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履歴書に嘘を書くとどうなる?バレたときのリスクと正しい対処法

履歴書を少し盛るくらいならバレないだろう気持ちで経歴や資格を偽ってしまうと、後々発覚すれば内定取り消しや信頼の失墜につながる恐れもあります。

そこでこの記事では、履歴書における「嘘」がどこから該当するのか、発覚時のリスクや正しい対処法、さらに「どうしても書きづらい経歴」の前向きな伝え方まで、わかりやすく解説していきます。

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目次

履歴書に嘘を書くと違法になる?

就職活動中、つい履歴書に事実とは異なることを書きたくなる瞬間があるかもしれません。しかし、履歴書は企業と信頼関係を築くための大切な書類です。

たとえ小さな嘘でも、大きなトラブルに発展する可能性があります。ここでは、履歴書に虚偽の内容を書いた場合に生じる法的リスクや注意点についてわかりやすく解説していきましょう。

履歴書に事実と異なる情報を記載すると、経歴詐称とみなされるおそれがあります。たとえば、卒業していないのに「卒業見込み」と書いたり、保有していない資格を取得済みとしたりする行為です。

無理に経歴を盛らず、ありのままを伝えることが結果的に信頼を得る近道になります。経歴詐称がただちに犯罪になるとは限りませんが、その内容や影響によっては法律に触れる場合もあります

「バレなければ大丈夫」といった気持ちは非常に危険です。企業によっては法的措置をとるケースもあるかもしれません。

自分の将来を守るためにも、履歴書には正確で誠実な情報を記載するように心がけてください

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履歴書で嘘(詐称)にあたる項目一覧

履歴書での「少しだけなら」というごまかしが、気づかぬうちに詐称とみなされることがあります。特に就活生は、正確な情報を記載する意識を持つことが重要です。

ここでは、詐称と判断されやすい具体的な項目を紹介します。

  1. 学歴や学校名を偽っている場合
  2. アルバイト歴を偽っている場合
  3. 取得していない免許・資格を記載している場合
  4. アピールポイントやスキルを誇張している場合

① 学歴や学校名を偽っている場合

在籍していない大学名を書いたり、中退しているのに「卒業見込み」と記載したりする行為は、明確な経歴詐称に該当します。

特に新卒採用では、卒業証明書や在籍証明書の提出が求められるケースも多く、嘘はすぐに発覚してしまうでしょう。

また、嘘がバレた場合には、内定取り消しや入社後の解雇といった厳しい処分を受ける可能性もあります。

企業は正確な学歴を前提に採用判断を行うため、小さなごまかしでも信用を大きく損ねてしまうでしょう。

一時の体裁を保つよりも、事実に基づいた内容を正直に伝えることの方が、長期的に見て信頼や評価につながるはずです。

② アルバイト歴を偽っている場合

アルバイトで実際に経験していない業務を、さも担当していたかのように記載することも、れっきとした詐称です。

たとえば「店舗運営のマネジメント経験がある」と書いても、実際にはシフトに入っていただけであれば、面接での深掘り質問に対応できず、嘘が発覚するリスクがあります。

企業の担当者は、多くの応募者の履歴書を見ており、経験の裏付けが薄い記述には敏感です。誠実な姿勢を評価する企業は少なくありません。

地味に感じるかもしれない業務であっても、自分なりに工夫したことや意識した点を伝えることで、信頼につながる自己PRになります。

③ 取得していない免許・資格を記載している場合

まだ取得していない資格を「取得済み」と書く行為は、明らかな虚偽です。特に専門性の高い職種では、入社前後に資格証明書の提出を求められることが多いため、すぐに嘘がバレるリスクがあります。

TOEICや日商簿記、MOSなどのスコアや級位を詐称すれば、採用側の信用を失うだけでなく、企業に迷惑をかける事態にもなりかねません。

資格が未取得であっても、「◯年◯月に取得予定」「勉強中」などと正直に記載する方が誠実な印象を与えられます。

努力中であることを伝えられれば、向上心をアピールする材料としても十分に評価されるでしょう。

④ アピールポイントやスキルを誇張している場合

「プロジェクトを主導した」「リーダーとしてチームを牽引した」など、実際の立場以上にアピールするのも危険です。

面接では、その経験について具体的な内容を問われる場面が多く、実体験が伴っていなければ簡単に嘘が露呈してしまいます。

さらに、スキルを過大に申告して入社した場合、期待される役割を果たせず、社内評価や信頼を一気に落としてしまうかもしれません。

誇張するよりも、自分の関わった範囲での工夫や成果、学びを丁寧に伝える方が、誠実さと成長意欲を印象づけることができます。正直な表現は、自信と信頼を育てる土台になるでしょう。

履歴書に書かないことで嘘となる内容

履歴書に明確な嘘を書いていなくても、重要な情報をあえて省略すると「隠していた=虚偽」と判断されることがあります。

ここでは、新卒の就活生が見落としやすい「書かないことで嘘になる」ケースについて、具体例を挙げて解説していきましょう。

  1. 休学や留年の事実を履歴書に記載しなかった場合
  2. 大学中退歴を省略して別の学歴だけを書いた場合
  3. インターン経験を省略していた場合

① 休学や留年の事実を履歴書に記載しなかった場合

就活で不利になると考え、休学や留年の事実を履歴書から省く学生は少なくありません。ただ、履歴書には在籍期間を記載するため、年数のズレに面接官が気づく可能性が高いでしょう。

理由を聞かれた際にうまく説明できなければ、「何かを隠しているのでは」と疑念を持たれてしまいます。

たとえネガティブな理由があっても、きちんと伝えたうえで「その期間に何を学んだか」を補足すれば、むしろ誠実な印象を与えられるでしょう。

事実をごまかさず、自分の言葉で伝えることが大切です。

② 大学中退歴を省略して別の学歴だけを書いた場合

以前に在籍していた大学を記載せず、現在通っている大学の情報だけを履歴書に書くと、空白期間が生じることがあります。

入学や卒業見込み年が不自然に見える場合、企業側は疑問を持つかもしれません。中退の理由が後ろ向きであっても、しっかり説明できれば「自分で選択し、前に進んできた」と受け取られることもあります。

無理に隠そうとするよりも、正直に伝えた方が信頼を得やすくなるでしょう。リスクを避けたい気持ちがあっても、事実を正しく共有する姿勢が重要です。

③ インターン経験を省略していた場合

短期間のインターンや、成果が目に見えなかったインターン経験を履歴書に書かない学生もいますが、それはもったいない判断かもしれません

企業は経験の長さよりも「そこから何を学び、どう考えたか」を重視しています。数日間でも、価値ある学びや気づきがあれば、それは立派なアピール材料です。

後から面接で話題になったとき、「なぜ履歴書に書かなかったのか」と不信感を持たれる可能性もあるでしょう。迷った場合は簡潔にでも記載し、自分なりの成長として伝えてみてください。

履歴書の嘘が発覚したときに起こりうるリスクとは

履歴書の内容に事実と異なる点があると、後になって思わぬトラブルを招く可能性があります。

ここでは、嘘が発覚した場合に就活生が直面するリスクについて、4つの視点からわかりやすく整理していきます。

  1. 内定取り消しや解雇になる可能性がある
  2. 損害賠償や法的責任を問われるリスクがある
  3. 社会的な信頼や評価を失うリスクがある
  4. 就職後も嘘を隠し続ける精神的な負担がある

① 内定取り消しや解雇になる可能性がある

履歴書に記載された情報が虚偽であることが判明した場合、企業は内定を取り消したり、すでに入社している場合には懲戒解雇とする判断を下したりすることがあります

特に学歴や資格、職歴など、採用の可否に直接関係する情報に嘘があった場合、その影響は非常に深刻です。

企業側は「その情報があったから採用した」という考えに立つため、信用を著しく損なうことになるでしょう。

たとえ本人に悪意がなくても、「信頼できない人材」として扱われてしまうリスクは避けられません

履歴書には事実を正確に記載し、誠実な態度で臨むことが、何よりも信頼獲得の近道になるでしょう。

② 損害賠償や法的責任を問われるリスクがある

経歴詐称の内容や企業の業種によっては、単なるマナー違反にとどまらず、法的な責任にまで発展するケースもあります

たとえば、医療・建築・金融など資格が必要な専門職において、取得していない資格を持っていると偽って働いた場合、業務による損害が発生すれば、損害賠償を請求される可能性があるでしょう。

また、場合によっては私文書偽造や詐欺とみなされ、刑事責任を問われることすらあります。

こうした法的リスクは、本人の意図に関係なく発生するため、「少しくらいなら大丈夫」という油断は非常に危険です。

経歴のごまかしが、自分自身だけでなく会社や顧客を巻き込む深刻なトラブルへ発展する可能性を、しっかりと認識しておく必要があります。

③ 社会的な信頼や評価を失うリスクがある

一度でも経歴詐称が発覚すると、その人に対する信頼は大きく損なわれてしまいます

企業の採用担当者はもちろん、入社後には上司や同僚からの信頼も失い、社内での人間関係に悪影響を及ぼすおそれがあるでしょう。

さらに、大学のキャリアセンターや教授、OB・OGといった紹介者にも迷惑がかかる可能性があり、自分一人の問題では済まないこともあります。

社会に出てからの評価は、学生時代の行動や姿勢がベースとなるため、信頼を積み重ねていく意識を持つことが大切です。

失った信頼を取り戻すのは非常に困難で、嘘をついたことが長期的に自身の評価を下げる要因になりかねません。誠実な対応を心がけることが、結果として自分の価値を高めることにつながります。

④ 就職後も嘘を隠し続ける精神的な負担がある

仮に履歴書の嘘が発覚せずに入社できたとしても、その後もずっと嘘を隠し続けることには大きな精神的ストレスが伴います

「いつかバレてしまうのではないか」という不安を抱えたまま働くことは、日々の業務や人間関係に悪影響を及ぼしかねません。

さらに、実際よりも高く見せたスキルや経験に見合った成果を求められれば、自分の力が及ばず苦しい思いをすることもあります。

結果として、仕事に対する自信を失い、職場で孤立する要因になる可能性もあるのです。最初から事実に基づいた情報を伝えていれば、防げたはずの重圧に苦しむ必要はありません。

無理に自分を大きく見せるよりも、ありのままの自分を伝えることで、健全な職場生活を送れるようになります。

履歴書の嘘がバレる主な原因

履歴書に少しでも事実と異なる内容を書いてしまうと、思わぬ形でその嘘が発覚することがあります。

ここでは、履歴書の虚偽がバレる主な原因を4つに分けて紹介しています。内容を正しく理解し、正直な情報を記載することが大切です。

  1. 面接時に話の矛盾が生じるから
  2. 学校や職場に事実確認が入ることがあるから
  3. 証明書の提出を求められる場合があるから
  4. SNSや共通の知人から発覚することがあるから

① 面接時に話の矛盾が生じるから

履歴書に書かれた内容と面接での受け答えに矛盾があると、採用担当者はすぐに違和感を持ちます

たとえば「ゼミでリーダーを務めた」と記載していても、深掘りされた際にうまく説明できなければ、「実際には経験していないのでは」と疑われてしまうかもしれません。

面接では、履歴書の内容が本当かどうかを確かめる意味もあるため、矛盾や曖昧な説明は信用を大きく損なう要因になります。

企業は応募者の人柄や信頼性を非常に重視するため、受け答えに詰まることで評価が大きく下がることも考えられるでしょう。

自信を持って話せない内容は、最初から無理に書く必要はありません。事実に基づいた記載と、正直な姿勢が最も評価されやすいということを忘れないでください。

② 学校や職場に事実確認が入ることがあるから

企業は応募者の情報を信用する一方で、内定や入社前後にその内容が正しいかどうかを確認することがあります

卒業見込み証明書や成績証明書の提出を求められたり、アルバイト歴に関して過去の勤務先へ在籍確認を行ったりする場合もあるでしょう。

特に、採用人数が限られている企業や、新卒採用においては、情報の正確性が非常に重視される傾向にあります。そのため、少しの虚偽であっても、事実確認の段階で簡単に発覚すると覚えておいてください。

企業側は、採用後のトラブルを防ぐ目的でチェックを行っているため、学生側としても正直な情報を記載することが結果的に自分を守ることになります。

誠実な履歴書作成が、トラブル回避の第一歩といえるでしょう。

③ 証明書の提出を求められる場合があるから

履歴書に書いた資格や学歴などの情報について、企業から証明書の提出を求められることは少なくありません

たとえば、TOEICやMOSなどの資格は、証明書の原本やコピーを提出することで確認される場合が多くあります。

もしも、まだ合格していない資格を「取得済み」と記載していた場合、それを証明する書類が出せなければ、虚偽がすぐに明るみに出てしまうでしょう。

特に、資格が業務に必須な職種では、その情報の信頼性は非常に重要です。応募者が提出する書類はすべて事実に基づくものでなければならず、ひとつの嘘から信頼全体が崩れてしまうリスクを抱えます。

企業に信頼されるためにも、証明が可能な範囲での記載を心がけてください。取得予定の場合は、正直にその旨を添えるだけでも印象が変わるでしょう。

④ SNSや共通の知人から発覚することがあるから

現代では、SNSや共通の知人などを通じて、履歴書に書いた内容が第三者から裏付けられることも増えています

もし、過去のアルバイトやインターン経験を誇張して記載していた場合、当時の知人の投稿内容や会話を通じて「実際とは違う」という情報が企業側に伝わってしまう可能性があります。

就活生本人が意図していなくても、周囲の情報発信によって嘘が明らかになるリスクは日常的に存在しています。

SNSでの発言やタグ付けなど、思いがけない形で履歴書との矛盾が露見することもあるため、慎重な行動が求められます。

誰に見られても問題のない内容を記載することが、長期的に見て自身の信頼を守る最善の方法です。履歴書は自分自身を映す鏡であると意識し、常に誠実な記載を心がけてください。

履歴書の嘘がバレたときの正しい対処法

履歴書に書いた内容が事実と違っていた場合、それが発覚すると大きな問題につながる可能性があります。

ここでは、嘘がバレたタイミングごとにどのような対応を取るべきかを整理し、誠実に向き合うための考え方を紹介しています。

  1. 内定前に発覚した場合の対応方法
  2. 内定後に発覚した場合の対応方法
  3. 就職後に発覚した場合の対応方法

① 内定前に発覚した場合の対応方法

選考中に履歴書の内容に虚偽があると判明した場合、第一に大切なのは速やかに事実を認め、誠実に謝罪することです。

そのまま黙っていれば、後から「隠していた」と見なされて、より大きな信頼喪失につながりかねません。

たとえ選考が中断されたり、辞退を勧められたりする可能性があったとしても、自分の過ちと向き合う姿勢が結果的に評価されることもあります。

嘘をついてしまった理由を振り返り、なぜ正直な対応ができなかったのか、自分自身に問い直す時間を持つことが必要です。

そして、今後の選考では一切の虚偽を避けることを心に決めてください。失敗から学び、誠実さを軸に就職活動を進めることが、信頼を取り戻す第一歩となります。

② 内定後に発覚した場合の対応方法

内定が出たあとで履歴書の嘘が発覚すると、内定取り消しの可能性が高まりますが、すぐに諦める必要はありません。

まずは冷静に事実関係を確認した上で、企業へ丁寧に説明し、真摯な謝罪を伝えることが大切です。

意図的な詐称でなかったことや、深く反省している旨を誠意を込めて伝えれば、状況によっては配慮してもらえる場合もあります。

とはいえ、一度失われた信頼を取り戻すのは容易ではありません。企業にとっては、新入社員の誠実さや人間性も重視される判断材料のひとつです。

この経験を通して、社会に出てからの責任ある行動について改めて考え直すきっかけとしてください。正しい情報に基づいて向き合う姿勢が、今後の成長にもつながるはずです。

③ 就職後に発覚した場合の対応方法

就職後に履歴書の嘘が発覚した場合、その影響は非常に大きく、懲戒処分や最悪の場合は解雇となるおそれもあります

特に、業務に直結する資格や学歴に関する虚偽があった場合、企業からの信頼を著しく損なうことになりかねません。

たとえ発覚が不安でも、時間が経つほど状況は悪化します。自ら正直に上司や人事へ申し出ることで、最低限の誠意は伝わるでしょう。

放置して発覚した場合と、自主的に報告した場合では、評価や対応も大きく変わる可能性があります。謝罪だけでなく、その後どのように信頼を取り戻すかが重要です。

誠実な行動を継続することで、信頼の回復につながるかもしれません。一度の過ちで終わらせず、再スタートを切るための覚悟を持って行動してください。

履歴書に書きにくい経歴があるときの対処法

履歴書を書くとき、「この経歴は触れない方がいいのでは」と迷うことがあります。しかし、無理に隠そうとすれば、かえって信頼を失う原因になるかもしれません。

ここでは、書きにくい経歴を前向きに伝えるための工夫を4つ紹介します。

  1. 書きにくい経歴は、言い換えや補足で前向きに表現する
  2. 留年・休学の理由は前向きな学びとして伝える
  3. 経歴を正直に伝えた上で、入社後の意欲を強調する
  4. 就活ブランクがある場合は、何をしていたかを正直に伝える

① 書きにくい経歴は、言い換えや補足で前向きに表現する

たとえ一見ネガティブに見える経歴であっても、伝え方や表現を工夫することで、印象をやわらげることが可能です。

たとえば、短期間で退職した経験を「自分に合う環境を見極めるために早めに行動した」と説明すれば、柔軟な判断力や自己分析力のある人として捉えられることがあります。

もちろん、事実を偽る必要はありませんが、どのような背景があったのか、どんな学びがあったのかを補足することが大切です。

説明の際には、事実だけでなくその時の気づきや、次に活かそうとした姿勢を織り交ぜると、面接官にも納得感を持ってもらえるでしょう。

誠実な対応に加えて、前向きな視点で経歴を語る姿勢が、信頼や共感を生む鍵になります。

② 留年・休学の理由は前向きな学びとして伝える

留年や休学は、必ずしもマイナス材料ではありません。むしろ、その経験から何を学び、どのように行動したのかを語れるかどうかが重要です。

もし、体調不良や家庭の事情で一時的に学業を離れたとしても、その後にしっかり復帰して学び直したのであれば、その努力と回復力は評価されるポイントになります。

また、自ら進路を見直すために休学を選んだ場合には、「将来に対する考えを深め、自分の価値観を見直す貴重な時間だった」と説明できれば、主体性のある判断として捉えてもらえるでしょう。

過去の事実に後ろめたさを感じる必要はありません。むしろ、自らの経験に向き合い、それをどう乗り越えたかを語れることが、自信と成長を印象づける材料になるのです。

③ 経歴を正直に伝えた上で、入社後の意欲を強調する

経歴に多少の不安や弱みがあると、「少しくらいなら」と誇張してしまいたくなることもあるかもしれません。しかし、採用担当者は完璧な経歴よりも、誠実で信頼できる人柄を重視しています。

だからこそ、自分の過去を包み隠さずに説明しつつ、「この経験を踏まえて、どのように成長したいのか」「会社にどう貢献したいか」という未来志向の姿勢を伝えることが重要です。

たとえば、「アルバイト経験は少ないですが、入社後はOJTで早くキャッチアップしたい」といった意欲を示すことで、前向きな印象を与えられます。

採用担当者は将来性や人間性も重視しているため、自分の言葉でビジョンや覚悟を語ることが、信頼と共感を生むポイントになるでしょう。

④ 就活ブランクがある場合は、何をしていたかを正直に伝える

就職活動の空白期間があると、マイナス評価されるのではないかと不安になる人は多いでしょう。しかし、その期間に取り組んだことや考えていたことが明確であれば、むしろ評価されることもあります

資格取得の勉強に専念していた、家族の介護に携わっていた、アルバイトで生活を支えていたなど、どんな内容でも「自分なりの理由がある行動」であれば、面接官も納得しやすいものです。

大切なのは、ただ「何もしていなかった」と見なされることを避け、自分の言葉で説明できるよう準備しておくことです。

誠実に伝えることで、困難な状況でも責任感を持って行動できる人物であるという印象を与えられるでしょう。空白を恐れず、向き合うことが自分の強みに変わります。

履歴書で嘘の記載は避けるのが無難!

履歴書に嘘を書くことは、法的リスクだけでなく信頼の喪失にもつながります

学歴や資格の詐称、経歴の省略などは「ちょっとしたこと」と思われがちですが、発覚すれば内定取り消しや解雇といった深刻な結果を招く可能性があるかもしれません。

また、面接や書類審査で矛盾が生じれば、すぐにバレるリスクも高まります。大切なのは、書きにくい経歴であっても、前向きな意図や行動を添えて正直に伝える姿勢です。

事実に基づいた自己PRこそが、企業との信頼関係を築く第一歩となるでしょう。就活では正直さと誠実さを大切にし、自分の言葉で等身大の魅力を伝えることが成功への近道です。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。