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エントリーシートのフォーマット入手法と正しい活用法を紹介

就活でエントリーシートを効率的に作成するためには、フォーマットを入手しておくと良いです。

この記事では実際にエントリーシートのフォーマットの入手方法や実際のエントリーシートの書き方の基本も紹介しています。

エントリーシートのお助けアイテム

目次

エントリーシートのフォーマット一覧

以下にエントリーシートで使用できる志望動機、自己PR、ガクチカのフォーマットと完成例を示します。まず、全体構成は次の3つです。

  1. 志望動機
  2. 自己PR
  3. ガクチカ

① 志望動機

ここでは、志望動機の書き方フォーマットを紹介しています。

フォーマット

「私は貴社の ①〈企業理念・事業ビジョン〉 に強く共感し志望いたしました。

この価値観を抱くようになったのは、②〈きっかけとなった経験〉 を通じ、③〈直面した課題〉 に向き合った際に ④〈学んだ気づき〉 を得たからです。

貴社が掲げる ⑤〈具体的なプロジェクト・取り組み〉 は、私の ⑥〈活かせるスキル・知識〉 を最も発揮できる環境だと感じています。

入社後は ⑦〈中期的な目標〉 を実現するため ⑧〈具体的アクション〉 に挑戦し、最終的には ⑨〈もたらしたい価値・成果〉 に貢献したいと考えています。」

項目一覧表

番号項目名記入ガイド
企業理念・事業ビジョンHP・IR資料など公式フレーズを短く引用
きっかけとなった経験インターン・ゼミ・アルバイトなど “自分起点” の出来事
直面した課題当時感じた社会課題・ユーザー課題
学んだ気づき価値観が変わった理由を一言で
具体的プロジェクト・取り組み事業・製品・施策を固有名詞で示す
活かせるスキル・知識強み+専門知識(開発・営業など)
中期的な目標3〜5年で目指す姿(例:新規事業立ち上げ)
具体的アクション配属後まず取り組む業務や挑戦
もたらしたい価値・成果数値や具体成果で締めると説得力UP

完成例

私は貴社の ①「再生可能エネルギーで地域の暮らしを豊かにする」 というビジョンに強く共感し、志望いたしました。

② 大学2年次にゼミで地方自治体のエネルギー政策を調査 し、人口減少地域で電力コストが大きな課題になっている現実に直面しました。

その過程で ③ 地元資源を活かした発電モデルが不足している ことに気づき、④ 分散型電源が地域課題を解決する鍵 であると学びました。

貴社の ⑤ 小規模バイオマス発電事業「Forest Loop」 は、私が研究で培った ⑥ LCA(ライフサイクルアセスメント)の知見 を最大限に活かせる環境だと感じています。

入社後は ⑦ 3年以内に発電コストを10%削減 することを目標に、⑧ 地域製材所との原料調達モデル構築 に挑戦し、最終的には ⑨ 地域住民の電力自給率向上 に貢献したいと考えています。

② 自己PR

ここでは、自己PRの書き方フォーマットを紹介しています。

フォーマット

「私の強みは ①〈コア強み〉 です。

この強みを最も発揮したのは ②〈エピソードの場面〉 における ③〈自身の役割〉 で、④〈設定した目標〉 を掲げたときでした。

⑤〈発生した課題・想定外の事態〉 が起こる中、私は強みを活かして ⑥〈具体的行動〉 を行い、⑦〈成果・実績〉 を挙げました。

この経験から ⑧〈学び・再現可能なスキル〉 を得ており、貴社では ⑨〈配属想定部門〉 で ⑩〈貢献内容〉 と考えています。」

項目一覧表

番号項目名記入ガイド
コア強み一語で言い切る(例:データ分析力)
エピソードの場面部活・インターン・研究など
自身の役割リーダー/メンバー/担当ポジション
設定した目標数値 or 定性的ゴール
発生した課題想定外トラブルを入れるとドラマ性UP
具体的行動強みに紐づく工夫・意思決定
成果・実績数値で示すと効果大
学び・再現スキル汎用スキル or マインド
配属想定部門事業・職種に合わせ具体化
貢献内容どのように価値提供するか

完成例

私の強みは ①「課題を定量化し、改善策を高速実装する力」 です。

この強みを最も発揮したのは、② 学園祭実行委員会の広報活動 で ③ 広報責任者 を務め、④ 来場者数1万人 を目標に掲げたときでした。

広告予算が急遽削減される ⑤ 想定外のトラブル が起こりましたが、私はデータ分析力を活かし ⑥ 過去3年分のアンケートをテキストマイニングし無料UGC施策へ転換。

その結果、広告費を前年比40%削減しつつ ⑦ 来場者数1.2万人 を達成できました。

この経験で ⑧ データ起点で高速PDCAを回すスキル を体得しており、貴社の ⑨ デジタルマーケティング部門 で ⑩ 新規顧客獲得コスト最適化 に貢献したいと考えています。

③ ガクチカ

ここではガクチカのフォーマットを紹介しています。

フォーマット

「私が学生時代に最も注力したのは ①〈取り組みテーマ〉 です。

②〈所属・役割〉 として ③〈日常業務・担当〉 を担う中、④〈壁となった課題〉 に直面しました。
原因を ⑤〈課題の要因分析〉 と捉え、私は ⑥〈打ち手1〉 と ⑦〈打ち手2〉 に取り組みました。

特に ⑧〈取り組みで工夫した点〉 を意識した結果、⑨〈成果・数値〉 を達成しました。

この経験を通じて ⑩〈学んだこと〉 を学び、貴社の ⑪〈想定シーン〉 で ⑫〈どのように活かすか〉 と考えています。」

項目一覧表

番号項目名記入ガイド
取り組みテーマインターン/研究/サークル等
所属・役割役職を明示
日常業務・担当具体タスク
壁となった課題数値低迷・人手不足など
課題の要因分析根本原因に言及
打ち手1施策その1
打ち手2施策その2
工夫した点差別化ポイント
成果・数値Before/After を数字で
学んだこと汎用スキル・価値観
想定シーン企業で再現する場面
どのように活かすか貢献イメージ

完成例

私が学生時代に最も注力したのは ①「学生スタートアップの資金調達プロジェクト」 です。

② CFO として ③ 事業計画策定と投資家対応 を担当していましたが、④ 初回ピッチで投資判断を得られない という壁に直面しました。

原因を ⑤ 市場規模裏付け不足 と分析し、私は ⑥ 顧客インタビュー100件で実需データ収集 と ⑦ ベンチマーク企業財務指標を用いたTAM再算出 を実施。

特に ⑧ “Traction Map” でデータを一枚に可視化 した結果、⑨ 2回目ピッチで500万円のシード資金調達 に成功しました。

この経験で ⑩ 仮説検証を高速で回す実行力 を学び、貴社の ⑪ 新規事業開発フェーズ で ⑫ MVP検証をリード する形で活かしたいと考えています。

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要確認!企業ごとのエントリーシートのフォーマットの入手方法

エントリーシートは就活において欠かせない書類ですが、「どこから手に入れればいいのか」と悩む方も多いかもしれません。

実は入手方法は1つではなく、企業や時期によって異なります。代表的な取得方法は以下の3つです。

  1. 採用ページやナビサイトからダウンロードできる場合がある
  2. 説明会・インターンシップなどで配布されることもある
  3. エントリー後に企業からメールや郵送で届くケースがある

① 採用ページやナビサイトからダウンロードできる場合がある

多くの企業では、自社の採用ページやマイナビ・リクナビなどのナビサイトを通じて、エントリーシートのフォーマットを公開しています。

とくに応募者数の多い大手企業では、手続きを効率化するためにPDFやWord形式でダウンロード可能なケースが一般的です。

ただし、こうしたファイルは公開期間が限られていることもあるため、志望企業の採用ページは定期的に確認しておくと安心です。

また、ダウンロードしたフォーマットには、提出期限や記入上の注意点が記されていることも多く、記入前によく目を通しておく必要があります。

② 説明会・インターンシップなどで配布されることもある

企業説明会やインターンシップに参加した際に、エントリーシートを直接配布される場合もあります。これは、学生との直接的な接点を重視し、意欲の高い学生に手渡したいという企業の考えによるものです。

その場で、記入時のポイントや評価基準などを説明されることもあるため、単に書類をもらえるだけでなく、有益な情報を得られる機会にもなります。

説明会やインターンの開催情報はナビサイトや大学のキャリアセンターで確認できますので、積極的に情報を集めておきましょう。

③ エントリー後に企業からメールや郵送で届くケースがある

エントリー後、企業からメール添付や郵送でエントリーシートが届くこともあります。

中小企業や専門性の高い職種を採用する企業などに多く見られる形式で、学生一人ひとりに丁寧な対応をしたいという意図がうかがえます。

受け取ったあとは、提出期限や記入方法をすぐに確認し、スケジュール管理を徹底することが大切です。

また、メールや資料には企業ごとの独自項目が設けられている場合があるため、汎用的なテンプレートではなく、企業の意図を汲み取った内容で丁寧に仕上げることが求められます。

フォーマットを入手したら|企業がエントリーシートで見ているポイントを知る

企業はエントリーシートを通じて、応募者の価値観や人となりを丁寧に見ています。単なる情報の羅列ではなく、「この人は自社に合うかどうか」「入社後に活躍できるか」を読み取ろうとしているのです。

以下に、企業が重視する5つのポイントを整理しました。いずれも選考の通過率に大きく影響するため、チェックしておきましょう。

  1. 人物像や性格が伝わっているか
  2. 志望理由に一貫性と企業への共感があるか
  3. 企業や業界に対する理解があるか
  4. エピソードに具体性と再現性があるか
  5. 文章構成が論理的で読みやすいか

① 人物像や性格が伝わっているか

企業は、応募者のスキルだけでなく「どんな人なのか」を重視しています。なぜなら、自社の風土に合う人物かどうかを見極めたいと考えているからです。

たとえば、課題に対して粘り強く取り組んだ経験や、人のために行動したエピソードなどは、人柄を伝えるのに適しています。

ただし、単なる出来事の紹介に終わらず、「なぜそう考えたか」「そこから何を得たか」まで丁寧に表現することが大切です。具体性を持たせることで、個性がより明確に伝わるでしょう。

② 志望理由に一貫性と企業への共感があるか

志望理由に説得力を持たせるには、自分の過去の経験や価値観と企業の方向性とがどのように重なるかを示すことが重要です。

「成長したいから」など漠然とした動機だけでは、熱意が伝わりません。企業理念やサービスに共感した点を取り上げ、自分の言葉で説明しましょう。

また、「なぜその企業でなければならないのか」という視点が含まれていれば、より強い動機になります。

③ 企業や業界に対する理解があるか

業界や企業についての理解が深いと、「本気でこの会社に入りたいのだな」と伝わります。逆に浅い情報しか盛り込まれていないと、「どこでもよい」と考えているように見えてしまうでしょう。

企業が取り組んでいる課題や強み、業界の動向などを調べたうえで、それに関心を持った理由や自分との接点を述べると効果的です。

インターンやOB訪問の経験があれば、それを踏まえた内容にするのもおすすめです。

④ エピソードに具体性と再現性があるか

自己PRやガクチカで紹介するエピソードは、具体性がなければ説得力を欠きます。「努力しました」だけではなく、「どのような環境で」「どんな工夫をして」「どう結果が出たのか」を明確にしましょう。

さらに、その経験が入社後にどう活きるかを想像させる内容になっていれば、評価は高まります。つまり、過去の実績だけでなく、今後の成長可能性を伝えることもポイントです。

⑤ 文章構成が論理的で読みやすいか

いくら良い内容でも、構成がバラバラでは読み手に伝わりません。企業は、エントリーシートの文章を通して、論理的思考や相手を意識した表現ができるかどうかも見ています。

PREP法(結論→理由→具体例→まとめ)を使うことで、読みやすく説得力のある文章になります。

また、一文が長すぎたり主語と述語がずれていたりすると理解されにくくなるため、書いた後には必ず見直しを行ってください。

エントリーシートの構成

エントリーシートには、どの企業でも共通して問われる基本的な構成があります。この構成を押さえておくことで、何をどのように書けばよいのかが明確になり、効率的に対策を進められます。

ここでは、主に4つの項目に分けて、エントリーシートの構成を解説します。

  1. 基本情報・学歴・連絡先などのプロフィール項目
  2. 志望動機・自己PR・ガクチカなどの自己アピール項目
  3. 長所・短所・学生時代の経験などの補足質問項目
  4. 趣味・特技・資格などの自由記述項目

① 基本情報・学歴・連絡先などのプロフィール項目

プロフィール欄は、応募者の属性や学歴を正しく把握するための基礎情報として扱われます。氏名や連絡先、大学名、学部・学科、卒業予定年月などが中心です。

記載ミスがあると選考対象外となる可能性もあるため、正確さが求められます。手書きの場合は読みやすさや整った文字を意識し、パソコン入力であればフォーマットずれや表記ゆれに注意してください。

確認を怠らず、丁寧に仕上げる姿勢が重要です。

② 志望動機・自己PR・ガクチカなどの自己アピール項目

この項目は、エントリーシート全体の中でも最も重視される部分です。企業はここを通して、応募者の価値観や強み、企業への適性などを見極めようとします。

志望動機では業界や企業への理解度、自己PRでは自身の強みと活かし方、ガクチカでは行動力や問題解決力が問われます。

ばらばらに書くのではなく、一貫性のあるストーリーとしてまとめると、より説得力が高まります。

③ 長所・短所・学生時代の経験などの補足質問項目

補足質問では、応募者の人柄や考え方、行動特性などを立体的に知ることが目的とされています。

長所や短所は、単なる性格描写ではなく、それが実際の行動にどのように現れたかを交えて記述すると効果的です。また、学生時代の経験では、自分らしさがにじむエピソードを選ぶことがポイントです。

回答の背景にある思考や行動を丁寧に伝えることで、読み手に安心感を与えられるでしょう。

④ 趣味・特技・資格などの自由記述項目

自由記述欄は、個性や価値観が最も自然に表れやすい部分です。特に趣味や特技は、「どのように取り組んできたか」を具体的に書くと、継続力や探究心といった内面が伝わりやすくなります。

資格については数の多さよりも、志望業界や職種との関連性を意識して選びましょう。この欄を「おまけ」だと考えず、自分を印象づけるチャンスとして活用してください。

エントリーシート作成時に意識すべきポイント

エントリーシートは、採用担当者が最初に目を通す重要な書類です。第一印象を左右するため、内容や書き方に工夫が求められます。以下に、就活生が意識しておくべき5つのポイントを紹介します。

  1. 企業や職種に合わせて内容をカスタマイズする
  2. 強みと企業ニーズを結びつける
  3. 具体的なエピソードと根拠を明確に伝える
  4. 簡潔で論理的な文章構成を心がける
  5. 選考全体との一貫性を意識する

① 企業や職種に合わせて内容をカスタマイズする

すべての企業に同じエントリーシートを使い回すのは避けたほうがよいでしょう。企業ごとの特徴や求める人物像を踏まえたうえで、内容を調整してください。

たとえば海外展開を重視する企業なら、語学力や異文化への適応力を強調すると効果的です。同じ自己PRや志望動機でも、企業によって伝え方を変えることが必要です。

志望度やマッチ度が伝わるよう、企業ごとに伝え方を最適化しましょう。

② 強みと企業ニーズを結びつける

自分の強みを述べるだけでは印象に残りにくいかもしれません。大切なのは、その強みが応募先の業務や価値観とどう関係しているかを具体的に示すことです。

たとえば「課題発見力」が強みであれば、「貴社の新規事業立ち上げで、ユーザーの潜在ニーズを把握する場面で活かせる」といったように、企業の求める力と結びつけて伝えると、説得力が増します。

③ 具体的なエピソードと根拠を明確に伝える

抽象的な表現は避け、できる限り具体的に述べましょう。

たとえば「リーダーシップがある」と伝えるよりも、「学園祭の実行委員長として20人のメンバーをまとめ、来場者数を前年比1.5倍に増やした」といったエピソードを添えることで、伝わりやすくなります。

エピソードに数字や成果を加えることで、信ぴょう性と印象が高まります。

④ 簡潔で論理的な文章構成を心がける

どれだけ内容が優れていても、文章が長すぎたり構成が不明確だったりすると伝わりにくくなります。PREP法(結論→理由→具体例→再結論)を活用し、1文を短くすることを意識してください。

また、主語と述語のねじれや接続詞の多用にも注意が必要です。読みやすさを意識することで、伝えたい内容がスムーズに届きやすくなります。

⑤ 選考全体との一貫性を意識する

エントリーシートの内容は、面接やWebテストなど他の選考ステップと一貫性を持たせることが大切です。

たとえば書類では論理的思考力をアピールしていたのに、面接で感覚的な受け答えをしてしまうと、印象がぶれてしまいます。

エントリーシートは選考全体の軸として機能するため、自分の強みや価値観に一貫性があるかを見直しておくと安心です。

エントリーシートを書くときの注意点

エントリーシートを作成する際は、内容の充実だけでなく、形式や提出方法などの基本的な部分にも注意が必要です。

小さなミスが評価に影響することもあるため、事前に注意点を理解し、丁寧に準備しましょう。

  1. 誤字脱字がないように必ず見直す
  2. 提出期限や提出方法を確認しておく
  3. 第三者に添削してもらい客観的なチェックを受ける
  4. 略語や話し言葉を避け、丁寧な表現を心がける
  5. 内容が企業ごとに使い回されていないか確認する
  6. 応募書類全体で矛盾がないかをチェックする
  7. 手書きの場合は文字の丁寧さにも配慮する

① 誤字脱字がないように必ず見直す

どれほど中身が優れていても、誤字脱字があるだけで印象は大きく損なわれます。特に企業名や担当者名の誤りは、志望度の低さや不注意な性格を疑われる要因となるでしょう。

時間をおいて文章を見直すことや、声に出して読むことが有効です。簡単な見落としが選考の結果を左右することもありますので、最後まで気を抜かないようにしてください。

② 提出期限や提出方法を確認しておく

丁寧に作成したとしても、提出が遅れれば選考対象から外れる可能性があります。提出方法もWeb上の入力フォームや郵送、メール添付など企業ごとに異なります。

提出形式が指定されている場合は、それに従うことが前提です。リマインダー機能やカレンダーを活用して、締切を確実に守りましょう。基本的な確認不足が評価に直結することもあります。

③ 第三者に添削してもらい客観的なチェックを受ける

自分では気づきにくい表現の不自然さや論理の飛躍も、他人の目には明確に映ります。キャリアセンターや就職活動を経験した先輩など、信頼できる第三者に添削を依頼しましょう。

文章の構成や表現のクセを客観的に指摘してもらうことで、内容がより伝わりやすくなります。一人で悩まず、他人の意見を取り入れる姿勢が大切です。

④ 略語や話し言葉を避け、丁寧な表現を心がける

エントリーシートは、社会人としての常識やマナーを問われる文書でもあります。「バイト」「ゼミ」などの略語や、「〜っす」「めっちゃ」などの話し言葉は避け、正式な表現に置き換える必要があります。

丁寧な言葉遣いを意識することは、読む相手への配慮と誠実さを示すことにもつながります。自然で読みやすい表現を選びましょう。

⑤ 内容が企業ごとに使い回されていないか確認する

エントリーシートは企業ごとに内容を調整する必要があります。

すべての企業に同じ文章を提出すると、熱意や理解が伝わりづらくなります。「なぜこの企業なのか」という問いに答える内容がなければ、書類選考で不利になるかもしれません。

企業ごとの特徴や求める人物像に合わせて、具体的なエピソードや表現を工夫してください。

⑥ 応募書類全体で矛盾がないかをチェックする

履歴書、エントリーシート、面接での発言内容に一貫性があることは重要です。

たとえば、自己PRで「協調性がある」と書いたのに、別の書類で「一人で完結する作業が得意」と記載していれば、印象にズレが生じてしまいます。

書類を見比べて、矛盾がないか確認してください。整合性のあるアピールが信頼につながります。

⑦ 手書きの場合は文字の丁寧さにも配慮する

手書きで提出する場合は、文字の丁寧さが印象を左右します。乱雑な字では、いくら内容が良くても読みにくく、誠実さが伝わりません。バランスよく余白を取り、丁寧に仕上げることが大切です。

急いで書くとミスも増えるため、時間に余裕をもって取り組んでください。文字にはその人の姿勢がにじみ出るものです。

エントリーシート送付時のチェック項目

エントリーシート(ES)を丁寧に作成しても、提出方法にミスがあると評価を下げてしまう可能性があります。

企業へ確実に届くよう、マナーやルールを正しく理解し、細部まで気を配ることが重要です。ここでは、送付時に確認しておきたいポイントを4つに分けて紹介します。

  1. Web提出・メール提出時の確認ポイント
  2. 手書き・郵送提出時のマナーと注意点
  3. ファイル形式・ファイル名の設定ルール
  4. 最終提出前のセルフチェック項目一覧

① Web提出・メール提出時の確認ポイント

Webやメールでエントリーシートを提出する場合、内容だけでなく提出方法そのものが評価対象になります。

たとえば、添付ファイルが開けない、ファイル名が不適切、本文が空白といったミスがあると、担当者に不信感を与えるおそれがあります。

提出形式に指定がある場合はそれに従い、ファイル名には「氏名_エントリーシート.pdf」など分かりやすい表記を用いてください。

メールには簡潔な挨拶と提出目的を記載し、丁寧な言葉遣いを意識しましょう。細かな配慮が、社会人としての信頼につながります。

② 手書き・郵送提出時のマナーと注意点

手書きのエントリーシートを郵送する場合には、紙の扱いや封入の仕方にも注意が必要です。書類は折り目のないようクリアファイルに入れ、白無地の角形2号封筒を使用するのが一般的です。

宛名には「御中」を添え、自分の名前の下には「履歴書在中」と赤字で明記してください。さらに、締切の条件(消印有効や必着など)も必ず確認しておくことが大切です。

こうした配慮は、ビジネスマナーだけでなく誠実さや丁寧さの表れとして評価されやすいでしょう。

③ ファイル形式・ファイル名の設定ルール

エントリーシートを電子ファイルで提出する場合、形式やファイル名にもルールがあります。企業によってはPDFやWordなどの指定があるため、応募要項を事前によく確認してください。

PDF形式での提出が一般的であり、レイアウトの崩れや不正な改変を防ぐ効果があります。ファイル名には「氏名+提出書類の種類」を含めると管理しやすくなります。

たとえば、「TanakaHanako_ES.pdf」といった名前にすることで、担当者にもすぐに内容が伝わります。

④ 最終提出前のセルフチェック項目一覧

提出直前には、内容・形式の両面で最終確認を行うことが欠かせません。誤字脱字や表現の揺れ、敬語の誤用がないかを見直し、全体の論理性にも注意してください。

提出先や方法、ファイル名、提出期限が正しいかも必ず確認しましょう。可能であれば、信頼できる第三者に内容をチェックしてもらうとより安心です。

こうした丁寧な対応は、選考に向けた真剣さを伝える大きな武器になります。

エントリーシートのフォーマットをまずは入手して効率的に就活を進めよう!

エントリーシートは、企業が応募者の人物像や志望理由を把握する重要な資料です。そのため、正しいフォーマットを理解し、説得力のある内容を構成することが選考突破の鍵となります。

特に、志望動機や自己PRでは企業ごとの特徴やニーズを踏まえて具体的なエピソードを盛り込むことが効果的です。

また、記入項目の構成や提出形式にも企業ごとの違いがあるため、入手方法や提出手段を事前に確認しておくことも欠かせません。

最後に、誤字脱字や論理の破綻がないか、第三者のチェックを受けることも成功への大きな一歩となるでしょう。

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    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。