就活で差がつく英検の履歴書記載ルールと書き方のコツ
就活や転職活動で英語力をアピールするために、英検の級を記載する人も多いですよね。でも、正式な書き方や記載の位置に悩む方も少なくありません。
この記事では、英検の履歴書への書き方について基本の記載ルールから見栄えの良い書き方のコツまで、詳しく解説します。
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英検は履歴書に書ける?

英検は、履歴書の資格欄に記載できます。特に就活中の大学生にとって、英語力を客観的に証明する資格として注目されやすいです。
多くの企業では英検2級以上を目安に評価する傾向があります。そのため、あまりにも級が低い場合には記載しない方が良いケースもあるでしょう。
また、企業によっては重視するポイントや求める語学力の基準が異なります。英検自体は信頼性のある資格ですが、「ただ持っている」だけではアピールにつながらないことも。
重要なのは、志望企業や職種との相性を見極めたうえで、履歴書にどう書くかを工夫することです。履歴書は、自分の強みを伝えるための書類です。だからこそ、資格欄にも戦略的な視点が必要になります。
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履歴書に書けるのは英検何級から?

英検を履歴書に書くとき、どの級から記載してよいか迷う就活生は多いでしょう。
一般的には、英検2級以上が評価の対象とされることが多く、高校卒業程度の英語力を証明する資格として、多くの企業で信頼されています。
特に、英語を使う業務がある職種や業界では、英検2級以上を持っていることで基礎的な語学力があると判断されやすくなります。
一方で、英語をあまり使わない企業などでは、準2級やそれ以下の級でも評価されることもあるため、応募先の特性に応じて判断することが大切です。
また、英検のレベルだけでなく、他の英語資格とあわせて記載するのも効果的です。
たとえば、TOEICのスコアやIELTS、Linguaskillなどと組み合わせることで、より説得力を持って自分の英語力をアピールできるでしょう。
履歴書に英検を記載する際は、企業の求めるレベルをあらかじめ調べたうえで、自分の持っている資格がその基準に合っているかどうかを確認してから記載するのが望ましいです。
「従来型英検」と「英検S-CBT」の違いについて

英検には、長年親しまれてきた「従来型英検」と、新しく登場した「英検S-CBT」の2種類があります。
それぞれの違いを知ることで、自分に合った受験スタイルを選び、履歴書に記載する際にも正しく伝えることができるでしょう。
「従来型英検」は、一次試験と二次試験に分かれた形式で、筆記・リスニング・スピーキングを段階的に受験します。
試験は全国の指定会場で年3回程度実施され、合格発表までやや時間がかかるのが特徴です。
一方、「英検S-CBT」は、1日で4技能すべてを測定できる試験。パソコンで受験し、スピーキングも録音形式なので、対面ではなくても実施できる点がメリットとされています。
どちらも履歴書には「実用英語技能検定(英検)」として記載できますが、試験方式が異なるため、自分が受けた形式を認識しておくことは大切です。
特に就活の場では、試験方法に関する質問を受けることもあります。自分にとって最適なスタイルで受験したうえで、その内容を正しく伝えることが、より説得力のある自己アピールにつながるでしょう。
英検の取得時期が古い場合は履歴書に書ける?

過去に取得した英検を履歴書に書いてよいか、不安に感じる人は多いでしょう。英検は有効期限のない資格ですが、企業がどのように評価するかはケースバイケースです。
原則として、英検にはTOEICのようなスコアの有効期限はなく、一度合格すれば生涯有効な資格として扱われます。そのため、何年前の合格でも履歴書に記載すること自体は問題ありません。
ただし、取得時期があまりにも古いと、「現在も同等の英語力があるのか」と疑問を持たれる可能性があります。
特に、英語を日常的に使う職種では、最新のスキルや実践力が求められるため、古い資格だけでは評価されにくくなることもあるでしょう。
そのような場合は、英検に加えて現在の英語力を証明できる材料を一緒に記載するとよいです。
たとえば、TOEICのスコアや英語の学習を継続していることを補足することで、信頼性のあるアピールにつながります。
履歴書には資格そのものだけでなく、「今も使える力があるか」を示す工夫が大切です。
英検の評価されやすい業界

就職活動では、資格の記載が選考突破のきっかけになることが多いです。なかでも英検は、英語力を証明する手段として、多くの業界で高く評価される傾向にあります。
どの業界でどのように評価されるのかを理解することで、履歴書の書き方にも自信が持てるでしょう。ここでは、英検の資格が評価されやすい業界を紹介しています。
- 外資系企業
- ホテル・観光業界
- 航空業界
- 教育業界
- IT・エンジニア業界
- 金融業界
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① 外資系企業
外資系企業では、英語を日常的に使う環境が多いため、英語力を証明できる英検は評価されやすいです。特に、準1級以上を取得していれば、ビジネスレベルの英語力があると判断されるでしょう。
ただし、企業によってはTOEICのスコアが重視されることもあります。英検と併せて記載すれば、英語力を多角的にアピールできるでしょう。
履歴書に英検を記載することで、「英語でのやりとりにも対応できる」という印象を与えやすくなります。外資系企業を目指す場合は、少なくとも2級以上の記載を心がけてください。
② ホテル・観光業界
ホテルや観光業界では、外国人の宿泊客や観光客とのコミュニケーションが欠かせません。英検の取得は、英語による接客対応が可能であることの証になります。
もし、英検2級以上を取得していれば、基礎的な会話や案内ができると評価されるケースが多いです。
さらに、英検は読む・書く・聞く・話すの4技能を総合的に測定するため、実務に直結した英語力の証明にもなります。
英語を重視しない職場でも、英検を記載しておくことで、外国人対応のチャンスが広がるかもしれません。
③ 航空業界
航空業界では、客室乗務員や地上職スタッフなど、英語での応対が必須になる業務が多くあります。そのため、英検の取得は高く評価されやすいです。
特に、準1級以上の保有者は、面接時の印象にもプラスとなり、採用の際に有利になる可能性が高まります。
もちろん、TOEICのスコア提出が求められることもありますが、英検も4技能をバランスよく評価するため、実務での力をより具体的に伝えられるでしょう。
航空業界を志望するなら、履歴書に英検をしっかり記載しておくことをおすすめします。
④ 教育業界
教育業界では、英語を教える職種で英検の取得が重視されています。履歴書に記載しておくことで、英語力だけでなく、教える力も備えていると見なされやすいでしょう。
英検2級以上であれば、中高生向けの英語指導に対応可能と判断されることが多いです。また、準1級を持っていれば、受験対策や上級レベルの指導にも信頼が持たれやすくなるでしょう。
自身の英語力を活かして教育現場に貢献したい方にとって、英検の記載は強力なアピールポイントになります。
⑤ IT・エンジニア業界
IT業界では、英語がそこまで重要視されていないと感じるかもしれませんが、実際には英語の技術文書やマニュアルを読む場面が多く存在します。
英検の取得は、そうした業務への対応力を示す材料になるでしょう。準1級を取得していれば、文書理解やメール対応など、より高度な業務にも対応できると判断される可能性があります。
また、外資系企業やグローバルプロジェクトでは、英語力がある人材が重宝される傾向にあります。履歴書に英検を記載することで、専門スキルと語学力の両面から評価される可能性が高まるでしょう。
⑥ 金融業界
金融業界では、国際的なやりとりや海外市場に関わる機会が増えていることから、英語力がある人材が求められる傾向があります。
英検の取得は、そうした期待に応えられる力を示すものとして評価されています。準1級以上を保有していれば、英文資料の読解や、英語での会議・報告対応も可能と見なされるでしょう。
外資系の銀行や証券会社では、英語での実務経験が重視されるため、英検の記載が面接官の注目を集めやすくなります。履歴書で英検をしっかりアピールすれば、他の応募者との差別化にもつながるはずです。
英検の履歴書の書き方

英検を履歴書に書くときは、書き方のルールを守らないと、せっかくの資格がうまく評価されないかもしれません。ここでは、資格欄に記載する際の基本ルールと注意点をわかりやすく解説します。
- 「資格・免許」欄に記入する
- 正式名称で記入する
- 正しい取得年月を記入する
① 「資格・免許」欄に記入する
英検は、「資格・免許」欄に記載するのが正しい書き方です。この欄は、自分の知識やスキルを証明する資格を書く場所なので、英検も問題なく含めることができます。
特に、2級以上の級を持っていれば、英語力の証明として採用担当者に好印象を与えるでしょう。一方で、学歴欄など別の場所に書いてしまうと、形式に対する理解不足と見なされてしまうおそれがあります。
正しい場所に記入することで、丁寧さや社会人としての意識も伝わるはずです。
② 正式名称で記入する
履歴書に書くときは、英検ではなく「実用英語技能検定」という正式名称を使ってください。略称では、信頼性や文書としての丁寧さに欠けてしまうことがあるかもしれません。
たとえば、「英検2級」ではなく「実用英語技能検定2級」と記載するだけで、読み手に与える印象が大きく変わります。
企業によっては、人事システムで資格名を正式名称で管理しているケースもあり、略称では見落とされる可能性も否定できません。形式を意識することは、社会人としての基本でもあります。
③ 正しい取得年月を記入する
英検の取得年月を書くときは、合格通知書に記載された年月を正確に記入しましょう。あいまいな記載は信頼を損なうだけでなく、全体の印象まで悪くしてしまいます。
複数の資格を書くときは、時系列にそろえることで見やすさもアップするでしょう。たとえば、「2023年7月 実用英語技能検定2級合格」のように書くとわかりやすく、読み手への配慮も伝わります。
記載ミスを防ぐために、取得証明書を手元に準備して確認しながら記入するのがおすすめです。
履歴書に英検を書くときのポイント

履歴書に英検を記載する際は、ただ書くだけではアピールになりません。伝わりやすく、評価されやすい形で記載することが大切です。ここでは、記載時に押さえておきたい4つのポイントを紹介します。
- 「取得」や「合格」などの表記は統一する
- 英検と他の英語資格を併記する
- 英検のスコアを記載する
- 取得時期が古い場合は工夫する
① 「取得」や「合格」などの表記は統一する
英検を履歴書に書く際に、「取得」と「合格」どちらを使えばいいのか迷うことがあります。
実際にはどちらも間違いではありませんが、履歴書全体で表記が統一されていないと、読み手に違和感を与えてしまう可能性があるかもしれません。
たとえば「2023年7月 実用英語技能検定2級合格」と記載した場合は、他の資格も「合格」に揃えると整った印象になります。
逆に、一部だけ「取得」や「修了」としてしまうと、統一感がなく細部まで気が回っていないように見えてしまうかもしれません。
履歴書は内容だけでなく見た目の印象も評価に影響するため、表記の細かい部分にも意識を向けて書くことが大切です。小さな気配りが全体の信頼感につながります。
② 英検と他の英語資格を併記する
英検だけでなく、TOEICやTOEFLなど他の英語資格も一緒に記載することで、英語力の広がりや実用性をより具体的に伝えることができます。
たとえば英検では4技能のバランスを示し、TOEICではリスニングやリーディングのスピードや正確性を示すなど、それぞれの試験に強みがあるため、併記することで説得力が増すでしょう。
実際に「2023年7月 実用英語技能検定2級合格」「2023年10月 TOEIC 780点取得」のように記載すれば、採用担当者も一目で英語力を把握しやすくなります。
試験の特徴を理解したうえで組み合わせて書くと、英語力全体を立体的に表現できるため、他の応募者と差をつけることにもつながるでしょう。
③ 英検のスコアを記載する
英検では、合格・不合格だけでなく、CSEスコア(Common Scale for English)という数値によって細かな英語力が示されます。
履歴書にスコアを記載することで、同じ級を持っている人との差別化が可能です。
たとえば「2023年7月 実用英語技能検定2級合格(CSEスコア 2150)」と記載すると、単なる合格以上に具体的な実力を伝えることができます。
面接官が英検の級の詳細に詳しくない場合でも、数値による情報は理解されやすく、比較もされやすくなるでしょう。
また、他の資格とスコアを合わせて記載すれば、英語力の裏付けとして信頼性が増します。スコアを記入する際は、必ず合格証やスコア通知を確認し、正確な数字を記載してください。
④ 取得時期が古い場合は工夫する
英検を取得した時期が数年前の場合、「最近は英語を使っていないのでは」といった印象を持たれる可能性があります。
履歴書にそのまま記載するだけでは、現在のスキルレベルを十分に伝えることができない場合もあるでしょう。
そんなときは「2018年7月 実用英語技能検定2級合格(以降も英語学習を継続)」といった一文を添えることで、現在も語学に関心を持って努力していることを伝えることができます。
また、学習の内容や継続年数を面接で補足する準備をしておくと、印象はより良くなるはずです。
資格はあくまで過去の実績ですが、そこに現在進行形の取り組みを加えることで、説得力のあるアピールが可能になります。書き方ひとつで見え方は大きく変わります。
企業によってはTOEICが良い場合もある

英語の資格を履歴書に書くとき、英検にするかTOEICにするか迷う方も多いかもしれません。実際には、企業や業界によって評価されやすい資格が異なります。ここでは、選び方のポイントを紹介しましょう。
たとえば、外資系企業や大手企業ではTOEICのスコアを重視する傾向があります。募集要項に「TOEIC〇〇点以上」と記載されている場合もあるため、英検だけでは評価対象とされないこともあるでしょう。
一方で、教育関連や公的機関、英語4技能を求める職場では、英検が高く評価されるケースもあります。企業ごとの特徴をよく調べたうえで、どの資格を記載するかを判断してください。
迷ったときは、英検とTOEICの両方を記載するのも1つの手です。そうすることで、英語力を多角的に伝えられます。
英検以外で履歴書に書ける英語資格

就職活動で英語力をアピールしたいと考えたとき、履歴書に記載できる資格は英検だけではありません。それぞれの試験には特長があり、職種や企業に応じて選ぶことで効果的に自分を伝えられます。
ここでは、英検以外で英語力を伝えられる履歴書に書ける資格を紹介しています。
- TOEIC
- TOEFL
- IELTS
- Linguaskill
- VERSANT
- GTEC
- 国連英検
- BULATS
- 通訳案内士
- Cambridge English
① TOEIC
TOEICは、企業が英語力を測るうえで最も認知度の高い資格の1つです。特に日本国内では、TOEICスコアが採用条件に含まれる企業も多く、基準として活用されています。
履歴書に記載する場合は、「TOEIC ○○○点」と具体的なスコアを明記してください。一般的には600点以上で基礎的な英語力があると判断され、730点以上がビジネス英語レベルとされます。
近年では、800点を超えるスコアを持っていると、国際業務や外資系企業へのアピール材料にもなるといわれています。
ただし、スコアが極端に低いと逆効果になる場合もあるため、自信のある点数のみ記載するようにしましょう。
② TOEFL
TOEFLは、英語圏の大学や大学院に進学するために必要とされる試験ですが、アカデミックな英語運用力を評価する点で、ビジネスシーンでも一定の信頼があります。
特に、国際的なプロジェクトや研究開発に関わる企業、教育系の職種などでは、高評価を得やすい資格です。履歴書に記載する際は「TOEFL iBT スコア○○」のように形式を整えて書いてください。
スピーキングやライティングの比重が高いため、単なる読解力や文法知識にとどまらない英語力を持っていることを証明できます。高スコアであれば、即戦力としての語学力をアピールしやすくなるでしょう。
③ IELTS
IELTSは、英語圏への留学や移住を希望する人を対象にした国際的な試験で、4技能をバランスよく評価する点が特徴です。
特に、外資系企業や海外との取引が多い企業では、その評価の信頼性が高く、履歴書に書くことで実践的な英語力を伝えることができます。
スコアは1.0〜9.0の間で評価され、6.5以上がビジネスレベルとされることが一般的です。
日本ではまだTOEICほどの知名度はないものの、ヨーロッパをはじめとした国際的な企業や教育機関ではIELTSの認知度が高いため、将来的に海外就職を視野に入れている方にとっては、有効な資格といえるでしょう。
④ Linguaskill
Linguaskillは、ケンブリッジ大学が提供する比較的新しい英語評価テストで、ビジネスや学術分野に特化した形式が特徴です。
オンラインでの受験が可能で、結果が24時間以内に届くスピード感も大きな魅力の1つ。
試験はモジュール形式で、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの各技能を個別に評価できるため、自分の強みを明確にアピールできます。
現在の日本では認知度が高いとは言えませんが、一部の外資系企業やグローバル部門を持つ企業では導入が進んでおり、今後さらに注目度が上がると考えられています。
英語力の証明として新たな選択肢の1つになるでしょう。
⑤ VERSANT
VERSANTは、実際の英会話力を測定することに特化した英語試験で、特にスピーキングとリスニングの能力を重視します。
自宅のスマートフォンやパソコンを使って受験でき、結果もすぐに確認できるため、忙しい就活生にも取り組みやすいのが特長です。
特に、海外との電話対応やリアルタイムでの会話が求められる業務を想定する企業では、高スコアが評価の対象となることがあります。
資格というよりもスキルチェックの一環として履歴書に記載することで、実践的な語学力を具体的にアピールすることが可能です。
会話中心の業務を志望している方には、非常に相性のよい試験といえるでしょう。
⑥ GTEC
GTECは、日本の教育現場で広く採用されている4技能型の英語試験で、文部科学省の方針にも沿った評価方式が特長です。
近年は大学入試や学内評価だけでなく、企業が採用選考に活用するケースも増えてきました。就活用には「GTEC Business」や「GTEC CBT」などのスコア型試験が適しています。
特に、教育関連企業や若手層を積極採用している企業では、GTECのスコアが評価基準となっている場合もあります。
履歴書に記載する際は、試験形式とスコアを明確に書きましょう。今後さらに評価が高まる可能性がある、注目度の高い資格です。
⑦ 国連英検
国連英検は、英語力とともに国際問題への知識や理解も問われる、やや特殊な英語試験です。
特に、外務省や国際機関、NGOなどを志望する方にとっては非常に有利な資格であり、取得していることで国際的な関心の高さや広い視野をアピールできます。
英検やTOEICとは異なり、英語力だけではなく時事問題や国際理解力も評価されるため、英語+αのアピールが可能になるでしょう。
履歴書に書く際には、級と併せて「国連英検特A級取得」などと正式名称で記載するとより効果的です。専門性の高い職種への応募を検討している方におすすめです。
⑧ BULATS
BULATSは、ケンブリッジ大学によってかつて提供されていたビジネス英語能力テストで、現在は新規実施されていないものの、過去に取得したスコアは履歴書に記載可能です。
特に、外資系企業や国際取引を行う企業ではBULATSのスコアが評価材料として扱われてきました。
試験はスピーキング・リスニング・リーディング・ライティングの各技能をバランスよく測定しており、ビジネスシーンでの実用英語力を数値で示すことが可能。
すでに受験済みでスコアに自信がある方は、積極的にアピールしてみてください。実務力重視の企業には、特に有効です。
⑨ 通訳案内士
通訳案内士は国家資格であり、訪日外国人向けの観光ガイドとして働くために必要な資格です。
英語力だけでなく、日本の歴史や文化、地理に関する幅広い知識も求められるため、語学と教養を兼ね備えた人材として高く評価されます。
観光業界をはじめ、国際イベントや公共機関での案内業務など、幅広い場面で活用できる資格です。
履歴書には「全国通訳案内士(英語)」と正式名称で記載してください。国家資格であることが、信頼性やスキルの証明にもつながるでしょう。
国際交流を軸にしたキャリアを目指す方には、非常に心強い資格です。
⑩ Cambridge English
Cambridge Englishは、ケンブリッジ大学が発行する世界的に評価の高い英語資格で、複数のレベル別試験が用意されています。
たとえば、KET(初級)からCPE(上級)まで段階的に試験が設けられており、自分の実力に合ったレベルを選べるのが魅力です。
試験はすべて4技能をカバーしており、日常会話から学術、ビジネスまで対応可能な内容になっています。
ヨーロッパを中心に幅広い国際的な機関や企業で通用するため、外資系や教育業界を志望する方にとっては強い武器となるでしょう。英語力を長期的に証明したい場合にも適しています。
英検を履歴書に書けない場合の英語力アピール法

英検を持っていない、または履歴書に書ける級でない場合でも、英語力を伝える手段は十分にあります。ここでは、資格に頼らず英語力をアピールするための5つの方法を紹介します。
- 大学での英語科目の成績を伝える
- 留学や海外経験を伝える
- 日常英会話やビジネス英語のスキルを伝える
- オンライン英会話や独学の取り組みを伝える
- 英語学習中であることを効果的に伝える
① 大学での英語科目の成績を伝える
英検を取得していなくても、大学での英語科目で高評価を得ていれば、それをしっかり伝えることで十分なアピールになります。
たとえば「英語コミュニケーションでS評価を取得」「英語プレゼンテーションの授業で学内表彰を受けた」など、具体的な成果を提示すると説得力が増すでしょう。
こうした実績は、履歴書の資格欄に直接書くのが難しい場合でも、自己PRやエントリーシートでしっかり触れると効果的です。
また、成績だけでなく、積極的に発言した授業の内容や、プレゼンで使用した英語のテーマなどを加えると、より生きた英語力として伝えることができるでしょう。
日々の努力や関心の高さを表す材料として、学業の成果は大きな強みになります。
② 留学や海外経験を伝える
短期間でも海外で英語を使った経験があるなら、それは実践的な英語力の証明として非常に有効です。
「カナダで2週間の語学研修に参加」「交換留学で現地大学の英語授業を履修」など、期間と内容を具体的に伝えることがポイントです。
また、語学だけでなく「現地で積極的に話しかけた」「トラブルを自力で英語で対応した」といった体験談を添えると、行動力や対応力も伝わります。
海外で得た経験は英語力のアピールだけでなく、異文化適応力や柔軟性といったソフトスキルの裏付けにもなるでしょう。
経験の長さに関係なく、自分なりの学びを明確に伝えることで、採用担当者に好印象を与えられるはずです。
③ 日常英会話やビジネス英語のスキルを伝える
日常生活やアルバイトなどで英語を使う機会がある場合、それを具体的に示すことで資格がなくてもスキルをアピールできます。
たとえば「カフェで外国人のお客様に英語で接客」「ビジネス英語の教材を使って週3回の学習を継続中」など、使用場面や頻度を伝えると伝わりやすくなるでしょう。
さらに「どのような表現を使って会話したか」「実際に困難な場面をどう乗り越えたか」などのエピソードを交えることで、英語力だけでなく問題解決能力もアピールできます。
企業によっては、資格よりもこうした実践的な対応力を重視することも。日常的な中にも、英語を使っている自信と工夫を丁寧に伝えてみてください。
④ オンライン英会話や独学の取り組みを伝える
継続して英語を学習している姿勢は、それだけで評価の対象になります。
特に、オンライン英会話を利用している場合は、「毎朝20分受講を1年以上継続」「週に5回、ネイティブ講師と会話を実践」といった具体的な頻度や期間を伝えると説得力が増すでしょう。
独学の場合も、「英語日記を毎日書いている」「TEDでリスニング練習をしている」など、自分で工夫しながら学習している姿勢を示してください。
こうした努力は、語学力だけでなく、自主性や継続力といったビジネスにおいても評価される能力をアピールする材料になります。数字や習慣で表現すると、より印象に残りやすくなるでしょう。
⑤ 英語学習中であることを効果的に伝える
まだ資格を持っていなくても、現在学習中であることを前向きに伝えることで、将来性をアピールできます。
「現在、TOEIC650点を目標に毎日リスニング強化中」など、目標と行動をセットで示すことが大切です。
さらに「3か月後に試験を受ける予定」「模試では600点を突破している」など、具体的な進捗を添えると、意欲や実現可能性も伝わります。
単に「勉強しています」だけでは弱く聞こえるため、学習内容や頻度、使用している教材まで簡潔に伝えると、より好印象を与えられるでしょう。
成長途中であることを、戦力候補としてどう見せるかがポイントです。
英検の履歴書への書き方を理解しておこう!

就職活動では、自身の英語力をどのように履歴書でアピールするかが大切です。
英検は履歴書に書ける資格であり、何級から書くべきか、また「従来型英検」と「英検S-CBT」の違いなども理解しておくと安心でしょう。
さらに、取得時期が古くても書き方を工夫すれば有効に活用できます。
業界ごとの評価ポイントや、英検の正しい記載方法、そして英検以外の英語資格との併記まで押さえることで、履歴書全体の印象が向上するでしょう。
もし英検が書けない場合でも、学習歴や実務経験を補足すれば英語力を十分アピールできるでしょう。正しい知識と工夫が、選考通過への一歩につながります。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。