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エントリーシートと履歴書の違いとは?目的や書き方を徹底解説

この記事では、エントリーシートと履歴書の違いを徹底解説しています。

それぞれの違いを【目的・入手方法・質問内容・書き方】の観点から解説しており、提出する際に気をつけるべき注意点までわかりやすく紹介しています。

最後までチェックして違いを理解したうえで、エントリーシートと履歴書を作成しましょう!

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目次

そもそもエントリーシートと履歴書とは?

就職活動を進めるうえで、「エントリーシート」と「履歴書」の違いが分からず戸惑う学生も少なくありません。見た目や用途が似ているため、混同されがちな書類です。

ここでは、それぞれの基本的な特徴を整理して違いを明確にしておきましょう。

1. エントリーシートとは?
2. 履歴書とは?

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① エントリーシートとは?

エントリーシートは、企業が学生の人物像や志望度を把握するために使う書類です。主に選考過程の一部として提出を求められ、企業ごとに設けられた独自のフォーマットで提出することが一般的です。

提出のタイミングや内容は企業によって異なり、あくまで選考資料として扱われます。

② 履歴書とは?

履歴書は、学歴や資格、連絡先など、個人情報を正確に伝えるための書類です。一般的にはJIS規格や大学指定の様式を使い、公的な文書としての役割を持ちます。

選考資料としてだけでなく、採用が決まった際にはそのまま人事記録としても保管される書類です。

エントリーシートと履歴書の目的の違い

就職活動を進める中で、エントリーシートと履歴書はどちらも重要な書類ですが、その目的や役割は異なります。

これらを正しく理解し、それぞれの書類で求められる内容をしっかり把握することが、選考を有利に進めるために必要です。

ここでは、企業側と学生側それぞれの視点から、エントリーシートと履歴書の目的の違いについて詳しく説明します。

1. エントリーシートの目的【企業側の視点】
2. エントリーシートの目的【学生側の視点】
3. 履歴書の目的【企業側の視点】
4. 履歴書の目的【学生側の視点】

① エントリーシートの目的【企業側の視点】

企業にとってエントリーシートは、応募者の考え方や価値観を見極めるための重要な資料です。単なるスキルや経験の有無ではなく、その人の人柄や企業との相性を確認する材料として使われます。

志望動機や自己PRから、学生の熱意や論理的思考を読み取ることができるため、形式的な内容ではなく中身のある記述が求められるでしょう。

面接に進めるかを判断する初期選考の段階で、大きな役割を果たしている書類です。

② エントリーシートの目的【学生側の視点】

学生にとってエントリーシートは、自分を自由にアピールできる場です。履歴書よりも記載項目の自由度が高く、志望動機やガクチカなどから、企業に対して自分の魅力を伝えることができます。

企業ごとに質問内容が異なるため、その企業に合ったエピソードを選ぶことが重要です。単なる経験の羅列ではなく、自分の強みがどのように企業で活かせるかまで考えて書く必要があります。

戦略的な自己表現が求められるでしょう。

③ 履歴書の目的【企業側の視点】

企業側は、履歴書を募集要件との照合や応募者の信頼性を確認するために活用しています。連絡先や学歴、保有資格といった情報をもとに、必要な条件を満たしているかどうかをチェックするのが主な目的です。

事務的な管理にも使われるため、正確で読みやすい記載が求められます。

④ 履歴書の目的【学生側の視点】

学生にとって履歴書は、自分の経歴や資格を正式に伝えるためのフォーマルな文書です。フォーマットがほぼ固定されており、エントリーシートと比べると自由に表現できる部分は少ないかもしれません。

それでも、限られた欄で要点を押さえて書くことで、誠実さや基本的な文章力を伝えることができます。履歴書は正確性と丁寧さが評価につながる書類だといえるでしょう。

エントリーシートと履歴書の入手方法の違い

就職活動では、エントリーシートと履歴書を提出する場面が多くあります。しかし、これらの書類がどこで手に入るのか、はじめての就活生にとっては意外とわかりにくいところです。

入手方法を事前に理解しておくことで、準備の手間が省け、よりスムーズに進められるでしょう。

1. エントリーシートは企業サイトや説明会で入手
2. 履歴書は大学・コンビニ・Webサイトで購入・ダウンロード

① エントリーシートは企業サイトや説明会で入手

エントリーシートは、企業ごとに独自に用意されていることがほとんどです。多くの場合、企業の採用サイトからダウンロードでき、説明会やセミナーで配布されるケースもあります。

企業によってフォーマットや質問内容が異なるため、内容をよく確認して記入することが大切です。

最近ではWebフォーム形式での提出が主流となりつつあるため、早めに必要な書類をチェックしておきましょう。情報収集をこまめに行うことが、提出漏れの予防にもつながります。

② 履歴書は大学・コンビニ・Webサイトで購入・ダウンロード

履歴書は比較的汎用的なフォーマットで、幅広く利用されています。大学のキャリアセンターでは無料配布されていることもあり、就活生にとってはまず確認しておきたい入手先です。

ほかにも、コンビニや文具店での市販品や、Webサイトからのダウンロードで準備できます。PDFで保存しておくと、必要なときすぐに印刷できて便利です。

ただし、企業によっては手書きを求められる場合もあるため、提出方法は事前に確認してください。

エントリーシートと履歴書の質問内容の違い

就活において「エントリーシート」と「履歴書」は、どちらも必要不可欠な書類ですが、それぞれの質問項目には明確な違いがあります。

エントリーシートは、応募者の人柄や考え方を深く理解しようとする質問が多く、履歴書は、主に応募者の基本的な経歴や資格を確認するためのものです。

ここでは、それぞれでよく見られる質問内容の違いを具体的に紹介します。

1. エントリーシートによくある質問内容とは?
2. 履歴書によくある質問内容とは?

① エントリーシートによくある質問内容とは?

エントリーシートでは、応募者の価値観や人となりを知るための質問が多く含まれます。具体的な質問内容は、以下のようなものです。

学生時代に力を入れたこと
学業や部活動、アルバイトなど、どのような活動に力を入れてきたかを尋ねる質問です。その際、どんな課題に直面し、どのように解決したかを伝えることが求められます。

自己PR
自分の強みや特徴をアピールする質問です。自分のスキルや特技、経験などを通じて企業に貢献できる点を強調します。

志望動機
なぜその企業を志望するのかを問う質問です。企業の理念や事業内容に対する理解を示し、自分の価値観とどのように合致しているかを説明します。

今後のキャリアプラン
長期的な目標やキャリアプランを尋ねる質問です。自身のビジョンと企業が提供するキャリアパスがどのように合致するかを伝えることが求められます。

② 履歴書によくある質問内容とは?

履歴書では、応募者の基本的な個人情報や経歴を確認するための質問が中心です。代表的な項目は以下の通りです。

氏名・住所・連絡先
基本的な個人情報を記入します。

学歴・職歴
学校名や学部、卒業年、これまでの職歴(アルバイトなども含む)を記載します。

資格
保有する資格やスキルを記入します。企業が重視している資格があれば、忘れずに記載しましょう。

志望動機
履歴書にも志望動機を記載することが求められる場合があります。エントリーシートと違い、簡潔で具体的な理由を述べることが求められます。

エントリーシートと履歴書の質問内容は、求められる情報の種類が異なります。

エントリーシートでは主に「自己理解」を深く掘り下げる内容が求められ、履歴書では基本的な個人情報や経歴が確認されることが多いです。

エントリーシートと履歴書の書き方ポイント

エントリーシートと履歴書は、就職活動における異なる役割を持つ書類です。それぞれに求められる内容や表現方法が異なるため、両者を上手に使い分けることが求められます。

自分の強みや志望動機を効果的に伝えるためには、適切な書き方を意識することが重要です。

1. エントリーシートは熱意が伝わる表現を意識する
2. 履歴書は簡潔かつ正確にまとめる
3. 両方の応募書類に共通する書き方のポイントを押さえる

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①エントリーシートは熱意が伝わる表現を意識する

エントリーシートの目的は、応募者の熱意や人柄を伝えることです。そのため、ただの事実ではなく、感情や背景も含めて、自分の言葉で表現することが求められます。

特に、志望動機や自己PRでは、「何をしたか」だけでなく「なぜそれをしたのか」「その結果どうなったのか」をしっかり書くことが重要です。

熱意を込めて、なぜその企業に応募したのか、どんな貢献ができると考えているのかを具体的に表現しましょう。

企業の質問意図を読み取り、熱意が自然に伝わるエピソードを選ぶことが、エントリーシートを通してあなたの個性を強く印象づけるポイントとなります。

②履歴書は簡潔かつ正確にまとめる

履歴書は、学歴や資格などの基本情報を簡潔かつ正確にまとめることが求められます。企業側は多くの履歴書を短時間で確認するため、内容が一目で理解できるよう心がけることが重要です。

履歴書では、志望動機や自己PRも簡潔に記載する必要があります。特に志望動機は、その企業を選んだ理由や目標を簡潔に伝えましょう。

自己PRでは、あなたの強みやスキルがどのように企業に貢献できるのかを、具体的に短くまとめることが求められます。誤字脱字や日付ミスに注意し、正確でシンプルな記載を心がけてください。

履歴書はビジネス文書として扱われるため、客観的かつ丁寧な表現が好まれます。

③両方の応募書類に共通する書き方のポイントを押さえる

エントリーシートと履歴書のどちらにも共通する重要なポイントは、自己分析をしっかりと行い、その結果をもとに具体的に書くことです。

自己分析をすることで、自分の強みや経験が明確になり、それを応募書類に適切に落とし込むことができます。

特に、自己PRや志望動機を書く際には、自分がこれまでどんな経験をし、何を学び、それをどう活かせるかを考えましょう。

また、PREP法(Point, Reason, Example, Point)を活用することも効果的です。

自分の主張(Point)を明確にし、その理由(Reason)を述べ、具体的な例(Example)を挙げることで、説得力のある文章になります。

そして最後に再度、主張を繰り返して締めくくります。この流れを意識することで、論理的で理解しやすい文章になります。

さらに、面接で深掘りされることを想定して書くことも重要です。応募書類は、面接時に質問を受けたときに自分の言葉でしっかり説明できる基盤となります。

面接官からの質問に答えやすいように、書いた内容をよく理解し、答えやすいポイントを意識しておくことが大切です。

企業の求める人物像や職種にどのように自分がマッチするのかを面接で伝えるためにも、応募書類は重要です。

面接でのやり取りを想定しながら書くことで、より説得力のある応募書類が完成します。

エントリーシートと履歴書を両方提出する際の注意点

エントリーシートと履歴書を両方提出する企業に対しては、それぞれの役割を理解し、一貫性と差別化のバランスを取ることが大切です。

ただの書類と思わず、自分をしっかりアピールする手段として活用しましょう。

ここでは、提出時に注意すべきポイントを2つ紹介します。

1. 内容に一貫性を持たせるには?
2. 同じ内容の使い回しはOK?

① 内容に一貫性を持たせるには?

エントリーシートと履歴書で最も重視したいのが、情報の一貫性です。たとえば、自己PRや志望動機の内容が大きく食い違っていると、企業は「本当にうちを志望しているのか」と疑問を持つでしょう。

そのため、書類全体を通じて伝えたい価値観や経験の軸を明確にすることが必要です。ただし、まったく同じ言い回しを繰り返すと印象が薄くなります。

エントリーシートでは具体的なエピソードを詳しく、履歴書では要点を簡潔にまとめるなど、それぞれの特性を活かした表現を工夫してください。

② 同じ内容の使い回しはOK?

エントリーシートと履歴書に同じエピソードを使うこと自体は問題ありませんが、全く同じ内容をそのままコピーするのは避けましょう。企業ごとに重視するポイントや採用基準が異なるため、内容を調整する必要があります。

たとえば、学生時代に頑張ったことを書く場合でも、履歴書では概要と結果を簡潔に、エントリーシートでは背景や過程まで丁寧に説明するといった差別化が効果的です。

一貫性を保ちながらも、それぞれの書類にふさわしい構成と表現を心がけることが重要です。

エントリーシートと履歴書の提出前に気をつけること

就職活動では、エントリーシートや履歴書の細かな部分まで気を配っているかが選考結果に大きく影響します。どれだけ内容が良くても、書き方や形式に不備があると選考に影響を及ぼすことがあります。

ここでは、提出前に気をつけるポイントを紹介します。これらを確認することで、書類のクオリティをさらに高めることができます。

1. 手書きで記入する際に気をつけること【誤字脱字・丁寧な字・修正ペンNG】
2. パソコン作成する際に気をつけること【フォント・変換・PDF化】
3. 読みやすくするために気をつけること【スペース・改行・行間の工夫】
4. 提出前の最終チェックする際に気をつけること【コピー・翌日確認】

① 手書きで記入する際に気をつけること【誤字脱字・丁寧な字・修正ペンNG】

手書きでエントリーシートや履歴書を記入する際は、誤字や脱字を避けることが非常に重要です。誤字があると、書類をよく確認していない印象を与え、印象が悪くなることがあります。

提出前には何度も確認し、間違いをしっかりとチェックしてください。また、字の丁寧さにも気を配り、読みやすい字を書くよう心がけましょう。

修正ペンや修正テープは避け、ミスがあった場合には新しく書き直すことをおすすめします。

② パソコン作成する際に気をつけること【フォント・変換・PDF化】

パソコンで作成する場合、フォントや変換ミスには特に注意が必要です。読みやすく、ビジネスに適したフォントを選ぶことが大切です。

明朝体やゴシック体が適しており、文字が崩れないように注意しましょう。また、変換ミスがないか、最終的に全体を確認することが重要です。

さらに、作成した書類は必ずPDF形式で保存しましょう。PDFにすることで、フォントやレイアウトが崩れることなく、相手にそのままの状態で提出できます。

③ 読みやすくするために気をつけること【スペース・改行・行間の工夫】

エントリーシートや履歴書の内容が読みやすいかどうかは、全体の印象に大きな影響を与えます。特に、スペースの使い方や改行、行間に注意を払いましょう。

文字を詰め込みすぎず、適度に空白を残すことで、視認性が高まります。改行や行間を工夫することで、読みやすさが一段と向上します。

特に、「自己PR」や「志望動機」などの重要な項目では、段落を分けることで読み手にとって非常に親切な作りになります。

④ 提出前の最終チェックする際に気をつけること【コピー・翌日確認】

提出前の最終チェックも非常に重要です。まず、書類のコピーを必ず取っておきましょう。

万が一、提出後に内容を確認する必要が生じても安心です。さらに、時間を置いて翌日に再度確認することをおすすめします。

提出前日や翌日には、一度冷静に内容を見直すことで、見落としていた誤字や不備に気づきやすくなります。この最終チェックで、より完璧な状態で書類を提出できます。

エントリーシートと履歴書の違いを正しく理解しよう

就活書類にはエントリーシートと履歴書の2種類があり、それぞれ異なる目的や役割を持っています。

企業ごとに内容が異なるエントリーシートでは自己PRや志望動機が重視され、履歴書では学歴や資格などの基本情報を正確に伝えることが求められます。

質問内容や記入形式、提出方法にも違いがあるため、正確に理解し使い分けることが大切です。エントリーシートと履歴書の違いを明確に把握し、効果的にアピールできる書類作成を目指しましょう。

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    編集部

    「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。