【例文9選】就活での面接の日程調整メールの書き方|マナーやチェックリストも紹介
「日程調整のメールって、どう書けば失礼にならないんだろう…」
面接や説明会など、就活では企業とのやり取りが急に増えると、日程調整メールを送る場面も多くなります。返信が遅れたり、言葉選びを間違えたりすると、印象を損ねてしまうのではと不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、就活における日程調整メールの正しい書き方と、状況別に使える例文をわかりやすく解説します。
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就活の日程調整メールの基本マナー

就活中に企業へ送る日程調整メールでは、内容だけでなく形式やマナーも大切です。採用担当者は文面から学生の社会人としての基本姿勢を見ており、第一印象にも大きく影響することも。
ここでは、就活生が押さえておきたい6つのポイントを紹介します。
- 返信は24時間以内を目安にする
- 候補日程は3つ以上提示する
- 「いつでも大丈夫」は避ける
- 件名・宛名・署名などメールの構成を整える
- 敬語と文法の正しさを確認する
- 読みやすいレイアウトと配慮ある表現を心がける
「あなたはビジネスマナー分かっている?」
就活が始まると、面接や説明会など社会人と接する場面が増えていきます。
そこで意外と見られているのが、言葉遣いや挨拶、メールの書き方といった「ビジネスマナー」。マナーを知らないだけで無意識のうちに印象が悪くなっているケースもあり、選考通過のためにも事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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① 返信は24時間以内を目安にする
面接日程の連絡を受けたら、できるだけ早く返信するのが基本です。24時間以内を目安に対応すれば、誠実でスピード感のある印象を与えられるでしょう。
返信が遅れるとスケジュール調整が難しくなり、担当者に余計な手間をかけてしまいます。すぐに確認できない場合でも、一報入れておくと丁寧な対応だと感じてもらえるでしょう。
② 候補日程は3つ以上提示する
企業から「ご都合の良い日程を教えてください」と言われたら、少なくとも3つの候補を伝えるのが基本です。それは、選択肢が少ないと、企業側が再調整を迫られる可能性があるためです。
時間帯は午前と午後を混ぜると、より柔軟に対応している印象になります。人気企業では面接枠が早く埋まることも多いため、スムーズに調整できるように工夫するとよいでしょう。
③ 「いつでも大丈夫」は避ける
「いつでも大丈夫です」と伝えると、一見親切なように思えますが、かえって相手に負担をかけてしまうおそれがあります。
具体的な日時を提示せずに任せることで、「本当に予定を確認したのか」と疑問を持たれることもあるでしょう。
企業側にとっても、具体性のない返信は調整しづらく、やり取りが増える原因になります。「○日○時~○時の間でご都合いかがでしょうか」といったように、明確かつ複数の日時を提案してください。
④ 件名・宛名・署名などメールの構成を整える
メールは、形式も重要な判断材料のひとつです。件名には「面接日程のご連絡(大学名・氏名)」のように、内容が一目で分かる表現を使いましょう。
宛名では、企業名や担当者名を正確に書くことが基本です。また、文末には氏名・大学名・連絡先を含めた署名を忘れずに記載してください。
こうした形式が整っていることで、メール全体が読みやすくなり、学生の丁寧な姿勢も伝わります。ちょっとした配慮が評価につながることも少なくありません。
⑤ 敬語と文法の正しさを確認する
敬語や文法のミスは、相手に対して失礼な印象を与える場合があります。「御社」「貴社」の使い分けや、尊敬語・謙譲語の適切な使い方は特に注意が必要です。
また、誤字脱字も細かくチェックしましょう。送信前には必ず見直し、可能であれば音読したり第三者に確認してもらったりすると安心です。
形式面の正確さは、社会人としてビジネスマナーの素養があるかどうかの判断材料になります。
⑥ 読みやすいレイアウトと配慮ある表現を心がける
長文のメールは読み手にとって負担になります。適度な改行と段落分けを意識することで、視認性が上がり、読みやすくなるでしょう。
また、「お忙しいところ恐縮ですが」や「ご多用中にもかかわらず」など、相手を思いやる表現を自然に盛り込むと、やわらかい印象になります。
読み手の立場を意識した文章の丁寧さや気配りは、メール全体の印象を大きく左右するため意識して取り組むようにしましょう。
就活で使える!日程調整メールに必要な基本構成

就活で送る日程調整メールは、単なる連絡手段ではなく、あなたのビジネスマナーを見られる場でもあります。内容が正しくても構成が整っていないと、相手に伝わりにくくなり、印象を損ねることもあるでしょう。
ここでは、押さえておくべき基本構成を6つに分けて紹介します。
- 件名:要件・氏名・大学名を簡潔に記載する
- 宛名:企業名と担当者名を正式名称で書く
- 本文冒頭:自分の情報と応募の背景を伝える
- 要件:日程調整の目的と希望日程を明記する
- 結び:丁寧な感謝の言葉とお願いを添える
- 署名:学部・学科・連絡先を含めて記載する
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① 件名:要件・氏名・大学名を簡潔に記載する
件名は、メールの印象を大きく左右する重要な箇所です。採用担当者は大量のメールを受け取っているため、内容が一目で分かる件名があると読みやすくなります。
「面接日程のご連絡(○○大学 氏名)」のように、用件と送り主がはっきり伝わる書き方を心がけましょう。長くなりすぎず、要点を端的に書くことが大切です。
② 宛名:企業名と担当者名を正式名称で書く
宛名には、略さずに企業の正式名称を記載しましょう。担当者の名前が分かっていれば、「○○株式会社 人事部 ○○様」と書くのが基本です。
名前が分からない場合でも、「採用ご担当者様」とすれば丁寧な印象を保てます。宛名の形式に注意を払うだけで、社会人としてのマナーが伝わります。
③ 本文冒頭:自分の情報と応募の背景を伝える
本文の冒頭には、自分の情報を簡潔に書くと分かりやすくなります。
「○○大学○○学部○○学科の○○ ○○と申します」と書き、そのあとに「このたびは選考のご案内をいただき、ありがとうございます」と続けると丁寧です。
誰からの連絡かすぐに分かる構成にすると、相手も内容を把握しやすくなります。
④ 要件:日程調整の目的と希望日程を明記する
連絡の目的は明確に伝える必要があります。「面接の日程調整の件でご連絡いたしました」と書き出し、続けて候補日を3つ程度挙げましょう。
たとえば「○月○日(火)10:00〜/○月○日(水)午後/○月○日(木)13:00〜」のように、時間帯を含めて記載すると親切です。あいまいに「いつでも良い」などは避け、具体的に書きましょう。
⑤ 結び:丁寧な感謝の言葉とお願いを添える
要件のあとには、相手に対する感謝やお願いの言葉を添えると印象がよくなります。「お忙しいところ恐れ入りますが、何卒よろしくお願いいたします」といった表現が適しています。
結びの一言があるだけで、文章全体がやわらかくなり、あなたの誠実さも伝わるでしょう。
⑥ 署名:学部・学科・連絡先を含めて記載する
最後には署名を忘れずに入れてください。「○○大学○○学部○○学科/氏名/メールアドレス/電話番号」を記載すれば十分です。
毎回入力するのが大変な場合は、署名をテンプレートとして登録しておくと便利でしょう。
好印象を与える日程調整メールの書き方

就活中に送る日程調整メールは、単なるスケジュール連絡ではありません。文章の内容や言葉遣いによって、相手に与える印象が変わります。
とくに初めてやり取りをする相手に対しては、丁寧で分かりやすいメールが好印象につながるでしょう。ここでは、気配りが伝わるメールの書き方を3つのポイントに絞って紹介します。
- 要点を端的に伝え、相手の手間を減らす
- 希望日は具体的かつ柔軟に提示する
- 敬意と配慮が伝わる言い回しを選ぶ
① 要点を端的に伝え、相手の手間を減らす
面接日程に関するメールでは、前置きを長くせず、最初に要件をはっきり伝えることが大切です。採用担当者は多くの学生とやり取りしており、要点が見えにくいと負担に感じる場合があるようです。
「面接日程の件でご連絡いたしました。以下に候補日をご提示いたします」と書くことで、すぐに内容を理解してもらいやすくなります。文章を簡潔に整えることで、相手の確認作業がスムーズになるでしょう。
② 希望日は具体的かつ柔軟に提示する
希望日時を伝えるときは、「○月○日(火)10:00〜」「○月○日(水)午後」など、日付と時間帯をセットで記載してください。
候補は3つ程度を目安にし、幅を持たせておくと調整しやすくなります。選択肢が少ないと企業側に手間をかけてしまうため、できるかぎり柔軟な対応を心がけましょう。
どうしても都合がつかない場合には、その理由を一言添えると誠実な印象を与えられます。
③ 敬意と配慮が伝わる言い回しを選ぶ
メールには、相手への気遣いが伝わる表現を意識して使いましょう。「恐れ入りますが」「ご多用中と存じますが」といったクッション言葉を使うと、柔らかく丁寧な印象になります。
言い回しが固くなりすぎないよう注意しながらも、相手への敬意を忘れないように、簡潔さと丁寧さのバランスを取ることが、読みやすく印象の良いメールにつながります。
【ケース別】就活における面接日程調整メールの例文

就活中、面接の日程調整メールはさまざまな状況に応じて使い分ける必要があります。「この場合、どう返信すればいいの?」と悩んだときに役立つように、ケース別に例文を整理しました。
ここでは、企業からの提案・自分からの提示・変更や辞退の連絡など、想定される代表的なシーン別に例文を紹介します。
- 企業から複数の候補日程を提示された場合の返信例
- 企業から提示された特定日程を承諾する場合の返信例
- 提示された日程が合わない場合の代替提案メール例
- 自分から面接日程を提案する場合のメール例
- 日程が確定した際のお礼メール例
- 面接日程を変更したい場合の連絡例
- 面接を辞退したい場合のメール例
- オンライン面接の確定連絡例
- 日程提示後に返信がこない場合のフォローメール例
① 企業から複数の候補日程を提示された場合の返信例
企業から面接候補日を複数提示された際の返信では、素早く丁寧に、かつ希望日を明確に伝えることが求められます。
ここでは、大学生が実際に体験しそうな状況をもとに、自然で誠実な印象を与えるメールの例文を紹介しましょう。
《例文》
件名:面接日程のご連絡につきまして(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○です。 このたびは面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。 ご提示いただきました候補日程の中から、以下の日程で参加可能ですのでご確認いただけますと幸いです。 ・○月○日(火)14:00〜 ・○月○日(水)10:00〜 ・○月○日(金)13:00〜 上記日程の中でご都合の良い日時をご指定いただければと存じます。 何卒よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
返信はなるべく24時間以内を心がけ、件名・宛名・署名も忘れず丁寧に記載しましょう。日程は具体的かつ柔軟に3つ提示するのが好印象です。
② 企業から提示された特定日程を承諾する場合の返信例
企業から面接の日時を一つ提示された場合は、迅速かつ丁寧に承諾の意思を伝えることが重要です。
ここでは、大学生が初めて企業とやりとりする際にも安心して使える、シンプルで誠実な返信例を紹介します。
《例文》
件名:面接日程のご連絡について(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○と申します。 このたびは面接のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 ご指定いただきました○月○日(木)14:00からの面接に、問題なく参加可能です。当日は何卒よろしくお願いいたします。 ご多忙の中、面接の機会を設けていただきましたこと、心より御礼申し上げます。 それでは、当日お目にかかれることを楽しみにしております。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
企業から特定日時を指定された場合は、日付と時間を明記し「承諾の意思」が明確に伝わる文章を意識しましょう。感謝の言葉も忘れず添えるのがポイントです。
③ 提示された日程が合わない場合の代替提案メール例
提示された面接日程に参加できない場合でも、失礼にならないよう丁寧に代替案を伝えることが大切です。ここでは、部活の大会やゼミ発表など、大学生によくある事情をふまえた返信例を紹介します。
《例文》
件名:面接日程のご調整について(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○です。 このたびは面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。 ご指定いただいた○月○日(火)につきましては、あいにく大学のゼミ発表と重なっており、参加が難しい状況です。 ご迷惑をおかけし申し訳ありませんが、以下の日程でご調整いただくことは可能でしょうか。 ・○月○日(水)10:00〜 ・○月○日(木)14:00〜 ・○月○日(金)午後であれば終日可能 ご多忙の中恐縮ではございますが、ご確認のほどよろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
都合がつかない理由は簡潔に伝え、代替日を3候補以上提示しましょう。配慮ある文面を心がけることで、丁寧な印象を残せます。
④ 自分から面接日程を提案する場合のメール例
企業から「ご都合の良い日程を教えてください」と依頼された場合、自分から候補日を提示する返信が必要です。
ここです、大学の授業やサークルと両立しながら面接調整を行う、就活生向けのメール例を紹介します。
《例文》
件名:面接日程のご提案について(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○です。 このたびは選考のご案内をいただき、誠にありがとうございます。 ご都合の良い日程をご連絡いただきたいとのことでしたので、以下の候補日をご提案させていただきます。 ・○月○日(月)10:00〜12:00 ・○月○日(火)14:00〜16:00 ・○月○日(水)終日可能 上記の中でご都合のよい日時がございましたら、ご指定いただけますと幸いです。 何卒よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
企業に配慮して、時間帯付きで複数の候補を示すのがポイントです。文章は簡潔に、かつ誠実なトーンでまとめると好印象を与えられます。
⑤ 日程が確定した際のお礼メール例
面接日程が確定したあとも、きちんとお礼のメールを送ることで丁寧な印象を残せます。ここでは、ゼミの先生に「社会人マナーも選考のうち」と教わった学生の視点から書かれた実例を紹介しましょう。
《例文》
件名:面接日程のご連絡ありがとうございます(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○と申します。 このたびは面接日程のご連絡をいただき、誠にありがとうございます。 ○月○日(木)14:00からの面接につきまして、問題なく参加させていただきます。 お忙しい中、ご調整いただきましたことに心より感謝申し上げます。 当日は、貴社の業務内容についてさらに理解を深められるよう、しっかり準備して臨みたいと思います。 何卒よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
面接日程の確定後にもお礼を伝えることで、マナー意識の高さをアピールできます。具体的な日程を再確認する表現も忘れずに入れましょう。
⑥ 面接日程を変更したい場合の連絡例
体調不良や急な大学行事などで、すでに決まっていた面接日程を変更したいこともあるでしょう。
ここでは、ゼミ合宿と面接が重なってしまった大学生の実例をもとに、誠意を伝えるメールの書き方を紹介します。
《例文》
件名:面接日程変更のお願い(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○と申します。 このたびは面接日程をご調整いただき、誠にありがとうございます。 大変恐縮ではございますが、○月○日(火)14:00からの面接について、大学のゼミ合宿と重なってしまったため、日程の変更をご相談させていただけないでしょうか。 以下の日程であれば、問題なく参加可能ですので、再調整をご検討いただけますと幸いです。 ・○月○日(水)午後 ・○月○日(木)10:00〜 ・○月○日(金)終日 お忙しい中ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、何卒よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
日程変更のお願いは「謝罪」と「代替案の提示」が必須です。迷惑をかけることへの配慮を示す一文を加えることで、印象が大きく変わります。
⑦ 面接を辞退したい場合のメール例
選考が進む中で、他社から内定をもらったり、志望度が変わったりして面接を辞退する場面もあるでしょう。
ここでは、説明会参加後に自分の適性を見直した学生の例をもとに、丁寧な辞退メールを紹介します。
《例文》
件名:面接辞退のご連絡(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○です。 このたびは面接の機会をいただき、誠にありがとうございます。 誠に勝手ながら、貴社の会社説明会に参加させていただいた後、自分なりに将来の進路を見つめ直した結果、他業種を志望することにいたしました。 つきましては、○月○日(火)に予定しておりました面接を辞退させていただきたく、ご連絡申し上げます。 貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなご連絡となり大変申し訳ございません。 貴社の今後のご発展を心よりお祈り申し上げます。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
辞退の連絡はなるべく早めに行い、理由は簡潔に。失礼のない表現とお詫びの一文、最後に企業への感謝や応援の言葉を添えると印象が良くなります。
⑧ オンライン面接の確定連絡例
オンライン面接が決定した際には、日時の確認に加えて接続方法への理解も伝えることが大切です。
ここでは、大学の授業でZoomを使い慣れていた学生が、安心感を与える返信を意識して書いたメールを紹介します。
《例文》
件名:オンライン面接日程のご確認(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○と申します。 このたびは、オンライン面接のご案内をいただき、誠にありがとうございます。 ご指定いただきました○月○日(火)10:00からの面接につきまして、問題なく参加可能です。 当日は、事前にご案内いただいたZoomのリンクより入室させていただきます。 オンライン形式には大学の講義等でも慣れておりますが、事前に通信環境や機材の確認も行った上で臨ませていただきます。 何卒よろしくお願いいたします。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
オンライン面接では、参加可能な旨だけでなく「接続ツールの確認済み」であることも伝えましょう。事前準備への言及が安心感につながります。
⑨ 日程提示後に返信がこない場合のフォローメール例
企業に候補日を送ったのに数日経っても返信がない場合は、丁寧なフォローメールで状況を確認しましょう。ここでは、返信が遅れる理由も考慮しつつ、誠実に対応した学生の例を紹介します。
《例文》
件名:面接日程のご確認(○○大学 氏名) ○○株式会社 人事部 ○○様 お世話になっております。○○大学○○学部○○学科の○○ ○○と申します。 先日、面接日程のご提案を差し上げました件につきまして、ご確認のためご連絡させていただきました。 お忙しい中とは存じますが、もし候補日程に関して何かご不都合等ございましたら、再度ご調整させていただきたく存じます。 ご対応のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 ――――――――――――――――― ○○ ○○(氏名) ○○大学 ○○学部 ○○学科 メール:sample@example.com 電話:090-1234-5678 |
《解説》
フォローメールでは催促にならないよう言葉を選び、配慮の気持ちを込めて書くことが大切。件名と本文の両方に「確認」の語を使うと自然です。
就活の日程調整メールの送信前に確認すべきチェックリスト

せっかく丁寧に作成した日程調整メールでも、最後の確認を怠ると小さなミスで印象を悪くする恐れがあります。
ここでは、送信直前に確認しておきたい6つの項目を紹介します。
- 宛先・宛名に誤りがないか
- 日程や曜日に間違いがないか
- 署名が正しく記載されているか
- 誤字脱字がないか確認したか
- 面接方法(対面 or オンライン)の確認は済んでいるか
- 送信時間が常識的な時間帯か
① 宛先・宛名に誤りがないか
メールアドレスや担当者の名前に間違いがあると、相手に届かなかったり、失礼な印象を与えたりします。
企業名の表記も略さず、敬称の「御中」「様」は正しく使ってください。宛名が不明な場合は「採用ご担当者様」で問題ありません。
② 日程や曜日に間違いがないか
日付と曜日の組み合わせミスは意外と多いものです。たとえば「3月15日(水)」と書いても、実際は木曜だったというケースもあります。
予定の再調整を防ぐためにも、カレンダーを見ながらしっかり確認しましょう。
③ 署名が正しく記載されているか
署名欄には大学名、学部、学科、氏名、メールアドレス、電話番号を記載してください。
電話番号が入っていると、万が一の際も連絡が取りやすくなります。情報の抜けや誤りがないように注意しましょう。
④ 誤字脱字がないか確認したか
誤字脱字は意外と目立ち、相手からの印象を下げる原因になります。送信前に読み直し、できれば音読してみてください。
読み上げることで、違和感のある表現やタイプミスにも気づきやすくなります。
⑤ 面接方法(対面 or オンライン)の確認は済んでいるか
面接がオンラインか対面かを正しく把握していないと、当日に混乱が生じかねません。企業からのメールを再確認し、記載がない場合は自分から確認する姿勢も必要です。
特にオンライン面接では、接続ツールや開始時刻にも注意が必要です。
⑥ 送信時間が常識的な時間帯か
メールの送信は、相手の勤務時間内に行うのが基本です。目安としては平日の9時から18時までが適切でしょう。
深夜や早朝の送信は避け、配慮のある対応を心がけてください。たとえ下書きが深夜に完成しても、送信は翌朝にするのが望ましいでしょう。
タイマー送信機能を活用するのも一つの方法です。
就活の日程調整メールに関するよくある質問

日程調整メールは、形式や内容だけでなく細かな疑問への対応も重要です。ここでは、就活生が実際に直面しやすいポイントを5つの質問形式で整理しました。
- 就活メールでは「御社」「貴社」どちらを使えばいい?
- 送信後に日時の誤りに気づいた場合の対処法は?
- 就活専用のメールアドレスはどう決めればいい?
- 日程調整メールはLINEやSNSで送っても大丈夫?
- メールを誤送信したときはどう対応すればいい?
① 就活メールでは「御社」「貴社」どちらを使えばいい?
文章では「貴社」、会話では「御社」を使うのが一般的です。メール本文に「御社」と書いてしまうと、敬語の使い分けに慣れていない印象を与えるおそれがあります。
文章でのやり取りでは「貴社」と書くように意識してください。
② 送信後に日時の誤りに気づいた場合の対処法は?
誤りに気づいたら、できるだけ早く訂正メールを送りましょう。その際は、件名に「訂正」や「再送」と明記すると親切です。
本文では、先ほどのメールに誤りがあったことと、正しい情報を簡潔に伝えてください。早めの対応が信頼につながります。
③ 就活専用のメールアドレスはどう決めればいい?
氏名を含んだ、わかりやすくビジネスに適したアドレスがおすすめです。たとえば「taro.yamada@example.com」のように、本名をローマ字で表記すると無難でしょう。
記号やあだ名を含むアドレスは、控えてください。
④ 日程調整メールはLINEやSNSで送っても大丈夫?
基本的にはメールでやり取りを行いましょう。LINEやSNSはカジュアルな印象が強く、ビジネスの場には適しません。
ただし、企業が公式にLINEを使用している場合は、その指示に従えば問題はないでしょう。
⑤ メールを誤送信したときはどう対応すればいい?
誤送信に気づいたら、速やかにお詫びと訂正のメールを送りましょう。言い訳はせず、誤りの内容と正しい情報を簡潔に伝えることが大切です。
「先ほどのメールに誤りがありましたので、訂正させていただきます」といった一文があると丁寧です。
面接の日程の調整のメールでマナーを意識しよう!

就活における日程調整メールは、ただ予定を伝えるだけでなく、相手への配慮やマナーが問われる重要なコミュニケーションです。
返信のタイミングや言葉の選び方、構成の整った文面は、あなたの印象を大きく左右します。
特に、「候補日程は3つ以上提示する」「敬語と文法を正しく使う」などの基本マナーを守ることが信頼の第一歩につながるでしょう。
形式にとらわれすぎず、誠実で丁寧な姿勢を大切にして、企業とコミュニケーションを取るようにしてください。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。