企業理念に共感した志望動機の作り方|作成ステップ・例文も紹介
「志望動機は企業理念に共感したからだけど、どう書けばいいか分からない。」と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
本記事では、企業理念に共感した志望動機の作成ステップ・例文などを紹介します。志望動機が書けず前に進めていない方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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記事の監修者
人事 鈴木
新卒でベンチャー企業で求人広告の新規営業を経験 入社半年でテレアポ獲得数社内1位。新卒売り上げ1位を獲得。 その後Cmind groupの人事部に入社し、新卒採用を担当。 現在は学生の面談だけではなく採用戦略や広報にも携わっている。
記事の監修者
吉田
新卒で株式会社C-mindに入社後、キャリアアドバイザーとして累計1000人以上の就活生との面談を経験。就活時代も大手からベンチャーまで様々な業界・職種を見てきた経験から、幅広い視点でのサポートを得意とする。プロフィール詳細
企業理念の意味|バリュー・経営理念も解説
企業理念とは、企業が最も大切にしている価値観や考え方のことを指します。つまり、「企業が存在する理由」や「どのような事業を展開していきたいのか」といった、企業の存在意義や方向性を示すものです。
企業理念は、外部に対してブランドイメージを作り出す役割があります。一方で社内においては、意思決定の判断基準となり、明確化を図る働きがありますよ。
似た言葉に「経営理念」や「バリュー」がありますが、それぞれ別の意味を持ちます。経営理念は経営者個人が最も重視する価値観のことで、バリューとは企業にしか生み出せない価値のこと。
企業理念は企業の価値観を表すのに対し、経営理念は経営者個人の価値観を表します。またバリューは、企業理念を構成する要素の1つに過ぎません。
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さらに、本記事の後半では実際に、「企業理念に共感した」というテーマの志望動機を添削しています!
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企業理念に共感した志望動機はどう評価される?

では、企業理念に共感した志望動機は一体どのように評価されるのでしょうか。ここでは、評価されるポイントを2つ紹介します。
- 企業が求める人物像と合致するポイント
- 企業理念への共感から志望度の高さを伺う
①企業が求める人物像と合致するポイント
エントリーシートや面接では、企業が求める人物像と価値観がマッチしていることを示すことが大切。
なぜなら企業理念には、その会社が最も大切にしている価値観が明確に表れているからです。
企業の理念と自分の信条が合致していると伝えられれば、採用担当者から「この人は我が社が求める人材だ」と高く評価されるはずですよ。価値観の合致が伺えれば、エントリーシートや面接での合格率が高まることでしょう。
②企業理念への共感から志望度の高さを伺う
企業理念に共感していることを上手く伝えれば、その企業への強い関心や熱意が滲み出ます。
企業理念をしっかりと理解した上で共感を示せる人材は、採用担当者から「この人なら会社に熱心に貢献してくれるだろう」と高く評価される傾向にあります。
そのため、志望企業の企業理念を事前に入念に調べ、どのような考え方に基づいて活動しているのかを把握した上で、「この企業に強く惹かれている」ということを力強くアピールすべきです。
【4STEP】企業理念に共感した志望動機の作成方法

ではここで、企業理念に共感した志望動機の作成方法を4つステップで紹介します。
- 企業理念を調べる
- 企業理念に基づいた事業内容を調査
- 企業理念に合う経験エピソードを用いる
- 入社後にどう活躍するのかを述べる
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①企業理念を調べる
まずは、企業理念について詳しく調べましょう。企業理念は各社の採用サイトに必ず掲載されているので、簡単に確認できますよ。
多くの場合、企業理念は一言で表された簡潔なものが多く、言葉を覚えるのは難しくありません。そして、より深い理解を得るためには、なぜその企業理念が掲げられているのか、背景や経緯も併せて調べる必要がありますよ。
企業理念には、その会社の価値観や存在意義が凝縮されています。企業がどのような想いを込めてその言葉を選んだのかを探ることで、志望動機に説得力を持たせられるはずです。
②企業理念に基づいた事業内容を調査
企業理念を把握した次のステップは、その企業理念に基づいた事業内容を調べることです。
企業の事業は基本的に企業理念が根底にあるもの。企業理念と事業内容の関係性を理解しておけば、面接で深く問われた際にも、志望の強さをしっかりとアピールできるはずです。
単に事業内容を覚えるだけでなく、その基礎にある理念は何なのかを考えながら調査することで、より深い企業研究ができます。
企業の価値観がどのように事業に反映されているのかを理解できれば、熱意を伝えやすくなるでしょう。
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③企業理念に合う経験エピソードを用いる
企業理念や事業内容を入念に調査した後は、その企業理念に共感できる自分自身のエピソードを選定しましょう。
たとえ企業理念をしっかりと把握できても、自分の価値観との共通点を示せなければ、志望動機としての意味がないからです。
志望動機に説得力を持たせるためには、あなた自身のエピソードを提示し、企業との親和性の高さをアピールする必要があります。自分を振り返り、企業の価値観との合致を示せるようなエピソードを見つけましょう。
④入社後にどう活躍するのかを述べる
企業理念に共感しただけではなく、その価値観を持って入社後どう活躍するのかを明確にしてください。
志望動機は、ただ企業の価値観に共感しただけでは他の就活生の差がつけられず、さらに自分の魅力をアピールしきれません。そのため、入社後にどう活躍するのかを明確にし、成長意欲をアピールしましょう。
タイプ別7選!企業理念に基づいた志望動機の例文
志望動機を作成するうえで、企業理念との共通点を見出すことは、自身の価値観や志向性を企業に効果的に伝えるための大きな武器になります。
しかし「企業理念に共感」と言っても、その言葉だけでは抽象的すぎて説得力に欠けてしまうケースも少なくありません。
本章では、業界ごとに異なる企業理念の特徴を踏まえた志望動機の例文を紹介します。業界別の考え方や伝え方の違いにも注目してみてください。
1. IT業界×変化を恐れず挑戦する企業姿勢に共感した
2. 通信業界×革新を生み出す仕組みに魅力を感じた
3. 人材業界×新たな価値を創出する取り組みに引かれた
4. 食品業界×安心・安全で生活を支える姿勢に共感した
5. エンタメ業界×人々の暮らしを彩る企業姿勢に惹かれた
6. 小売業界×社員を大切にする価値観と自身の考えが一致した
7. 鉄鋼業界×長期的な信頼構築を重視する姿勢に共感した
さらに今回は、現在も就活生を内定に導いている現役のキャリアアドバイザーが、7つの例文を本気で添削!どんなポイントに注目して書くべきか知りたい人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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①IT業界×変化を恐れず挑戦する企業姿勢に共感した
IT業界の企業理念に共感する姿勢を軸に、自身の経験を具体的にアピールした志望動機例文です。
企業理念を活かした志望動機を作る際は、「企業の理念と今までの経験」をうまく繋げることが重要になります。
【結論】 貴社の「変化を恐れず挑戦し続ける」という企業理念に強く共感し、 |
添削コメント|「ITの力でより良い未来を創造する」という表現はやや漠然としている印象がありました。「ITの側面から社会課題を解決」「同じ志を持つ仲間と共に価値を創造したい」と具体的なキーワードを用いて、自分の意思と企業理念がつながるようにしています。 |
【根拠となるエピソード】 この思いの原点は、大学時代にゼミで取り組んだアプリ開発プロジェクトでの経験にあります。 |
添削コメント|「時代やニーズの変化に柔軟に対応する重要性を痛感した」では、範囲が大きすぎるのとゼミのプロジェクトからは飛躍している印象があるため修正しました。修正後は、具体的な出来事(アイデアの見直し)など現実味のある内容にしました。 |
【エピソード詳細】 私たちのチームは、学生の学習管理を支援するアプリを企画しましたが、 |
添削コメント|「ユーザーの関心を得られず」という表現では失敗の具体像が不明で、その後に続く自身の行動の説得力が弱くなっていました。改善文では、具体的な原因と修正の内容を説明し、成果に至ったプロセスを明確に伝える構成にしています。 |
【企業を選んだ理由】 |
添削コメント|もとの文章ではどんな企業理念において自分の価値観が重なっているのかが不明瞭であったため、修正後は企業の理念を直接引用し、自分の経験と価値観に結び付けています。 |
【入社後】 入社後は、常に新しい技術や価値観を吸収し、 |
添削コメント|「柔軟に対応できるエンジニア」という表現は能力のアピールとしては漠然としており、成長意欲や具体的な行動が読み取れません。修正後は、問題発見力や主体性など職種適性とリンクする行動が伝わる内容に改善しています。 |
【NGポイント】
志望動機や将来像において、抽象的な表現が多く見られ、応募者の人物像や志望の根拠が曖昧になっていました。また、企業理念と自身の価値観の繋がりが説明不足で、共感の理由に説得力がなかった点も課題です。
【添削内容】
抽象的な表現を削除・具体化し、当時の状況や課題、自身の行動を具体的に伝えました。また、企業理念と価値観の一致していることを明確に示し、読み手が納得しやすい構成に修正しています。
【どう変わった?】
志望動機の説得力が向上し、企業のビジョンとの一致や就活生自身の挑戦の姿勢が伝わる内容になりました。企業側から見ても、「この理念に共感し、活躍してくれそうだ」と期待できる内容になっているでしょう。
・自身の経験を企業理念に結び付ける ・エピソードは状況や背景を具体的に伝える ・入社後の展望は主体性や成長意欲を示す |
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②通信業界×革新を生み出す仕組みに魅力を感じた
通信インフラを担う企業理念への共感を主軸に据えた志望動機例文です。
通信業界における「革新」や「仕組みづくり」への関心を軸とする場合、企業理念と自身の経験がどう結びつくかを示すことが重要です。
【結論】 貴社の「革新を生み出す仕組みづくり」という理念に深く共感し、 |
添削コメント|「社会変革に貢献したい」と思う理由が不明確なため、説得力がない印象でした。そこで、自身の具体的な経験と企業理念をつなげ直し、根拠を明確にしました。 |
【根拠となるエピソード】 私が理念に共感した背景には、大学でのゼミ活動を通じて「仕組みで人の行動が変わる」体験をしたことがあります。 |
添削コメント|この一文は、理念との接点や志望動機の根拠が端的に表現されています。大学生活でのリアルな経験がきっかけであることが簡潔かつ分かりやすく述べられているでしょう。 |
【エピソード詳細】 ゼミでは、地域の高齢者が使いやすい情報アプリの設計に取り組みました。操作方法や画面構成を工夫する中で、参加者のITへの抵抗感が徐々に薄れ、 |
添削コメント|「自発的に活用された」という表現は、読んだ側に内容が伝わりにくい印象があります。より当時の状況をイメージできるような具体的な事実に言い換えることで、読者に行動変容の様子が明確に伝わるようになりました。 |
【企業を選んだ理由】 通信は社会インフラとして日々進化を求められる分野であり、中でも貴社は、 |
添削コメント|もとの文章で理念の具体内容が不明確で曖昧な文章になっていました。改善後は「AI・IoTを用いた革新性」など企業の具体的な事業例を盛り込みつつ、理念の具体的な内容にも言及しています。 |
【入社後】 入社後は、通信技術と企画の力をかけ合わせ、 |
添削コメント|もとの文章は、具体的な仕事内容やどんな課題を解決したいのか不明瞭でした。改善後は「高齢者やデジタル弱者も含めた幅広い利用者」や「利用格差の解消や生活の質向上」といった具体的な対象者や課題・目標に言及し、志望意欲をアピールしています。 |
【NGポイント】
「社会変革に貢献したい」「社会課題を解決したい」といった言葉の根拠がなく、説得力がない点が課題でした。また、応募企業の特徴と志望理由とのつながりが曖昧で、「その企業を選ぶ理由」が弱い印象でした。
【添削内容】
企業理念と自分の経験を結びつけ、抽象的な表現は具体的な行動やエピソードを補足しました。また、企業の革新的な取り組みの一例としてAIやIoTを挙げることで、企業選びの根拠にも具体性を持たせました。
【どう変わった?】
自分の経験や価値観とどう重なるのかを具体的に示せたことで、説得力が増しました。また、企業選びの理由や入社後の展望に具体的な情報を補足したことで、企業への熱意が伝わる構成になりました。
・企業理念とのつながりは経験を通して示す ・企業の特徴と企業理念を明記する ・入社後の姿は業務内容に言及して書く |
③人材業界×新たな価値を創出する取り組みに引かれた
人材業界の企業理念に共感した動機を起点に、学生時代の経験と結び付けた志望動機を添削しています。
企業理念との接点を「共感」で終わらせず、経験と絡めて説得力を持たせることが大切です。
【結論】 貴社の「人と組織の可能性を信じ、社会に新たな価値を創出する」という企業理念 |
添削コメント|理念への共感を述べるだけでは説得力に欠けます。自分の経験を通じた得た実感や価値観とつなげることで、志望理由に説得力が生まれます。 |
【根拠となるエピソード】 私が「人の可能性」に関心を持つようになったきっかけは、 |
添削コメント|「アルバイト経験」という表現だけではどんなアルバイトか内容が伝わりません。具体的に「塾講師としての勤務」と示し、自分がどう人と関わったかまで伝えることで根拠を明確にしています。 |
【エピソード詳細】 大学で学業と並行して塾講師のアルバイトをしていた際、 |
添削コメント|抽象的な言い回しを避け、実際に自身が取った行動や成果、影響などを具体的に示しました。特に人材業界では「変化を促す力」が評価されるため、行動の結果まで伝えることが大切です。 |
【企業を選んだ理由】 人と企業の成長を支える人材業界の中でも、貴社は |
添削コメント|「多面的なアプローチ」といったどの企業にも当てはまりそうな曖昧な表現では、志望度の高さが伝わりません。「なぜその企業か」を示すには、具体的な企業の取り組みと自分の価値観を関連づけて伝えることが大切です。 |
【入社後】 入社後は、 |
添削コメント|入社後に「どう行動するか」に言及することで自身の熱意が伝わります。企業に対する自分なりの貢献像を持つことが選考通過のカギとなります。 |
【NGポイント】
企業理念への共感が「共感した」の一言で終わっていた点やエピソードが抽象的で行動・成果が不明確だった点が、説得力がない要因になっていました。また、入社後の活躍像も曖昧な印象がありました。
【添削内容】
企業の事業内容と自分の価値観や経験をつなぐことで、企業選びの理由に独自性を持たせ、説得力を高めました。また、エピソードでは自身の行動と成果を示し、根拠を補強しています。
【どう変わった?】
企業理念と自身の価値観の一致が明確になりました。これにより、志望熱意や貢献意欲がより伝わるようになったため、企業側に「共に働きたい」と思ってもらえる志望動機になっているでしょう。
・入社後の熱意をアピールする ・エピソードは行動と成果で裏付ける ・企業選びの理由は独自の取り組みに言及する |
④食品業界×安心・安全で生活を支える姿勢に共感した
小学生時代の実体験を軸に、食品の安心・安全に対する関心を示した志望動機例文です。
自身の行動や企業の取り組みと結びつけることで、説得力のある志望動機に仕上げています。
【結論】 私は、貴社の「安心・安全な食品を通じて人々の生活を支える」という企業理念に強く共感し、志望いたしました。 |
添削コメント|志望理由が端的に伝えられています。企業理念のキーワードを引用しており、どんな理念に共感しているのかが明確に伝わります。 |
【根拠となるエピソード】 私がこの理念に共感したきっかけは、 |
添削コメント|「家族が体調を崩し」だけでは当時の状況の具体性に乏しく、なぜ食品の安心・安全に関心を持ったかの必然性が伝わりにくくなっていました。さらに、食品の選び方や安全をより意識する必要があったことを伝えるために「家族のアレルギー対応経験」に変更しました。 |
【エピソード詳細】 |
添削コメント|「栄養バランスを意識して食事を用意する」は高校生の行動としてやや非現実的であるので、自分の立場からできた行動や家族全員で行った行動に修正しました。 |
【企業を選んだ理由】 数ある食品企業の中でも、貴社は「品質への妥協を許さない姿勢」と「持続可能な取り組み」を一貫して掲げており、生活者の安心を最優先に行動している点に深く共感しました。 |
添削コメント|後半部分が抽象的だったため、企業理念のどこに共感し、どのように自分が役立つのかが見えづらくなっていました。改善後は、企業の具体的な取り組み(アレルギー対応・表示の正確性)と自身の学びを繋げ、企業研究の深さと貢献意欲が伝わる内容にしました。 |
【入社後】 入社後は、食の安全を第一に考え、 |
添削コメント|「信頼される商品づくり」は抽象的かつ具体的な業務内容と結びついていなかったため、「食品表示や品質チェック」という業務内容に即した行動に言い換えました。企業側も入社後の姿をイメージしやすくなります。 |
【NGポイント】
志望動機の軸となる体験がやや抽象的で、漠然とした説明になっていたため、食品業界を目指す動機が十分に伝わっていませんでした。また、企業を選んだ理由や入社後の姿も説得力があまりない印象でした。
【添削内容】
エピソードは納得感のある経験に変更し、食品の安全への関心を自然に示しました。さらに、大学での学びや企業研究を具体的に記述し、企業に応募した理由の説得力を高めました。
【どう変わった?】
志望理由と企業理念との繋がりが強まり、エピソードの具体性も向上したことで、読み手が納得しやすい内容になりました。企業の特性を踏まえた熱意や、入社後の明確なビジョンが示されるように修正されました。
・自分の立場からできた行動を述べる ・企業の特徴と自身の経験や学びを結び付ける ・入社後の業務への貢献を具体化する |
⑤エンタメ業界×人々の暮らしを彩る企業姿勢に惹かれた
エンタメを通じて感動を届けたい意志と企業理念を結びつけている志望動機を添削しています。
企業理念への共感をアピールする際は、「自身の経験」や「自分が取った行動」と応募企業の特徴を紐づけて表現することが重要です。
【結論】 人々の心を豊かにするという貴社の企業理念に深く共感し、 |
添削コメント|「その一翼を担いたい」では志望理由として曖昧なため、企業理念につながる自身の想いや意欲に書き換えました。エンタメ業界という文脈も明確にしています。 |
【根拠となるエピソード】 私がエンタメ業界を志すようになったきっかけは、高校時代に文化祭で企画運営を担当した経験です。自分たちの考えた企画で来場者が笑顔になる様子を見て、 |
添削コメント|「人の心に残る時間を生み出す」だけではエンタメとの関連性があまり見えないため、「人々の感情を動かし、非日常の楽しさを届けるエンタメの力」と表現し、エンタメの役割を実感できる経験であったことをアピールしました。 |
【エピソード詳細】 特に印象に残っているのは、子ども向けのイベントで絵本をテーマにした体験型ブースを設けたことです。子どもたちが物語の世界に入り込む様子を見て、 |
添削コメント|「『記憶に残る体験』を届ける力の大きさを知った」だけではなぜそう感じたかの根拠に乏しいため、「企画次第で心に残る体験をつくれることに気づいた」という具体的な気づきの理由を加えました。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は「心を動かす瞬間をつくる」という理念のもと、エンタメを通じて人々の暮らしを豊かにする姿勢を貫いておられます。 |
添削コメント|「価値観と一致」という言葉だけでは、情報が足りない印象があります。そのため、企業の具体的な取り組み(共創型コンテンツ)を挙げて、志望理由の独自性と説得力を高めました。 |
【入社後】 入社後は、ユーザー目線で価値ある企画を提案し、 |
添削コメント|「心に残る体験」は基準が曖昧であり、再現性やスキルが伝わりにくいため、「現場の声に基づく企画開発」といった具体的な行動内容に変更しました。業務理解や主体性が感じられる文章になっています。 |
【NGポイント】
内容が全体的に抽象的で、エンタメ業界を志望する根拠や、企業理念と自身の価値観との繋がりが曖昧でした。また、どのように活躍したいのかが具体性に欠けていた点も志望度の高さが伝わらない要因でした。
【添削内容】
具体的な体験や行動を示し、エンタメ業界との結びつきや企業理念とのつながりを明確にしました。また、企業の具体的な取り組みを志望の根拠に含めたことで説得力を高めています。
【どう変わった?】
志望動機に具体性と再現性が生まれ、企業の理念に対する共感も行動で裏付けられたたことで、説得力ある文章になりました。企業が「入社後の活躍イメージ」を持ちやすくなっています。
・エピソードを企業理念に繋げる ・企業理念と企業の特徴に言及する ・入社後の貢献像を詳細に描く |
⑥小売業界×社員を大切にする価値観と自身の考えが一致した
社員を大切にする理念に共感したことを軸に小売業界を志望している方の志望動機を添削しました。
企業理念に共感する志望動機では、共感の根拠や自身の経験との接点を具体的に示すことが重要です。
【結論】 私は、社員一人ひとりを大切にする貴社の企業理念に強く共感し、 |
添削コメント|「共に成長できる環境で〜」では、企業理念との結びつきが弱いです。「理念が現場に浸透している」とすることで、企業理念及び企業に対する具体的な共感ポイントが明確になり、志望理由に説得力が増します。 |
【根拠となるエピソード】 大学時代、アルバイト先で新人の育成を担当した経験から、 |
添削コメント|「人を支えることの重要性を実感」では漠然としており、エピソードの根拠として説得力に欠けます。「一緒に働く仲間が安心して成長できる環境づくり」という表現に変えることで、実体験に基づいた話であることと信憑性を高めました。 |
【エピソード詳細】 初めは自分の業務で精一杯でしたが、店長から「チーム全体で新人を支えてほしい」と頼まれ、 |
添削コメント|もとの文章では自身が行った取り組みの具体性がなく、何をしたことがどうチームに影響を与えたのかが伝わりにくかったです。添削後は、具体的な行動や成果を述べることでエピソードに具体性を持たせ、納得感のある内容にしています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社が「社員の幸福と成長が企業の成長につながる」と掲げ、 |
添削コメント|「制度を整えている点に惹かれました」は抽象的で、他社にも通用する表現です。実際の制度内容や「現場の声が反映されている点」などを示すことで、企業研究の深さや熱意が伝わりやすくなります。 |
【入社後】 入社後は、まず接客を通じてお客様との信頼関係を築きながら、自らも積極的に学び続けたうえで、 |
添削コメント|「チーム全体の成長を支える存在になりたい」は前向きながら抽象的で、企業にとっての具体的な貢献像が見えません。「後輩育成」や「環境づくり」といった具体性を加えることで、どのような貢献をしていくのかのイメージが伝わりやすくなります。 |
【NGポイント】
「~~を支える」といった言葉が多く使われいますが、具体的な経験や行動と結びついていない点が課題でした。その業界・企業を選ぶ理由に説得力がなく、志望度が低く見られるおそれがありました。
【添削内容】
抽象的な表現やエピソードに対して、実体験や自身の行動内容、成果を補足しました。また、企業の理念を「共感している」だけでなく、「その理念が実際にどのように実践されているか」まで触れています。
【どう変わった?】
企業理念に対する理解と共感が、経験・行動・成果にしっかりと結びついたことで、志望動機に一貫性と説得力が生まれました。実際の現場でも活躍できそうだと感じられる内容になったでしょう。
・企業理念への共感は自分の経験と結びつける ・チーム活動への理解を示す ・入社後の貢献像を明確に描く |
⑦鉄鋼業界×長期的な信頼構築を重視する姿勢に共感した
鉄鋼業界の企業理念と自身の経験を結びつけた志望動機を添削しました。
信頼関係の大切さや自身が信頼を獲得するためにどう向き合っていくのかを明確にしましょう。
【結論】 貴社が掲げる「地域・社会との信頼関係を長期的に築く」という企業理念に深く共感し、 |
添削コメント|「その実現に貢献したい」では応募者側の意図が伝わらず、企業への具体的な関わり方が読み取れません。改善案では、企業理念と自身の行動を繋げることにより、「自分が企業の一員としてどう貢献したいか」を示せています。 |
【根拠となるエピソード】 私は大学時代、地域商店街の活性化を目指す学生団体に所属し、 |
添削コメント|元の文章は、地域との信頼関係を築くことの重要性を実感するまでの過程が書かれておらず、読み手に具体的な状況や行動が伝わりません。改善後は、「地域の方々と粘り強く向き合う中で」意義を感じたという経緯を明らかにしています。 |
【エピソード詳細】 商店街の方々との交流を重ねる中で、すぐに結果を出すことよりも、相手の声に耳を傾け、誠実な対応を続けることが信頼につながると学びました。この経験を通じて、 |
添削コメント|もとの文章は、どのような経緯でどんな価値観が形成されたかがわかりにくかったです。添削後では、行動に基づいた価値観の変化を説明し、論理的にエピソードの詳細を伝えています。 |
【企業を選んだ理由】 貴社は創業以来、地域や取引先との長期的なパートナーシップを大切にし、鉄鋼というインフラの根幹を支える存在として信頼を積み重ねてきました。 |
添削コメント|「価値観と合致しているため、惹かれた」では志望理由として曖昧です。修正後は、企業理念との具体的な価値観の一致と自分の強みを言語化し、志望動機を明確かつ説得力を持って伝えています。 |
【入社後】 入社後は、まずは現場での業務を通じて製造や品質管理への理解を深め、 |
添削コメント|もとの文章はややありきたりな印象がありました。添削では、自身の業務への姿勢と向き合い方を明確にし、どのような在り方で信頼を築くかまで具体化しています。 |
【NGポイント】
文章全体として抽象的な表現が多く、企業理念と自分の経験との結びつきが弱い印象がありました。また、エピソードにおける状況や行動の経緯や価値観の変化が伝わりづらくなっていました。
【添削内容】
具体的な状況・行動・考え方を明示するよう修正しました。特に「どんな価値観を持っているか」「なぜその企業で貢献したいのか」を明確にし、志望動機の納得感を高めています。
【どう変わった?】
志望動機としての一貫性と説得力が高まりました。「理念に共感した」だけではなく、過去の経験や自身の価値観の中にその理念を大事にする姿勢があることを伝えており、適性や熱意が伝わる内容になっています。
・信頼関係の大切さを理解していることを示す ・企業理念と自身の価値観を繋げる ・入社後の姿勢は業務への向き合い方を述べる |
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企業理念に共感した志望動機を書く際に気をつけること
では最後に、企業理念に共感した志望動機を書く際に気をつける点を2つ紹介します。
- その企業特有の志望動機にする
- 捉え方を間違えない
①その企業特有の志望動機にする
企業の理念に対する共感を軸に志望動機を述べる際、一般的な理由は避けた方が良いでしょう。なぜなら、そのような理由は他の就活生と変わらず、自分だけの特徴をアピールできないためです。
さらに、どの企業にも当てはまるような動機では、「なぜこの企業なのか」という疑問を持たれかねません。したがって、その企業ならではの志望動機を練り上げることが、採用への近道と言えるでしょう。
②捉え方を間違えない
企業理念に基づいた志望動機を作る際には、その理念を正しく理解しましょう。誤った解釈に基づく動機は、企業の価値観との不一致を招き、採用担当者に誤った印象を与える恐れがあります。
そのため、企業理念を深く掘り下げ、その背景や事業内容に至るまで研究してください。そうすることで、自分がその企業に真剣に取り組む意欲を示せるのです。
企業理念をよく調べて志望動機を作成しよう
企業理念に対する共感は、採用担当者からの評価は高いでしょう。しかし、ただ共感するだけでは不十分です。
その企業独自の理念を深く理解し、それに基づいた動機を明確にすることが、採用への強いアピールとなりますよ。
まずは志望動機を作ってみる
この記事を書いた人
編集部
「就活に苦しむ学生を減らしたい」をモットーに、志望動機やES、面接対策など、多種多様な就活の困りごとを解決するための記事を日々発信。700以上の記事で就活生の悩みに対処しつつ、就活の専門家であるキャリアアドバイザーの監修により、最後まで内定を狙える就活の方法を伝授し続けています。