲」をセットで書くことがポイントです。
例文⑦ インターン参加後の選考だった場合
インターンシップを通じて企業理解が深まった場合は、その経験に触れながら感謝を伝えると、誠実で前向きな印象を残せますよ。ここでは、実体験を交えた例文を紹介しています。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 インターンシップを通じて貴社の業務内容や職場の雰囲気を直接体感できたことは、私にとって非常に貴重な経験となりました。 インターン中に参加させていただいた○○の業務では、自分の未熟さを痛感すると同時に、社会人として必要な視点や姿勢を学ぶことができました。 今回の結果は残念ではありますが、この経験を糧に成長し、将来また貴社にご縁をいただけるよう努力してまいります。 今後の貴社のさらなるご発展をお祈り申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
《解説》
インターン参加後は、具体的な体験と学びに触れて感謝を伝えると好印象です。「どんな場面で何を感じたか」を簡潔に入れるのがポイントになります。
例文⑧ 自分の成長につながった経験を伝える場合
選考を通じて自身の成長を実感できた場合は、その学びを具体的に伝えることで、前向きな姿勢を印象づけられます。ここでは、経験に感謝する気持ちを込めた例文を紹介しましょう。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 結果は非常に残念ではございますが、選考を通して自分自身の強みや課題と向き合う機会をいただき、大変貴重な経験となりました。 特にグループディスカッションでは、自分の意見をわかりやすく伝える力の重要性を再認識し、今後の課題として真摯に取り組んでいきたいと考えております。 今回の経験は今後の就職活動に大いに活かしてまいります。 このたびは丁寧なご対応と貴重なお時間をいただき、心より感謝申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
《解説》
選考での学びや気づきを具体的に伝えると、前向きで誠実な印象につながります。自分の成長に焦点を当てると、不採用でも好印象を残せるでしょう。
例文⑨ 丁寧な辞退に近いニュアンスを伝える場合
不採用通知を受け取った際に、「自分からも辞退の気持ちがあった」と感じた場合は、穏やかで丁寧な文面でその気持ちをにじませることが大切です。
ここでは、前向きな姿勢と感謝を伝える例文を紹介します。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 ご縁がなかったことは残念ではありますが、選考を通じて自分自身の方向性や価値観について改めて見つめ直す貴重な機会となりました。 貴社の事業内容や社風に触れたことで、自分がこれから進みたい道について明確に考えることができ、大変感謝しております。 選考の過程で得られた学びを活かし、今後も前向きに努力してまいります。 貴社の益々のご発展と、○○様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
《解説》
辞退の気持ちを含めつつも角が立たないよう、「学び」や「自己理解」を軸にする表現が効果的です。感謝と敬意を忘れず、あくまで丁寧な姿勢を貫きましょう。
例文⑩ 感謝のみを簡潔に伝える場合
不採用の通知に対して、余計な情報は控え、簡潔に感謝の気持ちだけを伝えたいという場面もあります。丁寧で端的な表現で印象を損なわないようにすることが大切です。
《例文》
件名:Re:【○○株式会社】選考結果のご連絡 ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部の○○と申します。 このたびは、選考結果のご連絡をいただき、誠にありがとうございました。 ご縁がなかったことは残念ですが、貴社の選考に参加させていただいたこと、また面接を通じて貴重な機会をいただいたことに、心より感謝申し上げます。 短い期間ではございましたが、丁寧にご対応いただきましたことを深く御礼申し上げます。 今後の貴社のますますのご発展をお祈りしております。 ======================================== ○○大学○○学部 ○○ ○○(氏名) メールアドレス:xxxx@example.com 電話番号:090-1234-5678 ======================================== |
《解説》
「とにかく感謝だけを伝えたい」ときは、簡潔ながらも丁寧な言葉選びがポイントです。余計な説明を加えず、礼儀をしっかり守ることが信頼感につながります。
お祈りメールに返信する際の注意点

お祈りメールに返信する際は、マナーや言葉遣い、表現内容に気を配る必要があります。
ちょっとした言い回しや書き方で、相手に与える印象が大きく変わることもあるため、丁寧な対応を心がけましょう。
- 企業への不満や批判は書かないようにする
- 返信で内定を期待しないようにする
- 不採用の理由を無理に尋ねないようにする
- 丁寧な姿勢を示すことを意識する
- 正しい敬語を使うようにする
- 迷った場合は返信しない選択も検討する
- 短くても誠意が伝わる文章を心がける
- 就活用のメールアドレスを使うようにする
① 企業への不満や批判は書かないようにする
返信メールに、不満や批判的な言葉を含めるのは控えましょう。選考結果に対する不満があったとしても、それを感情的に表現することは避けてください。
冷静に、感謝の気持ちを伝えることが社会人として大切です。不採用の結果に対しても、感謝を持って対応することが求められます。
ネガティブな内容を書いた場合、相手に良い印象を与えられないだけでなく、今後の関係にも影響を与える可能性があるため、前向きな表現を心がけましょう。
② 返信で内定を期待しないようにする
お祈りメールへの返信では、選考結果が覆ることはまずありません。したがって、返信を送ることで内定が出る可能性を期待しない方がよいです。
返信はあくまで、感謝の気持ちや今後の意気込みを伝えるためのもの。「再考してほしい」といった期待を込めた表現は避け、相手に重い負担をかけないよう心がけましょう。
見返りを求めず、素直に感謝を伝えることが、後々良い印象を残します。
③ 不採用の理由を無理に尋ねないようにする
不採用の理由を知りたくなる気持ちは理解できますが、返信メールで直接理由を尋ねるのは避けるべきでしょう。
企業側は多くの応募者に対して対応しており、個別に詳細なフィードバックをすることが難しい場合が多いです。
そうした質問をすると、相手にとって負担となり、気まずい印象を与える恐れも。納得いかない場合は、自分自身で反省し、次に活かすことが最も建設的です。
④ 丁寧な姿勢を示すことを意識する
返信の内容が丁寧であることが重要です。文章全体に対して、相手が「丁寧だな」と感じるような印象を与えることを心がけましょう。
敬語はもちろん、誤字脱字がないか確認し、適切な構成で書くことも大切です。「貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」といった表現で、感謝と敬意をしっかり伝えましょう。
相手に誠意が伝わるような言葉遣いを心がけることが、良い印象を与えるカギとなります。
⑤ 正しい敬語を使うようにする
敬語の使い方には注意が必要です。丁寧に書いていても、誤った敬語を使っていると、マイナスの印象を与えてしまう恐れも。
たとえば、「ご苦労さまです」や「了解しました」は、目上の人には不適切な表現です。正しい敬語を使うことで、相手に対する敬意を表せます。
具体的には、「お世話になっております」や「承知いたしました」など、適切な表現を選びましょう。
⑥ 迷った場合は返信しない選択も検討する
もし返信するか迷った場合は、無理に返信しないという選択肢も考慮するべきです。気持ちが整理できていない状態で返信をすると、感情的な内容になる恐れも。
そのような内容を送ってしまうと、逆に相手に不快感を与えるかもしれません。気持ちが落ち着いてから、改めて冷静に返信する方が、誠実で落ち着いた印象を与えられますよ。
⑦ 短くても誠意が伝わる文章を心がける
メールの長さにこだわるよりも、誠意が伝わる内容であることが重要です。
短い文でも「選考の機会をいただき、ありがとうございました」といった感謝の意を込めた言葉で十分に相手に誠意を伝えられます。
無理に長く書こうとするのではなく、自分の気持ちを素直に表現することが、良い印象につながるでしょう。感謝の気持ちや前向きな意気込みを伝えることが、最も大切です。
⑧ 就活用のメールアドレスを使うようにする
返信メールを送る際には、使用するメールアドレスにも注意が必要です。ニックネームや記号が多いアドレスではなく、名前や学校名が入った就活用のメールアドレスを使うことが望ましいです。
たとえば、「taro.yamada@example.com」のように、誰のメールかすぐにわかる形式を選ぶことが大切です。
就活用のアドレスを使用することで、企業に対する真剣さや信頼感を伝えられます。
お祈りメールが来ない「サイレントお祈り」の対応

就活中、企業から合否の連絡が来ないまま選考が終わる「サイレントお祈り」に戸惑う方も多いでしょう。
ここでは、そのようなケースにどのように対応すればよいか、基本的な考え方と行動のポイントを紹介します。
- サイレントお祈りについて理解する
- 企業の採用スケジュールを事前に確認する
- 1週間以上連絡がない場合は確認する
① サイレントお祈りについて理解する
サイレントお祈りとは、企業から選考結果の連絡が来ないまま、不採用になっている状態を指します。特に応募者数が多い企業や、多忙な時期にはこのような対応を取る場合があるでしょう。
連絡がないからといって、必ずしも失礼というわけではありません。企業ごとに対応方針は異なるため、まずはこうしたパターンがあることを知っておくことが大切です。
気づかずに待ち続けてしまわないよう、状況を客観的に見極めてください。
② 企業の採用スケジュールを事前に確認する
サイレントお祈りに備えるためには、応募前に企業の選考スケジュールや連絡方針を確認しておくことが有効です。説明会や募集要項に「合否は連絡しない場合がある」と書かれている場合もあります。
こうした情報を見逃さずチェックしておけば、連絡が来なくても落ち着いて対応できるでしょう。あらかじめ情報を集めておくことで、無用な不安を感じずに済みます。
③ 1週間以上連絡がない場合は確認する
面接や書類提出から1週間以上経っても何の連絡もない場合は、自分から確認の連絡をしても差し支えありません。その際は、丁寧な文面を心がけてください。
たとえば「先日は面接の機会をいただき、誠にありがとうございました。選考結果についてご確認させていただけますでしょうか」といった内容が適しています。
焦らず落ち着いて連絡することで、誠実な印象を持たれるはずです。
お祈りメールをもらったときに意識すべきこと

お祈りメールを受け取ると、落ち込んでしまうのは自然な反応です。ただ、その気持ちをどう受け止め、次にどう行動するかが就活ではとても重要になります。
ここでは、不採用通知を前向きに捉えるためのポイントを紹介しています。
- できたこと・学んだことに目を向ける
- 結果に一喜一憂しすぎないようにする
- 自己分析や企業研究に活かす
- 次の選考に向けて前向きな準備を始める
① できたこと・学んだことに目を向ける
不採用だったとしても、選考を通じて得た経験は貴重な財産です。たとえば、「緊張しながらも自分の考えをしっかり話せた」「志望動機を明確に伝えられた」など、できたことを見つけてみてください。
できなかったことよりも、成長した点に目を向けることが、次への自信になります。過度に反省するのではなく、小さな前進を認める姿勢が大切です。
② 結果に一喜一憂しすぎないようにする
就活では、合否に振り回されてしまう人も多いでしょう。しかし、1社の結果がすべてではありません。
不採用が続いたとしても、それはあなたの価値が否定されたわけではないでしょう。
企業ごとに採用の基準は異なるため、過度に落ち込まず、淡々と次に進む意識を持つことが大切です。結果に過敏にならず、気持ちのバランスを保つようにしてください。
③ 自己分析や企業研究に活かす
お祈りメールを受け取ったら、選考でのやりとりを振り返ることが次に活きます。「自分の強みはうまく伝えられたか」「企業の特徴に合わせた話ができたか」など、面接内容を整理してみましょう。
反省点が見えれば、それを自己分析や企業研究に取り入れて改善できます。失敗から学んだ気づきこそが、成長への一歩になるはずです。
④ 次の選考に向けて前向きな準備を始める
不採用の通知を受けて立ち止まってしまいそうなときこそ、次への一歩を踏み出してみてください。
企業を再リサーチする、エントリーシートを見直す、面接練習を重ねるなど、今できることから始めるのがおすすめです。
小さな行動でも動き出すことで、気持ちが前向きに切り替わっていきます。前進する姿勢が、新たなチャンスを引き寄せるきっかけになるでしょう。
お祈りメールの返信に関するよくある質問

お祈りメールを受け取ったとき、「返信するべきか」「誰に送るのが正解か」など迷うことも多いでしょう。ここでは、就活生からよく寄せられる疑問に対して、基本的な考え方をわかりやすく解説します。
- 返信のタイミングはいつが適切?
- 誰宛に返信すればいいか分からない場合は?
- 企業から返信が来ることはある?
① 返信のタイミングはいつが適切?
返信する場合、できるだけ早めに送ることが理想です。お祈りメールを受け取った当日か翌日までに返信するのがベストと言えます。
あまり遅れてしまうと、相手に印象を残すことが難しくなるでしょう。しかし、焦ってすぐに送って内容が雑にならないよう注意してください。
内容に自信が持てない場合は、時間を置いてから改めて確認して、丁寧に返信を作成する方が大切です。また、送信する時間帯も配慮しましょう。
平日の昼間など、相手が業務中に確認できる時間帯に送ると、より良い印象を与えられます。
② 誰宛に返信すればいいか分からない場合は?
返信先が明確でない場合は、メールの差出人にそのまま返信して問題ありません。たとえば、「採用チーム」や「人事部代表」など、個別の担当者名が記載されていない場合もよくあります。
その場合でも、「採用ご担当者様」といった一般的な宛名で問題なく、誠実な対応が伝わるでしょう。無理に個人名を調べて返信する必要はなく、差出人の名前に返信することでスムーズに対応できます。
重要なのは、誰に送るかということよりも、内容が誠実で礼儀正しいかどうかです。気になる場合は、返信先の部署名であったり、差出人に自分の感謝の気持ちを伝えましょう。
③ 企業から返信が来ることはある?
お祈りメールに返信した場合、企業から再度返信が来ることはあまり多くはありません。しかし、まれに丁寧に返信を送ったことに対して、お礼のメールを貰える場合もあります。
とはいえ、期待しすぎることは避けましょう。返信が来ないことが不快に感じる必要はありません。重要なのは、返信を通じて自分の感謝の気持ちを伝えることです。
企業側から返信が来ない場合でも、あなたが礼儀正しく対応したことは相手に伝わり、今後の関係に良い影響を与えるかもしれません。
返信するかどうかは、「感謝を伝えたいかどうか」を基準に考えるとよいでしょう。期待しすぎず、返信を通じて自分の誠実な気持ちを示すことが大切です。
就活で「お祈りメール」にどう対応するかが今後を左右する

お祈りメールは誰にでも届くものですが、その返信対応ひとつで印象や今後のチャンスが変わる可能性があります。
基本的には返信不要ですが、最終面接後や紹介・推薦を受けた場合など、返信が適切なケースもあるでしょう。返信する際は感謝を軸に丁寧な文面を心がけ、適切なタイミングで送ることが大切です。
例文やテンプレートを参考にしながら、自分の状況に合った対応をしましょう。お祈りメールへの返信は単なる礼儀ではなく、自分の姿勢や成長の意識を伝える機会にもなります。
たとえ返信しない選択をしても、得た経験を次の選考や自己分析に活かすことで、着実に前進できるはずです。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。