インターンに受からない原因は何?5つの対策方法も紹介
インターンの選考に参加し続けても、なかなか受からないと悩む就活生は多くいます。落ちる原因や、どんな対策をすればいいのか、分からない学生も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、インターンの選考に通らない原因と、対処法についてを詳細に説明していきます。
また、気持ちを切り替える方法についても触れているので、ぜひ参考にしてくださいね。
インターンに受からない5つの原因
まずは、インターンになかなか受からない理由を5つ紹介します。自分の就活を見直して、該当している部分がないか確認してみて下さいね。
- 業界・企業研究が不十分である
- 面接対策がしっかりとできていない
- 大手企業しか受けていない
- 企業の求める人物像と矛盾がある
- マナーを守れていない
①業界・企業研究が不十分である
インターンシップの選考過程で不合格となる主要な理由の1つは、志望する業界や企業に関する十分なリサーチが行われていないことです。
面接で落ちる学生の多くが、企業の事業内容や業界の最新動向について深い理解を持っておらず、その結果、質問に対して具体的で説得力のある答えを出すことができません。
企業側は、自社のビジョンや価値観に共鳴し、それを理解できる学生を探しています。
そのため、面接に臨むにあたって、志望する業界や企業に関する最新情報・競合との差別化ポイント・自社の製品やサービスの特徴をしっかりリサーチし、自分の考えをはっきりと伝えることが求められるのです。
②面接対策がしっかりとできていない
2つ目の原因は、面接の準備が不足していることにあります。面接を成功させるためには、自己紹介の強化、志望動機の明確化、そして過去の経験や学びを具体的な例として話す準備が必要です。
さらに、模擬面接を通じて、話し方や姿勢、表情といった非言語的なコミュニケーションスキルを磨くことも重要です。
面接官は、応募者の言葉だけでなく、態度や反応からその人の性格や職務適性を見極めます。充分な準備と練習を積むことで、自信を持っている学生は印象に残り、合否にも良い影響を与えているでしょう。
③大手企業しか受けていない
インターンシップの選考で落ちる学生の中には、大手企業や有名企業にのみ応募する傾向が見られます。
大企業への応募者数は多く、その結果として競争が非常に厳しくなります。これは、選考を突破することを一層困難にします。さらに、個々のスキルや経験が、大企業が要求する水準に達していないこともあり得ます。
一方で、中小企業やスタートアップでは、個人に与えられる責任と機会が多いため、自身の能力をより発揮しやすい環境が提供されています。
そのため、自分に適した企業を広範囲にわたって検討することが重要です。特定の規模の企業だけでなく、幅広い視野を持つことにより、自分自身の可能性をより引き出せるでしょう。
④企業の求める人物像と矛盾がある
企業が新たな人材を探す際には、自社の文化や理念に合致する候補者を重視します。学生がその企業の理想とする人物像に合致しない場合、採用選考で不利になる可能性があります。
自己分析を通じて、自分の長所や価値観がどの企業文化にマッチするかを見極めることは非常に重要です。
さらに企業の公式HPや社員とのインタビュー、企業説明会を通じて、その企業がどのような人材を求めているのかを理解し、自分がその企業にどのように価値をもたらせるかを考える必要があります。
⑤マナーを守れていない
インターンシップの選考プロセスにおいて、基本的なビジネスマナーの重要性は高いです。選考段階で落とされる学生の中には、この基本的なマナーを欠いていることがあります。
面接や企業訪問では、時間を守ること、礼儀を尽くすこと、そして適切な服装をすることが求められます。これらは、面接官に良い印象を与えるためにも不可欠です。
さらに、コミュニケーション能力も同様に重要であり、相手の話に耳を傾け、明瞭かつ礼儀正しい言葉で応答することが期待されています。
インターンに受かるようになる5つの対策方法
続いて、インターンの選考に通らないという学生のために、受かるためにできる対策方法を5つ紹介します。まだやっていなかったという対策方法がある人は、ぜひ実践してみて下さいね。
- 業界・企業研究を十分にする
- 模擬面接を行う
- 業界・企業の選ぶ範囲を広げる
- OB・OG訪問をする
- ビジネスマナーを確認する
①業界・企業研究を十分にする
インターンシップの選考において、業界知識と企業研究は重要なステップです。志望する企業の事業内容や業界の流れ、競合する他社の動向を深く把握することで、面接時にその企業に対する熱意と理解を示せます。
企業分析をする際には、企業の歴史から文化、最新の成果やニュースなど、多岐にわたる情報を集めることが求められます。
時間はかかりますが、面接時には面接官に自分がその企業に対して真剣な関心を持っているという印象を与えられるようになるでしょう。
さらに、業界の最新トレンドや課題についても研究し、面接でのディスカッションに備えることが大切です。情報は企業の公式HP・業界ニュース・書籍など、様々なソースから得られます。
②模擬面接を行う
模擬面接を積極的に行うことは、面接スキルを磨き、自信をつけるために有効です。友人や家族、キャリアセンターのスタッフなどに協力してもらい、実際の面接シチュエーションを再現した練習をすることがおすすめです。
模擬面接の際には姿勢、目のコンタクト、表情なども意識してください。受けたアドバイスを活かし、改善していくことで実際の面接での成果があがります。
また模擬面接が出来ない場合でも、自己紹介や志望動機、過去の経験に関する質問への回答を準備し、1人で練習しておくことが効果的です。
③業界・企業の選ぶ範囲を広げる
インターンシップの選考に際しては、自分の専門分野や興味に限定せず、さまざまな業界や企業に目を向けることが肝心です。新しい領域に挑戦することで、予期せぬ発見やチャンスを手に入れる可能性があるためです。
多種多様な業界や企業を探究することは、自分に最適なキャリアパスを見つけるのに役立ちます。そして、多くの選択肢の中からインターンシップを選ぶことは、将来の就職活動で有利な立場を確保するためにも重要です。
このような広い視野は、自分の可能性を最大限に引き出すためにも必要ですよ。
④OB・OG訪問をする
OB訪問は、業界や企業に関する貴重な情報源として効果的です。直接的な対話を通じて、先輩やOBの経験から企業文化、実際の仕事の内容、そして業界の詳細な情報を得られるためです。
OB・OG訪問は将来のキャリアパスを築く上で、重要な人脈を形成する機会にもなります。訪問の際は、適切な質問を事前に準備し、礼儀をもって行動することを意識しましょう。
このような機会を通じて、自分の将来に対する洞察を深め、最も自分にあった企業は何かを考えるきっかけを見つけていきましょう。
⑤ビジネスマナーを確認する
選考に不合格になる原因にもあったように、ビジネスマナーを確認することも、就活の際に重要になる対策方法です。面接官に対してポジティブな印象を与えるためには、基本的なビジネスマナーを今一度確認しておきましょう。
就活期間に身に着けたビジネスマナーは、インターンシップ期間中だけでなく、将来の職場生活においても役立ちます。時間がかかるため後回しにしていても、社会人として働いていくなかでいつかは身に着けることになるでしょう。
ビジネスマナーにかける時間が惜しい人は、数十年間役に立つ勉強だと考えてみて下さいね。
インターンに受からない時におすすめの切り替え方法
最後に、インターンに受からない時の切り替え方法を3つ紹介します。なかなか結果を受け止めきれない人は、ぜひ活用してみて下さいね。
- 失敗を活かす
- 人格を否定されたわけではない
- 他のイベントにも参加する
①失敗を活かす
インターンシップの選考で不合格になることは、決して失敗ではありません。面接の経験は結果に関わらず、貴重な学びの機会と捉えられます。
選考プロセスを通じて得られる知識・受け答えの経験・そして面接のフィードバックは、後の就活にも役立ちます。
失敗したと捉えるのではなく、不合格という結果を学びの場だったと捉え、次の選考に活かしていってくださいね。
②人格を否定されたわけではない
インターン選考で不合格となったとしても、それはあなたの人格を否定するものではありません。選考プロセスは限られた情報と時間の中で進行されるため、あなたの全てが上手に伝わっている訳ではないのです。
さらに、各企業が設ける選考基準は様々であり、一箇所での不適合が他の場所では逆に評価される可能性もあります。
自己批判に陥ることなく、自身の強みや改善すべき点を冷静に分析し、それを次の機会へと繋げてくださいね。どんな結果にも向き合って次回に活かす姿勢が、将来的に良い方向へと繋がっていくでしょう。
③他のイベントにも参加する
インターンの選考に落ちたとしても、その企業に絶対に就職できないと決まったわけではありません。企業は一年間を通して複数回のイベントを開くことが多いので、それらのイベントに積極的に参加してみて下さいね。
またイベントに参加せずとも、その企業についての理解を深める方法や、本選考に活かせる対策は沢山あります。本当に自分に適切な就職先であるかを考えつつ、本選考に備えて準備を進めていってくださいね。
インターンの選考に受からない学生は多い
インターンの選考に受からないことは、珍しいことではありません。インターンに参加するのにも選考があり、常に不安を抱えていることはどんな就活生も同じです。
選考結果に一喜一憂しすぎず、自分のことを最優先に考えて、無理のない範囲で就活を頑張ることが重要ですよ。次に何をやればいいのか分からないという人は、本記事の対策方法を参考にしてみて下さいね。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。