生命保険会社の志望動機の例文と書き方を解説!転職・インターン・新卒の例文あり
生命保険会社への就職活動において、採用担当者の心に響く志望動機をどのように作ればよいのか悩む志望者は少なくありません。
選考を突破するには、業界の特性への理解と、具体的かつ説得力のある志望動機が必要です。まずは生命保険業界の基本的な特徴から学びましょう。
今回の記事では、「生命保険業界の特徴」「求められる人材像」「高評価を得られる志望動機の作成方法」をまとめました。さらに、多くのヒントを得られる志望動機の例文や作成時の注意点も詳しく解説するので是非参考にしてください。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
生命保険業界とは

生命保険会社とは、保険加入者から保険料を集め、事故・怪我・病気のときに保険金を支払う仕組みを運営する企業です。生命保険業界の主なポイントについて、以下の表にまとめました。
主なポイント | 詳細 |
市場規模 | 32兆6,000億円 |
国内加入率 | 男性77.6%・女性81.5%・ 世帯単位89.2% |
扱う保険区分 | 生命保険固有分野(第一分野) ・第三分野(傷害保険・医療保険など) |
主要企業 | ・第一生命HD ・日本生命 ・明治安田生命 ・かんぽ生命保険 ・住友生命 |
課題 | ・低金利による運用難 ・人口減少による市場縮小 ・2035年問題 ・2025年問題 |
生命保険会社の主な収益は、保険加入者から集めた保険料収入と、集めた保険料を原資とする資産運用の2つから成り立っています。
今後、生命保険業界は人口の3分の1を高齢者が占める2035年問題や、団塊世代が死亡平均年齢に達する2025年問題へ対応しなければなりません。
また近年は、国内の市場縮小を補うべく、非保険分野への進出や海外展開、IT技術を活用した新たなビジネスモデルの構築に各社取り組んでいます。社会変化に応じた商品開発に注力し、持続可能な成長を目指しています。
参考:業界動向サーチ「生命保険業界の動向や現状、ランキングなどを解説」,公益財団法人 生命保険文化センター「生命保険に加入している人はどれくらい?」
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生命保険会社と損害保険会社の違い
似ているように思われる生命保険会社と損害保険会社ですが、保険の対象と保障内容に大きな違いが存在します。保険業法では生命保険会社が扱う保険を第一分野、損害保険会社が扱う保険を第二分野に分類しています。
生命保険は人の生命や健康を対象に保険を提供し、死亡時や入院時に一定額の保険金を支払う仕組みです。終身保険や定期保険などの死亡保障型商品、医療保険やがん保険などの医療保障型商品を主に取り扱っています。
一方、損害保険会社では自動車保険や火災保険など、物的損害を補償する商品をメインに提供しています。損害保険の場合、実際に発生した損害額に応じて保険金が支払われる実損払い方式を採用しているのが特徴です。
2001年からは第三分野(医療保険・がん保険・介護保険)で、両者による相互参入が認められました。生命保険会社は傷害保険、損害保険会社は医療保険の販売が可能となり、業界の垣根が徐々に低くなっています。
生命保険会社の種類
生命保険会社は大きく4つに分類され、それぞれの特徴や強みを活かした事業展開を行っています。生命保険業界における生命保険会社の分類を、以下の表にまとめました。
分類 | 特徴 | 代表的な企業 |
---|---|---|
大手 | 圧倒的な契約者数と 資産規模を保有 | ・日本生命 ・第一生命 ・明治安田生命 ・住友生命 |
中堅 | 安定した経営基盤で 独自の商品・サービスを提供 | ・ソニー生命 ・三井住友海上プライマリー生命 ・アクサ生命 ・FWD生命 |
カタカナ系 | 外資系または保険業界以外の 国内企業で、疾病関係商品・ 医療保障を中心に展開 | ・ソニー生命 ・プルデンシャル生命 ・オリックス生命 |
ネット系 | 2008年に誕生し、 インターネットを通じた 低コストでの商品提供を実現 | ・アクサダイレクト生命 ・ライフネット生命 |
近年では、生命保険会社の業態がさらに多様化し、デジタル技術を活用した新たなサービス展開も進んでいます。
特にコロナ禍以降は非対面での契約や保全手続きのニーズが高まり、既存の保険会社でもDXへの取り組みが加速しています。
生命保険業界で働く魅力

生命保険業界で働く魅力は、以下のとおりです。
共感できる魅力があれば自分なりの言葉で表現し、志望動機に取り入れましょう。
①顧客の人生に寄り添える仕事
生命保険業界では、顧客の人生に寄り添い長期的なサポートを提供できるため、人と深く関われるのが魅力のひとつです。
単なる保険の契約にとどまらず、ライフプランニング全般のアドバイザーとしての役割があり、家族構成や収入の変化に応じた保障内容の見直し、必要に応じて資産形成や相続対策など、総合的な提案が必要です。
保険商品は生活の一部として長期にわたり継続するため、顧客との関係も自然と長期化します。担当者が顧客の成長や変化に寄り添い続けると、家族ぐるみのお付き合いに発展するケースも珍しくありません。
結婚・出産・子どもの入学・進学など節目となるライフイベントに関わりながら、一人ひとりにあった提案で安心を届けられますよ。
②幅広い知識とスキルを習得
生命保険業界では保険商品の知識だけでなく、金融・税務・社会保障など多岐にわたる専門知識の体系的な習得が可能です。
ファイナンシャルプランナーやアクチュアリーなどの資格取得にも挑戦でき、コミュニケーション能力からマネジメント能力まで、保険業界で必要とされるスキルを幅広く身につけられます。
さらに、顧客からの相談・リスク分析・資産運用のアドバイスなどのコンサルティングスキルが習得できるのも魅力です。
生命保険業界は、定期的な研修やセミナーを通じて最新の知識やスキルを継続的に学べる機会が豊富です。保険商品の企画・開発からリスク管理まで、業務を通じてビジネスパーソンとして必要な能力を習熟できますよ。
③安定した経営基盤
生命保険会社は、定期的な保険料収入により安定した収益基盤を持つため、倒産リスクが低いのも魅力的なポイントです。
生命保険会社は、生命保険の保有契約高の規模が大きいほど基礎利益が大きくなり、収益基盤が安定します。
徹底したリスク管理と適切なガバナンス機能を発揮し、財務の健全性を持続的に確保する体制を整えているため、リーマンショックがおきた2008年に破綻した大和生命以降は、生命保険会社の破綻は報告されていません。
参考:朝日新聞「大和生命保険が自力再建を断念 7年ぶり生保破綻」
④社会基盤としての役割・やりがい
生命保険業界は社会保障の一翼を担い、年間19兆円の保険金などの支払いを通じて国民生活に貢献するやりがいのある仕事です。
生命保険会社では保険商品の提供だけでなく、健康増進や生活習慣のコンサルティングなど予防的な取り組みも推進しています。
生命保険は、死亡・病気リスクや老後に備える、人々の暮らしと社会を支えるのにかかせないサービスです。世帯単位の加入率は約9割に達し、下水道や都市ガスの普及率を上回る社会インフラとして機能しています。
また、機関投資家として日本企業の成長や世界経済の発展に大きく貢献しているのが特徴です。環境に配慮した投資判断など、持続可能な社会の実現に向けた取り組みも生命保険業界の重要な使命です。
参考:生命保険協会「新型コロナウイルス感染症に関する生命保険会社の対応について(2020年4月17日)」
生命保険業界の主な職種と求められる能力

生命保険業界の主な職種と求められる能力は、以下のとおりです。
生命保険業界の各職種で必要とされる能力を理解し、自身の適性や強みを活かせる職種を選択して応募準備を進めましょう。
「自分の強みが分からない…本当にこの強みで良いのだろうか…」と、自分らしい強みが見つからず不安な方もいますよね。
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①【営業職】 コミュニケーション力・提案力
生命保険会社の営業職では、対話を通じて顧客ニーズを正確に把握し、最適な商品を提案できるコミュニケーション力が必須です。
営業職では商品知識や専門知識以上に、顧客の立場に立って寄り添い、共感できる力が重要です。顧客の事情をリラックスした雰囲気で聞き出し、ライフステージや将来の目標にあった商品を提案しなければなりません。
加えて、専門用語を避け、顧客にとってわかりやすい言葉で説明する表現力も大切なスキルです。保険商品は複雑な契約条件や用語が多く含まれるため、理解しやすい説明方法を工夫する必要があります。
②【事務職】PCスキル・正確性
事務職では、契約書類の確認やデータ入力など多岐にわたる業務を正確かつ迅速に処理する能力が必須です。システムへの大量データ入力やミスのない書類作成のためには、高いPCスキルと正確性が求められます。
保険商品は種類が多く、適用範囲もさまざまであるため、商品知識や関連する法律への理解もかかせません。商品改定や法律改正などの最新情報をつねにアップデートし続ける必要があり、高い学習意欲も求められます。
生命保険会社の事務職は単なる処理業務にとどまらず、業務効率化や品質向上に向けた提案も期待されています。デジタル化が進むなか、AIを活用した業務改善に取り組み、生産性向上に貢献するのも大切な業務です。
③【商品開発】マーケティング力・分析力
生命保険会社の商品開発職では市場ニーズを的確に捉え、保険商品を企画・設計できるマーケティング力と分析力が必須です。
マーケティングでは市場動向や潜在ニーズの把握が必要なため、データ分析力とイノベーティブな発想力が成果を左右します。その他、商品開発に求められる主な能力を以下の表にまとめました。
商品開発に 求められる能力 | 具体的な内容 |
---|---|
業界理解力 | 保険特有の商習慣、規制、 技術標準、流通構造への深い知識 |
分析力 | ・競合他社の商品戦略、技術動向の把握 ・市場調査・顧客データの分析 |
協働能力 | マーケティング部門、営業部門、 法務部門との連携 |
マーケティング力 | ・顧客の心理、価値観、人生の節目の理解 ・データ分析の知見を活用した 商品企画、顧客コミュニケーション |
商品開発の成功には、アイデア創出から発売開始までの開発期間を短縮する効率化や生産性向上も重要で、業務を迅速に進める実行力も欠かせない能力となっています。
参考:RGA「生命保険商品の開発、イノベーション、および最適化」
④【リスク管理】データ分析・判断力
リスク管理職では、保険契約のリスクを適切に評価できる分析力と判断力が必要です。多数の契約者の保険金支払い状況や市場変動などの膨大なデータを分析し、適切な判断を下す実務能力が経営を支えているためです。
リスク管理に求められる主な能力は、以下の表のとおりです。
リスク管理に 求められる能力 | 具体的な内容 |
---|---|
データ分析力 | ・過去の統計データ・市場動向の分析 ・年齢、健康状態、生活習慣からのリスク予測 |
技術力 | ・ビッグデータ、IoTの情報統合分析 ・AIを活用した保険料設定 |
市場分析力 | ・経済や社会動向の把握 ・新たなリスク要因の早期察知 |
統合リスク管理力 | ・信用リスク、市場リスク、 オペレーショナルリスクの計測と対策検討 |
判断力 | ・データに基づく保険料設定や 保険引受査定の透明性・公平性の確保 |
生命保険会社の志望動機を作成するときの重要ポイント

生命保険会社の志望動機を作成するときの重要ポイントは、以下のとおりです。
- 業界・企業研究に基づいて理解を深める
- 自己分析で自分の強みと企業のニーズとの接点を見つける
- 抽象的な表現は避けて具体性をもたせる
- なぜ損害保険ではなく生命保険なのか明確にする
- 推敲を重ねてブラッシュアップする
生命保険会社の志望動機作成では業界理解と自己分析を深め、具体的な経験や考えに基づいた説得力ある内容を目指しましょう。
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①業界・企業研究に基づいて理解を深める
志望動機を作成するときには、生命保険業界全体の動向と志望企業の特徴を十分に理解しておきましょう。業界の課題や市場動向を踏まえて志望企業の独自性や強みに言及できると、熱意や理解度の深さが伝わります。
保険商品のラインナップ・販売チャネル・デジタル戦略・SDGsへの取り組みなどが、具体的な調査項目です。企業の経営理念や中期経営計画にも目を通し、将来のビジョンや成長戦略についても理解しておきましょう。
業界・企業研究には、以下の手法を活用するのが効果的です。
方法 | 内容 |
---|---|
業界レポート・ 業界誌の分析 | 生命保険業界全体の市場動向、 成長率、課題などを把握 |
企業のIR資料・ 決算書の確認 | 売上、利益、契約者数、 商品戦略などを分析 |
競合比較 | 主要生命保険会社の 強み・弱みを分析 |
SNS・ 公式発信の分析 | 企業のブランド戦略や 広報活動を分析 |
業界セミナー・ イベント参加 | 専門家や業界人の生の声を聞く |
②自己分析で自分の強みと企業のニーズとの接点を見つける
志望動機では、自己分析を通じて明確になった強みと、企業が求める人材像との接点を見出すことが重要です。求められる人材像に対して自分の強みを効果的に関連づければ、有用な人材だとアピールできるためです。
自己分析で強みを見つけるには、以下の表の手法を試してみましょう。
手法 | 概要 |
---|---|
自分史 | これまでの人生を時系列で整理し、 価値観やターニングポイントを分析 |
Will・Can・Must分析 | やりたいこと・できること・ すべきことを3つの観点で整理 |
マインドマップ | ひとつのテーマから思考を 放射状に広げて整理 |
SWOT分析 | 強み・弱み・機会・脅威の 4つの視点で分析 |
採用担当者に好印象を与えるためにも自分の価値を正確に理解し、企業のニーズと結びつけて表現できるよう準備を進めましょう。
自分1人での自己分析に不安がある方は、就活のプロと一緒に自己分析をしてみませんか?あなたらしい長所や強みが見つかり、就活がより楽になりますよ。
③抽象的な表現は避けて具体性をもたせる
志望動機では、具体的な経験や数値を用いて説得力のある表現を心がける必要があります。また、単に活動内容を述べるのではなく、得られた気づきや学びを明確に示しましょう。
例えば、アルバイトの接客経験なら「顧客の潜在ニーズを引き出し、最適な提案ができるようになった」などの表現が効果的です。
加えて、業界・企業分析で得た数値やデータを活用できるとさらに効果的です。例えば、「生命保険の加入率が約9割に達している」といった具体的な数字を用いれば、業界理解の深さを示せます。
④なぜ損害保険ではなく生命保険なのか明確にする
志望動機では、損害保険との違いを明確に示し、生命保険を選んだ理由を具体的に説明する必要があります。
生命保険・損害保険それぞれの特性を理解していると印象付けられれば、生命保険である必然性を伝えられます。以下の表のポイントをヒント考えてみましょう。
観点 | 生命保険に着目するポイント |
---|---|
顧客との関係性 | ・長期的な人生設計に寄り添う ・一生涯の付き合いになる |
商品特性 | 老後の生活、病気、介護など 人生の節目にあわせた保障設計が可能 |
社会的意義 | ・社会保障制度の補完 ・世帯収入の保障 ・遺族への経済的支援 |
市場の将来性 | 高齢化社会における 保障ニーズの多様化・拡大 |
なぜ生命保険業界で働きたいのかを明確に示し、採用担当者に業界理解度と本気度を伝えて好印象を勝ち取りましょう。
⑤推敲を重ねてブラッシュアップする
最初の文章を完成形とせず、何度も推敲を重ねて志望動機の内容を磨き上げてクオリティを高め、説得力のある志望動機に仕上げてください。
なぜ生命保険業界なのか・なぜその企業を選んだのか・業界理解の深さ・入社後の具体的なビジョンなどが伝わる内容になっているかがチェックポイントです。
採用担当者は数多くの志望動機を読むため、読みにくい文章・曖昧な表現が多い文章は読み流されてしまします。印象に残る志望動機にするため、しっかりと作り込みましょう。
生命保険会社の志望動機を作成するときの注意点

生命保険会社の志望動機を作成するときの注意点は、以下のとおりです。
作成前に注意点に目を通し、採用担当者にポジティブなイメージを与える魅力的な志望動機に仕上げましょう。
①志望動機に一貫性・論理性をもたせる
一貫した論理展開で説得力のある志望動機を組み立てると、採用担当者に強い印象を残せます。内容がブレず矛盾なく伝える表現力は、高評価に繋がりますよ。
志望動機の一貫性を保つには、業界選択の理由から将来のビジョンまで、一本の軸で繋がっていなければなりません。
面接で掘り下げた質問を受けても的確に応答できるよう、志望した背景にある経験や考えを十分に整理しておきましょう。
②待遇面のみへの言及は避ける
給与や福利厚生などの待遇面だけを理由にした志望動機は、マイナス評価に繋がってしまう危険性があります。
給与や福利厚生に焦点を当てると、「仕事への意欲が低い」「条件面しか見ていない」など、誠実さにかける印象を与えかねません。
加えて、より良い条件の企業が現れたときに早期退職する可能性が高いと判断され、採用に悪影響をおよぼす可能性があります。
生命保険会社の志望動機では、業界・企業・仕事に対する熱意や本気度を積極的にアピールしましょう。
③盛りすぎや虚偽に注意する
志望動機で自己アピールのために内容を過度に盛りすぎたり、虚偽の情報を含めたりする行為は厳に慎んでください。
面接では志望動機に関する深掘り質問が必ず行われ、表面的な話や作り話はすぐに見抜かれてしまいます。
例えば、「昔から御社の商品が好きでした」という志望動機について深掘りされたとき、曖昧な回答しか返せないと信頼を失います。また、仮に内定を獲得できたとしても、入社後に表面化する危険性もあります。
志望動機は、誠実で虚偽のない内容にするのが大切です。
生命保険会社における志望動機の効果的な構成

以下は、志望動機の効果的な構成の一例です。
志望動機の作成時は結論・具体的な経験・将来展望まで一貫性を持たせ、論理的で説得力ある内容を目指しましょう。
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①結論ファースト
志望動機の構成では最初に志望理由を明確に示し、その後に具体的な説明を展開する結論ファースト形式がもっとも効果的です。
結論ファーストの構成は志望者の意図が明確に伝わり、採用担当者が内容を理解しやすくなるからです。
また、結論を先に示すアプローチは採用担当者の興味を惹き、その後の具体的な説明をより効果的に伝える力を持ちます。
冒頭で志望動機と企業の取り組みや強みを結びつけ、60文字程度でわかりやすく自分の志望動機を提示しましょう。
②生命保険業界に興味を持ったきっかけ
冒頭で志望動機の結論部分を提示したら、次は生命保険業界に興味を持ったきっかけを伝えましょう。自分の体験から生まれた生命保険業界への関心をエピソードとして示せば、採用担当者への印象を強められるからです。
たとえば、以下の表のようなきっかけをヒントに自分の過去を深堀りしましょう。
きっかけの種類 | 具体的な内容 |
---|---|
個人的な経験 | 家族の入院・病気の経験から 保険の重要性を実感した |
学術的な観点 | 大学で3大疾病と労働力の 関係性を研究していた |
就活のプロセス | インターンシップ、 OB訪問を通じて魅力を感じた |
③志望企業を選んだ理由
次に、志望企業の独自の強みや特徴に基づいた選択理由を提示しましょう。
複数社を比較検討し、志望企業を選んだ理由を具体的な根拠とともに示すことで、説得力が増します。商品特性・経営方針・企業文化などを徹底的に調査し、自分の価値観との一致点を探してみましょう。
また、志望企業の選択理由では、インターンシップやOB・OG訪問で得た情報も有効です。社員の働き方や企業文化について触れれば、志望企業でしか得られない経験や成長機会への期待を示せます。
④自分の強みと入社後のビジョン
志望動機の締めくくりでは、自分の強みを活かした入社後の展望を明確に伝えましょう。自身の経験から培われた独自の強みと、志望企業での具体的な活躍イメージを関連づけて描写すると、期待感を高められます。
入社後のビジョンでは、「幅広い年代の方が安心を感じられる保険商品を開発したい」などの具体的な目標設定が重要です。
さらに、「前職での営業経験を活かして最適な保険を提供する」など、実践的な経験と将来の展望を結びつけると説得力が増しますよ。
商品の企画から実現まで責任を持って取り組む姿勢や、多くのお客様の信頼を得られるよう努力する意欲を、自分なりの表現で伝えましょう。
生命保険会社の履歴書・ESに記入する志望動機の例文

生命保険会社の履歴書・ESに記入する志望動機の例文は、以下のとおりです。
履歴書・エントリーシートに記載する志望動機の参考として、自分の状況に近い例文からヒントを得ましょう。
また、志望動機がそもそも書けずに困っている人は、就活マガジンの志望動機テンプレを試してみてください!まずはサクッと作成して、悩む時間を減らしましょう。
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赤ペンESを徹底解説!エントリーシート無料添削サービスとは
①【志望職種別】事務職志望
今回の例文は、「生命保険会社の履歴書・ESに記入する志望動機の例文|事務職」をテーマにしています。
保険業界の特性と事務職の役割を理解し、自身の経験や特性とどのように結びつけていくかが重要です。
【結論】 人の人生に寄り添い、安心を届ける仕事に携わりたいと考え、生命保険業界を志望しています。中でも、 |
添削コメント|自分の特性を活かして貢献する意欲は伝わりますが、自分がどのような特性を持ち、それが事務職にどう活かせるのかが不明確でした。改善後は具体的な行動特性を提示し、職種との相性を説得力のある形で表現しています。 |
【根拠となるエピソード】 |
添削コメント|元の文章では「不安が軽減された」など抽象的表現に留まり、生命保険との関連性が弱くなっていました。改善後は「医療費をまかなえた」「精神的にも救われた」といった具体的な状況が描写されています。 |
【エピソード詳細】 |
添削コメント|「安心が提供される」という表現は抽象的すぎて、どのような気づきがあったのかが伝わりづらい表現でした。改善後は、保険の「支える機能」に焦点を当て、志望動機に繋がる納得感を高めています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は「お客さま第一主義」の理念を掲げ、 |
添削コメント|「定評がある」は根拠が弱く、志望動機が使い回しに見えやすいため、企業独自の取り組みに言及し、企業研究の深さと志望度の高さを表現しました。 |
【入社後】 入社後は保険制度や契約内容に関する知識を深め、 |
添削コメント|「信頼構築」「柔軟に遂行」など抽象的な表現が目立ち、何をするかが見えませんでした。改善後は、実際の業務に直結する「情報連携」「書類処理」などの具体行動を明示し、評価されやすい内容に整えています。 |
【NGポイント】
全体的に企業に対する理解や関心が浅く見える表現があり、他社と差別化できるような記述が不足していました。また、経験や思いが感情的に終始し、実務とつながる視点が不足していました。
【添削内容】
「どのように支えられたのか」「どんな特性を持っているのか」など、読者が情景をイメージしやすいように構成を見直しました。また、家族の経験から得た生命保険への関心を、事務職での具体的貢献へとつなげました。
【どう変わった?】
志望動機に一貫性が生まれ、行動と動機の関係性が明確になったことで説得力が増しました。企業の理念と自身の価値観の一致も明示されたことで、志望動機としての完成度も高まっています。
・志望職種で活かせる特性もアピールする ・エピソードに具体性を持たせる ・根拠のある「志望先の魅力」を明確に示す |
②【志望職種別】営業職志望
本例文では、生命保険業界の中でも営業職を志望する際の志望理由を伝えています。
志望動機を作成する際は、「なぜ生命保険業界なのか」「なぜ営業職か」が明確に伝わるようにしましょう。
【結論】 人の人生に長く寄り添い、 |
添削コメント|「将来への安心」は抽象的かつ汎用性が高く、他業界でも使い回せる表現でした。「人生設計に深く関われる」という具体的な関与の視点を取り入れ、営業職としての意欲が伝わる内容へと改善しました。 |
【根拠となるエピソード】 きっかけは、祖父が病気を患った際に保険の手厚い保障によって家族が安心できた経験です。 |
添削コメント|「保険の価値を実感した」は主観的な感想に留まり、読み手の共感を得にくい表現でした。そこで、保障が家計や治療に具体的に与えた影響を描写し、志望動機の納得感を高めました。 |
【エピソード詳細】 大学では、飲食店でのアルバイト経験を通して、さまざまなお客様と関わり、一人ひとりに合った対応を心がけてきました。特に、常連のお客様に名前を覚えていただき「あなたがいると安心する」と言っていただけた |
添削コメント|「信頼してもらえると感じた」という主観的な言い回しは説得力に欠け、営業職との関連も弱い状態でした。そのため、営業職に求められる信頼構築力を強調する形で、第三者視点を交えた記述に整えました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は「人を想う心」を大切にしており、保障を通じてお客様と長期的な信頼関係を築く姿勢に共感しています。 |
添削コメント|「全国に営業拠点がある」は他社にも共通する情報で差別化に欠けました。企業の具体的な特徴やサービス内容を挙げることで、なぜその企業を選んだのかが伝わる内容に修正しています。 |
【入社後】 入社後は、お客様一人ひとりの人生設計に寄り添いながら最適な保障を提案し、信頼される営業を目指します。 |
添削コメント|この一文は、企業側が求める人物像に合致しており、営業としての将来像が明確に描かれています。抽象的すぎず、かつ具体的な行動意欲が表れており、評価されるポイントです。 |
【NGポイント】
「将来への安心」など抽象的で汎用的な表現が多く、なぜ営業職を選んだのか、また自身の経験がどう活かせるのかが具体的に伝わりづらい内容でした。業界理解や職種適性の裏づけも弱い印象でした。
【添削内容】
保障の価値を実感した経験を、営業職として「信頼を築く」行動へとつなげ、顧客対応経験を交えて営業適性を強調しました。企業のサービス内容にも言及し、志望理由に独自性と説得力を持たせました。
【どう変わった?】
自身の経験が職種選択につながる納得感ある構成となり、営業職として活かせる具体的スキルや価値観が明確になりました。企業理解も深まり、志望度の高さと実行力が伝わる内容に仕上がりました。
・感情表現に根拠を持たせる ・他社と被りにくい「志望先の特徴」を挙げる ・職種理解を具体的に伝える |
③【ケース別】同業他社への転職者
本例文は、同業の損保からの転職を希望する方を想定した、生命保険業界の志望動機です。
生命保険業界への転職を考える際は、業界特有の「長期視点」や「人生設計の支援」といったキーワードが軸になるため、志望動機にも取り入れてみてください。
【結論】 |
添削コメント|「人の人生に寄り添う」などの表現は同業界の志望理由として多く使われるため、生命保険の本質である「不確実性への経済的備え」への理解と、その社会的役割への共感を示し、動機の具体性と説得力を高めました。 |
【根拠となるエピソード】 前職で損害保険会社にて営業を経験する中で、お客様から「万が一のときに家族を守れる安心が欲しい」との声を |
添削コメント|「多く」という言葉を「継続的に」とすることで日常的な気づきとしての深みが増し、日々の顧客接点から志望動機が生まれたことの納得感が高まります。 |
【エピソード詳細】 実際にご提案した火災保険を通じて、被災後に経済的負担を最小限に抑えることができたご家族から感謝の言葉をいただいた経験があります。 |
添削コメント|「安心を届ける意義を実感した」は感情のみに依拠しており、論理性に欠けるため、「損保と生保の違いに気づき、転職動機へとつながった」という因果関係を補足し、【損保→生保】というテーマ性に明確な理由づけをしています。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|汎用的な「多角的サービス」という表現では他社との差別化ができません。具体的に企業が力を入れている事業領域を挙げることで、「なぜ貴社か」という問いに明確に答え、好印象になるよう修正しました。 |
【入社後】 入社後は、これまでの提案力を活かしながら、 |
添削コメント|「価値観に寄り添う」といった言葉は、選考ではよく見かける表現のため印象に残りにくい傾向があります。修正後は具体的な行動や提案内容を含めた表現に置き換え、入社後の活躍イメージを明確にしました。 |
【NGポイント】
前職での経験を持ちながら、他者と被りやすいテンプレート的な表現が目立っていました。また、企業の取り組みを具体的に挙げず、「共感しています」だけで終わっていた点は志望の説得力を弱めていました。
【添削内容】
生命保険業界の特性を踏まえて、「不確実性への備え」や「長期的な人生設計の支援」といったキーワードを軸に再構成しました。また、企業の特徴や自身の経験を具体的に結びつけることで、志望理由の深さを強化しています。
【どう変わった?】
業界理解と経験の接続が明確になり、差別化ができました。企業視点でも「なぜ転職したいのか」「なぜ当社なのか」という点に明確な答えが示されており、納得感ある志望動機に仕上がっています。
・転職理由に納得感のある根拠を持たせる ・企業が特に力を入れている事業に言及する ・徹底した顧客視点をアピールする |
④【ケース別】インターンシップ希望者
ここでは、生命保険業界のインターンシップに参加したい就活生向けに志望動機を紹介します。
志望動機に説得力を持たせるためには、業界特有の「安心・将来設計・寄り添い」といったキーワードを具体的な体験と結びつけて書くことが重要です。
【結論】 人の人生に深く関わり、不安を軽減できる点に魅力を感じ、生命保険業界に強い関心を持つようになりました。生命保険は万が一に備えることで人々の安心を支える存在であり、その役割に魅力を感じています。 |
添削コメント|元の文章でも業界への関心は示していますが、一文では他業界でも通用する汎用的な内容になっていたため、より「生命保険業界」への志望度が伝わるように追記しました。 |
【根拠となるエピソード】 きっかけは、高校時代に祖父が亡くなった際、生命保険の給付によって家族が |
添削コメント|「救われた」という表現は抽象的でイメージしづらいため、生命保険によってどのような変化が起こったのかを具体的に表現しました。生活の見通しが立ったという点に焦点を当てています。 |
【エピソード詳細】 当時、突然の出来事に動揺する中、保険の担当者の方が丁寧に対応し、 |
添削コメント|「不安を取り除いた」という表現も抽象的で説得力に欠けるため、担当者が行った具体的なサポート内容に置き換えました。これにより「人に寄り添う姿勢」をより明確に伝えられ、志望動機の根拠としての納得感が増します。 |
【企業を選んだ理由】 説明会やインターンシップ情報を通じて、貴社が「お客様本位」の姿勢を大切にし、保障だけでなく人生設計まで伴走している点に共感しました。 |
添削コメント|「社員の人柄」「社風」は汎用的で、どの企業にも当てはまりやすく差別化が難しい要素です。代わりに「ライフプランナー」という職種の特徴を具体的に取り上げ、インターン参加者として企業理解の深さを示しました。 |
【入社後】 インターンシップでは、実際の業務を通じてお客様との信頼関係の築き方を学びたいと考えています。 |
添削コメント|インターンシップという文脈を踏まえ、ライフプラン支援という具体的な業務内容と結びつけることで、企業側に志望職種への理解と適性をより伝えられるようにしました。 |
【NGポイント】
業界への関心は伝わるものの、生命保険業界特有の魅力や自身の経験との関連性が浅い印象がありました。特に「関心を持った」「救われた」などの汎用表現が見られ、説得力に欠ける印象を与えていました。
【添削内容】
家族の経験から生命保険の役割に対する具体的な理解を深めたことを起点に、担当者の丁寧な対応に感銘を受けた経験を追加し、さらに人に寄り添う姿勢を重視する理由を明確化しました。
【どう変わった?】
保険の意義や業界への興味が、経験に基づいた具体的な内容として伝わるようになり、志望理由に深みが生まれました。インターン参加目的と将来像のつながりも明確になり、主体性のある内容に仕上がりました。
・オリジナリティのある表現を用いる ・「お客様視点」を大事にする姿勢を明確に示す ・具体的な事例で志望職種の理解をアピールする |
⑤【ケース別】新卒
生命保険業界の商品開発職を志望する新卒学生の志望動機例文です。
志望理由の背景には実体験を用い、企業選びの根拠や入社後の展望までを一貫性ある流れで構成することが重要です。
【結論】 お客様の人生に寄り添う商品を自らの手で形にしたいという思いから、生命保険業界の中でも |
添削コメント|時代背景に触れつつ「どんな商品をどのように作りたいのか」を明示することで、業界研究と職種理解の深さを伝えました。「どんな貢献がしたいのか」を具体的に語ることが評価につながります。 |
【根拠となるエピソード】 私が生命保険に関心を持ったきっかけは、幼少期に父が大病を患い、 |
添削コメント|「感謝した経験」は感情的なので、改善文では「家族の生活を守る手段」と言い換えました。保険の役割を客観的に捉えた点が評価されます。 |
【エピソード詳細】 当時、治療費や生活費の不安を抱える中で、父の加入していた生命保険によって家族が |
添削コメント|「支えられた」や「価値を感じた」といった言葉ではなく、実際にどんな変化があったかを具体的に記すことで、体験のリアリティと説得力が生まれます。 |
【企業を選んだ理由】 その中でも |
添削コメント|「理念に共感」は就活生によく見られる表現ですが、改善では、企業の実際の取り組みに言及し、なぜそこに魅力を感じるのかを具体的に語っています。 |
【入社後】 入社後は、利用者目線を大切にしながら、 |
添削コメント|「新しいライフスタイルに寄り添う」は抽象的なので、社会背景に言及することで現実味が増し、どのような課題に挑みたいかが明確になります。入社後のビジョンには、時代性や課題意識を含めると説得力が上がります。 |
【NGポイント】
「寄り添う商品を作りたい」という想いはあるものの、どんな商品をどう作るのかが不明確で、企業や職種への理解が浅く見える構成でした。また、経験の描写の説明が浅く、説得力に欠けていました。
【添削内容】
自身の原体験から生命保険の価値を具体的に捉えたうえで、商品開発職で実現したいことを明示しました。企業の開発方針への共感や社会背景にも触れることで、志望理由とキャリアビジョンに一貫性を持たせています。
【どう変わった?】
経験からの気づきを客観的に描写し、業界と職種への適性と熱意が具体的に伝わる内容となりました。企業の取り組みと志望者の思いを接続する構成により、志望動機の説得力と独自性が大きく向上しました。
・「この業界・この職種だからできること」を示す ・生命保険ならではの価値に言及する ・入社後の展望に社会性を伝える |
⑥【ケース別】未経験での転職希望者
ここでは、前職で生命保険に携わっておらず、未経験ながらも転職を希望する人向けの志望動機を紹介しています。
自分の原体験をもとに、どのような価値観の変化や行動の意志が生まれたのかを丁寧に伝えましょう。
【結論】 人の人生に長期的に寄り添い、 |
添削コメント|「安心を支える仕事に魅力を感じ」は抽象的な感情表現であり、なぜその業界に魅力を感じたのかが伝わりにくい点が問題です。生命保険の社会的役割である「将来への備え」という具体的な要素を加えることで、業界への関心が明確になりました。 |
【根拠となるエピソード】 前職でお客様対応を行う中で、 |
添削コメント|「多く」「不安」など主観的・抽象的な表現は説得力に欠けます。改善後は実際の相談内容を具体的に記述し、未経験者でも保険業界に関心を持ったリアルな接点が伝わるようにしました。日常業務からの気づきという自然な流れも好印象です。 |
【エピソード詳細】 前職は通信機器の販売職でしたが、 |
添削コメント|頻出の「よく耳にしました」や「不安を軽くできる仕事につきたい」は曖昧な表現であり、面接官に印象が残りにくくなります。改善後は印象的な会話の具体化と、自分の思考の変化を明確にしています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は保障内容だけでなく、 |
添削コメント|「信頼関係づくり」はよくある表現で、企業ごとの違いが見えないため、「地域に根ざした対応」という企業の姿勢を取り入れたことで、企業研究を行っていることを伝えています。 |
【入社後】 入社後は保険の知識と提案力を磨き、 |
添削コメント|「寄り添える営業担当」は抽象的で行動のイメージが湧きにくいため、営業職としての具体的なアクション(ヒアリング・提案)を加えることで、読んだ人が入社後の活躍を想像しやすくなりました。 |
【NGポイント】
「安心を支える仕事に魅力を感じた」という抽象的な表現が多く、生命保険業界を選んだ具体的な理由や前職とのつながりが不明確で、転職理由としての説得力に欠けていました。
【添削内容】
前職で実際に接したお客様の「老後への不安」や「備えたい」という声を起点に、保険の社会的役割に関心を持った経緯を明確化しました。企業理解や営業職としての行動も具体化することで志望理由に一貫性を持たせています。
【どう変わった?】
お客様との具体的なやりとりや自分の気づきを通じて業界を志望する動機がリアルに伝わるようになりました。また、営業職での目標も具体化され、実行力と成長意欲が感じられる内容に仕上がっています。
・動機に具体性を持たせる ・他社と差別化できる「志望先選びの理由」を示す ・入社後のビジョンは行動ベースで書く |
好印象を与える志望動機で生命保険会社の採用を目指そう!
安定した経営基盤と社会保障の一翼を担う生命保険業界は、顧客の人生に寄り添いながら幅広いスキルを得られるのが魅力です。
志望動機作成では、採用担当者の心に響く具体的な経験や熱意を伝えられる表現が重要です。説得力を持たせるために、興味をもったきっかけから将来のビジョンまで、一貫性のある論理的な展開を意識しましょう。
業界や企業への理解の深さと、入社後の具体的なビジョンを示すと、高評価につながりますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。